JP2758189B2 - ステレオ音声伝送システム - Google Patents

ステレオ音声伝送システム

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JP2758189B2
JP2758189B2 JP1021476A JP2147689A JP2758189B2 JP 2758189 B2 JP2758189 B2 JP 2758189B2 JP 1021476 A JP1021476 A JP 1021476A JP 2147689 A JP2147689 A JP 2147689A JP 2758189 B2 JP2758189 B2 JP 2758189B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は符号化装置、復号化装置及びステレオ信号伝
送システムに関する。
(従来の技術) 従来のステレオ音声伝送システムとしては、本発明者
が提案した特開昭61−82840号に開示したものがある。
そのステレオ音声伝送システムは、ステレオ音声の伝
送において、複数チャネルの音声をそれらのうちの1チ
ャネル分である主音声と、主音声とのチャネル間の相関
を除去した残りのチャネルの音声を副音声として、主音
声より少ない伝送速度で伝送し、受信側では副音声と主
音声よりチャネル間相関特性を推定し、残差信号である
副音声から主音声以外のチャネルの音声を再生するもの
である。
このステレオ音声伝送システムによれば、チャネル毎
に従来のモノラル音声符号化を適用した場合よりも、よ
り少ない伝送速度で単独発言が高品質のステレオ音声と
して伝送されるとともに、複数発言時にも副音声の量子
化雑音が一時的に増加するものの、音像の乱れない良好
な通信ができる利点がある。
しかしながら、このようなステレオ音声伝送システム
では、単一帯域の処理を前提としているので、CCITT勧
告G722として勧告された広帯域音声符号化方式にこのス
テレオ音声伝送システムをそのまま適用することはでき
ないという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) このように従来のステレオ音声伝送システムは、広帯
域の音声を処理する場合、そのままでは適用できないと
いう問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは広帯域の音声にも適用できる符号
化装置、復号化装置及びステレオ信号伝送システムを提
供することである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために第1の本発明は、主音声チ
ャネル及び副音声チャネルを含む複数のチャネルのステ
レオ信号を該チャネルごとに複数の帯域に分割する手段
と、前記分割された複数帯域のうち少なくとも1つの帯
域について前記主音声チャネルに係る部分帯域ステレオ
信号と前記副音声チャネルに係る部分帯域ステレオ信号
との間の相関成分を推定する手段と、前記推定されたチ
ャネル間の相関成分を前記副音声チャネルに係る部分帯
域ステレオ信号から除去して残差成分を生成する手段
と、前記生成された残差成分と、前記主音声チャネルに
係る部分帯域ステレオ信号とを符号化する手段とを具備
することを特徴とする。
また第2の本発明は、主音声チャネル及び副音声チャ
ネルを含む複数のチャネルから構成されるステレオ音声
を各チャネルごとに複数の帯域に分割して得られる信号
のうち、前記主音声チャネルの分割された部分帯域に係
る信号である第1の信号及び前記副音声チャネルの分割
された複数帯域のうち低域に係る信号から該主音声チャ
ネル及び副音声チャネルの信号の間の相関成分を除去し
た残差信号である第2の信号を受信する手段と、前記第
1の信号から、前記複数帯域からなる主音声に係る信号
を復号化する手段と、前記第1の信号の前記分割された
複数帯域の各々の部分帯域信号及び前記第2の信号か
ら、前記主音声チャネルに係る信号と前記副音声チャネ
ルに係る信号との間の相関成分を推定する手段と、前記
相関成分及び前記第1の信号から、前記複数帯域からな
る副音声に係る信号を予測し復号化する手段とを具備す
ることを特徴とする。
また第3の本発明は、主音声チャネル及び副音声チャ
ネルを含む複数のチャネルから構成されるステレオ音声
を各チャネルごとに複数の帯域に分割して得られる信号
のうち、前記主音声チャネルの分割された部分帯域に係
る信号である第1の信号及び前記副音声チャネルの分割
された複数帯域のうち低域に係る信号から該主音声チャ
ネル及び副音声チャネルの信号の間の相関成分を除去し
た残差信号である第2の信号を受信する手段と、前記第
1の信号から、前記複数帯域からなる主音声に係る信号
を復号化する手段と、前記第1の信号の前記分割された
複数帯域の各々の部分帯域信号から前記主音声チャネル
に係る信号と前記副音声チャネルに係る信号との間の相
関関係を推定し、この相関関係及び前記第2の信号によ
り前記主音声チャネルに係る信号と前記副音声チャネル
に係る信号との間の相関成分を推定する手段と、前記相
関成分及び前記第1の信号から、前記複数帯域からなる
副音声に係る信号を予測し復号化する手段とを具備する
ことを特徴とする。
また第4の本発明は、主音声チャネル及び副音声チャ
ネルを含む複数のチャネルのステレオ信号を入力し、該
各チャネルの信号を複数の帯域に分割して符号化する符
号化装置を備える送信側と、前記複数の帯域に分割され
て符号化された複数のチャネルのステレオ信号を復号化
する復号化装置を備える受信側とを具備するステレオ信
号伝送システムにおいて、前記送信側は、前記分割され
た複数帯域のうち少なくとも1つの帯域について前記主
音声チャネルに係る部分帯域ステレオ信号と前記副音声
チャネルに係る部分帯域ステレオ信号との間の相関成分
を推定する手段と、前記推定されたチャネル間の相関成
分を前記副音声チャネルに係る部分帯域ステレオ信号か
ら除去して残差成分を生成する手段と、前記生成された
残差成分と、前記主音声チャネルに係る部分帯域ステレ
オ信号とを符号化する手段とを具備することを特徴とす
る符号化装置を備え、前記受信側は、主音声チャネル及
び副音声チャネルを含む複数のチャネルから構成される
ステレオ音声を各チャネルごとに複数の帯域に分割して
得られる信号のうち、前記主音声チャネルの分割された
部分帯域に係る信号である第1の信号及び前記副音声チ
ャネルの分割された複数帯域のうち低域に係る第2の信
号を受信する手段と、前記第1の信号から、前記複数帯
域からなる主音声に係る信号を復号化する手段と、前記
第1の信号の前記分割された複数帯域の各々の部分帯域
信号及び前記第2の信号から、前記主音声チャネルに係
る信号と前記副音声チャネルに係る信号との間の相関成
分を推定する手段と、前記相関成分及び前記第1の信号
から、前記複数帯域からなる副音声に係る信号を予測し
復号化する手段とを具備することを特徴とする復号化装
置を備えることを特徴とする。
また第5の本発明は、主音声チャネル及び副音声チャ
ネルを含む複数のチャネルのステレオ信号を入力し、該
各チャネルの信号を複数の帯域に分割して符号化する符
号化装置を備える送信側と、前記複数の帯域に分割され
て符号化された複数のチャネルのステレオ信号を復号化
する復号化装置を備える受信側とを具備するステレオ信
号伝送システムにおいて、前記送信側は、前記分割され
た複数帯域のうち少なくとも1つの帯域について前記主
音声チャネルに係る部分帯域ステレオ信号と前記副音声
チャネルに係る部分帯域ステレオ信号との間の相関成分
を推定する手段と、前記推定されたチャネル間の相関成
分を前記副音声チャネルに係る部分帯域ステレオ信号か
ら除去して残差成分を生成する手段と、前記生成された
残差成分と、前記主音声チャネルに係る部分帯域ステレ
オ信号とを符号化する手段とを具備することを特徴とす
る符号化装置を備え、前記受信側は、主音声チャネル及
び副音声チャネルを含む複数のチャネルから構成される
ステレオ音声を各チャネルごとに複数の帯域に分割して
得られる信号のうち、前記主音声チャネルの分割された
部分帯域に係る信号である第1の信号及び前記副音声チ
ャネルの分割された複数帯域のうち低域に係る信号から
該主音声チャネル及び副音声チャネルの信号の相関成分
を除去した残差信号である第2の信号を受信する手段
と、前記第1の信号から、前記複数帯域からなる主音声
に係る信号を復号化する手段と、前記第1の信号の前記
分割された複数帯域の各々の部分帯域信号から前記主音
声チャネルに係る信号と前記副音声チャネルに係る信号
との間の相関関係を推定し、この相関関係及び前記第2
の信号により前記主音声チャネルに係る信号と前記副音
声チャネルに係る信号との間の相関成分を推定する手段
と、前記相関成分及び前記第1の信号から、前記複数帯
域からなる副音声に係る信号を予測し復号化する手段と
を具備することを特徴とする復号化装置を備えることを
特徴とする。
(作用) 本発明では入力信号を複数のチャネルに分割し、その
中の1チャネルを主チャネル信号とし、この主チャネル
信号をM個の複数の部分帯域に分割し受信側に送る。ま
た、主チャネルのある部分帯域に対応する部分帯域の信
号を副チャネル部分帯域信号として抽出し、この副チャ
ネル部分帯域信号と主チャネル部分帯域信号との相関を
用いて副チャネル部分帯域残差信号を生成して受信側に
送る。
受信側では受信された主チャネル部分帯域信号と副チ
ャネル部分帯域残差信号から複数の副チャネル部分帯域
信号を推定する。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の一実施例を詳に説明す
る。
第1図は本発明の原理を示す構成図である。
送信側においてはN個のマイクロホン1−1、…1−
Nが配置される。主チャネル信号用のマイクロホン1−
1に入力された音声信号は2分割されてローパスフィル
タ(LPF)3およびハイパスフィルタ(HPF)5に入力さ
れる。このローパスフィルタ3およびハイパスフィルタ
5はマイクロホン1−1から入力される主チャネル信号
を高域および低域の二つの部分帯域信号に分割するもの
である。
ローパスフィルタ3およびハイパスフィルタ5の出力
信号はそれぞれ伝送路7、9を介して受信側に送られ
る。
伝送路7を介して送られる信号はローパスフィルタ11
を介して加算器15に送られ、伝送路9を介して送られる
信号はハイパスフィルタ13を介して加算器15に送られ
る。加算器15はローパスフィルタ11およびハイパスフィ
ルタ13から送られる部分帯域信号を合成してスピーカ17
に送る。スピーカ17は合成された信号を音声に変換す
る。
マイクロホン1−2、…1−Nは副チャネル信号を集
音するものであり、集音された信号はローパスフィルタ
19−1、…19−(N−1)に送られる。
ローパスフィルタ19−1、…19−(N−1)はローパ
スフィルタ3と同一の帯域の信号を通過させるものであ
り、それぞれ副チャネル信号から主チャネル信号のうち
のローパスフィルタ3を通過した部分帯域と同一の帯域
の信号を抽出するものである。
適応フィルタ20−1、…20−(N−1)は主チャネル
信号のうちローパスフィルタ3を通過した部分帯域信号
と副チャネル信号のうちローパスフィルタ19−1、…19
−(N−1)によって抽出された部分帯域信号との相関
を用いて副チャネルの部分帯域推定信号を推定するもの
である。
減算器21−1、…21−(N−2)はそれぞれローパス
フィルタ19−1、…19−(N−1)によって抽出された
副チャネル部分帯域信号から適応フィルタ20−1、…20
−(N−1)によって推定された副チャネル部分帯域推
定信号を差引いて副チャネル部分帯域残差信号を生成す
るものである。
伝送路23−1、…23−(N−1)は副チャネル部分帯
域残差信号を受信側に送る。
受信側の適応フィルタ25−1、…25−(N−1)は伝
送路7を介して受信された主チャネル部分帯域信号に対
して伝送路23−1、…23−(N−1)を介して送られて
くる副チャネル部分帯域残差信号により副チャネルの低
域部の部分帯域信号を推定する。
同様にフィルタ27−1、…27−(N−1)は副チャネ
ルの高域部の部分帯域信号を推定する。
フィルタ27−1の出力信号はハイパスフィルタ29−1
を介して加算器33−1に送られる。フィルタ25−1の出
力信号はローパスフィルタ31−1を介して加算器33−1
に送られる。
加算器33−1はハイパスフィルタ29−1から送られる
副チャネルの高域部の部分帯域信号とローパスフィルタ
31−1から送られる副チャネルの低域部の部分帯域信号
を合成してスピーカ35−1に送る。
適応フィルタ25−(N−1)、フィルタ27−(N−
1)、ハイパスフィルタ29−(N−1)、ローパスフィ
ルタ31−(N−1)、加算器33−(N−1)、スピーカ
35−(N−1)は適応フィルタ25−1、フィルタ27−1
等と同様の働きをする。
同図において符号91は主チャネル部分帯域信号を生成
する主チャネル部分帯域生成部、符号97は主チャネルの
部分帯域信号を合成する第1の合成部、符号99は副チャ
ネル部分帯域信号を抽出する抽出部、符号101は副チャ
ネル部分帯域信号を推定する第1の推定部としての適応
フィルタ20および副チャネル部分帯域残差信号生成部と
しての減算器21からなる相関除去部、符号107は副チャ
ネル部分帯域信号を推定する第2の推定部、符号109は
副チャネル部分帯域信号を合成する第2の合成部であ
る。
本実施例では受信された高域部の主チャネル部分帯域
信号と低域部の主チャネル部分帯域信号に対して伝送路
23−1を介して送られてくる低域部の副チャネル部分帯
域残差信号を用いて副チャネルの高域部の部分帯域信号
と低域部の部分帯域信号とを推定し、推定された信号を
合成することによって副チャネル信号を得る。
このため、広帯域の音声に対してもステレオ音声伝送
が可能となる。
第2図は本実施例のさらに詳細な構成を示したもので
ある。
同図は副チャネルが一つの場合を示している。このス
テレオ音声伝送システムはマイクロホン1−1、1−
2、スピーカ17、35−1、主チャネル部分帯域生成部9
1、主チャネル符号化部93、主チャネル復号化部95、第
1の合成部としての主チャネル合成部97、抽出部99、相
関除去部101、副チャネル符号化部103、副チャネル復号
化部105、推定部としての相関付加部107、第2の合成部
としての副チャネル合成部109からなる。
主チャネル部分帯域生成部91はA/D変換器37、帯域分
割フィルタ3、5からなる。
A/D変換器37はマイクロホン1−1の出力信号X
(w)をADPCM処理のサンプリング周波数fs(たとえば8
KHz)の2倍のf2s(たとえば16KHz)でサンプリング
し、ディジタル変換してディジタル信号X(z′)を生
成する。
(但し、z′=EXP(−2πf/f2s)、fは周波数であ
る。) 帯域分割フィルタ3は低域部のみを通過させ低域部の
主チャネル部分帯域信号を生成する。帯域分割フィルタ
5は高域部のみを通過させ、高域部の主チャネル部分帯
域信号を生成する。
抽出部99はA/D変換器65および低域側の帯域分割フィ
ルタ19−1からなる。
A/D変換器65はマイクロホン1−2の出力信号Y
(w)をf2sでサンプリングしてディジタル信号Y
(z′)を生成する。帯域分割フィルタ19−1はディジ
タル信号Y(z′)のうち低域成分のみを取出す。
リサンプリング部39、41、67はそれぞれ8KHzで再びサ
ンプリングを行い、低域部の主チャネル部分帯域信号XL
(z)、高域部の主チャネル部分帯域信号XH(z)、低域部の
副チャネル部分帯域信号YL′(z)を生成する。
主チャネル符号化部93はコーダ43、47、デコーダ45、
49からなる。
コーダ43、47はたとえばADPCM符号化方式により、た
とえば低域側32kbpsおよび高域側16kbpsで低域部および
高域部の符号化を行う。
デコーダ45、49はADPCM方式の量子化雑音の加わった
ローカルデコード信号XL′(z)、XH′(z)を生成す
る。
副チャネル符号化部103はコーダ71、デコーダ73から
なる。
コーダ71は後述する相関除去部101でチャネル間相関
が除去された信号EL(z)を符号化する。デコーダ73はコ
ーダ71の出力信号をデコードしてローカルデコード信号
EL′(z)を生成する。
相関除去部101は適応フィルタ20−1、遅延回路69、
減算器22−1からなる。
適応フィルタ20−1はデコーダ45の出力信号XL
(z)と副チャネル符号化部103の出力信号EL′(z)
によって副チャネルの予測信号L(z)を得る。遅延回路
69は副チャネル部分帯域信号YL′(z)を一定時間遅延
させる。
加算器22−1は遅延回路69を介して送られてくる信号
YL′(z)から予測信号L(z)を差引いて副チャネル部
分帯域残差信号EL(z)を生成して、副チャネル符号化部1
03に送る。
適応フィルタ20−1の学習は、デコーダ73の出力信号
EL′(z)により、この電力を最小にするように学習同
定方等の学習アルゴリズムを用いてチャネル間伝達関数
L(z)を推定する。
主チャネル復号化部95はデコーダ51、55、遅延回路5
3、57からなる。
デコーダ51、55は主チャネル部分帯域信号を復号化
し、主チャネル複合信号XL′(z)、XH′(z)を生成
する。
遅延回路53、57はこれらの信号を一定時間遅延させ
る。この遅延回路53、57は相関除去部101で因果率を保
証し、与えた遅延より音像が主チャネル側に移動するの
を防ぐため、主チャネル側にも同一の遅延を与えるもの
である。
リサンプリング部59、61は16KHzでリサンプリング処
理を行う。
主チャネル合成部97は帯域分割フィルタ11、13、加算
器15、D/A変換器63からなる。
リサンプリング部59、61でリサンプリングされた信号
は帯域分割フィルタ11、13を介して加算器15に送られ
る。加算器15はこれらの信号を合成して主チャネルの広
帯域信号を生成する。D/A変換器63はこの信号をアナロ
グ信号に変換する。
スピーカ17はアナログ化された信号を音声に変換す
る。
副チャネル復号化105はデコーダ75からなり、副チャ
ネルの残差信号EL′(z)を生成する。
推定部としての相関付加部107は適応フィルタ25−
1、フィルタ27−1、レベル検出器77、ローパスフィル
タ79、スイッチ81、加算器83からなる。
適応フィルタ25−1は低域側の主チャネル復号信号
XL′(z)および復号残差信号EL′(z)より推定チャ
ネル間伝達関数L(z)を推定することにより、副チャネ
ル予測信号L(z)を生成する。
また、高域側では高域側の推定チャネル間伝達関数
H(z)を用いる変わりに、低域側の推定チャネル間伝達関
H(z)を用いて、副チャネル予測信号H(z)を得る。
すなわち、フィルタ27−1は低域側の推定チャネル間伝
達関数L(z)を用いて、高域側の主チャネル復号信号
XH′(z)を通すことにより、高域側の副チャネル予測
信号H(z)を生成する。
レベル検出器77、ローパスフィルタ79、スイッチ81、
加算器83は同時に二人以上の人間が発言した場合の復号
信号の品質の劣化を防止するものである。
レベル検出器77は信号EL′(z)と副チャネル予測信
L(z)を上回った時には、二人以上が同時に発言
していると判断して、スイッチ81を倒す。ローパスフィ
ルタ79は信号EL′(z)を帯域分割フィルタの折返しの
影響が出ない範囲で帯域制限する。
加算器83は副チャネル予測信号L(z)にスイッチ81を
介して送られてくるローパスフィルタ79の出力信号EL
(z)を加える。
リサンプリング部85、87は16kHzでリサンプリング処
理を行う。
副チャネル合成部109は帯域分割フィルタ29−1、31
−1、加算器33−1、D/A変換器89からなる。高域側の
帯域分割フイルタ29−1と低域側の帯域分割フィルタ31
−1とを通過した信号は、加算器33−1に送られる。加
算器33−1はこれらの信号を合成する。D/A変換器89は
合成された広帯器の副チャネル信号をアナログ信号に変
換する。
スピーカ35−1はD/A変換器89の出力信号を音声に変
換する。
このように本実施例では、相関付加部107においてフ
ィルタ27−1が低域側の推定チャネル間伝達関数L(z)
を用いて、高域側の副チャネル予測信号H(z)を得る。
かくして本実施例によれば、広帯域のステレオ音声伝
送を実現することができる。
なお、第2図においては、2チャネルで帯域分割も2
分割する例をとって説明したが、2チャネル以上のステ
レオ音声伝送や、2帯域以上の分割の場合にも、本発明
を適用することができる。また、相関付加部107におい
ては、低域側から高域側の副チャネル予測信号H(z)を
得るようにしたが、この逆をすることも可能である。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように本発明によれば、広帯域の
ステレオ音声を伝送できるステレオ信号符号化装置、復
号化装置及びステレオ信号伝送システムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るステレオ音声伝送シス
テムの構成の原理図、第2図はステレオ音声伝送システ
ムの具体的な構成を示すブロック図である。 91……主チャネル部分帯域生成部 97……第1の合成部 99……抽出部 101……相関除去部 107……相関付与部 109……副チャネル合成部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04S 1/00 - 7/00 H04B 14/00 H04B 14/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主音声チャネル及び副音声チャネルを含む
    複数のチャネルのステレオ信号を該チャネルごとに複数
    の帯域に分割する手段と、 前記分割された複数帯域のうち少なくとも1つの帯域に
    ついて前記主音声チャネルに係る部分帯域ステレオ信号
    と前記副音声チャネルに係る部分帯域ステレオ信号との
    間の相関成分を推定する手段と、 前記推定されたチャネル間の相関成分を前記副音声チャ
    ネルに係る部分帯域ステレオ信号から除去して残差成分
    を生成する手段と、 前記生成された残差成分と、前記主音声チャネルに係る
    部分帯域ステレオ信号とを符号化する手段と を具備することを特徴とする符号化装置。
  2. 【請求項2】主音声チャネル及び副音声チャネルを含む
    複数のチャネルから構成されるステレオ音声を各チャネ
    ルごとに複数の帯域に分割して得られる信号のうち、前
    記主音声チャネルの分割された部分帯域に係る信号であ
    る第1の信号及び前記副音声チャネルの分割された複数
    帯域のうち低域に係る信号から該主音声チャネル及び副
    音声チャネルの信号の間の相関成分を除去した残差信号
    である第2の信号を受信する手段と、 前記第1の信号から、前記複数帯域からなる主音声に係
    る信号を復号化する手段と、 前記第1の信号の前記分割された複数帯域の各々の部分
    帯域信号及び前記第2の信号から、前記主音声チャネル
    に係る信号と前記副音声チャネルに係る信号との間の相
    関成分を推定する手段と、 前記相関成分及び前記第1の信号から、前記複数帯域か
    らなる副音声に係る信号を予測し復号化する手段と を具備することを特徴とする復号化装置。
  3. 【請求項3】主音声チャネル及び副音声チャネルを含む
    複数のチャネルから構成されるステレオ音声を各チャネ
    ルごとに複数の帯域に分割して得られる信号のうち、前
    記主音声チャネルの分割された部分帯域に係る信号であ
    る第1の信号及び前記副音声チャネルの分割された複数
    帯域のうち低域に係る信号から該主音声チャネル及び副
    音声チャネルの信号の間の相関成分を除去した残差信号
    である第2の信号を受信する手段と、 前記第1の信号から、前記複数帯域からなる主音声に係
    る信号を復号化する手段と、 前記第1の信号の前記分割された複数帯域の各々の部分
    帯域信号から前記主音声チャネルに係る信号と前記副音
    声チャネルに係る信号との間の相関関係を推定し、この
    相関関係及び前記第2の信号により前記主音声チャネル
    に係る信号と前記副音声チャネルに係る信号との間の相
    関成分を推定する手段と、 前記相関成分及び前記第1の信号から、前記複数帯域か
    らなる副音声に係る信号を予測し復号化する手段と を具備することを特徴とする復号化装置。
  4. 【請求項4】主音声チャネル及び副音声チャネルを含む
    複数のチャネルのステレオ信号を入力し、該各チャネル
    の信号を複数の帯域に分割して符号化する符号化装置を
    備える送信側と、前記複数の帯域に分割されて符号化さ
    れた複数のチャネルのステレオ信号を復号化する復号化
    装置を備える受信側とを具備するステレオ信号伝送シス
    テムにおいて、 前記送信側は、 前記分割された複数帯域のうち少なくとも1つの帯域に
    ついて前記主音声チャネルに係る部分帯域ステレオ信号
    と前記副音声チャネルに係る部分帯域ステレオ信号との
    間の相関成分を推定する手段と、 前記推定されたチャネル間の相関成分を前記副音声チャ
    ネルに係る部分帯域ステレオ信号から除去して残差成分
    を生成する手段と、 前記生成された残差成分と、前記主音声チャネルに係る
    部分帯域ステレオ信号とを符号化する手段と を具備することを特徴とする符号化装置を備え、 前記受信側は、 主音声チャネル及び副音声チャネルを含む複数のチャネ
    ルから構成されるステレオ音声を各チャネルごとに複数
    の帯域に分割して得られる信号のうち、前記主音声チャ
    ネルの分割された部分帯域に係る信号である第1の信号
    及び前記副音声チャネルの分割された複数帯域のうち低
    域に係る第2の信号を受信する手段と、 前記第1の信号から、前記複数帯域からなる主音声に係
    る信号を復号化する手段と、 前記第1の信号の前記分割された複数帯域の各々の部分
    帯域信号及び前記第2の信号から、前記主音声チャネル
    に係る信号と前記副音声チャネルに係る信号との間の相
    関成分を推定する手段と、 前記相関成分及び前記第1の信号から、前記複数帯域か
    らなる副音声に係る信号を予測し復号化する手段と を具備することを特徴とする復号化装置 を備えることを特徴とするステレオ信号伝送システム。
  5. 【請求項5】主音声チャネル及び副音声チャネルを含む
    複数のチャネルのステレオ信号を入力し、該各チャネル
    の信号を複数の帯域に分割して符号化する符号化装置を
    備える送信側と、前記複数の帯域に分割されて符号化さ
    れた複数のチャネルのステレオ信号を復号化する復号化
    装置を備える受信側とを具備するステレオ信号伝送シス
    テムにおいて、 前記送信側は、 前記分割された複数帯域のうち少なくとも1つの帯域に
    ついて前記主音声チャネルに係る部分帯域ステレオ信号
    と前記副音声チャネルに係る部分帯域ステレオ信号との
    間の相関成分を推定する手段と、 前記推定されたチャネル間の相関成分を前記副音声チャ
    ネルに係る部分帯域ステレオ信号から除去して残差成分
    を生成する手段と、 前記生成された残差成分と、前記主音声チャネルに係る
    部分帯域ステレオ信号とを符号化する手段と を具備することを特徴とする符号化装置を備え、 前記受信側は、 主音声チャネル及び副音声チャネルを含む複数のチャネ
    ルから構成されるステレオ音声を各チャネルごとに複数
    の帯域に分割して得られる信号のうち、前記主音声チャ
    ネルの分割された部分帯域に係る信号である第1の信号
    及び前記副音声チャネルの分割された複数帯域のうち低
    域に係る信号から該主音声チャネル及び副音声チャネル
    の信号の相関成分を除去した残差信号である第2の信号
    を受信する手段と、 前記第1の信号から、前記複数帯域からなる主音声に係
    る信号を復号化する手段と、 前記第1の信号の前記分割された複数帯域の各々の部分
    帯域信号から前記主音声チャネルに係る信号と前記副音
    声チャネルに係る信号との間の相関関係を推定し、この
    相関関係及び前記第2の信号により前記主音声チャネル
    に係る信号と前記副音声チャネルに係る信号との間の相
    関成分を推定する手段と、 前記相関成分及び前記第1の信号から、前記複数帯域か
    らなる副音声に係る信号を予測し復号化する手段と を具備することを特徴とする復号化装置 を備えることを特徴とするステレオ信号伝送システム。
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