JP2757795B2 - プラズマディスプレイの輝度補償方法及びプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイの輝度補償方法及びプラズマディスプレイ装置

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JP2757795B2 JP6299995A JP29999594A JP2757795B2 JP 2757795 B2 JP2757795 B2 JP 2757795B2 JP 6299995 A JP6299995 A JP 6299995A JP 29999594 A JP29999594 A JP 29999594A JP 2757795 B2 JP2757795 B2 JP 2757795B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマディスプレイに
関し、特にメモリ型プラズマディスプレイの維持パルス
駆動回路にかかる負荷変動による輝度変動の補償に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネル(PDP)
は、薄型構造でちらつきがなく比較的大画面が可能で応
答速度が速く自発光型で蛍光体の利用により多色発光可
能である等の多くの特徴を有しているので、近時、コン
ピュータ関連の表示装置の分野やカラー画像表示の分野
に広く用いられるようになりつつある。
【0003】このPDPには動作方式により、電極が誘
電体で被覆され間接的に交流放電の状態で動作させる交
流放電(AC)型と、電極が放電空間に露出して直接直
流放電の状態で動作させる直流放電(PDP)型とがあ
る。さらに、AC型の駆動は、駆動方式として放電セル
のメモリを利用するメモリ型とそれを利用しないリフレ
ッシュ型とがある。
【0004】ACメモリ型PDPの1つの表示セルの断
面構造を示す図13を参照すると、このPDPは、ガラ
スよりなる第1絶縁基板39、同じくガラスよりなる第
2絶縁基板45、走査電極37、維持電極40、データ
電極44、He,Ne,Xe等またはそれらの混合ガス
が充填される放電ガス空間38、放電ガス空間38を確
保するとともに表示セルを区切る障壁35、放電ガスの
放電により発生する紫外光を可視光に変換する蛍光体4
2、走査電極及び維持電極を覆う絶縁体36、絶縁体3
6を放電より保護する酸化マグネシューム等よりなる保
護膜41、データ電極を覆う絶縁体42とを備える。
【0005】次に、選択された表示セルの放電動作につ
いて説明すると、走査電極37とデータ電極44との間
に放電閾値を越えるパルス電圧すなわちデータパルスを
印加し放電を開始させると、上記データパルスの極性に
対応して正負の電荷が両側の誘電体の表面に吸引される
電荷の堆積が起こる。この電荷の堆積に起因する等価的
な内部電圧すなわち壁電圧は上記データパルスの電圧と
逆極性になるため、上記放電の成長とともにセル内部の
実効電圧が低下し、上記データパルスの電圧が一定値を
保持していても放電が持続できずに遂には停止する。
【0006】このあと、隣接の走査電極37と維持電極
40との間に上記壁電圧と同極性のパルス電圧である維
持パルスを印加すると、上記壁電圧の分が実効電圧とし
て重畳されるため上記維持パルスの電圧振幅が放電閾値
の電圧より低くても表示セルの内部的には閾値を越えて
放電することができる。
【0007】従って、上記維持パルスを走査電極37と
維持電極40の間に印加し続けることにより、上記放電
を維持できる。この機能が上述のメモリ機能である。ま
た、走査電極または維持電極に上記壁電圧を中和するよ
うな大きさ及び幅の低電圧のパルス電圧である消去パル
スを印加することにより放電を停止させることができ
る。
【0008】表示セル34をj×k個の行、列からなる
マトリクス上に配列したドットマトリクス表示用のPD
Pの電極配置に着目した構成を示す図14を参照する
と、この図に示すPDP19は互いに平行に配列された
走査電極Sc1,Sc2,…,Scj及び維持電極Su
1,Su2,…,Sujと、これら走査電極及び維持電
極と直交して配列されたデータ電極D1,D2,…Dk
とを備える。
【0009】ここで、蛍光体42をRGBの3色に塗り
分ければ、カラー表示可能なPDPを得ることができ
る。
【0010】以下に上記の駆動方法を説明する。参考と
して特開平6−186927号公報参照。
【0011】図16は上述した駆動電圧波形の一例を示
すタイムチャートであり、図17に示すPDP19に対
応して、維持電極Su11,Su12,…,Su4mに
印加される共通の維持電極駆動パルスWuと、走査電極
Sc11,Sc12,Sc1m,Sc21,Sc22,
Sc2m,Sc31,Sc32,Sc3m,Sc41,
Sc42,Sc4mにそれぞれ印加される走査電極駆動
パルスWs11,Ws12,Ws1m,Ws21,Ws
22,Ws2m,Ws31,Ws32,Ws3m,Ws
3m,Ws41,Ws42,Ws4mと、データ電極D
i(1≦i≦k)に印加されるデータパルスWdiとを
示す。
【0012】駆動は時間的に予備放電期間Tp、書き込
み放電期間Tw、維持放電期間Tsの3つの期間に区分
けされ、維持電極駆動パルスWuは予備放電パルスVp
と維持パルスVsuとを含み、走査電極駆動パルスWs
11,Ws12,Ws1m,Ws21,Ws22,Ws
2m,Ws31,Ws32,Ws3m,Ws3m,Ws
41,Ws42,Ws4mは、共通した予備放電消去パ
ルスVp、維持パルスVss、消去パルスVeの他にS
c11,Sc12,……の順序でシークエンシャルに印
加される各々独立したタイミングの走査パルスVw1
1,Vw12,Vw1m,Vw21,Vw22,Vw2
m,Vw31,Vw32,Vw3m,Vw41,Vw4
2,Vw4mとを含む。
【0013】予備放電期間Tpは続く書き込み放電期間
での書き込み放電を安定に発生させるための活性粒子を
生成するための期間であり、予備放電パルスVpを全維
持電極に印加することにより強制的にPDPの全セルを
放電させ、さらに予備放電消去パルスVpeで表示セル
内の壁電荷を中和して終了する。
【0014】第1i番目の表示セルを点灯するには、デ
ータパルスVdiを走査パルスVw11のタイミングと
一致させることにより、この走査パルスVw11対応の
走査電極Sc11とデータ電極Diとの間に放電を発生
させる。この表示セルを点灯しない場合にはデータパル
スVdiを印加しない。
【0015】上述したように、データパルスVdiの印
加により一旦点灯した表示セルは、このタイミング以降
の維持パルスVss及び維持パルスVsuにより走査電
極と維持電極間で放電が反復され点灯を持続する。走査
電極に維持消去パルスVeが印加されると上記放電が停
止し消灯する。
【0016】維持パルスVss,Vsuは全走査ライン
に共通であるので、一般に複数走査ライン分をまとめて
1つずつの維持パルス発生回路により構成する。PDP
が比較的小規模であり、維持パルスVss,Vsuの負
荷が小さい場合以外は、通常、PDPの表示領域をいく
つかに分割して、それぞれの分割された領域毎にそれぞ
れ1つの維持パルス発生回路を割り当てる構成をとる。
【0017】PDPの表示領域を4分割してそれぞれの
領域対応の維持パルスを供給する維持パルス駆動回路1
4A〜14Dと、15A〜15Dとを備える基本的なP
DP駆動回路の一例を示す図15を参照すると、この図
に示す基本PDP駆動回路は、維持パルス駆動回路14
A〜14D、15A〜15Dに加えて、PDP19とP
DP19の奇数及び偶数のデータラインにそれぞれ対応
する各々のデータ電極にデータパルスVdiを印加する
データドライバ11,12と、データクロックCに入力
された表示データDを奇数及び偶数のデータライン対応
に分割したデータDu,Ddをそれぞれデータドライバ
11,12に供給するデータ分配器20と、フィールド
信号を基にしたタイミング発生器21からの信号に応答
し予備放電パルスVp、予備放電消去パルスVpe及び
維持消去パルスVeをそれぞれ供給する予備放電パルス
駆動回路23、予備放電消去パルス駆動回路22及び維
持消去パルス駆動回路24と、フィールド信号Fと走査
信号Sに応答し走査パルスを発生する走査ドライバ13
と、維持パルス、予備放電消去パルス、維持消去パルス
及び走査パルスを混合し各々走査電極駆動パルスを発生
する混合器16と、維持パルス、予備放電パルスを混合
し各々維持電極駆動パルスを発生する混合器17とを備
える。
【0018】動作について説明すると、フィールド信号
Fにより前フィールドでの維持放電を停止し、予備放電
を行い、さらに走査信号Sのタイミング毎にシークエン
シャルに対応の走査電極を駆動する。表示データDはデ
ータ分配器20によりデータDu,Ddに分割され、デ
ータドライバ11,12にそれぞれ供給される。データ
ドライバ11,12は各々分担する奇数及び偶数のデー
タラインにそれぞれ対応のデータ電極にデータパルスV
diを印加する。この走査により書き込み放電の実施さ
れた表示セルは、続く維持パルスVsu,Vssにより
維持放電を繰り返す。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このようなPDPで
は、例えば図14に示した一対の走査電極Sceと維持
電極Sueで駆動される表示セルの内、点灯発光してい
る表示セルの数によって、輝度が異なるという問題があ
った。すなわち、1行の中で点灯数が少ない場合は、点
灯表示セルの輝度は高く、逆に1行中の点灯数が多い場
合はその点灯表示セルの輝度が低くなってしまう。
【0020】また、図15に示したような構成のPDP
においては、例えば維持パルス駆動回路14A,15A
が分担する領域内の表示セルの点灯数が異なると、維持
パルス駆動回路14A,15Aの出力インピーダンスあ
るいはPDPの走査電極及び維持電極のインピーダンス
により各表示セルに印加される維持パルス波形及び振幅
に違いが生じ、上記領域の表示セルの発光出力すなわち
輝度が領域内の表示セルの点灯表示セル数によって異な
ってくる。
【0021】すなわち、同一駆動回路で駆動される領域
や走査電極、維持電極対内の点灯数が少ない場合には輝
度が大きく、逆に点灯数が多い場合には輝度が小さくな
ってしまう。
【0022】このため正しい輝度の表示が行われなくな
り、横方向でのクロストークが生じる。また、多階調の
カラー表示の場合においては、階調や色度が正確に再現
されず、著しく劣化した表示となってしまう問題があっ
た。
【0023】本発明の目的は、上記の問題を解決し、点
灯表示セル数による輝度変動が低減されたPDPを提供
することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマディス
プレイの輝度補償方法は、同一平面上に形成した表示セ
ルの走査ラインに対応する複数の走査電極からなる走査
電極群及び前記表示セルの放電維持用の複数の維持電極
からなる維持電極群と前記走査電極群及び維持電極群と
直交し表示データに従って駆動されるデータ書き込み用
の複数のデータ電極からなるデータ電極群とを少なくと
も備えるプラズマディスプレイの駆動方法において、表
示セルを選択する書き込み放電期間と該選択された表示
セルを維持発光する維持放電期間を分離して駆動し、少
なくとも一組の走査電極と維持電極とからなる補正単位
表示行毎の表示データの分布を検出し、表示データの分
布に対応して予め定めた輝度変動係数により演算して前
記補正単位表示行毎に所望の輝度を得るための維持放電
回数を求め、前記補正単位表示行毎に、前記維持放電回
数が終了したのち維持放電を停止することを特徴とす
る。
【0025】または、同一平面上に形成した表示セルの
走査ラインに対応する複数の走査電極からなる走査電極
群及び前記表示セルの放電維持用の複数の維持電極から
なる維持電極群と前記走査電極群及び維持電極群と直交
し表示データに従って駆動されるデータ書き込み用の複
数のデータ電極からなるデータ電極群とを少なくとも備
えるプラズマディスプレイの駆動方法において、表示セ
ルを選択する書き込み放電期間と該選択された表示セル
を維持発光する維持放電期間を分離して駆動し、且つ、
走査電極群及び維持電極群を複数の維持パルス駆動回路
により分割して維持放電駆動し、各々の維持パルス駆動
回路により駆動される表示セルの表示データの分布を検
出し、表示データに対応して予め定められた輝度変動係
数により演算して維持パルス駆動回路毎に所望の輝度を
得るための維持放電回数を求め、維持パルス駆動回路毎
に所定の維持放電回数が終了したのち維持放電を停止す
ることを特徴とする。
【0026】または、同一平面上に形成した表示セルの
走査ラインに対応する複数の走査電極からなる走査電極
群及び前記表示セルの放電維持用の複数の維持電極から
なる維持電極群と前記走査電極群及び維持電極群と直交
し表示データに従って駆動されるデータ書き込み用の複
数のデータ電極からなるデータ電極群とを少なくとも備
えるプラズマディスプレイの駆動方法において、表示セ
ルを選択する書き込み放電期間と該選択された表示セル
を維持発光する維持放電期間を分離して駆動され、且
つ、走査電極群及び維持電極群を複数の維持パルス駆動
回路により分割して維持放電駆動し、各々の維持パルス
駆動回路により駆動される表示セルの表示データの分布
を検出すると共に、走査電極と維持電極の少なくとも一
組以上からなる補正単位表示行毎の表示データの分布を
検出し、前記維持パルス駆動回路毎及び前記補正単位表
示行毎の表示データの分布から予め定められた輝度変動
係数に基づいて演算して補正単位表示行毎の維持放電回
数を求め、補正単位表示行毎に所定の維持放電回数が終
了したのち維持放電を停止することを特徴とする。
【0027】または、維持放電停止を前記走査電極又は
前記維持電極に消去パルスを印加することで行うことを
特徴とする。
【0028】または、維持放電停止を前記走査電極又は
前記維持電極に消去パルスを印加することで行い、前記
維持パルス駆動回路毎に該維持パルス駆動回路にかかる
表示領域の全ての維持放電が停止した後、該維持パルス
駆動回路の維持パルスを停止することを特徴とする。
【0029】または、維持放電停止を前記走査電極への
維持パルス及び前記維持電極への維持パルスのいずれ
か、又は、両方を停止することで行うことを特徴とす
る。
【0030】または、維持放電停止を前記維持電極への
維持パルスと同位相の維持パルスを前記走査電極に印加
する、又は、前記走査電極への維持パルスと同位相の維
持パルスを前記維持電極に印加することで行うことを特
徴とする。
【0031】本発明のプラズマディスプレイ装置は、同
一平面上に形成した表示セルの走査ラインに対応する複
数の走査電極からなる走査電極群及び前記表示セルの放
電維持用の複数の維持電極からなる維持電極群と前記走
査電極群及び維持電極群と直交し表示データに従って駆
動されるデータ書き込み用の複数のデータ電極からなる
データ電極群とを少なくとも備えるプラズマディスプレ
イであって、少なくとも一組の走査電極と維持電極とか
らなる補正単位表示行毎の表示データの分布を検出する
検出回路と、表示データの分布に対応して予め定めた輝
度変動係数により演算して前記補正単位表示行毎に所望
の輝度を得るための維持放電回数を求める演算回路と、
該演算回路で求めた維持放電回数に基づき、前記補正単
位表示行毎に、前記維持放電回数が終了したのち維持放
電を停止する機能を有する消去パルス駆動回路又は維持
パルス停止回路とを備えたことを特徴とする。
【0032】または、同一平面上に形成した表示セルの
走査ラインに対応する複数の走査電極からなる走査電極
群及び前記表示セルの放電維持用の複数の維持電極から
なる維持電極群と前記走査電極群及び維持電極群と直交
し表示データに従って駆動されるデータ書き込み用の複
数のデータ電極からなるデータ電極群とを少なくとも備
えるプラズマディスプレイであって、走査電極群及び維
持電極群を分割して維持放電駆動する複数の維持パルス
駆動回路と、各々の維持パルス駆動回路により駆動され
る表示セルの表示データの分布を検出する検出回路と、
表示データに対応して予め定められた輝度変動係数によ
り演算して維持パルス駆動回路毎に所望の輝度を得るた
めの維持放電回数を求める演算回路と、該演算回路で求
めた維持放電回数に基づき、維持パルス駆動回路毎に所
定の維持放電回数が終了したのち維持放電を停止する機
能を有する消去パルス駆動回路又は維持パルス停止回路
とを備えたことを特徴とする。
【0033】または、同一平面上に形成した表示セルの
走査ラインに対応する複数の走査電極からなる走査電極
群及び前記表示セルの放電維持用の複数の維持電極から
なる維持電極群と前記走査電極群及び維持電極群と直交
し表示データに従って駆動されるデータ書き込み用の複
数のデータ電極からなるデータ電極群とを少なくとも備
えるプラズマディスプレイであって、走査電極群及び維
持電極群を分割して維持放電駆動する複数の維持パルス
駆動回路と、各々の維持パルス駆動回路により駆動され
る表示セルの表示データの分布を検出する第一の検出回
路と、走査電極と維持電極の少なくとも一組以上からな
る補正単位表示行毎の表示データの分布を検出する第二
の検出回路と、前記維持パルス駆動回路毎及び前記補正
単位表示行毎の表示データの分布から予め定められた輝
度変動係数に基づいて演算して補正単位表示行毎の維持
放電回数を求める演算回路と、該演算回路で求めた維持
放電回数に基づき、補正単位表示行毎に所定の維持放電
回数を終了したのち維持放電を停止する機能を有する消
去パルス駆動回路又は維持パルス停止回路とを備えたこ
とを特徴とする。
【0034】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。本発明のプラズマディスプレイを実現する
輝度補償回路の第一の実施例の回路をブロック図で示す
図1を参照すると、本実施例の輝度補償回路は、走査電
極1〜j毎の表示データDの数を計数するカウンタ1
と、カウンタ1の計数値D11を記憶するメモリ4と、
走査回数を計数するカウンタ2と、維持回数を計算する
カウンタ3と、カウンタ2の計数値S11とカウンタ3
の計数値S12のいずれかを選択するセレクタ5と、維
持放電停止のタイミングデータを格納するメモリ6と、
メモリ6の出力データMD1〜jとカウンタ3の計測値
S12を比較し維持停止信号SD1〜jを出力する比較
器7とを備える。
【0035】本実施例の輝度補償回路を備えるPDPの
駆動回路の構成をブロック図で示す図2を参照すると、
図14に示すPDP9と、データドライバ11,12
と、維持パルスを供給する維持パルス駆動回路15と、
データ分配器20と、走査ドライバ13と、タイミング
発生器21と、維持消去パルス駆動回路24と、予備放
電パルス駆動回路23と、予備放電消去パルス駆動回路
22と、維持パルス及び予備放電パルスを混合し各々維
持電極駆動パルスを発生する混合器17と、維持パルス
と走査パルスと維持消去パルスを混合し各々走査電極駆
動パルスを発生・供給する混合器16とに加えて、輝度
補償回路18と、輝度補償回路18からの維持停止信号
SD1〜jを受け維持パルスを発生する維持ドライバ1
4とを備える。
【0036】図1、図2及び本実施例の駆動回路の駆動
タイムチャートを示す図3を参照し動作について説明す
ると、カウンタ1はフィールド信号F及び走査信号Sの
供給に応答してリセットされ走査ライン毎の表示データ
Dの数を計数し、計数値D11を出力する。カウンタ2
は走査信号Sを計数し、信号S11をセレクタ7に供給
する。カウンタ3は維持開始信号SSに応答してリセッ
トされ維持周期信号SPを計数し、計数値S12をセレ
クタ5及び比較器7に供給する。セレクタ5は信号S1
1あるいは信号S12のいずれかを選択しメモリ4及び
メモリ6へアドレス指示信号A1を供給する。その選択
は、表示データの供給を受けデータパルスVdiを出力
する書き込み放電期間Twにおいては計数値S11を選
択し、維持放電期間Tsにおいては計数値S12を選択
する。書き込み放電期間Twにおいて、計数値D11は
走査ライン毎のデータとしてアドレス指示信号A1に従
って記憶位置を指定されてメモリ4に格納される。維持
放電期間Tsにおいては、メモリ4から維持周期毎に全
走査ラインの表示データ数が信号D12として読み出さ
れ、メモリ6に供給される。メモリ6は表示データ数に
よる輝度変動の割合の関係を考慮して所望の輝度を得る
ための維持放電回数を示すデータが格納されており、信
号D12に指示されて、その維持放電回数を指示する信
号MD1〜jを比較器7に供給する。比較器7は信号M
D1〜jと信号S12を比較し、信号MD1〜jの指示
による維持放電回数に達した時に維持停止信号SD1〜
jを出力し、維持ドライバ14に供給する。
【0037】図3を参照すると、各走査ラインの維持パ
ルスが停止した時点で維持放電が中断する。その後全走
査ラインに共通の維持消去パルスVeが印加されて終了
する。このように、走査ライン毎に維持放電回数が独立
して制御され輝度補償が行われるために、正確な輝度補
償を表示全面に行うことができ良好な表示状態を実現す
ることができる。ちなみに本実施例では、該当する走査
ラインのすべての表示セルが点灯した場合には1フレー
ム時間に400回の維持放電パルスが印加されたが、点
灯セルが50%の場合には370回、点灯セルが10%
の場合には300回のパルスが印加された。
【0038】この実施例では、補正単位表示行が1行毎
の場合であるが、例えば2行やそれ以上の複数行をまと
めて補正単位表示行として制御しても良い。この場合は
制御回路をやや簡略化することができる。特に表示容量
の大きなPDPでは、このように補正単位表示行を適度
に複数行としても実質的な表示状態の改善が実現され
る。なお、補正単位表示行を複数行とすることは後述さ
れる全ての実施例においても適用することができる。
【0039】また、表示データの検出は必ずしも全表示
セルに対して行う必要はなく、用途によっては1セルお
き毎等離散した表示セルの表示データを検出して制御
し、検出回路の簡略化を図っても良い。このような方法
も、後述の実施例において適用できる。
【0040】更に、表示データの検出を行う補正単位表
示行をとびとびに設定し、間の行については上下の表示
データからの補間値を適用して更に回路の簡略化を図っ
ても良い。この方法もまた、後述の実施例に適用でき
る。
【0041】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。本発明のプラズマディスプレイを実現する輝度補
償回路の第2の実施例の回路をブロック図で示す図4を
参照すると、本実施例の輝度補償回路は、第1の実施例
と比較すると、維持放電を停止するタイミングデータを
格納するメモリ6の代わりに走査電極及び維持電極を4
分割した指示ブロックA〜D毎の維持放電停止に対応し
たタイミングデータを格納したメモリ10を備える。
【0042】本実施例の輝度補償回路を備えるPDPの
駆動回路の構成をブロック図で示す図4を参照すると、
図15に示す基本PDP駆動回路と同様のPDP19
と、データドライバ11,12と、PDP19の表示領
域を4分割してそれぞれの領域すなわち維持ブロックA
〜D対応の維持パルスを供給する維持パルス駆動回路1
4A〜14D,15A〜15Dと、データ分配器20
と、走査ドライバ13と、タイミング発生器21と、維
持消去パルス駆動回路24と、予備放電パルス駆動回路
23と、予備放電消去パルス駆動回路22と、維持パル
ス及び予備放電パルスを混合し各々維持電極駆動パルス
を発生する混合器17と、維持パルスと走査パルスと維
持消去パルスを混合し各々走査電極駆動パルスを発生・
供給する混合器16とに加えて、輝度補償回路18と、
輝度補償回路18からの維持停止信号SD1〜4を受け
維持パルスを発生する維持ドライバ14A〜Dとを備え
る。
【0043】図4、図5及び本実施例の駆動回路の駆動
タイムチャートを示す図6を参照し動作について説明す
る。なお、説明が冗長にならないように第1の実施例と
異なる点について説明すると、メモリ10は維持パルス
駆動回路毎のブロックの表示データ数による輝度変動の
割合の関係を考慮して所望の輝度を得るための維持放電
回数を示すデータが格納されており、信号D12に指示
されて、その維持放電回数を指示する信号MD1〜4を
比較器7A〜Dに供給する。比較器7A〜Dは信号MD
1〜4と信号S12を比較し、信号MD1〜4の指示に
よる維持放電回数に達した時に維持停止信号SD1〜4
を出力し、維持ドライバ14A〜Dに供給する。
【0044】図6を参照すると、各維持パルス駆動回路
毎の維持放電は維持パルスが停止した時点で中断し、そ
の後全走査ラインに共通の維持消去パルスVeが印加さ
れて終了する。
【0045】本方式は維持パルス駆動回路毎にその表示
データ数により輝度補償を行うものであり、比較的粗い
補償精度ではあるが、維持放電停止等の制御を簡単に行
うことができる。
【0046】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。本発明のプラズマディスプレイを実現する輝度補
償回路の第3の実施例の回路をブロック図で示す図7を
参照すると、本実施例の輝度補償回路は、走査ライン毎
の表示データDの数を計数するカウンタ25と、カウン
タ25の計数値D21を記憶するメモリ27と、各々の
維持ブロックA〜D毎に供給される表示データ数を計数
するカウンタ25と、カウンタ25の計数値を記憶する
メモリ28と、走査回数を計数するカウンタ2と、維持
回数を計数するカウンタ3と、カウンタ2の計数値S2
1とカウンタ3の計数値S22のいずれかを選択するセ
レクタ5と、維持放電停止のタイミングデータを格納す
るメモリ29と、メモリ29の出力データとカウンタ3
の計数値S22を比較し維持停止信号を出力する比較器
30とを備える。
【0047】本実施例の輝度補償回路を備えるPDPの
駆動回路の構成をブロック図で示す図8を参照すると、
図15に示す基本PDP駆動回路と同様のPDP19
と、データドライバ11,12と、PDP19の表示領
域を4分割してそれぞれの領域すなわち維持ブロックA
〜D対応の維持パルスを供給する維持パルス駆動回路1
4A〜14D,15A〜15Dと、データ分配器20
と、走査ドライバ13と、タイミング発生器21と、予
備放電パルス駆動回路23と、予備放電消去パルス駆動
回路22と、維持パルス及び予備放電パルスを混合し各
々維持電極駆動パルスを発生する混合器17とに加え
て、輝度補償回路31と、輝度補償回路31からの維持
停止信号EDを受け維持消去パルスを発生する消去ドラ
イバ32と、維持パルスと走査パルスと維持消去パルス
を混合し各々走査電極駆動パルスを発生・供給する混合
器16とを備える。
【0048】図7、図8及び本実施例の駆動回路の駆動
タイムチャートを示す図9を参照し動作について説明す
ると、カウンタ25は走査信号Sに応答してリセットさ
れ走査ライン毎に表示データDを表示データに同期した
クロックCによって計数し、計数値D21を出力する。
カウンタ26はフィールド信号Fの供給に応答してリセ
ットされ各々の維持パルス駆動回路14A〜14D,1
5A〜15Dの分担ブロック毎に供給される表示データ
を走査ライン毎の計数値D21を基に計数し、計数値D
22を出力する。ここでは、上述のようにPDP表示領
域を維持ブロックA〜Dに4分割しているので、維持パ
ルス駆動回路14A〜14D,15A〜15Dの各対の
分担ブロック対応の走査ライン数すなわちブロックライ
ン数は各々全走査ライン数の1/4である。カウンタ2
は走査信号Sを計数し、上記ブロックライン数毎に区分
するため信号S21をカウンタ25及びセレクタ5に供
給する。カウンタ3は維持開始信号SSに応答してリセ
ットされ維持周期信号SPを計数し、計数値S22をセ
レクタ5及び比較器30に供給する。セレクタ5は信号
S21あるいは信号S22のいずれかを選択しメモリ2
7及びメモリ28へアドレス指示信号A2を供給する。
その選択は、表示データの供給を受けデータパルスVd
iを出力する書き込み放電期間Twにおいては計数値S
21を選択し、維持放電期間Tsにおいては計数値S2
2を選択する。書き込み放電期間Twにおいて、計数値
D21は走査ライン毎のデータとしてアドレス指示信号
A2に従って記憶位置を指定されてメモリ27に格納さ
れ、計数値D22は維持ブロック毎のデータとして同じ
くアドレス指示信号A2に従って記憶位置を指定されて
メモリ28に格納される。維持放電期間Tsにおいて
は、維持周期毎にメモリ27から全走査ラインの表示デ
ータ数が信号D23として、メモリ28から全ブロック
の表示データ数が信号D24として読み出され、メモリ
29に供給される。メモリ29は維持ブロック単位の表
示データ数と走査ライン単位の表示データ数による輝度
変動の割合の関係を考慮して所望の輝度を得るための維
持放電回数を示すデータが格納されており、信号D23
及び信号D24に指示されて、その維持放電回数を指示
する信号MDを比較器30に供給する。比較器30は信
号MD及び信号S22を比較し、信号MDの指示による
維持放電回数に達した時に維持停止信号EDを出力し、
消去ドライバ32に供給する。
【0049】図9を参照すると、図16に示す従来のP
DP駆動回路のタイムチャートにおける上記維持放電期
間Tsの終了を示す維持消去パルスVeの代わりに、各
走査電極の駆動波形を示すWs11,Ws12,Ws1
m,Ws21,Ws22,Ws2m,Ws31,Ws3
2,Ws3m,Ws3m,Ws41,Ws42,Ws4
mにそれぞれ独立したタイミングで印加される維持消去
パルスVe11,Ve12,Ve1m,Ve21,Ve
22,Ve2m,Ve31,Ve32,Ve3m,Ve
41,Ve42,Ve4mが示されている。各走査ライ
ンの維持放電はこれら維持消去パルスが印加された時点
で停止するので走査ライン毎に維持放電回数が独立して
制御され輝度補償が行われる。また、これら維持消去パ
ルスのタイミングはブロック毎の表示データ数も考慮し
て演算されているため、1つの走査ライン上の表示デー
タ数が同じであっても属するブロックの表示データ数が
異なれば、異なったタイミングで維持消去パルスが印加
される。
【0050】上述の図9における維持消去パルスは細幅
パルスを例に説明したが、太幅パルスや相対する電極の
維持パルスと位相を少しずらした相対的に細幅パルスを
形成する消去パルスであっても良い。
【0051】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。本発明のプラズマディスプレイを実現する第4の
実施例のPDP駆動回路の構成をブロック図で示す図1
0を参照すると、PDP19と、データドライバ11,
12と、走査ドライバ13と、維持パルス駆動回路14
A〜14D,15A〜15Dと、データ分配器20と、
混合器16,17と、輝度補償回路31と、タイミング
発生器21と、予備放電消去パルス駆動回路22と、予
備放電パルス駆動回路23と、維持消去パルス駆動回路
24と、消去ドライバの代わりに輝度補償回路31の維
持停止信号EDと維持パルスの供給を受け維持停止信号
EDに応答してPDP19に供給される維持パルスを停
止させる維持パルス停止回路33とを備える。
【0052】図10及び本実施例の駆動回路の駆動タイ
ムチャートを示す図11を参照し動作について説明する
と、輝度補償回路31から出力される消去データEDは
維持パルス停止回路33に供給され、維持パルス停止回
路33は維持パルスを混合器16に供給するが、維持停
止信号EDで維持放電停止が指示された時点でそれ以降
の維持パルス供給を走査ライン毎に停止する。図11の
維持放電期間Tsをみると、各走査電極駆動波形Ws1
1,Ws12,Ws1m,Ws21,Ws22,Ws2
m,Ws31,Ws32,Ws3m,Ws3m,Ws4
1,Ws42,Ws4mではそれぞれ独立したタイミン
グで維持パルスが停止し、維持消去パルス駆動回路によ
る全走査ラインに共通の維持消去パルスVeが印加され
て維持放電期間Tsを終了する。以上のように各走査ラ
インの維持放電回数が独立して制御されて輝度補償が行
われる。
【0053】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。PDP駆動回路の構成を示すブロック図は第4の
実施例で示した図10と同様の構成で実現できるので省
略するが、本実施例の駆動回路の駆動タイムチャートを
示す図12を参照すると、維持放電期間Tsにおいて各
走査電極駆動波形Ws11,Ws12,Ws1m,Ws
21,Ws22,Ws2m,Ws31,Ws32,Ws
3m,Ws41,Ws42,Ws4mではそれぞれ独立
したタイミングで維持パルス電圧が印加されたままの状
態を開始し、維持電極駆動波形Wuの最終維持パルスの
直前まで保持する。維持放電期間Tsは、全走査ライン
共通の維持消去パルスVeが印加されて終了する。走査
電極において維持パルス電圧が印加されたままの状態の
間は、維持電極駆動波形Wuにおいて繰り返し維持パル
スが印加されても走査電極と維持電極との間の電位の逆
転が発生しないため維持放電は停止する。以上のように
各走査ラインの維持放電回数が独立して制御されて輝度
補償が行われる。この方法においては、維持放電停止期
間に維持電極駆動波形Wuの維持パルスVsuと同じ位
相の維持パルスを走査電極に繰り返し印加することでも
同様の効果が得られる。
【0054】以上、いくつかの実施例について説明した
が、本発明は平行した維持放電電極構造を持つPDPで
あれば3電極構造に限るものではなく、またガス発光を
利用した単色表示のPDPでも、蛍光体層を有するカラ
ーPDPでも同様に有効である。
【0055】さらに、1フィールドを複数のサブフィー
ルドに分割し各サブフィールドの維持放電回数に重みづ
けをして多階調表示を行う場合においても、表示データ
数により維持停止タイミングを指示するデータを格納す
るメモリをサブフィールド毎に準備しておけば、上述し
たすべての輝度補償方法が適用できることは勿論であ
る。またこの場合、実効的に影響の大きい上位のサブフ
ィールドのみに輝度補償を適用し簡略化を行っても良
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラズマ
ディスプレイは、走査ライン毎及び維持ブロック毎の輝
度差を低減して表示画面全体を均一な輝度で表示でき、
クロストークも防止して中間調及び色度の良好な表示を
実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマディスプレイにおける輝度補
償回路の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例の輝度補償回路を備えるPDP駆動回
路のブロック図である。
【図3】本実施例における動作の一例を示すタイムチャ
ートである。
【図4】本発明のプラズマディスプレイにおける輝度補
償回路の第2の実施例を示すブロック図である。
【図5】本実施例の輝度補償回路を備えるPDP駆動回
路のブロック図である。
【図6】本実施例における動作の一例を示すタイムチャ
ートである。
【図7】本発明のプラズマディスプレイにおける輝度補
償回路の第3の実施例を示すブロック図である。
【図8】本実施例の輝度補償回路を備えるPDP駆動回
路のブロック図である。
【図9】本実施例における動作の一例を示すタイムチャ
ートである。
【図10】本発明のプラズマディスプレイにおける輝度
補償回路を備える第4の実施例のPDP回路のブロック
図である。
【図11】本実施例における動作の一例を示すタイムチ
ャートである。
【図12】本実施例における第5の実施例の動作を示す
タイムチャートである。
【図13】ACメモリ型PDPの1つの表示セルの構成
を示す断面図である。
【図14】ACメモリ型PDPの電極配置を示す平面図
である。
【図15】ACメモリ型PDPの駆動回路の一例を示す
ブロック図である。
【図16】ACメモリ型PDPの駆動電圧波形の一例を
示すタイムチャートである。
【図17】ACメモリ型PDPの電極配置を示す平面図
である。
【符号の説明】
1,2,3,25,26 カウンタ 7,7A〜7D,30 比較器 4,6,10,27,28,29 メモリ 5 セレクタ 11,12 データドライバ 13 走査ドライバ 14A〜14D,15A〜15D 維持パルス発生回路 16,17 混合器 8,18,31 輝度補償回路 9,19 PDP 20 データ分配器 21 タイミング発生器 22 プライミング消去パルス駆動回路 23 プライミングパルス駆動回路 24 維持消去パルス駆動回路 32 消去ドライバ 33 維持パルス停止回路 34 表示セル 35 隔壁 36,43 誘電体 37 走査電極 38 放電ガス空間 39,45 絶縁基板 40 維持電極 41 保護膜 42 蛍光体 44 データ電極 Sc1,Sc2,…,Scj,Sc11,Sc12,
…,Sc4m 走査電極 Su1,Su2,…,Suj,Su11,Su12,
…,Su4m 維持電極 D1,D2,…,Dk データ電極

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一平面上に形成された表示セルの走査ラ
    インに対応する複数の走査電極からなる走査電極群及び
    前記表示セルの放電維持用の複数の維持電極からなる維
    持電極群と前記走査電極群および維持電極群と直交し表
    示データに従って駆動されるデータ書き込み用の複数の
    データ電極からなるデータ電極群とを少なくとも備える
    プラズマディスプレイの駆動方法において、 表示セルを選択する書き込み放電期間と該選択された表
    示セルを維持発光する維持放電期間を分離して駆動し、
    少なくとも一組の走査電極と維持電極とからなる補正単
    位表示行毎の表示データ数と全走査ラインの表示データ
    数とを計数しこの計数値に対応して 予め定めた輝度変動係数により演
    算して前記補正単位表示行毎に所望の輝度を得るための
    維持放電回数を求め、 前記補正単位表示行毎に、前記維持放電回数が終了した
    のち維持放電を停止することを特徴とするプラズマディ
    スプレイの輝度補償方法。
  2. 【請求項2】同一平面上に形成された表示セルの走査ラ
    インに対応する複数の走査電極からなる走査電極群及び
    前記表示セルの放電維持用の複数の維持電極からなる維
    持電極群と前記走査電極群および維持電極群と直交し表
    示データに従って駆動されるデータ書き込み用の複数の
    データ電極からなるデータ電極群とを少なくとも備える
    プラズマディスプレイの駆動方法において、 表示セルを選択する書き込み放電期間と該選択された表
    示セルを維持発光する維持放電期間を分離して駆動し、
    且つ、走査電極群及び維持電極群を複数の維持パルス駆
    動回路により分割して維持放電駆動し、 各々の維持パルス駆動回路により駆動される表示セルの
    表示データ数と全走査ラインの表示データ数とを計数
    し、この計数値に対応して予め定められた輝度変動係数
    により演算して維持パルス駆動回路毎に所望の輝度を得
    るための維持放電回数を求め、 維持パルス駆動回路毎に所定の維持放電回数が終了した
    のち維持放電を停止することを特徴とするプラズマディ
    スプレイの輝度補償方法。
  3. 【請求項3】同一平面上に形成された表示セルの走査ラ
    インに対応する複数の走査電極からなる走査電極群及び
    前記表示セルの放電維持用の複数の維持電極からなる維
    持電極群と前記走査電極群および維持電極群と直交し表
    示データに従って駆動されるデータ書き込み用の複数の
    データ電極からなるデータ電極群とを少なくとも備える
    プラズマディスプレイの駆動方法において、 表示セルを選択する書き込み放電期間と該選択された表
    示セルを維持発光する維持放電期間を分離して駆動し、
    且つ、走査電極群及び維持電極群を複数の維持パルス駆
    動回路により分割して維持放電駆動し、 各々の維持パルス駆動回路により駆動される表示セルの
    表示データ数と全走査ラインの表示データ数と走査電極
    と維持電極の少なくとも一組以上からなる補正単位表示
    行毎の表示データ数とを計数しこの計数値 から予め定められた輝度変動係数により演算
    して補正単位表示行毎の維持放電回数を求め、 補正単位表示行毎に所定の維持放電回数が終了したのち
    維持放電を停止することを特徴とするプラズマディスプ
    レイの輝度補償方法。
  4. 【請求項4】維持放電停止を前記走査電極または前記維
    持電極に消去パルスを印加することで行うことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれか記載のプラズマディス
    プレイの輝度補償方法。
  5. 【請求項5】維持放電停止を前記走査電極又は前記維持
    電極に消去パルスを印加することで行い、前記維持パル
    ス駆動回路毎に該維持パルス駆動回路にかかる表示領域
    のすべての維持放電が停止した後、該維持パルス駆動回
    路の維持パルスを停止することを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3に記載のプラズマディスプレイの輝度補償
    方法。
  6. 【請求項6】維持放電停止を前記走査電極への維持パル
    ス及び前記維持電極への維持パルスのいずれか、又は、
    両方を停止することで行うことを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか記載のプラズマディスプレイの輝度補
    償方法。
  7. 【請求項7】維持放電停止を前記維持電極への維持パル
    スと同位相の維持パルスを前記走査電極に印加する、又
    は、前記走査電極への維持パルスと同位相の維持パルス
    を前記維持電極に印加することで行うことを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか記載のプラズマディスプレ
    イの輝度補償方法。
  8. 【請求項8】同一平面上に形成した表示セルの走査ライ
    ンに対応する複数の走査電極からなる走査電極群及び前
    記表示セルの放電維持用の複数の維持電極からなる維持
    電極群と前記走査電極群及び維持電極群と直交し表示デ
    ータに従って駆動されるデータ書き込み用の複数のデー
    タ電極からなるデータ電極群とを少なくとも備えるプラ
    ズマディスプレイであって、 少なくとも一組の走査電極と維持電極とからなる補正単
    位表示行毎の表示データと全走査ラインの表示データ
    を計数する計数回路と、この計数回路の計数値 に対応して予め定めた輝度変動係
    数により演算して前記補正単位表示行毎に所望の輝度を
    得るための維持放電回数を求める演算回路と、 該演算回路で求めた維持放電回数に基づき、前記補正単
    位表示行毎に、戦記維持放電回数が終了したのち維持放
    電を停止する機能を有する消去パルス駆動回路または維
    持パルス停止回路とを備えたことを特徴とするプラズマ
    ディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】同一平面上に形成した表示セルの走査ライ
    ンに対応する複数の走査電極からなる走査電極群及び前
    記表示セルの放電維持用の複数の維持電極からなる維持
    電極群と前記走査電極群および維持電極群と直交し表示
    データに従って駆動されるデータ書き込み用の複数のデ
    ータ電極からなるデータ電極群とを少なくとも備えるプ
    ラズマディスプレイであって、 走査電極群及び維持電極群を分割して維持放電駆動する
    複数の維持パルス駆動回路と、 各々の維持パルス駆動回路により駆動される表示セルの
    表示データ数と全走査ラインの表示データ数とを計数す
    る計数回路と、この計数回路の計数値 に対応して予め定められた輝度変
    動係数により演算して維持パルス駆動回路毎に所望の輝
    度を得るための維持放電回数を求める演算回路と、 該演算回路で求めた維持放電回数に基づき、維持パルス
    駆動回路毎に所定の維持放電回数が終了したのち維持放
    電を停止する機能を有する消去パルス駆動回路または維
    持パルス停止回路とを備えたことを特徴とするプラズマ
    ディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】同一平面上に形成した表示セルの走査ラ
    インに対応する複数の走査電極からなる走査電極群およ
    び前記表示セルの放電維持用の複数の維持電極からなる
    維持電極群と前記走査電極群および維持電極群と直交し
    表示データに従って駆動されるデータ書き込み用の複数
    のデータ電極からなるデータ電極群とを少なくとも備え
    るプラズマディスプレイであって、 走査電極群および維持電極群を分割して維持放電駆動す
    る複数の維持パルス駆動回路と、 各々の維持パルス駆動回路により駆動される表示セルの
    表示データ数と全走査ラインの表示データ数とを計数す
    る第一の計数回路と、 走査電極と維持電極の少なくとも一組以上からなる補正
    単位表示行毎の表示データ数を計数する第二の計数回路
    と、前記第一および第二の計数回路の計数値 から予め定めら
    れた輝度変動係数に基づいて演算して補正単位行毎の維
    持放電回数を求める演算回路と、 該演算回路で求めた維持放電回数に基づき、補正単位行
    毎に所定の維持放電回数を終了したのち維持放電を停止
    する機能を有する消去パルス駆動回路または維持パルス
    停止回路とを備えたことを特徴とするプラズマディスプ
    レイ装置。
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