JP2757269B2 - 回転軸同期繰り返し制御方法及び装置 - Google Patents

回転軸同期繰り返し制御方法及び装置

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JP2757269B2 JP3119073A JP11907391A JP2757269B2 JP 2757269 B2 JP2757269 B2 JP 2757269B2 JP 3119073 A JP3119073 A JP 3119073A JP 11907391 A JP11907391 A JP 11907391A JP 2757269 B2 JP2757269 B2 JP 2757269B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械等に用いられ
るサーボモータの制御に関するもので、特に、所定周期
で同一パターンが繰返し指令されるような制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】工作機械等を制御するサボモータ制御お
いて、図7に示すような、回転軸と直線軸で構成された
旋盤等の工作機械では、被加工物30を回転軸駆動モー
タ26で駆動し、被加工物30を回転させながら、刃物
31が取り付けられた直線軸を駆動するサーボモータ2
4で刃物31を同一パターンで繰り返し移動させて加工
を行う場合ある。例えば、図8に示すように、回転軸1
回転を周期Lとして、直線軸を該周期1周期として繰り
返し、直線移動させて加工を行う場合がある。このよう
な同じパターンを繰り返す動作を行う時、位置偏差を零
に収束させて高い精度の加工を得る方法として、繰り返
し制御方式がすでに公知である。例えば、特開平2−3
07104号公報,特願平2−124254号,特願平
1−314154号等参照。
【0003】図9は、上記繰り返し制御方式を適用した
サーボモータの制御における要部ブロック線図である。
図9において、r(t)は位置指令、ε(t)は該位置
指令r(t)と実際の位置y(t)との差である位置偏
差、2は位置ループの伝達関数および速度ループの伝達
関数の積で、PI(比例・積分)制御等を行うものであ
る。そして、繰り返し制御を行うために繰り返しコント
ローラ10が付加されており、該繰り返しコントローラ
10は帯域制限フィルタ6、所定周期Lで繰り返される
指令に応じた1周期分のデータを記憶する遅れ要素7、
及び、制御対象の位相遅れ、ゲイン低下を補償するため
の動特性補償要素8で構成されている。
【0004】上記繰り返しコントローラ10は所定サン
プリング周期T毎に位置偏差εに遅れ要素7から出力さ
れる1周期L前のサンプリング時のデータxを加算し、
帯域制限フィルタ6の処理を行って遅れ要素7にそのデ
ータを格納する。遅れ要素7はn(=L/T)個のメモ
リを有し、1周期L分の各サンプリングデータを記憶で
きるようになっており、各サンプリング時には一番古い
データを出力するようになっている。即ち、各サンプリ
ング毎1番地シフトして1番地のメモリに入力データを
格納し、n番地のデータを出力する。その結果、遅れ要
素7の出力は1周期L分遅れたサンプリングデータが出
力される。そのため、周期Lで同一パターンの位置指令
r(t)が与えられるから、加算器26で加算される位
置偏差εと遅れ要素7の出力は、位置指令r(t)のパ
ターン上において同一位置のデータが加算されることと
なる。
【0005】また、遅れ要素7の出力は動特性補償要素
8で制御対象の位相遅れ、ゲイン以下が補償されて、繰
り返しコントローラ10の出力、すなわち補正量d
(t)として出力され、該補正量(t)が位置偏差εに
加算されて、この加算データによって位置・速度ループ
処理が実行される。
【0006】その結果、所定周期Lで同一パターンの処
置が繰返され、あるサンプリング時において前周期で当
該サンプリング時に対応するサンプリング時の位置偏差
ε(t)が大きな値の場合には、今周期においては、繰
り返しコントローラ10から大きな値の補正量d(t)
が出力され、位置偏差に加算されることとなるから、位
置ループ処理に入力される位置偏差は大きく変り、実位
置y(t)もそれに対して変化するから、位置偏差ε
(t)はその値が零に収束するように修正されることに
なり、高精度のモータ制御が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】加工物30の精度は回
転軸や直線軸の回転精度によって決まる。直線軸に関し
ては高い位置や速度の精度を得ることができるが、回転
軸に関しては、重い回転機構やギヤ,ベルト等による機
械構造のため、精度を高く制御することが難しい。ま
た、回転軸を位置ではなく速度で制御するスピンドルモ
ータを使用できるようにすることが望ましい。
【0008】図7,図8に示すように、回転軸1回転を
1周期Lとし、直線軸が同一パターンで繰り返される場
合等においては、該1周期ないの同一時点では、直線軸
の位置も回転軸の位置も、どの周期においても同一であ
ることが望ましい。すなわち、回転軸の位置と直線軸の
位置は同期して各周期Lないで同一対応関係にあること
が望ましい。この対応関係がずれると、同一パターンで
直線軸に対して指令を出しても、加工された加工物30
の形状は各周期毎ことなることになり、常に一定の同一
形状を得ることができなくなる。
【0009】上述したように、従来の繰り返し制御方式
では、時間を仲介として、上記所定周期ないのある時点
においては、回転軸の位置も直線軸の位置も、所定対応
位置にあるものとして繰り返し制御を行っている。しか
しながら、回転軸を高精度に制御することが難しいこと
から、回転軸と直線軸の対応関係がずれる場合が生じ、
常に同一形状の加工物形状を得ることは難しい。
【0010】そこで、本発明の目的は、回転軸と直線軸
を位置を仲介として同期を取り、回転軸と直線軸の対応
位置関係のずれを防止する回転軸同期繰り返し制御方法
及び装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】回転軸の回転位置に対す
る所定周期毎繰り返される位置指令を記憶する記憶手
段、サンプリング時毎上記回転軸の回転位置を検出する
手段、読み取った回転位置が存在する区間を上記記憶手
段より求め、該区間の両端の回転位置,サーボモータへ
の指令位置より補間して検出した回転位置に対する指令
位置を求める手段、この指令位置と実際の位置より位置
偏差を求める手段、前サンプリング時の回転位置と位置
偏差および当該サンプリング時の回転位置と位置偏差よ
り、記憶手段に記憶する各回転位置に対する位置偏差を
補間して求めて繰り返しコントローラの処理を行って得
られる当該サンプリング時の回転位置が存在する区間の
記憶手段に記憶する両端の回転位置に対する補正量を求
める手段、求められた2つの補正量より補間して当該サ
ンプリング時の補正量を求める手段と、この補正量によ
り上記位置偏差を補正する手段とを設けることにより回
転軸の回転角と直線軸の位置を同期をとって繰り返し制
御を行うようにした
【0012】
【作用】回転軸の回転位置を読み取り、記憶手段に記憶
した回転位置に対するサーボモータの位置を補間によっ
て求めサーボモータに対する位置指令とする。この位置
指令からサーボモータの現在位置を減じて位置偏差を求
め、当該回転位置までの繰り返しコントローラの処理を
行ない、当該回転位置に対する補正量を求め該補正量に
より位置偏差を補正し、補正された位置偏差によって位
置・速度ループの処理を行なってサーボモータを駆動制
御する。
【0013】
【実施例】図2は本発明の一実施例を実施する工作機械
のサーボモータ制御の要部ブロック図で、図中、20は
工作機械を制御する数値制御装置、21は該数値制御装
置20から出力されるサーボモータへの各種指令等を受
信し、デジタルサーボ回路22のプロセッサに受け渡す
ための共有メモリ、22はデジタルサーボ回路であり、
プロセッサ,ROM,RAM等で構成され、プロセッサ
によって直線軸を駆動するサーボモータ24の位置,速
度,電流制御などを行うと共に繰り返し制御等の処理を
も行うものである。23はトランジスタインバータ等で
構成されるサーボアンプ、24は直線軸を駆動するサー
ボモータ、25はサーボモータ24の回転位置を検出し
デジタルサーボ回路22にフィードバックする位置検出
器としてのパルスコーダである。また、26は回転軸を
駆動するモータで、27は該回転軸の回転位置を検出す
る位置検出器としてのパルスコーダである。
【0014】上記構成は工作機械等のサーボモータの制
御における公知のデジタルサーボ回路の構成と同一であ
るが、従来のものと相違する点は、回転軸のパルスコー
ダからディジタル回路22が、回転軸の回転位置を受信
するようになっている点が相違し、また、従来のディジ
タルサーボ制御においては直線軸モータであるサーボモ
ータ24に対する位置指令が、数値制御装置20から共
有メモリ21を介してディジタルサーボ回路22に送ら
れてくる点が、本発明は、回転軸のパルスコーダ27か
ら送られてくる回転軸の回転位置より、ディジタルサー
ボ回路22のプロセッサが位置指令を作り出している点
が相違する。
【0015】すなわち、ディジタルサーボ回路22のR
AM(若しくはROM)には、予め、図3に示すよう
に、繰り返し周期1周期L内の回転軸の位置θiとこの
回転位置θiに対応する直線軸の位置riをn分割して
(i=1〜n)、テーブルTBとして作成し、記憶させ
ておく。そして、回転軸のパルスコーダ27から回転軸
の回転位置θ(t)が入力されると、このテーブルより
内挿補間して直線軸の位置r(θt)を求め、このこの
位置r(θt)を直線軸のサーボモータの指令位置とす
るものである。
【0016】図1は直線軸のサーボモータを駆動制御す
るディジタルサーボ回路22が実施する繰り返し制御を
伴うサーボ制御のブロック線図で、図9に示す従来の繰
り返し制御と相違する点は、補間A,B,Cを行う要素
1,4,5が加わっていること、および、位置指令r
(θt)が補間Aによって作り出され、数値制御装置か
らの指令ではない点が相違する。また、繰り返しコント
ローラ3の遅れ要素7としては、上記繰り返し周期の1
周期Lを分割したnの数だけのメモリが遅れ要素として
設けられている。
【0017】各サンプリング周期(直線軸の位置・速度
制御周期)T毎、回転軸の回転位置θ(t)を読み取
り、上記テーブルTBより、該回転位置θ(t)に対す
る直線軸の位置r(θt)を補間Aを行って求める。こ
の補間Aの処理を、例えば直線補間を行うとすれば、図
4に示すように、例えば、回転位置θ(t)が上記テー
ブルTBに記憶するθmとθm+1 間にあるとすると、テ
ーブルTBよりこの回転位置θmとθm+1 対応する直線
軸の位置rmとrm+1 を読み取り、次の第1式の演算を
行って回転位置θ(t)に対応する直線軸の位置r(θ
t)を求める。 r(θt)=rm+(θ(t) −θm)・(rm+1 −rm)/(θm+1 −θm) …(1) そして、この演算によって求められた、位置r(θt)
を位置指令とし、パルスコーダ25からのフィードバッ
ク信号である直線軸の位置y(t)をこの指令位置r
(θt)から減じて位置偏差ε(θt)を求める。
【0018】次に、当該サンプリング時の回転軸の位置
θ(t),位置偏差ε(θt)および1つ前のサンプリ
ング時の位置θ(t−T)と位置偏差ε(θ(t−
T))より、当該サンプリング期間における各分割回転
位置θi(θiは1つ前のサンプリング時の位置θ(t
−T)が存在する次の回転位置から当該サンプリング時
の回転位置θ(t)が存在する回転位置までの回転位
置)に対応する位置偏差εiを補間Bで求める。
【0019】図5はこの補間Bの処理の説明図で、当該
サンプリング時の回転位置θ(t)がテーブルTBに記
憶するθmとθm+1 間にあり、1つ前のサンプリング時
(t−T)時の回転位置θ(t−T)はθkとθk+1 間
にあったとすると、回転位置θk+1 からθmまでの回転
位置θi(i=k+1〜m)に対応する位置偏差ε(θ
i)を例えば次の第2式により直線補間して求める。 ε(θi)=ε(θ (t-T)) + (θi−θ(t-T))・{ ε(θt)- ε( θ(t-T))} /(θ(t)-θ(t-T)) …(2) そして、この求められた位置偏差ε(θi)に遅れ要素に
記憶する繰り返し周期Lの1周期前のデータxを加算
し、フィルタ処理(要素6の処理)を行って、かつ、遅
れ要素7を1つシフトし、遅れ要素7の1番目のメモリ
にフイルタ処理を行ったデータを格納する。以下、iが
k+1からmになるまでの位置偏差ε(θ(k+1) 〜ε
(θm)を順次求め上述した処理を行う。
【0020】また、要素5の補間Cで、θmとθm+1 に
対応する補正量d(θm),d(θm+1 )より次の第3
式を演算して補正値d(θt)を求める。 d(θt)=d(θm )+ (θ(t) −θm )・{d(θm+1)−d(θm)}/(θm+1 −θm ) …(3) こうして求められた、補正値d(θt)を位置偏差ε
(θt)に加算し、繰り返しコントローラ3で補正され
た位置偏差を求め、位置、速度ループ処理を行いサーボ
モータ24を駆動する。その結果、回転軸の位置に応じ
て対応する直線軸の位置が位置指令として入力され、こ
の指令に基づいて繰り返しコントローラ3および位置・
速度ループ処理が行われ、サーボモータが駆動制御され
ることになるので、回転軸と直線軸の同期が位置によっ
てとられ、回転軸の速度が変動しても、位置関係のずれ
が生じることがなく、高精度の加工ができる。
【0021】図6は所定サンプリング周期毎、ディジタ
ルサーボ回路のプロセッサが行う上記処理のフローチャ
ートである。まず、加工開始指令時に初期設定が行わ
れ、プロセッサは、繰り返しコントローラ3の遅れ要素
に対応するメモリM1〜Mn、および1サンプリング前
の回転位置θ(t),位置偏差ε(θt),回転位置が
存在するテーブルTB上の位置を示す上記mの値を記憶
するレジスタRθ,Rε,Rm が「0」に初期設定し、
図6に示す処理をサンプリング周期毎実施する。
【0022】まず、プロセッサはパルスコーダ25,2
7から出力される回転軸の位置フィードバックθ(t)
および直線軸の位置フィードバックy(t)を読み取る
(ステップS1)。次に上記読み取った回転軸の位置θ
(t)に対応するテーブルに記憶した回転位置を求め
る。すなわたθm≦θ(t)<θm+1 となるテープルT
Bのポインタmを探す(ステップS2)。このポインタ
mが検出されると、ポインタmおよびm+1に記憶され
ている回転位置θm,θm+1 および直線軸の位置rm,
rm+1 をテーブルTBより読みだし、第1式演算を行い
指令位置r(θt)を求める(補間Aの処理)(ステッ
プS3)。
【0023】次に、該指令位置r(θt)からステップ
S1で読み取った直線軸の位置y(t)を減じて位置偏
差ε(θt)を求め(ステップS5)、レジスタRm に
記憶する値(加工開始最初のサンプリング時には「0」
が記憶されている)に「1」加算した値を指標iにセッ
トし(ステップS5)、レジスタRθ,Rεに記憶する
1サンプリング前のデータ(加工開始時の最初のサンプ
リング時には「0」)とステップS1,S4で求めた回
転位置θ(t)と位置偏差ε(θt)より第2式の演算
を行って、前サンプリング時と当該サンプリング時の間
における指標iで示される回転位置θiに対応する位置
偏差ε(θi)を求める(ステップS6)。
【0024】次に、メモリMnに記憶する1周期L前の
データに動特性補償要素8の係数Gxを乗じて補正量d
(θm)を記憶するレジスタに格納する(ステップS
7)。そして、メモリMnのデータをステップS6で求
めた位置偏差ε(θi)に加算しフイルタ処理(要素6
の処理)を行ない、メモリM1〜Mnをシフトし(Mn
←Mn-1 ,…M2←M1)、メモリM1に上記フイルタ
処理したデータを格納する(ステップS8)。次に、指
標iがポインタmに等しいか否か判断し(ステップS
9)等しくなければ、指標iを「1」インクリメントし
(ステップS10)、ステップS6〜S10を繰り返
し、指標iがポインタmと等しくなるとステップS11
に移行する。
【0025】その結果、ステップS7の処理でレジスタ
に記憶される補正量は回転位置θmに対応する補正量d
(θm)となる。そしてステップS11でメモリMnに
記憶するデータに動特性補償要素8の係数Gxを乗じて
回転位置θm+1 に対応する補正量d(θm+1 )を求め、
回転位置θm,θm+1 ,補正量d(θm),d(θm+1
)より第3式の演算を行なうことによって補正量d
(θt)を求め(ステップS12)、当該サンプリング
時の回転位置θ(t),位置偏差ε(θt)およびポイ
ンタの値mをレジスタRθ,Rε,Rm に格納する(ス
テップS13)。そして、ステップS3で求めた位置偏
差ε(θt)にステップS12で求めた補正量d(θ
t)を加算して、繰り返しコントローラ3の処理による
補正量で補正された位置偏差を求めこの位置偏差によ
り、位置・速度ループの処理を行ない(ステップS1
4,S15)、当該サンプリング時の処理を終了する。
【0026】以下各サンプリング時毎に上記処理を実行
しすることになるが、始めは、繰り返しコントローラ3
の遅れ要素7の各メモリM1〜Mnおよび1サンプリン
グ時のデータを記憶する各レジスタRθ,Rε,Rm の
値は初期設定で「0」であるが、少なくとも繰り返し周
期の1周期Lを経過するとこれらの値は「0」ではなく
なり、回転軸の位置に同期して直線軸の位置が制御され
ることになる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、同一パターンの動作を繰り返
し行なうサーボモータを回転軸の位置に同期して制御す
るようにしたから、回転軸が回転むらや一定のオフセッ
トをもつ場合でも、加工物の精度は向上する。
【0028】そのため、回転軸のモータに対して位置制
御を行なう必要がないので、速度制御のみを行なうスピ
ンドルモータを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック線図である。
【図2】同実施例を実施する工作機械の要部ブロック図
である。
【図3】同実施例においてディジタルサーボ回路の記憶
装置に記憶する回転位置と直線軸の位置の関係を記憶す
るテーブルの一例を示す図である。
【図4】同実施例における回転位置から直線軸の位置を
直線補間で求める説明図である。
【図5】同実施例におけるテーブルに記憶した回転位置
に対応する位置偏差を直線補間で求める説明図である。
【図6】同実施例におけるディジタルサーボ回路のプロ
セッサが実施する処理のフローチャートである。
【図7】本発明を適用する加工の一例を示すブロック図
である。
【図8】同実施例における回転軸と直線軸の動作の説明
図である。
【図9】従来の繰り返しコントローラによる制御のブロ
ック線図である。
【符号の説明】
1 補間Aの要素 2 制御対象の伝達関数の要素 3 繰り返しコントローラ 4 補間Bの要素 5 補間Cの要素 6 帯域制限フィルタ 7 遅れ要素 8 動特性補償要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−141990(JP,A) 特開 昭60−89201(JP,A) 特開 平2−256417(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り返しコントローラを有し、回転軸を
    駆動すると共に、所定周期で繰り返される位置指令によ
    って回転軸に同期してサーボモータを制御するサーボモ
    ータの制御方法において、予め、上記回転軸の回転位置
    に対する上記所定周期の位置指令を記憶しておき、サン
    プリング時毎、上記回転軸の回転位置を読み取り、読み
    取った回転位置が存在する区間を上記記憶手段より検出
    し、該区間の両端の回転位置,サーボモータへの指令位
    置より補間して回転位置に対する指令位置を求め、この
    指令位置と実際の位置より位置偏差を求め、前サンプリ
    ング時の回転位置と位置偏差および当該サンプリング時
    の回転位置と位置偏差より、記憶手段に記憶する各回転
    位置に対する位置偏差を補間して求め、繰り返しコント
    ローラの処理を行って得られる当該サンプリング時の回
    転位置が存在する区間の記憶手段に記憶する両端の回転
    位置に対する補正量より、当該サンプリング時の補正量
    を補間して求め、この補正量を上記位置偏差に対して補
    正をすることを特徴とする回転軸同期繰り返し制御方
  2. 【請求項2】 繰り返しコントローラを有し、回転軸を
    駆動すると共に、所定周期で繰り返される位置指令によ
    って回転軸に同期してサーボモータを制御するサーボモ
    ータの制御装置において、上記回転軸の回転位置に対す
    る上記所定周期の位置指令を記憶する記憶手段と、サン
    プリング時毎、上記回転軸の回転位置を検出する手段
    と、読み取った回転位置が存在する区間を上記記憶手段
    より求め、該区間の両端の回転位置,サーボモータへの
    指令位置より補間して検出した回転位置に対する指令位
    置を求める手段と、この指令位置と実際の位置より位置
    偏差を求める手段と、前サンプリング時の回転位置と位
    置偏差および当該サンプリング時の回転位置と位置偏差
    より、記憶手段に記憶する各回転位置に対する位置偏差
    を補間して求めて繰り返しコントローラの処理を行って
    得られる当該サンプリング時の回転位置が存在する区間
    の記憶手段に記憶する両端の回転位置に対する補正量を
    求める手段と、求められた2つの補正量より補間して当
    該サンプリング時の補正量を求める手段と、求められた
    補正量により上記位置偏差を補正する手段とを設けたこ
    とを特徴とする回転軸同期繰り返し制御装置
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