JP2756966B2 - 立体カールフイラメント - Google Patents
立体カールフイラメントInfo
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- JP2756966B2 JP2756966B2 JP63102186A JP10218688A JP2756966B2 JP 2756966 B2 JP2756966 B2 JP 2756966B2 JP 63102186 A JP63102186 A JP 63102186A JP 10218688 A JP10218688 A JP 10218688A JP 2756966 B2 JP2756966 B2 JP 2756966B2
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は椅子やマツトレス等の詰物に利用できる嵩高
で弾力性に富んだクツシヨン材およびこのクツシヨン材
の原料となる立体カールフイラメントとその製造方法に
関する。
で弾力性に富んだクツシヨン材およびこのクツシヨン材
の原料となる立体カールフイラメントとその製造方法に
関する。
〔従来の技術〕 クツシヨン材用の立体カールフイラメントの製造方法
として、多数のローラー群を用いて合成繊維モノフイラ
メントに一重撚りおよび二重撚りをかけ、熱セツト後解
撚し、切断する方法（特公昭62−52056号公報、特公昭6
2−52057号公報）が知られている。
として、多数のローラー群を用いて合成繊維モノフイラ
メントに一重撚りおよび二重撚りをかけ、熱セツト後解
撚し、切断する方法（特公昭62−52056号公報、特公昭6
2−52057号公報）が知られている。
また、立体カールフイラメント短繊維を圧縮成形し、
接着剤で固めてクツシヨン材を製造する方法（特公昭62
−44057号公報）も公知である。
接着剤で固めてクツシヨン材を製造する方法（特公昭62
−44057号公報）も公知である。
上記の立体カールフイラメントの公知の製造方法は多
数の製造工程と複雑な製造装置を必要とするものであ
り、工程および装置の簡易化が望まれる。
数の製造工程と複雑な製造装置を必要とするものであ
り、工程および装置の簡易化が望まれる。
また、上記のクツシヨン材の公知の製造方法は、接着
剤を使用するため、含潰装置と乾燥装置を必要とし、接
着剤の乾燥のために大量の熱エネルギーを消費する等改
善すべき点がある。
剤を使用するため、含潰装置と乾燥装置を必要とし、接
着剤の乾燥のために大量の熱エネルギーを消費する等改
善すべき点がある。
本発明者等は立体カールフイラメントおよびこれを用
いたクツシヨン材に関する上記諸課題の解決のため鋭意
研究の結果、融点差が20℃以上ある二種のポリオレフイ
ン樹脂を、その低融点のポリオレフイン樹脂を鞘成分と
するように、複合比70/30〜30/70で偏心鞘芯型に複合紡
糸し、得られた未延伸糸を70〜120℃で４〜９倍に延伸
し、次いで無張力下で95〜130℃で熱処理することによ
り、単糸繊度30〜3000デニールでフイラメント長の５分
の１以下のコイル長とフイラメント径の10倍以上のコイ
ル径を有する立体カールフイラメントを得、この立体カ
ールフイラメントから成るウエブを上記二種類のポリオ
レフイン樹脂の融点間の温度で融着処理することによ
り、フイラメントが互にその接点で接着された、嵩高で
弾力性に富んだクツシヨン材が得られることを知り本発
明を完成するに到つた。
いたクツシヨン材に関する上記諸課題の解決のため鋭意
研究の結果、融点差が20℃以上ある二種のポリオレフイ
ン樹脂を、その低融点のポリオレフイン樹脂を鞘成分と
するように、複合比70/30〜30/70で偏心鞘芯型に複合紡
糸し、得られた未延伸糸を70〜120℃で４〜９倍に延伸
し、次いで無張力下で95〜130℃で熱処理することによ
り、単糸繊度30〜3000デニールでフイラメント長の５分
の１以下のコイル長とフイラメント径の10倍以上のコイ
ル径を有する立体カールフイラメントを得、この立体カ
ールフイラメントから成るウエブを上記二種類のポリオ
レフイン樹脂の融点間の温度で融着処理することによ
り、フイラメントが互にその接点で接着された、嵩高で
弾力性に富んだクツシヨン材が得られることを知り本発
明を完成するに到つた。
本発明で用いるポリオレフイン樹脂は、エチレン、プ
ロピレン、ブテン−１等のα−オレフインを主体とする
重合体であつて、これらのオレフインの単独重合体、共
重合体あるいはこれら重合体の混合物であり、そのよう
な重合体として低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、結晶性ポリプロピレン、
ポリブテン−１、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体およびこれらの重合体の混合
物が例示できる。
ロピレン、ブテン−１等のα−オレフインを主体とする
重合体であつて、これらのオレフインの単独重合体、共
重合体あるいはこれら重合体の混合物であり、そのよう
な重合体として低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、結晶性ポリプロピレン、
ポリブテン−１、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体およびこれらの重合体の混合
物が例示できる。
本発明においては、上記ポリオレフイン樹脂の中から
融点が20℃以上異る二種のものを選び、そのうちの低融
点のものを鞘成分とし高融点のものを芯成分として、複
合比70/30〜30/70で偏心鞘芯型に複合紡糸する。融点の
差が20℃未満であると、後述のクツシヨン材製造のため
の融着処理の許容温度範囲が狭くなると共に立体カール
の発現が不充分となり、また複合比が70/30〜30/70の範
囲を超したり同心鞘芯型の複合紡糸では立体カールの発
現が不充分となるので好ましくない。
融点が20℃以上異る二種のものを選び、そのうちの低融
点のものを鞘成分とし高融点のものを芯成分として、複
合比70/30〜30/70で偏心鞘芯型に複合紡糸する。融点の
差が20℃未満であると、後述のクツシヨン材製造のため
の融着処理の許容温度範囲が狭くなると共に立体カール
の発現が不充分となり、また複合比が70/30〜30/70の範
囲を超したり同心鞘芯型の複合紡糸では立体カールの発
現が不充分となるので好ましくない。
このようにして得られた複合未延伸糸は、延伸温度70
〜120℃で４〜９倍に延伸した後無張力下で95〜130℃で
２〜60秒間熱処理することにより、単糸繊度30〜3000デ
ニールでフイラメント長の３分の１以下のコイル長とフ
イラメント径の10倍以上のコイル径を有する立体カール
フイラメントとする。延伸と熱処理は連続して行つても
良く、延伸糸を一旦貯蔵した後熱処理しても良い。また
延伸糸を適当な長さに切断した後に熱処理することもで
きる。熱処理の熱源としては熱水、熱風あるいは赤外線
ランプ等がいずれも使用できる。
〜120℃で４〜９倍に延伸した後無張力下で95〜130℃で
２〜60秒間熱処理することにより、単糸繊度30〜3000デ
ニールでフイラメント長の３分の１以下のコイル長とフ
イラメント径の10倍以上のコイル径を有する立体カール
フイラメントとする。延伸と熱処理は連続して行つても
良く、延伸糸を一旦貯蔵した後熱処理しても良い。また
延伸糸を適当な長さに切断した後に熱処理することもで
きる。熱処理の熱源としては熱水、熱風あるいは赤外線
ランプ等がいずれも使用できる。
ここで、コイル長とは、ある長さに切り取つた立体カ
ールフイラメント試片の長さを無張力状態で測定した長
さであり、フイラメント長とは上記試片のカールを展開
して測定した長さである。両者の比は、長さ３〜10cmの
試片５個についてそれぞれ測定したコイル長とフイラメ
ント長の比の平均値で表す。また、コイル径とは長さ10
cmの試片の平面投影図を用いて測定した立体カールフイ
ラメントのコイル外径の平均値であり、フイラメント径
とは立体カールフイラメントを構成するフイラメント自
身の直径である。これらコイル長、コイル径およびフイ
ラメント径の概念を第１図および第２図に例示する。
ールフイラメント試片の長さを無張力状態で測定した長
さであり、フイラメント長とは上記試片のカールを展開
して測定した長さである。両者の比は、長さ３〜10cmの
試片５個についてそれぞれ測定したコイル長とフイラメ
ント長の比の平均値で表す。また、コイル径とは長さ10
cmの試片の平面投影図を用いて測定した立体カールフイ
ラメントのコイル外径の平均値であり、フイラメント径
とは立体カールフイラメントを構成するフイラメント自
身の直径である。これらコイル長、コイル径およびフイ
ラメント径の概念を第１図および第２図に例示する。
立体カールフイラメントの太さは、エアフイルター用
には30〜2000デニール、椅子やマツトレスの詰物用には
100〜3000デニール、土木資材用には30〜3000デニール
のものが好適に用いられる。
には30〜2000デニール、椅子やマツトレスの詰物用には
100〜3000デニール、土木資材用には30〜3000デニール
のものが好適に用いられる。
このようにして得られた立体カールフイラメントをク
ツシヨン材とするには、その用途に応じた所定の型枠に
所望量だけ充填し、複合両成分の融点間の温度で融着処
理する。融着処理に用いる装置としては、熱風循環式加
熱装置が簡便であり、かつ、均一な加熱が可能であるの
で好適である。このようにして得られたクツシヨン材は
繊維の接点が鞘成分の融着により互に強固に接着されて
おり、繊維の大きなカール形状により嵩高であると共に
極めて弾力性に富み、強度の大きなものである。
ツシヨン材とするには、その用途に応じた所定の型枠に
所望量だけ充填し、複合両成分の融点間の温度で融着処
理する。融着処理に用いる装置としては、熱風循環式加
熱装置が簡便であり、かつ、均一な加熱が可能であるの
で好適である。このようにして得られたクツシヨン材は
繊維の接点が鞘成分の融着により互に強固に接着されて
おり、繊維の大きなカール形状により嵩高であると共に
極めて弾力性に富み、強度の大きなものである。
実施例１ 高密度ポリエチレン（メルトインデツクス15、融点13
0℃）を鞘成分とし、結晶性ポリプロピレン（メルトフ
ローレート６、融点165℃）を芯成分とし、複合比50/50
の偏心鞘芯型複合紡糸を紡糸ノズル径1.5mm、紡糸温度2
60℃、紡糸速度9.4mm/分の条件で行つて、単糸繊維4,98
0デニールの未延伸糸を得た。次いでこの未延伸糸を96
℃の熱水槽を用い延伸比5.0倍、延伸速度47.2m/分で延
伸し単糸繊度1,000デニールの延伸糸とし、繊維長128mm
に切断後、95℃の熱水槽に30秒間浸漬して立体カールフ
イラメントを得た。この立体カールフイラメントはコイ
ル長が平均39mm（コイル長／フイラメント長＝0.3）コ
イル径が平均11.3mm（コイル径／フイラメント径＝24）
であり、エアフイルターに好適に利用できるものであつ
た。
0℃）を鞘成分とし、結晶性ポリプロピレン（メルトフ
ローレート６、融点165℃）を芯成分とし、複合比50/50
の偏心鞘芯型複合紡糸を紡糸ノズル径1.5mm、紡糸温度2
60℃、紡糸速度9.4mm/分の条件で行つて、単糸繊維4,98
0デニールの未延伸糸を得た。次いでこの未延伸糸を96
℃の熱水槽を用い延伸比5.0倍、延伸速度47.2m/分で延
伸し単糸繊度1,000デニールの延伸糸とし、繊維長128mm
に切断後、95℃の熱水槽に30秒間浸漬して立体カールフ
イラメントを得た。この立体カールフイラメントはコイ
ル長が平均39mm（コイル長／フイラメント長＝0.3）コ
イル径が平均11.3mm（コイル径／フイラメント径＝24）
であり、エアフイルターに好適に利用できるものであつ
た。
実施例２ 実施例１と同様に複合紡糸し、但し紡糸速度は3.7m/
分として、単糸繊度12,656デニールの未延伸糸を得た。
この未延伸糸を96℃の熱水槽を有する延伸装置を用い、
延伸比6.0倍、延伸速度22.0m/分で延伸し、単糸繊度2,0
00デニールの延伸糸とした。得られた延伸糸のトウを13
0℃の熱風循環式ドライヤーで３分間熱処理して立体カ
ールフイラメントを得た。この立体カールフイラメント
は（コイル長／フイラメント長＝0.25）、コイル径平均
13.1mm（コイル径／フイラメント径＝21.8）であり、マ
ツトレスの詰物に好適に利用できるものであつた。
分として、単糸繊度12,656デニールの未延伸糸を得た。
この未延伸糸を96℃の熱水槽を有する延伸装置を用い、
延伸比6.0倍、延伸速度22.0m/分で延伸し、単糸繊度2,0
00デニールの延伸糸とした。得られた延伸糸のトウを13
0℃の熱風循環式ドライヤーで３分間熱処理して立体カ
ールフイラメントを得た。この立体カールフイラメント
は（コイル長／フイラメント長＝0.25）、コイル径平均
13.1mm（コイル径／フイラメント径＝21.8）であり、マ
ツトレスの詰物に好適に利用できるものであつた。
実施例３ デカブロモジフエニルオキサイドと三酸化アンチモン
の2:1混合物（重量比）を11.6％（重量）含有する結晶
性ポリプロピレン（メルトクローレート６、融点165
℃）を芯成分とし、2,2ビス（４−（2,3ジブロモプロポ
キシ）−3,5ジブロモフエニル）プロパンと三酸化アン
チモンの2:1混合物（重量比）を11.6％（重量）含有す
る高密度ポリエチレン（メルトインデツクス24、融点13
0℃）を鞘成分とし、複合比50/50で実施例１と同様に複
合紡糸、延伸、切断及び熱処理を行つて立体カールフイ
ラメントを得た。得られた立体カールフイラメントは
（コイル長／フイラメント長＝0.17）、（コイル径／フ
イラメント径＝33）であつた。
の2:1混合物（重量比）を11.6％（重量）含有する結晶
性ポリプロピレン（メルトクローレート６、融点165
℃）を芯成分とし、2,2ビス（４−（2,3ジブロモプロポ
キシ）−3,5ジブロモフエニル）プロパンと三酸化アン
チモンの2:1混合物（重量比）を11.6％（重量）含有す
る高密度ポリエチレン（メルトインデツクス24、融点13
0℃）を鞘成分とし、複合比50/50で実施例１と同様に複
合紡糸、延伸、切断及び熱処理を行つて立体カールフイ
ラメントを得た。得られた立体カールフイラメントは
（コイル長／フイラメント長＝0.17）、（コイル径／フ
イラメント径＝33）であつた。
この立体カールフイラメントをカード機を用い、目付
4000g/m2のウエブとし、150℃の熱風循環式乾燥機で２
分間融着処理したところ、立体カールフイラメントはそ
の鞘成分の融着により互の接点において固着した、厚さ
150mmの不織布状のマツトとなつた。このマツトは反撥
弾性が大きく椅子のクツシヨン材に適したものであつ
た。
4000g/m2のウエブとし、150℃の熱風循環式乾燥機で２
分間融着処理したところ、立体カールフイラメントはそ
の鞘成分の融着により互の接点において固着した、厚さ
150mmの不織布状のマツトとなつた。このマツトは反撥
弾性が大きく椅子のクツシヨン材に適したものであつ
た。
実施例４ 高密度ポリエチレン（メルトインデツクス15、融点13
0℃）を鞘成分としポリエステル（極限粘度0.64、融点2
55℃）を芯成分とし紡糸ノズル径1.0mm、紡糸温度285
℃、紡糸速度23m/分の条件で複合比50/50の偏心鞘芯型
複合紡糸を行つて単糸繊度450デニールの未延伸糸を得
た。次いでこの未延伸糸を98℃の熱水槽を用い延伸比3.
0倍、アニール槽80℃、延伸速度70m/分で延伸し単糸繊
度150デニールの延伸糸を得た。得られた延伸糸（ト
ウ）を81mmに切断し、100℃の熱風循環式ドライヤーで
２分間熱処理して立体カールフイラメントを得た。この
立体カールフイラメントはコイル長平均15mm（コイル長
／フイラメント長＝0.17）、コイル径平均5mm（コイル
径／フイラメント径＝33.3）であつた。
0℃）を鞘成分としポリエステル（極限粘度0.64、融点2
55℃）を芯成分とし紡糸ノズル径1.0mm、紡糸温度285
℃、紡糸速度23m/分の条件で複合比50/50の偏心鞘芯型
複合紡糸を行つて単糸繊度450デニールの未延伸糸を得
た。次いでこの未延伸糸を98℃の熱水槽を用い延伸比3.
0倍、アニール槽80℃、延伸速度70m/分で延伸し単糸繊
度150デニールの延伸糸を得た。得られた延伸糸（ト
ウ）を81mmに切断し、100℃の熱風循環式ドライヤーで
２分間熱処理して立体カールフイラメントを得た。この
立体カールフイラメントはコイル長平均15mm（コイル長
／フイラメント長＝0.17）、コイル径平均5mm（コイル
径／フイラメント径＝33.3）であつた。
この立体カールフイラメントを上下両面を60メツシユ
の金網で張つた金型（縦横各200mm、厚さ50mm）に充填
し、150℃の熱風で３分間加熱することにより、立体カ
ールフイラメントの鞘成分の融着により形状が安定化さ
れた繊維成形体を得た。この繊維成形体はパツキング材
として好適に利用できた。
の金網で張つた金型（縦横各200mm、厚さ50mm）に充填
し、150℃の熱風で３分間加熱することにより、立体カ
ールフイラメントの鞘成分の融着により形状が安定化さ
れた繊維成形体を得た。この繊維成形体はパツキング材
として好適に利用できた。
第１図および第２図は立体カールフイラメントの斜視図
であり、図中（Ａ）はカール長さを、（Ｂ）はカール径
を示す。
であり、図中（Ａ）はカール長さを、（Ｂ）はカール径
を示す。
Claims (3)
- 【請求項１】融点差が20℃以上ある二種類のポリオレフ
イン樹脂から成り、その低融点のポリオレフイン樹脂を
鞘成分とする30〜3000デニールの偏芯鞘芯複合モノフイ
ラメントであって、フイラメント長の３分の１以下のコ
イル長とフイラメント径の10倍以上のコイル径を有する
ことを特徴とする立体カールフイラメント。 - 【請求項２】融点差が20℃以上ある二種類のポリオレフ
イン樹脂を、その低融点のポリオレフイン樹脂を鞘成分
とするように、複合比70/30〜30/70で偏芯鞘芯型に複合
紡糸し、得られた未延伸糸を70〜120℃で４〜９倍に延
伸し、次いで無張力下で95〜130℃で熱処理することを
特徴とする請求項１に記載の立体カールフイラメントの
製造方法。 - 【請求項３】融点差が20℃以上ある二種類のポリオレフ
イン樹脂から成り、その低融点のポリオレフイン樹脂を
鞘成分とする30〜3000デニールの偏芯鞘芯複合モノフイ
ラメントであって、フイラメント長の３分の１以下のコ
イル長とフイラメント径の10倍以上のコイル径を有する
立体カールフイラメントから成るウエブを、上記二種類
のポリオレフイン樹脂の融点間の温度で熱処理して得ら
れる、フイラメントが互いにその接点で接着されている
クッション材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63102186A JP2756966B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 立体カールフイラメント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63102186A JP2756966B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 立体カールフイラメント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01272823A JPH01272823A (ja) | 1989-10-31 |
| JP2756966B2 true JP2756966B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=14320636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63102186A Expired - Fee Related JP2756966B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 立体カールフイラメント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2756966B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5320197B2 (ja) * | 2009-07-17 | 2013-10-23 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 捲縮性複合繊維及びこれを用いた繊維集合物 |
| JP6472273B2 (ja) * | 2015-03-04 | 2019-02-20 | 東洋紡Ｓｔｃ株式会社 | 粒状綿用短繊維、および粒状綿、並びにそれを用いた詰綿製品 |
| CN110241479A (zh) * | 2019-06-12 | 2019-09-17 | 佛山新晟泰新材料技术有限公司 | 一种永久卷曲欧根纱及其制备方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5952373B2 (ja) * | 1975-07-21 | 1984-12-19 | 京セラ株式会社 | 露出警告回路 |
| JPS521133A (en) * | 1976-06-18 | 1977-01-06 | Chisso Corp | Heat-bonding composite fibers and a process for manufacturing them |
| JPS62299514A (ja) * | 1986-06-10 | 1987-12-26 | Daiwa Spinning Co Ltd | 熱接着性中空複合繊維 |
-
1988
- 1988-04-25 JP JP63102186A patent/JP2756966B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01272823A (ja) | 1989-10-31 |
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