JP2756938B2 - 競技の情報表出システム - Google Patents

競技の情報表出システム

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JP2756938B2 JP7324416A JP32441695A JP2756938B2 JP 2756938 B2 JP2756938 B2 JP 2756938B2 JP 7324416 A JP7324416 A JP 7324416A JP 32441695 A JP32441695 A JP 32441695A JP 2756938 B2 JP2756938 B2 JP 2756938B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタート点及びゴ
ール点が定められた競技コースで競技を行なう種々のス
ポーツ競技において、特にタイム情報を表出する競技の
情報表出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、スキー競技において
は、図7に示すように、スタート点2及びゴール点3が
定められた競技コース1を設定し、スタート点2から順
次競技者がスタートして競技タイムを争う。従来、この
スキー競技の情報表出システムは、スタート点2に設け
られ競技者の体により傾動させられるスタートバーの動
作を検知して競技者がスタートしたことを検知するスタ
ート検知手段4と、ゴール点3に設けられ競技者がゴー
ルしたことを検知する光電管型のゴール検知手段5とを
備え、このスタート検知手段4及びゴール検知手段5の
検知に基づいて競技タイムを計測し、この結果を電光掲
示盤6に表示したり、プリンタ7でプリントアウトした
りしている。また、電光掲示盤6には、最速者の競技タ
イムや最速者との時間差を表示することも行なってい
る。尚、図7中8はスタート点2の近傍に設けられる秒
音発生器であって、競技者のスタートのきっかけに用い
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
競技の情報表出システムにおいては、競技者の競技タイ
ム,最速者の競技タイムや最速者との時間差を表示し
て、競技者や観客に競技の状況を知らせるようにしてい
るが、情報量が少なく、特に、競技者の到達可能な目標
とするタイム等の予想タイムとの比較表示がないので、
競技に対する競技者の興味や挑戦意欲、あるいは、競技
に対する観客の興味の点で、改良が望まれていた。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みて為され
たもので、競技者の予想タイムと実際の競技タイムとの
比較を容易に行なうことができるようにし、競技に対す
る競技者の興味や挑戦意欲を向上させ、競技に対する観
客の興味を湧き立たせるようにした競技の情報表出シス
テムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の競技の情報表出システムは、競技コー
スのスタート点に設けられ競技者がスタートしたことを
検知するスタート検知手段と、ゴール点に設けられ競技
者がゴールしたことを検知するゴール検知手段と、スタ
ート検知手段及びゴール検知手段の検知に基づいて競技
タイムを計測する競技タイム計測手段と、種々の競技情
報を表示する電光掲示盤と、上記競技タイム計測手段が
計測した競技タイムを上記電光掲示盤に表示させる競技
タイム表示手段とを備えた競技情報表出システムにおい
て、競技者の予想競技タイムを登録する予想競技タイム
登録手段と、上記予想競技タイム登録手段が登録する予
想競技タイムを上記電光掲示盤に表示させる予想競技タ
イム表示手段とを備えた構成としている。
【0006】そして、必要に応じ、上記競技タイム計測
手段が計測した競技タイムと予想競技タイム登録手段に
登録された予想競技タイムとの自己タイム差を算出する
自己タイム差算出手段と、該自己タイム差算出手段が算
出した自己タイム差を上記電光掲示盤に表示させる自己
タイム差表示手段とを備えた構成としている。そしてま
た、必要に応じ、ゴールした競技者に対し音声を発生す
るスピーカと、上記競技タイム計測手段が計測した競技
タイムが予想競技タイム登録手段に登録された予想競技
タイムよりも速いか遅いかを判定するタイム判定手段
と、上記タイム判定手段の判定結果を上記スピーカから
発生させる速遅情報発生手段とを備えた構成としてい
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
競技の情報表出システムについて説明する。この実施の
形態は、スキー競技に適用したものである。尚、上記と
同様のものには同一の符号を付して説明する。図1に示
すように、スキー競技においては、スタート点2及びゴ
ール点3が定められた競技コース1を設定し、スタート
点2から順次競技者をスタートさせて競技を行なう。図
1乃至図4に示すように、実施の形態に係る競技の情報
表出システムにおいて、4はスタート点2に設けられ競
技者がスタートしたことを検知するスタート検知手段で
あって、競技者の体により傾動させられるスタートバー
の動作を検知して競技者がスタートしたことを検知す
る。5はゴール点3に設けられ競技者がゴールしたこと
を検知する光電管型のゴール検知手段である。
【0008】10は競技コース1内に競技者以外の侵入
者が入ったことを検知する侵入者検知手段、11はスタ
ートした競技者が競技コース1外に出たことを検知する
コースアウト検知手段である。この侵入者検知手段10
及びコースアウト検知手段11は、図4に示すように、
送光体及び受光体の組からなる光電管装置12を、競技
コース1外縁に沿って内側径路13及び外側径路14の
2条の光電経路が形成されるように複数設置して構成さ
れている。そして、外側径路14,内側径路13の順で
光電経路を横切った場合には侵入者が入ったとしてこれ
を検知し、内側径路13,外側径路14の順で光電経路
を横切った場合には競技者が競技コース1外に出たとし
てこれを検知する。
【0009】15は競技コース1の競技者の位置を検知
する位置検知手段である。位置検知手段15は、図4に
示すように、送光体及び受光体の組からなる光電管装置
16を、競技コース1を横切って光電経路が形成される
ように適宜の間隔(例えば100mm間隔)で複数設置
して構成されている。
【00010】17は、スタート点2近傍,ゴール点3
近傍,競技コース1の外側部等の所要個所に設けられる
複数のスピーカであって、スタート点2近傍に設けられ
競技者に対して音声を発生する始点スピーカ17A、競
技コース1の外側部に音声を発生する観客向けの中間ス
ピーカ17B及び注意喚起用の中間スピーカ17C、ゴ
ール点3近傍に設けられ競技者に対して音声を発生する
終点スピーカ17Dが設けられている。各スピーカ17
は適所に適宜数設けられる。尚、符号8はスタート点2
近傍に設けられる秒音発生器であって、競技者のスター
トのきっかけに用いられる。
【0011】20は制御装置であって、コンピュータの
CPU等の機能、音響拡声装置(PAシステム)の機能
を備えて、後述の電光掲示盤30,各スピーカ17や秒
音発生器8等の制御を行なう。制御装置20は適所に設
置されている。制御装置20において、図2に示すよう
に、21はスタート可能情報発生手段であって、スター
ト検知手段4,ゴール検知手段5,侵入者検知手段10
及びコースアウト検知手段11等の検知に基づいて始点
スピーカ17Aに競技者がスタートしても良いというス
タート可能情報を発生させる。スタート可能情報は、例
えば、電子ボイスや信号音で構成される。電子ボイスと
しては、例えば、「次の選手スタートして下さい」等の
言葉で構成される。スタート可能情報は、繰り返し発生
させられる。
【0012】詳しくは、スタート可能情報発生手段21
は、システムの立上げ時及びリセット時には、侵入者検
知手段10の検知がないことを判断して、スタート可能
情報を発生させる。最初の競技者がスタートした後は、
スタート検知手段4の検知によりスタート可能情報の発
生を停止し、ゴール検知手段5の検知またはコースアウ
ト検知手段11の検知があり、かつ、侵入者検知手段1
0の検知がないことを判断してスタート可能情報を発生
させる。スタート可能情報の発生は、ゴール検知手段5
の検知またはコースアウト検知手段11の検知後、数秒
もしくは数十秒後等所定時間経過後に行なってよい。
【0013】22はスタート検知手段4がスタートを検
知したとき中間スピーカ17B,始点及び終点スピーカ
17A,17Dにスタート情報を発生させるスタート情
報発生手段である。スタート情報は、例えば、電子ボイ
スや信号音で構成される。電子ボイスとしては、例え
ば、「ただいま、選手がスタートしました」等の言葉を
数回発生させる。23はゴール検知手段5がゴールを検
知したとき中間スピーカ17B,始点及び終点スピーカ
17A,17Dにゴール情報を発生させるゴール情報発
生手段である。ゴール情報は、例えば、電子ボイスや信
号音で構成される。電子ボイスとしては、例えば、「た
だいま、選手がゴールしました」等の言葉を数回発生さ
せる。
【0014】24は侵入者検知手段10が競技コース1
内に侵入者が入ったことを検知したとき中間スピーカ1
7B,17C,始点及び終点スピーカ17A,17Dか
ら警告を発生させる警告発生手段である。警告は、例え
ば、電子ボイスや信号音で構成される。電子ボイスとし
ては、例えば、「侵入者あり」,「スタートはしばらく
お待ち下さい」等の言葉を数回発生させる。信号音とし
ては、例えば、ブザー音を発生させる。侵入者の排除が
終わったときは制御装置20のリセットボタン(図示せ
ず)を押して初期状態に戻す。
【0015】25はコースアウト検知手段11がコース
アウトを検知したとき中間スピーカ17B,始点及び終
点スピーカ17A,17Dにコースアウト情報を発生さ
せるコースアウト情報発生手段である。コースアウト情
報は、例えば、電子ボイスや信号音で構成される。電子
ボイスとしては、例えば、「ただいまの選手はコースア
ウトしました」等の言葉を数回発生させる。
【0016】26はスタート検知手段4の検知があった
後所定時間経過してもゴール検知手段5の検知がないと
き、競技者の転倒等の異常があったものとして、中間ス
ピーカ17B,始点及び終点スピーカ17A,17Dに
競技異常情報を発生させる競技異常情報発生手段であ
る。所定時間は周知のタイマ等で計測する。競技異常情
報は、例えば、電子ボイスや信号音で構成される。電子
ボイスとしては、例えば、「トラブル発生」等の言葉を
数回発生させる。信号音としては、例えば、ブザー音を
発生させる。競技異常が解消したときは制御装置20の
リセットボタン(図示せず)を押して初期状態に戻す。
【0017】27は位置検知手段15の検知に基づいて
中間スピーカ17B,始点及び終点スピーカ17A,1
7Dに位置情報を発生させる位置情報発生手段である。
位置情報は、例えば、電子ボイスや信号音で構成され
る。電子ボイスとしては、例えば、「・・・・地点を通
過しました」等の言葉を数回発生させる。また、位置検
知手段15が検知したところよりも後位の中間スピーカ
17Bから、「選手が走ってきます注意して下さい」等
の注意音を発生すれば、安全上好ましい。
【0018】28はスタート検知手段4の検知があった
とき中間スピーカ17Cに競技中を知らせる競技中情報
を発生させる競技中情報発生手段である。競技中情報
は、例えば、電子ボイスや信号音で構成される。信号音
としては、「ケロケロバアンバアンケロケロ」等滑走中
に連続して発生させる。競技中情報発生手段28は、ゴ
ール検知手段5の検知,コースアウト検知手段11の検
知,侵入者検知手段10の検知またはスタート検知手段
4の検知があった後所定時間経過してもゴール検知手段
5の検知がないときには、その発生機能が停止させられ
る。
【0019】また、30は種々の競技情報を表示する電
光掲示盤であって、ゴール地点をはじめ適所に設置され
る。電光掲示盤30には、図1に示すように、後述の申
告された予想競技タイム,競技タイム.競技タイムと予
想競技タイムとの自己タイム差,競技対象に係る今まで
の最速者の競技タイム,競技タイムと競技対象に係る今
までの最速者の競技タイムとの時間差等が表示される。
【0020】図1及び図3に示すように、31はスター
ト地点に設けられた制御装置20の登録器である。登録
器31において、32は競技者を特定するための名前や
番号などの競技者情報を入力する競技者情報入力部であ
り、ゼッケンに名前や番号などを入れ込んだバーコード
を表示し、このバーコードをバーコードリーダで読み取
るようにしている。33は競技者の予想競技タイムを入
力する予想競技タイム入力部であり、キーボード入力等
により実現される。登録内容は液晶画面等で確認可能に
なっている。
【0021】そしてまた、制御装置20において、図3
に示すように、34はスタート検知手段4及びゴール検
知手段5の検知に基づいて競技タイムを計測する競技タ
イム計測手段であって、周知のタイマ等により構成され
ている。35は競技タイム計測手段34が計測した競技
タイムを電光掲示盤30に表示させる競技タイム表示手
段、36は競技対象に係る今までの最速者の競技タイム
を記憶して電光掲示盤30に表示させる最速者タイム表
示手段、37は競技タイムと競技対象に係る今までの最
速者の競技タイムとの時間差を算出して電光掲示盤30
に表示させる時間差表示手段である。
【0022】40は登録器31の予想競技タイム入力部
33から入力された競技者の予想競技タイムを記憶して
登録する予想競技タイム登録手段である。41は予想競
技タイム登録手段40が登録する予想競技タイムを電光
掲示盤30に表示させる予想競技タイム表示手段であ
る。42は競技タイム計測手段34が計測した競技タイ
ムと予想競技タイム登録手段40に登録された予想競技
タイムとの差を自己タイム差として算出する自己タイム
差算出手段である。43は自己タイム差算出手段42が
算出した自己タイム差を電光掲示盤30に表示させる自
己タイム差表示手段である。
【0023】44は競技タイム計測手段34が計測した
競技タイムが予想競技タイム登録手段40に登録された
予想競技タイムよりも速いか遅いかを判定するタイム判
定手段、45はタイム判定手段44の判定結果を終点ス
ピーカ17D及び中間スピーカ17Bから発生させる速
遅情報発生手段である。速遅情報は、例えば、電子ボイ
スや信号音で構成される。電子ボイスとしては、例え
ば、速いときは「速い速い合格です」,「トライタイム
クリアー」等、遅いときは「残念でしたオーバータイム
です」,「オーバータイム、トライワンスモア」等の言
葉を数回発生させる。
【0024】また、図1中、46はゴール地点に設けら
れ、ゴールした競技者の照合を行なう制御装置20の照
合器である。照合器46は、上記登録器31と同様にゼ
ッケンのバーコードをバーコードリーダで読み取るよう
にしている。制御装置20は、上記登録器31に入力さ
れた競技者情報と照合器46に入力された競技者情報と
の照合を行ない、照合した場合のみ、上記各表示及び速
遅情報の発生を行なう。47はゴール地点に設けられ、
各データを印字するプリンタである。尚、ゴール検知手
段5が競技者を検知したとき、終点スピーカ17Dに上
記以外のゴール情報、例えば、予想競技タイム,競技タ
イム.競技タイムと予想競技タイムとの自己タイム差等
を発生させるようにしても良い。
【0025】従って、本発明の実施の形態に係る競技の
情報表出システムを用いて、スキー競技を行なう場合に
ついて、図5及び図6に示す制御装置20のフローチャ
ートを参照して説明する。システムを立ち上げた状態で
は、侵入者検知手段10の検知があるか否かを判断して
おり(1−1)、侵入者検知手段10の検知があれば
(1−1Y)、警告発生手段24によって中間スピーカ
17B,17C,始点及び終点スピーカ17A,17D
から「侵入者あり」,「スタートはしばらくお待ち下さ
い」等の警告を発生させる(1−2,1−3)。そし
て、侵入者の排除が終わったときはリセットボタンを押
して初期状態に戻す(1−4)。侵入者検知手段10の
検知がなければ(1−1N)、スタート可能情報発生手
段21が、始点スピーカ17Aから「次の選手スタート
して下さい」等の言葉を繰り返し発生させる(1−
5)。この場合、侵入者の確認を行なっているので、競
技コース1の安全が確認される。
【0026】一方、スタート地点において、競技者は、
制御装置20の登録器31において、競技者情報入力部
32に、競技者を特定するための名前や番号などの競技
者情報を入力する(2−1)。また、予想競技タイム入
力部33に、競技者の予想競技タイムを入力する(2−
1)。入力があると(2−2Y)、予想競技タイム登録
手段40に予想競技タイムが登録されるとともに(2−
3)、予想競技タイム表示手段41によって電光掲示盤
30に予想競技タイムが表示される(2−3)。
【0027】この状態において、登録器31に登録した
競技者がスタートする。このスタートにより、スタート
検知手段4がこれを検知すると(1−6Y,2−4
Y)、スタート可能情報発生手段21がスタート可能情
報の発生を停止し、スタート情報発生手段22が中間ス
ピーカ17B,17C,始点及び終点スピーカ17A,
17Dにスタート情報として「ただいま、選手がスター
トしました」等の言葉を数回発生させる(1−7)。ま
た、競技タイム計測手段34が競技タイムの計測を開始
する(2−5)。この場合、競技者がスタートしたこと
を、競技コース1外にいる観客等が知ることができるの
で、所謂つんぼ桟敷になることがなく、競技への興味を
向上させることができる。また、競技コース1内に不用
意に入り込む事態も抑制され、安全が図られる。特に、
スキー場の比較的短いスロープで、一般客が、競技の練
習等を行なうための施設におけるような場合には、極め
て有用になる。また、競技中情報発生手段28が、中間
スピーカ17Cから競技中を知らせる競技中情報として
「ケロケロバアンバアンケロケロ」等の音声を連続して
発生させる(1−7)。そのため、これによっても、競
技コース1内に不用意に入り込む事態が抑制され、安全
が図られる。
【0028】更に、滑走中においては、位置検知手段1
5が競技者を検知しており(1−8)、位置検知手段1
5の検知に基づいて、位置情報発生手段27が、中間ス
ピーカ17B,始点及び終点スピーカ17A,17Dか
ら、位置情報として「・・・・地点を通過しました」等
の音声を数回発生させる(1−9)。この場合、競技者
が滑走している位置を、競技コース1外にいる観客等が
知ることができるので、所謂つんぼ桟敷になることがな
く、競技への興味を向上させることができる。また、位
置検知手段15が検知したところよりも後位の中間スピ
ーカ17B,17Cから、「選手が走ってきます注意し
て下さい」等の注意音を発生すれば、安全上好ましい。
【0029】更にまた、滑走中においても、侵入者検知
手段10の検知があるか否かを判断しており(1−1
0)、侵入者検知手段10の検知があれば、警告発生手
段24によって中間スピーカ17B,17C,始点及び
終点スピーカ17A,17Dから「侵入者あり」,「ス
タートはしばらくお待ち下さい」等の警告を発生させる
(1−2,1−3)。そして、侵入者の排除が終わった
ときはリセットボタンを押して初期状態に戻す(1−
4)。また、この場合の競技は無効にする等の処置をと
る。
【0030】また、滑走途中において、競技者がコース
アウトする場合があるが、この場合には、コースアウト
検知手段11がコースアウトを検知し(1−11Y)、
これにより、コースアウト情報発生手段25が中間スピ
ーカ17B,始点及び終点スピーカ17A,17Dにコ
ースアウト情報として「ただいまの選手はコースアウト
しました」等の音声を数回発生させる(1−12)。そ
して、コースアウトした場合には、競技コース1が空き
状態になるので、侵入者検知手段10の検知がなければ
(1−1N)、スタート可能情報発生手段21が、始点
スピーカ17Aから「次の選手スタートして下さい」等
の言葉を繰り返し発生させ(1−5)、次の競技者に備
える。
【0031】更に、滑走途中において、競技者が転倒す
る等して競技コース1内に留まることがあるが、この場
合には、スタート検知手段4の検知があった後所定時間
経過してもゴール検知手段5の検知がないことになるの
で、競技異常情報発生手段26が競技者の転倒等の異常
があったものとして、中間スピーカ17B,17C,始
点及び終点スピーカ17A,17Dに競技異常情報とし
て「トラブル発生」,「スタートはしばらくお待ち下さ
い」等の音声を数回発生させる(1−13,1−14,
1−3)。これにより、この場合の競技は無効にする等
の処置をとる。また、競技異常が解消したときはリセッ
トボタンを押して初期状態に戻す(1−4)。
【0032】そして、競技者がゴールすると、ゴール検
知手段5がゴールを検知し(1−15Y)、ゴール情報
発生手段23が、中間スピーカ17B,17C,始点及
び終点スピーカ17A,17Dにゴール情報として「た
だいま、選手がゴールしました」等の音声を数回発生さ
せる(1−16)。また、図6に示すように、ゴール検
知手段5がゴールを検知すると(2−6Y)、競技タイ
ム計測手段34が競技タイムを確定する(2−7)。ゴ
ール地点においては、制御装置20の照合器46でゴー
ルした競技者の照合を行なう(2−8)。これにより、
競技した競技者が間違いなく本人であるかが判定され、
判定が本人でないとき(2−8N)は、競技が無効にさ
れ(2−9)、以後の処理を停止する。判定が本人であ
れば、以後の処理を行なう(2−8Y)。
【0033】先ず、制御装置20においては、自己タイ
ム差算出手段42が、競技タイム計測手段34が計測し
た競技タイムと予想競技タイム登録手段40に登録され
た予想競技タイムとの自己タイム差を算出する(2−1
0)。更に、タイム判定手段44が、競技タイム計測手
段34が計測した競技タイムが予想競技タイム登録手段
40に登録された予想競技タイムよりも速いか遅いかを
判定し(2−11)、速遅情報発生手段45が、タイム
判定手段44の判断結果を終点スピーカ17D及び中間
スピーカ17B,17Cから発生させる。タイム判定手
段44の判定結果が速いと判定されたときは(2−11
Y)、「速い速い合格です」,「トライタイムクリア
ー」等の音声を数回発生させる(2−12)。一方、タ
イム判定手段44の判定結果が遅いと判定されたときは
(2−11N)、「残念でしたオーバータイムです」,
「オーバータイム、トライワンスモア」等の音声を数回
発生させる(2−13)。この場合、自己の記録が予想
記録よりも速いか遅いかが聴覚で即座に分かるので、極
めて便利になり、また、競技に対する競技者の興味や挑
戦意欲が向上させられるとともに、観客にも比較結果が
分かるので興味が湧き立たされる。
【0034】電光掲示盤30においては、競技タイム表
示手段35が、競技タイム計測手段34が計測した競技
タイムを表示させ、最速者タイム表示手段36が競技対
象に係る今までの最速者の競技タイムを記憶して表示さ
せる(2−14)。この場合、最初の競技者のときは当
該最初の競技者の記録となる。更に、時間差表示手段3
7が競技タイムと競技対象に係る今までの最速者の競技
タイムとの時間差を算出して表示させ、自己タイム差表
示手段43が、自己タイム差算出手段42が算出した自
己タイム差を表示させる(2−14)。これにより、視
覚によって、記録を見ることができる。この場合、自己
の記録が予想記録よりも速いか遅いかが視覚で即座に分
かるので、極めて便利になり、また、競技に対する競技
者の興味や挑戦意欲が向上させられるとともに、観客に
も比較結果が分かるので興味が湧き立たされる。特に、
自己タイム差も表示されるので、予想よりもどれだけ、
遅かったか、あるいは速かったかが分かり、競技の結果
の分析等に利用でき、より一層、便利になる。
【0035】そして、図5に示すように、上記のゴール
検知手段5のゴール検知により(1−15)、例えば、
数秒後に、再び、侵入者検知手段10の検知がなければ
(1−1)、スタート可能情報発生手段21が、始点ス
ピーカ17Aから「次の選手スタートして下さい」等の
言葉を繰り返し発生させ(1−5)、次の競技者に備え
る。
【0036】尚、各スピーカーから発生させる音声は、
上述したものに限らず、他の言葉や信号音等、適宜に定
めて良い。また、スピーカ17からの音声の発生は、中
間スピーカ17B,17C,始点及び終点スピーカ17
A,17Dすべてに音声を発生させ、あるいは、必要な
スピーカーのみに発生させる等、適宜変更して良い。ま
た、スピーカを、人手の操作による放送装置を介してア
ナウンスさせるように併用しても良い。この場合には、
上述した以外の、種々の状況に対応した音声での伝達を
行なうことができる。更に、電光掲示盤30には、上記
の情報の他に、競技者を特定する名前等の情報等種々の
情報を表示して良い。
【0037】尚また、上記実施の形態においては、競技
者の予想競技タイムの入力をスタート地点に設けた登録
器31で行なうようにしたが、必ずしもこれに限定され
るものではなく、競技する前に予め、制御装置20に直
接入力する等、入力手段についてはどのように構成して
も差し支えない。また、上記実施の形態では、スキー競
技について本発明を適用したが、必ずしもこれに限定さ
れるものではなく、スタート点からゴール点に向かうタ
イム競技であれば、種々の競技に適用しても良いことは
勿論である。競技としては、複数人が同時にスタートし
てタイムを競うレースを行なう、例えば、陸上のトラッ
ク競技や水泳等の競技でも良い。この場合には、電光掲
示盤30には各競技者毎の情報を表示させ、スピーカに
は、各競技者毎の速遅情報を順に発生させるようにすれ
ば良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスキー競
技の情報表出システムによれば、競技者の予想競技タイ
ムを登録して電光掲示盤に表示させるので、競技記録が
予想記録よりも速いか遅いかが視覚により即座に分かる
ので、競技に対する競技者の興味や挑戦意欲を向上させ
ることができるとともに、観客も比較できるので、それ
だけ、観客の興味を湧き立たせることができる。
【0039】また、競技タイムと予想競技タイムとの自
己タイム差を算出して電光掲示盤に表示させるようにし
た場合には、予想よりもどれだけ、遅かったか、速かっ
たかが視覚で分かり、競技の結果の分析等に利用でき、
より一層、競技に対する競技者の興味や挑戦意欲を向上
させることができるとともに、観客も視覚で比較できる
ので、それだけ、観客の興味をより一層湧き立たせるこ
とができる。
【0040】そしてまた、予想競技タイムよりも速いか
遅いかを判定し、この判定結果をスピーカから発生させ
るようにした場合には、自己の記録が予想記録よりも速
いか遅いかが聴覚で即座に分かるので、極めて便利にな
り、また、競技に対する競技者の興味や挑戦意欲を向上
させることができるとともに、観客も聴覚で、結果を即
座に知ることができるので、観客の興味をより一層湧き
立たせることができる。これは、例えばスキーの資格検
定試験等のように制限タイムがあるような場合に、予想
タイムをこの制限タイムにしておけば、合格不合格が即
座に分かるので、有用性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る競技の情報表出シス
テムの概要を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る競技の情報表出シス
テムを示すブロック構成図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る競技の情報表出シス
テムを示すブロック構成図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る競技の情報表出シス
テムの要部を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る競技の情報表出シス
テムの制御のフローチャート図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る競技の情報表出シス
テムの制御のフローチャート図である。
【図7】従来の競技の情報表出システムの概要を示す図
である。
【符号の説明】
1 競技コース 2 スタート点 3 ゴール点 4 スタート検知手段 5 ゴール検知手段 8 秒音発生器 10 侵入者検知手段 11 コースアウト検知手段 15 位置検知手段 17 スピーカ 17A 始点スピーカ 17B,17C 中間スピーカ 17D 終点スピーカ 20 制御装置 21 スタート可能情報発生手段 22 スタート情報発生手段 23 ゴール情報発生手段 24 警告発生手段 25 コースアウト情報発生手段 26 競技異常情報発生手段 27 位置情報発生手段 28 競技中情報発生手段 30 電光掲示盤 31 登録器 32 競技者情報入力部 33 予想競技タイム入力部 34 競技タイム計測手段 35 競技タイム表示手段 36 最速者タイム表示手段 37 時間差表示手段 40 予想競技タイム登録手段 41 予想競技タイム表示手段 42 自己タイム差算出手段 43 自己タイム差表示手段 44 タイム判定手段 45 速遅情報発生手段 46 照合器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 競技コースのスタート点に設けられ競技
    者がスタートしたことを検知するスタート検知手段と、 ゴール点に設けられ競技者がゴールしたことを検知する
    ゴール検知手段と、 スタート検知手段及びゴール検知手段の検知に基づいて
    競技タイムを計測する競技タイム計測手段と、 種々の競技情報を表示する電光掲示盤と、 上記競技タイム計測手段が計測した競技タイムを上記電
    光掲示盤に表示させる競技タイム表示手段とを備えた競
    技情報表出システムにおいて、 競技者の予想競技タイムを登録する予想競技タイム登録
    手段と、 上記予想競技タイム登録手段が登録する予想競技タイム
    を上記電光掲示盤に表示させる予想競技タイム表示手段
    とを備えたことを特徴とする競技の情報表出システム。
  2. 【請求項2】 上記競技タイム計測手段が計測した競技
    タイムと予想競技タイム登録手段に登録された予想競技
    タイムとの自己タイム差を算出する自己タイム差算出手
    段と、 該自己タイム差算出手段が算出した自己タイム差を上記
    電光掲示盤に表示させる自己タイム差表示手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の競技の情報表出シス
    テム。
  3. 【請求項3】 ゴールした競技者等に対し音声を発生す
    るスピーカと、 上記競技タイム計測手段が計測した競技タイムが予想競
    技タイム登録手段に登録された予想競技タイムよりも速
    いか遅いかを判定するタイム判定手段と、 上記タイム判定手段の判定結果を上記スピーカから発生
    させる速遅情報発生手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1または2記載の競技の情報表出システム。
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