JP2756124B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2756124B2
JP2756124B2 JP63253203A JP25320388A JP2756124B2 JP 2756124 B2 JP2756124 B2 JP 2756124B2 JP 63253203 A JP63253203 A JP 63253203A JP 25320388 A JP25320388 A JP 25320388A JP 2756124 B2 JP2756124 B2 JP 2756124B2
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support shaft
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暢史 豊福
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/75Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing
    • G03G15/757Drive mechanisms for photosensitive medium, e.g. gears

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、歯車などの回転体による伝達機構を介して
感光体ドラム側に駆動軸側から回転駆動力を伝達させる
ようにした画像形成装置に関する。
[従来の技術] 感光体を用いる複写機などの各種画像形成装置には、
一定の回転体伝達機構を介して駆動軸側から感光体側に
回転駆動力を伝達させるように感光体駆動装置が設けら
れている。この感光体駆動装置においては、転写画像を
良好に形成することができるように感光体ドラムを定常
状態で回転駆動させるべく歯車などの各種回転体伝達機
構が従来から種々提案されている。特に各色に対応する
複数の感光体を備えることにより各色画像を重ね合わせ
るようにしたカラー画像形成装置においては、各感光体
上の各色画像をずらさないように転写させることが重要
であり、このため上記のような回転体伝達機構が多く提
案されている。
例えば、特開昭56−137361号公報あるいは特開昭57−
151955号公報などには、駆動力伝達用歯車の噛み合い部
分に振動弾性部材としての弾性部材(ダンパー)を介挿
することが提案されている。しかしこれらは歯車の歯面
どうしが噛み合う際に生じる回転むらすなわち高周波の
回転むらの発生を防止するものにすぎず、歯車の偏心に
伴う1回転周期などにおける低周波の回転むらを十分に
是正することはできない。このため1回転周期における
転写画像に伸縮が発生するという問題がある。
このような1回転周期における転写画像の伸縮を防止
するため、例えば特開昭63−11965号公報などにおいて
は、駆動側の歯車における1回転周期を露光から転写ま
での時間に一致させることが行なわれている。さらには
特開昭62−178988号公報などに記載されているように、
複数並設された各感光体における回転位相を相互に一致
させ、これにより形成画像の色ずれをなくすようにした
ものも提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが上述したいずれの従来装置も感光体ドラムの
回転タイミングをある一定状態に合わせるものにすぎ
ず、感光体ドラム自体が一定状態の回転可能となるよう
に直接的な回転制御を行なうものではない。したがって
従来装置においては画像の伸縮あるいは色ずれのいずれ
かが発生してしまい、完全な解決手段にはなりえていな
い。
そこで本発明は、感光体ドラムを一定の角速度状態で
回転駆動させて画像の伸縮および色ずれの発生を同時に
防止することができるようにした現像装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決すべき手段] 上記目的を達成するため請求項の1に記載された発明
は、感光体ドラムの支軸側に固定された入力回転体と駆
動軸側に固定された出力回転体とを互いに回転伝達可能
に接続して上記感光体ドラムに回転駆動力を伝達させる
ようにした画像形成装置において、入力回転体が、感光
体ドラムの支軸に固定される内輪部と、この内輪部の外
側部分において感光体ドラムの支軸に一定の偏心状態を
維持しながら一定位置で回転駆動される外輪部と、内輪
部と外輪部との間に両者の偏心を吸収するように介挿さ
れた弾性部材とを備えている構成であり、さらに、外輪
部を感光体ドラムの支軸に対して一定量偏心させ、この
偏心状態を維持する偏心手段を備えている構成を有して
いる。
また請求項の2に記載された発明は、請求項1記載の
画像形成装置において、偏心手段が、外輪部の外周部分
に設けられている案内面部と、駆動軸に設けられ、案内
面部に圧接する支持ローラーとを備えている構成を有し
ている。
さらに請求項の3に記載された発明は、感光体ドラム
の支軸側に固定された入力回転体と駆動軸側に固定され
た出力回転体とを互いに回転伝達可能に接続して上記感
光体ドラムに回転駆動力を伝達させるようにした画像形
成装置において、上記入力回転体は、感光体ドラムの支
軸に対し一定の偏心状態を維持しながら一定位置で回転
駆動されるように、軸ずれを吸収しかつ等角速度で回転
力の伝達を行なう軸継手手段を介して取り付けられる構
成を有している。
[作用] 請求項1に記載された構成によれば、偏心手段が、外
輪部を感光体ドラムの支軸に対して一定量偏心させ、こ
の偏心状態を維持するので、この一定量の偏心状態にお
いて、入力回転体が回転駆動されるため、入力回転体と
出力回転体との回転伝達部から感光体ドラムの支軸に至
る距離が常時一定に維持される。一方、入力回転体にお
ける出力回転体との回転伝達部は、出力回転体によって
一定の送り量で回転駆動される。したがって、感光体ド
ラムの支軸は、一定の角速度で回転駆動される。
また請求項の2に記載された構成によれば、支持ロー
ラーが案内面部に圧接することによって、外輪部を感光
体ドラムの支軸に対して一定量偏心させ、この偏心状態
を維持する。このときの内輪部と外輪部との偏心量は両
輪部の間に介挿されている弾性部材が撓むことによって
吸収される。
さらに請求項の3に記載された構成を有する手段にお
いては、感光体ドラムの支軸側に対して入力回転体が一
定の偏心状態を維持しながら一定位置で回転駆動され
る。このときの感光体ドラムの支軸側に対する入力回転
体の偏心量は、軸ずれを吸収しかつ等角速度で回転力の
伝達を行なう軸継手手段の作用によって吸収される。し
たがって上記入力回転体と駆動側の出力回転体との回転
伝達部から感光体ドラムの支軸に至る距離が常時一定に
維持される。一方上記入力回転体における出力回転体と
の回転伝達部は出力回転体によって一定の送り量で回転
駆動されている。その結果上記感光体ドラムの支軸は一
定の角速度で回転駆動されることとなる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
まず本発明を適用してなる画像形成装置の一例として
カラー複写機の概要を第3図により説明する。このカラ
ー複写機は、原稿読み取りのためのスキャナー部1と、
このスキャナー部1よりデジタル信号として出力される
画像信号を電気信号に処理する画像処理部2と、この画
像処理部2より発せられる各色ごとの画像記録情報に基
づいて画像を複写紙上に形成するプリンター部3とを備
えている。上記スキャナー部1には、原稿載置台4上の
原稿を走査照明する蛍光灯などのランプ5が設けられて
いる。上記ランプ5により照明されたときの原稿からの
反射光は、ミラー6,7,8により反射されて結像レンズ9
に入射される。結像レンズ9によってダイクロイックレ
ンズ10に画像光は結像され、例えばレッドR、グリーン
G、ブルーBの3種類の波長の光に分光され、各波長光
ごとに受光器11、例えばレッド用CCD11R、グリーン用CC
D11G、ブルー用CCD11Bに入射される。上記レッド用CCD1
1R、グリーン用CCD11G、ブルー用CCD11Bは、入射された
光をデジタル信号に交換して出力し、その出力には画像
処理部2において必要な処理が施されて、各色の記録色
情報、例えばブラック(以下、Bkと略称する)、イエロ
ー(以下Yと略称する)、マゼンタ(以下Mと略称す
る)、シアン(以下Cと略称する)の各色の記録形成用
の信号に変換される。
第3図にはBk,C,M,Yの4色を形成する例が示されてい
るが、3色だけでカラー画像を形成することもできる。
その場合には第3図の例に対し記録装置を1組減らすこ
ともできる。
画像処理部2よりの信号はプリンター部3に入力さ
れ、それぞれの色のレーザー光出射装置12Bk,12C,12M,1
2Yに送られる。プリンター部3には、図示の例では4組
の記録装置13Bk,13C,13M,13Yが並んで配置されている。
上記各記録装置13Bk,13C,13M,13Yはそれぞれ同じ構成部
材よりなっているので、説明を簡単化するためC用の記
録装置について説明し、他の色については説明を省略す
る。なお各色用について同じ部分には同じ符号を付し、
各色の構成の区別をつけるために符号に各色を示す添字
を付す。
記録装置13Cは、露光装置としてのレーザー光出射装
置12Cのほかに感光体ドラム14Cを有する。感光体ドラム
14Cには、帯電チャージャー15C、現像装置16C、転写チ
ャージャー17Cなどが公知の複写機と同様に付設されて
いる。
帯電チャージャー15Cにより一様帯電された感光体ド
ラム14Cにはレーザー出射装置12Cによりシアン光像が露
光されこれによって静電潜像が形成される。この静電潜
像は、現像装置16Cにより現像されて顕像化され各色ト
ナー像が得られる。一方給紙コロ18によって給紙部19を
構成する2つの給紙カセットのいずれかから供給される
複写紙は、レジストローラー20によって先端が揃えられ
タイミングを合わせるようにして転写ベルト21に送られ
る。転写ベルト21により搬送される複写紙は、上記各色
トナー像それぞれを担持する各感光体ドラム14Bk,14C,1
4M,14Yに順次送られて、転写チャージャー17の作用下で
各色トナー像のそれぞれが順次重ね合わせられるように
して転写される。転写が行なわれた複写紙は定着ローラ
ー22によって定着され、排紙ローラー23により排紙され
る。この場合複写紙は転写ベルト21に対して静電吸着さ
れることにより転写ベルト21の送り速度にしたがって精
度よく搬送される。
第1図および第2図には本発明の一実施例における感
光体駆動装置が表わされている。
感光体ドラム14の支軸30側には入力歯車31が止めねじ
32により固定されている。上記入力歯車31は、感光体ド
ラム14の支軸30に固定されている内輪部33と、この内輪
部33の外側部分に環状の弾性部材34を介して設けられる
外輪部35とを備えている。外輪部35の外周部分には、後
述する駆動側の出力歯車36に噛み合う歯面部35aが形成
されているとともに、この噛み合い歯面部35aに隣接す
るようにして案内面部35bが円周状に形成されている。
案内面部35bはやや小径状に形成されて噛み合い歯面部3
5aの形成位置より半径方向内側に配置されており、該案
内面部35bと上記噛み合い歯面部35aとの間には一定の段
差が形成されるようになっている。
一方前記感光体ドラム14の支軸30に対し一定の間隔を
もってほぼ平行に駆動軸37が配置されている。この駆動
軸37には、上記入力歯車31に噛み合う出力歯車36が止め
ねじ38により固定されている。さらに上記駆動軸37に
は、前記入力歯車31の外輪部35に設けられている案内面
部35b上に圧接されるように第1支持ローラー40が固定
されている。この第1支持ローラー40は、入力歯車31の
外輪部35を感光体ドラム14の支軸30側に向かって押し付
けるものであり、該第1支持ローラー40により案内面部
35bを介して押圧される入力歯車31の外輪部35は、前記
感光体ドラム14の支軸30に対し一定の偏心状態を維持し
ながら回転駆動されるように押し込められている。そし
てこれにより入力歯車31と出力歯車36とが常時一定の位
置で噛み合わされるようになっている。
このとき外輪部35の内輪部33に対する偏心分は、弾性
部材34の撓みによって吸収されている。弾性部材34はゴ
ム部材から形成されている。すなわちこの場合における
感光体ドラム14の支軸30と駆動軸37との軸間距離lは、
入力歯車31のピッチ円直径をD1、出力歯車36のピッチ円
直径をD2とするとき、正規の軸間距離である(D1+D2
/2よりやや小さい値となるように設定されている。
また上記入力歯車31の側部部分には、外輪部35に設け
られている案内面部35bに圧接されるようにして第2支
持ローラー41および第3支持ローラー42が配置されてい
る。これらの支持ローラー40,41,42は、外輪部35の案内
面部35bを三方向から挾み込むように配置されており、
これらの支持ローラー40,41,42によって入力歯車31の外
輪部35が一定の偏心位置で回転駆動されるように押し込
められ位置決めされている。なお、案内面部35bと支持
ローラー40,41,42とによって偏心手段が構成されてい
る。
このような実施例においては、感光体ドラム14の支軸
30側に固定された入力歯車31の内輪部33に対して外輪部
35が一定の偏心状態を維持しながら一定位置で回転駆動
される。このときの内輪部33と外輪部35との偏心量は両
輪の間部分に介挿されている弾性部材34の撓みによって
吸収される。したがって上記入力歯車31と駆動側の出力
歯車36との噛み合い部から感光体ドラム14の支軸30に至
る距離は常時一定に維持される。一方上記入力歯車31に
おける出力歯車36との噛み合い部は、出力歯車36が一定
速度で回転駆動されることによって一定の送り量で回転
駆動されている。その結果上記感光体ドラム14の支軸30
は一定の角速度で回転駆動されることとなり、1回転周
期の回転むらは生じることが回避される。
ここで歯車の偏心に基づく速度変動を一般的に説明し
ておく。第4図(a)および(b)に示されるように、
歯車の1歯に対する角度を2θ0とすると、回転中心がe
1だけ偏心している場合の1歯に対する角度は2θ1とな
り、このときの角速度変動量をa(%)とすると、 となる。ここで図示より明らかなように、 である。
出力歯車36の偏心によって感光体ドラム14の支軸30に
回転むらが発生することとなるが、これは以下の手段で
対処可能である。すなわち感光体ドラム14に対する露光
位置から転写位置までの角度をθ(deg)とし、出力歯
車36の歯数をZ1、入力歯車31の歯数をZ2とするとき、 となるような歯数を選択すれば、出力歯車36の1回転周
期における回転むらの位相は露光時と転写時とで一致す
ることとなる。例えば速度が速いときに露光された画像
は感光体上で伸びた画像となるが、転写時においても感
光体の速度が速くなるため、転写紙上では正規の長さと
なって転写されることとなる。
第5図、第6図および第7図に示される実施例におい
ては、感光体ドラム14の支軸50側には、軸ずれを吸収し
かつ等角速度で回転力の伝達を行なうオルダム継手を構
成するディスク51を介して入力歯車52が取り付けられて
いる。上記オルダム継手を構成するディスク51は、止め
ねじ53により支軸50側に固定されているハブ54と前記入
力歯車52との間に介挿されており、感光体ドラム14の支
軸50に対し軸直角方向に移動可能となるように、すなわ
ち軸直角方向に移動偏心可能に遊嵌状態にて嵌挿されて
いる。また該ディスク51におけるハブ54および入力歯車
52にそれぞれ対向される各対向面上には、互いに直交し
合う関係にて直径方向に延びる凸部51aおよび51bがそれ
ぞれ形成されている。
一方前記ハブ54および入力歯車52側には上記ディスク
51の凸部51aおよび51bにそれぞれ摺動自在に嵌合される
凹部54aおよび52aが互いに直交し合う関係にて直径方向
に延びるように形成されている。また上記入力歯車52
は、感光体ドラム14の支軸50に対し遊嵌状態となるよう
に、すなわち軸直角方向に移動偏心可能に遊嵌状態にて
嵌挿されており、後述する複数の支持ローラーによって
一定の偏心状態を維持しながら一定位置で回転駆動され
るようになされている。
上記入力歯車52の外周部分には、後述する駆動側の出
力歯車55に噛み合う歯面部52bが形成されているととも
に、この噛み合い歯面部52bに隣接するようにして案内
面部52cが円周状に形成されている。案内面部52cは、噛
み合い歯面部52bの形成位置より半径方向内側に配置さ
れるようにやや小径状に形成されており、案内面部52c
と噛み合い歯面部52bとの間には一定の段差が形成され
るようになっている。
一方前記感光体ドラム14の支軸50に対し一定の間隔を
もってほぼ平行に駆動軸56が配置されている。この駆動
軸56には、上記入力歯車52に噛み合う出力歯車55が止め
ねじ57により固定されている。さらに上記駆動軸56に
は、前記入力歯車52の案内面部52c上に圧接されるよう
にして第1支持ローラー60が固定されている。この第1
支持ローラー60は、入力歯車52を感光体ドラム14の支軸
50側に向かって押し付けるものであり、第1支持ローラ
ー60により案内面部52cを介して押圧される入力歯車52
は、前記感光体ドラム14の支軸50に対し一定の偏心状態
を維持しながら回転駆動されるように押し込められ、入
力歯車52と出力歯車55とが常時一定の位置で噛み合わさ
れるようになっている。
このとき入力歯車52の感光体ドラム14の支軸50に対す
る偏心分はオルダム継手を構成するディスク51の軸ずれ
吸収作用によって調整されている。すなわちこの場合に
おける感光体ドラム14の支軸50と駆動軸56との軸間距離
lは、上記第1実施例と同様に、入力歯車52のピッチ円
直径をD1、出力歯車55のピッチ円直径をD2とするとき、
正規の軸間距離を表わしている(D1+D2)/2よりやや小
さい値となるように設定されている。
また上記入力歯車52の周囲部分には、該入力歯車52に
設けられている案内面部52cに圧接されるようにして第
2支持ローラー61、第3支持ローラー62および第4支持
ローラー63が配置されている。これらの支持ローラー6
0,61,62,63は、入力歯車52の案内面部52cを四方向から
挾み込むように配置されており、これらの支持ローラー
60,61,62,63によって入力歯車52が一定位置で回転駆動
されるように押し込められ位置決めされている。上記第
1支持ローラー60、第2支持ローラー61および第3支持
ローラー62は一定位置に固定される状態で回転されてい
るとともに、第4支持ローラー63は、第1支持ローラー
60の反対側部分においてアーム64により揺動自在に支持
されている。上記アーム64の途中部分には、第4支持ロ
ーラー63を第1支持ローラー60側に向かって押し付け付
勢するコイルスプリング65が装着されている。なお、案
内面部52cと支持ローラー60,61,62,63とによって偏心手
段が構成されている。
このような実施例においては、感光体ドラム14の支軸
50側に対して入力歯車52が一定の偏心状態を維持しなが
ら一定位置で回転駆動される。このときの感光体ドラム
14の支軸50側に対する入力歯車52の偏心量は、軸ずれを
吸収しかつ等角速度で回転力の伝達を行なうオルダム継
手としてのディスク51の作用によって吸収される。した
がって上記入力歯車52と駆動側の出力歯車55との噛み合
い部から感光体ドラム14の支軸50に至る距離は常時一定
に維持される。一方上記入力歯車52における出力歯車55
との噛み合い部は、出力歯車55が一定速度で回転駆動さ
れることによって一定の送り量で回転駆動されている。
その結果上記感光体ドラム14の支軸50は一定の角速度で
回転駆動されることとなり、1回転周期の回転むらを生
じることが回避されるようになっている。
第8図に示される実施例においては、軸ずれを吸収し
かつ等角速度で回転力の伝達を行なうオルダム継手を介
して感光体ドラム14の支軸50側に取り付けられている入
力歯車52の噛み合い歯面部52bに対して、タイミングベ
ルト70が掛け付けられているとともに、入力歯車52に設
けられている案内面部52cが、該案内面部52cの両側から
挾み込むようにしてほぼ平行に配置されている一対のガ
イド部材71,71によって駆動軸56に対して進退自在に支
持されている。駆動軸56には第1支持ローラー72が固定
されており、この第1支持ローラー72に対して入力歯車
52の案内面部52cが上記タイミングベルト70の張力によ
って押し付けられている。そしてタイミングベルト70の
張力により案内面部52cを介して第1支持ローラー72側
に押圧される入力歯車52は、前記感光体ドラム14の支軸
50に対し一定の偏心状態を維持しながら回転駆動される
ように押し込められ、入力歯車52と出力歯車55とが常時
一定の位置で噛み合わされるようになっている。なお、
本実施例では、案内面部52c、第1支持ローラー72及び
ガイド部材71,71によって偏心手段が構成されている。
このような実施例においても上記実施例と同様な作用
・効果を得ることができ、上記感光体ドラム14の支軸50
は一定の角速度で回転駆動されることとなって1回転周
期の回転むらを生じることが回避されるようになってい
る。
なお上記各実施例は、複数の感光体を用いるカラー複
写機に本発明を適用したものであるが、本発明は、通常
の複写機やプリンターに対しても同様に適用することが
できる。また駆動機構としては、上記各実施例における
歯車駆動機構のほかにベルト駆動のプーリーなど各種駆
動機構に対しても同様に適用することができる。
[発明の効果] 以上述べたように請求項の1、請求項の2および請求
項の3に記載されている発明は、感光体ドラムの支軸に
固定されている入力回転体と駆動側の出力回転体との回
転力伝達部から感光体ドラムの支軸に至る距離が常時一
定に維持されるように、上記入力回転体は、感光体ドラ
ムの支軸に対し一定の偏心状態を維持しながら一定位置
で回転駆動されるように取り付けられる構成を採用して
なるから、感光体ドラムを一定の角速度状態で回転駆動
させることができ、画像の伸縮および色ずれの発生を良
好に防止することができるとともに、入力回転体と駆動
側の出力回転体との回転力伝達部における接合状態を良
好に維持しかつ組立性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例における感光体
駆動装置を表わした縦断面説明図および正面説明図、第
3図は本発明を適用してなるカラー複写機の概要を表わ
した側面説明図、第4図(a)および(b)は偏心に伴
う速度変動を説明するための模式図、第5図,第6図お
よび第7図は本発明の他の実施例における感光体駆動装
置を表わした縦断面説明図,正面説明図および分解斜視
図、第8図は本発明のさらに他の実施例における感光体
駆動装置を表わした正面説明図である。 14…感光体ドラム、30,50…支軸、31,52…入力歯車、33
…内輪部、34…弾性部材、35…外輪部、36,55…出力歯
車、51…オルダム継手ディスク。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体ドラムの支軸側に固定された入力回
    転体と駆動軸側に固定された出力回転体とを互いに回転
    伝達可能に接続して上記感光体ドラムに回転駆動力を伝
    達させるようにした画像形成装置において、 上記入力回転体が、上記感光体ドラムの支軸に固定され
    る内輪部と、この内輪部の外側部分において上記感光体
    ドラムの支軸に一定の偏心状態を維持しながら一定位置
    で回転駆動される外輪部と、上記内輪部と上記外輪部と
    の間に両者の偏心を吸収するように介挿された弾性部材
    とを備えており、 上記外輪部を上記感光体ドラムの支軸に対して一定量偏
    心させ、この偏心状態を維持する偏心手段を備えている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記偏心手段が、上記外輪部の外周部分に
    設けられている案内面部と、上記駆動軸に設けられ、上
    記案内面部に圧接する支持ローラーとを備えていること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】感光体ドラムの支軸側に固定された入力回
    転体と駆動軸側に固定された出力回転体とを互いに回転
    伝達可能に接続して上記感光体ドラムに回転駆動力を伝
    達させるようにした画像形成装置において、 上記入力回転体は、感光体ドラムの支軸に対し一定の偏
    心状態を維持しながら一定位置で回転駆動されるよう
    に、軸ずれを吸収しかつ等角速度で回転力の伝達を行う
    軸継手手段を介して取り付けられていることを特徴とす
    る画像形成装置。
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