JP3307105B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
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- JP3307105B2 JP3307105B2 JP24660394A JP24660394A JP3307105B2 JP 3307105 B2 JP3307105 B2 JP 3307105B2 JP 24660394 A JP24660394 A JP 24660394A JP 24660394 A JP24660394 A JP 24660394A JP 3307105 B2 JP3307105 B2 JP 3307105B2
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- roll
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- Color Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像形成装置に関
し、特に、カラートナー像が形成される像担持ベルトの
周長と、これを駆動するロールの回転周長とずれを補償
して色ずれを防止したカラー画像形成装置に関する。
し、特に、カラートナー像が形成される像担持ベルトの
周長と、これを駆動するロールの回転周長とずれを補償
して色ずれを防止したカラー画像形成装置に関する。
【０００２】
【従来技術】従来のカラー画像形成装置として、感光体
や中間転写体等の像担持体、又は用紙搬送装置にベルト
を使用したカラー画像形成装置がある。このカラー画像
形成装置では、例えば、特開平２−１２２７１号公報に
示されるように、中間転写ベルトの周長と駆動ロールの
周長の比を整数倍にして３回の色重ね時に各カラーに色
ずれが生じないようにしている。
や中間転写体等の像担持体、又は用紙搬送装置にベルト
を使用したカラー画像形成装置がある。このカラー画像
形成装置では、例えば、特開平２−１２２７１号公報に
示されるように、中間転写ベルトの周長と駆動ロールの
周長の比を整数倍にして３回の色重ね時に各カラーに色
ずれが生じないようにしている。
【０００３】かかるカラー画像形成装置において、ベル
トを駆動する駆動ロールの回転軸に偏心が生じている
と、駆動ロールが回転することによって図８に示すよう
に、ロール表面に速度誤差が生じる。この速度誤差は駆
動ロールの平均速度Ｖ0 に対し、駆動ロールの偏心量ａ
と角速度ωの積に基づく振幅で表され、この速度誤差に
よって駆動ロールの回転分の周長とベルト周長との間に
周長差ｂ（位置誤差）が発生する。ここで、ｒは駆動ロ
ールの半径である。
トを駆動する駆動ロールの回転軸に偏心が生じている
と、駆動ロールが回転することによって図８に示すよう
に、ロール表面に速度誤差が生じる。この速度誤差は駆
動ロールの平均速度Ｖ0 に対し、駆動ロールの偏心量ａ
と角速度ωの積に基づく振幅で表され、この速度誤差に
よって駆動ロールの回転分の周長とベルト周長との間に
周長差ｂ（位置誤差）が発生する。ここで、ｒは駆動ロ
ールの半径である。
【０００４】図９は、図８の速度誤差に基づいて生じた
駆動ロールの回転分の周長とベルト周長の周長差ｂにお
ける時間ｔでのベルト位置誤差を示しており、（ｎ−
１）色目画像とｎ色目画像の画像先端を一致させるカラ
ーレジストレーションにおいて（ｎ−１）色目画像とｎ
色目画像との間にベルト位置誤差Ｄ（ｎ）が生じてい
る。図９において、ｎ色目のベルト表面位置Ｉ（ｎ）は
次式により表される。 Ｉ（ｎ）＝ｒωｔ 従って、ベルト表面の位置誤差Ｄ（ｎ）はＩ（ｎ）−Ｉ
（ｎ−１）より、次式により表される。 Ｄ（ｎ）＝（ａｂ÷ｒ）
駆動ロールの回転分の周長とベルト周長の周長差ｂにお
ける時間ｔでのベルト位置誤差を示しており、（ｎ−
１）色目画像とｎ色目画像の画像先端を一致させるカラ
ーレジストレーションにおいて（ｎ−１）色目画像とｎ
色目画像との間にベルト位置誤差Ｄ（ｎ）が生じてい
る。図９において、ｎ色目のベルト表面位置Ｉ（ｎ）は
次式により表される。 Ｉ（ｎ）＝ｒωｔ 従って、ベルト表面の位置誤差Ｄ（ｎ）はＩ（ｎ）−Ｉ
（ｎ−１）より、次式により表される。 Ｄ（ｎ）＝（ａｂ÷ｒ）
【０００５】このベルト位置誤差Ｄ（ｎ）は色ずれ量で
ある。この色ずれ量は図１０に示すように駆動ロールの
偏心量ａと周長差ｂの積を駆動ロールの半径ｒで除した
値に相当する振幅で変化し、その最大値は、図１１に示
すように、２ａｂ／ｒで近似される。
ある。この色ずれ量は図１０に示すように駆動ロールの
偏心量ａと周長差ｂの積を駆動ロールの半径ｒで除した
値に相当する振幅で変化し、その最大値は、図１１に示
すように、２ａｂ／ｒで近似される。
【０００６】通常、色ずれは０．１mm程度あると認識で
きることから、高画質を得るためにはこの位相ずれによ
る色ずれを０．０５mm以下にする必要がある。
きることから、高画質を得るためにはこの位相ずれによ
る色ずれを０．０５mm以下にする必要がある。
【０００７】ベルト表面の位置誤差Ｄ（ｎ）を、ａ＝２
mm、ｒ＝１５mm、ｂ＝２mmとし、ベルト４回転でカラー
画像を形成したとき、４回転目における累積誤差Ｄ
（３）は以下の値となる。 Ｄ（３）＝３×０．２×２÷１５＝０．０８mm 従って、従来のカラー画像形成装置において、０．０８
mmの色ずれを０．０５mm以下にするためには、中間転写
ベルトの周長、駆動ロールの外径及び真円度等の寸法精
度、及びこれらの組み立て時の取付精度等を高めなけれ
ばならない。
mm、ｒ＝１５mm、ｂ＝２mmとし、ベルト４回転でカラー
画像を形成したとき、４回転目における累積誤差Ｄ
（３）は以下の値となる。 Ｄ（３）＝３×０．２×２÷１５＝０．０８mm 従って、従来のカラー画像形成装置において、０．０８
mmの色ずれを０．０５mm以下にするためには、中間転写
ベルトの周長、駆動ロールの外径及び真円度等の寸法精
度、及びこれらの組み立て時の取付精度等を高めなけれ
ばならない。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカラー
画像形成装置によると、前述した寸法精度及び取付精度
を上げるには限度があり、また、どんなに精度を上げた
としても温度変化に基づく熱膨張収縮による精度低下を
補償することは困難である。当然、高精度化にすればす
る程コスト上昇をもたらす。これらの課題は他のカラー
画像形成装置、例えば、中間転写ベルトを介さずに感光
体ベルト上でカラートナー像を重ね合わせる装置等にお
いても共通する。従って、本発明の目的は、像担持ベル
ト及び駆動ロールの寸法精度及び取付精度を上げないで
色ずれを防ぐカラー画像形成装置を提供することにあ
る。
画像形成装置によると、前述した寸法精度及び取付精度
を上げるには限度があり、また、どんなに精度を上げた
としても温度変化に基づく熱膨張収縮による精度低下を
補償することは困難である。当然、高精度化にすればす
る程コスト上昇をもたらす。これらの課題は他のカラー
画像形成装置、例えば、中間転写ベルトを介さずに感光
体ベルト上でカラートナー像を重ね合わせる装置等にお
いても共通する。従って、本発明の目的は、像担持ベル
ト及び駆動ロールの寸法精度及び取付精度を上げないで
色ずれを防ぐカラー画像形成装置を提供することにあ
る。
【０００９】本発明の他の目的は、温度変化に基づく熱
膨張収縮があっても色ずれを防ぐことができるカラー画
像形成装置を提供することにある。
膨張収縮があっても色ずれを防ぐことができるカラー画
像形成装置を提供することにある。
【００１０】本発明の更に他の目的は、コスト上昇を招
かずに色ずれを防ぐことができるカラー画像形成装置を
提供することにある。
かずに色ずれを防ぐことができるカラー画像形成装置を
提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は像担持ベルト及
び駆動ロールの寸法精度及び取付精度を上げないで色ず
れを防ぎ、温度変化に基づく熱膨張収縮があっても色ず
れを防ぎ、コスト上昇を招かずに色ずれを防ぐため、像
担持ベルトと摩擦接触することによって駆動力を伝達す
る駆動力伝達ベルトと、駆動源より駆動力を受けて駆動
力伝達ベルトを介して像担持ベルトを駆動するベルト駆
動ロールと、駆動力伝達ベルトをベルト駆動ロール上に
圧接することによりベルト駆動ロールの偏心を矯正して
その半径を一定にするベルトガイド手段とを有するカラ
ー画像形成装置を提供する。
び駆動ロールの寸法精度及び取付精度を上げないで色ず
れを防ぎ、温度変化に基づく熱膨張収縮があっても色ず
れを防ぎ、コスト上昇を招かずに色ずれを防ぐため、像
担持ベルトと摩擦接触することによって駆動力を伝達す
る駆動力伝達ベルトと、駆動源より駆動力を受けて駆動
力伝達ベルトを介して像担持ベルトを駆動するベルト駆
動ロールと、駆動力伝達ベルトをベルト駆動ロール上に
圧接することによりベルト駆動ロールの偏心を矯正して
その半径を一定にするベルトガイド手段とを有するカラ
ー画像形成装置を提供する。
【００１２】
【作用】本発明のカラー画像形成装置によると、駆動力
伝達ベルト駆動ロールは駆動源で発生した駆動力に基づ
いて駆動力伝達ベルトを駆動する。このときに駆動力伝
達ベルトガイド手段は、駆動力伝達ベルト駆動ロールの
回転軸と外周面が一定の距離となるように駆動力伝達ベ
ルトを駆動力伝達ベルト駆動ロールの外周面に接触させ
る。このようにして駆動力が駆動力伝達ベルトに伝達さ
れることによって駆動力伝達ベルト駆動ロールの偏心に
よる速度変動が防止される。駆動力伝達ベルトは像担持
ベルトと摩擦接触することによって像担持ベルトへ駆動
力を伝達する。
伝達ベルト駆動ロールは駆動源で発生した駆動力に基づ
いて駆動力伝達ベルトを駆動する。このときに駆動力伝
達ベルトガイド手段は、駆動力伝達ベルト駆動ロールの
回転軸と外周面が一定の距離となるように駆動力伝達ベ
ルトを駆動力伝達ベルト駆動ロールの外周面に接触させ
る。このようにして駆動力が駆動力伝達ベルトに伝達さ
れることによって駆動力伝達ベルト駆動ロールの偏心に
よる速度変動が防止される。駆動力伝達ベルトは像担持
ベルトと摩擦接触することによって像担持ベルトへ駆動
力を伝達する。
【００１３】
【実施例】以下、本発明のカラー画像形成装置を図面を
参照しつつ詳細に説明する。
参照しつつ詳細に説明する。
【００１４】図１は、中間転写ベルトを使用するカラー
画像形成装置の一実施例を示す。このカラー画像形成装
置は図１に示すように、原画像を走査する画像入力装置
１と、画像入力装置１で走査され画像処理装置（図示せ
ず）で処理された画像信号に基づいて用紙に印字を行う
画像出力装置８より構成されている。
画像形成装置の一実施例を示す。このカラー画像形成装
置は図１に示すように、原画像を走査する画像入力装置
１と、画像入力装置１で走査され画像処理装置（図示せ
ず）で処理された画像信号に基づいて用紙に印字を行う
画像出力装置８より構成されている。
【００１５】画像入力装置１は、透明な原稿台２の上に
配置された原稿（図示せず）に光を照射するランプ３
と、原稿からの反射光を反射する反射ミラー４，５と、
ミラー５からの反射光を集束するレンズ６と、レンズ６
で集束された光が入射する電荷結合素子（ＣＣＤ）７と
を有し、電荷結合素子７は入射した光をＲ，Ｇ，Ｂのフ
ィルタを通してＹ（イエロー），Ｍ（マゼンタ），Ｃ
（シアン）信号に色分解して読み取る。
配置された原稿（図示せず）に光を照射するランプ３
と、原稿からの反射光を反射する反射ミラー４，５と、
ミラー５からの反射光を集束するレンズ６と、レンズ６
で集束された光が入射する電荷結合素子（ＣＣＤ）７と
を有し、電荷結合素子７は入射した光をＲ，Ｇ，Ｂのフ
ィルタを通してＹ（イエロー），Ｍ（マゼンタ），Ｃ
（シアン）信号に色分解して読み取る。
【００１６】画像出力装置８は、画像入力装置１で得ら
れたＹ，Ｍ，Ｃ信号をＹ，Ｍ，Ｃ，ＢＫ（ブラック）に
補色分解して保存する図示しないＩＰＳ（Ｉｍａｇｅ
Ｐｒｏｓｅｓｓｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）を有し、レーザ
ー光源９ＡがＩＰＳで画像処理を施して得られた画像デ
ータに基づいて変調されたレーザー光を出射し、その出
射光をポリゴンミラー９Ｂで偏向する画像書込装置９
と、画像書込装置９より照射されるレーザー光を走査方
向に反射するミラー１０と、ミラー１０で反射されたレ
ーザー光が照射される感光体ドラム１１と、Ｙ，Ｍ，
Ｃ，ＢＫのトナーの現像機を周方向に９０度間隔で配置
し、現像時に回転してそれぞれの色に応じたトナーを感
光体ドラム１１の表面に供給する回転型の現像機ユニッ
ト１２とを有し、感光体ドラム１１の周囲には帯電器１
３及び感光体ドラム１１上に残留したトナーを除去する
感光体クリーナー１４が配置されている。
れたＹ，Ｍ，Ｃ信号をＹ，Ｍ，Ｃ，ＢＫ（ブラック）に
補色分解して保存する図示しないＩＰＳ（Ｉｍａｇｅ
Ｐｒｏｓｅｓｓｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）を有し、レーザ
ー光源９ＡがＩＰＳで画像処理を施して得られた画像デ
ータに基づいて変調されたレーザー光を出射し、その出
射光をポリゴンミラー９Ｂで偏向する画像書込装置９
と、画像書込装置９より照射されるレーザー光を走査方
向に反射するミラー１０と、ミラー１０で反射されたレ
ーザー光が照射される感光体ドラム１１と、Ｙ，Ｍ，
Ｃ，ＢＫのトナーの現像機を周方向に９０度間隔で配置
し、現像時に回転してそれぞれの色に応じたトナーを感
光体ドラム１１の表面に供給する回転型の現像機ユニッ
ト１２とを有し、感光体ドラム１１の周囲には帯電器１
３及び感光体ドラム１１上に残留したトナーを除去する
感光体クリーナー１４が配置されている。
【００１７】感光体ドラム１１の下方には、ドラム表面
に形成されたトナー像が転写される厚さ０．１mmで周長
５６７mmのポリイミド製中間転写ベルト１５を有する中
間転写ベルト装置１６が設けられており、中間転写ベル
ト１５は直径３０mmのロール１７（本実施例では駆動ロ
ールである必要はない）によって駆動され、テンション
ロール１８，２次転写バックアップロール１９によって
支持される。
に形成されたトナー像が転写される厚さ０．１mmで周長
５６７mmのポリイミド製中間転写ベルト１５を有する中
間転写ベルト装置１６が設けられており、中間転写ベル
ト１５は直径３０mmのロール１７（本実施例では駆動ロ
ールである必要はない）によって駆動され、テンション
ロール１８，２次転写バックアップロール１９によって
支持される。
【００１８】ロール１７は、表面が低硬度な材質で形成
されているインナーベルト駆動ロール１７Ｂから後述す
るインナーベルト１７Ａを介して駆動力が伝達され、イ
ンナーベルト１７Ａはテンショナー１７Ｃによって所定
の張力が与えられるとともに、ガイド１７Ｄによってイ
ンナーベルト駆動ロール１７Ｂの外周に当接するように
支持される。
されているインナーベルト駆動ロール１７Ｂから後述す
るインナーベルト１７Ａを介して駆動力が伝達され、イ
ンナーベルト１７Ａはテンショナー１７Ｃによって所定
の張力が与えられるとともに、ガイド１７Ｄによってイ
ンナーベルト駆動ロール１７Ｂの外周に当接するように
支持される。
【００１９】テンションロール１８には図示されない中
間転写ベルト張力調整機構が設けられており、中間転写
ベルト１５に所定の張力を与えている。
間転写ベルト張力調整機構が設けられており、中間転写
ベルト１５に所定の張力を与えている。
【００２０】ここで、ロール１７が６回転すると中間転
写ベルト１５は１回転するように構成されている。
写ベルト１５は１回転するように構成されている。
【００２１】中間転写ベルト装置１６は、中間転写ベル
ト１５の１次転写地点に設けられる１次転写コロトロン
２０と、ロール１７に隣接して設けられるベルトクリー
ナー２１と、中間転写ベルト１５の基準位置に設けられ
ているマーク２８を検出するベルト基準位置検出センサ
２２を有し、２次転写バックアップロール１９が位置す
る２次転写地点において、用紙搬送装置（トレイ）２３
より用紙供給ロール２４を介して供給される用紙（図示
せず）を２次転写ロール２５で挟持することによって中
間転写ベルト１５に転写されたトナー像を用紙へ転写す
る。トナー像が転写された用紙は定着装置２６に搬送さ
れてトナー像が定着される。
ト１５の１次転写地点に設けられる１次転写コロトロン
２０と、ロール１７に隣接して設けられるベルトクリー
ナー２１と、中間転写ベルト１５の基準位置に設けられ
ているマーク２８を検出するベルト基準位置検出センサ
２２を有し、２次転写バックアップロール１９が位置す
る２次転写地点において、用紙搬送装置（トレイ）２３
より用紙供給ロール２４を介して供給される用紙（図示
せず）を２次転写ロール２５で挟持することによって中
間転写ベルト１５に転写されたトナー像を用紙へ転写す
る。トナー像が転写された用紙は定着装置２６に搬送さ
れてトナー像が定着される。
【００２２】図２は、中間転写ベルト装置１６における
ロール１７の駆動系を示し、ロール１７に駆動力を伝達
するインナーベルト１７Ａは、中間転写ベルト１５とロ
ール１７の間を走行するように挿入されており、インナ
ーベルト１７Ａに所定の張力を付与するテンショナー１
７Ｃは画像形成装置の本体（図示せず）との間に張架さ
れるスプリング２７を有している。
ロール１７の駆動系を示し、ロール１７に駆動力を伝達
するインナーベルト１７Ａは、中間転写ベルト１５とロ
ール１７の間を走行するように挿入されており、インナ
ーベルト１７Ａに所定の張力を付与するテンショナー１
７Ｃは画像形成装置の本体（図示せず）との間に張架さ
れるスプリング２７を有している。
【００２３】以下、上記した構成における本発明のカラ
ー画像形成装置の動作を説明する。
ー画像形成装置の動作を説明する。
【００２４】画像形成開始が指示されると、画像書込装
置９のレーザー光源９Ａから第１色目のカラー画像に応
じたレーザー光が出力される。このレーザー光はポリゴ
ンミラー９Ｂによって走査方向に偏向された後、ミラー
１０で反射されて帯電器１３によって帯電された感光体
ドラム１１上に照射されて静電潜像を形成する。この静
電潜像は感光体ドラム１１の回転方向に位置する現像機
ユニット１２において対応するカラーのトナーで現像さ
れる。
置９のレーザー光源９Ａから第１色目のカラー画像に応
じたレーザー光が出力される。このレーザー光はポリゴ
ンミラー９Ｂによって走査方向に偏向された後、ミラー
１０で反射されて帯電器１３によって帯電された感光体
ドラム１１上に照射されて静電潜像を形成する。この静
電潜像は感光体ドラム１１の回転方向に位置する現像機
ユニット１２において対応するカラーのトナーで現像さ
れる。
【００２５】現像されたカラートナー像は、中間転写ベ
ルト１５に設けられるマーク２８がセンサ２２によって
検出されたときに１次転写コロトロン２０が設けられる
１次転写位置において感光体ドラム１１から中間転写ベ
ルト１５に転写される。
ルト１５に設けられるマーク２８がセンサ２２によって
検出されたときに１次転写コロトロン２０が設けられる
１次転写位置において感光体ドラム１１から中間転写ベ
ルト１５に転写される。
【００２６】中間転写ベルト１５は、感光体ドラム１１
と同期して回転するようにロール１７によって駆動され
ており、ロール１７は中間転写ベルト１５との間に挿入
されているインナーベルト１７Ａを介してインナーベル
ト駆動ロール１７Ｂの駆動力が伝達される。インナーベ
ルト駆動ロール１７Ｂはモータ（図示せず）から減速ギ
ア、あるいはタイミングベルト等の駆動伝達系を介して
駆動力が伝達される。
と同期して回転するようにロール１７によって駆動され
ており、ロール１７は中間転写ベルト１５との間に挿入
されているインナーベルト１７Ａを介してインナーベル
ト駆動ロール１７Ｂの駆動力が伝達される。インナーベ
ルト駆動ロール１７Ｂはモータ（図示せず）から減速ギ
ア、あるいはタイミングベルト等の駆動伝達系を介して
駆動力が伝達される。
【００２７】インナーベルト駆動ロール１７Ｂに近接し
て設けられるガイド１７Ｄは、インナーベルト１７Ａを
インナーベルト駆動ロール１７Ｂの表面に接触させるよ
うに誘導する。インナーベルト駆動ロール１７Ｂは回転
しながらインナーベルト１７Ａをガイド１７Ｄとの間で
挟持する。
て設けられるガイド１７Ｄは、インナーベルト１７Ａを
インナーベルト駆動ロール１７Ｂの表面に接触させるよ
うに誘導する。インナーベルト駆動ロール１７Ｂは回転
しながらインナーベルト１７Ａをガイド１７Ｄとの間で
挟持する。
【００２８】このとき、インナーベルト駆動ロール１７
Ｂの表面はインナーベルト１７Ａをガイド１７Ｄに押し
当てるとともに弾性変形して駆動力を伝達する。ガイド
１７Ｄは駆動力の伝達時にインナーベルト駆動ロール１
７Ｂの回転軸とガイド１７Ｄとの距離を一定の間隔に保
つように固定されている。このようにして駆動されるイ
ンナーベルト１７Ａはロール１７上で中間転写ベルト１
５と摩擦接触することによって、中間転写ベルト１５に
インナーベルト駆動ロール１７Ｂの駆動力を伝達する。
Ｂの表面はインナーベルト１７Ａをガイド１７Ｄに押し
当てるとともに弾性変形して駆動力を伝達する。ガイド
１７Ｄは駆動力の伝達時にインナーベルト駆動ロール１
７Ｂの回転軸とガイド１７Ｄとの距離を一定の間隔に保
つように固定されている。このようにして駆動されるイ
ンナーベルト１７Ａはロール１７上で中間転写ベルト１
５と摩擦接触することによって、中間転写ベルト１５に
インナーベルト駆動ロール１７Ｂの駆動力を伝達する。
【００２９】上記の動作を各色毎に繰り返してカラート
ナー像を多重転写することにより形成されたフルカラー
画像は、支持ロール１９及び２次転写ロール２５が位置
する２次転写地点において、用紙トレイ２３から用紙供
給ロール２４を介して供給される用紙（図示せず）に転
写される。
ナー像を多重転写することにより形成されたフルカラー
画像は、支持ロール１９及び２次転写ロール２５が位置
する２次転写地点において、用紙トレイ２３から用紙供
給ロール２４を介して供給される用紙（図示せず）に転
写される。
【００３０】上記の構成によると、インナーベルト駆動
ロール１７Ｂからインナーベルト１７Ａへの駆動力伝達
時にロール偏心等による速度変動の発生を抑制できるこ
とによって中間転写ベルト１５の回転精度を向上させる
ことができる。
ロール１７Ｂからインナーベルト１７Ａへの駆動力伝達
時にロール偏心等による速度変動の発生を抑制できるこ
とによって中間転写ベルト１５の回転精度を向上させる
ことができる。
【００３１】図３は、中間転写ベルト装置１６における
駆動系の変形例を示し、インナーベルト駆動ロール１７
Ｂで駆動されるインナーベルト１７Ａは中間転写ベルト
１５を支持する中間転写ベルトガイド１７Ｅと中間転写
ベルト１５との間に挿入されている。その他の構成およ
び機能は図２の駆動系と共通であるので説明を省略す
る。中間転写ベルトガイド１７Ｅは、例えば、ロール１
７と１８の間に設けられている。
駆動系の変形例を示し、インナーベルト駆動ロール１７
Ｂで駆動されるインナーベルト１７Ａは中間転写ベルト
１５を支持する中間転写ベルトガイド１７Ｅと中間転写
ベルト１５との間に挿入されている。その他の構成およ
び機能は図２の駆動系と共通であるので説明を省略す
る。中間転写ベルトガイド１７Ｅは、例えば、ロール１
７と１８の間に設けられている。
【００３２】上記の構成によると、インナーベルト駆動
ロールの偏心に基づく中間転写ベルト１５の位置変動が
発生しないことから中間転写ベルト１５の回転精度を向
上させることができる。
ロールの偏心に基づく中間転写ベルト１５の位置変動が
発生しないことから中間転写ベルト１５の回転精度を向
上させることができる。
【００３３】図４は、中間転写ベルト装置１６における
駆動系の他の変形例を示し、インナーベルト１７Ａの内
周側にガイド１７Ｄを固定し、ガイド１７Ｄに誘導され
るインナーベルト１７Ａをモータ（図示せず）によって
直接駆動されるインナーベルト駆動ロール１７Ｂで駆動
するようにした。その他の構成および機能は図２および
図３の駆動系と共通であるので説明を省略する。
駆動系の他の変形例を示し、インナーベルト１７Ａの内
周側にガイド１７Ｄを固定し、ガイド１７Ｄに誘導され
るインナーベルト１７Ａをモータ（図示せず）によって
直接駆動されるインナーベルト駆動ロール１７Ｂで駆動
するようにした。その他の構成および機能は図２および
図３の駆動系と共通であるので説明を省略する。
【００３４】上記の構成によると、インナーベルト駆動
ロール１７Ｂがインナーベルト１７Ａの外周側に配置さ
れることによってインナーベルト１７Ａの周長を短くで
きるので、駆動系をコンパクトに構成することができ
る。
ロール１７Ｂがインナーベルト１７Ａの外周側に配置さ
れることによってインナーベルト１７Ａの周長を短くで
きるので、駆動系をコンパクトに構成することができ
る。
【００３５】図５は、中間転写ベルト装置１６における
駆動系の他の変形例を示し、中間転写ベルトガイド１７
Ｅにスプリング２７を取り付けるとともに、インナーベ
ルト１７Ａの内周側にガイド１７Ｄを固定し、ガイド１
７Ｄに誘導されるインナーベルト１７Ａをモータ（図示
せず）によって直接駆動されるインナーベルト駆動ロー
ル１７Ｂで駆動するようにした。その他の構成および機
能は図２，図３および図４の駆動系と共通であるので説
明を省略する。
駆動系の他の変形例を示し、中間転写ベルトガイド１７
Ｅにスプリング２７を取り付けるとともに、インナーベ
ルト１７Ａの内周側にガイド１７Ｄを固定し、ガイド１
７Ｄに誘導されるインナーベルト１７Ａをモータ（図示
せず）によって直接駆動されるインナーベルト駆動ロー
ル１７Ｂで駆動するようにした。その他の構成および機
能は図２，図３および図４の駆動系と共通であるので説
明を省略する。
【００３６】上記の構成によると、インナーベルト駆動
ロールの偏心に基づく中間転写ベルト１５の位置変動が
発生しないので中間転写ベルト１５の回転精度が向上す
るとともにテンショナーの構成を簡素化でき、更にイン
ナーベルト１７Ａの周長を短くできるので、駆動系をコ
ンパクトに構成することができる。
ロールの偏心に基づく中間転写ベルト１５の位置変動が
発生しないので中間転写ベルト１５の回転精度が向上す
るとともにテンショナーの構成を簡素化でき、更にイン
ナーベルト１７Ａの周長を短くできるので、駆動系をコ
ンパクトに構成することができる。
【００３７】図６は、感光体ドラム１１に代えて感光体
ベルト２９を駆動ロール３０で駆動するようにした画像
形成装置を示す。実施例１と共通の構成及び機能を有す
る部分については重複する説明を省略する。この画像形
成装置において、駆動ロール３０で感光体ベルト２９と
の間に挿入されたインナーベルト３１と、インナーベル
ト３１を駆動するインナーベルト駆動ロール３２と、イ
ンナーベルト３１をガイドするとともにインナーベルト
駆動ロール３２に接触させるガイド３３と、インナーベ
ルト３１に所定の張力を与えるテンショナー３４が設け
られている。
ベルト２９を駆動ロール３０で駆動するようにした画像
形成装置を示す。実施例１と共通の構成及び機能を有す
る部分については重複する説明を省略する。この画像形
成装置において、駆動ロール３０で感光体ベルト２９と
の間に挿入されたインナーベルト３１と、インナーベル
ト３１を駆動するインナーベルト駆動ロール３２と、イ
ンナーベルト３１をガイドするとともにインナーベルト
駆動ロール３２に接触させるガイド３３と、インナーベ
ルト３１に所定の張力を与えるテンショナー３４が設け
られている。
【００３８】上記の構成によるカラー画像形成装置によ
ると、感光体ベルト２９へトナー像を形成する際に、感
光体ベルト２９の速度変動を防止することができる。ま
た、用紙を把持してトナー像の転写を行う転写ドラムを
使用した画像形成装置の感光体ベルト、あるいは図７に
示すように、駆動ロール３０で駆動される感光体ベルト
２９上に各色のトナー像を重ねることにより多色のトナ
ー像を形成し、一括して記録紙上に転写するようにした
カラー画像形成装置や、ベルトを往復駆動するカラー画
像形成装置に適用しても同様の効果を奏することができ
る。
ると、感光体ベルト２９へトナー像を形成する際に、感
光体ベルト２９の速度変動を防止することができる。ま
た、用紙を把持してトナー像の転写を行う転写ドラムを
使用した画像形成装置の感光体ベルト、あるいは図７に
示すように、駆動ロール３０で駆動される感光体ベルト
２９上に各色のトナー像を重ねることにより多色のトナ
ー像を形成し、一括して記録紙上に転写するようにした
カラー画像形成装置や、ベルトを往復駆動するカラー画
像形成装置に適用しても同様の効果を奏することができ
る。
【００３９】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のカラー画像
形成装置によると、駆動源より駆動力を受けて駆動され
る駆動力伝達ベルト駆動ロールによって駆動力伝達ベル
トを駆動し、駆動力伝達ベルトと像担持ベルトをロール
上で摩擦接触させるようにしたため、像担持ベルト及び
ロールの寸法精度及び取付精度を上げないで色ずれを防
ぎ、温度変化に基づく熱膨張収縮があっても色ずれを防
ぎ、コスト上昇を招かずに色ずれを防ぐことができる。
形成装置によると、駆動源より駆動力を受けて駆動され
る駆動力伝達ベルト駆動ロールによって駆動力伝達ベル
トを駆動し、駆動力伝達ベルトと像担持ベルトをロール
上で摩擦接触させるようにしたため、像担持ベルト及び
ロールの寸法精度及び取付精度を上げないで色ずれを防
ぎ、温度変化に基づく熱膨張収縮があっても色ずれを防
ぎ、コスト上昇を招かずに色ずれを防ぐことができる。
【図１】本発明のカラー画像形成装置を示す説明図であ
る。
る。
【図２】中間転写ベルト装置の駆動系の一実施例を示す
説明図である。
説明図である。
【図３】中間転写ベルト装置の駆動系の変形例を示す説
明図である。
明図である。
【図４】中間転写ベルト装置の駆動系の変形例を示す説
明図である。
明図である。
【図５】中間転写ベルト装置の駆動系の変形例を示す説
明図である。
明図である。
【図６】本発明のカラー画像形成装置を示す説明図であ
る。
る。
【図７】本発明のカラー画像形成装置を示す説明図であ
る。
る。
【図８】駆動ロールの速度変動を示す説明図である。
【図９】速度誤差によるベルト位置誤差を示す説明図で
ある。
ある。
【図１０】速度誤差による色ずれを示す説明図である。
【図１１】速度誤差による色ずれを示す説明図である。
１ 画像入力装置 ２ 原稿台 ３ ランプ ４，５ 反射ミラー ６ レンズ ７ 電荷結合素子 ８ 画像出力装置 ９ 画像書込装置 ９Ａ レーザー光源 ９Ｂ ポリゴンミラー １０ 反射ミラー １１ 感光体ドラム １２ 現像機ユニット １３ 帯電器 １４ 感光体クリーナー １５ 中間転写ベルト １５Ａ マーク １６ 中間転写ベルト装置 １７ ロール １７Ａ インナーベルト １７Ｂ インナーベルト駆動ロール １７Ｃ テンショナー １７Ｄ ガイド １７Ｅ 中間転写ベルトガイド １８ テンションロール １９ ２次転写バックアップロール ２０ １次転写コロトロン ２１ ベルトクリーナー ２２ ベルト基準位置検出センサ ２３ 用紙トレイ ２４ 用紙供給ロール ２５ ２次転写ロール ２６ 定着装置 ２７ スプリング ２８ マーク ２９ 感光体ベルト ３０ 駆動ロール ３１ インナーベルト ３２ インナーベルト駆動ロール ３３ ガイド ３４ テンショナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 公人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社 海老名事業所内 (72)発明者 木林 進 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社 海老名事業所内 (72)発明者 村上 順一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社 海老名事業所内 (56)参考文献 特開 平５−242457（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−124049（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−119380（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16 G03G 15/00 550
Claims (1)
- 【請求項１】 複数のロールによって支持されて回転す
る像担持ベルト上に、複数のカラートナー像を重ね合わ
せてカラー画像を形成するカラー画像形成装置におい
て、 前記像担持ベルトと摩擦接触することによって駆動力を
伝達する駆動力伝達ベルトと、 駆動源より前記駆動力を受けて前記駆動力伝達ベルトを
介して前記像担持ベルトを駆動するベルト駆動ロール
と、 前記駆動力伝達ベルトを前記ベルト駆動ロール上に圧接
することにより前記ベルト駆動ロールの偏心を矯正して
その半径を一定にするベルトガイド手段とを有すること
を特徴とするカラー画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24660394A JP3307105B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24660394A JP3307105B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | カラー画像形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08110669A JPH08110669A (ja) | 1996-04-30 |
| JP3307105B2 true JP3307105B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=17150872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24660394A Expired - Fee Related JP3307105B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3307105B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6194109B1 (en) * | 1999-09-14 | 2001-02-27 | Hewlett-Packard Company | Methods of detecting and correcting color plane mis-registration on an intermediate transfer belt |
| JP2002139112A (ja) * | 2000-11-06 | 2002-05-17 | Ricoh Co Ltd | 無端状ベルト駆動装置および画像形成装置 |
| JP5206269B2 (ja) * | 2008-09-18 | 2013-06-12 | 株式会社リコー | 転写ベルト駆動装置および画像形成装置 |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP24660394A patent/JP3307105B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08110669A (ja) | 1996-04-30 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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