JP2755930B2 - 還流形景品代替用のカード流通決済方法及びカード流通決済システム及び還流形景品代替用のカード - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遊技場の景品の一
部に見られるような還流形景品を代替するカード流通決
済方法及びカード流通決済システム及び還流形景品代替
用のカードに関するものである。

【０００２】

【発明の背景】従来、パチンコ店その他の遊技場（以下
「遊技場拠点」という）においては、客（以下「遊技
者」という）に貸玉や貸コインを販売し、遊技者が遊技
機を用いて獲得した勝玉や勝コインを、遊技場拠点内の
景品交換所にて回収しつつ卸売業者（以下「卸売拠点」
という）から仕入れた景品の対価と一定の比率（以下、
「所定料率」という）に従って交換している（以下「景
品を小売する」という）。そして、遊技者にとって景品
が過剰となった場合には、買入業者（以下「買入拠点」
という）が所定料率でこれら景品を遊技者から買い入
れ、さらに、買入拠点で買い入れられた景品を上記卸売
拠点に再度販売する。すなわち、実質的には、一部の特
定の景品は、卸売拠点、遊技場拠点、買入拠点の３点間
を循環しており、以上及び以下の説明においてこのよう
な景品を「還流形景品」と称する。これらの還流形景品
としては嵩張らず小型軽量な堅牢なもの、例えばゴルフ
ボールやライター石などが用いられることが多い。

【０００３】しかしながら、遊技者の獲得した玉やコイ
ンが非常に多い場合、交換した景品が嵩張り持ちにく
く、場合によっては落としたりして紛失しやすい。ま
た、商品本来の目的、すなわちゴルフやライターに使用
されたり、少量の場合には遊技者が家に持ち帰ったりす
るため必ずしも正確に還流しないし、数え間違いなどに
よって集計処理が行いにくい。さらには、他の遊技場の
景品との混同や不正品の混入、還流経路の短絡などにつ
いても無防備である。つまり各拠点を循環する景品の流
れや代金の決済状況を管理しにくく、結果的に還流形景
品市場を不透明なものにしていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、還流形景品をカードで代替し、カードに流通状況を
把握するための種々の情報を含ませることで、上記のよ
うな欠点を一挙に解消することのできる還流形景品代替
用のカード流通決済方法及びカード流通決済システム及
び還流形景品代替用のカードを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の還流形景品代替
用のカード流通決済方法は、カード供給管理拠点にて、
所定額を示す券種データと納入先データを記録して元売
りする工程と、卸売拠点にて、上記納入先データを確認
し卸売拠点通過データを記録して卸売する工程と、遊技
場拠点にて、上記卸売拠点通過データを確認し遊技場拠
点通過データを記録すると共に上記券種データを読取っ
て予め遊技者へ販売した貸玉又は貸コインを所定料率で
回収することにより上記カードを遊技者に小売する工程
と、買入拠点にて、上記遊技場拠点通過データを確認し
買入拠点通過データを記録すると共に上記券種データに
応じて上記カードを所定料率で遊技者から買入れ、上記
卸売拠点に再度販売する工程と、上記卸売拠点にて、上
記買入拠点通過データを確認し回収済データを記録して
上記カード供給管理拠点に引渡す工程と、上記カード供
給管理拠点にて、上記回収済データを確認し初期化し、
且つこの初期化回数をカードに記録して再び上記卸売拠
点に還流させ元売りする工程と、からなるものである。

【０００６】また、本発明の還流形景品代替用のカード
流通決済システムは、上記各拠点にカードに対し必要な
データを書き込み読取りできる第１〜第４までのリーダ
ライタ手段を備え、各拠点にてそれぞれ上記各工程を行
うようにしたものである。

【０００７】上記の本発明によれば、（１）カードを使
用するので従来の還流形景品に比べ嵩張らず持ち運び易
いのは勿論のこと、例えばゴルフボールやライター石な
どと違って遊技者が直接消費しないので還流率、回収率
がよい。（２）カードに例えば磁気的又は光学的手段で
券種データを記録してリーダライタ手段を利用して読み
取ることによって、所定料率の乗算などの自動化がし易
いのは勿論のこと、カードの還流率が十分に高いため、
基本的に各拠点のどこか一か所で集計処理すればいいか
ら、演算処理、データ保存のためのハード構成を節約で
きる。（３）各拠点で券種データを読取ったり拠点通過
データのチェックを行うから、不正行為（例えば、カー
ドの偽造や、景品交換所での料率ごまかしや、買入拠点
・卸売拠点での売上改ざんなど）を防止できる。（４）
カード供給管理拠点では、納入先データを記録して元売
りするようにしているから、卸売拠点、遊技場拠点、買
入拠点を選択的に複数設け、カードの還流経路を複数管
理運営することができるので、カード発行、製造につい
てスケールメリットを教授できる。

【０００８】なお、上記カード流通決済方法及びカード
流通決済システムについて、カード供給管理拠点の内外
に、中央管理用のホストコンピュータを設け、納入先デ
ータ、卸売拠点通過データ、遊技場拠点通過データ、買
入拠点通過データ、回収済データ、及びこれらの確認用
照合データを、例えばオンライン回線などを通じて各拠
点に供給し、各拠点通過毎に第１〜第４リーダライタ手
段を介してカードに読み書きし確認するようにすると、
カードの流通状況の把握がより客観的、公正に行えるよ
うになる。ホストコンピュータから供給されるデータと
しては、例えば日付や時間などのタイムコードをランダ
ムナンバーとして用いて暗号化したものを用いるように
すると、還流経路途中のカードの紛失、滞留、短絡など
の把握やデータ改ざん防止に対してより有用である。

【０００９】また、上記カード流通決済方法及びカード
流通決済システムに用いられる還流形景品代替用のカー
ドは、券種データや拠点通過データを磁気記録する磁気
カードとしたり、データ貯蔵のためのメモリを備えたＩ
Ｃカードとするとよい。またさらに、カードに、所定額
の券種データに対応する担保価値を持つ物品、すなわ
ち、金片又は粒ダイヤのような貴重性があってごく少量
で所定の額面を設定し得るものを視認可能な状態に組み
合わせるようにするとさらに好適である。こうすれば、
視覚的に高級感を強調できるから景品獲得感が強く得ら
れるし遊技者が粗末に扱わない。その上、カードの製造
コストが高価であるから偽造カードが作られにくいし、
万が一、カードに記録された券種データが改ざんされた
り、消去された場合でも担保価値を持つ物品を調べる
（例えば重さや大きさを計る）ことで券種データの真贋
判定ができる。なお、金片又は粒ダイヤはカードに埋設
して固定的に設けても、カードの表裏面の間に移動可能
な状態で封入してもよい。

【００１０】

【発明の実施の形態】図１〜図５を通じて本発明に係わ
る還流形景品代替用のカード流通決済システムの実施形
態について説明する。なお、カード流通決済方法につい
ては上記システムの説明に沿って適宜説明していく。

【００１１】先ず、本発明の還流形景品代替用のカード
流通決済システムに用いられるカードについて説明す
る。カードの素材としては、情報担持体としての磁性体
を塗布した磁気カードや、読み書き可能な不揮発性メモ
リを組み込んだＩＣカードを用いることができる。さら
に、所定額の担保価値を有する物品を組み込んだものが
より好適に使用可能である。図１の如く、カード１は、
樹脂製方形のカード状であり、図示において中段左寄り
に透明樹脂製の窓部２が設けられている。窓部２の透明
樹脂内には所定額（カードの流通に好適な任意単位の
額）の担保価値を持つ物品としての金片３が埋め込まれ
ている。金片３は薄板方形状で、この例では重さ０．３
グラム（平均市価１０００円弱）としてある。窓部２の
横には金片３の価格に相応させた「１０００」という数
字部４が印刷されている。カード１の下段には、磁性体
が塗布され記録部５が設けられており、上記所定額に相
応する券種データとして「１０００」が磁気記録される
ようになっている。なお、金片３の大きさを適宜変化さ
せて金の重さを調節し且つその市価に相応させた数字部
４、例えば１００、２５００、５０００、１００００な
どを表示することで種々の額面を設定するが、金片３の
厚みを一定にして縦横サイズのみを変化させることによ
り金の重さを調節するようにすると、視覚により金片３
の重さを知ることができるからより好適である。

【００１２】図２は、金片３に代えて粒ダイヤ６を窓部
２に設けた例を示すもので、粒ダイヤ２の数を適宜調整
してその価格に見合う数字部４を印刷する。なお、窓部
２への金片３、粒ダイヤ６の取付けは透明樹脂に埋め込
んでもよいが、２枚の透明樹脂板の間に移動自在に封入
すると、金片３、粒ダイヤ６が動くので見た目も綺麗で
あるし、価値ある物品が別途設けられているという印象
を遊技者に与えられるのでより好ましい。

【００１３】図３に本発明の還流形景品代替用のカード
流通決済システムの概要を示す。同システムは、カード
供給管理拠点７、卸売拠点８、遊技場拠点９、買入拠点
１０の４つの拠点を含んでいる。カード供給管理拠点７
は、上述したカード１の記録部５に券種データ及び納入
先データを第１のリーダライタ手段を用いて記録し、卸
売拠点８に元売りする（工程１）。すなわちこの場合の
納入先データとは卸売拠点８を識別する拠点識別コード
ＩＤ８である。なお、記録部５には券種データや納入先
データの他に、カード１の発行通し番号や第１のリーダ
ライタ手段の個別番号や発行処理を行った者の識別コー
ドなど記録部５の記憶容量に応じて適宜記録してもよ
い。

【００１４】卸売拠点８は、カード供給管理拠点７から
カード１を受け取り、第２のリーダライタ手段を用いて
カード１の記録部５から納入先データ（拠点識別コード
ＩＤ８）を読みだして自己のものであるか確認すると共
に、卸売拠点通過データ（すなわち自拠点通過データで
ある）ＰＤ８を記録し遊技場拠点９に卸売する（工程
２）。なお、自拠点通過データＰＤ８はカード１を遊技
場拠点９に卸売した日時を記録してもよいし単に通過し
たことを示す０や１のデータでもよい。さらに、第２の
リーダライタ手段が卸売拠点８に複数設置されている場
合にはリーダライタ手段の個別番号や卸売処理者の個人
識別コードなどを、記録部５の記憶容量に応じて適宜記
録してもよい。

【００１５】遊技場拠点９は、卸売りされたカード１の
記録部５から第３のリーダライタ手段を用いて卸売拠点
８の拠点通過データＰＤ８を読みだして、卸売拠点８か
ら正当に卸売りされたものかどうか確認すると共に、自
拠点通過データＰＤ９を記録する。そして、貸玉機１１
を通じて遊技者へ貸玉を販売し、遊技者が遊技機１２で
プレイしたあと獲得した勝玉を、交換所１３において所
定料率でカード１の券種データに応じてカード１と交換
することで、カード１を遊技者に小売りする（工程
３）。なお、自拠点通過データＰＤ９は、カード１を遊
技者に小売りした日時を記録してもよいし単に通過した
ことを示す０や１のコードデータでもよい。さらに、第
３のリーダライタ手段が複数設置されている場合にはリ
ーダライタ手段の個別番号や小売り処理者の個人識別コ
ードなどを記録部５の記憶容量に応じて適宜記録しても
よいし、遊技者を会員登録しているような遊技場拠点で
ある場合などは会員番号などを記録するようにしてもよ
い。

【００１６】買入拠点１０は、遊技者に小売りされたカ
ード１を遊技者から受け取り、第４のリーダライタ手段
を用いて遊技場拠点９の拠点通過データＰＤ９を読み出
し、遊技場拠点９から正当に小売りされたものかどうか
確認すると共に、自拠点通過データＰＤ１０を記録し、
券種データを読取って所定料率で遊技者から買入れたあ
と、卸売拠点８に再度販売する（工程４）。拠点通過デ
ータＰＤ１０は、買入拠点１０にて遊技者に対し正当に
払出しが行われたことを証明し二重払出しを禁止するた
めのもので、カード１を払出し日時を記録してもよいし
単に通過したことを示す０や１のコードデータでもよ
い。さらに、第３のリーダライタ手段が買入拠点１０に
複数設置されている場合にはリーダライタ手段の個別番
号や買入れ処理者の個人識別コードなどを記録部５の記
憶容量に応じて適宜記録してもよい。

【００１７】卸売拠点８では、買入拠点１０から再度販
売された、すなわち回収されたカード１の記録部５から
第２のリーダライタ手段を用いて拠点通過データＰＤ１
０を読み出して正当に払出しが済んだことを確認し、回
収済データＲＤ８を記録したのち、カード供給管理拠点
７に引渡す（工程５）。なお、回収済データＲＤ８は、
カード供給管理拠点７に引き渡されずに再度遊技場拠点
９に卸売りされてしまうこと（二重小売り）を防止する
ためのもので、回収日時や単に０や１のコードデータな
ど適宜使用できる。さらにリーダライタ手段の個別番号
や回収処理者の識別コードを付加的に記録するようにし
てもよい。

【００１８】カード供給管理拠点７は、引き渡されたカ
ード１の記録部５から第１のリーダライタ手段を用いて
回収済データＲＤ８を読み出して、卸売拠点８、遊技場
拠点９、買入拠点１０を正当に還流したものであること
を確認したうえ各拠点の拠点通過データや回収済データ
を初期化する。そしてこの初期化回数（即ちカードの還
流回数を示す）をカード１に記録することでリニュアル
処理を行い、再び卸売拠点８に元売りする（工程６）。
なお、カード供給管理拠点７では、カード１の損傷や改
ざんに対する検査・品質管理、上記初期化回数に基づく
廃棄処分なども行うようにする。

【００１９】なお、上記説明及び図において特に触れな
かったが、第１〜第４のリーダライタ手段には、必要最
低限の記憶装置、出入力装置、表示装置、中央演算処理
装置などからなる適宜の周辺機器が接続されているもの
とする。

【００２０】さらに、カード供給管理拠点７ではカード
１に納入先データとして卸売拠点８を区別する識別コー
ドを記録しているから、図４に示す如く、卸売拠点８、
遊技場拠点９、買入拠点１０を１単位とする複数の還流
経路Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、…用のカード１を混在させて供給
管理運営できる。これによって、カード１の製造、供給
におけるスケールメリットを享受できることとなる。な
お、還流経路Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、…は一か所ずつの卸売拠
点８、遊技場拠点９、買入拠点１０を１単位とせずとも
よい。例えば、卸売拠点８、遊技場拠点９、買入拠点１
０の各拠点通過データに、それぞれ拠点の識別コードを
含ませるようにして、一か所のカード供給管理拠点７
と、一か所の卸売拠点８、複数カ所の遊技場拠点９ａ、
９ｂ、９ｃ、９…、複数カ所の買入拠点１０ａ、１０
ｂ、１０ｃ、１０…を設けるなどの種々変形が可能であ
る。

【００２１】次に、図４に示した還流形景品代替用のカ
ード流通決済システムに中央管理用のホストコンピュー
タを設けた例について図５を参照しつつ説明する。図５
において、ホストコンピュータ１４はカード供給管理拠
点７に設けられている。ホストコンピュータ１４は、第
１、第２、第３、第４のリーダライタ手段（及び上段で
説明した適宜の周辺機器も含むものとする）とオンライ
ン回線を介して接続されている。

【００２２】上記工程１において、ホストコンピュータ
１４から納入先データが供給され第１のリーダライタ手
段を介してカード１に、例えば日付や時間といったタイ
ムコードを含ませ必要部分が暗号化された納入先データ
が記録される。上記工程２において、ホストコンピュー
タ１４から確認用照合データとしての上記暗号化された
納入先データを予め受け取って置き、カード供給管理拠
点７から元売りされたカード１上の納入先データと照合
確認すると共に、上記と同様に必要部分が暗号化された
卸売拠点通過データＰＤ８０をホストコンピュータ１４
から受け取ってカード１に書き込む。上記工程３におい
て、ホストコンピュータ１４から確認用照合データとし
ての卸売拠点通過データＰＤ８０を予め受け取って置
き、卸売りされたカード１上の卸売拠点通過データＰＤ
８０と照合確認すると共に、上記と同様に必要部分が暗
号化された遊技場拠点通過データＰＤ９０をホストコン
ピュータ１４から受け取ってカード１に書き込む。

【００２３】上記工程４において、ホストコンピュータ
１４から確認用照合データとしての遊技場拠点通過デー
タＰＤ９０を予め受け取って置き、小売りされたカード
１上の遊技場拠点通過データＰＤ９０と照合確認すると
共に、上記と同様に必要部分が暗号化された買入拠点通
過データＰＤ１００をホストコンピュータ１４から受け
取ってカード１に書き込む。上記工程５において、ホス
トコンピュータ１４から確認用照合データとしての買入
拠点通過データＰＤ１００を予め受け取って置き、回収
されたカード１上の買入拠点通過データＰＤ１００と照
合確認すると共に、上記と同様に必要部分が暗号化され
た回収済データＲＤ８０をホストコンピュータ１４から
受け取ってカード１に書き込む。上記工程６において、
ホストコンピュータ１４から確認用照合データとしての
回収済データＲＤ８０を予め受け取って置き、引き渡さ
れたカード１上の回収済データＲＤ８０と照合確認する
と共に、リニュアル処理を行うのである。

【００２４】上記のように構成することによって、カー
ド１の還流期間の異常発見、滞留している工程や拠点の
特定、カード１上のデータ改ざんの発見が可能となる。
なお、ホストコンピュータ１４に遊技場拠点９の貸玉機
１１の売上情報や貸玉販売用のプリペイドカードの売上
情報を入力し、カード１の券種データの流通総額と比較
することにより、一層精密なカード１の流通状況把握が
可能である。

【００２５】

【発明の効果】本発明の還流形景品代替用のカード流通
決済方法及びカード流通決済システム及び還流形景品代
替用のカードによれば、卸売拠点、遊技場拠点、買入拠
点の各拠点におけるカードの正当な流通状態を維持しや
すく、カード供給管理拠点が第３者機関的な働きをする
ことにもなるので、従来の還流形景品市場が有していた
閉鎖性を取り除き、ひいては遊技場運営環境の健全化に
寄与しやすいという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】還流形景品代替用のカードを示す平面図。

【図２】図１に示すカードの他の例を示す平面図。

【図３】本発明に係る還流形景品代替用のカード流通決
済システムの実施形態を説明するブロック図。

【図４】図３の変形例を説明するブロック図。

【図５】図３の変形例を説明するブロック図。

【符号の説明】

１ カード ２ 窓部 ３ 金片（所定額の担保価値を持つ物品） ５ 記録部 ６ 粒ダイヤ（所定額の担保価値を持つ物品） ７ カード供給管理拠点 ８ 卸売拠点 ９ 遊技場拠点 １０ 買入拠点 １４ ホストコンピュータ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) A63F 7/02 328 A63F 7/02 352 G07F 7/08

Claims (8)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カード供給管理拠点にて、所定額を示す
   券種データと納入先データを記録して元売りする工程
   と、 卸売拠点にて、上記納入先データを確認し卸売拠点通過
   データを記録して卸売する工程と、 遊技場拠点にて、上記卸売拠点通過データを確認し遊技
   場拠点通過データを記録すると共に上記券種データを読
   取って予め遊技者へ販売した貸玉又は貸コインを所定料
   率で回収することにより上記カードを遊技者に小売する
   工程と、 買入拠点にて、上記遊技場拠点通過データを確認し買入
   拠点通過データを記録すると共に上記券種データに応じ
   て上記カードを所定料率で遊技者から買入れ、上記卸売
   拠点に再度販売する工程と、 上記卸売拠点にて、上記買入拠点通過データを確認し回
   収済データを記録して上記カード供給管理拠点に引渡す
   工程と、 上記カード供給管理拠点にて、上記回収済データを確認
   し初期化し、且つこの初期化回数をカードに記録して再
   び上記卸売拠点に還流させ元売りする工程と、 からなる還流形景品代替用のカード流通決済方法。
2. 【請求項２】 納入先データ、卸売拠点通過データ、遊
   技場拠点通過データ、買入拠点通過データ、回収済デー
   タ及びこれらの確認用照合データは、共通のホストコン
   ピュータから各拠点に供給されるものである請求項１記
   載の還流形景品代替用のカード流通決済方法。
3. 【請求項３】 カードに所定額を示す券種データと納入
   先データを記録する第１のリーダライタ手段を備え、上
   記カードを元売りするカード供給管理拠点と、 上記納入先データを確認し卸売拠点通過データを記録す
   る第２のリーダライタ手段を備え、カード供給管理拠点
   から元売りされた上記カードを卸売する卸売拠点と、 上記卸売拠点通過データを確認し遊技場拠点通過データ
   を記録すると共に上記券種データを読み取る第３のリー
   ダライタ手段を備え、予め遊技者へ販売した貸玉又は貸
   コインをカードの券種データに応じて所定料率で回収す
   ることにより上記カードを遊技者に小売する遊技場拠点
   と、 上記遊技場拠点通過データを確認し買入拠点通過データ
   を記録すると共に上記券種データを読み取る第４のリー
   ダライタ手段を備え、遊技者から上記カードを券種デー
   タに応じて所定料率で遊技者から買入れ、上記卸売拠点
   に再度販売する買入拠点と、からなり、 上記卸売拠点は、第２のリーダライタ手段によって買入
   拠点通過データを確認し回収済データを記録したのち、
   上記カード供給管理拠点に引渡し、 上記カード供給管理拠点は、第１のリーダライタ手段に
   よって上記回収済データを確認し初期化し、且つこの初
   期化回数をカードに記録したのち、再び上記卸売拠点に
   元売りする、還流形景品代替用のカード流通決済システ
   ム。
4. 【請求項４】 第１〜第４リーダライタ手段とそれぞれ
   接続されたホストコンピュータを備えており、納入先デ
   ータ、卸売拠点通過データ、遊技場拠点通過データ、買
   入拠点通過データ、回収済データ及びこれらの確認用照
   合データは、上記ホストコンピュータから各リーダライ
   タ手段に供給されるものである請求項３記載の還流形景
   品代替用のカード流通決済システム。
5. 【請求項５】 卸売拠点又は／及び遊技場拠点又は／及
   び買入拠点が複数である請求項３又は請求項４記載の還
   流形景品代替用のカード流通決済システム。
6. 【請求項６】 所定額を示す券種データが記録された還
   流形景品代替用のカードであって、 カード供給管理拠点にて、納入先データが記録されたう
   え元売りされ、 卸売拠点にて、上記納入先データが確認され且つ卸売拠
   点通過データが記録されたうえ卸売され、 遊技場拠点にて、上記卸売拠点通過データが確認され且
   つ遊技場拠点通過データが記録されると共に上記券種デ
   ータが読取られて、予め遊技者へ販売した貸玉又は貸コ
   インと所定料率で交換されることにより遊技者に小売さ
   れ、 買入拠点にて、上記遊技場拠点通過データが確認され且
   つ買入拠点通過データが記録されると共に上記券種デー
   タに応じて所定料率で遊技者から買入れられたうえ上記
   卸売拠点に再度販売され、 上記卸売拠点にて、買入拠点通過データが確認され且つ
   回収済データが記録されたうえ上記カード供給管理拠点
   に引渡され、 上記カード供給管理拠点にて、上記回収済データが確認
   され初期化されると共に、この初期化回数がさらに記録
   されたうえ再び上記卸売拠点に還流して元売りされる、
   還流形景品代替用のカード。
7. 【請求項７】 カードは、磁気カード又はＩＣカードで
   ある請求項６記載の還流形景品代替用のカード。
8. 【請求項８】 カードは、金片又は粒ダイヤが視認可能
   な状態で組み込まれ所定額の担保価値を有するものであ
   る請求項６又は請求項７記載の還流形景品代替用のカー
   ド。