JP2755017B2 - 記録信号のチェック回路 - Google Patents

記録信号のチェック回路

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JP2755017B2
JP2755017B2 JP4255492A JP4255492A JP2755017B2 JP 2755017 B2 JP2755017 B2 JP 2755017B2 JP 4255492 A JP4255492 A JP 4255492A JP 4255492 A JP4255492 A JP 4255492A JP 2755017 B2 JP2755017 B2 JP 2755017B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置等の信号
の記録、再生を行う記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の情報記憶装置は大容量
化、小型化へと急速に推移しており、その技術はめざま
しい進歩を見せている。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
情報記憶装置の一例について説明する。
【0004】図7は従来の情報記憶装置の構成を示すも
のである。図7において、51は記憶担体である。52
はピックアップで、記憶担体51上に記憶されている情
報を再生または、記憶担体上に情報を記録する。53は
アナログ信号処理回路で、54はパルス化回路でアナロ
グ信号をディジタル信号に変換する。55はデコーダ及
び制御系である。56は記録制御手段でピックアップ5
2に対し制御を加える。
【0005】以上のように構成された情報記憶装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0006】まず、この種の情報記憶装置における情報
の記録及び再生は、記憶担体51に対し情報を記録、ま
たは再生するピックアップ52により記録時には記録制
御手段56の制御を受けて、制御すべき物理量に変換し
て記憶担体51上に反射率変化や磁界反転など物性的に
変化を与えて情報を記録する。再生時には正弦波的に変
化するアナログ信号521として再生され、アナログ信
号処理回路53を通して処理されたアナログ信号531
がパルス化手段54によりディジタル信号541に変換
され、デコーダ55により上位装置への再生情報として
変換される。ここでデコーダ55に送られるデータ54
1はアナログ信号521のいかなる条件にも係わらず、
アナログ信号531を忠実に変換したデータである必要
がある。光ディスク装置等の情報記憶装置では、情報記
憶担体51の品質や埃、情報記憶装置の性能劣化等によ
り時間経過や環境の変化にともない情報記憶担体51上
に情報を記録した直後と比べて再生能力が低下する。こ
の性能低下を考慮して再生能力を一定レベル以上に保つ
ことを保証するために情報の記録された直後に通常の再
生よりもパルス化するスレッショルドレベルを厳しい条
件にして再生し、正常に情報記憶担体51上に情報が記
憶できたことを確認するベリファイ動作が用いられてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
情報記憶装置では記憶担体上に情報を記録し、その直後
に再生を試みるベリファイ動作が行われる。
【0008】情報記憶装置は、情報を記録した直後と、
その後、記録された情報を再生する時では、時間的な差
と使用環境の変化等により、記録されているデータの質
が下がることがある。そのため、情報を記録する時に通
常の再生時よりも厳しい条件で再生できた記録のみ記録
完了とすることにより、記録時の情報の質を高める必要
がある。ベリファイ動作は記憶担体上に記録された情報
をピックアップで読みとり電気量としてアナログ信号に
変換し、次にティジタル信号に変換された情報をデコー
ダでデータ変換し記録された情報と同一であることをチ
ェックする。その後、データは上位装置に転送される。
この場合、記憶担体の欠陥及び記憶担体とピックアップ
間の経路内に発生する塵、アライメントのずれ、デフォ
ーカス、オフトラック、機械的特性の劣化やレーザダイ
オードの劣化、或は温度や振動等の外部環境の悪化等に
より情報が正常に記録できない状況が発生することがあ
る。
【0009】このときにデコーダ及びその制御部のエラ
ー訂正能力の限界近くのレベルで救われたデータの場合
には、その後の再生条件の悪化により、再生できなくな
る可能性が高くなるという問題点を有していた。
【0010】本発明は上記問題を鑑み、記憶担体上に記
憶されたデータの質をより高いものにして再生のマージ
ンを上げるという方法を実現するための記録信号のチェ
ック回路を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の記録信号のチェック回路は、記憶担体上に
情報を記録し、または記録されている情報を再生するピ
ックアップを有し、ピックアップからの信号を電気量に
変換しアナログ信号を経てデータを再生する情報記憶装
置において、再生信号の包絡線を検出する包絡線検出手
段と、前記包絡線検出手段の出力の変化を検出する変動
検出手段と、前記変動検出手段によって検出された出力
を強調する包絡線強調手段と、前記包絡線強調手段によ
って得られた信号で再生信号を変調する再生信号変調手
段を備えることを特徴とする。
【0012】また、変動検出手段によって検出された信
号より、変化のタイミング出力を検出するタイミング検
出手段と、前記タイミング検出手段によって得られたタ
イミングから任意の時間のゲートをつくるゲート生成手
段と、ゲート生成手段によって得られた信号により再生
信号を停止させる停止手段を備えることを特徴とするも
のである。
【0013】また、包絡線検出手段の出力をディジタル
値に変換するA/D変換手段と、変換されたディジタル
信号を基準となるレベルと比較するレベル比較手段と、
レベル比較手段の出力により任意の時間のゲート信号を
発生させるゲート発生手段と、ゲート発生手段の出力に
より信号の再生を不能にする再生制御手段を含むことを
特徴とするものである。
【0014】あるいは、包絡線検出手段から出力される
信号の初期値をオフセットとして前記A/D変換手段で
変換された値を保持しているオフセットレベル記憶手段
と、信号の再生時に前記包絡線検出手段から出力される
信号を前記A/D変換手段でディジタル値に変換された
ディジタル信号に対し前記オフセットレベル記憶手段に
記憶されている信号と演算を行うオフセット演算手段を
有する等上記した手段の組合せを1乃至複数組み合わせ
ていることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】上記した構成により本発明の記録信号のチェッ
ク回路では、情報を記録した直後のベリファイ動作を行
う再生の時、アナログ信号の包絡線が変化を生じた場合
にその変化を検出し、検出された出力を強調することで
故意に一定量データエラーを拡大し、見かけ上のデータ
の質を低下させ、上位装置側でエラーが発生し易くなる
ようにする。また、包絡線の変化を検出した時に任意の
時間のゲートを発生させ、デコーダ及び制御系に供給す
るデータをそのゲートで停止させることによりデータエ
ラーを時間的に拡大し、見かけ上データの質を低下さ
せ、上位装置側でエラーが発生し易くなるようにする。
【0016】このことにより情報の記録直後に行うベリ
ファイにおいて通常の再生よりも一層厳しい条件で再生
を行い、その時再生が可能となった場合のみ記録が完了
したことになるため記憶担体に記録した時の情報の質を
高いレベルで保証することが可能であり、通常の再生の
時に読み取りマージンを大幅に広げることが可能とな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例の記録信号のチェッ
ク回路を図面を参照して説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例を示す記録信号の
チェック回路を示すものである。図1において、1はア
ナログ信号処理回路、2は包絡線検出回路、11は記憶
担体、12はピックアップ、13はパルス化回路、7は
デコーダ/制御系、21は包絡線強調回路、22は変調
回路である。
【0019】以上のように構成された記録信号のチェッ
ク回路について、以下図1及び図2を用いてその動作を
説明する。
【0020】まず、図1は包絡線の変化を検出すること
でベリファイ条件をきびしくし、その結果、記録情報の
質を上げる効果を得るための回路を示すものである。記
憶担体11に記録された情報をピックアップ12で検出
して電気信号に変換しアナログ信号回路1に入力する。
アナログ信号回路1の出力は包絡線検出回路2に供給さ
れる。包絡線検出回路2の出力は波形201のようにな
り包絡線強調回路21に入力される。包絡線強調回路に
より強調された包絡線情報が再生信号変調回路22に入
力され、変調回路22ではその包絡線情報に応じてアナ
ログ信号処理回路1から出力された信号101に対して
変調を加える。変調回路22の出力がパルス化回路13
によりパルス化され、デコーダ/制御系7により上位装
置に渡すデータとなる。
【0021】以上のように構成された記録信号のチェッ
ク回路について、図1を用いて説明する。
【0022】まず図1は本実施例の構成のブロック図を
示すものであって、記憶担体11に情報を記録した直後
に行うベリファイ動作の時、記録担体11に記録された
情報をピックアップ12により電気的なアナログ信号に
変え、アナログ信号処理回路1で要求される情報以外の
外乱を排除し再生信号の変調回路22に送る。ここでア
ナログ信号処理回路1の出力101の包絡線情報を包絡
線検出回路2により検出し、包絡線検出回路2により検
出された包絡線情報を包絡線強調回路21で強調する。
この強調された包絡線情報でアナログ信号処理回路1の
出力信号101を変調することで、再生情報の質を下げ
ることになる。その信号221をパルス化回路13によ
りパルス化出力131に変換し、デコーダ/制御系によ
り上位装置に送る情報に変換される。以上のように本実
施例によれば、包絡線検出回路2と、包絡線強調回路2
1と、再生信号の変調回路22を図1の様に再生回路の
中に設けることにより、記憶担体上に記憶されたデータ
の質をより高いものにして再生のマージンを上げるとい
う方法を実現することができる。
【0023】ここで前記変調は振幅変調、加算変調、ま
たは上下の両包絡線検出を行ない、出力信号101の変
調分の相似形で変調したものでもよい。またジッタの増
加という点に着目し、メモリやCCDによる可変遅延線
と包絡線強調回路の出力によって周波数を可変した可変
クロックなどを用い見かけ上の周波数変調を実現しても
有効である。また、変調の強調度合は出力信号101の
変調度の1.5〜3倍程度に選定することが望ましい。
あるいは、100%変調を最大とした過変調に陥らな
い、リミッタなどを設けることも有効である。
【0024】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。図2は本発明の第2の実施例を
示す記録情報のチェック回路のブロック図である。
【0025】図1と異なるのは、包絡線検出回路2の出
力201は変動検出回路3に入りその出力信号301が
タイミング検出回路4にはいる。タイミング検出回路4
の出力401はゲート生成回路5に入力され、ゲート生
成回路5の出力501はデータカット6に入り、パルス
化回路13の出力信号131をカットするように回路を
構成した点である。
【0026】以上のように構成された記録信号のチェッ
ク回路について、図2及び主要波形を示す図3を用いて
以下その動作を説明する。図3の付与番号は図2中の信
号指示番号と一致させている。
【0027】アナログ信号処理回路1の出力101を包
絡線検出回路2とパルス化回路13に供給し、包絡線検
出回路2の出力より変動検出回路3によって変動を検出
し、その出力401の変動の大きさが任意のレベルを越
えた時のタイミングを検出するタイミング検出回路4と
その出力信号401より出力データをマスクするゲート
生成回路5とゲート生成回路5により、アナログ信号処
理回路1の出力をパルス化するパルス化回路の出力をゲ
ートするデータカット6を設けることにより、次のよう
な効果を得ることができる。
【0028】包絡線201の変化を検出する回路として
は、一定の閾値を設け信号301とレベル比較する方法
がある。ゲート生成回路5ではタイミング検出回路4で
検出したタイミング401から401よりも十分長い任
意の時間τの幅を持つゲート信号501を生成する。時
間τは検出された包絡線の変化を時間軸方向に拡大する
意味を持つ。時間軸方向に連続してデータを阻止するこ
とによりデータの質を等価的に下げる効果を持つ。時間
τは、デコーダ/制御系7により情報の訂正が可能であ
る幅であっても、情報の訂正が不可能である幅であって
も所望の時間に設定する事ができる。
【0029】一方、パルス化回路13に入力されたアナ
ログ信号101は信号131となって出力されデータカ
ット回路6に入力される。データカット回路6では、ゲ
ート生成回路5で生成された信号501で、パルス化回
路13の出力信号131をゲートし、ゲート信号501
幅だけパルス化回路13の出力信号131をカットす
る。データカット回路の出力は信号601の様になる。
また、包絡線201の変化を検出する手段としては、包
絡線検出回路2の出力を微分回路等を経由して比較する
ことにより包絡線の変化率を検出し、その変化率が一定
以上の場合にタイミング検出回路4に信号を出力する方
法がある。このようにすることにより、記憶担体上に記
憶されたデータの質をより高いものにして再生のマージ
ンを上げるという方法を実現することができる。
【0030】以下本発明の第3の実施例について図面を
参照しながら説明する。図4は本発明の第3の実施例を
示す記録情報のチェック回路のブロック図である。
【0031】図2と異なるのは、包絡線検出回路2の出
力201はA/D変換出回路31に入りその出力信号3
11がレベル比較回路32にはいる。レベル比較回路3
2の出力321はゲート生成回路33に入力され、ゲー
ト生成回路33の出力331はデータカット34に入
り、データカット34はパルス化回路13の出力131
をカットするように回路を構成した点である。
【0032】以上のように構成された記録信号のチェッ
ク回路について、以下その動作を説明する。
【0033】アナログ信号処理回路1の出力101を包
絡線検出回路2とパルス化回路13に供給し、包絡線検
出回路2の出力よりA/D変換回路31によって変動を
検出し、その出力311の変動の大きさを任意のレベル
と比較するレベル比較回路32と、レベル比較回路32
により検出された出力321によりゲートを発生させる
ゲート発生回路と、ゲート発生回路32の出力321に
よりパルス化された再生情報を制御するデータカット3
4を設けることにより、記憶担体上に記憶されたデータ
の質をより高いものにして再生のマージンを上げるとい
う方法を実現することができる。
【0034】以下本発明の第4の実施例について図面を
参照しながら説明する。図5は本発明の第4の実施例を
示す記録情報のチェック回路のブロック図である。
【0035】図2と異なるのは、包絡線検出回路2の出
力201はA/D変換出回路31に入りその出力信号3
11がオフセットレベル記憶回路41とオフセット演算
回路42にはいる。オフセットレベル記憶回路41の出
力411はオフセット演算回路42に入力され、同時に
A/D変換回路31の出力311もオフセット演算回路
42に入力さる。オフセット演算回路42の出力信号4
21はデータカット43に入力され、データカット43
はオフセット演算回路42の出力信号421によりパル
ス化された信号131に対し変調をかけるように回路を
構成した点である。
【0036】以上のように構成された記録信号のチェッ
ク回路について、以下その動作を説明する。
【0037】アナログ信号処理回路1の出力101を包
絡線検出回路2とパルス化回路13に供給し、包絡線検
出回路2の出力よりA/D変換回路31によって変動を
検出し、その出力311の出力をオフセットレベル記憶
回路41とオフセット演算回路42に供給する。オフセ
ットレベル記憶回路41はこの再生系の回路が動作を開
始する初期に、例えば電源が入った時または、記憶担体
が交換された時などにA/D変換回路31より与えられ
たデータをオフセットとして記憶する。その値を基に再
生中に得られた包絡線情報と演算を行ってその包絡線情
報から回路の持つオフセットを無くしてデータカット4
3に入力して、データカット43はオフセットが除去さ
れた包絡線情報に従い、パルス化データ131を通過、
停止という変調する回路を図5の様に再生回路の中に設
けることにより、記憶担体上に記憶された記憶担体上に
記憶されたデータの質をより高いものにして再生のマー
ジンを上げるという方法を実現することができる。
【0038】以下本発明の第5の実施例について図面を
参照しながら説明する。図6は本発明の第5の実施例を
示す記録情報のチェック回路のブロック図である。
【0039】図1と異なるのは、包絡線検出回路2の出
力201はA/D変換出回路61に入りその出力信号6
11が包絡線強調演算回路63にはいる。A/D変換回
路61はサンプリングタイミング発生回路62により発
生されるタイミングで包絡線検出回路2より得られる包
絡線情報信号201をA/D変換するように回路を構成
した点である。
【0040】以上のように構成された記録信号のチェッ
ク回路について、以下その動作を説明する。
【0041】アナログ信号処理回路1の出力101を包
絡線検出回路2と変調回路64に供給し、包絡線検出回
路2の出力よりA/D変換回路61によって再生信号の
変動を検出し、サンプリングタイミング発生回路62よ
り発生されるタイミングでその包絡線情報信号201を
A/D変換しその出力を包絡線強調演算回路63で強調
してアッテネータなどによってディジタル情報によって
振幅変調などの変調を行なう変調回路64に入力する。
変調回路64では包絡線強調演算回路63の出力でアナ
ログ信号処理回路1の出力信号101を変調しパルス化
回路13に入力する。その信号641をパルス化回路1
3によりパルス化出力131に変換し、デコーダ/制御
回路8により上位装置に送る情報に変換される。以上の
ように本実施例によれば、包絡線検出回路2と、A/D
変換回路61と、サンプリングタイミング発生回路62
と、包絡線強調演算回路63と、変調回路64を図6の
様に再生回路の中に設けることにより、記憶担体上に記
憶されたデータの質をより高いものにして再生のマージ
ンを上げるという方法を実現することができる。
【0042】以上説明したように、本発明の記録信号の
チェック回路は、記憶担体上に情報を記録し、または記
録されている情報を再生するピックアップと、ピックア
ップにより電気量に変換された信号を処理するアナログ
信号処理回路と、アナログ信号処理回路から出力された
再生信号の包絡線を検出する包絡線検出回路と、前記包
絡線検出回路の出力の変化を検出する変動検出回路と、
前記変動検出回路によって検出された出力を強調する包
絡線強調回路と、前記包絡線強調回路によって得られた
信号で再生信号を変調する再生信号変調回路を備え、ま
たは、変動検出回路によって検出された信号より、変化
のタイミング出力を検出するタイミング検出回路と、前
記タイミング検出回路によって得られたタイミングから
任意の時間のゲートをつくるゲート生成回路と、ゲート
生成回路によって得られた信号により再生信号を停止さ
せる停止回路を備え、または、包絡線検出回路の出力を
ディジタル値に変換するA/D変換回路と、変換された
ディジタル信号を基準となるレベルと比較するレベル比
較回路と、レベル比較回路の出力により任意の時間のゲ
ート信号を発生させるゲート発生回路と、ゲート発生回
路の出力により信号の再生を不能にするデータカットを
備え、または、包絡線検出回路から出力される信号の初
期値をオフセットとして前記A/D変換回路で変換され
た値を保持しているオフセットレベル記憶回路と、信号
の再生時に前記包絡線検出回路から出力される信号を前
記A/D変換回路でディジタル値に変換されたディジタ
ル信号に対し前記オフセットレベル記憶回路に記憶され
ている信号と演算を行うオフセット演算回路を備え、再
生されたアナログ信号の変化を検出し、デコーダ及び制
御系に供給するデータを変調させることによりデータエ
ラーを拡大し、見かけ上データの質を下げ、上位装置側
でエラーが発生し易くなるようにする。
【0043】このようにすることによって、厳しい条件
でも再生が可能となった場合のみ記録が完了したことに
なるので記録時の信号の質を高めることができ、通常の
再生の時にマージンを大幅に広げることが可能となる。
【0044】なお実施例では、光学的な記憶担体に情報
を記録する場合について述べたが、媒体の種類に関係な
く、磁気的な媒体やその他の記録媒体についても応用で
きるものである。さらに、情報通信手段などにおいて
も、主要情報を送受信する前に、テスト情報を送受信
し、電送経路状態の確認を実施する場合などへの応用も
可能な技術である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記録信号
のチェック回路は、記憶担体上に情報を記録し、または
記録されている情報信号の包絡線を検出し、強調した
後、強調された包絡線信号を基に振幅方向、時間軸方向
に再生信号を変調または、断続しデコーダ及び制御系に
供給することによりデータエラーを拡大し、見かけ上デ
ータの質を下げ、上位装置側でエラーが発生し易くなる
ようにするという構成を備え、厳しい条件でも再生が可
能となった場合のみ記録が完了したことになるので記録
時の信号の質を高めることができ、通常の再生の時に環
境変化や時間経過後の読み取りマージンを大幅に広げる
ことが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる記録信号のチェック
回路のブロック図
【図2】本発明の第2の実施例にかかる記録信号のチェ
ック回路のブロック図
【図3】本発明の第2の実施例にかかる記録信号のチェ
ック回路の信号波形図
【図4】本発明の第3の実施例にかかる記録信号のチェ
ック回路のブロック図
【図5】本発明の第4の実施例にかかる記録信号のチェ
ック回路のブロック図
【図6】本発明の第5の実施例にかかる記録信号のチェ
ック回路のブロック図
【図7】従来の再生回路のブロック図
【符号の説明】
1 アナログ信号回路 2 包絡線検出回路 3 変動検出回路 4 タイミング検出回路 5 ゲート生成回路 6 データカット回路 7 デコーダ/制御系 8 デコーダ/制御回路 11 記憶担体 12 ピックアップ 13 パルス化回路 21 包絡線強調回路 22 再生信号変調回路 31 A/D変換回路 32 レベル比較回路 33 ゲート発生回路 34 データカット 41 オフセットレベル記憶回路 42 オフセット演算回路 43 データカット 51 記憶担体 52 ピックアップ 53 アナログ信号処理回路 54 パルス化回路 55 デコーダ/制御系 56 記録制御回路 61 A/D変換回路 62 サンプリングタイミング発生回路 63 包絡線強調演算回路 64 変調回路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶担体上に情報を記録し、または再生
    するピックアップを有し、ピックアップからの再生信号
    を電気量に変換しデータを再生する情報記憶装置におい
    て、再生信号の包絡線を検出する包絡線検出手段と、前
    記包絡線検出手段の出力の変化を検出する変動検出手段
    と、前記変動検出手段によって検出された出力を強調す
    る包絡線強調手段と、前記包絡線強調手段によってえら
    れた信号により再生信号を変調する再生信号変調手段
    を含むことを特徴とする記録信号のチェック回路。
  2. 【請求項2】 記憶担体上に情報を記録し、または再生
    するピックアップを有し、ピックアップからの再生信号
    を電気量に変換しデータを再生する情報記憶装置におい
    て、再生信号の包絡線を検出する包絡線検出手段と、前
    記包絡線検出手段の出力の変化を検出する変動検出手段
    と、前記変動検出手段によって検出された信号より、変
    化のタイミング出力を検出するタイミング検出手段と、
    前記タイミング検出手段によってえられたタイミングか
    ら任意の時間のゲートをつくるゲート生成手段と、前記
    ゲート生成手段によって得られた信号により再生信号を
    任意時間停止させる停止手段を含むことを特徴とする
    記録信号のチェック回路。
  3. 【請求項3】 包絡線検出手段から出力されるアナログ
    信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、変
    換されたディジタル信号を基準となるレベルと比較する
    レベル比較手段と、レベル比較手段の出力により任意の
    時間のゲート信号を発生させるゲート発生手段と、ゲー
    ト発生手段の出力により信号の再生を不能にする再生制
    御手段を含むことを特徴とする請求項1記載の記録信
    号のチェック回路。
  4. 【請求項4】 記憶担体上に情報を記録し、または再生
    するピックアップを有し、ピックアップからの再生信号
    を電気量に変換しデータを再生する情報記憶装置におい
    て、再生信号の包絡線を検出する包絡線検出手段と、前
    記包絡線検出手段から出力される信号の初期値をオフセ
    ットとして前記A/D変換手段で変換された値を保持し
    ているオフセットレベル記憶手段と、信号の再生時に前
    記包絡線検出手段から出力される信号を前記A/D変換
    手段でディジタル値に変換されたディジタル信号に対し
    前記オフセットレベル記憶手段に記憶されている信号と
    演算を行うオフセット演算手段と、前記オフセット演算
    手段の出力を基準となるレベルと比較するレベル比較手
    段と、レベル比較手段の出力により任意の時間のゲート
    信号を発生させるゲート発生手段と、ゲート発生手段の
    出力により信号の再生を不能にする再生制御手段とを有
    することを特徴とする記録信号のチェック回路。
  5. 【請求項5】 包絡線検出手段から出力される信号を任
    意の時間でサンプリングするサンプリングタイミング発
    生手段と前記サンプリングタイミング発生手段からの出
    力をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、変換
    されたディジタル信号を基準となるレベルと比較するレ
    ベル比較手段と、レベル比較手段の出力により信号の再
    生を不能にする再生制御手段を含むことを特徴とする
    請求項1記載の記録信号のチェック回路。
  6. 【請求項6】 包絡線検出手段のレベル変化が一定以上
    の時、変動検出手段がタイミング出力を出すことを特徴
    とする請求項2記載の記録信号のチェック回路。
  7. 【請求項7】 包絡線検出手段の変化率が一定以上の
    時、変動検出手段がタイミング出力を出すことを特徴と
    する請求項2記載の記録信号のチェック回路。
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