JP2754518B2 - 光量絞り装置 - Google Patents

光量絞り装置

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JP2754518B2
JP2754518B2 JP4077349A JP7734992A JP2754518B2 JP 2754518 B2 JP2754518 B2 JP 2754518B2 JP 4077349 A JP4077349 A JP 4077349A JP 7734992 A JP7734992 A JP 7734992A JP 2754518 B2 JP2754518 B2 JP 2754518B2
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道男 柳
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等の光学
機器に装備される絞り装置に関し、特に光量調整の為の
ND(ニュートラル・デンシティー)フィルタ等のフィ
ルタを有する絞り装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の絞り装置は図6及び図7に示され
ているように、小絞り補正のため、F8〜F11程度の
絞り口径を覆うようにNDフィルタ14が絞り羽根13
の縁部に接着剤15により貼付けまたは配置されてい
る。一方、従来のNDフィルタ14は均一濃度フィルタ
を用いていた。そのため近年、撮像素子の感度が上昇す
るに従い、前記NDフィルタの濃度を濃くして光の透過
量を低下させ、被写体の明るさが同一でも絞りの最小開
口を大きくするようにしてきた。しかし、このようにN
Dフィルタの濃度が濃くなると図6に示すような状態
で、フィルタ14を通過した光aと通過しない光bの光
量差が大きく異なり、解像度が低下してしまうという欠
点が発生した。この欠点を改良すべく、図8のような特
開平2−190833号に示されるように光の透過量が
一定の割合で変化する透過特性を有するNDフィルタを
用いた絞り装置が提案された。このように一枚のNDフ
ィルタの中で多種類の透過率部分をもっている構造のN
Dフィルタを製造する方法として、特願平3−3385
95号をすでに提案している。この方法は従来の色素と
基材のねり込みタイプでローラー等によりNDフィルタ
のシートを作る方式と異なり、マイクロフィルムをND
フィルタとして用い、写真撮影技術手法を用いて同一フ
ィルタ内に濃度を可変させる方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような同一フィル
タ内で濃度分布が異なる部分をもつフィルタの場合次の
ような欠点が発生した。
【0004】問題点としては、NDフィルタの絞り開口
部での濃度の配置精度が従来に比べ大きくバラツクとい
う問題である。従来の均一濃度のフィルタの場合図1の
ように絞り開口部での配置精度は絞り羽根上のNDフィ
ルタの貼りつけ精度で決定されるため±0.02mmの
精度を十分維持する事ができていた。しかし、同一のフ
ィルタ内で濃度変化をもっている場合、羽根上でのND
フィルタの貼りつけ精度以外に、フィルタの作成時に位
置ズレが発生する(この場合、位置ズレとは、ある決め
られた透過率のフィルタ部分が絞り開口内のどの位置に
あるかを示すものである)。特願平3−338595号
の方法の場合、作成方法の工程として、原版作成→
写真撮影→現像→外型抜き→羽根に貼りつけとい
う概略工程をもっている。この中で、決められた濃度の
位置ズレを発生する工程として、写真撮影がある。こ
れは1コマづつのフィルムの送り精度により位置ズレが
発生する。またのプレス抜きでも、どの部分を外型抜
きするかによって位置ズレが発生する。この他に、〜
〜にからむ、写真技術上でも決められた濃度から全
体的にズレる問題がある。
【0005】以上の問題をすべて考慮して、決められた
濃度ラインを絞り開口のある特定位置に配置する精度と
して、±0.1mmくらい悪化してしまう。
【0006】なお、図6において、1・2・3・4・5
は光学系であり、6は結像面である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、光軸に垂直
な面において直進移動することにより絞り開口の大きさ
を変化する絞り羽根と、出力部材の移動により前記絞り
羽根を駆動する駆動手段を備えた絞り装置において、前
記絞り羽根により形成される絞り開口内に位置するよう
に前記絞り羽根に取り付けられるフィルタ部材が前記絞
り羽根に取り付けられるものであって、前記フィルタ部
材はそれぞれが均一な透過率に設定された第1の領域
と、前記第1の領域の透過率から連続的に透過率が変化
する第2の領域とを有し、前記絞り装置の絞り開口が設
定された小絞り開口となるときに、前記フィルタ部材の
前記第1の領域だけが前記絞り羽根により形成される絞
り開口内に位置し、前記小絞り開口より大きな絞り開口
となるときに、前記フィルタ部材の前記第1の領域およ
び前記第2の領域が前記絞り羽根により形成される絞り
開口内に位置するように、前記フィルタ部材は前記絞り
羽根に取り付けられることで、上述の課題を解決した。
【0008】
【実施例】本発明の実施例は図1に示すNDフィルタ2
0を図6、7のNDフィルタ14の代りに用いるもので
ある。
【0009】すなわち、本実施例でのNDフィルタ20
は図6、7の絞り装置が最小絞り開口となった際での開
口領域に位置する第1領域Iは透過率が一定となるよう
に設定され、絞り開口が最小絞り開口より徐々に大きく
なる際での開口領域に位置する第2領域IIは透過率が
連続的に大きくなるように設定されている。
【0010】濃度の位置ズレ精度はこの方法により向上
できるわけではない。ビデオレンズの場合、視野がある
明るさ以上になると、最小絞り部分で固定され、それ以
上絞らなくなる。これは、ある絞りの大きさ以下になる
と、解像度が低下するため、固定させているためであ
る。そのため、NDフィルタを最も必要とする屋外での
撮影の場合、最小絞り開口に位置する確率が大きくふえ
る。このため一番NDフィルタを使用する確率の大きい
絞り位置で、濃度バラツキをできるだけ抑える構造とし
たことが本実施例の特徴である。最小絞り位置で均一濃
度分布となっているため、濃度バラツキは、〜〜
工程の写真技術上の濃度ズレのみを考慮するだけです
む。連続変化濃度部分では0.2mmズレると濃度が
〜の写真技術上の要因を除いても、max10%も変
化する可能性があるためである。
【0011】第2の理由として、これも濃度バラツキに
起因する問題であるが、ビデオカメラの光学上、絞り値
を設定する方法として、撮像素子上の光量を基準として
FNOを決定しているが、連続透過率変化の場合、上記
理由により、撮像素子上のFNOの決定が1台、1台大
きくずれ互換性がなくなる。一方本実施例の方式をとれ
ば最小小絞りの時を基準として、FNOを決定すればバ
ラツキが少ないため、お互い互換をもつビデオカメラを
作ることができる。
【0012】第3の理由として、マイクロフィルムよ
り、NDフィルタをプレス抜きする時の使用効率の向上
である。絞り開口部が全て連続変化する場合、フィルム
上のフィルタのプレス抜き配置は図2のようになる。
【0013】一方、本実施例の場合のプレス抜き配置図
は図3のようになり、図2に比べフィルム上、最大限の
効率をもって使用することが可能となる。この理由とし
て、羽根上への接着しろと、最小絞り部分が、同一濃度
としているため、上下パターンの重なる割合が大きくな
り、使用効率が向上したものである。絞り開口に対し垂
直方向のフィルム濃度を連続的につなげたのは、横方向
のプレス抜き精度をゆるめるためである。フィルムのコ
マ送り精度が悪い(±0.2mm)ため、1フィルタご
とに一づつ原版を作ってもプレス工程で、連続抜きでき
ないためである。
【0014】図4に他の実施例を示す。図4の濃度分布
を図5に示す。このグラフの中でHの濃度の時、透過率
段差がない事を示している。これは、絞りの動きをスム
ーズにさせるために必要である。このHの部分が不連続
となった場合、絞り羽根の可動がスムーズに動かなくな
り、絞りの追従性が悪くなってしまう。
【0015】
【発明の効果】本願発明は、光軸に垂直な面において直
進移動することにより絞り開口の大きさを変化する絞り
羽根と、出力部材の移動により前記絞り羽根を駆動する
駆動手段を備えた絞り装置において、前記絞り羽根によ
り形成される絞り開口内に位置するように前記絞り羽根
に取り付けられるフィルタ部材が前記絞り羽根に取り付
けられるものであって、前記フィルタ部材はそれぞれが
均一な透過率に設定された第1の領域と、前記第1の領
域の透過率から連続的に透過率が変化する第2の領域と
を有し、前記絞り装置の絞り開口が設定された小絞り開
口となるときに、前記フィルタ部材の前記第1の領域だ
けが前記絞り羽根により形成される絞り開口内に位置
し、前記小絞り開口より大きな絞り開口となるときに、
前記フィルタ部材の前記第1の領域および前記第2の領
域が前記絞り羽根により形成される絞り開口内に位置す
るように、前記フィルタ部材は前記絞り羽根に取り付け
られることで、透過率のバラツキを抑えた高精度な光量
絞り装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に用いるフィルタの外観図。
【図2】従来のフィルタ製造の際のプレス抜き状態を説
明する図。
【図3】実施例に用いるフィルタの製造の際のプレス抜
き状態を説明する図。
【図4】図1のフィルタとは形状が若干異なる他の実施
例としてのフィルタの外観図。
【図5】図4のフィルタの濃度分布を示すグラフ。
【図6】絞り装置全体を示す断面図。
【図7】図6の要部を示す斜視図。
【図8】従来のフィルタの濃度分布を示すグラフ。
【符号の説明】
13 絞り羽根 14・20・20’ NDフィルタ I 第1領域 II 第2領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−311831(JP,A) 特開 平2−190833(JP,A) 実開 平3−35531(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 9/00 - 9/07

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸に垂直な面において直進移動するこ
    とにより絞り開口の大きさを変化する絞り羽根と、出力
    部材の移動により前記絞り羽根を駆動する駆動手段を備
    えた絞り装置において、 前記絞り羽根により形成される絞り開口内に位置するよ
    うに前記絞り羽根に取り付けられるフィルタ部材が前記
    絞り羽根に取り付けられるものであって、前記フィルタ
    部材はそれぞれが均一な透過率に設定された第1の領域
    と、前記第1の領域の透過率から連続的に透過率が変化
    する第2の領域とを有し、前記絞り装置の絞り開口が設
    定された小絞り開口となるときに、前記フィルタ部材の
    前記第1の領域だけが前記絞り羽根により形成される絞
    り開口内に位置し、前記小絞り開口より大きな絞り開口
    となるときに、前記フィルタ部材の前記第1の領域およ
    び前記第2の領域が前記絞り羽根により形成される絞り
    開口内に位置するように、前記フィルタ部材は前記絞り
    羽根に取り付けられることを特徴とする絞り装置。
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