JP2754470B2 - カーテンウォールの排水構造 - Google Patents

カーテンウォールの排水構造

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JP2754470B2 JP22151395A JP22151395A JP2754470B2 JP 2754470 B2 JP2754470 B2 JP 2754470B2 JP 22151395 A JP22151395 A JP 22151395A JP 22151395 A JP22151395 A JP 22151395A JP 2754470 B2 JP2754470 B2 JP 2754470B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方立式のカーテン
ウォールにおける方立間に浸入した雨水やユニット式の
カーテンウォールにおける左右カーテンウォールユニッ
トの連結部に浸入した雨水を排水する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ユニット式のカーテンウォールの排水構
造としては、例えば特公平1−29941号公報に示す
ものが知られている。この排水構造は左右に隣接するカ
ーテンウォールユニットの相対する縦材間に中空部を形
成し、左右カーテンウォールユニットの連結部の雨水を
前記中空部に沿って流れ落し、最下部のカーテンウォー
ルユニットと下部材との間に水切り板、防水シートを取
付けて前記中空部と連通する空間部を形成し、その空間
部の水抜き孔より排水するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】建物の屋上から1階部
分までカーテンウォールを取付ける場合には、カーテン
ウォールの最下部が地上に接するから、前述のように地
上に下部材を取付けて排水できるが、建物の1階部分よ
り上の階までカーテンウォールを取付け、しかもカーテ
ンウォールを取付けてない階の外壁よりもカーテンウォ
ールが室外側に突出した場合にはカーテンウォールの最
下部が地上より離れ、しかも下の外壁よりカーテンウォ
ールが室外側に突出しているから、カーテンウォールの
最下部と対向して下部材を取付けできないので、前述の
ように排水できない。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたカーテンウォールの排水構造を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカーテンウォー
ルの排水構造は、カーテンウォールの最下部が地上から
離れ、しかもそのカーテンウォールが下の外壁より室外
側に突出しているカーテンウォールにおいて、前記カー
テンウォールの最下部の横部材に水切り枠を取付け、こ
の水切り枠の室内側部に軒天ボードの室外側縁部を支持
し、前記水切り枠の内周面にシール材受け部材を取付
け、このシール材受け部材の端部を水切り枠の端面より
突出し、前記左右に隣接する水切り枠の端面と左右に隣
接する縦部材下面との間に湿式シール材を、前記シール
材受け部材をバックアップ材として充填して、左右に隣
接する縦部材間に浸入した雨水がシール材受け部材に沿
って水切り枠内に流れ込むようにし、前記水切り枠に排
水穴を形成したものである。
【0006】
【作 用】左右に隣接する縦部材間に浸入した雨水は
シール材受け部材により水切り枠内に流れ込み、その水
切り枠の排水穴より排水されるから、カーテンウォール
の最下部が地上より離れているカーテンウォールにおい
て、左右に隣接する縦材間に浸入した雨水を排水でき
る。また、カーテンウォールの最下部を水切り枠と軒天
ボードでカバーし、左右に隣接する縦部材の下部を湿式
シール材と水切り枠と軒天ボードでカバーするから、カ
ーテンウォールの最下部の外観が見栄え良くなる。
【0007】
【実 施 例】図1に示すように、床スラブ等の建物躯
体1に複数の方立2をファスナー3で左右方向に間隔を
置いて取付け、左右に隣接する方立2間に複数の中間部
無目4、最下部無目5、図示しない最上部無目を連結
し、その左右に隣接する方立2と上下に隣接する無目間
にパネル6を装着して方立式のカーテンウォール7とし
てあり、前記最下部無目5がカーテンウォール7の最下
部横部材となっている。
【0008】前記カーテンウォール7は1階部分Aより
上の階に取付けられ、そのカーテンウォール7は1階部
分Aの外壁8より室外側に突出し、前記カーテンウォー
ル7の最下部は地上より離れ、しかも下の外壁8よりも
室外側に突出している。前記最下部無目5の下部には水
切り枠9が取付けてあり、その水切り枠9と外壁8とに
亘って軒天ボード10が取付けてある。
【0009】前記方立2は図2に示すように、2つの方
立材20を嵌め合せ連結して中空部21を有する分割方
立となり、その方立材20が左右に隣接する縦部材とな
る。前記方立材20は面外方向に向う縦板22の室外側
寄りがコ字状となってパネル装着用の凹溝23を内向に
有し、その各縦板22の対向面に複数の重なり嵌め合せ
片24を対向して一体的に設け、その重なり嵌め合せ片
24の嵌め合せ部をシール材25でシールしてある。
【0010】方立2は前述のように分割方立となってい
るから、2つの方立材20の嵌め合せ部より雨水aが図
2に示すように中空部21内に浸入する。
【0011】前記最下部無目5は図2と図3に示すよう
に、方立材20の縦板22室外側寄りに突き合せ、ビス
により連結してある。この最下部無目5のパネル装着用
の上向凹溝26は方立材20の凹溝23と連続し、方立
材20の凹溝23の最下部には図3に示すように排水ブ
ロック27が嵌め込み固定してあり、方立材20の凹溝
23に沿って流れた雨水が排水ブロック27によって最
下部無目5の上向凹溝26に流れ込むようにしてあり、
その上向凹溝26に流れ込んだ雨水は図3に示すように
上向凹溝26の底部に形成した排水穴28より室外側に
排水される。
【0012】前記水切り枠9は図3に示すように、下横
板30の室外・内側端部に室外側立上り板31と室内側
立上り板32を一体的に設け、その室外側立上り板31
に上横板33を室内側に向けて一体的に設け、その上横
板33に取付片34を一体的に設け、前記下横板30の
室内側端部に軒天ボード支持片35を一体的に設けてあ
る。
【0013】前記最下部無目5の下面29は方立2の最
下面2aと同一高さとなり、その下面29に下向きコ字
状の取付材36がビス37で取付けてある。この取付材
36に前記水切り枠9の取付片34と室内側立上り板3
2がビス38で固着してあり、その上横板33と最下部
無目5の下面29との間に湿式シール材39を充填し、
水切り板9の軒天ボード支持片35に軒天ボード10の
室外側端縁が支持してある。
【0014】前記水切り枠9の長手方向端部は図2に示
すように方立材20の縦板22よりも外方に突出し、左
右に隣接する水切り枠9の端面間の寸法は方立2の面内
方向寸法よりも小さくしてある。
【0015】前記水切り枠9の長手方向端部寄りにはシ
ール受け部材40が設けてあり、このシール受け部材4
0は水切り枠9の端面よりも外方に突出し、左右に隣接
するシール受け部材40の端面間の寸法は小さくしてあ
る。
【0016】前記シール受け部材40は図3と図4に示
すように、水切り枠9の下横板30、室外側立上り片3
1、上横板33、室内側立上り板32(水切り枠9の内
周面)に接する本体部41と、この本体41の左右両側
面に一体的に設けた突出部42より成り、そのシール受
け部材40の室内側寄り上面に左右方向に連続する凹溝
43が形成してある。これによりシール受け部材40は
左右勝手違いとなり、左右の水切り枠9にそれぞれ取付
けできる。
【0017】前記シール受け部材40は水切り枠9の内
周面に本体部41を挿入して一方の突出部42を水切り
枠9の端面より突出させ、水切り枠9の内周面と突出部
42との間に湿式シールリング材44を充填し、これに
よってシール受け部材40を水切り枠9の内周面に取付
けると共に、その取付部を水密してある。
【0018】図5と図6に示すように、左右に隣接する
水切り枠9の対向端面と方立2の下面との間に湿式シー
ル材45を充填し、この湿式シール材45で隣接するシ
ール材受け部材40間及び方立2の下面との間をシール
し、前記軒天ボード10と湿式シール材45により方立
2の下部を隠蔽して下から見えないようにする。この湿
式シール材45は図3に点線で示すように突出部42の
下面と室外寄り部に亘って充填され、この湿式シール材
45の室内寄り部分は凹溝43より上方に突出して堰部
分45aとしてある。
【0019】以上のようであるから、方立2の中空部2
1内に浸入した雨水は隣接するシール材受け部材40の
突出部42に落下し、溝43より水切り枠9内に流れ込
み、その水切り材9の下横板30に形成した排水穴46
より排水される。また、隣接するシール材受け部材40
の突出部42上の雨水は凹溝43よりも高い湿式シール
材45の堰部分45aによってせきとめられて室内側に
流れないから、その雨水が軒天ボード10に流れること
がない。
【0020】以上の実施例は方立式のカーテンウォール
であるが、ユニット式のカーテンウォールの場合も同様
である。例えば図7に示すように、最下部のカーテンウ
ォールユニット50の下部横材(下部横部材)51に水
切り枠9を取付け、左右のカーテンウォールユニット5
0の縦材(縦部材)52間をシールする乾式シール材5
3の背面の中空部54内の雨水をシール受け部材40に
より水切り枠9内に流し、排水穴46より排水する。
【0021】
【発明の効果】左右に隣接する縦部材間に浸入した雨水
はシール材受け部材と湿式シール材により水切り枠内に
流れ込み、その水切り枠の排水穴より排水される。した
がって、カーテンウォールの最下部が地上より離れてい
るカーテンウォールにおいて、左右に隣接する縦材間に
浸入した雨水を軒天ボードに流れることなく排水でき、
軒天ボードをぬらすことがない。また、カーテンウォー
ルの最下部は水切り枠と軒天ボードでカバーされるし、
左右に隣接する縦部材の下部は湿式シール材と水切り枠
と軒天ボードでカバーされるから、カーテンウォールの
最下部の外観が見栄え良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンウォールの下部縦断面図である。
【図2】図1のB−B拡大横断面図である。
【図3】カーテンウォールの最下部の拡大縦断面図であ
る。
【図4】水切り枠にシール材受け部材を取付けた状態の
斜視図である。
【図5】カーテンウォール最下部のシール部の斜視図で
ある。
【図6】カーテンウォール最下部のシール部の正面図で
ある。
【図7】ユニット式のカーテンウォールの場合の最下部
のシール部の正面図である。
【符号の説明】
2…方立、5…最下部無目、7…カーテンウォール、8
…外壁、9…水切り枠、10…軒天ボード、20…方立
材、21…中空部、23…凹溝、40…シール材受け部
材、41…本体部、42…突出部、43…溝、45…湿
式シール材。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/96 E04B 2/90

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンウォールの最下部が地上から離
    れ、しかもそのカーテンウォールが下の外壁より室外側
    に突出しているカーテンウォールにおいて、 前記カーテンウォールの最下部の横部材に水切り枠を取
    付け、この水切り枠の室内側部に軒天ボードの室外側縁
    部を支持し、 前記水切り枠の内周面にシール材受け部材を取付け、こ
    のシール材受け部材の端部を水切り枠の端面より突出
    し、 前記左右に隣接する水切り枠の端面と左右に隣接する縦
    部材下面との間に湿式シール材を、前記シール材受け部
    材をバックアップ材として充填して、左右に隣接する縦
    部材間に浸入した雨水がシール材受け部材に沿って水切
    り枠内に流れ込むようにし、前記水切り枠に排水穴を形
    成したことを特徴とするカーテンウォールの排水構造。
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