JP2754030B2 - 高純度錫の製造方法 - Google Patents
高純度錫の製造方法Info
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- JP2754030B2 JP2754030B2 JP4855789A JP4855789A JP2754030B2 JP 2754030 B2 JP2754030 B2 JP 2754030B2 JP 4855789 A JP4855789 A JP 4855789A JP 4855789 A JP4855789 A JP 4855789A JP 2754030 B2 JP2754030 B2 JP 2754030B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主としてエレクトロニクス産業分野におい
て用いられるロー付け材や半田材料等として有用な高純
度、かつα線カウントの少ない錫の製造方法に関する。
て用いられるロー付け材や半田材料等として有用な高純
度、かつα線カウントの少ない錫の製造方法に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題] 近来、エレクトロニクス分野における技術の進歩は著
しく、ICはより大容量化へと向い、半導体メモリにおい
ても1Mビットから4MビットDRAMへと開発は進んできた。
それらを高性能、高信頼度とするためにIC組立等に用い
られるロー付け材や半田材料として用いられる錫にも高
純度化、低α線化が要求されるのは必至である。
しく、ICはより大容量化へと向い、半導体メモリにおい
ても1Mビットから4MビットDRAMへと開発は進んできた。
それらを高性能、高信頼度とするためにIC組立等に用い
られるロー付け材や半田材料として用いられる錫にも高
純度化、低α線化が要求されるのは必至である。
高純度の錫を得るには、電解を繰返すか、あるいは仕
上げに真空蒸留やゾーン精製といった乾式精製が行なわ
れている。しかし、前者の方法では錫中に含まれるPb,I
n等の不純物は数ppmオーダーにとどまり、錫の高純度化
は達成し得ず、また電解を繰返すために、煩雑で生産性
に劣り、コスト的にも不利である。また後者の方法は電
力経費が嵩み、実操業を考えた場合に問題がある。
上げに真空蒸留やゾーン精製といった乾式精製が行なわ
れている。しかし、前者の方法では錫中に含まれるPb,I
n等の不純物は数ppmオーダーにとどまり、錫の高純度化
は達成し得ず、また電解を繰返すために、煩雑で生産性
に劣り、コスト的にも不利である。また後者の方法は電
力経費が嵩み、実操業を考えた場合に問題がある。
この課題を解決すべくため、本発明者等によって特願
昭63−110436号において、精製度の高い硫酸を一定量含
有する電解液を用いる方法が提案されている。しかし、
この方法においてもα線カウントの低減は充分でなく、
またPb等の不純物が残存し、高純度化といった観点から
も課題があった。
昭63−110436号において、精製度の高い硫酸を一定量含
有する電解液を用いる方法が提案されている。しかし、
この方法においてもα線カウントの低減は充分でなく、
またPb等の不純物が残存し、高純度化といった観点から
も課題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、高純度でα線カウントが
極めて少なく、しかも簡便かつ安価な錫の製造方法を提
供することを目的とするものである。
極めて少なく、しかも簡便かつ安価な錫の製造方法を提
供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明者等は、上記目的を達成するために種々検討を
重ねた結果、精製度の高い硫酸と塩酸が一定割合で含有
された電解液を用い、かつ高純度の錫を陽極として配置
して電解を行なうことにより、上記目的を達成し得るこ
とを知見して本発明に到達した。
重ねた結果、精製度の高い硫酸と塩酸が一定割合で含有
された電解液を用い、かつ高純度の錫を陽極として配置
して電解を行なうことにより、上記目的を達成し得るこ
とを知見して本発明に到達した。
すなわち、本発明の錫の製造方法は、JIS K 8951
に規定される試薬一級硫酸の規格に少なくとも適合する
硫酸90〜240g/とJIS K 8180に規定される試薬一級
塩酸の規格に少なくとも適合する塩酸10〜50g/を含有
する電解液中で、純度が99.97重量%以上である錫を陽
極に用いて電解を行なうことを特徴とする。
に規定される試薬一級硫酸の規格に少なくとも適合する
硫酸90〜240g/とJIS K 8180に規定される試薬一級
塩酸の規格に少なくとも適合する塩酸10〜50g/を含有
する電解液中で、純度が99.97重量%以上である錫を陽
極に用いて電解を行なうことを特徴とする。
本発明では、電解液中に硫酸と塩酸が含有される。こ
こで用いられる硫酸はJIS K 8951に規定される試薬
一級硫酸の規格に少なくとも適合する硫酸で、同規格の
硫酸あるいはそれ以上に精製された硫酸である。また、
ここに用いられる塩酸はJIS K 8180に規定される試
薬一級塩酸の規格に少なくとも適合する塩酸で、同規格
の塩酸あるいはそれ以上に精製された塩酸である。これ
らの硫酸、塩酸は上記JIS規格を少なくとも満たすもの
であれば、市販品でも自家精製品のいずれであってもよ
い。
こで用いられる硫酸はJIS K 8951に規定される試薬
一級硫酸の規格に少なくとも適合する硫酸で、同規格の
硫酸あるいはそれ以上に精製された硫酸である。また、
ここに用いられる塩酸はJIS K 8180に規定される試
薬一級塩酸の規格に少なくとも適合する塩酸で、同規格
の塩酸あるいはそれ以上に精製された塩酸である。これ
らの硫酸、塩酸は上記JIS規格を少なくとも満たすもの
であれば、市販品でも自家精製品のいずれであってもよ
い。
本発明において、電解液中の硫酸、塩酸のいずれかが
上記規格を満たさない場合には、本願発明で目的とする
錫の高純度化やα線カウントの低減化は達成されない。
上記規格を満たさない場合には、本願発明で目的とする
錫の高純度化やα線カウントの低減化は達成されない。
本発明における電解液中の硫酸濃度および塩酸濃度は
不純物をより低減させるために重要であり、特に塩酸濃
度は錫中の不純物である鉛含有量に影響を与え、一般に
は塩酸濃度が高い程、錫中の鉛含有量が低下する。ま
た、塩酸濃度は電解液の電解電圧を左右する要素でもあ
る。
不純物をより低減させるために重要であり、特に塩酸濃
度は錫中の不純物である鉛含有量に影響を与え、一般に
は塩酸濃度が高い程、錫中の鉛含有量が低下する。ま
た、塩酸濃度は電解液の電解電圧を左右する要素でもあ
る。
本発明において、電解液中の硫酸濃度は90〜240g/
、好ましくは120〜240g/である。硫酸濃度が90g/
未満の場合は、陰極への析出錫のα線カウントが高く、
析出錫中のSb含有量が高くなり、240g/を超える場合
は、陽極である錫の電解液中への溶出が激しくなり、析
出錫の純度が劣化するので好ましくない。
、好ましくは120〜240g/である。硫酸濃度が90g/
未満の場合は、陰極への析出錫のα線カウントが高く、
析出錫中のSb含有量が高くなり、240g/を超える場合
は、陽極である錫の電解液中への溶出が激しくなり、析
出錫の純度が劣化するので好ましくない。
また、電解液中の塩酸濃度は10〜50g/、好ましくは
20〜30g/である。塩酸濃度が10g/未満では、液中の
鉛許容量が少ないため析出錫中に鉛含有量が高くなり、
50g/を超えると塩素ガスが発生するため好ましくな
い。
20〜30g/である。塩酸濃度が10g/未満では、液中の
鉛許容量が少ないため析出錫中に鉛含有量が高くなり、
50g/を超えると塩素ガスが発生するため好ましくな
い。
この硫酸、塩酸を希釈して電解液を作成する際に用い
られる水は、放射線物質を含有しない高純度水が好まし
い。
られる水は、放射線物質を含有しない高純度水が好まし
い。
また、本発明に用いられる電解液中の錫イオン濃度は
15〜50g/であることが望ましい。15g/未満の場合は
陰極への析出錫が稠密でなくなり、50g/を超える場合
は経済性が悪くなる。
15〜50g/であることが望ましい。15g/未満の場合は
陰極への析出錫が稠密でなくなり、50g/を超える場合
は経済性が悪くなる。
さらに、この電解液にゼラチンを0.5〜1.0g/を添加
すると、陰極に析出する錫の析出状態の改善に効果があ
る。
すると、陰極に析出する錫の析出状態の改善に効果があ
る。
このような成分を含有する本発明で用いられる電解液
は、電解中は電解槽内での濃度不均一を防止するために
循環を行なうことが望ましい。
は、電解中は電解槽内での濃度不均一を防止するために
循環を行なうことが望ましい。
本発明で陽極として用いられる錫は、純度が99.97重
量%以上であることが必要である。純度が99.97重量%
未満の錫の場合はα線カウントが高くなる。
量%以上であることが必要である。純度が99.97重量%
未満の錫の場合はα線カウントが高くなる。
本発明にあっては、上述の電解液および陽極を用いて
電解を行なうが、その際に高純度の錫からなる陽極を耐
酸性の化学繊維を両面に貼付した隔離箱に装入して、陽
極泥を回収する。また、陰極としては、ステンレス等の
金属板が用いられるが、本発明の製造方法により一度陰
極に析出させた錫を加工して用いることも可能である。
電解を行なうが、その際に高純度の錫からなる陽極を耐
酸性の化学繊維を両面に貼付した隔離箱に装入して、陽
極泥を回収する。また、陰極としては、ステンレス等の
金属板が用いられるが、本発明の製造方法により一度陰
極に析出させた錫を加工して用いることも可能である。
この際の電解条件は、電解液の温度は15〜95℃、電流
密度は0.3〜1.0A/dm2であることが好ましい。電解液の
温度が15℃未満では電解液の電気的抵抗が高いため電解
効率が悪くなり、また添加剤の効果が半減する。また95
℃を超えると電解液が沸騰した状態となってしまうた
め、それぞれ好ましくない。さらに、電解液を特に加温
しなくても15℃以上であれば電解が良好に続くので経済
的な面で電解液の温度はより低い方が好適である。
密度は0.3〜1.0A/dm2であることが好ましい。電解液の
温度が15℃未満では電解液の電気的抵抗が高いため電解
効率が悪くなり、また添加剤の効果が半減する。また95
℃を超えると電解液が沸騰した状態となってしまうた
め、それぞれ好ましくない。さらに、電解液を特に加温
しなくても15℃以上であれば電解が良好に続くので経済
的な面で電解液の温度はより低い方が好適である。
電解時の電流密度が0.3A/dm2未満の場合は陰極に析出
させる錫に悪い影響はないものの、単位時間当りの取得
量が少なく非能率的であり、1.0A/dm2を超える場合は陽
極の不働態化を早く招くのでそれぞれ好ましくない。
させる錫に悪い影響はないものの、単位時間当りの取得
量が少なく非能率的であり、1.0A/dm2を超える場合は陽
極の不働態化を早く招くのでそれぞれ好ましくない。
この様な本発明の製造方法によると純度99.998重量%
以上、α線カウント数が0.005C/hr・cm2以下、不純物で
あるPb含有量が1ppm未満で、しかもその他の不純物であ
るIn,Cu,Bi,As,Sb,Feのいずれの含有量も1ppm未満の錫
が得られる。
以上、α線カウント数が0.005C/hr・cm2以下、不純物で
あるPb含有量が1ppm未満で、しかもその他の不純物であ
るIn,Cu,Bi,As,Sb,Feのいずれの含有量も1ppm未満の錫
が得られる。
[作用] 先に出願した特願昭63−110436号に記載されている一
定量の硫酸を用いた電解液より、一定量の硫酸と塩酸を
用いた電解液のほうがα線放射の主原因となるウラン、
トリウム等の放射性物質やラジウム、ラドン、ポロニウ
ム、ビスマス、アスタチン、鉛等の崩壊系列に属する放
射性の状態にある放射性物質の系外への除去が一層なさ
れるため、α線カウントが0.005C/hr・cm2以下になり、
また硫酸と塩酸との混合液であるため液中の鉛許容量が
高くなり、従って、析出錫中の不純物であるPbの含有量
も1ppm未満となったものと考えられる。
定量の硫酸を用いた電解液より、一定量の硫酸と塩酸を
用いた電解液のほうがα線放射の主原因となるウラン、
トリウム等の放射性物質やラジウム、ラドン、ポロニウ
ム、ビスマス、アスタチン、鉛等の崩壊系列に属する放
射性の状態にある放射性物質の系外への除去が一層なさ
れるため、α線カウントが0.005C/hr・cm2以下になり、
また硫酸と塩酸との混合液であるため液中の鉛許容量が
高くなり、従って、析出錫中の不純物であるPbの含有量
も1ppm未満となったものと考えられる。
[実施例] 以下本発明を実施例および比較例に基づき、具体的に
説明する。
説明する。
実施例1〜6 第1表に示される規格の硫酸と塩酸並びに錫を含有
し、硫酸と塩酸の濃度が第1表に示す濃度で、錫濃度が
20g/の電解液を用い、約55ml/minの速度で約5の電
解層中を循環させ電解を行なった。この電解に際し、純
度99.97重量%錫を10×10×1.5cmに鋳込んで陽極とし、
10×10×0.2cmのステンレス板を陰極とした。電解条件
は電流密度を0.4A/dm2、室温で電解行なった。
し、硫酸と塩酸の濃度が第1表に示す濃度で、錫濃度が
20g/の電解液を用い、約55ml/minの速度で約5の電
解層中を循環させ電解を行なった。この電解に際し、純
度99.97重量%錫を10×10×1.5cmに鋳込んで陽極とし、
10×10×0.2cmのステンレス板を陰極とした。電解条件
は電流密度を0.4A/dm2、室温で電解行なった。
上記した電解液は、実施例1にあって硫酸錫溶液に塩
酸を添加して調製し、実施例2〜6では塩化錫溶液に硫
酸添加した。また、上記電解液にはゼラチンを通電前に
1g/添加し、通電中は常時0.5g/day滴下した。また、
この陽極は、陽極泥回収のために耐酸性の化学繊維を両
面に貼付した隔離箱内に装入し、陰極は剥離状態を良く
するためにサンドペーパー2000番で仕上げた。
酸を添加して調製し、実施例2〜6では塩化錫溶液に硫
酸添加した。また、上記電解液にはゼラチンを通電前に
1g/添加し、通電中は常時0.5g/day滴下した。また、
この陽極は、陽極泥回収のために耐酸性の化学繊維を両
面に貼付した隔離箱内に装入し、陰極は剥離状態を良く
するためにサンドペーパー2000番で仕上げた。
電解後、陰極上に析出した錫を剥離し、水洗、乾燥
後、α線測定器でα線カウントを測定すると同時に、錫
中の鉛含有量の定量分析を行なった。その結果を第1表
に示す。
後、α線測定器でα線カウントを測定すると同時に、錫
中の鉛含有量の定量分析を行なった。その結果を第1表
に示す。
比較例1〜2 実施例1〜6で用いた硫酸と塩酸を含有する電解液に
代えて、第1表に示す濃度の硫酸錫溶液を含有する電解
液を用い、その他の条件は実施例1〜6とすべて同様に
電解を行なった。
代えて、第1表に示す濃度の硫酸錫溶液を含有する電解
液を用い、その他の条件は実施例1〜6とすべて同様に
電解を行なった。
電解後、陰極上に析出した錫を剥離し、水洗、乾燥
後、α線測定器でα線カウントを測定すると同時に、錫
中の鉛含有量の定量分析を行なった。その結果を第1表
に示す。
後、α線測定器でα線カウントを測定すると同時に、錫
中の鉛含有量の定量分析を行なった。その結果を第1表
に示す。
第1表に示されるように、硫酸と塩酸を含有する電解
液で電解を行なった実施例1〜6は、析出した錫のα線
カウントは、0.005C/hr・cm2以下であり、錫中の鉛含有
量も1ppm未満となった。また、電解液の調製方法に拘ら
ず、電解電圧は降下し、錫中のα線カウントや鉛含有量
が少ない錫が得られることが判る。
液で電解を行なった実施例1〜6は、析出した錫のα線
カウントは、0.005C/hr・cm2以下であり、錫中の鉛含有
量も1ppm未満となった。また、電解液の調製方法に拘ら
ず、電解電圧は降下し、錫中のα線カウントや鉛含有量
が少ない錫が得られることが判る。
これに対して、硫酸のみを含有する電解液で電解を行
なった比較例1〜2は、析出した錫のα線カウントは0.
006〜0.008C/hr・cm2、錫中の鉛含有量は20〜30ppmであ
り、実施例1〜6に比較して錫中のα線カウントや鉛含
有量は高い値を示す。また、電解電圧も実施例1〜6に
比較して高いことが判る。
なった比較例1〜2は、析出した錫のα線カウントは0.
006〜0.008C/hr・cm2、錫中の鉛含有量は20〜30ppmであ
り、実施例1〜6に比較して錫中のα線カウントや鉛含
有量は高い値を示す。また、電解電圧も実施例1〜6に
比較して高いことが判る。
[発明の効果] 以上説明した様に、精製度の高い硫酸および塩酸が一
定割合で含有された電解液を用い、かつ高純度の錫を陽
極として配置して電解する本発明の製造方法によって、
析出した鉛のα線カウントが0.005C/hr・cm2以下、鉛濃
度が1ppm未満と従来の錫と比較してα線カウントが低
く、しかも高純度のものが効率よく得られる。
定割合で含有された電解液を用い、かつ高純度の錫を陽
極として配置して電解する本発明の製造方法によって、
析出した鉛のα線カウントが0.005C/hr・cm2以下、鉛濃
度が1ppm未満と従来の錫と比較してα線カウントが低
く、しかも高純度のものが効率よく得られる。
このようにして得られた錫を大容量の半導体メモリー
組立時のロー付け材や半田材料等として用いることによ
り、半導体メモリー等のソフトエラを低減させ、電子機
器の信頼度を向上させることが可能である。
組立時のロー付け材や半田材料等として用いることによ
り、半導体メモリー等のソフトエラを低減させ、電子機
器の信頼度を向上させることが可能である。
Claims (1)
- 【請求項1】JIS K 8951に規定される試薬一級硫酸
の規格に少なくとも適合する硫酸90〜240g/とJIS K
8180に規定される試薬一級塩酸の規格に少なくとも適
合する塩酸10〜50g/を含有する電解液中で、純度が9
9.97重量%以上である錫を陽極に用いて電解を行なうこ
とを特徴とする錫の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4855789A JP2754030B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 高純度錫の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4855789A JP2754030B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 高純度錫の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02228487A JPH02228487A (ja) | 1990-09-11 |
JP2754030B2 true JP2754030B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=12806684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4855789A Expired - Lifetime JP2754030B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 高純度錫の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2754030B2 (ja) |
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CN111472021A (zh) * | 2019-01-24 | 2020-07-31 | 升贸科技股份有限公司 | 电解液 |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP4855789A patent/JP2754030B2/ja not_active Expired - Lifetime
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