JP2752738B2 - 製本装置 - Google Patents

製本装置

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JP2752738B2
JP2752738B2 JP1290100A JP29010089A JP2752738B2 JP 2752738 B2 JP2752738 B2 JP 2752738B2 JP 1290100 A JP1290100 A JP 1290100A JP 29010089 A JP29010089 A JP 29010089A JP 2752738 B2 JP2752738 B2 JP 2752738B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写装置などの画像記録装置により画像記
録された転写紙の束に表紙を装丁し、製本する製本装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来、画像記録装置、例えば複写記録装置の後処理装
置として、記録済の転写紙記録装置を複数の原稿の束に
対応する様に各ビンに収納できるソータや、転写紙の束
をホッチキスで止める様にしたステイプル等が知られて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、転写紙の束に表紙をつけて製本する製
本装置は提案されていなかった。
また、従来から提案されている汎用製本装置は、製本
対象の印刷物を手動で表紙にとじこみかつ、バインド機
構の中に手動挿入しなければならず、画像記録装置と直
接連動して、製本装置を作動させることはできないとい
う解決すべき課題があった。このため、本願出願人は本
願の出願と同時に画像記録装置本体と連動して自動的に
表紙を転写紙に付加する製本処理を実行することが可能
な製本装置の提案を行っているが、その提案においては
製本対象の印刷物の接着剤の密着性においてなお改良す
べき余地があった。
そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑みて、転写紙
の束と表紙の密着性の良い製本装置を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本発明は、所定部
に接着剤が塗布された製本対象の表紙を保管する保管手
段と、画像記録装置から排出された記録紙の束および前
記保管手段に保管された表紙をそれぞれ搬送する搬送手
段と、該搬送手段により搬送されてきた前記表紙および
前記記録紙の束を挟持する挟持手段と、該挟持手段によ
り挟持された前記表紙および前記記録紙の束を2回加熱
する加熱手段と、該加熱手段の第1回目の加熱時の前記
挟持手段の挟持間隔よりも第2回目の加熱時の挟持間隔
を挟めることにより前記表紙および前記録紙の束を加圧
させる制御手段と、を有する製本機構を具えたことを特
徴とする。また、前記制御手段は前記表紙および前記記
録紙の束の厚さを示す情報信号を受信し、当該受信した
情報信号の厚さ情報に基き前記挟持手段の挟持間隔を可
変設定することを特徴とする。さらに、前記挟持手段は
前記表紙と当接する面に突起部材を有すること特徴とす
る。
〔作用〕
本発明は、表紙および記録紙の束の製本に際し、加熱
処理を2回に分け2回目の加熱時の挟持手段の挟持間隔
を1回目の間隔よりも狭くしているので、1回目の加熱
処理で接着剤が接着部全体に均一に広がる。次に、2回
目の加熱処理において表紙および記録紙が加圧状態で加
熱されるので、接着剤の密着性が高まる。また挟持手段
の挟持間隔を可変設定することができるので多種多用の
記録紙の製本が可能となる。さらに、突起部材により記
録紙および表紙の特定部分が集中的に加圧されるので、
記録紙と表紙の密着性も高まる。
〔実施例〕
以下に図面を参照してして本発明の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本発明実施例の基本的な回路構成を示す。
第1図において、2100は複写装置から送られた転写紙
を搬送する第1搬送部である。2200は表紙カセット2400
から製本部2500に表紙を送る第2搬送部である。2300は
転写紙を一時的に貯える専用トレー(保管手段)であ
る。2400は表紙を収納するための表紙カセット、2500は
表紙と転写紙をのりづけによって製本する製本部であ
る。2600は熱せられたのりづけ背表紙を冷やすための冷
却部、2700は製本化された転写紙を収納するための製本
トレーである。第1搬送部2100および第2搬送部2200が
搬送手段として動作する。製本部2500は挟持手段として
の製本器2503および加熱手段としての加熱部2505を備え
ている。
第2図は第1図に示す製本装置2000の各ユニット内の
詳細構成を示す。
第2図において、フラッパー2109は搬送路2102の方向
と搬送路2103の方向に記録済の転写紙の搬送方向を切り
換える。
フラッパー2109は、通常、搬送路2102側にセットさ
れ、転写紙は搬送路2102を進む。搬送路2101,2102は第
1搬送モータ2106により複写本体と同じ搬送速度で駆動
される。
フラッパー2110は、一時貯えビン2301〜2305への搬送
方向と、搬送路2104への搬送方向とを選択切換する。現
在の図示の状態は、搬送方向が一時貯えビン2301〜2305
となるようにセットされている。このため、複写装置本
体1000から排出された転写紙は一時貯えビンに搬送され
る。
再給紙ローラ2311は一時貯えビンのいずれかに貯えら
れた転写紙の束を製本装置内に再給紙する。再給紙ロー
ラ2311は転写紙が上述の一時貯えビンに搬送されている
ときは、一時貯えビン上に退避している。2部目の1枚
目の転写紙を受け取るときは、リードカム2309およびモ
ータ2308により一時貯えビン2302が一段上にシフトさ
れ、搬送路2102に沿って一時貯えビン2302がセットされ
る。
1部目2枚目の転写紙を受け取るときはリードカム23
09が逆転し、ビン2302を逆シフト(ダウン)させ、搬送
路2102に沿ってビン2301をセットする。例えば1部が5
枚の転写紙2部を受け取るときは、モータの動作制御に
より、リードカム2309を移動させて、1部目の各転写紙
を一時貯えビン2301、2部目の各転写紙をビン2302で受
け取り、各ビンにおいて、1部5枚の束を作成する。こ
れら転写紙の束の側端部をそろえるために、揺動棒2306
が設けられており、駆動モータ2307(不図示)により揺
動棒2306を転写紙に当接させるように移動し、2つの束
の側端部をそろえる。
このように端部をそろえた転写紙5枚1部の束は搬送
に先立ってスティプル装置2310によりスティプル(仮と
じ)される。スティプル装置2310はスティプル時以外は
一時貯えビンから退避する。スティプルされた転写紙の
束は再給紙ローラ2311により搬送路2104に送出される。
一方、表紙カセット2401〜2403は製本装置2000と脱着
可能であり、それぞれのカセットがサイズの異なる表紙
を格納する。
本例においてはカセット2401に1束が1〜5枚用のA4
サイズの表紙、カセット2402には1束が6〜10枚用のA4
サイズの表紙、カセット2403には1束が11〜20枚用のA4
サイズの表紙がセットされている。
表紙カセット2401〜2403から表紙を搬送する搬送路22
01〜2203は搬送路2204で合流し、表紙を製本器2503内に
搬送する。
搬送路2201〜2203のそれぞれは駆動モータ2107により
独立して駆動され、駆動する搬送路を選択することで、
転写紙に好適な表紙を選択する。
駆動モータ2107は搬送路2201〜2203の他、搬送路2103
〜2105,2602,2604をも不図示の伝達機構を介して独立駆
動する。
製本器2503内に設けられた表紙セット検知センサ2502
により製本器2503内に表紙が搬送されたことが検知さ
れ、次に、加熱部2505のヒータを加熱し、銅板2533(不
図示)を介して表紙の背に塗布された接着剤を融かす。
一方、表紙セット検知センサ2502で表紙の到着が検知
されると、再給紙ローラ2311が駆動され、再給紙パスフ
ラッパー2110が搬送路2104側に切り換わる。このため、
ステイプルされた転写紙の束は搬送路2104→搬送路2105
の経路で製本器2503に搬送される。搬送路2103および21
04の分岐点に設けられたフラッパー2111は搬送路2103と
搬送路2104を切り換え、転写部数が単部の転写紙の束を
搬送路2103を介して、製本器2503に案内する。
製本器2503の片側面2504は移動可能であり、他方の面
と間隔が転写紙の枚数よりやや厚めになるように位置決
めされる。
製本器2503にセットされた転写紙の束および表紙は溶
融した接着剤により一体に製本される。加熱部2505が退
避移動することによって、製本後の束は搬送路2602へ搬
送される。フアン2603は、搬送路2604周辺に設置され、
搬送路2602から搬送路2604に沿って搬送されてくる束を
一定温度以下に冷却することによって、上記接着剤を硬
化させる。
一定温度になった束は搬送路2604から製本トレー2701
に再搬送後、排出される。
一方、製本器2503の出口付近に設けられたセンサ2601
により製本した束の後端を検出すると、退避していた加
熱部2505がホームポジションに戻り、次の束の製本に備
える。
また、製本した束の製本器2503からの排出が検出され
ると、現在、排出位置にセットされているビン2301がリ
ードカム2309により上へシフトされ、2部目の束を貯え
ているビン2302が搬送路2104に接続される。また、同時
に表紙カセット2401から表紙が給紙される。以下、上述
の1部目の製本同様に表紙セット検知センサ2502によっ
て表紙が製本器2503内に到着したことが検出された後に
ビン2302から2部目のスティプルされた転写紙の束が製
本器2503に搬送されて、製本が行なわれる。
次に、本発明に関わる製本器2503の詳細な構造を説明
する。
第3図(1)は製本器2503の平面を示す。第3図
(2)は製本器2503の側面構造を示す。
図中z方向が転写紙の搬送方向となる。第3図(1)
において、基台2516上に載置された転写紙および表紙を
製本するための幅寄せつきあて板2517および幅寄せ板25
04が互いに対向するように設けられている。
幅寄せ板2504は幅寄せ駆動モータ2509により図中x方
向に移動可能であり、幅寄せホームセンサ2507および幅
寄せホームフラグ(位置検知板)2508によりその位置が
検出される。幅寄せつきあて板2517に垂直にこばつきあ
て板2518およびこば揺動棒2514が設けられている。こば
陽動棒2514は揺動棒駆動モータ2511により図中矢印方向
に移動可能である。また揺動棒駆動モータ2511は揺動ユ
ニット駆動モータ2510と接続されており、揺動ユニット
駆動モータ2510により揺動棒駆動モータ2511およびこば
揺動棒2514をこば方向(z方向)に移動する。揺動ユニ
ットの揺動位置はこば揺動棒ホームセンサ2512およびこ
ば揺動ホームフラグ2513により検出される。
第3図(2)において、基台2516はスクリュー軸2510
を基台駆動モータ2519で駆動することによりz方向に移
動する。基台2516の位置は基台ホームフラグ2521および
基台ホームセンサ2522により検出される。
基台2516の下部には加熱部2505が設けられている。加
熱部2505は第1ヒートローラ2529および第2ヒートロー
ラ2536およびその駆動系から構成されている。第1ヒー
トローラ2529内にはヒータ2523が装着され、第2ヒート
ローラ2536にはヒータ2524が装着されている。第1ヒー
トローラ2529と第2ヒートローラ2536とは長さが異な
る。またヒータ2523,2524も長さおよび消費電力が異な
り、製本対象の転写紙の大きさや厚さに応じてヒートロ
ーラ、ヒータが選択される。
第1ヒートローラ2529はヒートローラ水平レール2534
に沿って移動し、第2ヒートローラ2536はヒートローラ
水平レール2534およびヒートローラ垂直レール2535に沿
って駆動モータ2530により移動する。上記ヒートローラ
2529、2536の位置はヒートローラセンサ2531により検出
される。なお、第2ヒートローラ2536がヒートローラ水
平レール2534に沿って移動する場合、第1ヒートローラ
2529は幅寄せつきあて板2517とスクリュー軸2520にの間
に退避する。
基台2516上に設けられた部材たとえば熱伝導性の高い
銅板2533は第1ヒートローラ2529または第2ヒートロー
ラ2536と当接し、ヒータが発生する熱を表紙に伝達す
る。この銅板2533により表紙の背表紙を加熱し、表紙に
塗布されている接着剤を溶かし、転写紙群2538および表
紙2537に接着剤をなじませる。銅板2533の周辺には温度
検出センサ2532が配備されている。選択されたヒータ25
23または2524の温度制御をこのセンサ2532の検出結果を
基にヒータ制御回路2525が行なう。
上述の加熱部2505は加熱部移動モータ2526により移動
される。またその位置検出のための加熱部ホームフラグ
2527およびホームセンサ2528が加熱部2505周辺に設けら
れている。
このような構成の製本器2503の製本動作を次に説明す
る。
A4、5枚の転写紙と表紙を製本する場合、上述したよ
うに、転写紙の束と表紙が製本器2503に搬送されてく
る。この搬送に先だって、幅寄せ板2504と幅寄せつきあ
て板2517のx方向の間隔が、複写機本体から受信した表
紙の厚さおよび転写紙の厚さについての情報に基ずき、
後述の制御回路(第6図)により定められる。本例の場
合、転写紙の厚さ100μ、表紙の厚さ500μとすると、上
記間隔は100μx5+500μx2=1500μに定数αを加えた値
が定められる。ここで定数αは転写紙の搬送性と加熱に
より溶けた接着剤の分布を考慮して定める数値で本例で
は300μとしている。
基台2516とこば揺動棒2514の間隔(z方向の高さ)は
次のように定められる。すなわち、A4幅210mmから定数
βを減算した値が上記高さと定められる。ここで定数β
はこば揺動幅2514が転写紙のこばを良好に揃えられる高
さを設定するための補正値であり、本例ではβ=30mmを
用いる。したがって基台2516の高さは180mmに設定され
る。さらに、こば揺動棒2514のy方向の位置は、A4サイ
ズの転写紙のこば方向の長さが298mmであるので、調整
代2mmを加えた値300mmになるよう設定される。このよう
に上述の各部のx,y,z方向の間隔を1800μ、180mm,300mm
にセットした後、A4 5枚1部の転写紙の束および表紙を
製本器2503に受け付ける。
次に、転写紙のサイズに対応したヒートローラとして
本例では第1ヒートローラ2523が選択される。銅板の温
度が150℃に保つように第1ヒートローラ2523は水平レ
ール2534を移動する。なお、ヒートローラを幅寄せ間隔
よりも3.5mm分多く移動させることにより、背表紙の端
部まで熱を加えることが可能なっている。また転写紙の
束の厚みによってヒートローラの移動幅を変化させるこ
とは言うまでもない。搬送されてきた束の後端を製本器
給紙センサ2501で検出してからは(1500+300)μ幅で1
5秒間の加熱が実行される。その後幅寄せ幅を(1500−1
00)μと設定し、表紙と転写紙の束の接着性を高める。
このように加熱処理が終了すると、加熱部2505が退避
位置へ移動し、製本された束が第5搬送路2602(第2図
参照)に搬送され、冷却パス2604で一時停止する。この
時、製本の束が製本後端検知センサ2601に検知される
と、加熱部2505が退避位置からホームポジションンの位
置へ戻り、以下、第2部目の製本の束の加熱処理を繰り
返し行なう。一方、冷却パス2604上の製本の束は、上述
したように製本冷却ファン2603により40℃以下に冷却さ
れた後、製本トレー2701に排出される。
第6図は第2図に示す製本装置2000の各部の制御系の
回路構成を示す。
第6図において、3001は中央演算処理装置(CPU)で
あり、後述の制御手順を実行することにより装置全体を
動作制御する。
3002はリードオントメモリ(ROM)であり、CPU3001が
実行する制御手順を予め記憶している。
3003はランダムアクセスメモリ(RAM)であり、CPU30
01の演算データ、複写装置1000から受信した制御データ
等の各種データを記憶する。
3004は入出力インターフェース(I/O)であり、CPU30
01と製本装置の構成各部との間で授受する制御信号およ
び動作信号を転送する。
ROM3002,RAM3003,I/O3004はデータ、アドレスバス300
5に共通接続され、CPU3001の指示により情報の転送制御
が行なわれる。
I/O3004には第1搬送駆動系3007,第2搬送駆動系300
8、表紙給紙系3009,一時貯ビン駆動系3010,幅寄せ駆動
系3011,ヒータ駆動系3012および冷却駆動系が接続され
ている。
第1搬送駆動系3007は第1図に示す第1搬送部2100内
の転写紙の搬送に関わるモータ、フラッパ等のおよびそ
の駆動回路から構成される。
第2搬送駆動系3008は第1図に示す第2搬送部2200内
の表紙の搬送に関わるモータ、フラッパ等およびその駆
動回路から構成される。
表紙駆動系3009は第1図に示す表示カセット2400から
表紙を選択的するための機構を駆動するモータおよびそ
の駆動回路から構成される。
一時貯えビン駆動系3011は第1図に示す一時貯えビン
2300をシフトさせるためのモータおよびその駆動回路か
ら構成される。
幅寄せ駆動系3011は、第2図に示す製本器2503内の幅
寄せ板2504を移動するためのモータおよびその駆動回路
から構成される。
ヒータ駆動系3012は第2図に示す製本器2503内の加熱
部2505内のヒータおよびこのヒータを加熱駆動する回路
から構成される。冷却駆動系3013は第2図に示す冷却フ
ァン2603およびその駆動回路から構成される。CPU3001
は複写装置の1000のCPUとの間でシリアル通信によって
情報の受授を行う。
複写装置1000からは、後述の操作部から入力された転
写紙のサイズ情報、複写枚数および手差情報、後処理ス
タート情報等の情報が送信される。
また、製本装置のCPU3001から複写装置本体のCPUへは
製本装置がスタンドバイ(待機動作中)であることを示
す情報や製本装置がビジー(製本動作を実行中)である
ことを示す情報、表紙カセットにセットされた表紙のサ
イズ情報、カセット内の表紙の有無情報、表紙の厚さ情
報および製本装置内の紙、表紙づまり等の異常情報を送
信する。
次に、複写装置本体1000の操作部に設けられた、複写
装置本体1000および製本装置2000に対する動作指示を行
う各種キーおよびその指示内容を第7図(1)〜第7図
(4)を参照して説明する。
第7図(1)〜第7図(4)は操作部の外観を示す。
第7図(1)において、101は*(アスタリスク)キ
ーであり、オペレータが綴じ代量の設定、または原稿枠
消しのサイズ設定等の設定モードに用いる。
102はオールリセットキーで、動作モードを標準モー
ドに戻すときに押下する。
103は予熱キーであり、装置全体を予熱状態にすると
き、予熱状態を解除するときに押下する。また、オート
シャットオフ状態から標準モードに復帰させるときにも
押下する。
104はコピースタートキーであり、コピーを開始する
ときに押下する。
105はクリア/ストップキーであり、スタンバイ中は
クリアキー、コピー中はストツプキーとして使用する。
ここで、クリアキーは、設定したコピー枚数を解除する
ときに押下する。また*(アスタリスク)モードを解除
するときにも使用する。ストップキーは連続コピーが中
断するときに押下する。押下した時点でのコピーが終了
した後に、コピー動作が停止する。
106はテンキーであり、コピー枚数を設定するときに
押下する。また*(アスタリスク)モードを設定するこ
とに使用する。又、手差し製本時の用紙枚数を設定する
場合に使用する。107はメモリーキーであり、ユーザが
度々使用するモードを登録しておくことができる。
第7図(2)において、108,109はコピー濃度キーで
あり、コピー濃度を手動で調節するときに押下する。11
0はAEキーで、原稿の濃度に応じてコピー濃度を自動的
に調節するとき、またはAE(自動濃度調整)を解除して
マニュアルに切換えるときに押下する。
111はカセット選択キーであり、上段カセット18,下段
カセット19,下段ペーパーデッキ20を選択するときに押
下する。また自動原稿給送装置35に原稿がセットされて
いると、APS(自動用紙選択装置)が選択できる。112は
等倍キーであり、等倍(原寸)のコピーをとるときに押
下する。
第7図(3)において、113はオート変倍キーで、原
稿を指定したコピー用紙のサイズに合わせて自動的に縮
小・拡大するとき押下する。114,115はズームキーで、6
4〜142%の間で任意の倍率を指定するときに押下する。
116,117は定倍変倍キーであり、定型サイズの縮小・拡
大を指定するときに押下する。
118は両面キーであり、片面原稿から両面コピー、両
面原稿から両面コピー、または両面原稿から片面コピー
をとるときに押下する。119は綴じ代キーであり、転写
紙の左側へ指定された長さの綴じ代を作成するときに押
下する。
120は写真キーであり、写真原稿をコピーするときに
押下する。112は多重キーであり、2つの原稿から転写
紙の同じ面に画像を形成するときに押下する。
122は原稿枠消しキーであり、オペレータが定型サイ
ズ原稿の枠消しを行うときに押し、サイズは*キーで設
定する。123はシート枠消しキーであり、カセットサイ
ズに合わせて枠消しするときに押下する。
124はページ連写キーであり、原稿の左右ページをぞ
れぞれ別の用紙に分けてコピーするときに押下する。
160は両面コピー表示で、両面原稿から両面コピー、
片面原稿から両面コピーの何れかを選択したとき点灯す
る。
125は製本キーであり、製本モードで動作させる時押
下する。126はトジ方向選択キーであり、右トジ又は左
トジを選択する時に押下する。
161はソートキーであり、ソータつきの場合、標準モ
ードで点灯している。解除するとき、またはソートモー
ドにしたいときに押下する。
162はグループキーであり、1原稿から複数枚づつコ
ピーをとり、製本装置の一時貯えビン毎に格納するとき
に押下する。150はLCD(液晶)のメッセージディスプレ
イであり、5×7ドットで1文字となし、40文字分ある
半透過型液晶で、バックライトに2色用いてある。通常
はグリーンのバックライトで、異常時、コピー不能状態
時はオレンジ色のバックライトが点灯する。又、表紙選
択キー125を押すと、指定された表紙カセットに有る表
紙の厚さを表示する。
151は倍率表示であり、設定した倍率を%で表示する 第7図(2)に戻り、152は等倍表示で、等倍を選択
したときに点灯する。153はカラー現象器表示である。1
54はコピー枚数表示であり、コピー枚数または自己診断
コードを表示する。
155は使用カセット表示であり、上段,中段,下段の
カセットまたはデッキの何れかが選択されているかを表
示する。156は原稿方向表示であり、原稿のセット方向
(縦置き・横置き)を表示する。157はAE表示であり、A
E(自動濃度調節)を選択したときに点灯する。
第7図(1)に戻り、158は予熱表示であり、予熱状
態のときに点灯する。オートシャットオフ状態のときは
点滅する。159はレディ/ウエイト表示であり、グリー
ンとオレンジ色のLEDからなり、レディ時(コピー可能
時)はグリーンが点灯し、ウエイト(コピー不可時)は
オレンジ色が点灯する。
第7図(4)において、127は表示選択キーで上段表
紙カセット2401,中段表紙カセット、2402,下段表紙カセ
ット(下)2403を選択する時に押下する。通常製本キー
125を押下すると、表紙カセット表示部128のオートモー
ドが選択される。但し一時貯えビン上に転写紙群を後か
ら置く場合、手差し製本では、このかぎりではない。12
9はマニュアル製本キーであり、手差しで製本を行う時
押下する。
次に、製本に関わる複写装置本体および製本装置の処
理動作を第8図(1),(2),第9図(1)〜(6)
のフローチャートを参照して説明する。本例においては
A4サイズ5枚原稿を2部製本するものとする。
第8図(1),(2)は複写装置本体のCPUが実行す
る制御処理動作を示し、第9図(1)〜(6)は製本装
置のCPUが実行する制御処理動作を示す。
(i−A)複数部製本 初期化処理(第8図(1)のステップ501)として、
複写装置本体の電圧、温度が規定値に達したことの確認
を行う。次に複写装置と接続する原稿処理装置および製
本装置が動作を終了し、複写動作を開始可能であること
をエンドフラグがオンとなっていることにより確認する
(第8図(1)のステップ502)。エンドフラグは複写
動作状態を示すフラグ情報であり、動作中はオフ、動作
終了中はオンで表わす。また、原稿処理装置および製本
装置から複写装置本体に送られる動作情報に基きエンド
フラグのオン/オフが決定される。
次に、ステップ504では操作部からのキー入力信号の
レベル状態を判別して、手差しトレーを開いた製本モー
ドが指示されているか否かを判別する。本例は手差し製
本モードではないので手順はステップ505へ進み、スタ
ートキー104の押下待ちとなる。操作者により製本キー1
25およびスタートキー104が押下されると、製本モード
が選択されて手順はステップ506→507と進む。製本モー
ドの設定を示すバインドモードフラグがオンされ、この
フラグ情報は製本装置に対しても送られる。
続いて操作部のとじ方向キー126からの指示入力に基
き、製本が左とじ指定か右とじ指定かを判別する。なお
指定入力がない場合は左とじモードと自動設定する。本
例では左とじ指定がなされ、この結果、レフトバインド
モードフラグがオンされ、このフラグ情報が製本装置に
送られる。(第8図(1)のステップ508→509)右とじ
指定が行なわれたときレフトバインドモードフラグはオ
フとなる(第8図(1)のステップ508→510)。
次に原稿処理装置から原稿の大きさ、枚数情報を受信
し、原稿の大きさおよび枚数に適した表紙を表紙データ
の中から選択し、選択したデータを通信用データに書き
込む、例えば、本例のA4原稿5枚2部の製本の場合、A4
表紙1〜5枚用の表紙が選択される。
また、原稿の枚数に応じたのり白量がステップ511で
求められる。本例では原稿が1〜5枚のときは、のり白
量を10mm,原稿が5〜10枚のときはのり白量を12mm,原稿
が10〜20枚のときはのり白量を14mmと定める。また、設
定された量ののり白領域を転写紙に設けるために、原稿
画像のシフト記録モードを設定する。原稿画像のシフト
量はのり白量と同様原稿枚数によって可変設定される。
続いて製本装置からの送信情報の中のエンプティフラ
グ情報により、製本装置内の一時貯えビンに転写紙が無
ことをステップ516で確認した後、設定された部数のコ
ピーをイメージシフトモードで行う。
一時貯えビンに転写紙が有ることが検出されたときは
液晶表示器150により警告表示して、操作者に転写紙を
取除くように指示する。
周知のコピー処理手順により原稿のコピーが終了する
と、製本装置に対して製本を指示するスタートフラグを
オンし、フラグ情報を製本装置への送信データに書き込
む(第8図(2)のステップ519)。次に上述の送信デ
ータを製本装置に送信した後、イメージシフトモードを
キャンセルし、ソフト的に内部で用いた各フラグをリセ
ットする(第8図(2)ステップ520→521)。
以上で一回の複写装置側での制御処理を終了し、製本
装置の動作終了を待って(第8図(2)のステップ52
1)第8図(1)のステップ502へ戻り、次の原稿のコピ
ー指示待機状態となる。
(ii−A)単部数製本 第8図(1)において、単部数製本モードの確認後
に、製本器側で表紙がセットされたことを検出し、コピ
ー動作に移る(ステップ512→514→515)点以外は上述
の複数部製本処理と同じである。
(iii−A)手差トレーを用いた製本動作 手差トレーの製本モードが操作部から指示されたとき
は、このことが第8図(1)のステップ504の判定処理
により検出され、手順は第8図(2)のステップ523へ
進み、通信データの中のマニュアルバインドモードフラ
グがオンされる。また操作部のテンキー106から入力さ
れた手差し用紙の枚数および表紙選択キー127で選択入
力された表紙データが上記マニュアルバインドモードフ
ラグ情報と共に複写装置本体から製本装置に送信され
る。この送信情報の受信確認の後、各フラグが初期状態
にリセットされ、製本装置の動作終了待ちとなる(第8
図(1)のステップ523→521→522)。
(iv−A)製本モード以外の動作モード 製本装置は複数ビンを有するので丁合装置(ソータ)
としても動作可能である。操作部からソータモードが選
択入力されたときは、第8図(1)のステップ524→525
の順で通信用ソートフラグをオンし、ソータモードの指
示を製本装置に連絡する。
また、原稿のグループ毎にソートするときは、グルー
プフラグをオンする。(第8図(1)のステップ525→5
27)単に通常のソート処理を行うときはノーマルフラグ
をオンし、(ステップ528)、ソートモードの種類を上
述のフラグ情報により製本装置に連絡する。
以下、次の動作を行った後、初期化を行って次のコピ
ーの指示待ちとなる(ステップ529→530→531→502)。
次に、製本装置側のCPUが実行する制御処理動作につ
いて説明する。
(i−B)複数部製本 複写装置本体から、A4,5枚,2部、左とじの旨の指示情
報が送られてくると、第9図(1)の制御手順が最初に
実行される。
第9図(1)において、ステップ7001で初期化を行
い、次に予熱状態を示すプレヒートフラグをオンする。
次に、製本装置側に初期化が終了したことを複写機本体
に知らせる為にエンドフラグをオンする(第9図(1)
のステップ7002)。続いてステップ7003で一時貯えビン
2301〜2305上に紙が有るか否かをセンサ出力に基いてチ
ェックし、一時貯えビン2301〜2305のいずれにも紙が無
いと判別したときはエンプティフラグをオフすることに
より、紙の有無状態を記憶する。(第9図(1)のステ
ップ7004)。
紙が一時貯えビン2301〜2305のいずれかに有ればエン
プティフラグをオンする(第9図(1)のステップ700
5)。
本実施例では製本キー125により製本が指示されてい
るので、手順はステップ7006→ステップ7007→ステップ
7008と進む。ステップ7008において、受信データの中の
表示データ“001"(第10図参照)に対応するA4の表紙巾
に適したヒータを選択する。このとき、プレヒータフラ
グがオンの確認後、上述ヒータの予備加熱を行う。な
お、本実施例で使用する各種表示データの内容を第11図
に示す。
第11図において、ビット位置0〜2は、表紙の大きさ
を示し、ビット位置3〜5は、表紙の適正厚さを示す。
ビット位置6〜7は表紙の色を示し、ビット位置8は
表紙の有/無を示す。
表紙カセットが本体に取付けられたとき、従来の複写
機の転写紙のカセットと同様、表紙カセットに取り付け
られた凸凹により本体側に対になっているマイクロスイ
ッチがオンし、その表紙カセットに挿入されている表紙
の種類を示す上記コード信号がマイクロスイッチにより
発生される。
第9図(1)に戻り,次にステップ7009では複写装置
本体から送られた厚さデータ500μに表紙の厚さ300μを
加算して幅寄せ板2504の移動量を計算し、次に計算結果
800μだけ幅寄せ板2504を厚さ方向(x方向)へ幅寄せ
する。
また、受信データの指示するA4表紙長さ298mmに調整
代2mmを加算することによりy方向の幅寄せ量を、300mm
と設定する。z方向の幅寄せ量については受信データか
ら定まるA4紙幅210mmから調整代300を減算した180mmと
幅寄せ量を設定する。
次のステップ7010では、A4表紙および原稿枚数5枚を
指示する受信データに基き、上段表紙カセット2401を選
択する。続いて、選択したカセットから製本器2503にA4
表紙を搬送する。
ステップ7011では部数2部を作成できるよう一時貯え
ビン2301,2302を上下にビンシフトさせながら複写装置
本体から搬送された転写紙を2部に区分けする。一時貯
えビン2301,2302上に転写紙がセットされたとき、ステ
ップ7012にてエンプティーフラグをオンする。ステップ
7013ではのり付け動作(製本動作)の許可が複写装置か
ら送られてくるのを待ち、上記許可の受信をスタートフ
ラグのオンにより検出する。
この検出応じて次にステップ7014で一時貯えビン230
1,2302上にセットされているA4,5枚の転写紙をステプル
装置2310によりステプル(仮とじ)させる。ステップ70
15でプレヒートフラグをオフし、代って、ヒートフラグ
をオンし、加熱部に本加熱を実行させる。加熱温度は15
0℃となるように温度調整を行う。
手順は第9図(2)のステップ7016に進み、受信デー
タを調べ、とじ方向が左とじ指示であることを検出す
る。
とじ方向の検出の後、ステップ7017で、スティプル状
態の束(A4,5枚を)搬送路2104,2105を介して、製本器2
103まで搬送する。逆に、レフトバインドフラグがオフ
で右とじが指示されているときは、スティプル状態の束
(A4,5枚)は反転ローラ2108により搬送路2104,2103,21
05を通り、製本器2503まで搬送される。
続いて、ステップ7020では、ヒートレディフラグを監
視する。ヒートレディフラグは加熱部温度が150℃、つ
まり表紙と転写紙の束ののり付のために必要な温度に達
するとオンとなるフラグである。
ヒートレディフラグがオンになると、ステップ7021で
第1タイマをスタートさせる。なお第1タイマは15sec
を計時するタイマであり、ステップ7022で第1タイマの
タイムアップ(計時終了)をチェックする。タイムアッ
プが検出されるとステップ7023で幅寄せ後2504のx方向
の幅寄せ量を1800μから1400μへ変換し、転写紙束を加
圧する。
次にステップ7024で第2タイマをスタートをスタート
させる。第2タイマは加圧時間15secを計時するタイマ
である。第2タイマの計時終了に応じて次にステップ70
26でクーリングフラグを監視する。
クーリングフラグは製本された束が冷却パス2604で停
止し、冷却状態となるとオンするフラグである。
クーリングフラグがオンで冷却パス2604内に前時点で
製本された束がある場合、手順は製本の束の冷却が終了
するまでステップ7026で待機状態となる。
クーリングフラグがオフとなったときは、冷却の終了
と判断し、手順をステップ7027へ進め、製本器2503の下
に有る加熱部の移動を行ない、現在製本器2503に位置し
ている製本済の束を冷却パス2604へ搬送する。
続いて製本済の束を冷却パス2604で停止させた後、冷
却ファンを回転し、製本済の束の冷却を行う。さらに現
在、退避状態となっている加熱部を所定の位置に復帰さ
せた後、クーリングフラグをオンに設定する。ステップ
7028で製本した束の部数をチェックし、指定された部数
の製本を行うまで上述の製本動作を繰り返し実行する
(第9図(2)のステップ7028〜7016)。指定部数の製
本を終了したときは上述の各フラグをオフし、又、エン
ドフラグをオンして第9図(1)のステップ7003に戻
り、次の製本の指示を待つ。
次に、第9図(2)のステップ7027における冷却処理
の詳細な制御手順を第9図(3)に示す。本制御手順は
10msecのインターバルで常に強制的に割込み実行され
る。
第9図(3)において、ステップ7030でクーリングフ
ラグの値を判別し、クーリングフラグがオンでないとき
は冷却処理を行なわず、これまでに実行していた制御手
順に戻る。逆にクーリングフラグがオンしているとき
は、ステップ7031で温度センサ出力の値をチェックし、
製本された束の温度が40℃迄下がっているか否かを判別
する。温度が下がっていないときは、冷却ファンをオン
したままの状態で維持し、本制御手順を終了する。
この上述の手順が繰り返し実行された後、製本された
束の温度が40℃以下に下がった場合はステップ7032でク
ーリングフラグをオフし、冷却ファンを停止する。続い
てステツプ7033に進み、製本された束を冷却パス2604に
再搬送し、また冷却済の束を製本トレー2701へ排出す
る。次のステップ7034で実行すべき製本部数の値から
“1"を減算して本制御手順を終了する。
次に製本束の加熱処理のための制御手順を第9図
(4)に示す。本制御手順も10msecのインターバルで常
に強制的に割り込み実行される。
第9図(4)において、ステップ7035でプレヒートフ
ラグがオンであるか、すなわち予備加熱動作が指示され
ているかを調べる。プレヒートフラグがオンしていると
きは手順ステップ7036で進む。このステップで加熱を行
う銅板2533を予備加熱モードの目標値60℃で維持するた
めに、加熱部のヒータの温度制御を行う。次に、銅板25
33の下を水平方向にヒータを往復移動する位置制御を行
って本制御手順を終了する。
銅板2533が目標値の150℃に達していないときはステ
ップ7040でヒートレデイーフラグをオフに再設定して本
制御手順を終了する。
このような制御手順を繰返し実行し、銅板2533が目標
値の150℃に達したことをステップ7038で検出すると、
ステップ7039ヒートレディフラグをオンすることにより
製本可能な状態であることを記憶し、本制御手順を終了
する。
(ii−B)単部数製本 製本部数が1の場合、第9図(1)のステップ7007の
単部数モードのチェックにて第9図(2)のステップ70
41に向い表紙、原稿の枚数によってヒータを選ぶ。本実
施例では転写紙が、A4で5枚であるので、A4幅のヒータ
を選ぶ。ステップ7042では幅寄せ板の制御および表紙の
搬送処理を行なう。ステップ7043では表紙が製本器2053
にセットされたことを示す表紙セットフラグをオンし、
複写機本体に通信でこのフラグ情報を送る。ステップ70
44ではトジ方向が左トジであるかをチェックする。本実
施例では左トジであるため手順はステップ7045へ進む。
複写機本体から廃止される転写紙は製本装置において単
部数搬送路2103を通り反転ローラ2108により第3搬送路
2104において反転した後第4搬送路2105へ搬送される。
逆に右トジの場合は単数部搬送路2103から第3搬送路21
04へと搬送される。ステップ7046では製本器に落しこま
れてくる転写紙を1、2、3枚目・・・と順番に並ぶよ
うに給紙フラッパー2205の角度を制御する。ステップ70
47で原稿枚数分の処理が終了したかチェックする。
給紙フラッパー2205の角度制御が終了していない場
合、ステップ7044に戻りこの制御処理の終了を待つ。給
紙フラッパー2205の角度制御が終了すると、手順はステ
ップ7048に進む。ステップ7048では複数部製本と同様に
加熱処理、加圧処理を行なった後40 Cに温度が下がる
まで転写紙を冷却する。ステップ7049で冷却を終了する
と、ステップ7050で各フラッグをレセットし、製本動作
を終了したことを示すエンドフラグをオンし初期状態の
ステップ7003へ戻る。
(iii−B)手差し製本 ユーザがマニュアル製本キーにより手差し製本を指示
する場合について説明する。このためユーザは一時貯え
ビン2301の上へA4の転写紙群をセットし、表紙選択キー
127によりA4の表紙を選択し、テンキー106により転写紙
枚数“5"を入力した後、マニュアル製本キーを押下す
る。
複写機本体1000は操作者からの手差製本の指示および
そのための製本情報を製本装置2000へ転送する。製本装
置2000のCPU3001はこの指示を受信するとマニュアルバ
インドモードをオンし、バインドモードフラグをオフす
る。
第9図(1)のステップ7006→ステップ7051→第9図
(5)のステップ7052の順でマニュアルモードの指示が
検出される。複写機本体1000から処理のスタートの指示
信号を受信して、上述した処理手順により幅寄せ板の位
置制御をステップ7053で行う。
次にステップ7054で受信した製本情報に基き、上段表
紙カセット2401から製本器2504にA4の表紙を給紙する。
次に、ステップ7055において一時貯えビンに手差しされ
た転写紙束をスティプルする。
以下、複数部製本モードの処理と同様に製本および冷
却処理(第9図(5)のステップ7056−1〜7056−11)
を行った後、関連フラグをオフ、エンドフラグをオンし
次に、第9図(1)のステップ7003に戻り、次の動作指
示を待つ。
以上説明したように、本実施例では、製本器2503の加
圧制御において転写紙の束と表紙の厚さと余裕代αとを
加えた距離となるように幅寄せ板2504を位置決め固定し
て第1回目の加熱を行う。この後幅寄せ間隔をさらに狭
くすることにより転写紙を圧縮して第2回目の加熱処理
を行うので、転写紙の束と表紙ののりずけの密着性、均
一性が高まる。
なお、本実施例では幅寄せ板2504および幅寄せつきあ
て板2517の表面を第4図に示すように平面状となるよう
に形成している。けれども、第5図に示すようにはば幅
寄せ板6001および幅寄せつきあて板6002に突起状の加圧
部材6003を設けることにより表紙と転写紙の接着性をさ
らに高めることが可能となる。
〔発明の効果〕
本発明は、表紙および記録紙の束の製本に際し、加熱
処理を2回に分け2回目の加熱時の挟持手段の挟持間隔
を1回目の間隔よりも狭くしているので、1回目の加熱
処理で接着剤が接着部全体に均一に広がる。次に、2回
目の加熱処理において表紙および記録紙が加圧状態で加
熱されるので、接着剤の密着性が高まる。また挟持手段
の挟持間隔を可変設定することができるので多種多用の
記録紙の製本が可能となる。さらに、突起部材により記
録紙および表紙の特定部分が集中的に加圧されるので、
記録紙と表紙の密着性も高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の主要部の構造を示す断面図、 第2図は第1図に示す主要部の詳細な構造を示す断面
図、 第3図(1)〜(2)は本発明実施例の製本器2503の構
造を示す平面図および側面図、 第4図は本発明実施例の製本形状を示す説明図、 第5図は本発明実施例の他の製本形状を示す説明図、 第6図は本発明実施例の制御系の回路構成を示すブロッ
ク図、 第7図(1)〜(4)は本発明実施例における複写装置
側の操作パネルのキー配置を示す正面図、 第8図(1)〜(2)は複写装置側で実行される処理動
作を示すフローチャート、 第9図(1)〜(6)は製本装置側で実行される処理動
作を示すフローチャート、 第10図は複写装置から製本装置へ転送される情報の種類
を示す説明図、 第11図は第10図に示す表紙データ610のデータフォーマ
ットを示す説明図である。 2100……第1搬送部、 2101……第1パス、 2102……第2パス、 2103……単数部パス、 2104……第3パス、 2105……第4パス、 2106……第1搬送モータ、 2107……第2搬送モータ、 2108……反転ローラ、 2109……単/複数フラッパー、 2110……再給紙パスフラッパー、 2111……反転フラッパー、 2112……単部反転検知センサ、 2113……複数部反転検知センサ、 2200……第2搬送部、 2201……上段表給給紙パス、 2202……中段表給給紙パス、 2203……下段表給給紙パス、 2204……表給給紙パス、 2205……給紙フラッパー、 2300……専用トレー、 2301……第1貯えビン、 2302……第2貯えビン、 2303……第3貯えビン、 2304……第4貯えビン、 2305……第5貯えビン、 2306……揺動棒、 2307……揺動棒駆動モータ、 2308……リードカム駆動モータ、 2309……リードカム、 2310……スティプル装置、 2311……再給紙ローラ、 2312……トレー紙検知センサ、 2400……表紙トレー、 2401……表紙カセット(上)、 2402……表紙カセット(中)、 2403……表紙カセット(下)、 2500……製本部、 2501……製本給紙センサ、 2502……表紙セット検知センサ、 2503……製本器、 2504,6001……幅よせ板、 2505……加熱部、 2506……冷却温度センサ、 2507……幅寄せ板ホームセンサ、 2508……幅寄せ板ホームフラッグ、 2509……幅寄せ駆動モータ、 2510……こば揺動ユニット駆動モータ、 2511……こば揺動棒駆動モータ、 2512……こば揺動棒ホームセンサ、 2513……こば揺動棒ホームフラッグ、 2514……こば揺動棒、 2516……基台、 2517,6002……幅寄せつきあて板、 2518……こばつきあて板、 2519……基台駆動モータ、 2520……スクリュー軸、 2521……基台ホームフラッグ、 2522……基台ホームセンサ、 2523……第1のヒータ、 2524……第2のヒータ、 2525……ヒータの制御回路、 2526……加熱部移動モータ、 2527……加熱部ホームフラグ、 2528……加熱部ホームセンサ、 2529……第1ヒートローラ、 2530……ヒートローラ駆動モータ、 2531……ヒートローラホームセンサ、 2532……温度検出センサ、 2533……銅板、 2534……ヒートローラ水平レール、 2535……ヒートローラ垂直レール、 2536……第2ヒートローラ、 2537……表紙、 2538……転写紙、 6003……加圧部材、 2601……製本後端検知センサ、 2602……第5パス、 2603……製本冷却ファン、 2604……冷却パス、 2605……冷却温度センサ、 2700……製本トレー、 2701……製本トレー、 3000……制御部、 3001……中央演算処理装置(CPU)、 3002……リードオンリメモリ(ROM)、 3003……ランダムアクセスメモリ(RAM)、 3004……入出力インタフェース(I/O)、 3005……データアドレスバス、 3006……シリアル通信、 3007……第1搬送駆動系、 3008……第2搬送駆動系、 3009……表紙給紙系、 3010……一時貯えビン駆動系、 3011……幅寄せ駆動系、 3012……ヒータ駆動系、 100……複写装置の操作部、 101……アスタリスクキー、 102……オールリセットキー、 103……予熱キー、 104……コピースタートキー、 105……クリア/ストップキー、 106……テンキー、 107……メモリーキー、 108……コピー濃度キー、 109……コピー濃度キー、 110……AEキー、 111……カセット選択キー、 112……等倍キー、 113……オート変倍キー、 114……ズームキー、 115……ズームキー、 116……定変倍キー、 117……定変倍キー、 118……両面キー、 119……綴し代キー、 120……写真キー、 121……多重キー、 122……原稿枠消しキー、 123……シート枠消しキー、 124……ページ連写キー、 125……製本キー、 126……トジ方向選択キー、 127……表紙選択キー、 128……表紙カセット表示、 129……マニュアル製本キー、 150……メッセージディスプレイ、 151……倍率表示、 152……等倍表示、 153……カラー現像器表示、 154……コピー枚数表示、 155……使用カセット表示、 156……原稿方向表示、 157……AE表示、 158……予熱表示、 159……レディ/ウェイト表示、 160……両面コピー表示、 161……ソートキー、 162……グループキー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/00 534 B41J 29/00 H (72)発明者 畔柳 智 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 岩本 修 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 37/04 B42C 11/06,1/12 B41J 29/00,13/00 G03G 15/00 534

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定部に接着剤が塗布された製本対象の表
    紙を保管する保管手段と、 画像記録装置から排出された記録紙の束および前記保管
    手段に保管された表紙をそれぞれ搬送する搬送手段と、 該搬送手段により搬送されてきた前記表紙および前記記
    録紙の束を挟持する挟持手段と、 該挟持手段により挟持された前記表紙および前記記録紙
    の束を2回加熱する加熱手段と、 該加熱手段の第1回目の加熱時の前記挟持手段の挟持間
    隔よりも第2回目の加熱時の挟持間隔を挟めることによ
    り前記表紙および前記録写紙の束を加圧させる制御手段
    と、 を有する製本機構を具えたことを特徴とする製本装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は前記表紙および前記記録紙
    の束の厚さを示す情報信号を受信し、当該受信した情報
    信号の厚さ情報に基き前記挟持手段の挟持間隔を可変設
    定することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 【請求項3】前記挟持手段は前記表紙と当接する面に突
    起部材を有すること特徴とする請求項1に記載の製本装
    置。
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