JP2752529B2 - ケーブルリール - Google Patents

ケーブルリール

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JP2752529B2
JP2752529B2 JP3132250A JP13225091A JP2752529B2 JP 2752529 B2 JP2752529 B2 JP 2752529B2 JP 3132250 A JP3132250 A JP 3132250A JP 13225091 A JP13225091 A JP 13225091A JP 2752529 B2 JP2752529 B2 JP 2752529B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/027Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
    • H01R35/025Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Steering Controls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
装置等に適用され、固定体と可動体との間の電気的接続
を可撓性ケーブルを利用して行うケーブルリールに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ケーブルリールは、固定体と、この固定
体に対して可動自在に装着された可動体との間を可撓性
ケーブルにて連結したもので、自動車のステアリング装
置のように回転数が有限である可動体と固定体との間の
電気的接続手段として用いられている。
【0003】この種のケーブルリールでは、トータルコ
スト中に占める可撓性ケーブルの割合は高く、必要とさ
れる可撓性ケーブルの長さを短くしてコストの低減化を
図るようにしたケーブルリールが米国特許4,540,
223号明細書において提案されている。
【0004】図9は上記特許明細書に開示されたケーブ
ルリールの概略構成を示す平面図である。同図に示すよ
うに、円筒状をなす固定体100に対して可動体101
が回動自在に装着されており、これら固定体100と可
動体101との間に画成されるリング状の空間102内
には可撓性ケーブル103が収納されている。この可撓
性ケーブル103は固定体100と可動体101とにそ
れぞれ固定された状態で空間102の外部に導出されて
おり、空間102内でU字状の反転部103aを介して
その巻き方向が転換されるようになつている。さらに、
前記空間102内には、平面視C字状の移動体104が
周方向に沿つて移動可能に配置されており、前記可撓性
ケーブル103の反転部103aは移動体104の一方
の開口端に軸支されたローラ105にループされてい
る。
【0005】このように構成されたケーブルリールにお
いて、例えば可動体101を図9の時計方向に回転する
と、可撓性ケーブル103の反転部103aも空間10
2の周方向に移動し、可撓性ケーブル103の巻回状態
は固定体100の外筒部側が多くなつた巻き戻し状態と
なる。これとは逆に、可動体101を反時計方向に回転
すると、可撓性ケーブル103の反転部103aも同方
向に移動し、可撓性ケーブル103は可動体101の内
筒部側に多く巻かれた巻き締め状態となる。なお、かか
る巻き締め、巻き戻し時に、移動体104は可撓性ケー
ブル103の反転部103aからの力を受けて同方向に
移動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来提案に係
るケーブルリールによれば、可撓性ケーブルの巻回方向
を内筒部と外筒部とで逆向きにしているため、可撓性ケ
ーブルを内筒部と外筒部とに同方向に巻回(渦巻き状に
巻回)したケーブルリールに比べると、必要とされる可
撓性ケーブルの長さを格段に短くすることができ、コス
トの低減化が図れる。また、可撓性ケーブルの内筒部に
巻回された部分と外筒部に巻回された部分との間に周方
向に移動可能な移動体を配置し、該移動体の一端に軸支
したローラに可撓性ケーブルの反転部をループしたた
め、巻き締めあるいは巻き戻し動作時に可撓性ケーブル
を反転部を介して内筒部または外筒部へ繰り出すことが
できる。
【0007】しかしながら、巻き締めあるいは巻き戻し
動作中に可撓性ケーブルには径方向に膨らむ力が作用
し、例えば、可撓性ケーブルが内筒部へ巻き締められる
方向に可動体を回転した場合、外筒部に巻回された可撓
性ケーブルが反転部へ至る途中で径方向の内側(内筒部
方向)へ幾分膨らんで移動体の外周面と接触し、これと
は逆に、可撓性ケーブルが外筒部へ巻き戻される方向に
可動体を回転した場合、内筒部に巻回された可撓性ケー
ブルが反転部へ至る途中で径方向の外側(外筒部方向)
へ幾分膨らんで移動体の内周面と接触し、いずれの場合
も可撓性ケーブルと移動体との間に生じる摩擦抵抗に起
因して、可撓性ケーブルが反転部へスムーズに繰り出さ
れないという問題があつた。
【0008】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたものであつて、その目的は、可動体の回転
がスムーズで信頼性が高いケーブルリールを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固定体と、この固定体に対して回動自在
に装着された可動体と、これら固定体と可動体とを連結
する可撓性ケーブルとを備え、前記可撓性ケーブルは、
前記固定体と可動体のいずれか一方に設けられた内筒部
といずれか他方に設けられた外筒部との間に収納される
と共に、反転部を介して前記内筒部と外筒部に逆向きに
巻回されるようになつているケーブルリールにおいて、
前記空間内に開口のある移動体を配置すると共に、前記
開口の一方の開口端側に前記反転部をループし、かつ前
移動体の内外両周面のそれぞれに滑性部材を設けたこ
とを最も主要な特徴としている。
【0010】
【作用】可動体を一方向に回転すると、可撓性ケーブル
はそのU字状反転部が同方向へ移動することにより、内
筒部に巻き締められたり、あるいは外筒部に巻き戻され
る。ここで、例えば可動体を巻き締め方向に回転した場
合、外筒部に巻回された可撓性ケーブルは、移動体の外
周面と当接して径方向の内側に膨出することが規制され
るが、この当接部分における移動体には滑性部材が設け
てあるため、可撓性ケーブルと移動体との間に生じる摩
擦抵抗は極めて小さく、これとは逆に可動体を巻き戻し
方向に回転した場合、内筒部に巻回された可撓性ケーブ
ルは、移動体の内周面と当接して径方向の外側に膨出す
ることが規制されるが、この当接部分における移動体に
は滑性部材が設けてあるため、可撓性ケーブルと移動体
との間に生じる摩擦抵抗は極めて小さく、いずれの場合
も可撓性ケーブルは反転部を経て外筒部へと確実に繰り
出される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1実施例に係るケーブルリールの
一部を破断して示す分解斜視図、図2はそのケーブレリ
ールの上ケースの一部を省略して示す平面図、図3は図
2のA−A線に沿う断面図である。
【0012】これらの図に示すように、本実施例に係る
ケーブルリールは、下ケース1と、この下ケース1に対
して回動自在に装着された上ケース2と、両ケース1,
2間に収納された可撓性ケーブル3と、この可撓性ケー
ブル3の間に配置された移動体4とで概略構成されてい
る。
【0013】下ケース1は、中央にセンタ孔5が開設さ
れた底板6と、この底板6の外周に立設された外筒部7
とを有し、全体的に有底円筒状に形成されている。一
方、上ケース2は中央に内筒部8が垂設された天板9を
有し、内筒部8が前記センタ孔5に、天板9の外縁が外
筒部7にそれぞれガイドされることにより、下ケース1
に対して回動自在に連結されており、下ケース1の底板
6および外筒部7と上ケース2の天板9および内筒部8
とで平面視リング状の空間10が画成されている。
【0014】可撓性ケーブル3は、互いに平行な導線を
一対の絶縁フイルムでラミネートしたフラツトケーブル
と呼ばれるものからなり、本実施例の場合は5本の導線
を埋設したフラツトケーブルが使用されている。図2に
示すように、可撓性ケーブル3の一端は前記外筒部7に
固定された第1のコネクタ11に接続され、該第1のコ
ネクタ11を介して下ケース1の外部に導出されてい
る。一方、可撓性ケーブル3の他端は前記内筒部8に固
定された第2のコネクタ12に接続され、該第2のコネ
クタ12を介して上ケース2の外部に導出されている。
また、可撓性ケーブル3は、第1のコネクタ11から外
筒部7の内壁に反時計方向に巻回され、そこからU字状
に反転し(以下、これを反転部3aという)、さらに内
筒部8の外壁周りに時計方向に巻回されて第2のコネク
タ11に至るよう、前記空間10内に収納されている。
【0015】移動体4は平面視C字状のものからなり、
その周面にはテフロンシート等からなる滑性シート13
が貼着されている。このように構成された移動体4は、
前記空間10内にその周方向に移動可能に配置され、前
記可撓性ケーブル3の反転部3aは、移動体4の一方の
開口端に貼着された滑性シート13の周面にループされ
ている。
【0016】次に、前記下ケース1を固定体として用
い、前記上ケース2を可動体として用いた場合を例にと
つて、上記実施例に係るケーブルリールの動作を説明す
る。まず、図2に示す状態から上ケース2を時計方向に
回転すると、可撓性ケーブル3の反転部3aは上ケース
2よりも少ない回動量だけ時計方向に移動し、該移動量
に等しい長さの可撓性ケーブル3が外筒部7側から繰り
出されて内筒部8側に巻き締めされる。この場合、外筒
部7に巻回された可撓性ケーブル3には径方向の内側に
膨らむ力が作用するため、移動体4の外周面の滑性シー
ト13と小さな摩擦抵抗で接触し、また可撓性ケーブル
3の反転部3aは移動体4の一端の滑性シート13と小
さな摩擦抵抗で接触しながらこれを時計方向に押圧移動
する。したがつて、このように周面に滑性シート13が
貼着された移動体4によつて、外筒部7に巻回された可
撓性ケーブル3は径方向内側に膨出偏倚することが防止
され、外筒部7側の可撓性ケーブル3はスムーズに反転
部3a方向に繰り出されて内筒部8側に巻き締められ
る。
【0017】上記とは逆に、図2に示す位置から上ケー
ス2を反時計方向に回転すると、可撓性ケーブル3の反
転部3aは上ケース2よりも少ない回動量だけ反時計方
向に移動し、該移動量に等しい長さの可撓性ケーブル3
が内筒部8側から繰り出されて外筒部7側に巻き戻され
る。この場合、内筒部8に巻回された可撓性ケーブル3
には径方向の外側に膨らむ力が作用するため、移動体4
の内周面の滑性シート13と小さな摩擦抵抗で接触し、
また可撓性ケーブル3の反転部3aは、反転部3aがル
ープされた移動体4の一端と対向する側の他端の滑性シ
ート13と小さな摩擦抵抗で接触しながらこれを反時計
方向に押圧移動する。したがつて、このように周面に滑
性シート13が貼着された移動体4によつて、内筒部8
に巻回された可撓性ケーブル3は径方向外側に膨出偏倚
することが防止され、内筒部8側の可撓性ケーブル3は
スムーズに反転部3a方向に繰り出されて外筒部7側に
巻き戻される。
【0018】上記第1実施例に係るケーブルリールにあ
つては、可撓性ケーブル3を反転部3aを介して外筒部
7と内筒部8とに逆向きに巻回してなるため、必要とさ
れる可撓性ケーブル3の長さを短くすることができ、そ
の結果、トータルコストの低減化が図れると共に小型化
に有利となる。また、外筒部7に巻回された可撓性ケー
ブル3は、外周面に滑性シート13が貼着された移動体
4によつて径方向の内側への移動が規制されているた
め、巻き締め動作時に、移動体4の外周面に極めて小さ
な摩擦抵抗で接触しながら反転部3aへと繰り出され、
同様に内筒部8に巻回された可撓性ケーブル3は、内周
面に滑性シート13が貼着された移動体4によつて径方
向の外側への移動が規制されているため、巻き戻し動作
時に、移動体4の内周面に極めて小さな摩擦抵抗で接触
しながら反転部3aへと繰り出される。したがつて、上
ケース2をいずれの方向に回転した場合でも、その回転
力は可撓性ケーブル3の反転部3aへ確実に伝達され、
反転部3aに至る途中で可撓性ケーブル3が移動体4に
引つ掛かるという不具合を防止できる。さらに、可撓性
ケーブル3の反転部3aは移動体4の両開口端に貼着さ
れた滑性シート13とそれぞれ対向しているため、反転
部3aの動きもスムーズになり、巻き締めあるいは巻き
戻し動作を確実に行うことができる。
【0019】図4は、移動体の変形例を示す斜視図であ
る。同図に示すように、移動体4の内外両周面には半円
筒状の突起4a,4bがそれぞれ周方向に所定の間隔を
保つて一体形成されており、可撓性ケーブル3の反転部
3aは移動体4の両開口端に形成された周面の一方にル
ープされている。本実施例の場合、巻き締めあるいは巻
き戻し動作時に、外筒部7に巻回された可撓性ケーブル
3は移動体4の外周面の各突起4bと、内筒部8に巻回
された可撓性ケーブル3は移動体4の内周面の各突起4
aと接触し、可撓性ケーブル3と移動体4との間の摩擦
抵抗は第1実施例に比べると幾分大きくなるものの、第
1実施例とほぼ同等の効果を期待することができる。
【0020】上記各実施例では、可撓性ケーブル3の反
転部3aを移動体4の両端に貼着した滑性シート13ま
たは移動体4の両端の周面にそれぞれ当接させることに
より、移動体4を反転部3aの動きに追従させて周方向
へ移動させる場合について説明したが、反転部3aを移
動体4の端部に軸支したローラにループし、上ケース2
のいずれか一方への回転時に、反転部3aが該ローラと
当接するようにしても良い。
【0021】すなわち、図5に示すように、前記移動体
4の両開口端に転接ローラ14,15を軸支すると共
に、これら両開口端を除く移動体4の内外両周面に前記
滑性シート13を貼着することも可能である。この場
合、上ケース2の回転方向に応じて、いずれか一方の転
接ローラ14,15は反転部3aと極めて小さな摩擦抵
抗で接触しながら回転するため、反転部3aの移動はス
ムーズになり、前述した滑性シート13による可撓性ケ
ーブル3の引つ掛かり防止効果と相俟つて、可撓性ケー
ブル3の巻き締めあるいは巻き戻し動作を極めて円滑に
行うことができる。
【0022】また、図6に示すように、上記ローラとし
て複数の小ローラ16を用い、これら小ローラ16をア
ーム17を介して移動体18に連結することも可能であ
る。この移動体18は平面視C字状の一対の板状体から
なり、これら板状体間に円柱状の滑性部材19が周方向
に所定の間隔を保って複数個固着されており、可撓性ケ
ーブル3の反転部3aは前記各小ローラ16にループさ
れるようになつている。この場合、可撓性ケーブル3の
径方向の動きは各滑性部材19によつて規制され、また
反転部3aは上ケース2の回転方向に応じて各小ローラ
16または移動体18の一端の滑性部材19と共に小さ
な摩擦抵抗をもつて接触するため、図5に示した実施例
とほぼ同等の効果を期待できる。しかも、各小ローラ1
6はアーム17によつて空間10の径方向へ揺動可能で
あるため、可撓性ケーブル3の巻回状態が外筒部7側で
密の場合は内筒部8側へ、内筒部8側で密の場合は外筒
部7側へそれぞれ揺動・偏倚し、小ローラ16の存在に
よつて空間10の径方向の寸法が大きくなることはな
く、ケーブルリールの小型化に有利となる。
【0023】さらに、図7に示すように、上記ローラと
して回転軸が中心からずれた偏心ローラ20を用いるこ
とも可能である。この偏心ローラ20は、軸と一体に回
転する部分20aとこれとは独立して回転する回転ロー
ラ部20bとからなり、可撓性ケーブル3の反転部3a
が偏心ローラ20にループされている点を除くと、図6
に示した実施例と基本的に同じである。なお、図6およ
び図7に示した実施例において、反転部3aと対向する
滑性部材19に代えてローラを軸支するようにしても良
く、この場合、反転部3aとローラとの間の摩擦抵抗が
低減されるため、可撓性ケーブル3の巻き締めあるいは
巻き戻し動作を一層確実に行うことができる。
【0024】また、図9に示す実施例のように、移動体
4(または18)を空間10の周方向にガイドさせても
良い。すなわち、下ケース1の底板6と上ケース2の天
板9とにそれぞれ凹溝21を平面視リング状に形成し、
これら凹溝21に移動体4(または18)の上下両面に
設けた突起22を摺動自在に嵌合する。この突起22は
リング状の凹溝21の軌跡をプロツトする位置に複数点
在させたものや、凹溝21と同様にリング状に形成した
もののいずれでも良い。このように、移動体4(または
18)を周方向にガイドすることにより、移動体の偏心
を防ぎ、移動体の偏心による可撓性ケーブルへの異常な
負荷や可撓性ケーブルの形状の乱れを防ぐことができ、
ケーブルリールの防音効果や可撓性ケーブルの座屈防止
効果を期待できる。
【0025】なお、上記各実施例では、可撓性ケーブル
3の一例としてフラットケーブルを挙げたが、それの代
りに、導線を絶縁チューブで被覆した丸線ケーブルと呼
ばれる可撓性ケーブルを用いることも可能であり、この
場合は、必要とされる回路数に応じて複数本の丸線ケー
ブルを帯状に一体化すれば良い。
【0026】また、上記各実施例では、上ケース1を固
定体とし、上ケース2を可動体として用いた場合につい
て説明したが、これとは反対に、上ケース2を固定体と
し、下ケース1を可動体として用いることも可能であ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外筒部あるいは内筒部に巻回された可撓性ケーブルを周
面に滑性部材を設けた移動体によつて径方向に規制した
ため、可撓性ケーブルの巻き締めあるいは巻き戻し動作
時に、該可撓性ケーブルを反転部方向にスムーズに繰り
出すことができ、よつて、可動体の回転がスムーズで信
頼性の高いケーブルリールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るケーブルリールの一
部を破断して示す分解斜視図である。
【図2】図1のケーブルリールの上ケースの一部を省略
して示す平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図6】本発明の他の実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例に係るケーブルリールの断
面図である。
【図9】従来例に係るケーブルリールの平面図である。
【符号の説明】
1 下ケース(固定体) 2 上ケース(可動体) 3 可撓性ケーブル 3a 反転部 4,18 移動体 4a,4b 突起(滑性部材) 7 外筒部 8 内筒部 10 空間 13 滑性シート(滑性部材) 14,15 転接ローラ 16 小ローラ 17 アーム 19 滑性部材 20 偏心ローラ 21 凹溝 22 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−119670(JP,A) 特開 昭61−287669(JP,A) 実開 昭64−53179(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 75/34 - 75/50 B60R 16/02 675

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体と、この固定体に対して回動自在
    に装着された可動体と、これら固定体と可動体とを連結
    する可撓性ケーブルとを備え、前記可撓性ケーブルは、
    前記固定体と可動体のいずれか一方に設けられた内筒部
    といずれか他方に設けられた外筒部との間に収納される
    と共に、反転部を介して前記内筒部と外筒部に逆向きに
    巻回されるようになつているケーブルリールにおいて、
    前記空間内に開口のある移動体を配置すると共に、前記
    開口の一方の開口端側に前記反転部をループし、かつ前
    記移動体の内外両周面のそれぞれに滑性部材を設けたこ
    とを特徴とするケーブルリール。
  2. 【請求項2】 前記移動体の両開口端の少なくとも一方
    にローラを軸支し、このローラに前記反転部をループし
    たことを特徴とする請求項1記載のケーブルリール。
  3. 【請求項3】 前記ローラが前記空間の径方向に揺動可
    能であることを特徴とする請求項2記載のケーブルリー
    ル。
  4. 【請求項4】 前記固定体と前記可動体の少なくとも一
    方に前記移動体を前記空間の周方向に案内するガイド
    を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    記載のケーブルリール。
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