JP2751870B2 - 偏光スクリーンシステム - Google Patents

偏光スクリーンシステム

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JP2751870B2
JP2751870B2 JP7139975A JP13997595A JP2751870B2 JP 2751870 B2 JP2751870 B2 JP 2751870B2 JP 7139975 A JP7139975 A JP 7139975A JP 13997595 A JP13997595 A JP 13997595A JP 2751870 B2 JP2751870 B2 JP 2751870B2
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polarizing
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光史 本荘
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前方投影型のスクリー
ンシステムに関し、特に明るい室内でも使用可能な偏光
板を備えたスクリーンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶プロジェクターやオーバーヘ
ッドプロジェクターにおいては、スクリーンへの外光の
入射による映像コントラストの低下を防止するために、
スクリーン面に偏光シートを密着させたものや、スクリ
ーン前面に偏光板を配置させたものがある(特開昭63
−267073号、実開平2−83524号、特開平5
−265094号)。偏光シートや偏光板によって、こ
れらを介してスクリーンに入射される外光は、その偏光
面方向の偏光成分だけとなって減衰する一方、その偏光
面方向の成分だけからなるプロジェクターからの投影
は、減衰することなくスクリーンに投影されることとな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロジ
ェクターからの投影も、この偏光シート乃至は偏光板を
介するために、これらの表面反射によるプロジェクター
投影口からのスポット口が非常に明るく映ってしまい、
コントラストが低下することとなって、結局実用化する
ことが困難であった。
【0004】また、偏光シートや粘着材等の制約によ
り、大型の繋ぎ目の無い偏光スクリーンを実現すること
が出来ないという問題もあった。
【0005】また、大型スクリーンに効果的な反射特性
を備えるビーズスクリーンに偏光シートを密着させてビ
ーズ偏光スクリーンを実現しようとすると、色むら等が
発生して実用化することが出来なかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、スクリーンの
前方に偏光板を配置した構成で偏光板の表面反射による
プロジェクター投射口からのスポット光反射が発生しな
い偏光システムを実現することによって、通常の非偏光
スクリーンを利用する偏光スクリーンシステムを実現す
るものである。
【0007】上記目的を達成するため本発明は、スクリ
ーンと、該スクリーンの前方に該スクリーンと離れて設
けられた偏光板と、前記偏光板を介さずに前記スクリー
ンに投影する映像投影装置と、前記偏光板を介さずに前
記スクリーンに入射する外光の量を低減する遮蔽体とを
備えたことを特徴として構成されている。この場合に、
非偏光タイプのスクリーンを室内の隅に配置し、その1
〜数m前方にほぼ室内を遮断する大きさの大型透明偏光
板を配置し、その偏光板の偏光軸方向を液晶プロジェク
ターの偏光軸方向に一致させて設定し、該液晶プロジェ
クターの映像を偏光板を介さずにスクリーンに投影し、
さらに、スクリーンと偏光板の間の空間は天井照明など
非偏光の入射をカーテン等の遮蔽体によって可能な限り
遮断することによって本発明を構成することができる。
【0008】また、映像投影装置は、偏光板の下方から
前記スクリーンに投影させたり、偏光板に設けた開口か
ら投影させたりすることができる、さらには、映像投影
装置をスクリーン側に配置すると共に、偏光板側へ反射
鏡を設け、映像投影装置の映像を反射鏡に反射させてス
クリーンに投影するように構成することもできる。
【0009】また、前記映像投影装置は、液晶プロジェ
クター又はオーバーヘッドプロジェクターとすることが
でき、特に、スクリーンの映像光反射層が偏光を保つ正
反射タイプの反射面を有する液晶プロジェクターとする
ことができる。
【0010】さらに、前記偏光板をキャスター等で前記
スクリーンに対し移動自在に構成することができ、使用
しないときはスクリーンに密着させて保管することで、
室内を広く利用できる。
【0011】また、偏光板の表面反射を大幅に減少でき
れば、蛍光燈等の映り込み像の歪みが目立たないので、
偏光板をシート状にして電動巻き取りタイプにすること
も可能である。
【0012】さらにまた、映像投影装置をスクリーン側
に配置すると共に、偏光板側へ反射鏡を設け、映像投影
装置の映像を反射鏡に反射させてスクリーンに投影する
ようにしてもよく、また、遮蔽体を、室内天井から垂下
し、偏光板の上部空間を塞ぐ遮光カーテンとすることも
出来る。
【0013】
【作用】上記構成により、映像投影装置の投影光は、偏
光板を介さずに直接スクリーンに入射し、天井照明等の
外光は偏光板を透過し減衰されてスクリーンに至るの
で、映像投影装置の投影口が偏光板の表面反射によりス
ポット的に見えるといった問題が解消されると共に、外
光の入射による映像コントラストの低下も最小限に抑え
られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は本発明による偏光スクリーン
システムの概略側面図、図2は図1の矢印IIから見た本
発明偏光スクリーンシステムの正面図である。図に示す
ように、非偏光タイプのスクリーン1は、室内2の壁面
に近接させて配置され、その1〜数m前方にほぼ室内を
分断する大きさ有する透明の偏光板201を具備した偏
光板衝立3が配置される。前記偏光板201は、透明ア
クリル板の一方の面に偏光シートを貼合わせ、他方の面
に表面反射防止シートを貼り合わせた構造となってい
る。偏光板201は、偏光板衝立3によって支持され、
この偏光板衝立3はキャスター203を備えた脚部20
2を両側に備えている。そのため、図3に示すような使
用態様でないときには、偏光板衝立3をスクリーン1側
に寄せてほとんど場所を取らずに収納させることができ
る。
【0015】なお、偏光板衝立3は、その下端11がテ
ーブル12及び椅子13の高さよりわずかに高くなるよ
うに脚部202の長さを設定してあり、図3に示したよ
うな大型テーブル12を室内に設置してある場合でも、
偏光板衝立3の下部空間15にテーブル12を潜らせて
偏光板201を適当な位置に設置することが可能であ
る。
【0016】4は映像投影装置で、偏光板衝立3の下部
に、偏光板衝立3の脚部202によって形成された空間
(下部空間15)を介して、スクリーン1に映像を直接
投影できるように設置されている。この場合、スクリー
ン1に直接投影が可能であれば、映像投影装置4の位置
を偏光板衝立3よりさらに1〜2m前方に設置させても
よい。映像投影装置4として液晶プロジェクターを使用
する際には、前記偏光板201の偏光軸方向を使用する
液晶プロジェクターの偏光軸方向に一致させる。映像投
写装置4からスクリーン1への映像投影光14は、偏光
板衝立3の下部空間15を光路として偏光板201を透
過せずに、したがって偏光板201からの表面反射光を
発生させない状態でスクリーン1に投影される。図中1
6はスクリーン1の映像をテーブル12側から観察する
観察者の視線方向で、スクリーン1からの映像反射光が
偏光板衝立3を透過して観察者に視認される。
【0017】遮光カーテン7は、偏光板衝立3の上方で
天井から垂下され、偏光板衝立3と天井面との間の空間
を塞ぎ、天井照明器具6等の非偏光等外光がスクリーン
1と偏光板衝立3の間の空間5に入射することを可能な
限り遮断する。その結果、照明光8や壁面反射光9等外
光の大半は偏光板201を介してスクリーン1側に入射
する。これらの外光は、偏光板201を透過する際に、
互いに光の偏光軸が直行するP偏光波とS偏光波の内、
偏光板の偏光軸と直交する方の偏光が遮断され、光量が
半減した偏光10となってスクリーン1へ入射する。
【0018】図4は反射方式による本発明の他の実施例
を示す概略側面図である。本実施例において映像投影装
置4はスクリーン1の下部に設置されると共に、偏光板
衝立3の下部には反射ミラー301が設置されている。
この状態で映像投影装置4の映像光は、反射ミラー30
1に反射されてスクリーン1へ投影されることとなる。
【0019】図5及び図6は、オーバーヘッド・プロジ
ェクター(OHP)を用いた本発明の他の実施例におけ
る概略側面図及び正面図である。図において、501は
ヘッドアームを有していないタイプのOHPで、テーブ
ル12上に置いて使用される。図6に示すように、偏光
板衝立3の下端11の中央には、OHP501を避ける
ように切り込み602が形成され、OHP501からの
投影光がスクリーンに直接入射されるように構成されて
いる。このように切り込み602を設けることによって
偏光板衝立3の下端11をなるべく低く保ち、外光のス
クリーン1側への入射を極力抑えている。
【0020】図7は、ヘッドアームを備えたタイプのO
HP701を用いた本発明の他の実施例の概略正面図で
ある。図において、701はヘッドアーム付きOHP
で、ヘッドアーム702の先端に設けられた反射ミラー
703を介してスクリーン1に映像を投影する。そのた
め、反射ミラー703の位置に対応する偏光板201の
中央部分には、開口704が形成され、反射ミラー70
3で反射した映像光を偏光板201を透過させずにスク
リーン1に投影させる。これは、OHPの映像光は非偏
光なので、偏光板を透過させると光量が半減してしまう
ために設けられている。
【0021】図8は、偏光板衝立の他の形態を示す概略
平面図であり、(A)は湾曲型、(B)は屈曲型を示し
ている。これらは、先に示した平板型の偏光板衝立3の
変形であって、テーブル等の配置に対応して各種形状の
衝立が利用できる。比較的、平板型の偏光板衝立3より
もこれら非平板型の偏光板衝立のほうがコンパクトな偏
光スクリーンシステムを構築することができる。本実施
例においても映像投影装置4の映像は、偏光板を介さず
に直接スクリーン1に投影される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (1)映像投影装置の投影光は、偏光板を介さずに直接
スクリーンに入射し、天井照明等の外光は偏光板を透過
し減衰されてスクリーンに至るので、映像投影装置の投
影口が偏光板の表面反射によりスポット的に見えるとい
った問題が解消されると共に、外光の入射による映像コ
ントラストの低下も最小限に抑えられる。
【0023】(2)従来のように偏光シートをスクリー
ンに貼着するようなことがないので、大型の繋ぎ目の無
い偏光スクリーンを実現することが出来る。
【0024】(3)本発明によれば、ビーズスクリーン
を用いても色ずれが発生せず、偏光シートを密着させた
偏光ビーズタイプよりも明るい画面が得られる。
【0025】(4)現在、最も明るいとされる球面アル
ミ反射スクリーンが利用可能であり、最も明るい偏光ス
クリーンシステムが構築できる。
【0026】(5)キャスター付きの偏光板スタンドを
移動させてセットするだけで、OHPに使用中のスクリ
ーンや従来使用していたスクリーンを用いて、容易に偏
光スクリーンシステムを構築することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による偏光スクリーンシステムの概略側
面図である。
【図2】図1の矢印IIから見た本発明偏光スクリーンシ
ステムの正面図である。
【図3】偏光板衝立の収納状態における概略側面図であ
る。
【図4】反射方式による本発明の他の実施例を示す概略
側面図である。
【図5】OHPを用いた本発明の他の実施例における概
略側面図である。
【図6】OHPを用いた本発明の他の実施例における概
略正面図である。
【図7】ヘッドアームを備えたタイプのOHPを用いた
本発明の他の実施例の概略正面図である。
【図8】偏光板衝立の他の形態を示す概略平面図であ
り、(A)は湾曲型、(B)は屈曲型を示している。
【符号の説明】
1 スクリーン 2 室内 3 偏光板衝立 4 映像投影装置 5 空間 6 天井照明器具 7 カーテン 8 照明光 9 壁面反射光 10 偏光光 11 下端 12 テーブル 13 イス 14 映像投影光 15 下部空間 16 視線方向 201 偏光板 202 脚部 203 キャスター 301 反射ミラー 302 映像投影光 501 OHP 601 投影口 602 切り込み 701 OHP 702 ヘッドアーム 703 反射ミラー 704 開口 801 湾曲型偏光板衝立 802 屈曲型偏光板衝立

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンと、該スクリーンの前方に該
    スクリーンと離れて設けられた偏光板と、前記偏光板を
    介さずに前記スクリーンに投影する映像投影装置と、前
    記偏光板を介さずに前記スクリーンに入射する外光の量
    を低減する遮蔽体とを備え、前記映像投影装置が、液晶プロジェクターであって、前
    記スクリーンの映像光反射層が偏光を保つ正反射タイプ
    の反射面を有する ことを特徴とする偏光スクリーンシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記映像投影装置は、前記偏光板の下方
    から前記スクリーンに投影することを特徴とする請求項
    1記載の偏光スクリーンシステム。
  3. 【請求項3】 前記映像投影装置は、前記偏光板に設け
    た開口から前記スクリーンに投影することを特徴とする
    請求項1記載の偏光スクリーンシステム。
  4. 【請求項4】 前記映像投影装置が、前記偏光板より前
    記スクリーン側に配置されるとともに、この映像投影装
    置より前記偏光板側に反射鏡を設け、 この映像投影装置の映像を当該反射鏡に反射させて前記
    スクリーンに投影するようにした請求項1記載の偏光ス
    クリーンシステム。
  5. 【請求項5】 前記偏光板が、前記偏光スクリーンシス
    テムを使用する室内をほぼ分断する大きさを有するとと
    もに、下端側に、前記室内で使用されるテーブル,椅子
    等の設備が配設可能な高さの空間を有し、かつ、当該偏
    光板を移動可能なキャスタを有する脚部を備えた請求項
    1,2,3又は4記載の偏光スクリーンシステム。
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JPH08313846A JPH08313846A (ja) 1996-11-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63105584A (ja) * 1986-10-22 1988-05-10 Kawasaki Heavy Ind Ltd 画像投影装置

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JPH08313846A (ja) 1996-11-29

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