JP2750701B2 - 手術用のカッター - Google Patents

手術用のカッター

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JP2750701B2
JP2750701B2 JP63167725A JP16772588A JP2750701B2 JP 2750701 B2 JP2750701 B2 JP 2750701B2 JP 63167725 A JP63167725 A JP 63167725A JP 16772588 A JP16772588 A JP 16772588A JP 2750701 B2 JP2750701 B2 JP 2750701B2
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良浩 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、硝子体手術などの手術において硝子体など
を切除するのに用いる手術用のカッターに関する。
従来の技術 第11図を参照すると、この種のカッター1を操作する
上で、外筒2の開口部3の位置がより外筒2の先端に近
いところにあることが要求される。この理由は、眼球5
内において外筒2の先端付近に位置する硝子体などの被
吸引物4を確実に開口部3に吸引して切除するためであ
る。この切除は、内筒5を開口部3に対して往復運動す
ることにより行う。
上述の点を考慮して、米国特許第4,530,356号公報に
は第12図のカッターが開示されている。
第12図のカッター6の外筒7は斜め部分8を有してい
る。この斜め部分8はカッターの軸に対しても斜めとな
っており、少しでも外筒7の先端を被吸引物4に近ずけ
るようにしている。
発明が解決しようとする課題 ところが、第12図のカッター6の開口部9の高さ位置
Yは実質的に第11図のカッター3の開口部3の高さ位置
Xと同じであり、開口部9自体を被吸引物4に近ずける
ことのできる距離はわずかである。
発明の目的 この発明は開口部を外筒の先端付近に近ずけることが
できる手術用のカッターを提供することを目的とする。
発明の要旨 この発明は、一端が閉じている中空の外部材に内部材
を入れかつ移動体をカッターの本体に備え、この移動体
に上記内部材を取り付け移動体を往復動手段により往復
動させ、上記内部材を上記外部材に対して往復動させる
ことで上記外部材の閉じている一端の近くにある開口部
に吸引された被吸引物を切除する手術用のカッターにお
いて、 上記外部材は開口部が設けられており、かつ上記開口
部を開閉する上記内部材が上記外部材のわん曲させた面
にそって動く弾性の面をもっていることを特徴とする手
術用のカッターを要旨とする。
課題を解決するための手段 第2図〜第5図を参照する。
外部材(実施例では外筒12)は平らな面30及び平らな
面をわん曲させた面31をもち、わん曲させた面31に関連
して上記開口部18が設けられている。上記開口部18を開
閉する内部材(実施例では内筒13)の部位(実施例では
刃33)が、上記外部材の平らな面30及び平らな面をわん
曲させた面31にそって動く弾性の面(実施例では平らな
面34)をもっている。
作 用 開口部18を外筒12の先端により近ずけて設けて、先端
付近の被吸引物4を吸引して切除する。
実施例 第1図を参照する。
[手術用カッター] 手術用のカッター10は、本体11、外筒12、内筒13、後
部材14、ピストン15、スプリング16、エアーパイプ17を
含む。このカッター10は眼球内の被吸引物を切除するも
のである。
[外筒と内筒] 本体11は術者が握る部分である。本体11には外筒12の
後端が固定されている。外筒12の閉じた先端側には開口
部18が形成されている。
内筒13の一部分は外筒12内に挿入されている。内筒13
の残りの部分はピストン15と後部材14を通っている。内
筒13はピストン15に固定されているが、後部材14には固
定されていない。内筒13の後端には吸引チューブ20を介
して真空ポンプなどを含む吸引装置21に接続されてい
る。
後部材14は本体11にねじ取めされていて、この後部材
14を調整することで、ピストン15の位置を調整できる。
つまり、内筒13の初期位置を調整できる。
後部材14には孔22aが形成されている。スプリング16
はピストン15を後部材14側に押している。この孔22aと
エアーパイプ17およびエアーチューブ22を介して圧縮ポ
ンプなどを含む駆動装置23から圧縮空気パルスをピスト
ン15に送り、ピストン15をスプリング16の力に抗して前
方へ(第1図左方向)動かすことができるようになって
いる。圧縮空気パルスがなくなると、スプリング16の力
によりピストンは初期位置にもどる。このようにしてピ
ストン15と内筒13の往復動を行う。このスプリング16は
Oリング押え24とピストン15の間に配置されている。
Oリング押え24はOリング25を押えている。ピストン
15と本体11の間にはOリング26が配置してある。後部材
14と本体11の間および後部材14とピストン15の間にそれ
ぞれOリング27,28が設けられている。
Oリング26は圧縮空気パルスをスプリング16のある室
内にいかせないためのシール材である。Oリング25はス
プリング16のある室内の空気を外筒12内にいかせないた
めのシール材である。Oリング28は圧縮空気パルスを内
筒13と後部材14のすき間からもらさないためのシール材
である。Oリング27は圧縮空気パルスを本体11と後部材
14のすき間からもらさないためのシール材である。
[外筒の先端付近] 第1図の1点鎖線で示す部分を第2図に拡大して示
す。
外筒12は第2図に示すように平らな面30と平らな面を
わん曲させた面31を有している。外筒12の閉じた先端部
はU字形に曲られている。わん曲させた面31に関連して
開口部18が設けられている。この実施例では好ましくは
わん曲させた面31と平らな面30の両方に関連している。
第3図と第4図を参照する。外筒12は軸方向に直交す
る断面でみて正方形となっている。内筒13は直交する断
面でみて円形である。内筒13の先端には刃33が溶接など
で固定されている。この刃33はうすいステンレス鋼等で
つくられバネ性をもっていて平たい面34を有している。
内筒13の往復動に伴い、この面34は外筒12の平らな面30
とわん曲させた面31の内面にそって摺動するようになっ
ている。つまり、第3図では刃33の平らな面34は平らな
面30の内面に摺動し、第5図では刃33の平らな面34はわ
ん曲された面31の内面に摺動している。
[操 作] 次に第6図を参照して実際に眼球5内の被吸引物4を
吸引切除する様子を説明する。
被吸引物4は眼球5の網膜5a上にある。
外筒12の先端部を眼球5内に挿入して眼底に近ずけて
開口部18を被吸引物4に対応させる。
第1図の吸引装置21を作動して、第6図の被吸引物4
を開口部18内に吸引する。そして、第1図の駆動装置23
を作動してピストン15を往復動させる。
これにより第6図の内筒13と刃33を往復動させて開口
部18に入っている被吸引物4を刃33で切除する。切除し
た被吸引物4は第1図の内筒13、吸引チューブ20を介し
て吸引装置21に送られる。
第6図に示すこの発明のカッターでは、開口部18の中
心位置と眼底までの高さ位置Zが、第11図と第12図に示
した各開口部の高さ位置X、Yに比べてかなり小さくで
きる(X>Y>Z)。
このような理由から、開口部18をより網膜もしくは眼
底に近ずけることができ、網膜付近の被吸引物4を確実
に吸引して切除できる。いいかえれば外筒12の先端付近
の被吸引物4を確実に切除できるのである。
ところでこの発明の上述の実施例に限定されない。
第1図のように外筒12の軸方向全長にわたり四面体の
中空状のものにしなくてもよい。たとえば第7図に示す
ように本体側から外筒の途中の部分まで円筒形部分40に
し、外筒の先端に近い部分を四面体の中空状部分41にし
てもよい。
外筒は第8図のように軸方向と直交する断面でみて平
らな部分43と円弧状部分44を有するようにしてもよい。
外筒の開口部は丸い形の外に三角形や多角形にしても
よい。
内筒の刃は、第9図のように内筒113の一部分を平ら
にして刃133にしてもよい。
内筒は円筒体の他に多角形の中空体にしてもよい。
外筒の閉じた先端部はU字形の他にほぼV字形でもよ
い。
第10図のように外筒の断面は、平らな部分が1面だけ
あってあとは円弧形のものであってもよい。
内筒は一部分中空でなくともよい。
発明の効果 以上説明したようにこの発明によれば外筒の先端部付
近の被吸引物を確実に切除でき、確実な手術を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の手術用のカッターを示す断面図、第
2図は外筒の先端付近を示す斜視図、第3図はこの先端
付近の断面図、第4図は第3図のA−A線における断面
図、第5図は刃が開口部を通りすぎた状態を示す断面
図、第6図はこの発明の手術用のカッターを使用してい
る図、第7図〜第10図は他の実施例を示す図、第11図と
第12図は従来例を示す図である。 12……外筒 13……円筒 18……開口部 30……平らな面 31……わん曲された面 33……刃

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が閉じている中空の外部材に内部材を
    入れかつ移動体をカッターの本体に備え、この移動体に
    上記内部材を取り付け移動体を往復動手段により往復動
    させ、上記内部材を上記外部材に対して往復動させるこ
    とで上記外部材の閉じている一端の近くにある開口部に
    吸引された被吸引物を切除する手術用のカッターにおい
    て、 上記外部材は開口部が設けられており、かつ上記開口部
    を開閉する上記内部材が上記外部材のわん曲させた面に
    そって動く弾性の面をもっていることを特徴とする手術
    用のカッター。
JP63167725A 1988-07-07 1988-07-07 手術用のカッター Expired - Lifetime JP2750701B2 (ja)

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