JP2750086B2 - 洗濯機の撹拌機 - Google Patents
洗濯機の撹拌機Info
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F13/00—Washing machines having receptacles, stationary for washing purposes, with agitators therein contacting the articles being washed
- D06F13/02—Washing machines having receptacles, stationary for washing purposes, with agitators therein contacting the articles being washed wherein the agitator has an oscillatory rotary motion only
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F17/00—Washing machines having receptacles, stationary for washing purposes, wherein the washing action is effected solely by circulation or agitation of the washing liquid
- D06F17/06—Washing machines having receptacles, stationary for washing purposes, wherein the washing action is effected solely by circulation or agitation of the washing liquid by rotary impellers
- D06F17/10—Impellers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯機の撹拌機に関
し、とくに撹拌機の構造を改善し洗浄力を向上させると
ともに洗濯物の絡みを防止するようにした洗濯機の撹拌
機に関する。
し、とくに撹拌機の構造を改善し洗浄力を向上させると
ともに洗濯物の絡みを防止するようにした洗濯機の撹拌
機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の洗濯機は、通常、洗濯槽内の底部
にパルセータを設置し、このパルセータの回転により洗
濯槽内に渦水流（うずまき）をおこし、洗濯物の洗濯を
行うようにしている。
にパルセータを設置し、このパルセータの回転により洗
濯槽内に渦水流（うずまき）をおこし、洗濯物の洗濯を
行うようにしている。
【０００３】ところで、このような従来の洗濯機におい
ては、その洗濯方式が渦水流だけによる水流洗濯である
ため、洗濯物が強くねじられて損傷をおこし易く、また
洗濯が均一に行われないなど洗濯効果を充分に達成でき
ないという問題点があった。
ては、その洗濯方式が渦水流だけによる水流洗濯である
ため、洗濯物が強くねじられて損傷をおこし易く、また
洗濯が均一に行われないなど洗濯効果を充分に達成でき
ないという問題点があった。
【０００４】そこで、前記問題を解決するための技術が
大韓民国出願公告第８８−７２３４号の“洗濯機の撹拌
装置”に開示されている。
大韓民国出願公告第８８−７２３４号の“洗濯機の撹拌
装置”に開示されている。
【０００５】図８は、上記洗濯機の撹拌装置を脱水兼用
洗濯機に適用した一実施例の縦断面図である。
洗濯機に適用した一実施例の縦断面図である。
【０００６】図８において、参照符号１は外函であり、
その内部には弾性懸垂部材２を介して水槽３が弾性的に
懸垂されており、この水槽３の外側の下部にはモータ
４、機械部５およびベルト伝達部材６などが設置されて
いる。
その内部には弾性懸垂部材２を介して水槽３が弾性的に
懸垂されており、この水槽３の外側の下部にはモータ
４、機械部５およびベルト伝達部材６などが設置されて
いる。
【０００７】また、水槽３の内部には洗濯槽兼用脱水槽
の回転槽７が設置され、この回転槽７の底部には撹拌部
材８が設置される。
の回転槽７が設置され、この回転槽７の底部には撹拌部
材８が設置される。
【０００８】前記回転槽７は、機械部５の回転軸９に連
結され、撹拌部材８は回転槽７内の底部に設置された減
速部材１０を介して機械部５における撹拌軸（図示せ
ず）に連結される。
結され、撹拌部材８は回転槽７内の底部に設置された減
速部材１０を介して機械部５における撹拌軸（図示せ
ず）に連結される。
【０００９】また、前記機械部５はクラッチ１１を備え
ており、このクラッチ１１によりモータ４の回転動力を
前記撹拌軸または回転軸９に切換えて伝達することによ
り、洗濯の際には撹拌部材８を回転させ、脱水の際には
回転槽７および撹拌部材８を一体に回転させるようにな
っている。
ており、このクラッチ１１によりモータ４の回転動力を
前記撹拌軸または回転軸９に切換えて伝達することによ
り、洗濯の際には撹拌部材８を回転させ、脱水の際には
回転槽７および撹拌部材８を一体に回転させるようにな
っている。
【００１０】なお、前記撹拌部材８は正回転および逆回
転を繰返すようになっている。たとえば、正方向に３回
転した後、反転して反対方向に３回転といった動作を繰
返すように設定されている。
転を繰返すようになっている。たとえば、正方向に３回
転した後、反転して反対方向に３回転といった動作を繰
返すように設定されている。
【００１１】次に、前記撹拌部材８の具体的構成につい
て説明すれば、図８および図９において、参照符号１２
は基盤部であって、回転槽７内の底部の略全周囲にわた
る程度の大きさに形成されており、その上面には４つの
羽根部１３が略放射状に延長して突設されており、その
基盤部１２の中央部には突起部１４が羽根部１３より高
く突設されている。
て説明すれば、図８および図９において、参照符号１２
は基盤部であって、回転槽７内の底部の略全周囲にわた
る程度の大きさに形成されており、その上面には４つの
羽根部１３が略放射状に延長して突設されており、その
基盤部１２の中央部には突起部１４が羽根部１３より高
く突設されている。
【００１２】また、この突起部１４の上部には、基盤部
１２の中心に一致させて軸連結部１５が装着されてお
り、この軸連結部１５に減速部材１０の出力軸１０ａが
連結される。
１２の中心に一致させて軸連結部１５が装着されてお
り、この軸連結部１５に減速部材１０の出力軸１０ａが
連結される。
【００１３】ところで、この突起部１４は図９に示すよ
うに、その平面部（上面部）が基盤部１２の回転中心
（軸連結部１５）から偏心した偏平状、たとえば、長円
形状となるように形成されている。
うに、その平面部（上面部）が基盤部１２の回転中心
（軸連結部１５）から偏心した偏平状、たとえば、長円
形状となるように形成されている。
【００１４】上記のように構成された従来の洗濯機の撹
拌装置によれば、水流を従来の渦水流に比して複雑化で
きるため、水流洗濯による効果を高めることができると
ともに、洗濯物にたいして突起部による外力にて振り洗
濯、もみ洗濯、押し洗濯を行うことができ、さらに撹拌
効果も高められ、洗濯物の裏返し作用もできるなど、洗
濯効果を高める効果を有していた。
拌装置によれば、水流を従来の渦水流に比して複雑化で
きるため、水流洗濯による効果を高めることができると
ともに、洗濯物にたいして突起部による外力にて振り洗
濯、もみ洗濯、押し洗濯を行うことができ、さらに撹拌
効果も高められ、洗濯物の裏返し作用もできるなど、洗
濯効果を高める効果を有していた。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
洗濯機の撹拌装置においては、水流の複雑化には限界が
あり、よってその洗濯効果にも限界があった。
洗濯機の撹拌装置においては、水流の複雑化には限界が
あり、よってその洗濯効果にも限界があった。
【００１６】すなわち、前記突起部の偏心量を大にする
と、モータなどにかかる負荷が増加し、一方、偏心量を
小にすると水流が単純化して洗濯効果が低下するという
問題点が生じていた。
と、モータなどにかかる負荷が増加し、一方、偏心量を
小にすると水流が単純化して洗濯効果が低下するという
問題点が生じていた。
【００１７】そこで、本発明は上記問題点を解決するた
めになされたものであって、パルセータの構造を改善
し、きわめて複雑な水流を発生させることにより、洗濯
効率を増大させるとともに洗濯物の絡みを防止して洗濯
物の損傷を防止することができる洗濯機の撹拌装置を提
供することを目的とする。
めになされたものであって、パルセータの構造を改善
し、きわめて複雑な水流を発生させることにより、洗濯
効率を増大させるとともに洗濯物の絡みを防止して洗濯
物の損傷を防止することができる洗濯機の撹拌装置を提
供することを目的とする。
【００１８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、洗濯機の内部に回転自在に配
設される攪拌機の基板と、該基板に突設された複数個の
攪拌翼と、前記基板の回転中心から偏心された状態で前
記攪拌翼より高く突設された攪拌棒と、を備える洗濯機
の攪拌機において、前記基板は、該基板の外周縁から中
央部に向けて下降する傾斜を有し、かつ、前記攪拌棒の
上部面は、洗濯ものと洗濯水が時間に差を有して落下す
るための傾斜を有すること、を特徴とする洗濯機の攪拌
機にいある。また、前記攪拌棒の上部の傾斜面は、該攪
拌棒の中心軸から前記基板の回転中心に向かって漸次低
く傾斜する形状であると良い。更に、前記攪拌棒の上部
の傾斜面は、０〜７５゜であると好ましい。そして、前
記攪拌棒の上部の傾斜面は、長円形に形成されていると
良い。また、前記攪拌棒の上部の傾斜面は、長方形に形
成されていても良い。更に、前記攪拌棒の上部の傾斜面
は、組立孔が形成されている。また更に、前記攪拌棒
は、組立部材により前記基板に締結されていると好まし
い。また、前記攪拌棒は、前記基板と一体に形成されて
いても良い。そして、洗濯機の内部に回転自在に配設さ
れる攪拌機の基板と、該基板に突設された複数個の攪拌
翼と、前記基板の回転中心から偏心された状態で前記攪
拌翼より高く突設された攪拌棒と、を備える洗濯機の攪
拌機において、前記攪拌翼は、前記攪拌棒が偏心された
方向の反対方向の前記基板の位置に、前記基板の回転中
心と前記攪拌棒の中心を連結する線に平行をなして突設
されたこと、を特徴とする洗濯機の攪拌機にある。更
に、前記攪拌棒の上部の傾斜面は、長円形に形成されて
いると良い。また、前記攪拌棒の上部の傾斜面は、長方
形に形成されていても良い。更に、前記攪拌棒の上部の
傾斜面は、組立孔が形成されている。また更に、前記攪
拌棒は、組立部材により前記基板に締結されていると好
ましい。また、前記攪拌棒は、前記基板と一体に形成さ
れていても良い。更に、前記攪拌棒は、上部に傾斜面が
形成されていると好ましい。そして、前記攪拌棒の上部
の傾斜面は、該攪拌棒の中心軸から前記基板の回転中心
に向かって漸次低く傾斜する形状であると更に好まし
い。また、前記攪拌棒の上部の傾斜面は、０〜７５゜で
あると好ましい。更に、前記基板は、該基板上面の前記
攪拌棒が突設した方向の反対の方向において、該基板の
外周縁から中央部に向けて下降する傾斜を有する突出部
を形成されていると良い。また更に、前記突出部は、前
記攪拌棒の長手方向に一致する部分が最高に形成され、
これを中心に所定の円弧を描きつつ漸次低下されるよう
に形成されていると好ましい。そして、前記突出部は、
峰上を中心に内側に緩やかな第１傾斜面が形成され、外
側に急な傾斜面が形成されていると更に好ましい。
みなされたものであって、洗濯機の内部に回転自在に配
設される攪拌機の基板と、該基板に突設された複数個の
攪拌翼と、前記基板の回転中心から偏心された状態で前
記攪拌翼より高く突設された攪拌棒と、を備える洗濯機
の攪拌機において、前記基板は、該基板の外周縁から中
央部に向けて下降する傾斜を有し、かつ、前記攪拌棒の
上部面は、洗濯ものと洗濯水が時間に差を有して落下す
るための傾斜を有すること、を特徴とする洗濯機の攪拌
機にいある。また、前記攪拌棒の上部の傾斜面は、該攪
拌棒の中心軸から前記基板の回転中心に向かって漸次低
く傾斜する形状であると良い。更に、前記攪拌棒の上部
の傾斜面は、０〜７５゜であると好ましい。そして、前
記攪拌棒の上部の傾斜面は、長円形に形成されていると
良い。また、前記攪拌棒の上部の傾斜面は、長方形に形
成されていても良い。更に、前記攪拌棒の上部の傾斜面
は、組立孔が形成されている。また更に、前記攪拌棒
は、組立部材により前記基板に締結されていると好まし
い。また、前記攪拌棒は、前記基板と一体に形成されて
いても良い。そして、洗濯機の内部に回転自在に配設さ
れる攪拌機の基板と、該基板に突設された複数個の攪拌
翼と、前記基板の回転中心から偏心された状態で前記攪
拌翼より高く突設された攪拌棒と、を備える洗濯機の攪
拌機において、前記攪拌翼は、前記攪拌棒が偏心された
方向の反対方向の前記基板の位置に、前記基板の回転中
心と前記攪拌棒の中心を連結する線に平行をなして突設
されたこと、を特徴とする洗濯機の攪拌機にある。更
に、前記攪拌棒の上部の傾斜面は、長円形に形成されて
いると良い。また、前記攪拌棒の上部の傾斜面は、長方
形に形成されていても良い。更に、前記攪拌棒の上部の
傾斜面は、組立孔が形成されている。また更に、前記攪
拌棒は、組立部材により前記基板に締結されていると好
ましい。また、前記攪拌棒は、前記基板と一体に形成さ
れていても良い。更に、前記攪拌棒は、上部に傾斜面が
形成されていると好ましい。そして、前記攪拌棒の上部
の傾斜面は、該攪拌棒の中心軸から前記基板の回転中心
に向かって漸次低く傾斜する形状であると更に好まし
い。また、前記攪拌棒の上部の傾斜面は、０〜７５゜で
あると好ましい。更に、前記基板は、該基板上面の前記
攪拌棒が突設した方向の反対の方向において、該基板の
外周縁から中央部に向けて下降する傾斜を有する突出部
を形成されていると良い。また更に、前記突出部は、前
記攪拌棒の長手方向に一致する部分が最高に形成され、
これを中心に所定の円弧を描きつつ漸次低下されるよう
に形成されていると好ましい。そして、前記突出部は、
峰上を中心に内側に緩やかな第１傾斜面が形成され、外
側に急な傾斜面が形成されていると更に好ましい。
【００１９】本発明による洗濯機の撹拌機の他の実施例
によれば、洗濯機の内部に配置される撹拌機の基板と、
前記基板の回転中心から偏心して突設された撹拌棒と、
前記基板の回転中心と撹拌棒の中心を連結する線に平行
をなして突設されている複数個の撹拌翼とから構成され
る。
によれば、洗濯機の内部に配置される撹拌機の基板と、
前記基板の回転中心から偏心して突設された撹拌棒と、
前記基板の回転中心と撹拌棒の中心を連結する線に平行
をなして突設されている複数個の撹拌翼とから構成され
る。
【００２０】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を添付の図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【００２１】第１実施例 図１は、本発明による洗濯機の撹拌機１００の第１実施
例を示す平面図であり、図２は図１のＡ−Ａ線断面図で
ある。
例を示す平面図であり、図２は図１のＡ−Ａ線断面図で
ある。
【００２２】図１および図２を参照すると、本発明によ
る撹拌機１００は、全体の型を構成する基板１０１と、
前記基板１０１の上部面に突出形成された複数個の撹拌
翼１０２と、前記基板１０１の回転中心０から偏心した
状態で前記撹拌翼１０２より高く突設され、上部に傾斜
部を有する撹拌棒１１０とから構成される。
る撹拌機１００は、全体の型を構成する基板１０１と、
前記基板１０１の上部面に突出形成された複数個の撹拌
翼１０２と、前記基板１０１の回転中心０から偏心した
状態で前記撹拌翼１０２より高く突設され、上部に傾斜
部を有する撹拌棒１１０とから構成される。
【００２３】上記基板１０１は円形であって、中央部が
凹んだ形状である。すなわち、前記基板１０１の外周縁
から中央部に向けて下行傾斜を有する構成であって、洗
濯水の潭水溝１０５を形成する。
凹んだ形状である。すなわち、前記基板１０１の外周縁
から中央部に向けて下行傾斜を有する構成であって、洗
濯水の潭水溝１０５を形成する。
【００２４】また、円形の補強リブ１３２が前記基板１
０１および撹拌翼１０２の下部面に沿って形成されてい
る。
０１および撹拌翼１０２の下部面に沿って形成されてい
る。
【００２５】前記撹拌翼１０２は、基板１０１の上面に
略放射状に延長されて突設されており、基板１０１の径
方向に対し相互に対向する第１および第２傾斜面１１
１，１１２と、この第１および第２傾斜面１１１，１１
２に当接する地点に位置した第３，第４および第５傾斜
面１１３，１１４，１１５とを有する。
略放射状に延長されて突設されており、基板１０１の径
方向に対し相互に対向する第１および第２傾斜面１１
１，１１２と、この第１および第２傾斜面１１１，１１
２に当接する地点に位置した第３，第４および第５傾斜
面１１３，１１４，１１５とを有する。
【００２６】前記第１および第２傾斜面１１１，１１２
は、基板１０１の径方向に対し所定の傾斜を有してお
り、第４傾斜面１１４は前記撹拌翼１０２の上部中央に
形成された傾斜面であって、基板１０１の外周縁側に向
って緩やかに傾斜する緩慢な傾斜度をもって形成されて
いる。
は、基板１０１の径方向に対し所定の傾斜を有してお
り、第４傾斜面１１４は前記撹拌翼１０２の上部中央に
形成された傾斜面であって、基板１０１の外周縁側に向
って緩やかに傾斜する緩慢な傾斜度をもって形成されて
いる。
【００２７】前記第３および第５傾斜面１１３，１１５
は、それぞれ第４傾斜面１１４から基板１０１の中央と
外周縁に向けて所定の傾斜を有して形成されている。
は、それぞれ第４傾斜面１１４から基板１０１の中央と
外周縁に向けて所定の傾斜を有して形成されている。
【００２８】前記撹拌棒１１０は、撹拌機１００の回転
中心０から一側に所定の長さＬだけ偏心するよう設けら
れ、上部面１２１は長方形または長円形であって、所定
の傾斜度０〜７５°を有する。ここで、前記上部面１２
１は偏心軸から撹拌機１００の回転中心０に向って漸次
低く傾斜する形状である。
中心０から一側に所定の長さＬだけ偏心するよう設けら
れ、上部面１２１は長方形または長円形であって、所定
の傾斜度０〜７５°を有する。ここで、前記上部面１２
１は偏心軸から撹拌機１００の回転中心０に向って漸次
低く傾斜する形状である。
【００２９】また、前記基板１０１の中心に一致する撹
拌棒１１０の上部には組立孔１２２が形成されている。
拌棒１１０の上部には組立孔１２２が形成されている。
【００３０】前記組立孔１２２、撹拌機１００を動力軸
（図示せず）に連結するために締結部材等を挿入するよ
うに穿設された穴である。
（図示せず）に連結するために締結部材等を挿入するよ
うに穿設された穴である。
【００３１】前記基板１０１の中央下側にはモータの動
力を撹拌機１００に伝達する動力軸と締結されるよう
に、締結溝１０３が形成されており、締結溝１０３の上
部には締結部材（図示せず）を挿入される挿入溝１０４
が形成されている。
力を撹拌機１００に伝達する動力軸と締結されるよう
に、締結溝１０３が形成されており、締結溝１０３の上
部には締結部材（図示せず）を挿入される挿入溝１０４
が形成されている。
【００３２】前記撹拌棒１１０の下部には、基板１０１
との締結のための複数個の締結孔１３０が形成されてお
り、撹拌翼１０２と重なる部分は切断されている。
との締結のための複数個の締結孔１３０が形成されてお
り、撹拌翼１０２と重なる部分は切断されている。
【００３３】なお、前記撹拌翼１０２を攪拌棒１１０に
重ならないように形成してもよく、また撹拌棒１１０に
重なる部分の撹拌翼１０２を切断してもよい。
重ならないように形成してもよく、また撹拌棒１１０に
重なる部分の撹拌翼１０２を切断してもよい。
【００３４】前記撹拌棒１１０は締結部材１３１等によ
り基板１０１に密着固定される。
り基板１０１に密着固定される。
【００３５】また、上記では撹拌棒１１０を締結部材に
より基板１０１に締結したが、基板１０１と一体に形成
してもよい。この場合には、締結溝１０３を撹拌棒１１
０の上部面１２１に至る所まで延長させて撹拌機１００
を動力軸（図示せず）に組立てられるようにするとよ
い。
より基板１０１に締結したが、基板１０１と一体に形成
してもよい。この場合には、締結溝１０３を撹拌棒１１
０の上部面１２１に至る所まで延長させて撹拌機１００
を動力軸（図示せず）に組立てられるようにするとよ
い。
【００３６】次に、本発明の第１実施例に基づく作用効
果について述べる。
果について述べる。
【００３７】洗濯機のモータの動力が撹拌機に伝達され
るようにクラッチが動作すると、撹拌機が左右回転す
る。
るようにクラッチが動作すると、撹拌機が左右回転す
る。
【００３８】撹拌機１００の左右回転の際、撹拌翼１０
２の第１および第２傾斜面１１１，１１２により洗濯物
と洗濯水とが上部側へ押し上げられる。これは、第１お
よび第２傾斜面１１１，１１２にぶつかって撹拌される
洗濯物と洗濯水が部分的に内外側の第１および第２傾斜
面１１１，１１２に分散されつつ、全体的に渦巻きを起
こすようになる。
２の第１および第２傾斜面１１１，１１２により洗濯物
と洗濯水とが上部側へ押し上げられる。これは、第１お
よび第２傾斜面１１１，１１２にぶつかって撹拌される
洗濯物と洗濯水が部分的に内外側の第１および第２傾斜
面１１１，１１２に分散されつつ、全体的に渦巻きを起
こすようになる。
【００３９】この際、洗濯物と洗濯水は遠心力により外
側に分散され、撹拌翼１０２の上面は、内側から外側へ
漸次緩やかに傾斜する主傾斜面１１４に形成されている
ので、前記洗濯物と洗濯水の分散はより効果的である。
これにより、洗濯物と洗濯水は洗濯槽７（図８参照）の
側壁に沿って上昇する。
側に分散され、撹拌翼１０２の上面は、内側から外側へ
漸次緩やかに傾斜する主傾斜面１１４に形成されている
ので、前記洗濯物と洗濯水の分散はより効果的である。
これにより、洗濯物と洗濯水は洗濯槽７（図８参照）の
側壁に沿って上昇する。
【００４０】これとともに、撹拌機１００の中心から偏
心した状態で設置された棒状の撹拌棒１１０の側壁傾斜
面１２０ａ，１２０ｂにも洗濯物と洗濯水がぶつかり、
洗濯水は渦巻きを起こす。
心した状態で設置された棒状の撹拌棒１１０の側壁傾斜
面１２０ａ，１２０ｂにも洗濯物と洗濯水がぶつかり、
洗濯水は渦巻きを起こす。
【００４１】この際、前記撹拌棒１１０の側壁傾斜面１
２０ａ，１２０ｂは基板１０１の回転中心０を基準に非
対称で乱水流を形成させる。
２０ａ，１２０ｂは基板１０１の回転中心０を基準に非
対称で乱水流を形成させる。
【００４２】さらに、上昇された洗濯物と洗濯水は、前
記撹拌棒１１０の上側に落下するようになる。
記撹拌棒１１０の上側に落下するようになる。
【００４３】この際、前記撹拌棒１１０の上部面１２１
が傾斜をなしているため、前記洗濯物と洗濯水が落下し
て上部面１２１に当る時間に差を有するようになり、両
側角にぶつかって外側に分散される。そして、前記撹拌
棒１１０の両側角のなす角度差により前記洗濯物と洗濯
水の分散に差を生ずるようになり、大きな流が形成でき
ない現象（誘導剥離現象）が生じ、回転軸を中心に大水
流のパターンが形成されないようになる。
が傾斜をなしているため、前記洗濯物と洗濯水が落下し
て上部面１２１に当る時間に差を有するようになり、両
側角にぶつかって外側に分散される。そして、前記撹拌
棒１１０の両側角のなす角度差により前記洗濯物と洗濯
水の分散に差を生ずるようになり、大きな流が形成でき
ない現象（誘導剥離現象）が生じ、回転軸を中心に大水
流のパターンが形成されないようになる。
【００４４】したがって、前記洗濯物と洗濯水は不規則
に両側へ分散され、洗濯物が相互に絡まないようになり
均一に拡がるようになる。すなわち、本発明による洗濯
機の撹拌機は、上部面が傾斜されるとともに回転軸から
偏心した状態で撹拌棒を設置しているので、従来のよう
に水流が回転軸を中心に同心円を描くのではなく、回転
軸を横切って時間に応じて変化する乱水流を形成するよ
うになっている。したがって、洗濯物を均一に広げるよ
うにして洗浄力を増大させ、これにより、短時間の洗浄
はもとより洗濯物の絡みも防止できる。
に両側へ分散され、洗濯物が相互に絡まないようになり
均一に拡がるようになる。すなわち、本発明による洗濯
機の撹拌機は、上部面が傾斜されるとともに回転軸から
偏心した状態で撹拌棒を設置しているので、従来のよう
に水流が回転軸を中心に同心円を描くのではなく、回転
軸を横切って時間に応じて変化する乱水流を形成するよ
うになっている。したがって、洗濯物を均一に広げるよ
うにして洗浄力を増大させ、これにより、短時間の洗浄
はもとより洗濯物の絡みも防止できる。
【００４５】なお、上部面が傾斜した前記撹拌棒により
乱水流が形成される原理は、ロスビー波動（Ｒｏｓｓｂ
ｙ ｗａｖｅ）理論による。
乱水流が形成される原理は、ロスビー波動（Ｒｏｓｓｂ
ｙ ｗａｖｅ）理論による。
【００４６】Ｃ．Ｇ．Ｒｏｓｓｂｙは、地球物理学者で
あって、地球の大気についての研究中、極地を除く地域
では、地面が地球の軸と傾斜されて大気が地球の軸を中
心に一定に回転するのではなく、時間がたつにつれて変
わるのに目をつけてロスビー波（Ｒｏｓｓｂｙ Ｗａｖ
ｅ）の流動理論を提唱した。
あって、地球の大気についての研究中、極地を除く地域
では、地面が地球の軸と傾斜されて大気が地球の軸を中
心に一定に回転するのではなく、時間がたつにつれて変
わるのに目をつけてロスビー波（Ｒｏｓｓｂｙ Ｗａｖ
ｅ）の流動理論を提唱した。
【００４７】すなわち、ロスビー波の理論とは、Ｃ．
Ｇ．Ｒｏｓｓｂｙが１９３６年に発表した理論であっ
て、回転面が回転軸と一定の角をなしているときには、
流体は回転軸に対称であり、一定の同心円を描くのでは
なく、回転軸に非対称であり、時間がたつにつれて変化
する波動を形成するという理論である。この理論は、回
転流動分野の大家であるＭＩＴの応用数学科教授のＨ．
Ｐ．Ｇｒｅｅｎｓｐａｎにより集大成され、回転流動理
論分野においては欠くことのできない大切な理論として
位置づけられている。
Ｇ．Ｒｏｓｓｂｙが１９３６年に発表した理論であっ
て、回転面が回転軸と一定の角をなしているときには、
流体は回転軸に対称であり、一定の同心円を描くのでは
なく、回転軸に非対称であり、時間がたつにつれて変化
する波動を形成するという理論である。この理論は、回
転流動分野の大家であるＭＩＴの応用数学科教授のＨ．
Ｐ．Ｇｒｅｅｎｓｐａｎにより集大成され、回転流動理
論分野においては欠くことのできない大切な理論として
位置づけられている。
【００４８】第２実施例 図３は、本発明による撹拌機１００′の第２の実施例を
示す平面図であり、図４は図３のＢ−Ｂ線断面図であ
る。
示す平面図であり、図４は図３のＢ−Ｂ線断面図であ
る。
【００４９】図３および図４を参照すると、本発明によ
る撹拌機１００′は、全体の型を構成する基板１０１′
と、前記基板１０１′の上部面の一側に相互に張出突出
された複数個の撹拌翼１０２′と、前記基板１０１′の
回転中心０から偏心した状態で前記撹拌翼１０２′より
高く突設された撹拌棒１１０′とから構成される。
る撹拌機１００′は、全体の型を構成する基板１０１′
と、前記基板１０１′の上部面の一側に相互に張出突出
された複数個の撹拌翼１０２′と、前記基板１０１′の
回転中心０から偏心した状態で前記撹拌翼１０２′より
高く突設された撹拌棒１１０′とから構成される。
【００５０】上記構成中、基板１０１′は円形であっ
て、中央部が凹んだ形状である。すなわち、前記基板１
０１′の外周縁が所定の傾斜を有し、上部に突出された
形状であって、洗濯水の潭水溝１０５′を形成する。
て、中央部が凹んだ形状である。すなわち、前記基板１
０１′の外周縁が所定の傾斜を有し、上部に突出された
形状であって、洗濯水の潭水溝１０５′を形成する。
【００５１】また、円形の補強リブ１３２′が前記基板
１０１′および撹拌翼１０２′の下部面に沿って形成さ
れている。
１０１′および撹拌翼１０２′の下部面に沿って形成さ
れている。
【００５２】前記撹拌翼１０２′は、基板１０１′の上
部面の一側、すなわち、前記撹拌棒１１０′の偏心され
た反対方向に張出突設されている。ここで、前記撹拌翼
１０２′の内側は一直線上に位置し、外側は外周縁に合
わされている。したがって、中央の撹拌翼を中心に両側
にゆくほど、その長さは減少するように形成されてい
る。
部面の一側、すなわち、前記撹拌棒１１０′の偏心され
た反対方向に張出突設されている。ここで、前記撹拌翼
１０２′の内側は一直線上に位置し、外側は外周縁に合
わされている。したがって、中央の撹拌翼を中心に両側
にゆくほど、その長さは減少するように形成されてい
る。
【００５３】前記撹拌翼１０２′は、相互に対向する第
１および第２傾斜面１１１′，１１２′と、この第１お
よび第２の傾斜面１１１′，１１２′に当接する地点に
位置した第３，第４および第５傾斜面１１３′，１１
４′，１１５′とを有する。
１および第２傾斜面１１１′，１１２′と、この第１お
よび第２の傾斜面１１１′，１１２′に当接する地点に
位置した第３，第４および第５傾斜面１１３′，１１
４′，１１５′とを有する。
【００５４】前記第１および第２傾斜面１１１′，１１
２′は、所定の傾斜を有しており、その第４傾斜面１１
４′は、撹拌翼１０２′の上部中央に形成された傾斜面
であって、基板１０１′の外周縁側が低くなる緩やかな
傾斜度をもって形成されている。
２′は、所定の傾斜を有しており、その第４傾斜面１１
４′は、撹拌翼１０２′の上部中央に形成された傾斜面
であって、基板１０１′の外周縁側が低くなる緩やかな
傾斜度をもって形成されている。
【００５５】前記第３および第５傾斜面１１３′，１１
５′はそれぞれ第４傾斜面１１４′から基板１０１′の
内側と外側に向けて所定の傾斜を有して形成されてい
る。
５′はそれぞれ第４傾斜面１１４′から基板１０１′の
内側と外側に向けて所定の傾斜を有して形成されてい
る。
【００５６】前記撹拌棒１１０′は、撹拌機１００′の
回転中心０から一側に所定長さＬだけ偏心するよう設け
られ、上部面１２１′は長方形または長円形である。
回転中心０から一側に所定長さＬだけ偏心するよう設け
られ、上部面１２１′は長方形または長円形である。
【００５７】前記基板１０１′の中心に一致する撹拌棒
１１０′の上部には組立孔１２２′が形成されている。
１１０′の上部には組立孔１２２′が形成されている。
【００５８】前記組立孔１２２′は、撹拌機１００′を
動力軸（図示せず）に連結するために、締結部材等を挿
入するように穿設された穴である。
動力軸（図示せず）に連結するために、締結部材等を挿
入するように穿設された穴である。
【００５９】前記基板１０１′の中央下側にはモータの
動力を、撹拌機１００′に伝達する動力軸と締結される
ように、締結溝１０３′が形成されており、締結溝１０
３′の上部には締結部材等（図示せず）を挿入される挿
入溝１０４′が形成されている。
動力を、撹拌機１００′に伝達する動力軸と締結される
ように、締結溝１０３′が形成されており、締結溝１０
３′の上部には締結部材等（図示せず）を挿入される挿
入溝１０４′が形成されている。
【００６０】前記撹拌棒１１０′は複数個の締結部材１
３１′により基板１０１′に締結されており、撹拌翼１
０２′と重なる部分は切断されている。
３１′により基板１０１′に締結されており、撹拌翼１
０２′と重なる部分は切断されている。
【００６１】なお、前記撹拌翼１０２′を撹拌棒１１
０′に重ならないように形成してもよく、また、撹拌棒
１１０′に重なる部分の撹拌翼１０２′を切断してもよ
い。
０′に重ならないように形成してもよく、また、撹拌棒
１１０′に重なる部分の撹拌翼１０２′を切断してもよ
い。
【００６２】また、上記では撹拌棒１１０′を締結部材
により基板１０１′に締結したが、基板１０１′と一体
に形成してもよい。この場合には、締結溝１０３′を撹
拌棒１１０′の上部面１２１′に至る所まで延長させて
撹拌機１００′を動力軸（図示せず）に組立てられるよ
うにするとよい。
により基板１０１′に締結したが、基板１０１′と一体
に形成してもよい。この場合には、締結溝１０３′を撹
拌棒１１０′の上部面１２１′に至る所まで延長させて
撹拌機１００′を動力軸（図示せず）に組立てられるよ
うにするとよい。
【００６３】次に、本発明の第２実施例に基づく作用効
果について述べる。
果について述べる。
【００６４】洗濯機のモータの動力が撹拌機に伝達され
るようにクラッチが動作すると、撹拌機が左右回転す
る。
るようにクラッチが動作すると、撹拌機が左右回転す
る。
【００６５】撹拌機１００′の左右回転の際、撹拌翼１
０２′の第１および第２傾斜面１１１′，１１２′によ
り洗濯物と洗濯水とが上部側へ押し上げられる。これ
は、第１および第２傾斜面１１１′，１１２′にぶつか
って撹拌される洗濯物と洗濯水が部分的に内外側の第１
および第２傾斜面１１１′，１１２′に分散されつつ、
全体的に渦巻きを起こすようになる。
０２′の第１および第２傾斜面１１１′，１１２′によ
り洗濯物と洗濯水とが上部側へ押し上げられる。これ
は、第１および第２傾斜面１１１′，１１２′にぶつか
って撹拌される洗濯物と洗濯水が部分的に内外側の第１
および第２傾斜面１１１′，１１２′に分散されつつ、
全体的に渦巻きを起こすようになる。
【００６６】この際、撹拌翼１０２′が突設されていな
い基板１０１′の上部にある洗濯物と洗濯水は、撹拌機
１００′との摩擦力が弱められ、一部は偏心した撹拌棒
１１０′の側壁傾斜面１２０ａ′，１２０ｂ′にぶつか
り、一部は撹拌翼１０２′の第１および第２傾斜面１１
１′，１１２′の正面ではなく斜めにぶつかり外側へ分
散される。
い基板１０１′の上部にある洗濯物と洗濯水は、撹拌機
１００′との摩擦力が弱められ、一部は偏心した撹拌棒
１１０′の側壁傾斜面１２０ａ′，１２０ｂ′にぶつか
り、一部は撹拌翼１０２′の第１および第２傾斜面１１
１′，１１２′の正面ではなく斜めにぶつかり外側へ分
散される。
【００６７】したがって、たたいて洗濯する効果ともん
で洗濯する効果をともに有し、上部へ押し上げられ、水
流は乱水流を形成するようになる。すなわち、前記撹拌
翼１０２′の突設された部分と撹拌翼が形成されていな
い部分および偏心された撹拌棒１１０′により、基板１
０１′の上部にはさまざまな水流が形成されるのであ
る。
で洗濯する効果をともに有し、上部へ押し上げられ、水
流は乱水流を形成するようになる。すなわち、前記撹拌
翼１０２′の突設された部分と撹拌翼が形成されていな
い部分および偏心された撹拌棒１１０′により、基板１
０１′の上部にはさまざまな水流が形成されるのであ
る。
【００６８】これにより、不規則な状態で上昇された洗
濯物と洗濯水は洗濯槽７（図８参照）の側壁に沿って上
昇し、撹拌棒１１０′の上側に落下するようになる。こ
の際、前記洗濯物と洗濯水は落下し、撹拌棒１１０′の
上部面１２１′の両側角にぶつかって外側へ分散される
が、基板１０１′の各部分においては、多様な水流によ
り分散が一定でなくなる。
濯物と洗濯水は洗濯槽７（図８参照）の側壁に沿って上
昇し、撹拌棒１１０′の上側に落下するようになる。こ
の際、前記洗濯物と洗濯水は落下し、撹拌棒１１０′の
上部面１２１′の両側角にぶつかって外側へ分散される
が、基板１０１′の各部分においては、多様な水流によ
り分散が一定でなくなる。
【００６９】したがって、前記洗濯物と洗濯水は不規則
に両側へ分散され、洗濯物が相互に絡まないようになり
均一に拡がるようになる。すなわち、本発明による洗濯
機の撹拌機は、偏心された撹拌棒と基板の一側にだけ平
行に突設された撹拌翼とにより、従来のように水流が回
転軸を中心に同心円を描くのではなく、基板上の水流が
時間につれて変化する乱水流を形成するようになってい
る。したがって、洗濯物を均一に広げるようにして洗浄
力を増大させ、これにより、短時間の洗浄はもとより洗
濯物の絡みも防止できる。
に両側へ分散され、洗濯物が相互に絡まないようになり
均一に拡がるようになる。すなわち、本発明による洗濯
機の撹拌機は、偏心された撹拌棒と基板の一側にだけ平
行に突設された撹拌翼とにより、従来のように水流が回
転軸を中心に同心円を描くのではなく、基板上の水流が
時間につれて変化する乱水流を形成するようになってい
る。したがって、洗濯物を均一に広げるようにして洗浄
力を増大させ、これにより、短時間の洗浄はもとより洗
濯物の絡みも防止できる。
【００７０】第３実施例 図５は、本発明による洗濯機の撹拌機１００″の第３実
施例を示す平面図であり、図６は図５のＣ−Ｃ線断面図
であり、図７は図５のＤ−Ｄ線断面図である。
施例を示す平面図であり、図６は図５のＣ−Ｃ線断面図
であり、図７は図５のＤ−Ｄ線断面図である。
【００７１】この第３実施例は、図５，図６および図７
に示すように、第２実施例と重なる点は全体の型を構成
する基板１０１″の一側面、すなわち撹拌機１０２″の
突設された反対側の上面に所定の傾きを有し、外周縁側
に突出した突出部２００を形成したことである。
に示すように、第２実施例と重なる点は全体の型を構成
する基板１０１″の一側面、すなわち撹拌機１０２″の
突設された反対側の上面に所定の傾きを有し、外周縁側
に突出した突出部２００を形成したことである。
【００７２】前記突出部２００は、撹拌機１１０″の長
手方向に一致する部分が最高に形成され、これを中心に
所定の円弧を描きつつ漸次低下するという形状に形成さ
れている。すなわち、前記突出部２００は峰線Ｈ上を中
心に内側にはかなり緩やかな第１傾斜面２０３が形成さ
れ、外側にはかなり急な第２傾斜面２０５が形成され
る。
手方向に一致する部分が最高に形成され、これを中心に
所定の円弧を描きつつ漸次低下するという形状に形成さ
れている。すなわち、前記突出部２００は峰線Ｈ上を中
心に内側にはかなり緩やかな第１傾斜面２０３が形成さ
れ、外側にはかなり急な第２傾斜面２０５が形成され
る。
【００７３】したがって、第３実施例においては、突出
部２００によりさらに他の乱水流が形成されるので、遠
心力により外側へ分散される洗濯物と洗濯水の分散をよ
り複雑にし、これの上昇をさらに円滑にする。
部２００によりさらに他の乱水流が形成されるので、遠
心力により外側へ分散される洗濯物と洗濯水の分散をよ
り複雑にし、これの上昇をさらに円滑にする。
【００７４】以上、本発明の具体的な実施例について説
明したが、いろいろな変形が本発明の範囲を逸脱するこ
となく実施できることは容易に理解されよう。
明したが、いろいろな変形が本発明の範囲を逸脱するこ
となく実施できることは容易に理解されよう。
【００７５】例えば、上記実施例では、撹拌棒を基板に
締結したものについてのみ説明したが、撹拌棒を基板と
一体に形成してもよい。
締結したものについてのみ説明したが、撹拌棒を基板と
一体に形成してもよい。
【００７６】また、上記各実施例において、撹拌翼の個
数と構造上の大きさ（高さ，長さなど）は、種種に変更
することができる。
数と構造上の大きさ（高さ，長さなど）は、種種に変更
することができる。
【００７７】さらに、第２および第３実施例において
は、撹拌棒の上部面に傾斜部が形成されていないが、第
１実施例と同様に撹拌機の上部面に傾斜部を形成しても
よい。
は、撹拌棒の上部面に傾斜部が形成されていないが、第
１実施例と同様に撹拌機の上部面に傾斜部を形成しても
よい。
【００７８】
【発明の効果】上述のごとく、本発明によれば、外周縁
から中央部に向けて下降する傾斜を有する基板と、その
上部面が洗濯ものと洗濯水が時間に差を有して落下する
ための傾斜を有する攪拌棒とを設けることにより、洗濯
物と洗濯水は、遠心力により外側に分散され、洗濯槽の
側壁に沿って上昇し、前記攪拌棒の上面部に時間差を伴
って落下して、洗濯物と洗濯水が前記攪拌棒の周囲に均
一に拡がるため、洗浄力を増大させ短時間の洗浄を可能
にすると共に、洗濯物の絡みを防止することができる。
から中央部に向けて下降する傾斜を有する基板と、その
上部面が洗濯ものと洗濯水が時間に差を有して落下する
ための傾斜を有する攪拌棒とを設けることにより、洗濯
物と洗濯水は、遠心力により外側に分散され、洗濯槽の
側壁に沿って上昇し、前記攪拌棒の上面部に時間差を伴
って落下して、洗濯物と洗濯水が前記攪拌棒の周囲に均
一に拡がるため、洗浄力を増大させ短時間の洗浄を可能
にすると共に、洗濯物の絡みを防止することができる。
【００７９】また、攪拌翼を攪拌棒が偏心された方向の
反対方向の基板の位置に該基板の回転中心と前記攪拌棒
の中心を連結する線に平行をなして突設させることによ
り、洗濯物と洗濯水の一部が偏心された攪拌棒側壁傾斜
面にぶつかると共に、洗濯物と洗濯水の他の一部が攪拌
翼の斜めにぶつかり外側へ分散されるため、たたいて洗
濯する状態ともんで洗濯する状態になり、洗濯物の絡み
を防止することができると共に、洗濯効率を上昇させる
ことができる。
反対方向の基板の位置に該基板の回転中心と前記攪拌棒
の中心を連結する線に平行をなして突設させることによ
り、洗濯物と洗濯水の一部が偏心された攪拌棒側壁傾斜
面にぶつかると共に、洗濯物と洗濯水の他の一部が攪拌
翼の斜めにぶつかり外側へ分散されるため、たたいて洗
濯する状態ともんで洗濯する状態になり、洗濯物の絡み
を防止することができると共に、洗濯効率を上昇させる
ことができる。
【図１】本発明による洗濯機の撹拌機の第１実施例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】本発明による洗濯機の撹拌機の第２実施例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図４】図３のＢ−Ｂ線断面図である。
【図５】本発明による洗濯機の撹拌機の第３実施例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図６】図５のＣ−Ｃ線断面図である。
【図７】図５のＤ−Ｄ線断面図である。
【図８】従来の洗濯機の撹拌機を脱水兼用洗濯機に適用
した例の縦断面図である。
した例の縦断面図である。
【図９】図８の回転槽部分の横断平面図である。
１００、１００’ 攪拌機 １０１、１０１’ 基板 １０２、１０２’ 攪拌翼 １１０、１１０’ 攪拌棒 １２１ 傾斜面（上部面） １２２、１２２’ 組立孔 １３１、１３１’ 組立部材（締結部材） ２００ 突出部 ２０３ 第１傾斜面
Claims (20)
- 【請求項１】 洗濯機の内部に回転自在に配設される攪
拌機の基板と、該基板に突設された複数個の攪拌翼と、
前記基板の回転中心から偏心された状態で前記攪拌翼よ
り高く突設された攪拌棒と、を備える洗濯機の攪拌機に
おいて、 前記基板は、該基板の外周縁から中央部に向けて下降す
る傾斜を有し、かつ、 前記攪拌棒の上部面は、洗濯ものと洗濯水が時間に差を
有して落下するための傾斜を有すること、 を特徴とする洗濯機の攪拌機。 - 【請求項２】 前記攪拌棒の上部の傾斜面は、該攪拌棒
の中心軸から前記基板の回転中心に向かって漸次低く傾
斜する形状であること、を特徴とする請求項１記載の洗
濯機の攪拌機。 - 【請求項３】 前記攪拌棒の上部の傾斜面は、０〜７５
゜であること、を特徴とする請求項１または２記載の洗
濯機の攪拌機。 - 【請求項４】 前記攪拌棒の上部の傾斜面は、長円形に
形成されていること、を特徴とする請求項１または２記
載の洗濯機の攪拌機。 - 【請求項５】 前記攪拌棒の上部の傾斜面は、長方形に
形成されていること、を特徴とする請求項１または２記
載の洗濯機の攪拌機。 - 【請求項６】 前記攪拌棒の上部の傾斜面は、組立孔が
形成されていること、を特徴とする請求項１または２記
載の洗濯機の攪拌機。 - 【請求項７】 前記攪拌棒は、組立部材により前記基板
に締結されていること、を特徴とする請求項１記載の洗
濯機の攪拌機。 - 【請求項８】 前記攪拌棒は、前記基板と一体に形成さ
れたこと、を特徴とする請求項１記載の洗濯機の攪拌
機。 - 【請求項９】 洗濯機の内部に回転自在に配設される攪
拌機の基板と、該基板に突設された複数個の攪拌翼と、
前記基板の回転中心から偏心された状態で前記攪拌翼よ
り高く突設された攪拌棒と、を備える洗濯機の攪拌機に
おいて、 前記攪拌翼は、前記攪拌棒が偏心された方向の反対方向
の前記基板の位置に、前記基板の回転中心と前記攪拌棒
の中心を連結する線に平行をなして突設されたこと、を
特徴とする洗濯機の攪拌機。 - 【請求項１０】 前記攪拌棒の上部面は、長円形に形成
されていること、を特徴とする請求項９記載の洗濯機の
攪拌機。 - 【請求項１１】 前記攪拌棒の上部面は、長方形に形成
されていること、を特徴とする請求項９記載の洗濯機の
攪拌機。 - 【請求項１２】 前記攪拌棒の上部面は、組立孔が形成
されていること、を特徴とする請求項９ないし１１のい
ずれか１項記載の洗濯機の攪拌機。 - 【請求項１３】 前記攪拌棒は、組立部材により前記基
板に締結されていること、を特徴とする請求項９記載の
洗濯機の攪拌機。 - 【請求項１４】 前記攪拌棒は、前記基板と一体に形成
されたこと、を特徴とする請求項９記載の洗濯機の攪拌
機。 - 【請求項１５】 前記攪拌棒は、上部に傾斜面が形成さ
れていることを特徴とする請求項９記載の洗濯機の攪拌
機。 - 【請求項１６】 前記攪拌棒の上部の傾斜面は、該攪拌
棒の中心軸から前記基板の回転中心に向かって漸次低く
傾斜する形状であること、を特徴とする請求項１５記載
の洗濯機の攪拌機。 - 【請求項１７】 前記攪拌棒の上部の傾斜面は、０〜７
５゜であること、を特徴とする請求項１６記載の洗濯機
の攪拌機。 - 【請求項１８】 前記基板は、該基板上面の前記攪拌棒
が突設した方向の反対の方向において、該基板の外周縁
から中央部に向けて下降する傾斜を有する突出部を形成
されていること、を特徴とする請求項９記載の洗濯機の
攪拌機。 - 【請求項１９】 前記突出部は、前記攪拌棒の長手方向
に一致する部分が最高に形成され、これを中心に所定の
円弧を描きつつ漸次低下されるように形成されているこ
と、を特徴とする請求項１８記載の洗濯機の攪拌機。 - 【請求項２０】 前記突出部は、峰上を中心に内側に緩
やかな第１傾斜面が形成され、外側に急な傾斜面が形成
されていること、を特徴とする請求項１８記載の洗濯機
の攪拌機。
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