JP2748888B2 - 電子写真記録装置 - Google Patents
電子写真記録装置Info
- Publication number
- JP2748888B2 JP2748888B2 JP7104373A JP10437395A JP2748888B2 JP 2748888 B2 JP2748888 B2 JP 2748888B2 JP 7104373 A JP7104373 A JP 7104373A JP 10437395 A JP10437395 A JP 10437395A JP 2748888 B2 JP2748888 B2 JP 2748888B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive drum
- recording medium
- heat transfer
- transfer sheet
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置に係り、とく
に複写機やプリンタ等の電子写真方式の記録装置に関す
る。
に複写機やプリンタ等の電子写真方式の記録装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】この種の記録装置としては、例えば図４
（要部断面図）に示すような電子写真方式のプリンタが
知られている。この図４に示す従来例では、感光ドラム
１０２の表面を帯電ユニット４で一様に帯電した後、光
学系ユニット（図示せず）から出力されるレーザ光６６
で帯電の一部を消失させて静電潜像を形成し、この静電
潜像に現像ユニット６８で現像剤（トナー）を付与して
可視像（トナー像）１８を形成するようになっている。
現像した後は、転写ローラ５０によって記録媒体１５上
に可視像１８を転写し、記録媒体１５を定着ユニット５
２に通してトナーを定着させるようになっている。
（要部断面図）に示すような電子写真方式のプリンタが
知られている。この図４に示す従来例では、感光ドラム
１０２の表面を帯電ユニット４で一様に帯電した後、光
学系ユニット（図示せず）から出力されるレーザ光６６
で帯電の一部を消失させて静電潜像を形成し、この静電
潜像に現像ユニット６８で現像剤（トナー）を付与して
可視像（トナー像）１８を形成するようになっている。
現像した後は、転写ローラ５０によって記録媒体１５上
に可視像１８を転写し、記録媒体１５を定着ユニット５
２に通してトナーを定着させるようになっている。
【０００３】一方、感光ドラム１０２上に残ったトナー
はクリーニング部７２へ移動し、クリーニングブレード
３８によって掻き取られる。これによって感光ドラム１
０２の表面は清浄され、再び帯電される。
はクリーニング部７２へ移動し、クリーニングブレード
３８によって掻き取られる。これによって感光ドラム１
０２の表面は清浄され、再び帯電される。
【０００４】現像のプロセスでは、現像ユニット６８内
のトナー４０がトナー担持体としての現像ローラ４２上
にサプライローラ４４により供給される。そして、余分
なトナーはトナーブレード４６によって掻き取られて均
一な薄層のトナー層４８が形成される。このトナー層４
８が感光ドラム１０２の表面の電荷の大小に合わせて選
択的に付着してトナー像１８となる。
のトナー４０がトナー担持体としての現像ローラ４２上
にサプライローラ４４により供給される。そして、余分
なトナーはトナーブレード４６によって掻き取られて均
一な薄層のトナー層４８が形成される。このトナー層４
８が感光ドラム１０２の表面の電荷の大小に合わせて選
択的に付着してトナー像１８となる。
【０００５】このトナー像１８は、転写バイアス（図示
せず）の印加された転写ローラ５０によって記録媒体１
５に圧接され、同時に転写バイアスによってトナー像１
８が静電的に記録媒体１５へ吸着する。
せず）の印加された転写ローラ５０によって記録媒体１
５に圧接され、同時に転写バイアスによってトナー像１
８が静電的に記録媒体１５へ吸着する。
【０００６】この吸着したトナー像１８は記録媒体１５
と共に搬送され、定着ユニット５２へ到達してヒートロ
ーラ５４とバックアップローラ５６の間を通過する。こ
の時、ヒートローラ５４はヒーター５８によって適当な
一定温度になるようコントロールされており、トナー像
１８は記録媒体１５が通過する際に熱せられて溶融し、
記録媒体に定着する。尚、ヒートローラ５４の温度は、
トナーが記録媒体１５に定着する必要最小限の温度が選
ばれ、通常１５０〜２００℃の範囲内で選ばれる。図４
中、符号６０，６２は記録媒体１５の搬送ローラを示
し、符号６４はミキサを示す。
と共に搬送され、定着ユニット５２へ到達してヒートロ
ーラ５４とバックアップローラ５６の間を通過する。こ
の時、ヒートローラ５４はヒーター５８によって適当な
一定温度になるようコントロールされており、トナー像
１８は記録媒体１５が通過する際に熱せられて溶融し、
記録媒体に定着する。尚、ヒートローラ５４の温度は、
トナーが記録媒体１５に定着する必要最小限の温度が選
ばれ、通常１５０〜２００℃の範囲内で選ばれる。図４
中、符号６０，６２は記録媒体１５の搬送ローラを示
し、符号６４はミキサを示す。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、転写と定着が離れているために、トナー
像が若干乱れて印字品質の低下を来すという問題があっ
た。
従来技術では、転写と定着が離れているために、トナー
像が若干乱れて印字品質の低下を来すという問題があっ
た。
【０００８】また、転写部位から離れた所に別個に定着
ユニットを設けなければならないため、現像から定着ま
での構成が複雑になると共に、記録媒体の搬送精度を上
げる必要があった。
ユニットを設けなければならないため、現像から定着ま
での構成が複雑になると共に、記録媒体の搬送精度を上
げる必要があった。
【０００９】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、印字品質の向上を図ると共に、装置全体の小
型化を可能とした電子写真記録装置を提供することを、
その目的とする。
を改善し、印字品質の向上を図ると共に、装置全体の小
型化を可能とした電子写真記録装置を提供することを、
その目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明で
は、円筒状の感光ドラムと、この感光ドラムの表面に電
荷を一様に付与する帯電ユニットと、帯電した感光ドラ
ムにレーザ光等をスポット照射して電荷の一部を消失さ
せ静電潜像を形成する光学系ユニットと、感光ドラム上
の静電潜像に現像剤を付与して可視像を形成する現像ユ
ニットと、感光ドラムの回転方向に沿って前述した現像
ユニットの下流側に配設され外部から所定の搬送路に沿
って送り込まれる記録媒体上に感光ドラム上の現像トナ
ーを転写し定着する転写・定着ユニットとを備えてい
る。
は、円筒状の感光ドラムと、この感光ドラムの表面に電
荷を一様に付与する帯電ユニットと、帯電した感光ドラ
ムにレーザ光等をスポット照射して電荷の一部を消失さ
せ静電潜像を形成する光学系ユニットと、感光ドラム上
の静電潜像に現像剤を付与して可視像を形成する現像ユ
ニットと、感光ドラムの回転方向に沿って前述した現像
ユニットの下流側に配設され外部から所定の搬送路に沿
って送り込まれる記録媒体上に感光ドラム上の現像トナ
ーを転写し定着する転写・定着ユニットとを備えてい
る。
【００１１】転写・定着ユニットは、前記感光ドラムの
回転方向に沿って前記現像ユニットの下流側に配設され
前記記録媒体用の予熱印加手段と、この予熱印加手段に
併設され前記記録媒体上現像トナーを定着する加熱手段
とにより構成されている。 又、予熱印加手段は、外部か
ら挿入される記録媒体の搬送路に沿って装備されたエン
ドレスベルト状の伝熱シートと、この伝熱シートを循環
移動可能に支持する一方と他方の二つのガイドローラ
と、この一方と他方の二つのガイドローラの間に装備さ
れ前述した伝熱シートおよび記録媒体の一定範囲を前述
した他方のガイドローラと共に感光ドラムの表面に圧接
する機能を備えた圧接ガイドローラとを含む構成とす
る。 更に、前述した加熱手段を、エンドレスベルト状の
伝熱シートの内側で且つ前述した他方のガイドローラと
圧接ガイドローラとの間に配設する、という構成を採っ
ている。
回転方向に沿って前記現像ユニットの下流側に配設され
前記記録媒体用の予熱印加手段と、この予熱印加手段に
併設され前記記録媒体上現像トナーを定着する加熱手段
とにより構成されている。 又、予熱印加手段は、外部か
ら挿入される記録媒体の搬送路に沿って装備されたエン
ドレスベルト状の伝熱シートと、この伝熱シートを循環
移動可能に支持する一方と他方の二つのガイドローラ
と、この一方と他方の二つのガイドローラの間に装備さ
れ前述した伝熱シートおよび記録媒体の一定範囲を前述
した他方のガイドローラと共に感光ドラムの表面に圧接
する機能を備えた圧接ガイドローラとを含む構成とす
る。 更に、前述した加熱手段を、エンドレスベルト状の
伝熱シートの内側で且つ前述した他方のガイドローラと
圧接ガイドローラとの間に配設する、という構成を採っ
ている。
【００１２】請求項２記載の発明では、前述した請求項
１記載の電子写真記録装置において、前述した記録媒体
の搬送路の下流側に位置する他方のガイドローラを、記
録媒体冷却用のクーリングローラとする。また、前述し
た加熱手段を、感光ドラムに対向する面に加熱面を有す
ると共にその反対側が伝熱シートに当接する構造のヒー
トシンクと、このヒートシンク内に設けられたヒータと
を備えた構成とする、という手法を採っている。
１記載の電子写真記録装置において、前述した記録媒体
の搬送路の下流側に位置する他方のガイドローラを、記
録媒体冷却用のクーリングローラとする。また、前述し
た加熱手段を、感光ドラムに対向する面に加熱面を有す
ると共にその反対側が伝熱シートに当接する構造のヒー
トシンクと、このヒートシンク内に設けられたヒータと
を備えた構成とする、という手法を採っている。
【００１３】請求項３記載の発明では、前述した請求項
１又は２記載の電子写真記録装置において、加熱手段
は、前述した感光ドラム側の端面が、当該感光ドラムの
表面に沿った凹状に形成されている、という構成を採っ
ている。
１又は２記載の電子写真記録装置において、加熱手段
は、前述した感光ドラム側の端面が、当該感光ドラムの
表面に沿った凹状に形成されている、という構成を採っ
ている。
【００１４】
【作用】感光ドラムの表面の静電潜像が現像ユニットに
よって現像されると共に、転写・定着ユニットの予熱印
加手段によって予備加熱された記録媒体が感光ドラムの
表面に圧接される。この圧接と同時に可視像は加熱手段
による熱で溶融して記録媒体上に転写されると共に圧接
力で定着する。
よって現像されると共に、転写・定着ユニットの予熱印
加手段によって予備加熱された記録媒体が感光ドラムの
表面に圧接される。この圧接と同時に可視像は加熱手段
による熱で溶融して記録媒体上に転写されると共に圧接
力で定着する。
【００１５】転写・定着ユニットがクーリングローラを
有することから、記録媒体に溶融して定着した可視像は
クーリングローラで急速に熱を奪われ、記録媒体へ早期
に固着する。
有することから、記録媒体に溶融して定着した可視像は
クーリングローラで急速に熱を奪われ、記録媒体へ早期
に固着する。
【００１６】また、予熱印加手段の伝熱シートが記録媒
体を圧接する部位より手前であって加熱手段に接触する
ことから、当該接触によって加熱手段の熱が伝熱シート
に伝わり、予備加熱のための蓄熱化がなされる。
体を圧接する部位より手前であって加熱手段に接触する
ことから、当該接触によって加熱手段の熱が伝熱シート
に伝わり、予備加熱のための蓄熱化がなされる。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の一実施例（電子写真方式のプ
リンタへの適用例）を図１（要部断面図）、図２（要旨
部分拡大図）及び図３（温度推移グラフ）に基づいて説
明する。ここで、前述した従来例と同一部分は同一符号
で示し、重複説明を一部省略する。
リンタへの適用例）を図１（要部断面図）、図２（要旨
部分拡大図）及び図３（温度推移グラフ）に基づいて説
明する。ここで、前述した従来例と同一部分は同一符号
で示し、重複説明を一部省略する。
【００１８】図１に示すように、電子写真記録装置１の
感光ドラム２の周囲には、この感光ドラム２の表面に電
荷を一様に付与する帯電ユニット４と、感光ドラム２上
にレーザ光６を順次スポット照射して電荷の一部を消失
させて静電潜像を形成する光学系ユニットと、この静電
潜像に現像剤を付与して可視像を形成する現像ユニット
８と、転写と定着とをほぼ同時に行う転写・定着ユニッ
ト１０と、クリーニングユニット１２が、順次配置され
ている。図１中、符号１４，１６は排紙ローラを示し、
符号１５は記録媒体としての用紙を示す。
感光ドラム２の周囲には、この感光ドラム２の表面に電
荷を一様に付与する帯電ユニット４と、感光ドラム２上
にレーザ光６を順次スポット照射して電荷の一部を消失
させて静電潜像を形成する光学系ユニットと、この静電
潜像に現像剤を付与して可視像を形成する現像ユニット
８と、転写と定着とをほぼ同時に行う転写・定着ユニッ
ト１０と、クリーニングユニット１２が、順次配置され
ている。図１中、符号１４，１６は排紙ローラを示し、
符号１５は記録媒体としての用紙を示す。
【００１９】帯電ユニット４には、帯電用の電圧ＶＣ
（図示しない）が印加されている。感光ドラム２の帯電
後に、光学系ユニット（図示せず）からレーザ光６が選
択的に照射されて表面電荷が消失し、静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は現像ユニット８によってトナー像
１８（可視像）として現像される。
（図示しない）が印加されている。感光ドラム２の帯電
後に、光学系ユニット（図示せず）からレーザ光６が選
択的に照射されて表面電荷が消失し、静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は現像ユニット８によってトナー像
１８（可視像）として現像される。
【００２０】転写・定着ユニット１０は、用紙１５を予
め加熱する予熱印加手段２０と、この予熱印加手段２０
内で感光ドラム２の表面に対向配置された加熱手段２２
とから概略構成されている。
め加熱する予熱印加手段２０と、この予熱印加手段２０
内で感光ドラム２の表面に対向配置された加熱手段２２
とから概略構成されている。
【００２１】予熱印加手段２０は、感光ドラム２よりも
用紙１５の搬送経路上流側で用紙１５に密着すると共に
感光ドラム２の表面に用紙１５を圧接するエンドレスベ
ルト状の伝熱シート２４と、この伝熱シート２４を循環
移動可能に支持するガイドローラ群２６とから成ってい
る。ガイドローラ群２６は、大径のガイドローラ２６ａ
と、同じく大径で中空形状のクーリングローラ２６ｂ
と、このクーリングローラ２６ｂと共に伝熱シート２４
の一定範囲を感光ドラム２の表面に圧接する小径のガイ
ドローラ２６ｃとから構成されており、クーリングロー
ラ２６ｂは、加熱手段２２よりも用紙１５の搬送経路下
流側に設けられている。
用紙１５の搬送経路上流側で用紙１５に密着すると共に
感光ドラム２の表面に用紙１５を圧接するエンドレスベ
ルト状の伝熱シート２４と、この伝熱シート２４を循環
移動可能に支持するガイドローラ群２６とから成ってい
る。ガイドローラ群２６は、大径のガイドローラ２６ａ
と、同じく大径で中空形状のクーリングローラ２６ｂ
と、このクーリングローラ２６ｂと共に伝熱シート２４
の一定範囲を感光ドラム２の表面に圧接する小径のガイ
ドローラ２６ｃとから構成されており、クーリングロー
ラ２６ｂは、加熱手段２２よりも用紙１５の搬送経路下
流側に設けられている。
【００２２】加熱手段２２は、感光ドラム２の表面に沿
う凹状の加熱面を有すると共にその反対側には伝熱シー
ト２４との接触面を有する中空角形状のヒートシンク２
８と、このヒートシンク２８内に設けられたヒータ３０
とから構成されている。ヒートシンク２８の加熱面は上
述のように感光ドラム２の表面に沿う加熱面を有するの
で、用紙１５の圧接は、伝熱シート２４による積極的な
押圧に限らず、当該加熱面と感光ドラム２との間の隙間
を用紙１５と伝熱シート２４が重なり状態で通ることに
よっても発現する。
う凹状の加熱面を有すると共にその反対側には伝熱シー
ト２４との接触面を有する中空角形状のヒートシンク２
８と、このヒートシンク２８内に設けられたヒータ３０
とから構成されている。ヒートシンク２８の加熱面は上
述のように感光ドラム２の表面に沿う加熱面を有するの
で、用紙１５の圧接は、伝熱シート２４による積極的な
押圧に限らず、当該加熱面と感光ドラム２との間の隙間
を用紙１５と伝熱シート２４が重なり状態で通ることに
よっても発現する。
【００２３】図１中、符号３２ａ，３２ｂは用紙１５を
送るための搬送ローラを示し、符号３４は搬送プレート
を示す。そして、搬送ローラ３２ａ，３２ｂとガイドロ
ーラ２６ａ，２６ｃとによって伝熱シート２４と用紙１
５は圧接部位の手前において密着する。
送るための搬送ローラを示し、符号３４は搬送プレート
を示す。そして、搬送ローラ３２ａ，３２ｂとガイドロ
ーラ２６ａ，２６ｃとによって伝熱シート２４と用紙１
５は圧接部位の手前において密着する。
【００２４】次に、電子写真記録装置１による転写並び
に定着動作を説明する。
に定着動作を説明する。
【００２５】現像ユニット８によって形成されたトナー
像１８は、感光ドラム２の回転に伴って転写・定着ユニ
ット１０の圧接部位へ移動し、搬送されてきた用紙１５
に密着させられる。これに先立って用紙１５は、伝熱シ
ート２４に密着して搬送されてくる際に伝熱シート２４
の熱を受け取り、予備加熱された状態で圧接部位へ進入
する。用紙１５は圧接部位で加熱手段２２によって更に
加熱される。ヒータ３０の熱はヒートシンク２８と伝熱
シート２４を通して用紙１５に伝達されるので、これに
よりトナー像１８が加熱溶融する。
像１８は、感光ドラム２の回転に伴って転写・定着ユニ
ット１０の圧接部位へ移動し、搬送されてきた用紙１５
に密着させられる。これに先立って用紙１５は、伝熱シ
ート２４に密着して搬送されてくる際に伝熱シート２４
の熱を受け取り、予備加熱された状態で圧接部位へ進入
する。用紙１５は圧接部位で加熱手段２２によって更に
加熱される。ヒータ３０の熱はヒートシンク２８と伝熱
シート２４を通して用紙１５に伝達されるので、これに
よりトナー像１８が加熱溶融する。
【００２６】加熱溶融したトナー像１８は用紙１５に圧
接力で転写されると共に定着し、その後、搬送過程にお
ける冷却作用で用紙１５上に固着する。この例では、加
熱手段２２よりも用紙１５の搬送方向下流側にクーリン
グローラ２６ｂが設けられているので、トナー像１８は
クーリングローラ２６ｂで急速に冷却されて用紙１５上
に固着する。その後、用紙１５と共に排紙ローラ１４，
１６を通って排紙される。なお、クーリングローラ２６
ｂは中実でもよいが、外気が通り抜ける中空状とするこ
とにより冷却効率を高めることができる。
接力で転写されると共に定着し、その後、搬送過程にお
ける冷却作用で用紙１５上に固着する。この例では、加
熱手段２２よりも用紙１５の搬送方向下流側にクーリン
グローラ２６ｂが設けられているので、トナー像１８は
クーリングローラ２６ｂで急速に冷却されて用紙１５上
に固着する。その後、用紙１５と共に排紙ローラ１４，
１６を通って排紙される。なお、クーリングローラ２６
ｂは中実でもよいが、外気が通り抜ける中空状とするこ
とにより冷却効率を高めることができる。
【００２７】伝熱シート２４は圧接部位と反対側で加熱
手段２２に接触するので、この接触によって加熱手段２
２の熱が伝熱シート２４に伝わり、予備加熱の熱源とな
る。伝熱シート２４は圧接部位でも加熱手段２２に接触
するので、これによっても予備加熱のための熱量を保持
し得るが、圧接部位とは別の位置で加熱手段２２に接触
して熱を得ることによって、予備加熱のための熱量が確
実に得られる。又、このように伝熱シート２４を、用紙
１５を圧接する部位より手前であって且つ用紙１５に密
着する手前で加熱手段２２に接触するようにすれば、予
備加熱のための熱源を別途設ける必要がなく、構成の簡
易化を図れる利点がある。
手段２２に接触するので、この接触によって加熱手段２
２の熱が伝熱シート２４に伝わり、予備加熱の熱源とな
る。伝熱シート２４は圧接部位でも加熱手段２２に接触
するので、これによっても予備加熱のための熱量を保持
し得るが、圧接部位とは別の位置で加熱手段２２に接触
して熱を得ることによって、予備加熱のための熱量が確
実に得られる。又、このように伝熱シート２４を、用紙
１５を圧接する部位より手前であって且つ用紙１５に密
着する手前で加熱手段２２に接触するようにすれば、予
備加熱のための熱源を別途設ける必要がなく、構成の簡
易化を図れる利点がある。
【００２８】感光ドラム２上に残った残留トナーは、感
光ドラム２の回転に伴って、クリーニングユニット１２
へ移動し、ここでクリーニングブレード３８によって掻
き落とされる。そして再び、帯電工程へと移動する。
光ドラム２の回転に伴って、クリーニングユニット１２
へ移動し、ここでクリーニングブレード３８によって掻
き落とされる。そして再び、帯電工程へと移動する。
【００２９】次に、用紙１５の表面の温度変化を図２及
び図３を用いて説明する。
び図３を用いて説明する。
【００３０】図３の横軸は、図２に示す区間Ｂ〜Ｅを表
している。伝熱シート２４が区間Ａにおいて加熱され、
この熱によって、区間Ｂにおいて用紙１５が予備加熱さ
れる。次いで、区間Ｃに達した時に加熱手段２２の熱で
急激に加熱され、定着温度以上に用紙１５の表面温度が
上昇する。この時、感光ドラム２上のトナーが熱溶融
し、用紙１５へ浸透する。この後は区間Ｄで自然冷却後
更に区間Ｅでクーリングローラ２６ｂにより冷却され、
オフセットしない温度まで下げられた後に分離される。
している。伝熱シート２４が区間Ａにおいて加熱され、
この熱によって、区間Ｂにおいて用紙１５が予備加熱さ
れる。次いで、区間Ｃに達した時に加熱手段２２の熱で
急激に加熱され、定着温度以上に用紙１５の表面温度が
上昇する。この時、感光ドラム２上のトナーが熱溶融
し、用紙１５へ浸透する。この後は区間Ｄで自然冷却後
更に区間Ｅでクーリングローラ２６ｂにより冷却され、
オフセットしない温度まで下げられた後に分離される。
【００３１】尚、クーリングローラ２６ｂは必ずしも必
要ではなく、排紙ローラ１４，１６までの搬送過程での
空冷作用を利用することもできる。また、この場合、伝
熱シート２４を加熱手段２２の反対側で接触させなくて
も、伝熱シート２４は圧接部位での熱移動によって予備
加熱のための熱量を保持し得る。
要ではなく、排紙ローラ１４，１６までの搬送過程での
空冷作用を利用することもできる。また、この場合、伝
熱シート２４を加熱手段２２の反対側で接触させなくて
も、伝熱シート２４は圧接部位での熱移動によって予備
加熱のための熱量を保持し得る。
【００３２】更に、上記例では各構成要素を特定の形状
並びに特定の配置形態で示したが、これに限定される趣
旨ではなく、転写、定着をほぼ同時に行える範囲で適宜
に設定できる。
並びに特定の配置形態で示したが、これに限定される趣
旨ではなく、転写、定着をほぼ同時に行える範囲で適宜
に設定できる。
【００３３】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、転写と
定着がほぼ同時に行われるので、工程が離れていること
に起因する可視像の乱れを抑制でき、よって印字品質の
向上を図ることができる。
定着がほぼ同時に行われるので、工程が離れていること
に起因する可視像の乱れを抑制でき、よって印字品質の
向上を図ることができる。
【００３４】また、本発明では、定着ユニットを別途設
ける必要がないので、構成の簡易化および装置全体の小
型化を図り得るという従来にない優れた電子写真記録装
置を提供することができる。
ける必要がないので、構成の簡易化および装置全体の小
型化を図り得るという従来にない優れた電子写真記録装
置を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す一部省略した要部断面
図である。
図である。
【図２】図１内に開示した転写・定着ユニット部分の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図３】図１に開示した記録媒体の温度推移を示すグラ
フである。
フである。
【図４】従来例を示す要部断面図である。
２ 感光ドラム ４ 帯電ユニット ６ レーザ光 ８ 現像ユニット １０ 転写・定着ユニット １５ 用紙（記録媒体） １８ 可視像 ２０ 予熱印加手段 ２２ 加熱手段 ２４ 伝熱シート ２６ ガイドローラ群 ２６ｂ クーリングローラ ４０ トナー（現像剤）
Claims (3)
- 【請求項１】 円筒状の感光ドラムと、この感光ドラム
の表面に電荷を一様に付与する帯電ユニットと、帯電し
た感光ドラムにレーザ光等をスポット照射して電荷の一
部を消失させ静電潜像を形成する光学系ユニットと、前
記感光ドラム上の静電潜像に現像剤を付与して可視像を
形成する現像ユニットと、前記感光ドラムの回転方向に
沿って前記現像ユニットの下流側に配設され外部から所
定の搬送路に沿って送り込まれる記録媒体上に感光ドラ
ム上の現像トナーを転写し定着する転写・定着ユニット
とを備えた電子写真記録装置において、 前記転写・定着ユニットを、前記感光ドラムの回転方向
に沿って前記現像ユニットの下流側に配設され前記記録
媒体用の予熱印加手段と、この予熱印加手段に併設され
前記記録媒体上現像トナーを定着する加熱手段とにより
構成し、 前記予熱印加手段を、外部から挿入される記録媒体の搬
送路に沿って装備されたエンドレスベルト状の伝熱シー
トと、この伝熱シートを循環移動可能に支持する一方と
他方の二つのガイドローラと、この一方と他方の二つの
ガイドローラの間に装備され前記伝熱シートおよび記録
媒体の一定範囲を前記他方のガイドローラと共に前記感
光ドラムの表面に圧接する機能を備えた圧接ガイドロー
ラとを含む構成とすると共に、 前記加熱手段を、前記エンドレスベルト状の伝熱シート
の内側で且つ前記他方のガイドローラと圧接ガイドロー
ラとの間に配設したことを特 徴とする電子写真記録装
置。 - 【請求項２】 前記記録媒体の搬送路の下流側に位置
する前記他方のガイドローラを、前記記録媒体冷却用の
クーリングローラとすると共に、 前記加熱手段を、前記感光ドラムに対向する面に加熱面
を有 し且つその反対側が前記伝熱シートに当接する構造
のヒートシンクと、このヒートシンク内に設けられたヒ
ータとを備えた構成としたことを特徴とする請求項１記
載の電子写真記録装置。 - 【請求項３】 前記加熱手段は、その前記感光ドラム側
の端面が、当 該感光ドラムの表面に沿った凹状に形成さ
れていることを特徴とした請求項１又は２記載の電子写
真記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7104373A JP2748888B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 電子写真記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7104373A JP2748888B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 電子写真記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08297421A JPH08297421A (ja) | 1996-11-12 |
| JP2748888B2 true JP2748888B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=14378994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7104373A Expired - Fee Related JP2748888B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 電子写真記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2748888B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5531468B2 (ja) * | 1972-02-29 | 1980-08-18 | ||
| JPH05249798A (ja) * | 1992-03-05 | 1993-09-28 | Seiko Epson Corp | 画像形成方法及び装置 |
| JPH05341660A (ja) * | 1992-06-05 | 1993-12-24 | Seiko Epson Corp | 画像形成方法及び画像形成装置 |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP7104373A patent/JP2748888B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08297421A (ja) | 1996-11-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2650863B2 (ja) | トナー画像定着方法及び加熱加圧フューザ | |
| US5434029A (en) | Curl prevention method for high TMA color copiers | |
| US5629761A (en) | Toner print system with heated intermediate transfer member | |
| US5233397A (en) | Thermal transfer apparatus | |
| JPH0511566A (ja) | 画像形成方法及び装置 | |
| US5483331A (en) | Textured contact rollers and the method of using them for improving electrical contact with a fuser belt fusing | |
| JP4517864B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| US5410394A (en) | Three roller design eliminates free span belt heating of integral heating fusing belt | |
| JP2001142320A (ja) | 単一経路マルチカラープリンタおよび印刷方法 | |
| JPH0944020A (ja) | 定着器及び定着器構造体を構成する方法 | |
| JP2748888B2 (ja) | 電子写真記録装置 | |
| US5832352A (en) | Method and apparatus for increasing the mechanical strength of intermediate images for liquid development image conditioning | |
| JP3542408B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP3720447B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP4576860B2 (ja) | 記録材除湿装置 | |
| JP3552469B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP3192218B2 (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
| JPH04372972A (ja) | 電子写真装置 | |
| JP2001209266A (ja) | 定着装置 | |
| JPS6375774A (ja) | 熱転写定着方式 | |
| JPH11119561A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH11327405A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH11119578A (ja) | 像定着装置及び画像形成装置 | |
| JP2004205673A (ja) | 定着装置 | |
| JP2005242085A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980120 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |