JP2748472B2 - フレーム化回路 - Google Patents

フレーム化回路

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JP2748472B2
JP2748472B2 JP32465288A JP32465288A JP2748472B2 JP 2748472 B2 JP2748472 B2 JP 2748472B2 JP 32465288 A JP32465288 A JP 32465288A JP 32465288 A JP32465288 A JP 32465288A JP 2748472 B2 JP2748472 B2 JP 2748472B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ディジタル画像信号のデータ量を圧縮し
て回転ヘッドにより磁気テープに記録するディジタルVT
Rに適用できるフレーム化回路に関する。
〔発明の概要〕
この発明では、ディジタル画像信号を画像ブロックに
分解し、画像ブロック毎に動きに応じた駒落とし処理と
画像ブロック内に含まれる複数画素により規定される変
化量に応じた可変長符号化処理とディジタル画像信号の
所定期間に発生するデータ量が所定値を超えないよう
に、画素コードのビット長をしきい値で制御するバッフ
ァリング処理とを行う符号化回路からの信号が供給さ
れ、シンクブロックが連続する出力信号を発生するフレ
ーム化回路において、 画像ブロックの動き検出フラグと、画像ブロック内に
含まれる複数画素により規定される変化量に応じた情報
と、発生データ量の制御のために、所定期間毎に定まる
制御用データとがシンクブロック内の所定の位置に挿入
されることにより、これらの重要データがエラーから強
力に保護され、画像を良好に復元することができる。
〔従来の技術〕
本願出願人は、特願昭59−266407号明細書に記載され
ているような、2次元ブロック内に含まれる複数画素の
最大値及び最小値により規定されるダイナミックレンジ
を求め、このダイナミックレンジに適応した符号化を行
う高能率符号化装置を提案している。また、特願昭60−
232789号明細書に記載されているように、複数フレーム
に夫々含まれる領域の画素から形成された3次元ブロッ
クに関してダイナミックレンジに適応した符号化を行う
高能率符号化装置が提案されている。更に、特願昭60−
268817号明細書に記載されているように、量子化を行っ
た時に生じる最大歪みが一定となるように、ダイナミッ
クレンジに応じてビット数が変化する可変長符号化方法
が提案されている。
上述のダイナミックレンジに適応した高能率符号(AD
RCと称する)は、伝送すべきデータ量を大幅に圧縮でき
るので、ディジタルVTRに適用して好適である。特に、
可変長ADRCは、圧縮率を高くすることができる。しか
し、可変長ADRCは、伝送データの量が画像の内容によっ
て変動するために、所定量のデータを1トラックとして
記録するディジタルVTRのような固定レートの伝送路を
使用する時には、バッファリングの処理が必要である。
本願出願人は、例えば特願昭61−257586号明細書に記
載されているように、ダイナミックレンジの度数分布を
求め、この度数分布を積算形の分布に変換し、符号化の
しきい値を積算形の度数分布に適用して発生情報量を求
め、発生情報量が伝送レートを超えないようなしきい値
を決定するバッファリング装置を提案している。
可変長ADRCの画素コードのビット長が(0〜4)の場
合のバッファリングについて説明する。符号化のための
しきい値をT1〜T4(但し、T1>T2>T3>T4)とすると、
(最大値〜T1)の範囲のダイナミックレンジDRの画像ブ
ロックに関しては、ビット長が4とされ、(T1−1〜T
2)の範囲のダイナミックレンジDRの画像ブロックに関
しては、ビット長が3とされ、(T2−1〜T3)の範囲の
ダイナミックレンジDRの画像ブロックに関しては、ビッ
ト長が2とされ、(T3−1〜T4)の範囲のダイナミック
レンジDRの画像ブロックに関しては、ビット長が1とさ
れ、(T4−1〜最小値)のダイナミックレンジDRの画像
ブロックに関しては、ビット長が0(画素コードが伝送
されない)とされる。これらのしきい値T1〜T4の組合せ
は、予め複数個例えば第1番目から第32番目までの32個
用意されている。第1番目のしきい値の組が適用された
場合には、発生情報量が最大となり、第32番目のしきい
値の組が適用された場合には、発生情報量が最小とな
り、第1番目のしきい値の組から順に発生情報量が単調
減少するように、しきい値の組が設定されている。各し
きい値の組は、5ビットのしきい値コードで区別され
る。
入力ビデオデータの2フレーム期間に含まれる多数の
画像ブロックのダイナミックレンジDRの発生度数の分布
表が形成される。この処理は、メモリ(RAM)のアドレ
スをダイナミックレンジDRとして、各アドレス書き込む
データを+1ずつしておけば良い。度数分布表がメモリ
の各アドレスの度数を積算することにより、積算型に変
換される。積算型の度数分布表に対して、上述のしきい
値の組が適用されることで、発生情報量を求めることが
できる。2フレーム期間の発生情報量が伝送路の容量を
超えないように、しきい値の組が決定される。このしき
い値の組を使用して、ADRCの符号化がなされる。
また、3次元ブロックのADRCと駒落とし処理とを組み
合わせて情報量の一層の圧縮を図る方式が本願出願人に
より提案されている(特願昭61−153330号明細書参
照)。この方式は、3次元ブロックが静止ブロックの場
合に、3次元ブロックを構成する複数の領域の対応する
位置の画素同士の平均値を形成し、この平均値を伝送す
ることで、画像ブロックの画素データを1/2に圧縮する
ものである。駒落とし処理がされているかどうかを示す
動き検出フラグMDTが受信(再生)側に伝送される。
3次元ADRCと駒落とし処理とを組み合わせた高能率符
号化方式の場合でも、バッファリングを処理がなされ
る。この種のバッファリングの方式として、本願出願人
は、特願昭62−133924号明細書、特願昭62−133925号明
細書、特願昭63−183781号明細書等に記載されている方
式を提案している。つまり、上述のダイナミックレンジ
DRのレベル方向のしきい値とブロックを駒落としするか
どうかのしきい値との両者を制御することにより、伝送
情報量の制御がなされる。この駒落としするかどうかの
しきい値は、動きしきい値と称される。
上述のように、ADRCとバッファリングとの組合せで発
生した出力信号は、記録される時に、フレーム化回路に
より、シンクブロックが連続する記録信号の形態に変換
される。また、再生された信号は、フレーム分解回路を
介してADRCのデコーダに供給される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のバッファリング処理及び駒落とし処理を有する
可変長のADRCの符号化出力信号を伝送データに変換する
方式の一つとして、例えば4個の画像ブロック毎に発生
する符号化出力信号をシンクブロック内に先頭から順に
詰めるものが考えられる。つまり、シンクブロック内
に、4個の画像ブロックの動き検出フラグMDT(計1バ
イト)を位置させ、次に各画像ブロックのダイナミック
レンジDR、最小値MIN及び画素コード(ビットプレーン
と称する)が順番に位置する配列とされる。
この発生情報量を制御するしきい値コードTHRが正し
く再生されているとしても、あるシンクブロックのMDT
或いはDRにエラーが発生すると、その画像ブロック以降
の画像ブロックのビットプレーンのビット長が不明とな
り、そのシンクブロックの最後まで、エラーが伝播す
る。このエラーとなるデータには、DR、最小値MIN、MDT
のような重要語が含まれる。
従って、この発明の目的は、重要語に伝播エラーが発
生することが防止できるフレーム化回路を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明では、ディジタル画像信号を画像ブロックに
分解し、画像ブロック毎に動きに応じた駒落とし処理と
画像ブロックのダイナミックレンジに応じた可変長符号
化処理とディジタル画像信号の所定期間に発生するデー
タ量が所定値を超えないように、画素コードのビット長
をしきい値で制御するバッファリング処理とを行う符号
化回路からの信号が供給され、シンクブロックが連続す
る出力信号を発生するフレーム化回路において、 画像ブロックの動き検出フラグと、ダイナミックレン
ジ情報と、発生データ量の制御のために、所定期間毎に
定まる制御用データとがシンクブロック内の所定の位置
に挿入される。
〔作用〕
バッファリング処理と駒落とし処理と可変長のADRC符
号化とを行うエンコーダの出力信号がシンクブロックの
連続するデータ系列に変換される。シンクブロック内の
所定の位置に動き検出フラグMDT、ダイナミックレンジD
R、最小値MINが挿入される。フレーム分解回路では、各
シンクブロックに挿入されているMDT、DR、MINを分離す
ることができる。これらのデータは、シンクブロック内
の決められたスロットに挿入されているので、伝播エラ
ーが発生することが防止される。また、重要語の位置が
決められているので、重要語に対する特別のエラー訂正
符号の符号化を行うことが容易である。更に、重要語に
エラーが発生し難いので、画素コードにエラーが発生し
ている画像ブロックのエラー修整を重要語を使用して行
うことが可能となる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。この説明は、下記の順序に従ってなされる。
a.記録回路及び再生回路 b.フレーム化回路 c.変形例 a.記録回路及び再生回路 第1図は、この発明が適用できるディジタルVTRの記
録回路及び再生回路の構成を示し、第1図において、1
で示す入力端子に3原色信号の赤(R),緑(G)及び
青(B)の信号が供給される。2で示すA/D変換器によ
り、3原色信号がディジタル信号に変換される。3で示
すディジタルマトリックス回路により、輝度信号(Y)
及び色差信号(U,V)が形成される。この輝度信号及び
色差信号は、(Y:U:V)が、(4:4:4)のサンプリング周
波数を有している。
(4:4:4)のディジタルコンポーネント信号は、情報
量が多いので、レート変換回路4により、(3:1:0)の
サンプリングレートで且つ時分割多重信号に変換され
る。即ち、輝度信号のサンプリング周波数が(3/4)と
され、色差信号のサンプリング周波数が(1/4)とされ
ると共に、色差信号のU及びVがライン順次の信号とさ
れる。レート変換回路4の出力信号がブロック化回路5
に供給され、テレビジョン走査の順序の信号が画像ブロ
ックの順序の信号に変換される。
この実施例では、第2図に示すように、連続する2フ
レームの画面で同一の位置を占める(4ライン×4画
素)の2個の領域A11及びA12が1画像ブロックを構成
し、1画像ブロックには、32個の画素が含まれる。ま
た、ブロック化回路5では、入力信号中のブランキング
期間が取り除かれると共に、有効データが連続するもの
とされ、データの系列中にデータ欠如期間が形成され
る。1ライン中に858サンプル含まれ、その内の有効デ
ータが720サンプルであり、1フレームのライン数が525
ラインであり、その内の有効ライン数が488であるの
で、2フレーム期間のデータ数及び有効データ数は、下
記のようになる。
有効データ数:720×488×2=702,720 2フレーム期間のデータ数:858×525×2=900,720 ブロック化回路5は、4フレームメモリにより構成さ
れ、2フレーム期間の有効データのみが2フレームメモ
リに書き込まれると共に、他の2フレームメモリから画
像ブロックの順序に変換された有効データが読み出され
る。2フレームメモリの読み出しアドレスを画像ブロッ
クの順序とすることにより、走査線の順序をブロックの
順序に変換することができる。従って、ブロック化回路
5の出力信号9には、次式のように、231H(H:水平周
期)のデータ欠如期間が含まれる。
(900,900−702,720)÷858≒231H ブロック化回路5の出力信号がADRCエンコーダ6に供
給される。ADRCエンコーダ6では、画像ブロック毎の最
大値MAX、最小値MIN、両者の差であるダイナミックレン
ジDRが検出され、ダイナミックレンジDRに適応して可変
長の符号化がなされ、また、駒落とし処理がなされる。
例えば4個のしきい値T1,T2,T3,T4(T4<T3<T2<T1)
が設定される。画像ブロックのダイナミックレンジDRが
(0≦DR<T4)の場合には、割り当てビット数が0とさ
れ、画像ブロックの最大値MAX及び最小値MINのみが伝送
される。(T4≦DR<T3)の時には、割り当てビット数が
1ビットとされる。(T3≦DR<T2)の時には、割り当て
ビット数が2ビットとされる。(T2≦DR<T1)の時に
は、割り当てビット数が3ビットとされる。(T1≦DR<
255)の時には、割り当てビット数が4ビットとされ
る。これらの4個のしきい値の組を指定するためのコー
ドとしては、輝度信号用のしきい値コードYTHRと色信号
用のしきい値コードCTHRとがある。
このように、0〜4ビットの可変長ADRCの符号化を行
う場合に、2フレーム期間の情報量が所定値を超えない
ように、バッファリングの処理がされる。バッファリン
グは、2フレーム期間のダイナミックレンジDRの発生度
数を求め、このダイナミックレンジDRの発生度数の分布
から最適なしきい値T1〜T4を決定し、更に、次の処理に
備えるためにダイナミックレンジDRの度数が格納されて
いるメモリをクリアする一連の処理からなる。このバッ
ファリングにより決定されたしきい値を使用して、可変
長ADRCの符号化が実行される。
ブロック化回路5の出力信号は、画像ブロックの順序
に変換された2フレームの有効データからなり、ADRCエ
ンコーダ6では、データ有効期間に、ダイナミックレン
ジDRの度数を収集し、上述のデータ欠如区間において、
積算形の度数分布表の作成、しきい値の決定及びメモリ
のクリアの処理を行う。次に、しきい値により、可変長
のADRC符号化を行う。
また、ADRCエンコーダ6では、静止画ブロックの場合
に、1ブロックを構成する二つの領域A11及びA12の平均
値を形成し、この平均値を二つの領域に代えて符号化す
る駒落とし処理がなされる。駒落とし処理により、静止
画ブロックの場合に画像データの情報量が1/2に圧縮さ
れる。静止画ブロックか動画ブロックかを示す動き検出
フラグMDTが形成される。
ADRCエンコーダ6の出力信号は、各画素と対応するコ
ード信号(ビットプレーンBPLと称する)と付加的デー
タとからなる。付加的データには、画像ブロック毎の動
き検出フラグMDT、ダイナミックレンジDR,最小値MIN,輝
度信号及び色差信号の夫々のしきい値YTHR,CTHR、画像
ブロック番号、2フレーム識別信号DBFR等が含まれる。
1ブロックの画素数は、静止画の場合に16、動画の場合
に32である。従って、ビットプレーンBPLのデータ量
は、ビット長に応じて第3図に示すように、最小で0バ
イト、最大で16バイトとなる。
ADRCエンコーダ6の出力信号がフレーム化回路7に供
給され、フレーム構成のデータに変換される。フレーム
化回路7の出力信号がエラー訂正符号のパリティ発生回
路8に供給され、例えば積符号の構成のエラー訂正符号
の符号化がなされる。パリティ発生回路8の出力信号が
ディジタル変調回路9に供給され、ディジタル変調の処
理を受ける。ディジタル変調回路9の出力信号が並列→
直列変換回路10に供給され、並列→直列変換回路10の出
力に直列データの記録信号が得られる。
この記録信号は、磁気テープに回転ヘッドが接して、
記録及び再生を行うテープトランスポート11に供給さ
れ、テープ上に記録される。また、テープから再生され
た再生信号が再生アンプ等を介して直列→並列変換回路
12に供給されることによって並列の信号とされてディジ
タル復調回路13に供給され、ディジタル復調の処理がさ
れる。ディジタル復調回路13の出力信号がTBC(時間軸
補正装置)14に供給される。TBC14の出力信号がエラー
訂正回路15に供給され、エラー訂正符号により、エラー
が訂正される。エラー訂正回路15からは、訂正後のデー
タ及びエラーの有無を示すエラーフラグが発生する。
エラー訂正回路15の出力信号が後述するフレーム分解
回路16に供給される。フレーム分解回路16により、ビッ
トプレーン、付加的データ及びエラーフラグが分離さ
れ、このフレーム分解回路16の出力信号がADRCデコーダ
17に供給される。ADRCデコーダ17では、付加的データを
使用してビットプレーンの復号がされ、各画素と対応す
る8ビットの復元データが得られる。ADRCデコーダ17の
出力信号がブロック分解回路18に供給される。
ブロック分解回路18は、画像ブロックの順序の各画素
のデータをテレビジョン信号の走査順序の信号に変換す
る。ブロック分解回路18からは、各画素と対応して8ビ
ットのコード信号である画素データと、各画素のエラー
の有無を示すエラーフラグと、動き検出コードとが発生
する。動き検出コードは、静止画ブロックか動画ブロッ
クかを示す信号であり、付加的データから分離されたも
のである。静止画ブロックの場合には、ADRCエンコーダ
6において、1ブロックを構成する2個の領域A11及びA
12に代えて両者の平均値が符号される駒落とし圧縮がさ
れている。
ブロック分解回路18の出力信号がスムージング回路19
に供給される。スムージング回路19では、駒落とし圧縮
されている静止画ブロックに関して、補間がされ、1個
の領域が2個の領域のデータとして使用される。これと
共に、静止画ブロックが連続した時に、ブロック間の画
像の繋がりが不自然になることを防止する平滑化の処理
がなされる。スムージング回路19の出力には、画素デー
タ及びエラーフラグが発生し、これらの出力信号がエラ
ー修整回路20に供給される。エラー修整回路20では、エ
ラーデータが時間的及び空間的に相関を持つ他の正しい
データにより補間される。
エラー修整回路20の出力信号がレート変換回路21に供
給される。レート変換回路21により、(3:1:0)の時分
割多重信号が(4:4:4)のコンポーネント信号に変換さ
れる。レート変換回路21の出力信号(輝度信号Y,色差信
号U,V)がディジタルマトリックス回路22に供給され、
3原色信号(R,G,B)に変換される。D/A変換器23によ
り、3原色信号がアナログの3原色信号に変換され、出
力端子24に取り出される。
b.フレーム化回路 フレーム化回路7は、複数のメモリブロックから構成
され、各メモリブロックは、二つのメモリからなる所謂
ダブルバンクの構成とされている。各メモリブロックに
は、ADRCエンコーダ6の出力信号が別個に書き込まれ、
また、各メモリブロックから制御されたタイムスロット
でデータが読み出されることにより、バイトデータ系列
がフレーム化回路7から出力される。
フレーム化回路7にADRCエンコーダ6から供給される
入力信号について、最初に説明する。これらの入力信号
は、第4図に示すタイミング信号と同期して供給され
る。第4図において、FRIDは、フレーム周期で反転する
フレームIDであり、DBFRは、2フレーム周期で反転する
2フレームIDであり、DTENは、データの有効期間を示す
データイネーブル信号であり、BLKPは、ブロック周期の
ブロックパルスである。2フレームIDは、高速再生時に
は、破線で示す波形となる。フレーム化回路7の各メモ
リブロックの一方のメモリバンクは、2フレーム期間に
書き込み動作を行い、次の2フレーム期間で読み出し動
作を行う。他方のメモリバンクは、一方のメモリバンク
と逆の位相で書き込み動作及び読み出し動作を行う。
YTHR及びCTHR:これらのしきい値コードは、共にADRCエ
ンコーダ6のバッファリングの結果、2フレーム毎に1
個の値が定まる5ビットのコードである。しかし、ADRC
エンコーダ6から出力される時には、各々の画像ブロッ
クに付いている。なお、輝度信号Yの画像ブロックに
は、YTHR、色信号Cの画像ブロックには、CTHRが付いて
いる。
フレーム化回路では、これらのしきい値コードYTHR及
びCTHRを単にデータとして扱うが、ブロック分解回路で
は、各画像ブロックのBTL(ビット長データ)を復元す
るために、これらのしきい値コードとダイナミックレン
ジDRとが使用される。その理由は、BTLがフレーム化回
路からフレーム分解回路に伝送されないことによる。
また、ノーマル再生時には、2フレームに付き定まっ
た1個づつのYTHR及びCTHRが2フレーム内の全ての画像
ブロックのBTLを出すために使われるので、YTHR及びCTH
Rは、非常に重要なコードである。
YCID:画像ブロックがY信号のブロックか、C信号のブ
ロックかを示す1ビットのフラグである。
MDT:画像ブロックが駒落としされているかどうかを示す
2ビットの動き検出フラグである。MDTが(00)の時に
は、静止ブロックであって、駒落としされていることを
意味し、これが(11)の時には、動きブロックであっ
て、駒落としされていないことを意味する。サブサンプ
リングを併用している場合には、補間フィルタの選択信
号としても使用される。フレーム化回路及びフレーム分
解回路は、共に、このフラグをデータとして扱うだけで
なく、コントロール系回路の入力信号としても使用す
る。具体的には、各画像ブロックの有効BPLのバイト数
を求める時に使う。
DR:画像ブロック内の振幅を表す8ビットのダイナミッ
クレンジのデータである。フレーム化回路では、DRを単
にデータとして扱うだけであるが、フレーム分解回路で
は、各画像ブロックのビット長を出すために、YTHRとCT
HRと組み合わせて使う。
MIN:画像ブロック内の振幅の最小値を示す8ビットのデ
ータである。
BPL3〜BPL0:ビットプレーンを示し、各画素の符号化コ
ード信号である。有効、無効の区別なく、4ビット並列
に入力される。有効なBPLは、MDT及びBTLにより定ま
る。第5図及び第6図において、斜線を付した部分は、
有効なBPLを示すもので、第5図は、駒落とし処理がさ
れた画像ブロックのBPLを示し、第6図は、駒落とし処
理がされない画像ブロックのBPLを示す。
第5図A及び第6図Aに示すように、(BTL=0)の
場合には、有効ビットが全く無い。画像ブロックの(4
×4×2=32画素)の各画素が4ビットの符号化コード
を有し、BPL3が符号化コードの最上位ビット(MSB)の
集合であり、BPL2が符号化コードの第2番目のビットの
集合であり、BPL1が符号化コードの第3番目のビットの
集合であり、BPL0が符号化コードの第4番目のビット、
即ち、最下位ビット(LSB)の集合である。駒落としさ
れた画像ブロックは、16画素で構成されている。
(BTL=1)の場合には、第5図B及び第6図Bに夫
々示すように、有効データが夫々16ビット及び32ビット
である。(BTL=2)の場合には、第5図C及び第6図
Cに夫々示すように、有効データが夫々32ビット及び64
ビットである。(BTL=3)の場合には、第5図B及び
第6図Bに夫々示すように、有効データが夫々48ビット
及び96ビットである。(BTL=4)の場合には、第5図
D及び第6図Dに夫々示すように、有効データが夫々64
ビット及び128ビットである。
BTL:1画素当りの有効ビット数を示すビット長データで
ある。画像ブロックのダイナミックレンジDRとしきい値
コードTHRから画像ブロック毎に定まる。0から3迄の
値をとる。
BKAD:画像ブロックのシリアル番号を示すフレーム化回
路は、後段で、オーバーヘッドが容易に付けられるよう
に、オーバーヘッド領域を空けてシンクブロックが連続
するデータバイト列DTを出力する。データバイト列DT
は、画像有効符号(MDT,DR,MIN,有効BPL)だけでなく、
1シンクブロックにつき1個だけ付加されるYTHR、CTH
R、DBFR、BPIDがある。これらの付加的符号は、フレー
ム分解回路の動作のための補助的手段として重要であ
る。更に、タイミングコントロール信号として、FRID,S
YNP(シンクパルス)が出力される。SYNPは、回路内で
のシンクブロックの同期信号である。出力側のFRIDは、
SYNPと同期している。
第7図を参照して符号の配列について説明する。第7
図Aに示すタイミング信号FRIDで規定される2フレーム
周期には、第7図Bに示すように、8個のセグメントが
含まれる。1セグメントには、シンクパルスSYNP(第7
図C)と同期した(184+12=196)個のシンクブロック
が含まれる。184個のシンクブロックが画像符号領域及
び付加符号領域のある有効シンクブロックであり、後ろ
の12個のシンクブロックがエラー訂正符号のパリティが
含まれる無効シンクブロックである。1シンクブロック
の長さが156バイトとされ、1シンクブロック内に、16
個の画像ブロックのデータが挿入される。
タイミング信号FRIDの1周期内の第1番目から第7番
目のセグメントは、夫々第7図Dに示すデータ構成を有
し、第7番目のセグメントは、第7図Eに示すデータ構
成を有する。シンクブロックは、そのデータ配列によ
り、Aタイプ、B1タイプ、B2タイプの3種類に区別され
る。B1タイプが主要なものである。第1番目から第7番
目のセグメントの(4×46=184)個の有効シンクブロ
ックは、最初と最後に夫々位置する5個のAタイプのシ
ンクブロックと、中間に配された174個のB1タイプのシ
ンクブロックとからなる。PT0は、水平方向に整列する
データに関してのエラー訂正符号のパリティであり、PT
2は、垂直方向に整列するデータに関してのパリティで
ある。第8番目のセグメントの有効シンクブロックは、
最初と最後に夫々位置するAタイプのシンクブロック
と、中間に配されたB1タイプ及びB2タイプのシンクブロ
ックとからなる。
第7図Fは、B1タイプのシンクブロックのデータ構成
を示し、第7図Hは、B2タイプのシンクブロックのデー
タ構成を示し、第7図Iは、Aタイプのシンクブロック
のデータ構成を示す。シンクブロックは、その先頭にシ
ンクパターン(SYNC)とIDとを有する。IDは、2フレー
ム期間に含まれる(8×196=1568)個のシンクブロッ
クに対して付された一連の番号(シンクブロック番号)
である。また、IDの後のシンクブロックの先頭の部分が
第7図Gに拡大して示されている。
シンクブロックの符号配列の原則について説明する。
シンクブロックの中で、エラー訂正符号のパリティが付
加されるオーバーヘッド部分を除いた部分は、画像符号
領域と付加符号領域とに分けられる。画像符号領域に
は、MDT,DR,MIN,BPLが含まれ、付加符号領域には、DBF
R,YTHR,CTHR,BPIDが含まれる。付加符号領域は、タイプ
の違いと無関係にシンクブロックの先頭付近に位置し、
第7図Gに示す構成を有している。
ADRCエンコーダの出力の中で、MDT,DR,MINは、重要語
として、画像符号領域の中の所定の位置に配置されてい
る。第7図F及び第7図Gに示すように、4個の画像ブ
ロックのMDT(計1バイト)の後に、4個の画像ブロッ
クの夫々のDR、MINが位置している。これらのMDT,DR,MI
Nは、3バイト間隔で位置している。一つの有効シンク
ブロック内には、計16個の画像ブロックのMDT,DR,MINが
含まれている。他の重要語としては、付加符号であるYT
HR,CTHR,BPIDがある。これらの重要語に対しては、特別
にパリティが付加され、エラーの影響が軽減されてい
る。PT1が重要語に対するエラー訂正符号のパリティで
ある。
画像符号領域の中で、重要語により占められた部分を
除く他の部分には、ビットプレーンBPLが位置する。
重要語で埋められていない画像符号領域に、有効なBP
Lが2フレームの全体にわたって、順に詰められてい
る。
第7図Gにおいて、BPIDは、そのシンクブロックの最
初のBPLのID信号である。15ビットのBPID1は、このBPL
の属する2フレーム内の画像ブロックの番号を示し、BP
ID2は、画像ブロック内での各バイトに付された番号
(サブブロック番号)を示す。付加符号領域の最初の1
バイトがBA1とされ、以下、第2番目、第3番目、第4
番目の夫々のバイトがBA2、BA3、BA4とされている。こ
の付加符号領域のデータ構成は、Aタイプ、B1タイプ、
B2タイプの間で同一である。Aタイプの有効シンクブロ
ックには、第7図Iに示すように、MDT,DR,MINが含まれ
ず、B1タイプのシンクブロックには、第7図Fに示すよ
うに、MDT,DR,MINが含まれる。この2種類の有効シンク
ブロックの個数を調整して、有効な符号が入らない無駄
なMDT,DR,MINのスロットが減らされている。更に、MDT,
DR,MINのスロットを部分的に有するB2タイプ(第7図H
に示される)の有効シンクブロックも入れて、無駄なMD
T,DR,MINを完全になくすことは、容易である。
フレーム化回路7には、動き検出フラグMDT、ダイナ
ミックレンジDR、最小値MIN、ビット長コードBTL、ビッ
トプレーンBPL、ブロック番号を示す識別コードBPID及
び2フレーム期間毎に反転するフレームDBFRの夫々に専
用のメモリブロックが設けられている。また、しきい値
コードTHRが供給されるレジスタが設けられている。こ
れらのメモリブロックに対して、ADRCエンコーダ6から
の上述の符号が書き込まれ、また、第7図に示されるよ
うに、所定のタイムスロットで各符号が位置するよう
に、メモリブロックから各符号が読み出される。
c.変形例 上述の実施例では、フレーム分解回路での画素コード
の伝播エラーをリフレッシュするために、シンクブロッ
ク内の最初の画像ブロックの番号を識別コードBPIDとし
て挿入している。しかしながら、2フレーム期間に発生
した画素コードBPLをフレーム化回路のメモリに書き込
む時のアドレスを連続したものとし、BPIDを挿入しなく
ても良い。
また、ダイナミックレンジの情報として、ダイナミッ
クレンジDR及び最小値MINを伝送しているが、ダイナミ
ックレンジDR、最小値MIN及び最大値MAXの中の任意の二
つを伝送すれば良い。
更に、画像ブロックが静止ブロックか動きブロックか
を区別するためのしきい値を可変することで発生情報量
を制御する処理と上述のしきい値THRによる制御と併用
するバッファリング方式に対してもこの発明は、適用で
きる。
〔発明の効果〕
この発明に依れば、動き検出フラグMDT、ダイナミッ
クレンジDR、最小値MINが各シンクブロックの所定の位
置(タイムスロット)に挿入されているので、再生側
で、これらの重要語に伝播エラーが発生することが防止
できる。また、重要語のエラーに対する保護を強化する
ために、これらの重要語に専用のパリティを付加するこ
とが容易である。更に、重要語に伝播エラーが発生しな
いので、重要語を使用して、画素コードがエラーである
画像ブロックのエラー修整を行うことが可能となる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用できる記録再生回路の一例のブ
ロック図、第2図及び第3図は画像ブロック及びビット
プレーンの説明に用いる略線図、第4図はフレーム化回
路に供給されるタイミング信号の波形図、第5図及び第
6図はビットプレーンを詳細に示す略線図、第7図はフ
レーム化回路の出力信号の説明に用いる略線図である。 図面における主要な符号の説明 6:ADRCエンコーダ、 7:フレーム化回路、 17:ADRCデコーダ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル画像信号を画像ブロックに分解
    し、上記画像ブロック毎に動きに応じた駒落とし処理と
    上記画像ブロック内に含まれる複数画素により規定され
    る変化量に応じた可変長符号化処理と上記ディジタル画
    像信号の所定期間に発生するデータ量が所定値を超えな
    いように、画素コードのビット長をしきい値で制御する
    バッファリング処理とを行う符号化回路からの信号が供
    給され、シンクブロックが連続する出力信号を発生する
    フレーム化回路において、 上記画像ブロックの動き検出フラグと、上記変化量情報
    と、上記発生データ量の制御のために、上記所定期間毎
    に定まる制御用データとが上記シンクブロック内の所定
    の位置に挿入されるようにしたことを特徴とするフレー
    ム化回路。
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