JP2744413B2 - 電磁音響変換器 - Google Patents

電磁音響変換器

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JP2744413B2
JP2744413B2 JP6264514A JP26451494A JP2744413B2 JP 2744413 B2 JP2744413 B2 JP 2744413B2 JP 6264514 A JP6264514 A JP 6264514A JP 26451494 A JP26451494 A JP 26451494A JP 2744413 B2 JP2744413 B2 JP 2744413B2
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    • H04R13/00Transducers having an acoustic diaphragm of magnetisable material directly co-acting with electromagnet
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リフロー半田付けに適
した電磁音響変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁音響変換器は、携帯電話機、
ページヤー、ポケットベル等、小型の電子機器に告知手
段として搭載されている。このような電子機器に搭載さ
れる電磁音響変換器にあっては、それ自体が小型であっ
て、その構成部品は微細化されており、しかも、電子機
器上での電気的な接続は、リフロー半田付けによる方法
が取られている。このリフロー半田付けは、加熱、溶融
している半田に接続すべき部分を通過させて半田を接続
する方法である。このリフロー温度は300℃程度と高
く、その熱は接続部分に加えられることは勿論である
が、その接続部以外の部分、特に、電磁音響変換器の磁
気駆動部のコイルはそのリフローによる熱に曝されるの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気駆動部
に設置されるコイルには、その形態としてボビンタイプ
とボビンレスタイプとがある。小型化が要請される電磁
音響変換器にあっては、ボビンレスタイプのコイルを用
いたものが主流である。これは電磁音響変換器に占める
コイルの設置空間が狭小化されていることに起因してお
り、狭い空間に設置されるコイルに十分な巻回数を確保
するには、実質的なコイルが占める割合を大きくするこ
とが必要である。また、コイルを形成するワイヤに融着
タイプが使用されたことも、このボビンレス化を実現さ
せた。
【0004】ところで、このような電磁音響変換器にリ
フロー半田付けを行った場合、半田リフローによる熱が
コイルを変形させ、特に、そのコイル高さを増大させ、
その影響は形状的な変化に止まらず、その結果、音響特
性が悪化し、発生する音色が変化する等、最終的な製品
の品質を低下させるおそれがあった。そのため、ボビン
タイプの使用を余儀なくされる場合があり、また、でき
る限りリフロー温度を低くして半田付けを行う等の対策
を必要としていた。
【0005】そこで、本発明は、リフロー半田付けの加
熱による悪影響を受けることなく、その加熱を利用して
最良特性を実現した電磁音響変換器を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁音響変換器
は、図1及び図2に例示するように、リフロー半田付け
処理によりプリント基板等に実装される電磁音響変換器
であって、磁性材料からなる板状のベース(20)と、
このベースの背面側に積層状態で取付けられた絶縁部材
(基板34)と、この絶縁部材及び前記ベースによって
背面側を閉塞するとともに、中間内壁面部に共鳴板
(8)の縁部を支持し、共鳴板の前面側に共鳴空間(共
鳴室12)を形成した合成樹脂製の外装ケース(2)
と、前記共鳴板との間に空隙(28)を形成して前記ベ
ースの上面側に立設させた円柱状の磁心(22)と、こ
の磁心と同心円筒を成し、前記ベース上に設置されたマ
グネット(26)と、表面に特定の熱膨張率を有する熱
可塑性樹脂からなる融着皮膜で被覆したワイヤを前記ベ
ースの上面部から前記磁心の頂部側までの周囲に層状に
巻回した円筒状体を成し、かつ、リフロー半田付け処理
前、必要な磁力を得るに十分な巻回数で巻回長が短く設
定され、リフロー半田付け処理による前記熱可塑性樹脂
の熱膨張により前記磁心の頂部近傍まで伸長させるコイ
ル(24)と、前記ベースとの間を前記絶縁部材で絶縁
することにより設置され、前記外装ケースの外面部に延
在させた端子(30、32)とを備え、リフロー半田付
け処理の加熱により磁心長に対してコイルの高さの最適
化を可能にしたことを特徴とする。
【0007】また、本発明の電磁音響変換器は、図1及
び図2に例示するように、リフロー半田付け処理の加熱
により伸長する前記コイルに対し前記磁心の突出長の最
適化を可能にしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の電磁音響変換器は、リフロー半田付け
によって加熱されたコイルは膨張してその高さが変化
し、その結果、電磁音響変換器の特性を変化させ、特
に、音響特性を悪化させる。本発明の電磁音響変換器に
あっては、リフロー半田付けの温度及び処理時間がほぼ
一定であって、その場合のコイルが膨張する大きさ(高
さ)は製造上、正確に知ることができる。そこで、本発
明の電磁音響変換器は、コイルが膨張する高さの分だ
け、製造時のコイルの高さを低く設定している。その結
果、リフロー半田付けによる加熱を受けたとき、コイル
の高さが膨張によって最適な高さに移行(最適化)し、
電磁音響変換器の特性は、製造時の特性からリフロー半
田付けによる加熱で向上するのである。換言すれば、製
品出荷時には特性的に半完成品である電磁音響変換器
が、リフロー処理による加熱を受けて最適な最終製品に
変身するものであると言える。
【0009】電磁音響変換器が製造時に最適な形態ない
し状態にあったとしても、電子機器に搭載された場合に
リフロー半田付けによって音響特性が変化し、所望の特
性が得られないとしたなら、製品としての使命に悖るこ
とになる。しかし、本発明の電磁音響変換器にあって
は、リフロー半田付けによる加熱を受けて最適な特性が
得られるものであって、最終製品である電子機器への貢
献度は期待以上のものとなるのである。
【0010】また、本発明の電磁音響変換器において
は、製造時、コイルからの磁心の突出長を、コイルがリ
フロー温度による膨張によって長くなる分だけ長く設定
しても、請求項1の本発明と同様のリフロー半田付けを
経て最上の特性が得られるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の電磁音響変換器の縦断面
図を示している。この電磁音響変換器にあっては、外装
ケース2は合成樹脂の成形体であって、円筒形の本体ケ
ース4と碗状を成す蓋ケース6とを接合し、その内部に
共鳴板8及び磁気駆動部10を内蔵するとともに、共鳴
板8の上面側に共鳴室12が形成されている。そして、
蓋ケース6の中央部には、内部側に突出した円筒体を成
す放音孔14が形成されている。この放音孔14は、共
鳴板8の中央部に対向しており、共鳴板8の振動を受
け、その共鳴音を外部に放出させる。
【0013】共鳴板8は、磁性材料で形成された円板で
あって、その中央部には共鳴板8の質量を増強する磁片
16が固定されている。この共鳴板8は、本体ケース4
に形成された段部18に設置されており、この段部18
には一定の間隔を設けて蓋ケース6側の端面部が対向し
ており、その結果、共鳴板8が段部18から離脱するの
を防止している。
【0014】磁気駆動部10は、共鳴板8を磁気振動さ
せる駆動源である。この磁気駆動部10には、基板部材
としてベース20が設置されており、このベース20
は、磁性材料で形成された円板である。このベース20
の中央部には円柱状を成す磁心22が立設されており、
この磁心22の周囲には、コイル24が設置されている
とともに、このコイル24と同心円を成す環状マグネッ
ト26がコイル24の外周囲との間に空間27を設けて
設置されている。
【0015】磁心22の頂部と共鳴板8との間には一定
の空隙28が形成されている。この空隙28は、共鳴板
8の振動許容空間を成している。そして、この空隙28
を介してベース20、磁心22、共鳴板8及び環状マグ
ネット26によって、閉磁路が形成されている。この閉
磁路には、環状マグネット26が持つ磁力がバイアス磁
界として作用しており、環状マグネット26側に共鳴板
8を吸引し、その結果、共鳴板8は、本体ケース4側の
段部18上に固定されている。そして、コイル24に
は、端子30、32を通して加えられる交流入力によっ
て交番磁界が生じ、この交番磁界とバイアス磁界との相
互作用によって共鳴板8を空隙28の前後方向に振動さ
せ、その振動は端子30、32に加えられた交流入力が
持つ周波数に依存する。この振動の結果、共鳴室12に
音響が生じ、その音響が放音孔14から放出されるので
ある。
【0016】端子30、32は、棒状端子であって、外
装ケース2の背面側に設置された基板34に貫通させ、
その端部の加締め及び半田付けによって立設されてい
る。図示しないが、端子30、32には、コイル24の
端部が半田付け等の手段で電気的に接続されている。ま
た、図示しないが、各端子30、32は電子機器の配線
基板を貫通させて導電パターンに半田付けされて電気的
に接続されるが、その接続にはリフロー半田付けが用い
られる。
【0017】そして、図2に示すように、ベース20に
は、円柱状を成す磁心22が立設されてポールピース部
が構成されている。即ち、ベース20の中央には、磁心
22の本体部より小径の固定孔36が形成され、この固
定孔36には、磁心22に形成されている小径部38が
圧入され、磁心22の中心軸とベース20とは互いに直
交するように設定されている。この実施例では、ベース
20に磁心22が圧入されているが、ベース20及び磁
心22は、このような固定形態に限定されるものではな
い。ベース20と磁心22とは単一の部材で形成するこ
とが可能であって、例えば、ベース20を成す金属板を
成形加工して磁心22を突出させることができる。ま
た、両者を別部材として形成した場合でも、溶接によっ
て結合することが可能である。何れにしても、ベース2
0と磁心22とは両者が磁気的に結合した状態が実現で
きればよく、その形態はどのようなものでもよい。
【0018】また、磁心22には、コイル24が固定さ
れる。このコイル24の設置形態は、磁心22に直巻き
の他、予め円筒状に巻回したものを装着する等の方法を
取ることができる。そして、コイル24の高さ(製造時
の高さ)をL1とする。完成品としての電磁音響変換器
をリフロー半田付けした場合、そのリフロー温度による
加熱で熱膨張して増加する高さ、即ち、膨張高さをL
2、膨張後の最適なコイル高さ(最終高さ)をL3とす
ると、コイル高さL1は、電子機器への実装時の最適な
コイル高さL3より膨張高さL2だけを減じた高さ、L
1=L3−L2となる。
【0019】この関係を磁心22側を見ると、コイル2
4から磁心22が突出する高さ、即ち、突出長(製造時
の長さ)をH1、リフロー温度による加熱によってコイ
ル24が膨張した際の膨張高さをL2、電子機器への実
装時の最適な突出長(最終長)をH3とすると、製造
時、コイル24の端面から磁心22の突出長H1は、H
1=H2+H3に設定する。即ち、磁心22とコイル2
4との端面間には、製造時、磁心22側に突出長H1を
設定し、この突出長H1が磁心22とコイル24との端
面間の段差となる。
【0020】次に、コイル高さL1を成すコイル24の
形成方法について説明する。比較のため、従来のコイル
24の高さをL3とすると、第1の方法は、このコイル
高さL3より巻回数を少なくしてコイル高さL1を設定
する方法である。また、第2の方法は、巻回数を同一に
して、コイル24を形成するワイヤの直径を小さく設定
する方法である。
【0021】次に、図3は、このコイル24に用いられ
るワイヤ40を示している。このワイヤ40には、融着
マグネットワイヤ等の熱溶着性又は溶剤固着性のワイヤ
が用いられている。即ち、このワイヤ40は、断面円形
を成す銅等からなる導体42の周囲にポリウレタン等か
らなる絶縁皮膜44を形成し、その表面にポリアミド系
やその他、熱可塑性樹脂等からなる融着皮膜46を形成
したものである。
【0022】次に、図4は、コイル24の実施例を示し
ている。この実施例のコイル24は、多重巻きとされて
いる。ワイヤ40の表面には、融着皮膜46が形成され
ているので、熱溶着性ワイヤでは巻回しながら加熱によ
って溶融、硬化させることができ、また、溶剤固着性ワ
イヤでは巻回しながらアルコール等の溶剤によって溶
融、硬化させることができる。そして、巻回されたコイ
ルは、コイル24として成形される。それ故、磁心22
上に巻回した後、硬化させ、又は、別途巻回、硬化させ
たコイル24を磁心22に装着、固定することができ
る。
【0023】このように構成された電磁音響変換器は、
製品として出荷され、携帯電話機等の電子機器に実装さ
れ、電気的な接続はリフロー半田付けによって行われる
のである。その場合、内蔵されているコイル24は、リ
フロー温度によって加熱され、熱膨張を生じる。
【0024】この熱膨張の結果、図5に示すように、磁
気駆動部10のコイル24は軸方向に伸長し、図6に示
すように、コイル24の高さL1は、膨張高さL2が加
わり、最適な高さL3に移行する。その結果、磁心22
の突出長H1は、コイル24の熱膨張の結果、膨張高さ
H2だけ減じられ、最適な突出長H3に変化している。
【0025】この電磁音響変換器の実験結果は次の通り
である。
【0026】a.コイル24の巻回数の減少 コイル24が熱膨張で伸長する分だけワイヤ40の巻回
数を少なくして高さL1を設定したコイル24を使用し
て電磁音響変換器を形成した。例えば、コイル長L1を
1.4mmから1.25mmに変更し、膨張高さ分とし
て0.15mm低下させた。このようにコイル24の巻
回数を少なくしてコイル長L1を小さくした場合、その
分だけ、コイル24側の起磁力(アンペアターン)が低
下することとなる。しかし、共鳴室12の容積を拡大す
ることにより、共鳴効果を高めることができ、その場
合、この起磁力の低下を補償することができる。
【0027】b.導体径が同一で絶縁皮膜44や融着皮
膜46を薄くして外径を細くしたワイヤ40を使用して
コイル長L1を短縮 このようなワイヤ40を用いた場合には、巻回数を減少
させることなく、コイル長L1を設定できる。その方法
としては、ワイヤ40の使用により、コイル24の高さ
方向の層数を1層分程度少なく巻き、コイル24の外周
方向に1層分多く巻くことである。この場合、コイル2
4の外径は変化しない。実験によれば、コイル高さL1
を1.4mmから1.3mmに変更し、0.1mm程度
低下させることができた。この場合には、aの場合のよ
うに、コイル24が発生する起磁力の変化はなく、共鳴
室12の調整等は不要であって、従来の電磁音響変換器
と同等の音圧特性が得られた。
【0028】c.リフロー前後の音圧特性 a及びbの場合共に音圧特性に問題はなく、リフロー温
度と同等の温度によって加熱した場合、コイル24の形
状変化に伴う不良品は生じなかった。ワイヤ40に熱風
固着タイプのポリウレタン銅線を使用したコイル24の
膨張高さL2は、10〜15%であって、例えば、コイ
ル長L1=1.4mmのコイル24にあっては、その膨
張高さL2は140〜210μmであり、コイル24の
外径側の変化は殆ど見られなかった。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a.リフロー温度による加熱処理によってコイル高さを
最適化できるので、出荷時の製品にあっては、通常特性
を呈するが、電子機器に実装された場合にリフロー半田
付けによる加熱によって最良特性を持つ電磁音響変換器
に変身させることができ、電子機器に搭載後、その最良
特性を発揮させることができる。 b.従来、出荷時の製品では最良特性を呈する電磁音響
変換器が電子機器に実装された場合にリフロー半田付け
の加熱によって生じた特性変化や製品の不良化を確実に
防止できる。 c.コイルを形成するワイヤには熱変形の小さいものを
使用する必要はなく、その変形を管理するだけでよく、
汎用品であるワイヤを使用したコイルを用いることがで
きるので、電磁音響変換器の製造コストを低減すること
ができるとともに、製造上、ワイヤの品質管理が容易に
なる。 d.コイルに熱変形の小さいワイヤを使用した場合に
は、熱膨張を見込んで、コイルの小型化を図ることがで
き、歩留りを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁音響変換器の一実施例を示す縦断
面図である。
【図2】ポールピース部の構造を示す拡大断面図であ
る。
【図3】コイルに用いるワイヤを示す断面図である。
【図4】コイルの巻回態様を示す拡大断面図である。
【図5】本発明の電磁音響変換器の一実施例を示す縦断
面図である。
【図6】ポールピース部の構造を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
2 外装ケース 8 共鳴板 10 磁気駆動部 12 共鳴室(共鳴空間) 20 ベース 22 磁心 24 コイル 26 マグネット 28 空隙 30、32 端子 34 基板(絶縁部材) L1 コイル高さ(製造時の設定高) L2 膨張高さ L3 コイル高さ(最終長) H1 突出長(製造時の設定長) H2 膨張長さ H3 突出長(最終長)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−45775(JP,A) 特開 昭58−42212(JP,A) 特開 昭62−264611(JP,A) 特開 平2−50411(JP,A) 特開 平2−199998(JP,A) 特開 平4−144111(JP,A) 特開 平4−207696(JP,A) 実開 昭62−180909(JP,U) 実開 昭60−26097(JP,U) 実開 昭59−104696(JP,U) 実開 昭62−115684(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフロー半田付け処理によりプリント基
    板等に実装される電磁音響変換器であって、磁性材料からなる板状のベースと、 このベースの背面側に積層状態で取付けられた絶縁部材
    と、 この絶縁部材及び前記ベースによって背面側を閉塞する
    とともに、中間内壁面部に共鳴板の縁部を支持し、共鳴
    板の前面側に共鳴空間を形成した合成樹脂製の外装ケー
    スと、 前記共鳴板との間に空隙を形成して前記ベースの上面側
    に立設させた円柱状の磁心と、 この磁心と同心円筒を成し、前記ベース上に設置された
    マグネットと、 表面に特定の熱膨張率を有する熱可塑性樹脂からなる融
    着皮膜で被覆したワイヤを前記ベースの上面部から前記
    磁心の頂部側までの周囲に層状に巻回した円筒状体を成
    し、かつ、リフロー半田付け処理前、必要な磁力を得る
    に十分な巻回数で巻回長が短く設定され、リフロー半田
    付け処理による前記熱可塑性樹脂の熱膨張により前記磁
    心の頂部近傍まで伸長させるコイルと、 前記ベースとの間を前記絶縁部材で絶縁することにより
    設置され、前記外装ケースの外面部に延在させた端子
    と、 を備え、リフロー半田付け処理の加熱により磁心長に対
    してコイルの高さの最適化を可能にした ことを特徴とす
    る電磁音響変換器。
  2. 【請求項2】 リフロー半田付け処理の加熱により伸長
    する前記コイルに対し前記磁心の突出長の最適化を可能
    にしたことを特徴とする請求項1記載の電磁音響変換
    器。
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