JP2744259B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2744259B2
JP2744259B2 JP63291529A JP29152988A JP2744259B2 JP 2744259 B2 JP2744259 B2 JP 2744259B2 JP 63291529 A JP63291529 A JP 63291529A JP 29152988 A JP29152988 A JP 29152988A JP 2744259 B2 JP2744259 B2 JP 2744259B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明はファクシミリ装置に関し、特に、同一宛先
の複数の原稿を一括して送信する、いわゆる列信機能を
利用したファクシミリ装置に関する。
(従来の技術) 従来、画像メモリを備えたファクシミリ装置において
は、通信時間の短縮と通信費用の低減を図るため、画像
メモリに蓄積されている複数の原稿のうち、同一宛先の
原稿を一括して送信することが行われている。
このような従来のファクシミリ装置の一括送信におい
ては、原稿を一旦、画像メモリに蓄積し、同一宛先で、
かつ、同一送信時刻の原稿をまとめて管理する。その
後、所定の送信時間になると、これら同一宛先の同一送
信時刻の原稿を一括して送信し、個々の原稿を別々に送
信する際に重複するプロトコルを省いて通信時間の短縮
化、通信費用の節減を図っている。但し、この場合、親
展原稿等、一括送信に適しない原稿は一括送信から除か
れる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のファクシミリ装置に
あっては、画像メモリに蓄積されている同一宛先が、か
つ、同一送信時刻の原稿のみを対象として一括送信して
いたため、一括送信機能を有効に利用することができな
いという問題があった。
例えば、相手先や回線のビジーにより送信できず、再
発呼時間を指定されて画像メモリに再発呼待原稿として
蓄積されているときに、同一宛先の発呼処理を必要とす
る原稿が画像メモリに発生したり、同一宛先の原稿が原
稿台にセットされても、これらは再発呼待原稿とは、送
信時刻が異なるため、一括送信されず、独自に発呼処理
および送信処理を行う。したがって、これら新しい原稿
が、相手先ビジー等のため、再発呼待原稿となる可能性
が高く、同一宛先であるにもかかわらず、再発呼待原稿
が複数個画像メモリに蓄積されるおそれがある。また、
これらの原稿に対して一括送信されないため、十分に通
信時間の短縮化、通信費用の節減を図ることができない
という問題があった。
また、送信時刻が近い同一宛先の原稿が複数あって
も、送信時刻が異なると、一括送信されないため、十分
に通信時間の短縮、通信費用の節減を図ることができな
いという問題があった。
(発明の目的) そこで、請求項1記載の発明は、再発呼待原稿が画像
メモリに蓄積されているときに、新たに発呼処理を必要
とする原稿が画像メモリに発生した場合、両原稿の宛先
が同一であると、再発呼待原稿の発呼時まで待って一括
して送信することにより、また、請求項2記載の発明
は、再発呼原稿が画像メモリに蓄積されているときに、
新たな送信原稿がセットされた場合、両原稿の宛先が同
一であると、再発呼待原稿の発呼時まで待って一括して
送信することにより、再発呼待原稿が複数発生すること
を防止するとともに、複数の原稿を一括送信して通信効
率を向上させるとともに、通信時間の短縮および通信費
用の節減を図ることを目的としている。
さらに、請求項3記載の発明は、同一宛先の原稿が複
数ある場合に、両原稿の送信時刻の差が所定時間内であ
ると、一括して送信することにより、一括送信する原稿
の数を多くして、通信効率を向上させるとともに、通信
時間の短縮および通信費用の節減を図ることを目的とし
ている。
(発明の構成) 上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、画
像データを蓄積する画像メモリを備え、相手先に送信が
できなかった画像データを再発呼待画像データとして画
像メモリに蓄積し、所定の再発呼時間に再発呼して送信
するファクシミリ装置において、前記再発呼待画像デー
タが画像メモリに蓄積されている状態で、新たに発呼処
理を必要とする送信用画像データが画像メモリに発生す
ると、再発呼待画像データの相手先と新たな送信用画像
データの相手先とを比較し、両相手先が一致するときに
は、該相手先への発呼を再発呼待画像データの再発呼時
間まで待たせ、新たな送信用画像データを再発呼待画像
データの送信時に一括して送信することを特徴とし、 また、請求項2記載の発明は、画像データを蓄積する
画像メモリを備え、相手先や回線がビジー状態のため送
信できない原稿の画像データを再発呼待画像データとし
て画像メモリに蓄積し、所定の再発呼時間に再発呼して
送信するファクシミリ装置において、前記再発呼待画像
データが画像メモリに蓄積されている状態で、新たな送
信用原稿がセットされ相手先情報が入力されると、該相
手先と再発呼待画像データの相手先を比較し、両相手先
が一致すると、新たな画像の発呼を再発呼待画像データ
の再発呼時間まで待たせ、新たな送信用原稿を読み取っ
て画像メモリに蓄積した後、再発呼待画像データの送信
時に一括して送信することを特徴とし、 さらに、請求項3記載の発明は、画像データを蓄積す
る画像メモリを備え、送信時刻を指定された原稿の画像
データを該画像メモリに蓄積し、指定された送信時刻に
読み出して送信するファクシミリ装置において、時刻指
定原稿の画像データが画像メモリに蓄積されている状態
で、新たに送信原稿がセットされ相手先情報や送信時刻
情報が入力されると、両原稿の相手先と送信時刻を比較
し、相手先が一致し、かつ双方の送信時刻の差が所定の
時間内であると、新たな原稿の発呼を該時刻指定原稿の
送信時間まで待たせ、新たな送信原稿を読み取って画像
メモリに蓄積した後、時刻指定原稿の送信時間に一括し
て送信することを特徴とするものである。
以下、実施例に基づいて具体的に説明する。
第1図〜第5図は請求項1記載の発明の一実施例を示
す図である。
第1図はファクシミリ装置1のブロック図であり、フ
ァクシミリ装置1は、CPU2、スキャナ3、オペポート
4、プロッタ5、タイマ6、符号化・復号化部7、パラ
メータ用メモリ8、画像メモリ9、原稿管理用メモリ1
0、通信制御部11、モデムおよび網制御部12、ROM(Read
Only Memory)13およびRAM(Random Access Memory)1
4等を備えている。
ROM13にはファクシミリ装置1としての基本プログラ
ムや本発明の一括送信処理プログラムが格納されてお
り、RAM14には、プログラム実行中に必要となる各種テ
ンポラリ情報を格納するワークエリアが形成されてい
る。CPU2はROM13内のプログラムに従ってファクシミリ
装置1の各部を制御してファクシミリ装置1としてのシ
ーケンスを実行するとともに、本発明の一括送信処理を
実行する。スキャナ3は原稿を走査して読み取り、2値
信号たる画像データに変換する。オペポート4はテンキ
ーや各種操作キーおよび表示部等を備え、宛先電話番
号、原稿モード(線密度等)、送信指定時刻等オペレー
タが要求するコマンドを入力するとともに、ファクシミ
リ装置1からオペレータへ伝達する情報を表示部に表示
する。プロッタ5は受信原稿やファクシミリ装置1内の
情報を記録紙に記録する。タイマ6はバッテリバックア
ップされており、現在の日時を計時するととともに、フ
ァクシミリ装置1の制御に必要な各種インターバルタイ
ムを計時する。符号化・復号化部7は所定の符号化方式
により画像データを圧縮(符号化)し、また、符号化デ
ータを再生(復号化)する。パラメータ用メモリ8はバ
ッテリバックアップされた揮発性メモリで構成され、パ
ラメータ用メモリ8には、電話番号、短縮ダイヤルおよ
び本発明の処理に必要な各種情報が登録される。
画像メモリ9はハードディスク、光ディスク等の大容
量メモリあるいはDRAM(Dynamic RAM)やCMOS(Complem
entary Metal−Oxide Semiconductor)型RAM等で構成さ
れ、符号化された画像データを蓄積する。
原稿管理用メモリ10はバッテリバックアップされた揮
発性メモリで構成され、画像メモリ9内の画像データの
ファイル管理情報を記憶する。すなわち、原稿管理用メ
モリ10は、第2図に示すように、ファイル管理データ領
域、ページ管理データ領域およびブロック管理データ領
域を有している。ファイル管理データ領域は原稿の送
信、受信(サービス単位)毎に作成され、1原稿を1フ
ァイルとして各ファイル毎にファイルに関する情報を記
憶する。また、ファイル管理データ領域には、全ファイ
ル数(n)、使用中ファイル数、空きファイル数、各フ
ァイルの使用状態フラッグ等が格納されるとともに、第
3図に示すように、各ファイルの管理データが格納され
る。すなわち、ファイル管理データ領域には、各ファイ
ル毎にファイルID番号、宛先情報(電話番号)、一括送
信の可/不可フラッグ、再発呼待フラッグ、再発呼回
数、発呼時間、ファイル・リンクの有無、リンクするフ
ァイル情報の格納場所(ファイル1〜ファイルn)、フ
ァイル中の全ページ数、1stページ情報アドレス(ペー
ジ1〜ページN)等が格納され、各ファイルの管理に利
用される。ページ管理データ領域は1つのファイルに含
まれる単一又は複数のページ毎の情報を記憶し、情報と
しては、ページ情報、次ページ情報、1stブロックアド
レス等を記憶する。このページ情報とはファイル管理デ
ータで指定された各ページに関する情報であり、例え
ば、符号化方式、副走査線密度、原稿サイズ等である。
次ページ情報とはそのページが最終ページか、次ページ
が存在するかを示す識別情報であり、次ページが存在す
る場合には、次ページのページ情報が格納されている領
域を示す情報が記載される。1stブロックアドレスとは
そのページの1stブロック(先頭ブロック)に関する情
報が格納されているブロック管理データ上のアドレスが
記載されている。その他ページ管理データ領域には、フ
ァクシミリ装置1で扱える全ページ数の値(K)、現在
使用中(画像データを蓄積中)のページ数(R)、使用
可能な残りのページ数(K−R)、ページ管理領域(ペ
ージ1〜ページN)の使用状態を示すフラッグ等が格納
されている。すなわち、画像メモリ9はブロック単位で
画像データの管理を行っており、1ブロックは、例えば
2KBYTEで構成されている。したがって、いま、1ページ
分の原稿が、符号化データとして15KBYEであると、この
ページの画像データは画像メモリ9の8ブロック(15KB
YTE/2KBYTE=8)を使用していることになる。ブロック
管理データ領域には、ブロック情報、次ブロック情報等
が格納されている。ブロック情報には各ブロックのブロ
ックの使用/未使用識別情報および1ブロック中の有効
BYTE数が記載されており、次ブロック情報には最終ブロ
ックか否かの識別情報(最終ブロックでないときには、
次ブロック情報)が記載されている。ブロック管理デー
タ領域にはその他に、ファクシミリ装置1で扱える全ブ
ロック数(M)、現在使用中のブロック数および使用可
能な空ブロック数等が格納されている。
通信制御部11は、送・受信時、相手端末との間で、交
信に必要な通信手順を実行する。モデムおよび網制御部
12は、モデムで送信・受信信号の変・復調を行い、網制
御部で回線網に対する発信制御、着信検出・制御を実施
する。
次に、作用を説明する。
本発明は再発呼待原稿が画像メモリ9内に蓄積されて
いる状態で、新たに同一宛先へ発呼処理を必要とする原
稿が画像メモリ9内に発生したときに、その発呼処理を
再発呼待原稿の再発呼時間まで待たせ、一括送信すると
ころにその特徴がある。以下、この一括送信処理につい
て第4図に示すフローチャートに従って説明する。
ファクシミリ装置1においては、送信時、回線や相手
端末がビジーで送信することができない場合、送信原稿
を符号化・復号化部7で符号化した後、画像メモリ9に
再発呼待原稿として蓄積し、その再発呼待原稿の情報を
原稿管理用メモリ10に登録する。
この状態で、オペレータがスキャナ3に新たな原稿を
セットし(ステップS1)、即時メモリ送信を選択して宛
先電話番号や線密度等をオペポート4から入力してスタ
ートスイッチを押すと(ステップS2)、CPU2は原稿管理
用メモリ10を検索してファイル、ページおよびブロック
に空領域があるかどうか調べる(ステップS3)。画像メ
モリ9に空領域が無いときには新たな原稿の画像データ
は蓄積できないので、オペポート4にエラー通知を表示
してイニシャル状態に復帰する(ステップS4)。画像メ
モリ9に空領域が有るときには、まず、ファイル管理デ
ータ領域のファイル1〜nの使用状態フラッグを検索し
てフラッグのセットされていない空領域を確保し、ファ
イル1としてそのファイルの使用状態フラッグをセット
する(ステップS5)。ファイル管理データの使用中ファ
イル数を1だけインクリメントし、空ファイル数を1だ
けディクリメントする。次いで、ファイル1のファイル
IDとしてファイルの通しNOをセットし、次ファイル通し
NOのデータを1だけインクリメントする(ステップ
S6)、オペポート4から入力された宛先情報をファイル
管理データ領域に格納し(ステップS7)、一括送信可/
不可フラッグを可にセットする(ステップS8)。この場
合、新たな原稿が一括送信に適しない原稿、例えば親展
原稿であると、一括送信フラッグのセットは行わない。
ファイル管理データ領域の確保が完了すると、次に、ペ
ージ管理データ領域の空領域を確保する(ステップ
S9)。すなわち、ページ1〜Nの使用状態フラッグを検
索してフラッグがセット(使用中)されていない領域を
確保してその領域の使用フラッグをセットし、使用中ペ
ージ数を1だけインクリメントするとともに、未使用ペ
ージ数を1だけディクリメントする。確保したページ管
理データ領域にページ情報、例えば、符号化方式、線密
度、原稿サイズを記載し(ステップS10)、ファイル管
理データ領域の1stページ情報のアドレスとしていま確
保したページ管理データ領域のアドレスを記載する(ス
テップS11)。ページ管理データ領域の確保が完了する
と、ブロック管理データ領域の空領域を確保する(ステ
ップS12)。すなわち、ブロック1〜Mの使用状態を各
ブロック情報の使用/未使用識別情報から判断して未使
用領域を確保し、確保したブロックの識別情報を使用に
セットするとともに、使用中ブロック数を1だけインク
リメントし、未使用ブロック数を1だけディクリメント
する。ページ管理データ領域の1stのブロックアドレス
として、いま確保したブロックのアドレスを記載し(ス
テップS13)、RAM14の符号化データ格納アドレス情報に
1stブロックアドレスを記載する(ステップS14)。
原稿管理用メモリ10の各領域の確保が完了すると、ス
キャナ3による原稿の読み取りを開始し、スキャナ3で
読み取られた画像データは順次DMA転送(Direct Memory
Access)により符号化・復号化部7に送られて符号化
される。符号化・復号化部7で符号化された画像データ
はDMA転送によりRAM14に送られ、RAM14内に1ブロック
分の符号化データが蓄積されるか、1ページが終了する
のを待つ(ステップS16、S17)。RAM14内に1ブロック
分のデータが格納されると、前記RAM14の符号化データ
格納アドレスに記載されているブロックアドレス(以
下、RAMブロックアドレスという)からRAM14内の1ブロ
ック分のデータの蓄積先である画像メモリ9のアドレス
を割り出し、RAM14の符号化データを画像メモリ9の該
アドレスに蓄積する(ステップS18)。画像メモリ9へ
の蓄積が完了すると、上記RAMブロックアドレスのブロ
ック情報中の有効データ数をセットし(ステップ
S19)、ブロック管理データ領域の次の空領域の確保、
空ブロック数のディクリメント、使用中ブロック数のイ
ンクリメント、RAM14への格納先ブロックアドレス(RAM
ブロックアドレス)の記載、次ブロック情報への次ブロ
ック有の識別情報及び確保したブロックアドレスの記載
を行い(ステップS20)、ステップS16に戻って同様の処
理を繰り返す。ステップS7で1ページ分の符号化データ
が終了すると、RAMブロックアドレスから画像メモリ9
のアドレスを割り出し、RAM14上の符号化データを画像
メモリ9の当該アドレスに蓄積する(ステップS21)。
1ページ分の符号化データの画像メモリ9への蓄積が完
了すると、ブロック管理データ領域のブロック情報中の
有効データ数へRAM14内の符号化データ数を記載し(ス
テップS22)、送信原稿の全ての蓄積が完了したかどう
かチェックする(ステップP24)。全ての原稿の蓄積が
完了していないときには、ページ管理データ領域の次の
空領域を確保して(ステップP24)、次ページのページ
情報を記載し(ステップP25)、前ページの次ページ情
報に次ページ有の識別情報を記載するとともに、新たに
確保したページのアドレスを次ページアドレスに記載す
る(ステップS26)。ページ管理データ領域の確保が完
了すると、ステップS12へ戻り、ブロック管理データ領
域を確保して次の原稿の符号化データを同様に画像メモ
リ9に蓄積する。上記処理を原稿の全ページについて行
い、送信原稿の全ページを画像メモリ9に蓄積すると
(ステップS23)、ページ管理データの次ページ情報に
最終ページコードを記載する(ステップS27)。
次に、画像メモリ9に蓄積されている全ファイルを検
索して一括送信可能な同一宛先のファイルが有るかどう
かチェックする。
すなわち、ファイル管理データ領域の全ファイルにつ
いてその使用状態フラッグがセットされているか(使用
状態フラッグ=1)どうかチェックする(ステップ
S28、S29)。このとき、新たな送信原稿が親展原稿等一
括送信に適しない原稿であると、他のファイルを検索す
る必要がない。使用状態フラッグがセットされているフ
ァイルがあると、そのファイルの宛先が送信原稿のファ
イル(ファイル1)の宛先情報の宛先と同一宛先かどう
かチェックし(ステップP30)、同一宛先であると、一
括送信可フラッグがセットされているかどうかチェック
する(ステップS31)。一括送信が可能であれば、次
に、再発呼待フラッグがセットされているかどうかチェ
ックし(ステップS32)、再発呼待フラッグがセットさ
れていると、ファイルリンク有/無情報をチェックする
(ステップS33)。ファイルリンク無の場合には、ファ
イルリンク有/無情報を有にセットし、リンクするファ
イル情報の格納場所をファイル1(新たな送信原稿のフ
ァイル)に設定する(ステップS34)。一方、ファイル
リンク有の場合には(ステップS33)、リンクされてい
るファイル情報の格納場所を検索し、さらにそのファイ
ルのリンク状態(リンク有/無)を検索して最終ファイ
ルを検索する(ステップS35)。リンクされている最終
ファイルの検索が完了すると、当該最終ファイルのファ
イル情報中のファイルリンク有/無情報を有に変更する
とともに、新たな送信原稿のファイル(ファイル1)に
リンクするファイル情報の格納場所を記載する(ステッ
プS36)。全てのファイルについて上記使用状態のチェ
ックおよび再発呼待ファイルとの一括送信用リンクの作
成が完了すると、ステップS37に移って、送信開始時間
(再発呼待ファイルの再発呼時間)を待ち、送信開始時
間になると、リンク情報に基づいて、リンクされている
ファイルの全ページを一括して送信する(ステップ
S37)。
したがって、再発呼待原稿があるときに、画像メモリ
9に新たな発呼処理を必要とする送信用原稿が発生する
と、それらの原稿をリンクさせ、その発呼処理を再発呼
待原稿の再発呼時間まで待たせる。再発呼時間になる
と、再発呼待原稿と新たな送信原稿とを一括して送信す
ることができる。その結果、再発呼待期間内に新たな発
呼を行って、複数の再発呼待原稿が別々に発生すること
を防止することができ、送信処理の効率を向上させるこ
とができる。また、一括送信により通信時間の短縮およ
び通信費用の節減を図ることができる。
第5図は請求項2記載の発明の一実施例を示す図であ
り、本実施例は上記実施例と同様の構成のファクシミリ
装置に適用したものである。但し、その一括送信処理方
式に違いがある。したがって、第1、2図のブロック図
等の各部の名称や符号をそのまま引用して以下説明す
る。
本実施例は画像メモリ9内に再発呼待原稿がある状態
で、メモリ送信ではない即時送信の依頼が新たに発生し
たときに、その送信原稿を画像メモリ9に蓄積するとと
もに、発呼を再発呼時間まで待って一括送信するところ
にその特徴がある。以下、この一括送信処理について説
明する。
いま、スキャナ3に原稿がセットされ(ステップ
P1)、オペポート4で宛先電話番号、スタートキーが押
されると(ステップP2)、原稿管理用メモリ10のファイ
ル管理データを検索して全ファイル(ファイル1〜n)
の使用状態をチェックする(ステップP3、P4)。使用中
のファイルが有ると、同一宛先のファイルかどうかチェ
ックし(ステップP5)、同一宛先であると、再発呼待フ
ラッグがセットされているかどうかにより再発呼待ファ
イルかどうかチェックする(ステップP6)。再発呼待フ
ァイルであると、一括送信フラッグにより一括送信が可
能かどうかチェックし(ステップP7)、一括送信が可能
であると、上記第4図のステップS3からステップS27
での処理と同様の処理を行う。すなわち、スキャナ3に
セットされた原稿を読み取り、符号化データとして画像
メモリ9に蓄積する。このとき、必要な情報を原稿管理
用メモリ10に記載するとともに、再発呼待ファイルと一
括して送信する旨をオペポート4の表示部に表示する
(ステップP8)。次いで、再発呼待ファイルのリンク状
態を検索し、最終リンクファイルのファイル管理データ
のリンク有/無情報を有に変更するとともに、今回送信
依頼された原稿のファイル情報にリンクするファイルの
ファイル情報の格納場所を記載する(ステップP9)。
その後、第4図のステップS37に移って、再発呼時間
になると、再発呼待ファイルと一括送信する。
一方、ステップP4で、一括送信できるファイルがない
ときには、通常の即時送信と同様に、通信制御部11を介
して宛先に発呼し、相手端末と接続されると、スキャナ
3で原稿を読み取って送信する。相手端末や回線のビジ
ー等で送信できないときには、その旨オペポート4に表
示するとともに、原稿を読み取って画像メモリ9に蓄積
し、ファイル管理データの再発呼待フラッグのセットお
よび発呼時間のセットを行う(ステップP10)。
したがって、再発呼待原稿が画像メモリ9に蓄積され
た状態で、新たな送信原稿がスキャナ3にセットされ、
送信依頼されると、セットされた原稿を画像メモリ9に
蓄積するとともに、発呼を再発呼原稿の発呼時間まで待
たせる。再発呼時間になると、再発呼待原稿と新たな送
信原稿を一括送信することができる。その結果、無駄な
発呼処理を省いて複数の再発呼待原稿が発生することを
防止することができ、送信処理の効率を向上させること
ができる。また、一括送信により通信時間の短縮および
通信費用の節減を図ることができる。
第6図〜第8図は請求項3記載の発明の一実施例を示
す図であり、本実施例も上記第1、2図と同様の構成の
ファクシミリ装置に適用したものである。但し、その一
括送信処理に違いがある。したがって、第1、2図の各
部の名称や符号をそのまま引用して以下説明する。
本実施例は同一宛先の原稿が複数ある場合に、それら
の原稿の送信時間が所定の時間幅内であれば、一括して
送信するところにその特徴がある。以下、この一括送信
処理について説明する。
本実施例の原稿管理用メモリ10のファイル管理データ
領域には第6図に示すようなファイル管理データが格納
されている。すなわち、ファイル管理データとして、各
ファイル毎に、ファイルID番号、宛先情報、一括送信可
/不可フラッグ、時刻指定フラッグ、発呼日時情報、フ
ァイルリンクの有無、リンクするファイル情報のアドレ
ス、ファイル中の全ページ数および1stページ情報のア
ドレス等が記載されている。
また、パラメータ用メモリ8には、第7図に示すよう
に、一括送信する場合の許容時間幅データおよび一括送
信可/否の情報が登録されており、一括送信の許容時間
幅データには、宛先毎に設定された一括送信時間幅デー
タと、宛先とは関係なく設定された一括送信時間幅デー
タと、がある。これらの一括送信時間幅データはオペポ
ート4のキー操作によりあらかじめ登録を行うことがで
き、時間幅としては、オペレータが任意に設定すること
ができる。また、送信時、送信原稿を既に画像メモリ9
に蓄積されている原稿と一括送信することを許容する場
合、これらの一括送信時間幅データの中からオペレータ
がオペポート4のキー操作により選択する。
このようなファイル管理データおよび一括送信時間幅
データを利用して、以下のように一括送信処理が行われ
る。
すなわち、第8図に示すように、スキャナ3に原稿が
セットされ(ステップQ1)、宛先電話番号等の情報が入
力されてスタートキーが押下されると(ステップQ2)、
CPU2は原稿管理用メモリ10のファイル管理データにより
現在使用中のファイルが有るかどうか検索する(ステッ
プQ2、Q3)。すなわち、ファイル管理データのファイル
使用状態フラッグがセットされている(使用状態フラッ
グ=1)かどうかを全ファイルについて検索し、使用中
ファイルがあると、そのファイルの宛先が新たに送信す
る原稿の宛先と同一かどうかチェックする(ステップ
Q5)。同一宛先であると、第6図に示すファイル管理デ
ータを検索して時刻指定フラッグおよび一括送信可フラ
ッグがセットされているかチェックし(ステップQ6)、
時刻指定原稿であり、一括送信が可能であれば、そのフ
ァイルの指定時刻と現在時刻が所定の一括送信時間幅内
であるかどうかチェックする(ステップQ7、Q8)。すな
わち、オペポート4から選択された時間幅データ(A)
をパラメータ用メモリ8の一括送信時間幅データ(第7
図参照)から読み出し、タイマ6により現在時刻(B)
を読み取る。これら読み取った時間幅データ(A)と現
在時刻(B)の和を演算し、この和がステップQ3からス
テップQ6で検索したファイルの送信指定時刻と同じか、
小さいかをチェックする(送信指定時刻≦A+B)。送
信指定時刻がA+Bより大きいときには、許容時間幅に
ないと判断して次のファイルの検索を行い、送信指定時
刻がA+Bより小さいときには、許容時間幅内であると
判断して第5図のステップP8およびステップP9と同様の
処理を行って一括送信準備に入る(ステップQ9)。その
後、リンクさせた先の原稿の送信時刻になると、リンク
させた後の原稿とともに一括送信する。一方、ステップ
P3およびステップP4で一括送信の相手がみつからなかっ
たときには、一括送信しない通常の送信処理を行う(ス
テップQ10)。
したがって、同一宛先の原稿が複数ある場合に、それ
らの原稿の送信時刻が所定の許容時間幅内にあれば、一
括して送信することができる。その結果、一括送信の効
率を向上させることができ、通信時間の短縮および通信
費用の節減をより一層効率的に行うことができる。
(効果) 請求項1および請求項2記載の発明によれば、新たに
送信要求のあった原稿を再発呼原稿の再発呼時間まで発
呼せず、再発呼待原稿と一括して送信することができ、
再発呼待原稿が複数発生することを防止して送信処理を
効率的に行うことができるとともに、通信時間の短縮お
よび通信費用の節減を図ることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、送信時間が所定
の許容時間内にある同一宛先の複数の原稿を一括して送
信することができ、通信効率を向上させることができる
とともに、通信時間の短縮および通信費用の節減をより
一層効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は請求項1記載の発明の一実施例を示す
図であり、第1図はそのファクシミリ装置のブロック
図、第2図はその原稿管理メモリの管理データを示す
図、第3図はその原稿管理メモリのファイル管理データ
を示す図、第4図はその一括送信処理のフローチャート
である。 第5図は請求項2記載の発明の一実施例の一括送信処理
を示すフローチャートである。 第6図〜第8図は請求項3記載の発明の一実施例を示す
図であり、第6図はその原稿管理メモリのファイル管理
データを示す図、第7図はそのパラメータ用メモリの一
括送信時間幅データを示す図、第8図はその一括送信処
理のフローチャートである。 1……ファクシミリ装置、 2……CPU、 3……スキャナ、 4……オペポート、 5……プロッタ、 6……タイマ、 7……符号化・復号化部、 8……パラメータ用メモリ、 9……画像メモリ、 10……原稿管理用メモリ、 11……通信制御部、 12……モデムおよび網制御部、 13……ROM、 14……RAM。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを蓄積する画像メモリを備え、
    相手先に送信ができなかった画像データを再発呼待画像
    データとして画像メモリに蓄積し、所定の再発呼時間に
    再発呼して送信するファクシミリ装置において、前記再
    発呼待画像データが画像メモリに蓄積されている状態
    で、新たに発呼処理を必要とする送信用画像データが画
    像メモリに発生すると、再発呼待画像データの相手先と
    新たな送信用画像データの相手先とを比較し、両相手先
    が一致するときには、該相手先への発呼を再発呼待画像
    データの再発呼時間まで待たせ、新たな送信用画像デー
    タを再発呼待画像データの送信時に一括して送信するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】画像データを蓄積する画像メモリを備え、
    相手先や回線がビジー状態のため送信できない原稿の画
    像データを再発呼待画像データとして画像メモリに蓄積
    し、所定の再発呼時間に再発呼して送信するファクシミ
    リ装置において、前記再発呼待画像データが画像メモリ
    に蓄積されている状態で、新たな送信用原稿がセットさ
    れ相手先情報が入力されると、該相手先と再発呼待画像
    データの相手先を比較し、両相手先が一致すると、該相
    手先への発呼を再発呼待画像データの再発呼時間まで待
    たせ、新たな送信用原稿を読み取って画像メモリに蓄積
    した後、再発呼待画像データの送信時に一括して送信す
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】画像データを蓄積する画像メモリを備え、
    送信時刻を指定された原稿の画像データを該画像メモリ
    に蓄積し、指定された送信時刻に読み出して送信するフ
    ァクシミリ装置において、時刻指定原稿の画像データが
    画像メモリに蓄積されている状態で、新たに送信原稿が
    セットされ相手先情報や送信時刻情報が入力されると、
    両原稿の相手先と送信時刻を比較し、相手先が一致し、
    かつ双方の送信時刻の差が所定の時間内であると、新た
    な原稿の発呼を該時刻指定原稿の送信時間まで待たせ、
    新たな送信原稿を読み取って画像メモリに蓄積した後、
    時刻指定原稿の送信時間に一括して送信することを特徴
    とするファクシミリ装置。
JP63291529A 1988-11-18 1988-11-18 ファクシミリ装置 Expired - Lifetime JP2744259B2 (ja)

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