JP2742258B2 - 静電潜像を現像する現像剤 - Google Patents
静電潜像を現像する現像剤Info
- Publication number
- JP2742258B2 JP2742258B2 JP61101429A JP10142986A JP2742258B2 JP 2742258 B2 JP2742258 B2 JP 2742258B2 JP 61101429 A JP61101429 A JP 61101429A JP 10142986 A JP10142986 A JP 10142986A JP 2742258 B2 JP2742258 B2 JP 2742258B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developer
- magnetite
- toner
- sio
- electrostatic latent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
- G03G9/09725—Silicon-oxides; Silicates
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G13/00—Electrographic processes using a charge pattern
- G03G13/06—Developing
- G03G13/08—Developing using a solid developer, e.g. powder developer
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/083—Magnetic toner particles
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/083—Magnetic toner particles
- G03G9/0831—Chemical composition of the magnetic components
- G03G9/0833—Oxides
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/083—Magnetic toner particles
- G03G9/0837—Structural characteristics of the magnetic components, e.g. shape, crystallographic structure
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/083—Magnetic toner particles
- G03G9/0838—Size of magnetic components
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、感光体に形成された静電潜像を現像する現
像剤であって、感光体に付着する用紙からのタルクを除
去する現像剤に関する。 従来の技術とその問題点 まず、第5図に静電式複写機の一般的な複写プロセス
を示す。 第5図において、たとえば、感光ドラム8の外周部周
囲には、帯電チャージャ1、現像装置2、転写チャージ
ャ4、剥離チャージャ5、クリーナ6および除電チャー
ジャ7が設置されている。帯電チャージャ1は感光ドラ
ム8の表面のマイナスの電荷を帯電するものである。現
像装置2は露光工程を終えた感光ドラム8の表面に現像
剤を供給するものである。これにより帯電工程後に図外
の光学系からの配光により形成された静電潜像が顕像化
される。 感光ドラム8の矢印A方向の回転に同期して複写紙が
矢印Bの方向に搬送されてくる。この複写紙はペーパー
ガイド3により転写工程位置Cに案内される。 転写チャージャ4は感光ドラム8の表面との間を複写
紙が通過する際に、現像剤が帯電している電荷と反対の
極性の電荷を放電する。この放電作用により感光ドラム
8の表面に静電力により付着していた現像剤は複写紙の
表面に移動する。 剥離チャージャ5は転写工程後の複写紙にたとえばAC
コロナ放電を与え、複写紙が感光ドラム8の表面に吸着
しようとする力を弱める。 クリーナ6は感光ドラム8の表面に残留した現像剤を
クリーニングブレード等を押し当てて剥離、回収する。
そして、除電チャージャ7は帯電工程前に感光ドラム8
の表面残留電荷を消去するとともにこれを均一化する。 ところで、一般に、複写紙等には、その表面を滑らか
にするため、あるいはインク等のにじみを防止するため
の充填剤として、たとえば珪酸マグネシウム等を主成分
とするタルクが含有されている。このようなタルクは、
複写紙搬送時に切断端部から剥離し易く、また有機物質
との親和力が強いという特性がある。 このため、複写紙から剥離したタルクは、上述の転写
工程時における転写チャージャの放電作用により感光ド
ラムの表面に付着する。特に、この感光ドラムの表面が
有機物質により形成されている場合には顕著となる。 こうした転写工程が終わると、感光ドラムの表面は、
上述のクリーニングブレード等により清掃されるが、タ
ルクの粒径はトナー等の現像剤の粒径に比較して小さ
く、また上記のように感光ドラムの表面の親和力が強い
場合など容易に除去することができない。 すなわち、清掃工程を終えた段階で、感光ドラムの表
面上にタルクが残留することとなる。そして、感光ドラ
ムの表面に付着したタルクは、帯電工程において現像剤
と反対の極性に帯電してしまい、現像工程に入るときに
は、タルク付着部と付着していないところで電位差が生
じ、タルク付着部が新たに現像剤を吸着する。 これでは、タルク付着部において吸着された現像剤
が、次の転写工程時に複写紙表面に転写され、黒点や黒
筋の汚れとなり、あるいはかぶり画像となって、トナー
画像の形成状態が大きく損なわれるという問題があっ
た。 なお、複写紙の搬送路や感光ドラムへの当接角度を変
えることで、上記問題を解消しようとする工夫もある
が、機構的改良につき根本的な解消対策となっていない
のが実状である。 発明の目的 以上説明したように、本発明の主たる目的は、感光体
上に形成された静電潜像の現像特性を保持しつつ、感光
体表面に付着する用紙からのタルクを効果的に除去し、
このタルクによる現像特性の劣化を防止し、トナーによ
る画像形成を良好に保つ、静電潜像を現像する現像剤を
提供することにある。 発明の構成 本発明は、上述した目的を達成するために、静電潜像
を形成した感光体に対し、トナーを含む現像剤を供給
し、該静電潜像をトナーにて現像する現像剤は、 トナー及び該トナーに添加されるSiO2及びマグネタイ
トを含み、 上記SiO2の添加量が、トナーに対し0.05〜0.50重量
%、 上記マグネタイトの添加量が、トナーに対し0.05〜0.
50重量%で、 かつ上記SiO2およびマグネタイトの総添加量が、0.3
〜1.0重量%としたことを特徴とする。 また、本発明においては、上記SiO2が、疎水性シリカ
であって、その粒径が10〜50mμであることを特徴とす
る。 さらに本発明においては、上記マグネタイトが、その
粒径が0.50μ程度の立方状四三酸化鉄であることを特徴
とする。 発明の効果 実験によれば、本発明の如き重量%のSiO2及び/又は
マグネタイトを添加することによって現像剤特性を変え
ることなく、感光体表面に付着した複写紙からのタルク
を除去することができた。そして、タルクによる現像不
良を防止してトナー画像の形成状態を良好に保つことが
できる。 この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点
は図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一
層明らかとなろう。 実施例 第1図はこの発明の一実施例に係る現像剤のSiO2,マ
グネタイトの各添加量に応じたタルク除去の特性図、第
2図はSiO2の添加量に応じて変化するコピー画質および
現像剤の流動性を示すグラフ、第3図はマグネタイトの
添加量に応じて変化するコピー画質とフィルミングの状
態を示すグラフ、第4図は印刷の濃度と原稿の濃度との
関係を示すグラフである。 なお、以下の実施例はこの発明の一具体例に過ぎず、
この発明の技術的範囲がこの実施例によって限定される
ものではない。 まず、ここで用いられる現像剤としては、たとえば、
公知のトナー,キャリヤを主成分とする二成分現像剤、
あるいは、キャリヤレストナーを成分とする一成分現像
剤等が選ばれるが、以下の実施例では、二成分現像剤を
使用した場合について説明する。この二成分現像剤に
は、一定重量比でトナー中またはキャリヤ中にSiO2およ
びマグネタイトが添加されている。 この場合、上記一定重量比としては、現像剤中のトナ
ーの重量に対して、SiO2が0.05〜0.50重量%,マグネタ
イトが0.05〜0.50重量%の範囲内で、SiO2およびマグネ
タイトの総和が0.30重量%以上に設定されている。以
下、この設定値について実施例を参照しつつ説明する。 なお、SiO2は疎水性シリカであって、第1次粒子径で
10〜50mμ、またマグネタイトは平均粒子径0.50μ程度
の立方状四三酸化鉄である。 実験例 この実験例では、比較的タルクの覆い複写紙、たとえ
ば、官製はがきを500枚と、SiO2とマグネタイトとを種
々の重量%で添加した二成分現像剤とを用意した。そし
て、この500枚の官製はがきを、前記第5図に示したよ
うな複写プロセス部を有する通常のPPC(間接静電複写
機)で、上記現像剤を用いて連続複写処理した後、ある
一定の露光の白地部に現れるタルク跡のでき具合で判断
した。このような実験結果を第1図に示す。 第1図によれば、現像剤中にSiO2が単独で0.05重量%
を下限として添加されたものであっても、同じくマグネ
タイトが単独で0.05重量%を下限として添加されたもの
であっても、このような現像剤が共にタルクの除去効果
を上げていることが理解される(第1図中ハッチング部
で示すタルク除去領域参照)。 しかし、この場合、SiO2やマグネタイトをあまり多量
に入れると、たとえば第2図,第3図に示すように、現
像剤特性として次のような問題が生じる。すなわち、Si
O2については、この現像剤中への添加量が0.50重量%以
上となると、画質が硬調(γ値大)となり且つトナーの
流動性が低下する。マグネタイトについては、同じくこ
の現像剤中への添加量が0.50重量%以上となると、画質
が硬調(γ値大)となり、また感光ドラムの表面へのフ
ィルミングの問題が生じることとなる。 したがって、適正な現像剤特性を維持しつつ、弊害と
なるタルクの除去効果を出すための数値としては、トナ
ーの重量に対し、SiO2が0.05〜0.50重量%,マグネタイ
トが0.05〜0.50重量%の範囲内で、このSiO2およびマグ
ネタイトの総和が0.30重量%以上であればよく、その上
限としては上述に説明したように、それぞれトナーに添
加されるSiO2及びマグネタイトの上限が0.50重量%以下
であるため、その総和の添加量としは1.0重量%を越え
ないようにする必要があることが理解できよう。 なお、第2図及び第3図中に示すγ値とは、原稿の濃
度に対し、コピーした用紙の濃度関係が第4図に示した
ような状態で示される場合、図中グラフのγ特性と呼ば
れる傾きの部分のその傾きの度合を示すものである。す
なわち、γ特性が立ち上がり大きくなってくるのに応じ
て、画質は硬調となる。
像剤であって、感光体に付着する用紙からのタルクを除
去する現像剤に関する。 従来の技術とその問題点 まず、第5図に静電式複写機の一般的な複写プロセス
を示す。 第5図において、たとえば、感光ドラム8の外周部周
囲には、帯電チャージャ1、現像装置2、転写チャージ
ャ4、剥離チャージャ5、クリーナ6および除電チャー
ジャ7が設置されている。帯電チャージャ1は感光ドラ
ム8の表面のマイナスの電荷を帯電するものである。現
像装置2は露光工程を終えた感光ドラム8の表面に現像
剤を供給するものである。これにより帯電工程後に図外
の光学系からの配光により形成された静電潜像が顕像化
される。 感光ドラム8の矢印A方向の回転に同期して複写紙が
矢印Bの方向に搬送されてくる。この複写紙はペーパー
ガイド3により転写工程位置Cに案内される。 転写チャージャ4は感光ドラム8の表面との間を複写
紙が通過する際に、現像剤が帯電している電荷と反対の
極性の電荷を放電する。この放電作用により感光ドラム
8の表面に静電力により付着していた現像剤は複写紙の
表面に移動する。 剥離チャージャ5は転写工程後の複写紙にたとえばAC
コロナ放電を与え、複写紙が感光ドラム8の表面に吸着
しようとする力を弱める。 クリーナ6は感光ドラム8の表面に残留した現像剤を
クリーニングブレード等を押し当てて剥離、回収する。
そして、除電チャージャ7は帯電工程前に感光ドラム8
の表面残留電荷を消去するとともにこれを均一化する。 ところで、一般に、複写紙等には、その表面を滑らか
にするため、あるいはインク等のにじみを防止するため
の充填剤として、たとえば珪酸マグネシウム等を主成分
とするタルクが含有されている。このようなタルクは、
複写紙搬送時に切断端部から剥離し易く、また有機物質
との親和力が強いという特性がある。 このため、複写紙から剥離したタルクは、上述の転写
工程時における転写チャージャの放電作用により感光ド
ラムの表面に付着する。特に、この感光ドラムの表面が
有機物質により形成されている場合には顕著となる。 こうした転写工程が終わると、感光ドラムの表面は、
上述のクリーニングブレード等により清掃されるが、タ
ルクの粒径はトナー等の現像剤の粒径に比較して小さ
く、また上記のように感光ドラムの表面の親和力が強い
場合など容易に除去することができない。 すなわち、清掃工程を終えた段階で、感光ドラムの表
面上にタルクが残留することとなる。そして、感光ドラ
ムの表面に付着したタルクは、帯電工程において現像剤
と反対の極性に帯電してしまい、現像工程に入るときに
は、タルク付着部と付着していないところで電位差が生
じ、タルク付着部が新たに現像剤を吸着する。 これでは、タルク付着部において吸着された現像剤
が、次の転写工程時に複写紙表面に転写され、黒点や黒
筋の汚れとなり、あるいはかぶり画像となって、トナー
画像の形成状態が大きく損なわれるという問題があっ
た。 なお、複写紙の搬送路や感光ドラムへの当接角度を変
えることで、上記問題を解消しようとする工夫もある
が、機構的改良につき根本的な解消対策となっていない
のが実状である。 発明の目的 以上説明したように、本発明の主たる目的は、感光体
上に形成された静電潜像の現像特性を保持しつつ、感光
体表面に付着する用紙からのタルクを効果的に除去し、
このタルクによる現像特性の劣化を防止し、トナーによ
る画像形成を良好に保つ、静電潜像を現像する現像剤を
提供することにある。 発明の構成 本発明は、上述した目的を達成するために、静電潜像
を形成した感光体に対し、トナーを含む現像剤を供給
し、該静電潜像をトナーにて現像する現像剤は、 トナー及び該トナーに添加されるSiO2及びマグネタイ
トを含み、 上記SiO2の添加量が、トナーに対し0.05〜0.50重量
%、 上記マグネタイトの添加量が、トナーに対し0.05〜0.
50重量%で、 かつ上記SiO2およびマグネタイトの総添加量が、0.3
〜1.0重量%としたことを特徴とする。 また、本発明においては、上記SiO2が、疎水性シリカ
であって、その粒径が10〜50mμであることを特徴とす
る。 さらに本発明においては、上記マグネタイトが、その
粒径が0.50μ程度の立方状四三酸化鉄であることを特徴
とする。 発明の効果 実験によれば、本発明の如き重量%のSiO2及び/又は
マグネタイトを添加することによって現像剤特性を変え
ることなく、感光体表面に付着した複写紙からのタルク
を除去することができた。そして、タルクによる現像不
良を防止してトナー画像の形成状態を良好に保つことが
できる。 この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点
は図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一
層明らかとなろう。 実施例 第1図はこの発明の一実施例に係る現像剤のSiO2,マ
グネタイトの各添加量に応じたタルク除去の特性図、第
2図はSiO2の添加量に応じて変化するコピー画質および
現像剤の流動性を示すグラフ、第3図はマグネタイトの
添加量に応じて変化するコピー画質とフィルミングの状
態を示すグラフ、第4図は印刷の濃度と原稿の濃度との
関係を示すグラフである。 なお、以下の実施例はこの発明の一具体例に過ぎず、
この発明の技術的範囲がこの実施例によって限定される
ものではない。 まず、ここで用いられる現像剤としては、たとえば、
公知のトナー,キャリヤを主成分とする二成分現像剤、
あるいは、キャリヤレストナーを成分とする一成分現像
剤等が選ばれるが、以下の実施例では、二成分現像剤を
使用した場合について説明する。この二成分現像剤に
は、一定重量比でトナー中またはキャリヤ中にSiO2およ
びマグネタイトが添加されている。 この場合、上記一定重量比としては、現像剤中のトナ
ーの重量に対して、SiO2が0.05〜0.50重量%,マグネタ
イトが0.05〜0.50重量%の範囲内で、SiO2およびマグネ
タイトの総和が0.30重量%以上に設定されている。以
下、この設定値について実施例を参照しつつ説明する。 なお、SiO2は疎水性シリカであって、第1次粒子径で
10〜50mμ、またマグネタイトは平均粒子径0.50μ程度
の立方状四三酸化鉄である。 実験例 この実験例では、比較的タルクの覆い複写紙、たとえ
ば、官製はがきを500枚と、SiO2とマグネタイトとを種
々の重量%で添加した二成分現像剤とを用意した。そし
て、この500枚の官製はがきを、前記第5図に示したよ
うな複写プロセス部を有する通常のPPC(間接静電複写
機)で、上記現像剤を用いて連続複写処理した後、ある
一定の露光の白地部に現れるタルク跡のでき具合で判断
した。このような実験結果を第1図に示す。 第1図によれば、現像剤中にSiO2が単独で0.05重量%
を下限として添加されたものであっても、同じくマグネ
タイトが単独で0.05重量%を下限として添加されたもの
であっても、このような現像剤が共にタルクの除去効果
を上げていることが理解される(第1図中ハッチング部
で示すタルク除去領域参照)。 しかし、この場合、SiO2やマグネタイトをあまり多量
に入れると、たとえば第2図,第3図に示すように、現
像剤特性として次のような問題が生じる。すなわち、Si
O2については、この現像剤中への添加量が0.50重量%以
上となると、画質が硬調(γ値大)となり且つトナーの
流動性が低下する。マグネタイトについては、同じくこ
の現像剤中への添加量が0.50重量%以上となると、画質
が硬調(γ値大)となり、また感光ドラムの表面へのフ
ィルミングの問題が生じることとなる。 したがって、適正な現像剤特性を維持しつつ、弊害と
なるタルクの除去効果を出すための数値としては、トナ
ーの重量に対し、SiO2が0.05〜0.50重量%,マグネタイ
トが0.05〜0.50重量%の範囲内で、このSiO2およびマグ
ネタイトの総和が0.30重量%以上であればよく、その上
限としては上述に説明したように、それぞれトナーに添
加されるSiO2及びマグネタイトの上限が0.50重量%以下
であるため、その総和の添加量としは1.0重量%を越え
ないようにする必要があることが理解できよう。 なお、第2図及び第3図中に示すγ値とは、原稿の濃
度に対し、コピーした用紙の濃度関係が第4図に示した
ような状態で示される場合、図中グラフのγ特性と呼ば
れる傾きの部分のその傾きの度合を示すものである。す
なわち、γ特性が立ち上がり大きくなってくるのに応じ
て、画質は硬調となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る現像剤のSiO2,マグ
ネタイトの各添加量に応じたタルク除去の特性図、第2
図はSiO2の添加量に応じて変化するコピー画質および現
像剤の流動性を示すグラフ、第3図はマグネタイトの添
加量に応じて変化するコピー画質とフィルミングの状態
を示すグラフ、第4図は印刷の濃度と原稿の濃度との関
係を示すグラフ、第5図はこの発明に係る現像剤を用い
ることのできる静電式複写機の要部複写プロセス部を示
す概略正面図である。 (符号の説明) 1…帯電チャージャ、2…現像装置 4…転写チャージャ、5…剥離チャージャ 6…クリーナ、7…除電チャージャ 8…感光ドラム。
ネタイトの各添加量に応じたタルク除去の特性図、第2
図はSiO2の添加量に応じて変化するコピー画質および現
像剤の流動性を示すグラフ、第3図はマグネタイトの添
加量に応じて変化するコピー画質とフィルミングの状態
を示すグラフ、第4図は印刷の濃度と原稿の濃度との関
係を示すグラフ、第5図はこの発明に係る現像剤を用い
ることのできる静電式複写機の要部複写プロセス部を示
す概略正面図である。 (符号の説明) 1…帯電チャージャ、2…現像装置 4…転写チャージャ、5…剥離チャージャ 6…クリーナ、7…除電チャージャ 8…感光ドラム。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.静電潜像を形成した感光体に対し、トナーを含む現
像剤を供給し、該静電潜像をトナーにて現像する現像剤
は、 トナー及び該トナーに添加されるSiO2及びマグネタイト
を含み、 上記SiO2の添加量が、トナーに対し0.05〜0.50重量%、 上記マグネタイトの添加量が、トナーに対し0.05〜0.50
重量%で、 かつ上記SiO2及びマグネタイトの総添加量が、0.3〜1.0
重量%としたことを特徴とする静電潜像を現像する現像
剤。 2.上記SiO2は、疎水性シリカであって、その粒径が10
〜50mμであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の静電潜像を現像する現像剤。 3.上記マグネタイトは、その粒径が0.50μ程度の立方
状四三酸化鉄であることを特徴とする特許請求の範囲第
1項又は第2項記載の静電潜像を現像する現像剤。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61101429A JP2742258B2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 静電潜像を現像する現像剤 |
US07/043,699 US4804609A (en) | 1986-05-01 | 1987-04-29 | Developing agent for electrophotography with silica and magnetite additives |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61101429A JP2742258B2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 静電潜像を現像する現像剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62258472A JPS62258472A (ja) | 1987-11-10 |
JP2742258B2 true JP2742258B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=14300458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61101429A Expired - Lifetime JP2742258B2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 静電潜像を現像する現像剤 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4804609A (ja) |
JP (1) | JP2742258B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5041351A (en) * | 1988-03-30 | 1991-08-20 | Canon Kabushiki Kaisha | One component developer for developing electrostatic image and image forming method |
US5124222A (en) * | 1990-09-27 | 1992-06-23 | Nashua Corporation | Toner and developer compositions having cleaning and lubricating additives |
US5238769A (en) * | 1991-08-01 | 1993-08-24 | Xerox Corporation | Magnetic brush cleaning processes |
JP4298114B2 (ja) * | 2000-02-21 | 2009-07-15 | キヤノン株式会社 | 現像剤並びに該現像剤を用いた画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
EP1128225B1 (en) | 2000-02-21 | 2005-12-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic toner and image-forming method making use of the same |
EP1128224B1 (en) * | 2000-02-21 | 2005-06-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer, image-forming method, and process cartridge |
CA2337087C (en) | 2000-03-08 | 2006-06-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic toner, process for production thereof, and image forming method, apparatus and process cartridge using the toner |
DE60126461T2 (de) | 2000-11-15 | 2007-10-25 | Canon K.K. | Bilderzeugungsverfahren und Bilderzeugungsvorrichtung |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3345294A (en) * | 1964-04-28 | 1967-10-03 | American Photocopy Equip Co | Developer mix for electrostatic printing |
US3720617A (en) * | 1970-05-20 | 1973-03-13 | Xerox Corp | An electrostatic developer containing modified silicon dioxide particles |
JPS5359430A (en) * | 1976-06-09 | 1978-05-29 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Electrostatic latent image developer |
JPS5394932A (en) * | 1977-01-31 | 1978-08-19 | Hitachi Metals Ltd | Magnetic toner |
JPS5448241A (en) * | 1977-09-26 | 1979-04-16 | Hitachi Metals Ltd | Magnetic toner |
JPS5526588A (en) * | 1978-12-25 | 1980-02-26 | Hitachi Metals Ltd | Preparation of magnetic toner |
JPS55135854A (en) * | 1979-04-11 | 1980-10-23 | Canon Inc | Electrostatic latent image developer |
JPS55157755A (en) * | 1979-05-28 | 1980-12-08 | Canon Inc | Developing method |
JPS55159450A (en) * | 1979-05-31 | 1980-12-11 | Canon Inc | Static charge developing developer |
JPS5699350A (en) * | 1980-01-11 | 1981-08-10 | Canon Inc | Developing method |
JPS56123550A (en) * | 1980-03-05 | 1981-09-28 | Hitachi Metals Ltd | Toner for developing electrostatic charge |
JPS57124356A (en) * | 1981-01-26 | 1982-08-03 | Mita Ind Co Ltd | Binary magnetic developer |
JPS5811954A (ja) * | 1981-06-19 | 1983-01-22 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 静電荷像現像用トナ− |
JPS58125045A (ja) * | 1982-01-21 | 1983-07-25 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 静電荷像現像用トナ− |
GB2114312B (en) * | 1982-02-03 | 1985-11-06 | Konishiroku Photo Ind | Developer for electrostatic latent image |
JPS58199355A (ja) * | 1982-05-17 | 1983-11-19 | Toray Ind Inc | 二成分系現像剤 |
JPS59223451A (ja) * | 1983-06-03 | 1984-12-15 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像剤用の磁性微粒子の製造方法 |
JPS6032060A (ja) * | 1983-08-03 | 1985-02-19 | Canon Inc | 磁性トナー |
JPS60140263A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-25 | Fujitsu Ltd | 電子写真用トナ−の製造方法 |
US4652509A (en) * | 1984-05-11 | 1987-03-24 | Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. | Toner for developing electrostatic latent image |
JPS6115153A (ja) * | 1984-06-30 | 1986-01-23 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 正電荷像用現像剤 |
-
1986
- 1986-05-01 JP JP61101429A patent/JP2742258B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-04-29 US US07/043,699 patent/US4804609A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62258472A (ja) | 1987-11-10 |
US4804609A (en) | 1989-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0066141B1 (en) | Electrophotographic recording method | |
JP2742258B2 (ja) | 静電潜像を現像する現像剤 | |
JPH0251168A (ja) | クリーニングレス電子写真プリンティング方法 | |
JP2001166590A (ja) | 画像形成装置 | |
JPS622311B2 (ja) | ||
JP3109235B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH03200191A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH022575A (ja) | 電子写真用現像剤 | |
JPH1010870A (ja) | 画像形成方法 | |
JPH11249428A (ja) | 現像装置 | |
JP2593847B2 (ja) | 現像装置 | |
JPS58108557A (ja) | 2色記録装置 | |
JPS6030946B2 (ja) | 現像装置 | |
JP2001013696A (ja) | 電子写真感光体の表面研磨方法及びその方法に用いる表面研磨剤 | |
JPS59137972A (ja) | 複写機における現像剤再生装置 | |
JP2601820B2 (ja) | 電子写真複写装置 | |
JP3026644B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0293572A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0447826B2 (ja) | ||
JPS629357A (ja) | 二成分現像剤 | |
JPH06175410A (ja) | 電子写真用キャリヤ | |
JPH0421858B2 (ja) | ||
JPS6194073A (ja) | 画像記録装置 | |
JPH04100081A (ja) | 磁気ブラシクリーニング装置 | |
JPH10319689A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |