JP2741053B2 - 光ファイバケーブルの製造方法 - Google Patents

光ファイバケーブルの製造方法

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JP2741053B2
JP2741053B2 JP1051040A JP5104089A JP2741053B2 JP 2741053 B2 JP2741053 B2 JP 2741053B2 JP 1051040 A JP1051040 A JP 1051040A JP 5104089 A JP5104089 A JP 5104089A JP 2741053 B2 JP2741053 B2 JP 2741053B2
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義夫 熊澤
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昭和電線電纜株式会社
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、光ファイバケーブルの製造方法に係り、特
に、テープ型光ファイバ心線とメタリック心線とを撚合
せてなる光ファイバケーブルの製造方法に関する。
(従来の技術) 近年、たとえば加入者系等の光ファイバケーブルにお
いて、スペーサを高抗張力材料として用いたものが開発
されている。上記スペーサの外周には光ファイバ心線保
持用の複数の溝が開螺旋状に形成されており、光ファイ
バ心線は目板部を通ってこのスペーサの溝内に挿入され
る。
スペーサに挿入される光ファイバ心線が丸型の場合に
は、通常光ファイバを巻装したボビンを上述した開螺旋
状の溝のピッチに合わせて回転させて100%の撚り返し
を行い、光ファイバに極力歪みが入らないような方法が
とられている。
また、一括接続と多心化を目的として、複数本の心線
を並置しテープ状に被覆を施してなるテープ型心線を積
層させたタイプのものも用いられている。
このテープ型心線を用いたケーブルは、製造時に撚り
返しを行うと、1ピッチ毎にテープが回転して収納状態
が不均衡となりケーブルとしての特性も著しく低下して
しまうため、撚り返しなしでスペーサの溝に収納する方
法がとられている。
さらに、丸型のメタリック心線とテープ型心線を用い
た複合光ファイバケーブルの場合には、第4図および第
5図に示すような方法で製造されていた。
この方法においては、4条の平型素線1a、…1dを積層
してなるテープ型心線1、1は、光ファイバ供給ボビン
(図示を省略)に巻装されガイド(図示を省略)に案内
されて、それぞれ目板部2のダイス穴3、3に挿通され
る。同様にメタリック心線4、4は、目板部2の他のダ
イス穴5、5に挿通される。
これらのダイス穴3、5に挿通されたテープ型心線1
およびメタリック心線4は中心方向に集束されつつその
まま前進して、第4図の(ロ)位置において、目板部2
の中心孔6を通過し同一方向に進行するスペーサ7の別
々の溝8に収納される。なお、(ロ)の位置、すなわち
スペーサ7の溝8への収納位置におけるテープ型心線
1、1の素線1a、…1dの積層の順序は、(イ)の位置、
すなわち目板部2における積層の順序と同一である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の方法でテープ型心線
を集合させた場合には、各心線が直進するのに対してス
ペーサの溝が開螺旋状に形成されているため、テープ型
心線挿入時にスペーサの溝の縁にテープ型心線の端があ
たってテープ型心線が振れやすく積層状態が不安定にな
るという問題があった。このような問題は、引取速度を
遅くすることにより改善することはできるが、引取り速
度を遅くした場合には生産性がその分だけ低下するとい
う問題があった。さらに、テープ型心線とメタリック心
線とでは剛性が異なるため、同一箇所での収納時にメタ
リック心線が飛出し易いという問題点もあった。
本発明はこのような従来の光ファイバケーブルの製造
方法の難点を解消するためになされたものであり、高品
質のテープ型ケーブルを速い速度で製造しうる光ファイ
バケーブルの製造方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) すなわち本発明の光ファイバケーブルの製造方法は、
テープ型光ファイバ心線およびメタリック心線を目板部
を通して引出す一方、外周に開螺旋状の複数の溝を有す
る長尺のスペーサを、前記溝方向に回転させつつ前記各
心線の引出し方向とほぼ同一の方向に走行させつつ前記
各心線を前記スペーサの異なる溝にそれぞれ収納するに
あたり、前記テープ型心線を、通過した集合ダイスの位
置から前記スペーサの溝の螺旋方向に周回した位置で前
記スペーサの溝に収納するとともに、前記メタリック心
線を、前記テープ型心線の収納位置より進行方向前方で
前記スペーサの溝に収納することを特徴としている。
なお、テープ型心線のスペーサの溝への収納位置は、
通過した目板の集合ダイスの位置からスペーサの溝の螺
旋方向に180゜周回した位置であることが好ましい。
また、メタリック心線のスペーサの溝への収納位置は
テープ型心線の収納位置より前方であれば有効である
が、その収納位置がテープ型心線の収納位置よりスペー
サの溝の螺旋のピッチの約1/4程度のときに、特に好適
な結果が得られる。たとえば、螺旋のピッチが500mmで
あるならば、テープ型心線の収納位置の進行方向125mm
前方でメタリック心線を収納したときに最も好ましい結
果が得られる。
さらに、目板部は、ダイス穴が1穴型のものであって
もよいが、各テープの摩擦係数を同一にするとともにテ
ープの配列くずれを防ぐためには分離型のものが好適で
ある。なお、スペーサの溝内への挿入時にテープ型心線
およびメタリック心線の端が溝の縁にあたらないよう
に、ダイスの傾き、およびテープ型心線とメタリック心
線を挿通させるダイス穴の相対位置を適宜選択すること
が好ましい。また、目板部に取付けられる螺旋のピッチ
検出溝は検出感度を高めるために小溝とすることが好ま
しい。
(作用) 本発明の光ファイバケーブルの製造方法においては、
積層された複数本のテープ型心線をスペーサへの収納位
置の手前でスペーサの溝の螺旋方向に周回した位置でこ
のスペーサの溝に収納することにより、撚り返しと同様
な効果が得られ、スペーサの溝内へのテープ型心線の収
納が支障なく行われる。さらに、テープ型心線のスペー
サへの収納位置より進行方向前方においてメタリック心
線を収納させることにより、テープ型心線より剛性の大
きいメタリック心線がスペーサに滑らかに巻付けられ、
溝から飛出したりすることがなくなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図ないし第3図において、テープ型心線11は、ガ
イドローラgに案内され、目板部12のダイス穴Aおよび
Gに挿通され、図で右方向に連続的に引き出される。テ
ープ型心線11は、4条の平型素線がそれぞれ積層されて
構成されており、これらの素線は識別のため各々色分け
され、かつ一方の端に印刷が施されている。外周にピッ
チ500mmの開螺旋状に心線保持用の複数の溝18が形成さ
れたスペーサ17は、目板部12の中心孔16を通過して、螺
旋の方向と同じ方向に回転されつつ引取られ、各テープ
型心線11は目板部12のダイス穴A、Gを通過して、目板
部12、すなわち(イ)の位置から螺旋方向に180゜周回
した(ロ)の位置でスペーサ17の溝18内に収納される。
一方、メタリック心線14は、それぞれ目板部12の他の
ダイス穴を通過して、(ロ)の位置より進行方向に120m
m前進した(ハ)の位置でスペーサ16の別の溝18内に収
納される。なお、この実施例では、分離型のダイスを用
い、さらにダイスを35゜傾けることにより、積層された
テープ型心線の各々が同じ状態で180゜周回されてい
る。
前記条件でテープ型心線を集合させたところ、スペー
サの引取速度を従来の2倍を越えるところまで上げるこ
とができ、得られたケーブルの品質も満足すべきものが
得られた。
さらに、メタリック心線を挿通させる目板のダイス穴
の位置を、ダイス穴E、Kとした以外は同じ条件でテー
プ型心線を集合させたところ、テープ型心線の端とメタ
リック心線の溝縁にややあたり、引取速度は2倍程度と
なったが満足すべき品質のケーブルが得られた。
上記以外にも、メタリック心線を挿通させる目板のダ
イス穴の位置あるいはダイスの傾きを変えて種々の実験
を行なったが、テープ方心線については通過したダイス
から180゜周回させてスペーサの溝に挿入したときに最
も好ましい結果が得られた。
一方、テープ型心線を反転させない従来の方法でテー
プ型心線を集合させてテープ型ケーブルを製造したとこ
ろ、製造中各心線がスペーサの溝から外れ易く、引取速
度も遅いものであった。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、目板部のダイス
穴から引出されたテープ型心線の組をスペーサに形成さ
れた溝の螺旋と同じ方向に周回させるとともに、メタリ
ック心線をテープ型心線のスペーサへの収納位置より進
行方向前方においてスペーサの溝へ収納させることによ
り、溝内へのテープ型心線の収納がスムーズに行われる
ことができ、しかもテープ型心線より剛性の大きいメタ
リック心線をスペーサに滑らかに巻きつけることができ
るので、高速作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる装置の要部を示す側面図、第2
図は第1図の目板部を拡大して示す図、第3図は第1図
の目板部の正面図、第4図は従来の方法を説明するため
の装置の側面図、第5図は第4図に使用する目板部の正
面図である。 11……テープ型心線 12……目板部 16……中心孔部 17……スペーサ 18……溝 A〜G……ダイス穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ型光ファイバ心線およびメタリック
    心線を目板部を通して引出す一方、外周に開螺旋状の複
    数の溝を有する長尺のスペーサを、前記溝方向に回転さ
    せつつ前記各心線の引出し方向とほぼ同一の方向に走行
    させつつ前記各心線を前記スペーサの異なる溝にそれぞ
    れ収納するにあたり、前記テープ型心線を、通過した集
    合ダイスの位置から前記スペーサの溝の螺旋方向に周回
    した位置で前記スペーサの溝に収納するとともに、前記
    メタリック心線を、前記テープ型心線の収納位置より進
    行方向前方で前記スペーサの溝に収納することを特徴と
    する光ファイバケーブルの製造方法。
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