JP2740510B2 - テキスト音声合成方式 - Google Patents

テキスト音声合成方式

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JP2740510B2 JP63029930A JP2993088A JP2740510B2 JP 2740510 B2 JP2740510 B2 JP 2740510B2 JP 63029930 A JP63029930 A JP 63029930A JP 2993088 A JP2993088 A JP 2993088A JP 2740510 B2 JP2740510 B2 JP 2740510B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、テキスト音声合成方式に関する。
従来技術 テキスト音声合成によって長い文章を合成する場合、
合成音は人間の発声と比べて非常に単調であり、長時間
の聴取は苦痛を伴うものであった。また、文字で書かれ
た文章には文字情報の他に、傍線,傍点,かぎかっこ,
太字,拡大文字,網掛け,変形書体等の様々な強調情報
が含まれるのが普通であり、これによって重要な情報を
読み手に分かりやすい形で提供している。しかし従来の
テキスト音声合成方式では、これらの強調情報は無視し
て文字情報だけを入力情報としていた。このため、出力
される合成音声には強調箇所と非強調箇所と区別はな
く、合成音はさらに単調なものとなっていた。
目的 本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもの
で、特に、音声のテキスト合成において、単調になりが
ちな合成音声を、そこに含まれる重要な情報を強調して
発声することによって、聴取し易いものとすることを目
的としてなされたものである。
構成 本発明は、上記目的を達成するために、形態素解析
部、音韻・韻律記号生成部、韻律テーブル、韻律生成
部、強調バイアステーブル、強調パラメータ生成部、加
算器、音声素片ファイル、音韻パラメータ生成部、音声
合成器からなるテキスト音声合成装置であって、前記形
態素解析部は、入力されるテキストを形態素解析処理す
ることにより形態素情報を出力し、前記音韻・韻律記号
生成部は、形態素情報から韻律記号列、音韻記号列を生
成し、前記韻律テーブルは、韻律記号列に対応する韻律
パラメータを記憶し、前記韻律生成部は、韻律テーブル
を参照して韻律記号列から韻律パラメータを読み出し、
前記強調バイアステーブルは、テキストに含まれる強調
情報に対応した強調韻律パラメータを記憶し、前記強調
パラメータ生成部は、前記強調バイアステーブルを参照
し、テキストに含まれる強調情報が強調する箇所の強調
韻律パラメータを生成し、前記加算器は、韻律パラメー
タと強調韻律パラメータを加算し、加算韻律パラメータ
として出力し、前記音声素片ファイルは、音韻記号列に
対応する音素片パラメータを記憶し、前記音韻パラメー
タ生成部は、前記音声素片ファイルを参照し、入力され
る音韻記号列から音声素片パラメータを読み出し、前記
音声合成器は、加算韻律パラメータを加味しながら音声
素片パラメータを結合規則によって結合し合成音声を生
成することを特徴としたものである。以下、本発明の実
施例に基いて説明する。
第1図は、本発明の一実施例を説明するためのブロッ
ク線図で、図中、1は形態素解析部、2は音韻韻律記号
生成部、3は韻律生成部、4は韻律テーブル、5は強調
記号生成部、6は強調韻律生成部で、これら強調記号生
成部5及び強調韻律生成部7で強調すべきパラメータを
生成する。7は強調バイアステーブル、8は加算器、9
は音韻パラメータ生成部、10は音声素片ファイル、11は
音声合成器で、本発明は、前記形態素解析部1は、入力
されるテキストを形態素解析処理することにより形態素
情報を出力し、前記音韻・韻律記号生成部2は、形態素
情報から韻律記号列、音韻記号列を生成し、前記韻律テ
ーブル4は、韻律記号列に対応する韻律パラメータを記
憶し、前記韻律生成部3は、韻律テーブル4を参照して
韻律記号列から韻律パラメータを読み出し、前記強調バ
イアステーブル7は、テキストに含まれる強調情報に対
応した強調韻律パラメータを記憶し、前記強調パラメー
タ生成部5,6は、前記強調バイアステーブル7を参照
し、テキストに含まれる強調情報が強調する箇所の強調
韻律パラメータを生成し、前記加算器8は、韻律パラメ
ータと強調韻律パラメータを加算し、加算韻律パラメー
タとして出力し、前記音声素片ファイル10は、音韻記号
列に対応する音素片パラメータを記憶し、前記音韻パラ
メータ生成部9は、前記音声素片ファイル10を参照し、
入力される音韻記号列から音声素片パラメータを読み出
し、前記音声合成器11は、加算韻律パラメータを加味し
ながら音声素片パラメータを結合規則によって結合し合
成音声を生成したもので、例えば、傍線,傍点,かぎか
っこ,太字,拡大文字,網掛け,変形書体等の様々な強
調情報を含む文章を、強調箇所の韻律を変化させて発声
することによって、合成音の単調性を減少し、さらに重
要な情報を聞き手に分かりやすい形で提供するものであ
る。
第2図乃至第4図は、それぞれ本発明の実施例を説明
するための図で、いずれも、“これが「霜降り」と呼ば
れている肉です”と発声した時の例を示し、「霜降り」
が強調されている時の例を示す。而して、第2図に示し
た実施例は、強調情報によって強調された箇所(文字列
の各文字)の基本周波数を非強調箇所のそれに対して一
定のバイアスを持たせて高くしたものである。また、第
3図に示した実施例は、強調情報(「 」)によって強
調された文字列(霜降り)のパワーを非強調箇所のそれ
に対して一定のバイアスを持たせて大きくしたもの、第
4図に示した実施例は、強調情報によって強調された箇
所(文字列)の発話速度を非強調箇所のそれよりも遅
く、すなわち強調箇所の各音韻の継続時間長を非強調箇
所に比べて長くしたものである。
効果 以上の説明から明らかなように、本発明によると合成
音声の単調性を減少させ、重要な情報を強調して発声す
ることが可能となり、特に、音声のテキスト合成におい
て、単調になりがちな合成音声を、そこに含まれる重要
な情報を強調して発声することによって聴取し易いもの
とすることができ、もって、強調処理を音韻生成前の韻
律生成処理と並行して行うことにより、発生合成音声を
より人間の発声に近くて自然性を向上させるとともに、
強調処理を加算にて行うようにして、強調処理を簡単に
したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施に使用されるテキスト音声合成
装置の一例を示すブロック図、第2図乃至第4図は、そ
れぞれ本発明の実施例を説明するための図である。 1……形態素解析部、2……音韻韻律記号生成部、3…
…韻律生成部、4……韻律テーブル、5……強調記号生
成部、6……強調韻律生成部、7……強調バイアステー
ブル、8……加算器、9……音韻パラメータ生成部、10
……音声素片ファイル、11……音声合成器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】形態素解析部、音韻・韻律記号生成部、韻
    律テーブル、韻律生成部、強調バイアステーブル、強調
    パラメータ生成部、加算器、音声素片ファイル、音韻パ
    ラメータ生成部、音声合成器からなるテキスト音声合成
    装置であって、 形態素解析部は、入力されるテキストを形態素解析処理
    することにより形態素情報を出力し、 音韻・韻律記号生成部は、形態素情報から韻律記号列、
    音韻記号列を生成し、 韻律テーブルは、韻律記号列に対応する韻律パラメータ
    を記憶し、 韻律生成部は、韻律テーブルを参照して韻律記号列から
    韻律パラメータを読み出し、 強調バイアステーブルは、テキストに含まれる強調情報
    に対応した強調韻律パラメータを記憶し、 強調パラメータ生成部は、強調バイアステーブルを参照
    し、テキストに含まれる強調情報が強調する箇所の強調
    韻律パラメータを生成し、 加算器は、韻律パラメータと強調韻律パラメータを加算
    し、加算韻律パラメータとして出力し、 音声素片ファイルは、音韻記号列に対応する音素片パラ
    メータを記憶し、 音韻パラメータ生成部は、音声素片ファイルを参照し、
    入力される音韻記号列から音声素片パラメータを読み出
    し、 音声合成器は、加算韻律パラメータを加味しながら音声
    素片パラメータを結合規則によって結合し合成音声を生
    成するテキスト音声合成装置。
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