JP2740463B2 - ディスク回転駆動装置 - Google Patents

ディスク回転駆動装置

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JP2740463B2
JP2740463B2 JP7051816A JP5181695A JP2740463B2 JP 2740463 B2 JP2740463 B2 JP 2740463B2 JP 7051816 A JP7051816 A JP 7051816A JP 5181695 A JP5181695 A JP 5181695A JP 2740463 B2 JP2740463 B2 JP 2740463B2
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えばマイクロフロッ
ピーディスク装置に適用するのに最適なディスク回転駆
動装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図4によって、マイクロフロッピーディ
スク回転駆動装置の従来例を説明する。 【0003】まず、このマイクロフロッピーディスク回
転駆動装置のスピンドルモータ1は、モータ軸2とロー
タ3とステータ4とターンテーブル5とによって構成さ
れている。そして、このディスク回転駆動装置のシャー
シ7に設けられたボス部8には、上下一対の軸受9、1
0が組込まれ、これらの両軸受9、10によって前記モ
ータ軸2がその下部において垂直状に回転自在に支持さ
れている。なお、上部の軸受9にはラジアル転がり軸受
が使用され、下部の軸受10にはメタル軸受からなるラ
ジアル滑り軸受が使用されている。 【0004】次に、モータ軸2の中央部の外周には、ロ
ータボス12が圧入や接着などによって固着され、この
ロータボス12には、前記ロータ3が水平状に取付けら
れている。このロータ3は、中心開口を有する円板状の
ヨーク13とこの下面に固着されたリング状のマグネッ
ト14とからなり、ヨーク13の小径の内周部13aが
ロータボス12の外周部に固着されている。そして、ロ
ータ3の下方には、前記ステータ4が水平状に配置され
ている。このステータ4は、プリント回路基板16の下
面に形成された複数個のコイル17とシャーシ7上に固
着されたヨーク18とからなっている。すなわち、モー
タ1は、ロータ3とステータ4とが平面的に対向する偏
平モータにて構成されている。 【0005】次に、モータ軸2の上部には、前記ターン
テーブル5が水平状に取付けられている。このターンテ
ーブル5は、チャックヨークを構成する円板状のターン
テーブル本体20とその上面に固着されチャックマグネ
ットを構成するマグネット板21とによって構成され、
ターンテーブル本体20の内周部がモータ軸2の上部の
外周に圧入や接着などによって固着されている。そし
て、ターンテーブル本体20の下面には、駆動ピン支持
レバー22が取付けられ、このレバー22の一端部上に
は、駆動ピン23が垂直状に固着されている。この駆動
ピン23は、ターンテーブル本体20に設けられた駆動
ピン挿通孔24を挿通して上方に突出している。なお、
レバー22は、駆動ピン23がターンテーブル5の回転
方向の前方側でターンテーブル5の中心から遠ざかる方
向に移動付勢されるように、引張ばね(図示せず)によ
って移動付勢されている。 【0006】ところで、上述したモータ1によって回転
駆動されるマイクロフロッピーディスク(以下、単に
「ディスク」と記載する)26は、上下ハーフ27a、
27bにて構成されたカートリッジケース27内に回転
自在に収納されている。このディスク26の中心部に
は、金属板からなる中心円板28が固着され、この中心
円板28の中心とそこから偏心した位置とに中心孔29
と駆動ピン挿入孔30とが設けられている。なお、中心
孔29は正方形状に形成され、駆動ピン挿入孔30は長
方形状に形成されている。また、中心円板28は、下ハ
ーフ27bに設けられたターンテーブル挿入孔31内に
遊嵌されている。 【0007】上述のように構成されたディスク回転駆動
装置にカートリッジケース27が挿入されると、スピン
ドルモータ1のターンテーブル5上にディスク26が水
平に装着されて、このディスク26の中心円板28がタ
ーンテーブル本体20上に載置されると共に、その中心
円板28の中心孔29と駆動ピン挿入孔30とがモータ
軸2の上部と駆動ピン23とに挿入される。そして、中
心円板28がターンテーブル5のマグネット板21によ
って吸着される、いわゆるマグネットチャッキングが行
われる。 【0008】このようにしてディスク26のチャッキン
グが完了した後に、モータ1のステータ4の複数個のコ
イル17に順次電流を通じると、この電流がロータ3の
マグネット14の磁束と鎖交してこのロータ3が回転さ
れるので、モータ軸2が回転される。これによってター
ンテーブル5が回転されて、このターンテーブル5上に
チャッキングされているディスク26が回転駆動され
る。なお、このとき、駆動ピン23が駆動ピン挿入孔3
0の外周側の辺30aを押圧することによって、ディス
ク26の中心円板28がターンテーブル5の中心から遠
ざかる方向に移動付勢されるので、中心円板28の中心
孔29の辺29aがモータ軸2の上部の外周に接触し
て、ディスク26の中心がターンテーブル5の中心に位
置決めされる。また、ターンテーブル5の回転に伴っ
て、駆動ピン23が駆動ピン挿入孔30の周面を押圧す
ることによりディスク26が回転駆動される。そして、
ディスク26の記録面に接触する磁気ヘッド(図示せ
ず)によって所望の記録再生が行われる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のマイクロフロッピーディスク回転駆動装置には、次の
ような問題があった。 【0010】すなわち、従来のディスク回転駆動装置で
は、ロータ3のロータボス12とターンテーブル5のタ
ーンテーブル本体20とが別部品であり、これらのロー
タボス12とターンテーブル本体20とがそれぞれ別々
にモータ軸2の外周に固着されている。このために、ロ
ータ3とターンテーブル5との間に大きな間隔Sが生じ
ることによってターンテーブル5の高さH1 が高くな
り、この結果、ディスク回転駆動装置全体が厚型になっ
てしまう問題があった。特に、前述したマイクロフロッ
ピーディスク回転駆動装置では、ターンテーブル5の下
方に駆動ピン支持レバー22を配置するための空間が必
要であるから、これに相当する高さもターンテーブル5
の高さH1 を高くする原因となっていた。 【0011】また、モータ軸2に圧入や接着などによっ
て固着されるロータボス12およびターンテーブル本体
20の厚さT1 、T2 は、これらを厚くするとディスク
回転駆動装置全体の高さが高くなるので、必要以上に厚
くすることができない。このために、モータ軸2に対す
るロータボス12およびターンテーブル本体20の水平
精度を出し難いから、矢印aで示すようなロータ3の面
振れや、矢印bで示すようなターンテーブル5の面振れ
が生じ易かった。そして、ロータ3に面振れが生じる
と、このロータ3の回転トルクが不安定になり、また、
ターンテーブル5に面振れが生じると、ディスク26に
面振れが生じて、ディスク26に対するヘッドの接触が
不完全になってしまう。 【0012】そこで、本発明は、ターンテーブルの高さ
を低くしてディスク回転駆動装置の薄型化を図ると共
に、ターンテーブルおよびロータの面振れ精度を高くす
ることができるようにしたものである。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述したディ
スク回転駆動装置において、前記ターンテーブルと前記
ロータボスとを一体に成形することによりターンテーブ
ル部分とこのターンテーブル部分の下方に突出したボス
部分とを有するように構成されたターンテーブル兼用ボ
ス部材を備え、このターンテーブル兼用ボス部材が前記
ボス部分にて前記モータ軸に固着され、前記ディスクを
吸着するためのチャッキング用マグネット板が前記ター
ンテーブル兼用ボス部材の前記ターンテーブル部分に取
付けられ、前記ターンテーブル部分における前記チャッ
キング用マグネット板の取付け位置よりも外周側となる
位置に前記ロータが前記ターンテーブル兼用ボス部材と
一体的になるように取付けられ、前記ヨークの前記中心
開口と前記リング状マグネットの中心開口とにより形成
される中央空間に前記ターンテーブル兼用ボス部材の前
記ボス部分が配置されたものである。 【0014】 【作用】本発明によれば、ターンテーブルとロータボス
とを一体に成形することによりターンテーブル部分と
のターンテーブル部分の下方に突出したボス部分とを有
するように構成されたターンテーブル兼用ボス部材を備
え、ディスクを吸着するためのチャッキング用マグネッ
ト板をこのターンテーブル兼用ボス部材のターンテーブ
ル部分に取付け、上記ターンテーブル部分における上記
チャッキング用マグネット板の取付け位置よりも外周側
となる位置にロータを上記ターンテーブル兼用ボス部材
と一体的になるように取付け、ヨークの中心開口とこの
ヨークとともに上記ロータを構成するリング状マグネッ
トの中心開口とにより形成される中央空間に上記ボス部
分を配置したので、ロータとターンテーブル部分との間
隔が無くなり、また、ターンテーブル部分、ボス部分お
よびロータから成る複合構造の高さを大幅に低くするこ
とができ、さらに、ロータの一部を構成するロータマグ
ネットと上記チャッキング用マグネット板との間の磁気
的な干渉きわめて効果的に防止することができる。 【0015】また、ターンテーブルとロータボスを一体
に成形することによりターンテーブル部分とこのターン
テーブル部分の下方に突出したボス部分とを有するよう
に構成されたターンテーブル兼用ボス部材を設け、ヨー
クの中心開口とこのヨークとともにロータを構成するリ
ング状マグネットの中心開口とにより形成される中央空
間に上記ボス部分を配置することによって、ディスクの
チャッキングがきわめて容易できわめて確実なマグネッ
トチャッキング構造のターンテーブルを備えたディスク
回転駆動装置全体の高さを高くすることなく、モータ軸
に取付けられるボス部分の厚さを充分に厚くすることが
できるので、モータ軸に対するターンテーブル兼用ボス
部材の水平精度を出し易く、このために、ターンテーブ
ル部分およびロータの面振れ精度を著しく高めることが
できる。 【0016】 【実施例】以下、本発明をマイクロフロッピーディスク
回転駆動装置に適用した一実施例を図1〜図3によって
説明する。なお、前記 【従来の技術】の項で説明した従来例と同一の部分に
は、これと共通の符号を付してその説明を省略する。 【0017】まず、本実施例のディスク回転駆動装置に
おいては、このディスク回転駆動装置のシャーシ7に設
けられたボス部37に軸受38が組込まれ、この軸受3
8にスピンドルモータ35の軸40がその下部において
垂直状に回転自在に挿入されている。このモータ軸40
の長さは、図4に示す従来例のモータ軸2の長さよりも
短くなっている。なお、軸受38には、メタル軸受から
なるラジアル滑り軸受が使用されているが、これは、ラ
ジアル転がり軸受でもよい。 【0018】次に、モータ軸40のほぼ中央部から上部
にかけての外周には、ターンテーブル兼用ボス部材42
が取付けられている。このボス部材42は、円筒状をな
すボス部分43と、このボス部材42の上部から外方へ
水平状に広がった円板状のターンテーブル部分44とが
一体に成形されたものである。そして、ボス部材42の
ボス部分43の内周部は、モータ軸40のほぼ中央部か
ら上部にかけての外周に圧入や接着などによって固着さ
れている。 【0019】次に、ボス部材42のターンテーブル部分
44の外周部には、ロータ46が取付けられている。こ
のロータ46の中心開口を有する円板状のヨーク47は
内周部47aが大径に形成され、この内周部47aがタ
ーンテーブル部分44の外周部に形成された円環状の支
持部48に固定されている。すなわち、この円環状支持
部48の外周面には、嵌合溝49が形成され、この嵌合
溝49には、円板状ヨーク47の内周部47aが嵌合し
ている。 【0020】次に、図3に示すように、ボス部材42の
上面においては、そのボス部43の内周部が上方に突出
して円環状の突起部43aが形成され、また、そのター
ンテーブル部分44の外周部が上方に突出して円環状の
突起部48aが形成され、さらに、これらの突起部43
aと48aとの突出長さおよび高さ位置は互いにほゞ同
一であるから、これらの突起部43aおよび48aの間
に円環状の凹部45が形成されている。そして、この円
環状凹部45の内周部には、チャッキングマグネットを
構成するマグネット板21が配置されている。したがっ
て、モータ軸40の軸心から遠ざかる方向に円環状突起
部43a、円環状凹部45および円環状突起部48aが
順次配置され、また、上記凹部45にはマグネット板2
1が配置され、さらに、上記円環状突起部48bがその
上部に形成されている支持部48に円板状ヨーク47の
円周部47aが固定されている。このために、ボス部材
42とこのボス部材42に取付けられたマグネット板2
1およびヨーク47とからなる複合構造の厚さは、ボス
部分43の内周部の上下方向の高さが大きい割りには小
さくなっている。 【0021】次に、図3に示すように、ターンテーブル
部分44の外周部が下方に突出して円環状の突起部48
bが形成され、この突起部48bと前記突起部48aと
これらの突起部48a、48bの間のターンテーブル部
分44の外周部とから前記支持部48が構成され、上記
突起部48bに前記嵌合溝49が形成されている。な
お、この突起部48bの下端はボス部分43の下端より
も上方に位置している。また、ボス部分43の内周部が
下方に突出して突起部43aと同様の突起部43bが形
成されているので、ボス部分43の内周部は、上下の突
起部43aおよび43bの突出長さだけ、ボス部分43
の外周部よりも上下方向に長くなっている。 【0022】次に、ロータ46がボス部材42のターン
テーブル部分44の外周部に取付けられることによっ
て、ターンテーブル部分44の下方に空間50が確保さ
れる。そして、この空間50内には、駆動ピン23を有
する駆動ピン支持レバー52が配置されている。すなわ
ち、図1に示すように、ほぼ円弧状に形成されたレバー
52が支軸53によってターンテーブル部分44の下面
に枢支されている。そして、駆動ピン23は、ターンテ
ーブル部分44の下面に固着されたばね係止ピン54と
レバー52の他端との間に張架された引張コイルばね5
5によって、ターンテーブル部分44の回転方向の前方
側でターンテーブル部分44の中心から遠ざかる方向に
移動付勢されている。 【0023】次に、ボス部材42のボス部分43の下端
面とシャーシ7のボス部37の上端面との間に軸受57
が介在されている。この軸受57は、リング状のホルダ
ー58によって支持された複数個の鋼球59とこれらを
上下から挟み込む一対のリング状基板60、61とから
なるスラスト転がり軸受にて構成されている。そして、
この軸受57の軸支部位(複数個の鋼球59のそれぞれ
の球心を通る円)の直径Dは、モータ35の高さに影響
を与えないので、充分に大きくすることができる。な
お、この軸受57によってモータ軸40の倒れを防止す
るために、軸受57の上側の基板60の軌道面(鋼球5
9との接触面)は、モータ軸40の軸心に対して直交す
るように設定されている。また、軸受57は、スラスト
軸受であればその構造を種々に変更することができる。 【0024】上述のように構成されたディスク駆動装置
によれば、ターンテーブル兼用ボス部材42は、ボス部
分43とターンテーブル部分44とが一体に成形された
ものであり、また、このターンテーブル部分44の外周
部にはロータ46が取付けられているので、ロータ46
とターンテーブル部分44との間隔(図4に示す従来例
では間隔S)が無くなり、このために、ターンテーブル
部分44の高さH2 は大幅に低くなる。また、ヨーク4
7の中心開口とリング状マグネット14の中心開口とに
より形成される中央空間にボス部分43が配置されるの
で、ターンテーブル部分44、ボス部分43およびロー
タ46から成る複合構造の高さも大幅に低くなる。しか
も、ロータ46がターンテーブル部分44の外周部に取
付けられることによって、ターンテーブル部分44の下
方に空間50が確保されるので、この空間50内に駆動
ピン支持レバー52を配置することが可能になり、した
がって、このレバー52のためにターンテーブル部分4
4の高さH2 が高くなることもない。 【0025】また、ボス部分43とターンテーブル部分
44とが一体に成形されたボス部材42は、ディスク回
転駆動装置全体の高さを高くすることなく、モータ軸4
0に圧入や接着などによって固着されるボス部分43の
厚さT3 を充分に厚くすることができる。このために、
モータ軸40に対するボス部材42の水平精度が出し易
いから、ロータ46およびターンテーブル部分44の面
振れを防止することができる。 【0026】ところで、本実施例のディスク回転駆動装
置においては、その軸支部位の直径Dが大きいスラスト
軸受からなる軸受57によってターンテーブル兼用ボス
部材42のスラスト方向を軸支するように構成されてい
る。したがって、モータ軸40の倒れが軸受57によっ
て防止され、また、シャーシ7に対するモータ軸20の
左右方向の安定が軸受38によって図られるから、モー
タ軸40の振れが抑えられる。 【0027】すなわち、図4に示す従来例で説明したよ
うに、上下一対の軸受9および10にラジアル軸受を使
用した構造は、モータ1を薄型化しようとすると、両軸
受9および10の間隔L1 が短くなる。このために、モ
ータ軸2の振れが大きくなってディスク26に対するヘ
ッドの位置が不安定になるから、トラッキング精度が悪
化する。この場合、モータ軸2と軸受9との偏心および
モータ軸2と軸受10との隙間によってモータ軸2がA
点を中心として振れるので、B点における振れはL1
2 との長さの比によって決まる。従来から、この種の
軸振れの対策としては、軸受に転がり軸受を使用してモ
ータ軸2に対する圧入箇所ができるだけ多くなるように
ハウジングを形成することによってプリロード機構を設
けるのが普通であるが、これは、スペースの問題がある
上にコスト高になって困難である。 【0028】ところが、本実施例においては、その軸支
部位の直径Dが大きいスラスト軸受である軸受57を使
用しているので、前記L1 の長さが直径Dの長さになっ
たものに相当する。そして、この直径Dの値はモータ3
5の高さが低くなってもH2以上に大きくすることがで
きるから、モータ35が偏心モータであっても、モータ
軸40の振れを小さくすることができる。そして、上下
一対のラジアル軸受けを使用してハウジングを形成する
ことによりプリロード機構を設けるものに比較して、部
品精度を低くして低コストで済む効果的な軸受を構成す
ることができる。しかも、スラスト軸受である軸受57
は、モータ35への組込みが容易で自動組立ても可能で
ある。 【0029】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は、上述の実施例に限定されることなく、本発明
の技術的思想に基づき各種の有効な変更が可能である。 【0030】 【0031】さらに、本発明は、マイクロフロッピーデ
ィスク回転駆動装置に限定されることなく、各種のディ
スクをターンテーブル上に装着して回転駆動する各種の
ディスク回転駆動装置に適用可能である。 【0032】 【発明の効果】本発明は、ターンテーブルとロータボス
を一体に成形することによりターンテーブル部分とこ
のターンテーブル部分の下方に突出したボス部分とを有
するように構成されたターンテーブル兼用ボス部材を備
え、ディスクを吸着するためのチャッキング用マグネッ
ト板をこのターンテーブル兼用ボス部材のターンテーブ
ル部分に取付け、上記ターンテーブル部分における上記
チャッキング用マグネット板の取付け位置よりも外周側
となる位置にロータを上記ターンテーブル兼用ボス部材
と一体的になるように取付け、ヨークの中心開口とこの
ヨークとともに上記ロータを構成するリング状マグネッ
トの中心開口とにより形成される中央空間に上記ボス部
分を配置したので、従来は大きな間隔が生じていたロー
タとターンテーブル部分との間隔が無くなり、このため
に、ディスクのチャッキングがきわめて容易できわめて
確実なマグネットチャッキング構造のターンテーブルを
備えているにもかゝわらず、ターンテーブル部分、ボス
部分およびロータから成る複合構造の高さを大幅に低く
することができ、したがって、ディスク回転駆動装置の
大幅な薄型化が可能になる。特に、上述の実施例で示し
たマイクロフロッピーディスク回転駆動装置の場合に
は、ターンテーブル部分の下方に駆動ピン支持レバーを
配置する空間を確保できるので、このレバーのためにタ
ーンテーブル部分が高くなることもない。 【0033】また、ターンテーブルとロータボスを一
体に成形することによりターンテーブル部分とこのター
ンテーブル部分の下方に突出したボス部分とを有するよ
うに構成されたターンテーブル兼用ボス部材を設け、ヨ
ークの中心開口とこのヨークとともにロータを構成する
リング状マグネットの中心開口とにより形成される中央
空間に上記ボス部分を配置することによって、ディスク
のチャッキングがきわめて容易できわめて確実なマグネ
ットチャッキング構造のターンテーブルを備えたディス
ク回転駆動装置全体の高さを高くすることなく、モータ
軸に取付けられるボス部分の厚さを充分に厚くすること
ができるので、従来では難しかったモータ軸に対する
ーンテーブル兼用ボス部材の水平精度を出し易く、この
ために、ターンテーブル部分およびロータの面振れ精度
を著しく高めることができる。したがって、ディスクの
チャッキングがきわめて容易できわめて確実なマグネッ
トチャッキング構造のターンテーブルを備えたディスク
回転駆動装置のロータの回転トルクをきわめて安定させ
ることができるので、ディスクに対するヘッドの接触を
きわめて完全に行うことができ、このために、記録再生
の特性を著しく向上させることができる。 【0034】しかも、ボス部分とターンテーブル部分と
が一体の単品となるので、部品点数およびモータ軸への
取付け作業工数をそれぞれ削減することができ、このた
めに、従来のように2部品であったものに比較して大幅
なコストダウンを図ることができる。さらに、ディスク
を吸着するためのチャッキング用マグネット板をターン
テーブル兼用ボス部材のターンテーブル部分に取付け、
このターンテーブル部分におけるチャッキング用マグネ
ット板の取付け位置よりも外周側となる位置にロータを
上記ターンテーブル兼用ボス部材と一体的になるように
取付けたので、ディスクのチャッキングがきわめて容易
できわめて確実なマグネットチャッキング構造のターン
テーブルを備えたディスク回転駆動装置の大幅な薄型化
を図り得るにもかゝわらず、ロータの一部を構成するロ
ータマグネットと上記チャッキング用マグネット板との
間の磁気的な干渉をきわめて効果的に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明をマイクロフロッピーディスク回転駆動
装置に適用した一実施例における縦断面状態での要部の
分解斜視図である。 【図2】図1に示すマイクロフロッピーディスク回転駆
動装置のターンテーブル上にディスクを装着した状態で
の要部の縦断面図である。 【図3】図2に示すマイクロフロッピーディスク回転駆
動装置のディスクおよび駆動ピン支持レバーを取除いた
状態での一部分の拡大縦断面図である。 【図4】従来のマイクロプロッピーディスク回転駆動装
置のターンテーブル上にディスクを装着した状態での縦
断面図である。 【符号の説明】 4 ステータ 5 ターンテーブル 12 ロータボス 14 マグネット 20 ターンテーブル本体 21 マグネット板 23 駆動ピン 26 ディスク 35 モータ 38 軸受 40 モータ軸 42 ターンテーブル兼用ボス部材 43 ボス部分 44 ターンテーブル部分 46 ロータ 47 ヨーク 48 支持部 52 駆動ピン支持レバー 57 軸受

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.モータ軸と、 このモータ軸を回転させるためにこのモータ軸にロータ
    ボスを介して取付けられるとともに中心開口を有する円
    板状のヨークと、 このヨークに固着されこのヨークとともに ロータを構成
    するリング状のマグネットと、ディスクが装着されるように構成されるとともに このデ
    ィスクを回転駆動させるために前記モータ軸に取付けら
    れたターンテーブルとを具備するディスク回転駆動装置
    において、 前記ターンテーブルと前記ロータボスとを一体に成形
    ることによりターンテーブル部分とこのターンテーブル
    部分の下方に突出したボス部分とを有するように構成さ
    れたターンテーブル兼用ボス部材を備え、 このターンテーブル兼用ボス部材が前記ボス部分にて前
    記モータ軸に固着され、 前記ディスクを吸着するためのチャッキング用マグネッ
    ト板が前記ターンテーブル兼用ボス部材の前記ターンテ
    ーブル部分に取付けられ、 前記ターンテーブル部分における 前記チャッキング用マ
    グネット板の取付け位置よりも外周側となる位置に前記
    ロータが前記ターンテーブル兼用ボス部材と一体的に
    るように取付けられ、 前記ヨークの前記中心開口と前記リング状マグネットの
    中心開口とにより形成される中央空間に前記ターンテー
    ブル兼用ボス部材の前記ボス部分が配置された ことを特
    徴とするディスク回転駆動装置。
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