JP2736449B2 - 画像転写装置 - Google Patents

画像転写装置

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JP2736449B2 JP27443889A JP27443889A JP2736449B2 JP 2736449 B2 JP2736449 B2 JP 2736449B2 JP 27443889 A JP27443889 A JP 27443889A JP 27443889 A JP27443889 A JP 27443889A JP 2736449 B2 JP2736449 B2 JP 2736449B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラープルーフ等を作成するために着色感光
性フイルムである画像シートを受像シートに重ねて画像
を転写するための画像転写装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、印刷製版の分野においては、写真原稿(ネガカ
ラーフィルム、リバーサルカラーフィルムペーパー等)
の連続調画像から一旦色分解して例えば3色ないし4色
の網点のフィルムを作成し、該フィルムからPS版等の印
刷版を作成している。したがって印刷版を作るまでに、
多量のフィルムを用いて、色分け、画像の合成を行って
いるのが現状である。この複雑な作業の中では文字、レ
イアウトの間違い等多くのミスが発生する。さらに、発
注者からの急な変更等に対応しなければならず、要望さ
れた色調階調、レイアウトに印刷物が仕上がるかどうか
の事前チェックが必要となる。これらの確認のため正式
の印刷版を作るに校正刷と呼ばれる試し刷りや他の種々
なシステムが使用されている。
たとえば、網点のフィルムからCRTを用いるもの、カ
ラー感光材料等銀塩を用いたもの、ジアゾ等非銀塩感光
材料を用いたもの、電子写真方式のもの、乾式トナーに
より画像形成するもの等の方法により画像を作り出来上
がりの印刷物を推定するものである。しかし、これらの
校正システムは、一般的に一枚の校正を作るのに長時間
を要し、装置が大きい,材料費が高い,作業性が悪い等
の問題があり、実用上充分なシステムになっていないの
が現状である。近年、校正物を得る方法としてフォトポ
リマー感光材料を用いたプルーフシステムが使用される
様になり色画像として印刷インキと同じ顔料を用い、印
刷物とかなり近似した多色画像が得られる様になった。
このようなプルーフの作成方法としては、第10図(a)
に示すようなY,M,C,BKの各着色感光シートを第10図
(b)に示すように各色に対応した分解ポジフィルムと
重ねて画像露光し、その後現像することにより、第10図
(c)に示すような各色の画像シートを得る。次に第11
図(a)に示す転写装置の転写ローラ対33,34により受
像シートと1色目の画像シートを重ね加圧、加熱搬送し
て画像を受像シート上に転写させるこれらの操作を1枚
の受像シートに4回行って多色カラー画像を作成する。
しかしこれだけでは逆像になることがあるので、その場
合は更にもう1回転写して正像画像にする。
尚、画像転写に際しては第11図(b)及び(c)のご
とくシワ・ムラ・色ズレ防止のため、シートより大き
い、アルミ板等の補強板21上に各シートを乗せ画像転写
を行っている。
そして転写ローラ対33,34の他に挿入台31が該ローラ
対33,34の前方に受取台32が後方に設けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようなカラープルーフ作成装置においては、形成
された画像を1色ずつ順次転写するので、画像転写の合
わせの精度を厳密に行う必要がある。
第11図(a)に示すような従来の転写装置30では、合
わせの精度を保つためと、柔軟な受像シートと画像シー
トを搬送するために、第11図(b)の斜視図及び第11図
(c)の断面図のようなアルミ板等の補強板21に受像シ
ートと画像シートを載せて補強板裏面に取付たピンバー
23A及び合わせ孔23でレジストレーションして画像の位
置合わせをしたのちカバーシートをかぶせ搬送する構成
をとる必要がある。尚、カバーシート25にはピンバー23
Aに対応する逃げ孔23Bがあけられている。
そして、第11図(b)及び(c)のような補強板21を
搬送するための搬送手段としては、構成の容易さから転
写ローラ対33,34の使用が一般的であり、このときピン
バー23Aは面倒であるがその都度はずしてある。
そしてその転写ローラ対33,34は加圧加熱されていて
前記画像の転写を行うことになる。
このとき補強板21上に画像シートと受像シートを重ね
て載せ、更にカバーシートを重ねた状態は各シート及び
補強板21の間に気泡が混在し、また、しわ等が残り幾分
各シート面は波打った状態になっている。このような状
態でいきなり前記加圧加熱する転写ローラ対33,34の間
に各シートを重ねた補強板21を送りこむと、気泡が的確
に追い出されず内在したまま或はしわがのばされないま
ま急激に高い圧着力が加えられ、熱融着転写がなされ精
密な均一な転写が阻害されることがある。しかも、画像
転写においては加圧が低圧でなく4〜6kg/cm2のかなり
の高圧力でなされないと安定した確実な転写は達成され
ない。
特にシート間に気泡が内在して追い出しきれずしわや
ふくらみのとり切れない状態は加圧又は加熱加圧ローラ
が急激に大きな圧力で各重なりシートに接触することに
より起こるものと思われる。即ち、弱い圧力で徐々に加
熱圧着をさせながら画像転写を行わないとしわやふくら
みのための画像の歪やずれなどが起こり画質低下が必至
と思われる。
また、今までのように補強板21上に重ねた画像シート
F,受像シートP,カバーシート25を手で直進式の画像転写
装置30の加圧又は加熱加圧ローラ対33,34に送りこんだ
のでは初期接触圧のかかり具合が人によってまちまちで
不安定にならざるを得ない。
本発明はこのような問題点を解決して高画質の画像転
写を得るための加圧又は加熱加圧ローラが或はその前の
先導用の弱接着ローラが円滑に加圧を開始できるように
し、更に、不必要な部分例えばピンバーの取付け部分で
は前記ローラを転写面から逃がして該ローラやピンバー
の破壊を防止し、かつピンバーを装着したまま画像転写
を可能にしたコントロール機能を人手によらず自動的に
行える画像転写装置を提供することを課題目的にする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は次の技術手段(1)項又は(2)項によっ
て達成される。
(1)回転可能なドラムと、該ドラム上の受像シートと
画像シートとを介して加圧する該ドラムの軸心に平行な
軸心を持つ加圧ローラと、該ドラムの外周部に配置した
押さえローラとを有し、 前記加圧ローラ又は前記押さえローラを前記ドラム表
面との接触を断たせるプルアップスペーサを前記ドラム
側部に設けたことを特徴とする画像転写装置。
(2)回転可能なドラムと、該ドラムの軸心に平行な軸
心を持つ加圧ローラとを有し、 前記加圧ローラが前記ドラム上の受像シートと画像シ
ートとをこのドラム表面に加圧接触する前に仮接触ロー
ラで両シートを接触させた後、 前記加圧ローラが前記画像シートの画像を前記受像シ
ートに転写することを特徴とする画像転写装置。
〔実施例〕
(フィルムについて) 本発明の画像転写装置を搭載したカラープルーフ作成
装置に使用する着色感光性フィルムの1実施例の構成を
第1図に示す。即ち、厚さ75μmの透明PETベース上に
厚さ30μmの熱硬化層を設け、更にその上に厚さ1〜2
μmの着色感光層を設けてある。
そして熱軟化層と感光層とは加熱することによりPET
ベースより剥離し易くなっおり、着色感光層は顔料,感
光体およびバインダからなるフォトポリマーで構成され
ている。着色感光層は光が当たると現像液に溶け易い組
織に変わる。このフィルムには、4種類の着色フィルム
がある。そしてそれ等の色は例えばY,M,C,BKのものであ
る。また焼付ける原稿は、4色に分解された白黒ポジフ
ィルムである。
各原稿のポジフィルムを第2図(a)に示すように対
応する色の各着色感光性フィルムと重ね密着露光をす
る。
(転写方法について) 露光済みの各着色感光性フィルムを現像部で現像し水
洗感想すると第2図(b)に示す各着色像が得られる。
そしてこのような現像済み各着色感光性フィルムを転写
部で同一の受像紙に正しく位置決めして4回繰り返し加
熱加圧して転写する。着色感光性フィルムの支持体(PE
Tベース)は第3図(a)に示すように熱軟化層と感光
層間で剥離し易くなっており加熱加圧転写後除去され
る。そして第3図(b)に示すように4回の転写によっ
てカラープルーフの作成が完了する。
ここで1回の露光時間は30〜40秒、現像時間は水洗10
秒乾燥20秒を入れて約60秒である。また転写を加熱加圧
した転写ローラ間で行うが転写ローラの表面温度は50℃
〜100℃程度であり、1回の転写時間は約60秒にとって
あり、4回転写するには正味4分必要になる。このよう
にして4回の転写を終わるとカラープルーフの作成が完
了する。
(カラープルーフ作成装置) このような構成で実現させた本発明の画像転写装置を
包含したカラープルーフ作成装置の実施例を第4図の側
断面図、第5図の正面断面図、第6図の加熱用プレスロ
ーラ部の部分断面図、第7図(a),(b),(c)の
シート位置決め部の断面図、第8図のシート位置決め部
の平面図および第9図(a)の剥離板作動部の断面図、
第9図(b)の剥離板作動部の平面図によって説明す
る。
本実施例のカラープルーフ作成装置は露光装置を除
き、現像部170と転写部100とから構成され、現像部170
を下部に転写部100を上部に配置したもので移動用キャ
スタ101Dおよび設置用脚部101Cをもっている。
(装置−現像部) 現像部170は露光済みの着色感光性フィルムFの挿入
台171,該フィルムのセンサー172が配置され、フィルム
搬送用モータ173およびプーリ173A等その駆動伝達装置
を介して駆動される搬送ローラ対174が最小フィルム長
さより短いピッチで配置され各該ローラ対の間は搬送ガ
イド176および178で連結されている。そして最終段の搬
送ローラ対の下側に処理槽180への挿入口179が配置され
ている。処理槽180は現像槽181と水洗槽186からなり更
にその後に乾燥部190が接続されている。現像槽181には
現像ラック182が設けられ搬送ローラ対183Aが適当な間
隔を置いて配設されまた各ローラ対間は搬送ガイド184
によって連結されている。そして1ケ所に現像用ブラシ
ローラ187Aが設けられている。現像槽181は現像液が渡
り部ローラ対185の下方に液位があるように充満され、
該現像液に対しては、現像液循環ポンプ181Aによりヒー
タ181Cを有する熱交換タンク181Bを介して液温の制御と
均一化が行われている。
現像槽181の隣には渡り搬送ローラ対185を介して水洗
槽186が設けられ該水洗槽186の中には搬送ローラ対187A
および水洗用ブラシローラ187Bが設けられその搬送径路
の上下にはスプレーノズル188が配設され、水洗用スプ
レーポンプ186Aで噴射水洗ブラッシングがなされるよう
にしてある。水洗槽186の隣には渡り搬送ローラ対189を
介して乾燥部190が設けられ搬送ローラ対194Aおよび搬
送ガイド194Bが配設され、該搬送ガイド194Bの上方およ
び下方には加熱ヒータ191および送風用ファンモータ192
が設けられている。そして、乾燥部190の外部本体正面
には現像用着色感光性フィルム回収用のフィルムバスケ
ット193が取り付けられている。
また現像槽181への現像液補充用のポンプ181Dが設け
られており、現像液の減力に対して適時補給がなされて
いる。
そして、この現像部170での作用は挿入台171に装填さ
れた着色感光性フィルムFはフィルムセンサー172の指
令により、搬送ガイド176上を搬送ローラ対174によって
現像槽181に送りこまれ、現像ラック182の搬送ローラ対
183A、搬送ガイド184によって液浸搬送されながら更に
現像効果を高めるためブラシローラ187Aで、フィルム面
をこすりつけながら現像を終わり渡り部の搬送ローラ対
185によって水洗槽186に移され、ここではスプレーノズ
ル188による水洗シャワーとブラシローラ187Bの強制的
な水洗により水洗効率を上げ乾燥部190にて乾燥されバ
スケット193上に回収される。
本実施例において使用する現像液の処方についての説
明は省略する。
現像時間は使用着色感光性シートの大きさがA1版程度
の場合で現像槽で25秒、水洗が10秒、乾燥が20秒計約60
秒を要している。また現像液温度は25〜35℃に制御して
ある。
(装置−転写部) 次に転写部100について説明する。両側に配置された
本体フレーム101に取りつけられボールベヤリング103A,
ベヤリングストッパー103Bを内蔵した軸受103を介して
転写ドラム102が設けられ、該ドラムはチェーンホイー
ル104,105およびチェーン106を介しドラム駆動モータ10
7によって駆動可能にしてある。また軸心部には加熱用
ヒータ128が取付金具127に保持されて設けられている。
従って加熱用ヒータ128によってドラム全体を一様な温
度(50〜100℃)に制御しやすい構成になっている。該
ドラム102の外周部で複数の押えローラ108が所定の間隔
をとって配設されローラ圧着ばね109によって転写ドラ
ム102に接触するように該ローラ108の軸受部が本体フレ
ーム101の前記ドラム102のラジアル方向にスライド可能
に設けられている。前記ばね109は前記軸受け部を圧着
方向に移動さすように付勢している。またこの押えロー
ラは転写ドラム102の両側外周部に設けられたプルアッ
プスペーサ111によって前記ばね109に抗して該ドラム10
2との接触を断つことを可能にしてある。
また、一様な温度の転写ドラム102を加圧しかつ更に
転写に必要な温度に加熱可能にした加圧ローラ(加熱用
プレスローラ)132が鉄心ローラ132Aにシリコンゴム132
Bを被覆したローラとして設けられ、両端の軸部をボー
ルベヤリング133A、ベヤリングストッパ133Bを内蔵した
軸受133で受けさせている。この軸受133は本体フレーム
101に取り付けられたスライドガイド139の中をスライド
するように取り付けられている。そしてそのスライド方
向は転写ドラムのラジアル方向にとってある。また該軸
受133は加圧用エヤシリンダ142の可動部142Bと直結して
該加圧用エヤシリンダ固定部142Aは本体フレーム101に
シリンダ取付金具141で固定されている。また前記加熱
用プレスローラの軸心部にはヒータ138が静止して設け
られ、スライドする軸受133に設けられた取付金具137上
に固定されている。
ところで複数の押えローラ108のうち、加熱用プレス
ローラ即ち、加圧ローラ132の最も近い上流側にあるも
のを108Aとしてこれを仮接着ローラとして機能させてい
る。
即ち、ドラム102上の画像シートと受像シートが加圧
ローラ132に圧着されて正規の転写作用が始まる前段階
として先ずはじめに前記仮装着ローラと同心のカムフォ
ロワーがプルアップスペーサ111の下り傾斜カム面111A
に接触しながらドラム面に近接して行き前記両シートを
介してドラム面に接触をし始め、軽い押圧力の圧着が働
き始め両シートが軽い均一な密着状態になる。そして更
に、ドラム102上に巻かれて密着固定されている微接着
シート(粘着フィルム)126とも微接着力で貼り合わさ
れ3シートがドラム面上に密着状態になる。このように
して仮接着ローラ108Aの接触し始めたところは各シート
間にある気泡も除かれしわやふくらみもとれほぼ均一な
密着状態の面が維持される。
このような状態で仮接着ローラ108Aが加熱用プレスロ
ーラ(加圧ローラ)132の圧着を先導しながら、該加圧
ローラ132が本格的に両シートを加熱加圧転写して行く
ことになる。この場合も、勿論該加圧ローラ132と同心
のカムフォロワーが前記下り傾斜カム面111Aに接触しな
がらドラム面に近接して行くようになってある。これに
よって気泡を内在させてしわやふくらみを残したりする
ことなく、均一な密着状態でしかも強力な転写画像を完
成させ高画像のカラープルーフを作成することが可能に
なる。
尚、粘着フィルム126は後述するようにドラム面にほ
ぼ1周巻きつけられて両端をドラム面に固定セットされ
ており、転写が円滑に行われるようにするものであり、
また粘着性の耐久力も強く何回も繰り返し使用可能にし
てある。
(装置−位置あわせ) 次に、画像シート(現像済み着色感光性フィルム)F
および受像シート(受像紙)Pの重ね合わせ位置出し部
110について説明する。転写ドラム102の表面1箇所を削
り平坦部を設け、断熱板119を断熱板固定ねじ121で固定
し、必要なれば転写紙の平坦性を保持するための微弱な
粘着力を有する前記粘着フィルム126の端部を固定ねじ1
22によって固定し転写ドラム面をほぼ1周巻回して他の
端部も固定してある。そして転写ドラム表面を僅かな粘
着面にしてしまうようにしてある。該断熱板119上に取
付けられた蝶番113の可動板113Aに受像紙押え板113Bを
固定し、該押え板113Bの上にピンバー112を取付けてあ
る。そして該押え板113Bに設けられた軸受117に剥離板
回動軸115Aを設け、該軸115Aには剥離板115が固定さ
れ、更にトルクばね115Bがかけられ該剥離板115が受像
シート(受像紙)押え板113Bと同一平板上となるように
または平行になるよう付勢されている。また剥離板回動
軸115Aの端部にはカムフォロワーレバー125が取りつけ
られている。そして本体フレーム101の所定位置に剥離
板開閉カム123がビス124で締結されている。
そして転写ドラム102が回転し、前記レバー125が、前
記開閉カム123に触れることにより前記剥離板115がはね
上げられるとともに、着色感光性フィルムがピンバー11
2のピンから抜けて上方にはね上げられその端部を該転
写ドラム102の外周面近傍に待機している剥離ローラ153
に挟持させるようにしてある。そして前記開閉カム123
のところを前記レバー125が通過すると剥離板115はトル
クばね115Bによりもとに戻される。
剥離ローラ153は複数の搬送ローラ対154とともに駆動
モータ151により駆動伝達ホイールおよびチェーン152を
介して駆動され、前記各ローラ間は搬送ガイド155によ
って連結されている。そしてこれら搬送ガイド155の終
端部にフィルム回収部156が設けられている。
このように構成された転写部100および現像部170の本
体フレーム101の外側には外装カバー101Aが施されてお
り操作盤等が配設され操作の容易化、簡易化をはかると
ともに安全性が考慮されている。
(転写のし方、作用) 次に転写部100の作用について説明する。現像部170ま
たは他の現像機で現像し終わった着色感光性フィルムF
と受像紙Pを転写ドラム102に装填するに当たって、先
ず、受像紙Pを重ね合わせ位置出し部110の受像紙押え
板113Bの下において該押え板113Bを閉じて押え付けてロ
ック金具116でロックして固定する。そして該押え板113
B上に設けられたピンバー112のピンに前記現像済み着色
感光性フィルムFの端部に前記ピンバー112に対応して
あけられた複数の基準孔を嵌めこみ転写作動を開始す
る。この装填時には転写ドラム102の両側の部分に設け
られたプルアップスペーサ111により加圧ローラ(加熱
用プレスローラ)132およびその近傍の押えローラ108A
は、転写ドラムから浮き上がっているが始動することに
より前述のように第1の押えローラ108Aがプルアップス
ペーサ111の下り傾斜カム面111Aに案内されて徐々に転
写ドラム102のドラム面に近接しながら接触を開始し始
め更に加熱用プレスローラ132も仮接着ローラとしての
第1の押えローラ108Aと同じように徐々に転写ドラム10
2に近づきながら接触し加圧用エヤシリンダ142の作動に
よって圧着を開始する。これによって加圧力は急激に1
種の撃力となって各シートを押圧することはなく円滑な
押圧をし始める。そして、その前に転写ドラム102およ
び加熱用プレスローラはいずれも中心部に内蔵のヒータ
128および138によりそれぞれ表面温度が60℃および110
℃に加熱されている。但し、該温度はこれ等の温度に必
ずしも限定されるものではない。そして加熱ローラ、転
写ドラムによりフィルムFから受像紙Pに転写される。
この際前記フィルムFの熱軟化層が熱を加えられている
ので剥離し易くなっている。そこでせ第9図(a)およ
び(b)に示すようにカムフォロワーレバー125が剥離
板開閉カム123によってはね上げられることにより、前
記フィルムFのPETベースが剥離を開始し、剥離ローラ1
53に喰え込まれ画像を受像紙に転写させながら前記PET
ベースは搬送ローラ154および搬送ガイド155中を運ばれ
てフィルム回収部156に取り出される。一方受像紙P上
に転写された画像は、前記ドラム102の加熱と加圧によ
って更に強固に強度を増して転写され、重ね合わせ位置
出し部110が装填取り出し位置に来てもとの位置に停止
する。ここで第1回目の転写(例えばYの転写)が完了
する。そこで受像紙はそのままにして第2の現像済み着
色感光性フィルムの基準孔をピンバー112のピンに嵌め
て再び作動させ第1回目と同様に別の色の画像転写(例
えばMの色の転写)が完了する。そして前と同様に装填
位置にて第3回目の転写用のフィルム(例えばCの色の
フィルム)をピンバーに装填して、転写を行い最後に第
4回目のフィルム(例えばBLフィルム)をピンバー112
に嵌め今までの受像シートの上に転写させる。
このようにしてカラープルーフの作成が終わり受像紙
押え板ロック金具116を外し、受像紙押え板を開き、転
写済みの受像紙即ちカラープルーフを取り外して回収す
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本願発明では、受像シートや画
像シートが重ねられて加圧ローラによる本格的な画像転
写は、加圧ローラで加圧する前に両シートをローラで接
触させたのち、加圧ローラで加圧させたり、プルアップ
スペーサーのスペーサーカム面の作用により画像シート
や受像シート上に急激な撃力的なショックを発生する押
圧力を加えることなく円滑に徐々に前記両シート面に近
づいて押圧できるようにコントロールすることが可能に
なった。従って、シート間に内在する気泡を追い出しな
がら、しかもしわやふくらみを消しながら安定した画像
転写が行われるようになった。そして均一な密着状態の
高画質の画像転写が実現できるようになった。そして、
これによって転写ムラ、色ずれが発生しない一様な強力
な熱転写が実現できるようになった。
更に、本発明に装着したプルアップスペーサにより前
記各ローラは必要時以外には転写ドラム面との接触が絶
たれるため、ピンバーをドラムに取りつけたままにして
駆動が可能になり、ローラそのものの耐久性も向上でき
るようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置に使用する着色感光性フィルムの
1実施例の構成図。 第2図(a)は該フィルムの露光作用を示す斜視図。 第2図(b)は現像済みの該フィルムを示す斜視図。 第3図(a)は転写作用を示す斜視図。 第3図(b)は4回転写済みで作成されたカラープルー
フを示す斜視図。 第4図は本発明の画像転写装置を含むカラープルーフ作
成装置の実施例の側断面図。 第5図はその正面断面図。 第6図は加熱用プレスローラ部の部分断面図。 第7図(a),(b),(c)はシート位置決め部の断
面図。 第8図はシート位置決め部の平面図。 第9図(a)は剥離板作動部の断面図。 第9図(b)は剥離板作動部の平面図。 第10図(a),(b),(c)は従来の着色感光シート
のそれぞれ層構成、露光、現像済みを示す斜視図。 第11図(a)は従来の着色感光シートと受像シートを重
ね合わせる手段を示す転写装置の正面図。 第11図(b)はカバーシート付き補強板の斜視図。 第11図(c)はカバーシート付き補強板の断面図。 34,35…加圧ローラ対、36,37…仮接着ローラ対 100…転写部、101…本体フレーム 102…転写ドラム、103,133…軸受 104,105…チェーンホイール 106…チェーン、107…駆動モータ 108…押えローラ、108A…仮接着ローラ 109…ローラ圧着ばね 110…重ね合わせ位置出し部 111…プルアップスペーサ 112…ピンバー、113…蝶番 113B…受像紙押え板、115…剥離板 115A…剥離板回動軸、115B…トルクばね 119…断熱板、123…剥離板開閉カム 125…カムフォロワーレバー 126…粘着フィルム、128,138…ヒータ 132…加圧ローラ(加熱用プレスローラ) 139…スライドガイド 142…加圧用エヤシリンダー 153…剥離ローラ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能なドラムと、該ドラム上の受像シ
    ートと画像シートとを介して加圧する該ドラムの軸心に
    平行な軸心を持つ加圧ローラと、該ドラムの外周部に配
    置した押さえローラとを有し、 前記加圧ローラ又は前記押さえローラを前記ドラム表面
    との接触を断たせるプルアップスペーサを前記ドラム側
    部に設けたことを特徴とする画像転写装置。
  2. 【請求項2】回転可能なドラムと、該ドラムの軸心に平
    行な軸心を持つ加圧ローラとを有し、 前記加圧ローラが前記ドラム上の受像シートと画像シー
    トとをこのドラム表面に加圧接触する前に仮接触ローラ
    で両シートを接触させた後、 前記加圧ローラが前記画像シートの画像を前記受像シー
    トに転写することを特徴とする画像転写装置。
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