JP2734324B2 - レール溶接用ガスシールドチャンバ - Google Patents

レール溶接用ガスシールドチャンバ

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JP2734324B2
JP2734324B2 JP4337386A JP33738692A JP2734324B2 JP 2734324 B2 JP2734324 B2 JP 2734324B2 JP 4337386 A JP4337386 A JP 4337386A JP 33738692 A JP33738692 A JP 33738692A JP 2734324 B2 JP2734324 B2 JP 2734324B2
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gas shield
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泰彦 西
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Nippon Kokan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レールのエンクローズ
ドアーク溶接の際に使用するガスシールドチャンバに関
する。
【0002】
【従来の技術】レールの突合せ継手溶接では例えば特公
平3−68780号公報に記載されているようなガスシ
ールドチャンバを用いてエンクローズドアーク溶接を行
う。
【0003】図3は同公報に記載されたガスシールドチ
ャンバの断面正面図である。図において、10は箱形に
形成されたガスシールドチャンバで、この中を挿通され
るレール1の溶接部を包囲し、内部をシールドガス雰囲
気にするものである。2はレール1の突合せ部を溶接す
る溶接ノズルで、図示しない自動溶接機に搭載され、チ
ャンバ10の上方から挿入されるようになっている。3
はチャンバ10の内部に装着された左右1対の側面当て
金で、それぞれ駆動装置20によって独立に左右方向に
移動可能となっている。側面当て金3はレールの腹部、
頭部を溶接する際、溶接金属が漏洩するのを防止するた
めのもので、一般に水冷銅ブロックにより構成されてお
り、多数のシールドガス噴出孔4を有するとともに、内
部に冷却水を循環させて冷却する構造となっている。ま
た、側面当て金3の駆動装置20はガスシールドチャン
バ10の外側に設置されており、側面当て金3の背面に
突設したラック21をチャンバ10の側壁を通して外側
へ伸ばし、このラック21に駆動ピニオン22を噛み合
わせてモータ23により駆動する構成となっている。図
中、5は上部シールドガス噴出装置、6はチャンバ上蓋
で、絶縁材からなり、溶接ノズル2の移動に従って左右
に移動するようになっている。7は裏当て材、8はタブ
板、9はレール1を挿通させるための開口、24は側面
当て金3に接続されたシールドガス供給ホース、25,
26は同じく冷却用の給水ホース及び排水ホースであ
る。
【0004】レール1の溶接に当たっては、まずガスシ
ールドチャンバ10の内部を側面当て金3,上部シール
ドガス噴出装置5からシールドガスを噴出させてシール
ドガス雰囲気にする。レール1はその底部から腹部、頭
部へと溶接ノズル2により多層盛溶接するわけである
が、特に腹部から頭部にかけて溶接する際には、各々の
側面当て金3を駆動装置20によりレール1の両側面に
あてがった状態にしてエンクローズドアーク溶接を行
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レールのガ
スシールドアーク溶接時にはスパッタやヒュームが飛散
し、これが側面当て金3の駆動軸等に付着して移動が困
難になることが多い。前述した従来のガスシールドチャ
ンバ10の構成では側面当て金3の駆動装置20をチャ
ンバ10の外側に配置することにより、不具合を無くす
ようにしているが、それでもラック21がチャンバ10
の側壁を貫通して出入りするものであるため、スパッタ
やヒュームが側面当て金3の背面に回り込んでラック2
1に付着したり、ラック21とチャンバ側壁との隙間か
ら飛び出して付着し、側面当て金3の移動が困難になる
ことがあった。このように側面当て金3の駆動軸等が部
分的にチャンバ内部に存在するものであるため、完全に
は不具合を無くすことができないものであった。
【0006】本発明は、このような点を考慮して改良を
加えたものであり、側面当て金の移動を困難にするスパ
ッタやヒュームの付着から駆動軸等を完全に防護できる
ようにしたレール溶接用ガスシールドチャンバを得るこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、側面当て金の
駆動軸またはガイド軸をチャンバの外側に設けるように
することによって、前記課題を解決したものである。す
なわち、本発明の特徴とする構成は、チャンバ内部に設
けられる1対の移動可能な側面当て金をそれぞれ取り付
けた1対のスライダをチャンバ上部に摺動自在に設ける
とともに、該スライダの駆動軸またはガイド軸をチャン
バの外側に設けてなるものであり、さらにシールドガス
をスライダを通じて側面当て金に供給するようにした
のである。ここで、スライダの駆動軸またはガイド軸と
いうのは、スライダを手動にて左右移動させる場合はガ
イドレールとこれに係合するガイドローラ等からなるガ
イド軸のみでも可能であるということであり、また自動
で移動させる場合は駆動装置に連結させた駆動軸をスラ
イダに結合すれば良いことを意味する。また駆動軸また
はガイド軸は1つ委のスライダに対して共通のもので良
い。
【0008】
【作用】本発明のガスシールドチャンバは、側面当て金
の駆動軸またはガイド軸がスライダを介してチャンバの
外側に完全に配置できるため、レール溶接時のスパッタ
やヒュームが該駆動軸やガイド軸に付着することがな
く、側面当て金の移動障害を引き起こすことがない。
【0009】
【実施例】図1は本発明のガスシールドチャンバの一実
施例を一部破断して示す部分断面正面図、図2は図1の
A−A線における断面図である。
【0010】本実施例のガスシールドチャンバ10は上
部が多少幅広く拡大した形状の箱形に形成されている。
このチャンバ10の上部開口部上に、1対の側面当て金
3をそれぞれ取付板12で保持された1対のスライダ1
1を左右方向へ摺動自在に設置する。そして、1対のス
ライダ11の共通のガイド軸13として、チャンバ10
の外側の上部両側面にガイドレール14を設けるととも
に、ガイドレール14に各スライダ11の下面に取り付
けた複数のガイドローラ15を係合させる構成となって
いる。また各スライダ11には手動で移動させるための
取手16が設けられている。またシールドガス及び冷却
水はそれぞれのスライダ11から取付板12の体内を通
して各側面当て金3へと供給されている。その他の構成
は従来例を示した図3のものと同一であり、同一符号で
示す。なお図中、17はチャンバ用取手である。
【0011】本実施例のガスシールドチャンバ10は以
上のように構成されているので、取手16を握ってスラ
イダ11を左右方向へスライドさせると、スライダ11
に取り付けられた側面当て金3が同方向へ移動する。し
かも側面当て金3のガイド軸13となるガイドレール1
4及びガイドローラ15は全部が完全にガスシールドチ
ャンバ10の外側に配置されているため、レール溶接時
のスパッタやヒュームがガイド軸13に付着することは
全くない。従って、この付着が原因で側面当て金3の移
動が困難になるような事態は起こらない。なお、このガ
スシールドチャンバ10のその他の作用は従来例と同様
であり、溶接時チャンバ内部は先に述べたようにシール
ドガス雰囲気下にされており、側面当て金3を図示のよ
うに後退させた状態でレール1の底部を溶接し、次に側
面当て金3を前進させレール1の側面にあてがって腹部
及び頭部をエンクローズドアーク溶接する。またチャン
バ上蓋6とスライダ11が干渉しないように嵌合溝18
等がスライダ11に設けられている。
【0012】前記実施例ではスライダ11ひいては側面
当て金3を手動でスライドさせる場合について説明した
が、自動的にスライドさせる構成とすることもできる。
図示は省略するが、例えばチャンバ用取手17とスライ
ダ11との間にシリンダ装置を配置したり、左ネジと右
ネジを有するネジ棒を1対のスライダ11に結合し、該
ネジ棒の駆動装置を設置することなどにより自動のスラ
イダとなる。このような側面当て金3の駆動軸はいずれ
もガスシールドチャンバ10の外側に配置されるのでス
パッタやヒュームの付着を完全に防止できる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、チャンバ
内部に設けられる1対の移動可能な側面当て金の駆動軸
またはガイド軸をチャンバ外部に設けたものであるか
ら、レール溶接時のスパッタやヒュームが該駆動軸やガ
イド軸に付着することがなく、側面当て金の移動を常に
正常に保つことができるという効果がある。また、シー
ルドガスをスライダを通じて側面当て金に供給するよう
になっているので、側面当て金の移動が円滑にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるガスシールドチャンバ
の部分断面正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来のガスシールドチャンバの断面正面図であ
る。
【符号の説明】
1 レール 2 溶接用ノズル 3 側面当て金 4 シールドガス噴出孔 5 上部シールドガス噴出装置 10 ガスシールドチャンバ 11 スライダ 12 取付板 13 ガイド軸 14 ガイドレール 15 ガイドローラ 16 取手

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールの溶接部をシールドガス雰囲気下
    に保つチャンバ内部においてレール側面にあてがわれる
    1対の側面当て金を移動可能に設けたレール溶接用ガス
    シールドチャンバにおいて、 前記1対の側面当て金をそれぞれ取り付け、前記チャン
    バの上部に摺動自在に設けた1対のスライダと、 前記チャンバの外側に設けた前記1対のスライダの駆動
    軸またはガイド軸と、シールドガスを前記スライダから前記側面当て金に供給
    する流路と、 を備えたことを特徴とするレール溶接用ガスシールドチ
    ャンバ。
JP4337386A 1992-12-17 1992-12-17 レール溶接用ガスシールドチャンバ Expired - Lifetime JP2734324B2 (ja)

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JPH06182552A JPH06182552A (ja) 1994-07-05
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