JP2733142B2 - アンテナ鏡面測定装置及びアンテナ鏡面測定法 - Google Patents

アンテナ鏡面測定装置及びアンテナ鏡面測定法

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JP2733142B2
JP2733142B2 JP3044987A JP4498791A JP2733142B2 JP 2733142 B2 JP2733142 B2 JP 2733142B2 JP 3044987 A JP3044987 A JP 3044987A JP 4498791 A JP4498791 A JP 4498791A JP 2733142 B2 JP2733142 B2 JP 2733142B2
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mirror surface
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rotation angle
mirror
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公亮 三浦
忠 高野
博之 出口
貴 蛭子井
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B15/00Measuring arrangements characterised by the use of electromagnetic waves or particle radiation, e.g. by the use of microwaves, X-rays, gamma rays or electrons
    • G01B15/04Measuring arrangements characterised by the use of electromagnetic waves or particle radiation, e.g. by the use of microwaves, X-rays, gamma rays or electrons for measuring contours or curvatures

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は衛星搭載用の反射鏡ア
ンテナ等の鏡面測定装置及び測定法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、図11に示
すようなものがあった。この図は「電子情報通信学会
編、アンテナ工学ハンドブック、P.458、昭63年
6月20日発行、オーム社」に示されたもので、図に
おいて1はアンテナ、2は3角測量法によって鏡面を測
定するセオドライト、3は上記セオドライト2で鏡面測
定するための制御装置である。
【0003】次に動作について説明する。アンテナ1は
鏡面がセオドライト2から見えるようにして水平に固定
され、複数台のセオドライト2は異なる位置から鏡面を
見て、鏡面形状を3次元の座標系で測定し、制御装置3
は複数台のセオドライト2によって指定した鏡面上の点
を自動的に測定し記録する。従って、鏡面の形状を3次
元の座標系で測定できるものである。
【0004】また、従来、この種の別の装置として、図
12に示すようなものがあった。この図は「電子情報通
信学会編、アンテナ工学ハンドブック、P.449、昭
63年 6月20日発行、オーム社」に示されたもの
で、図において4はアンテナの近傍の電界分布を測定す
るプローブ、5はプローブ4を平面走査するスキャナ、
6は送受信機である。アンテナのビーム軸をz軸として
アンテナに固定した座標系をx−y−z直交座標系、ス
キャナに固定した座標系をX−Y−Z直交座標系と定義
し、x−y面とX−Y面を平行となるように上記アンテ
ナ1を設定する。従って、アンテナの近傍の電界分布が
測定され、その位相分布によって理想的な鏡面の位相分
布からのずれを求め、鏡面誤差が得られるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のアンテナ鏡面測
定装置は以上のように構成されているので、アンテナが
重力の影響によって変形した状態において測定されるか
ら、衛星が軌道上にある場合すなわち無重力状態での鏡
面固有の変形を重力による鏡面の変形と分離して測定で
きないという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、宇宙空間で使用されるような衛
星搭載用アンテナにおいて、無重力状態での鏡面固有の
変形と重力による鏡面の変形を分離して測定できるアン
テナ鏡面測定装置及び測定法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のアンテナ鏡面
測定装置は、測距測角儀と、被測定アンテナを設置し、
この被測定アンテナの主ビームを軸として回転し、かつ
所要の回転角に静止するポジショナと、このポジショナ
により複数の異なる回転角の各状態においてアンテナ鏡
面形状が測定され、この測定値を級数展開に基づき演算
処理し、回転角に依存しない鏡面の形状と回転角に依存
する鏡面の変形を分離する計算機を備えたものである。
【0008】また、請求項2のアンテナ鏡面測定装置
は、電界分布を測定するプローブと、このプローブを走
査するスキャナと、被測定アンテナとプローブとで信号
を送受信する送受信機と、被測定アンテナを設置し、こ
の被測定アンテナの主ビームを軸として回転し、かつ所
要の回転角に静止するポジショナと、このポジショナに
より複数の異なる回転角の各状態におけるアンテナ鏡面
形状が測定され、この測定値を級数展開に基づき演算処
理し、回転角に依存しない鏡面の形状と回転角に依存す
る鏡面の変形を分離する計算機を備えたものである。
【0009】また、請求項3のアンテナ鏡面測定装置
は、被測定アンテナを設置した2軸以上の回転軸を有す
る回転台と、被測定アンテナの信号を送受信する送受信
機と、被測定アンテナを設置し、この被測定アンテナの
主ビームを軸として回転し、かつ所要の回転角に静止す
るポジショナと、このポジショナにより複数の異なる回
転角の各状態におけるアンテナ鏡面形状が測定され、こ
の測定値を級数展開に基づき演算処理し、回転角に依存
しない鏡面の形状と回転角に依存する鏡面の変形を分離
する計算機を備えたものである。
【0010】また、請求項4のアンテナ鏡面測定法は、
被測定主反射鏡を有する複反射鏡アンテナを回転させ、
複数の異なる回転角の各状態において、上記複反射鏡ア
ンテナへの接近可能な位置での2次元の電界分布を測定
し、この測定値を平面波展開により演算処理して被測定
主反射鏡以外の複反射鏡アンテナ構造の影響を無視でき
る被測定主反射鏡の近傍位置における2次元の電界分布
に変換し、この変換後の電界分布の位相項により演算処
理し、回転角に依存しない鏡面の形状と回転角に依存す
る鏡面の変形に分離して、上記被測定主反射鏡の鏡面形
状を求めるものである。
【0011】また、請求項5のアンテナ鏡面測定法は、
被測定アンテナの開口より狭い範囲における近傍の2次
元の電界分布を測定し、この測定値を最小二乗法及び級
数展開に基づき演算処理し、回転角に依存しない鏡面の
形状と回転角に依存する鏡面の変形を分離し、かつ被測
定アンテナの形状を求めるものである。
【0012】
【作用】第1のアンテナ鏡面測定装置は、ポジショナ
が、被測定アンテナを任意の回転角において静止させ、
測距測角儀及び制御装置が、この被測定アンテナを異な
る回転角の状態において鏡面測定し、計算機が、鏡面上
の所定の点の形状を測定系に固定した極座標系で級数に
展開するから、無重力状態で鏡面固有の変形と重力によ
る鏡面の変形を分離して測定することができる。
【0013】第2のアンテナ鏡面測定装置は、ポジショ
ナが、被測定アンテナを任意の回転角において静止さ
せ、プローブ、スキャナ及び送受信機が、この被測定ア
ンテナを異なる回転角の状態において2次元の電界分布
を測定し、計算機が、鏡面上の所定の点の位相分布を測
定系に固定した極座標系で級数に展開するから、無重力
状態での電気特性を測定でき、かつ無重力状態での鏡面
固有の変形と重力による鏡面の変形を分離して測定する
ことができる。
【0014】第3のアンテナ鏡面測定装置は、ポジショ
ナが、アンテナを任意の回転角において静止させ、回転
台が2軸以上の回転軸を有することにより球面走査ある
いは円筒走査し、プローブ及び送受信機がアンテナを異
なる回転角の状態において電界分布を測定し、計算機
が、この測定値から近傍の電界分布を求め、鏡面上の所
定の点の位相分布を測定系に固定した極座標系で級数に
展開するから、スキャナを必要としないことから屋外で
の測定が容易となり、大口径アンテナの測定に適し、か
つ無重力状態での鏡面固有の変形と重力による鏡面の変
形を分離して測定することができる。
【0015】第4のアンテナ鏡面測定法は、被測定主反
射鏡を有する複反射鏡アンテナを回転させ、複数の異な
る回転角の各状態において、上記複反射鏡アンテナへの
接近可能な位置での2次元の電界分布を測定し、この測
定値を平面波展開により演算処理して被測定主反射鏡以
外の複反射鏡アンテナ構造の影響を無視できる被測定主
反射鏡の近傍位置における2次元の電界分布に変換し、
この変換後の電界分布の位相項により演算処理し、回転
角に依存しない鏡面の形状と回転角に依存する鏡面の変
形に分離して、上記被測定主反射鏡の鏡面形状を求める
ので、複反射鏡アンテナ構造の被測定主反射鏡以外の一
次ホーンあるいは補助反射鏡の影響を除去し、無重力
状態での鏡面固有の変形と重力による鏡面の変形を分離
して測定することができる。
【0016】第5のアンテナ鏡面測定法は、被測定アン
テナの電界分布を測定する範囲を開口面より狭くできる
から、大口径のアンテナの鏡面形状を開口径より狭い範
囲のスキャナによってプローブを走査し、無重力状態で
の鏡面固有の変形と重力による鏡面の変形を分離して測
定することができる。
【0017】
【実施例】実施例1. 図1はこの発明の実施例1を示す概略構成図であり、1
〜3は図11に示した従来装置と同一のものである。7
はアンテナ1を取り付けて1つの軸回りに回転させるポ
ジショナ、8はアンテナ1及びポジショナ7を所定の高
さで固定して置く架台、9は異なる回転角で測定された
鏡面座標を演算処理する計算機である。
【0018】次に動作について説明する。アンテナ1に
固定した座標系をx−y−z直交座標系及びr−θ極座
標系、測定系に固定した座標系をX−Y−Z直交座標系
及びr−φ極座標系を定義する。回転角Φ(φ=θ+
Φ)は測定系に固定した極座標系による値である。ポジ
ショナ7はアンテナ1を所定の回転角まで回転させ、そ
の状態で固定する。セオドライト2は制御装置3によっ
て固定されたアンテナ1の鏡面を3次元測定する。次
に、ポジショナ7を回転させ、異なる回転角で固定し、
鏡面を3次元測定する。この測定を繰り返すことによっ
て、回転角がΦi のときの3次元の鏡面座標が得られ
る。この測定値から理想的な鏡面からの法線方向のず
れ、すなわち鏡面誤差fi (r、θ)を各点に対して求
める。このようにして得られた鏡面誤差の測定値を級数
展開することによって、無重力状態での鏡面固有の変形
と重力による鏡面の変形などを分離する。まず、回転角
を連続的に変化させて鏡面測定する場合、鏡面誤差の測
定値f(r、θ、φ)は、角度成分φに関するフーリエ
級数で次のように展開できる。
【0019】
【数1】
【0020】フーリエ係数a0 (r、θ)、an (r、
θ)、bn (r、θ)は各点(r、θ)において決ま
る。また、異なる回転角で行う測定回数N(≧2)が十
分大きくない場合、展開項数を有限項で打ち切る必要が
あり、回転角を等角度間隔にとると、
【0021】
【数2】
【0022】となり、次のようにフーリエ係数が各々求
められる。
【0023】
【数3】
【0024】さらに、各係数a0 (r、θ)、a
n (r、θ)、bn (r、θ)を、鏡面に固定した角度
成分θに関するフーリエ係数によって次のように展開す
れば、測定誤差などのその他の要因による誤差解析が容
易になる。ここで、次の式(4)における係数α
k 0 (r)、β k 0 (r)は、所定のrにおいて、a
0 (r、θ)をθに関してフーリエ展開する(sin、
cosの直交性を用いて計算する)ことにより得られ
る。また、同様にして、係数α k n (r)、β k n (r)
は、a n (r、θ)を、係数ξ k n (r)、η k n (r)
は、b n (r、θ)をフーリエ展開することにより得ら
れる。
【0025】
【数4】
【0026】図2に鏡面の重力による変形の説明図を示
す。1aが無重力状態での鏡面固有の形状であり実線で
示し、1bが重力によって変形した場合の形状であり破
線で示す。鏡面上の重力変形は微少量で線形の場合、重
力の法線方向の変位ベクトルδは次のようになる。
【0027】
【数5】
【0028】ただし、ベクトルnは鏡面の法線単位ベク
トル、ベクトルGは重力のベクトル、C(r、θ)は鏡
面上の各点の変形に依存した未知スカラ係数である。ベ
クトルδの法線方向の成分δn はφに関して整理すれば
次のようになる。
【0029】
【数6】
【0030】これより、無重力状態における鏡面固有の
変形をq(r、θ)とすれば、鏡面誤差f(r、θ、
φ)は次のようになる。
【0031】
【数7】
【0032】各点(r、θ)において、式(1)〜式
(3)と式(7)を係数比較し、連立して解けば無重力
状態における鏡面固有の変形をq(r、θ)及び重力に
よる変形δn (r、θ、φ)が求められる。
【0033】従って、鏡面上の所定の点の形状を測定系
に固定した極座標系で級数に展開することによって、無
重力状態での鏡面固有の変形と重力による鏡面の変形を
分離して測定するものである。
【0034】なお、実施例1では、セオドライトを用い
た場合について示したが、写真測量、レーザホログラフ
ィ法等その他の機械測定装置を用いた場合でも実施例1
と同様の効果がある。また、被測定アンテナはパラボ
ラ、オフセット形式、複反射鏡鏡アンテナ形式のいずれ
の場合であっても同様に適用でき、同様の効果がある。
【0035】実施例2. 図3はこの発明の実施例2を示す概略構成図であり、
1、4〜6は図12に示した従来装置と同一のものであ
る。7〜9は図1に示したこの発明の実施例1と同一の
ものである。アンテナのビーム軸をz軸としてアンテナ
に固定した座標系をx−y−z直交座標系、スキャナ5
に固定した座標系をX−Y−Z直交座標系と定義し、z
軸とZ軸の位置を一致させる。アンテナ1はx−y面と
X−Y面を平行にするように設定する。ポジショナ7
が、アンテナ1を任意の回転角Φ(φ=θ+Φ)まで回
転させ、その状態で固定する。プローブ4はスキャナ5
によって平面走査し、固定されたアンテナ1の2次元の
電界分布を測定する。次に、ポジショナ7を回転させ、
異なる回転角で固定し、2次元の電界分布を測定する。
この測定を繰り返すことによって、回転角がΦi のとき
の2次元の電界分布が得られる。この測定値の位相分布
により理想的な鏡面による位相分布からのずれ、すなわ
ち位相誤差Fi (r、θ)が各点に対して得られる。こ
のようにして得られた位相誤差の測定値を式(1)〜式
(4)のようにして級数展開する。また、重力による変
形は式(5)のδで示され、δのz方向成分δz とおく
と、位相誤差δp [rad]は次のようになる。ここ
で、Θは、上記x−y−z直交座標系のz軸上のアンテ
ナ1の焦点からアンテナ1上の点へ向かうベクトルの、
z軸の正方向とのなす角である。
【0036】
【数8】
【0037】これより、δp はφに関して式(6)と同
様にして整理でき、無重力状態における鏡面固有の変形
よって生じる位相誤差をp(r、θ)とすれば、位相誤
差F(r、θ、φ)は次のようになる。
【0038】
【数9】
【0039】これより、無重力状態における鏡面固有の
変形p(r、θ)及び重力による変形δp (r、θ、
φ)が求められる。また、この発明では、無重力状態に
おける鏡面固有の変形と被測定アンテナの電界分布が測
定できるので、無重力状態における電気特性が得られ、
アンテナの性能評価を同時に行うことができる。
【0040】従って、鏡面上の所定の点の位相分布を測
定系に固定した極座標系で級数に展開することによっ
て、無重力状態での鏡面固有の変形と重力による鏡面の
変形を分離して測定するものである。
【0041】なお、送受信機は送信機と受信機が一体で
あっても、別々の機器であっても同様の効果を有する。
【0042】実施例3. 図4はこの発明の実施例3を示す概略構成図であり、4
〜6は図12に示した従来装置と同一のものであり、7
〜9は図1に示したこの発明の実施例1と同一のもので
ある。アンテナ10はカセグレンアンテナ、10aは焦
点F1 を有する軸対称のパラボラからなる主反射鏡、1
0bは焦点F1 及び焦点F2 を有する回転双曲面からな
る副反射鏡、10cは点F2に位相中心を有する一次ホ
ーンである。プローブ4を副反射鏡10bより主反射鏡
10aに近付け、電界分布を測定することは物理的にで
きないことは図から明らかである。そのため、I−I面
のような位置で電界分布を測定しなければならない。I
−I面では、一次ホーン10cから放射された電波が副
反射鏡10bで反射し、主反射鏡10aに向かい反射し
て平面波に変換されて伝搬していくものと、一次ホーン
10cから放射された電波が副反射鏡10bからもれ、
スピルオーバが球面波として伝搬していくものが存在
し、図において両者の波面は破線及び点線のようにな
る。このため、両者の干渉により干渉縞が生じ、測定さ
れた位相分布は実際の鏡面を正確に表すものではないこ
とがわかる。このようなスピルオーバの影響を除去する
ため、I−I面で測定された電界分布を波動的にII−
II面内に位置変換する。ここでは、平面波展開法によ
って電界分布を位置変換する場合を示す。I−I面をz
=z1 とおくと、電界分布ベクトルE(r)は、次のよ
うに展開できる。
【0043】
【数10】
【0044】
【数11】
【0045】ここで、ベクトルb(1、K)はz軸に関
するTM波の電界成分の平面波のスペクトラム、ベクト
ルb(2、K)はz軸に関するTE波の電界成分の平面
波のスペクトラム、γは伝搬定数、kは自由空間波数、
ωは角周波数、μは透磁率、εは誘電率を示す。また、
図5の座標系において、ベクトルrは位置ベクトル
(x、y、z1 )、(r、θ、Θ)、ベクトルRは位置
ベクトルrのz軸に垂直な成分、ベクトルex 、ey
z はx、y、z座標系の単位ベクトルを示す。フーリ
エ逆変換によりb(m、K)は次のようになる。
【0046】
【数12】
【0047】ここで、Et はz軸に垂直な電界分布の成
分である。よって、II−II面がz=z0 のとき、式
(12)の平面波スペクトラムb(m、K)を式(1
0)に代入して、II−II面内の電界分布は、z=z
0 として求められる。これより、鏡面を正確に表す位相
分布が得られ、理想的な鏡面による位相分布からのず
れ、すなわち位相誤差Fi (r、θ)が各点において求
められる。さらに、式(8)、式(9)により、この発
明の実施例2と同様にして、無重力状態での鏡面固有の
変形と重力による鏡面の変形を分離して求めることがで
きる。
【0048】従って、2次元の電界分布の測定値を鏡面
により近い位置における電界分布に変換することによっ
て、主反射鏡以外の一次ホーンあるいは補助反射鏡の影
響を除去し、無重力状態での鏡面固有の変形と重力によ
る鏡面の変形を分離して測定することができる。
【0049】実施例4. 図6はこの発明の実施例4を示す概略構成図であり、4
〜6は図12に示した従来装置と同一のものであり、7
〜9は図1に示したこの発明の実施例1と同一のもので
あり、11は大口径アンテナである。また、図7にスキ
ャナ5の走査面内に投影したアンテナの開口面、回転角
を90゜間隔とした場合のスキャナ5の範囲を示す。図
において、回転角が0゜の場合の走査範囲を実線及び実
線の斜線、回転角が180゜の場合の走査範囲を破線及
び破線の斜線、回転角が90゜の場合の走査範囲を一点
鎖線、回転角が270゜の場合の走査範囲を二点鎖線で
示す。ここでは、このように開口面全体をスキャナ5が
走査しないものについて示す。回転角がΦi のときの走
査範囲をSi 、位相分布の測定値をFi (r、θ)とお
き、式(1)のフーリエ係数を最小二乗法により求め
る。まず、最小二乗誤差ε(r、θ)を次のように定義
する。
【0050】
【数13】
【0051】これより、ε(r、θ)を各点(r、θ)
ごとに最小にすればよいから、
【0052】
【数14】
【0053】を解けばフーリエ係数a0 (r、θ)、a
n (r、θ)、bn (r、θ)が求められ、式(9)と
係数比較すればこの発明の実施例2と同様に解ける。
【0054】従って、スキャナが、プローブを走査して
アンテナの電界分布を測定する範囲をアンテナの開口面
より狭くしているから、大口径のアンテナにおいても、
無重力状態での鏡面固有の変形や重力による鏡面の変形
を分離して測定することができる。
【0055】なお、実施例4では被測定アンテナの電界
分布を測定しているが、実施例1のようにセオドライト
などによる鏡面形状の機械測定であっても同様の効果を
有する。
【0056】実施例5. 図8はこの発明の実施例5を示す概略構成図であり、4
〜6は図12に示した従来装置と同一のものであり、7
〜9は図1に示したこの発明の実施例1と同一のもので
ある。ポジショナ7は、重力の働く方向ベクトルと直交
する軸の回りで回転するように設定され、開口面とスキ
ャナの走査面を平行にする。測定系に依存した直交単位
ベクトル(i、j、k)を定義すると、重力のベクトル
Gは次のようになる。
【0057】
【数15】
【0058】また、鏡面が回転対称である場合、球座標
系の単位ベクトル(eρ、eΘ、eθ)より鏡面の法線
単位ベクトルnは次のようになる。
【0059】
【数16】
【0060】式(5)、式(8)に式(15)、式(1
6)を代入して整理すれば、δp (r、θ、φ)は次の
ようになる。
【0061】
【数17】
【0062】式(17)を式(9)に代入して式(1)と係数比較
すれば、フーリエ係数a0 (r、θ)が鏡面固有の変形
p(r、θ)に対応し、a1(r、θ)cosφが重力
による変形δp(r、θ、φ)に対応する。
【0063】従って、ポジショナが、重力の働く方向ベ
クトルと直交する軸の回りで回転するから、無重力状態
での鏡面固有の変形と重力による鏡面の変形を分離して
測定することができる。
【0064】なお、実施例5では、被測定アンテナの電
界分布を測定しているが、実施例1のようにセオドライ
トなどによる鏡面形状の機械測定であっても同様の効果
を有する。
【0065】実施例6. 図9はこの発明の実施例6を示す概略構成図であり、4
〜6は図12に示した従来装置と同一のものであり、7
〜9は図1に示したこの発明の実施例1と同一のもので
あり、12は金属メッシュ12aとマスト12bからな
るメッシュアンテナ、13は回転した場合の重力変形を
微少量に抑えるためにマスト12bを固定するための剛
性の高い支持体である。ポジショナ7によって回転させ
た場合、鏡面が非線形な変形が生じると、式(1)にお
いて、高次のフーリエ係数の成分が大きくなり、測定回
数の少ない場合にフーリエ展開が困難になる。そのた
め、支持体13によってマストを線形の変形に抑えるこ
とによって、この発明の実施例2と同様に解ける。
【0066】従って、剛性の高い支持体が、金属メッシ
ュを張るマストを固定して回転させるから、重力変形が
極めて大きな鏡面の場合でも、無重力状態での鏡面固有
の変形と重力による鏡面の変形を分離して測定すること
ができる。
【0067】なお、実施例6では、被測定アンテナの電
界分布を測定しているが、実施例1のようにセオドライ
トなどによる鏡面形状の機械測定であっても同様の効果
を有する。
【0068】実施例7. 図10はこの発明の実施例7を示す概略構成図であり、
1、6、7、9は図1に示したこの発明の実施例1と同
一のものであり、14は送信アンテナ、15は参照アン
テナ、16は球面走査する回転台である。ポジショナ7
はアンテナのビーム軸を中心として回転し、所定の回転
角で静止し、異なる回転角の状態において球面走査する
ことによってアンテナの2次元の電分布が測定され、
2次元の電界分布の測定値を、計算機を用いて鏡面によ
り近い位置における電界分布に変換され、鏡面上の所定
の点に対応する位相分布が得られる。電界分布の位置変
換は、式(10)〜式(12)で求められる。また、一
次ホーンによるスピルオーバや副反射鏡による回折波は
広角のみに影響することから、電界分布を十分遠方にお
いて測定することにより、このような影響を小さくでき
る。ここで、回転角がΦi のときの遠方界の2次元の電
界分布をEi (θ′、φ′)とし、z=0の開口面に位
置変換する場合は、開口面の電界分布Ei(ap) (x、
y)は次のようになる。
【0069】
【数18】
【0070】これより、位相分布Fi (r、θ)が得ら
れ、この発明の実施例2と同様に解ける。
【0071】従って、遠方界の測定によって無重力状態
での鏡面固有の変形と重力による鏡面の変形を分離して
測定することができる。
【0072】なお、実施例7では、被測定アンテナが受
信の場合について示したが、送信の場合も同様に作用
し、同様の効果を有する。また、実施例2〜実施例6に
ついても、送受可逆であり、同様の効果を奏する。ま
た、被測定アンテナの遠方界の電界分布を測定している
場合について示したが、被測定アンテナの近傍界の電界
分布を測定した場合であっても同様の効果がある。ま
た、2軸以上回転する球面走査できる回転台を用いた場
合について示したが、回転台が一軸のみ回転し、被測定
アンテナあるいはプローブを1方向に走査できるスキャ
ナを備え、円筒走査できる場合であっても同様の効果が
ある。また、実施例3のように電界分布を異なる位置に
変換した場合でも同様の効果がある。また、実施例5の
ようにポジショナの回転軸を水平面内に設定した場合で
あっても同様の効果がある。また、実施例6のように被
測定アンテナの背部に支持体を備えた場合でも同様の効
果がある。
【0073】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、請求項
1のアンテナ鏡面測定装置によれば、ポジショナが、被
測定アンテナを任意の回転角において静止させ、測距測
角儀及び制御装置が、この被測定アンテナを異なる回転
角の状態において鏡面測定し、計算機が、鏡面上の所定
の点の形状を測定系に固定した極座標系で級数に展開す
るから、無重力状態での鏡面固有の変形と重力による鏡
面の変形を分離して測定することができるという効果が
ある。
【0074】また、請求項2のアンテナ鏡面測定装置に
よれば、ポジショナが、被測定アンテナを任意の回転角
において静止させ、プローブ、スキャナ及び送受信機
が、この被測定アンテナを異なる回転角の状態において
2次元の電界分布を測定し、計算機が、鏡面上の所定の
点の位相分布を測定系に固定した極座標系で級数に展開
するから、無重力状態での電気特性を測定でき、かつ無
重力状態での鏡面固有の変形と重力による鏡面の変形を
分離して測定することができるという効果がある。
【0075】また、請求項3のアンテナ鏡面測定装置に
よれば、ポジショナが、アンテナを任意の回転角におい
て静止させ、回転台が2軸以上の回転軸を有することに
より球面走査あるいは円筒走査し、プローブ及び送受信
機がアンテナを異なる回転角の状態において電界分布を
測定し、計算機が、この測定値から近傍の電界分布を求
め、鏡面上の所定の点の位相分布を測定系に固定した極
座標系で級数に展開するから、スキャナを必要としない
ことから屋外での測定が容易となり、大口径アンテナの
測定に適し、かつ無重力状態での鏡面固有の変形と重力
による鏡面の変形を分離して測定することができるとい
う効果がある。
【0076】また、請求項4のアンテナ鏡面測定法によ
れば、被測定主反射鏡を有する複反射鏡アンテナを回転
させ、複数の異なる回転角の各状態において、上記複反
射鏡アンテナへの接近可能な位置での2次元の電界分布
を測定し、この測定値を平面波展開により演算処理して
被測定主反射鏡以外の複反射鏡アンテナ構造の影響を無
視できる被測定主反射鏡の近傍位置における2次元の電
界分布に変換し、この変換後の電界分布の位相項により
演算処理し、回転角に依存しない鏡面の形状と回転角に
依存する鏡面の変形に分離して、上記被測定主反射鏡の
鏡面形状を求めるので、複反射鏡アンテナ構造の被測定
主反射鏡以外の一次ホーンあるいは補助反射鏡の影響
を除去し、無重力状態での鏡面固有の変形と重力による
鏡面の変形を分離して測定することができる効果があ
る。
【0077】また、請求項5のアンテナ鏡面測定装置に
よれば、被測定アンテナの電界分布を測定する範囲を開
口面より狭くできるから、大口径のアンテナの鏡面形状
を開口径より狭い範囲のスキャナによってプローブを走
査し、無重力状態での鏡面固有の変形と重力による鏡面
の変形を分離して測定することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す概略構成図である。
【図2】この発明の実施例1の重力変形の説明図であ
る。
【図3】この発明の実施例2を示す概略構成図である。
【図4】この発明の実施例3を示す概略構成図である。
【図5】この発明の実施例3の座標系の説明図である。
【図6】この発明の実施例4を示す概略構成図である。
【図7】この発明の実施例4の説明図である。
【図8】この発明の実施例5を示す概略構成図である。
【図9】この発明の実施例6を示す概略構成図である。
【図10】この発明の実施例7を示す概略構成図であ
る。
【図11】従来のセオドライトによるアンテナ鏡面測定
装置を示す概略構成図である。
【図12】従来の近傍界測定によるアンテナ鏡面測定装
置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 セオドライト 3 制御装置 4 プローブ 5 スキャナ 6 送受信機 7 ポジショナ 8 架台 9 計算機 10 2枚鏡アンテナ 11 大口径アンテナ 12 メッシュアンテナ 13 支持体 14 送信アンテナ 15 参照アンテナ 16 回転台
フロントページの続き (72)発明者 出口 博之 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 電子システム研究所内 (72)発明者 蛭子井 貴 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 電子システム研究所内 (72)発明者 片木 孝至 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 電子システム研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−157504(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距測角儀を用いて反射鏡アンテナの鏡
    面形状を測定するアンテナ鏡面測定装置において、被測
    定アンテナを設置し、この被測定アンテナの主ビームを
    軸として回転し、かつ所要の回転角に静止するポジショ
    ナと、このポジショナにより複数の異なる回転角の各状
    態においてアンテナ鏡面形状が測定され、この測定値を
    演算処理し、回転角に依存しない鏡面の形状と回転角に
    依存する鏡面の変形を分離する計算機を備えたことを特
    徴とするアンテナ鏡面測定装置。
  2. 【請求項2】 電界分布を測定するプローブと、このプ
    ローブを走査するスキャナと、被測定アンテナとプロー
    ブとで信号を送受信する送受信機からなる近傍界測定装
    置を用いて、反射鏡アンテナの近傍の電界分布を測定
    し、この電界分布の位相項より鏡面形状を求めるアンテ
    ナ鏡面測定装置において、被測定アンテナを設置し、こ
    の被測定アンテナの主ビームを軸として回転し、かつ所
    要の回転角に静止するポジショナと、このポジショナに
    より複数の異なる回転角の各状態におけるアンテナ鏡面
    形状が測定され、この測定値を演算処理し、回転角に依
    存しない鏡面の形状と回転角に依存する鏡面の変形を分
    離する計算機を備えたことを特徴とするアンテナ鏡面測
    定装置。
  3. 【請求項3】 被測定アンテナを設置した2軸以上の回
    転軸を有する回転台と、被測定アンテナとプローブとで
    信号を送受信する送受信機と、この測定値を平面波展開
    あるいは球面波展開などによって演算処理し、この被測
    定アンテナの近傍の電界分布を求め、この電界分布の位
    相項より鏡面形状を求める演算機を備えたアンテナ鏡面
    測定装置において、被測定アンテナを設置し、この被測
    定アンテナの主ビームを軸として回転し、かつ所要の回
    転角に静止するポジショナと、このポジショナにより複
    数の異なる回転角の各状態におけるアンテナ鏡面形状が
    測定され、この測定値を演算処理し、回転角に依存しな
    い鏡面の形状と回転角に依存する鏡面の変形を分離する
    計算機を備えたことを特徴とするアンテナ鏡面測定装
    置。
  4. 【請求項4】 被測定主反射鏡を有する複反射鏡アンテ
    ナを回転させ、複数の異なる回転角の各状態において、
    上記複反射鏡アンテナへの接近可能な位置での2次元の
    電界分布を測定し、この測定値を平面波展開により演算
    処理して被測定主反射鏡以外の複反射鏡アンテナ構造の
    影響を無視できる被測定主反射鏡の近傍位置における2
    次元の電界分布に変換し、この変換後の電界分布の位相
    項により演算処理し、回転角に依存しない鏡面の形状と
    回転角に依存する鏡面の変形に分離して、上記被測定主
    反射鏡の鏡面形状を求めることを特徴とするアンテナ鏡
    面測定法。
  5. 【請求項5】 被測定反射鏡アンテナの開口近傍の2次
    元の電界分布を被測定反射鏡アンテナの開口より狭い範
    囲において被測定反射鏡アンテナを回転しながら測定す
    ることにより、被測定反射鏡アンテナの開口全面の2次
    元の電界分布を測定し、この測定値を演算処理すること
    により、回転角に依存しない鏡面の形状と回転角に依存
    する鏡面の変形に分離して、被測定反射鏡アンテナの形
    状を求めることを特徴とするアンテナ鏡面測定法。
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