JP2733060B2 - プロピレン共重合体組成物 - Google Patents

プロピレン共重合体組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプロピレン共重合体組成物に関し、詳しくは
透明性にすぐれるとともに耐衝撃性,耐熱性にすぐれ、
各種フィルムやシート等の成形材料に好適なプロピレン
共重合体組成物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
従来から、フィルムやシートなどの成形材料として様
々なプロピレン系重合体が開発され使用されている。こ
のうちプロピレンの単独重合体を用いると透明性にすぐ
れたフィルム等が得られるが、耐衝撃性に劣るという欠
点がある。また、エチレンを共重合成分として含有する
プロピレンランダム共重合体も知られているが、これは
耐衝撃性についは若干改善されているものの、耐熱性に
劣るという問題がある。さらに、プロピレンとエチレン
のブロック共重合体からもフィルム等が成形されている
が、不透明であるためその用途に制限があった。
近年に至って、エチレン含有率が20重量%未満のプロ
ピレン共重合体とエチレン含有率が20重量%以上のプロ
ピレン共重合体との両者からなり、しかも両共重合体の
それぞれの極限粘度が一定の関係を有するフィルム成形
用プロピレン共重合体組成物が開発されている(特公昭
61−56244号公報)。
このプロピレン共重合体組成物は、耐衝撃性について
は実用的にも耐えうるまでに改善されているが、成形性
に問題があり、また透明性についても必ずしも充分なも
のとは言い難い。
本発明者はこのような従来のプロピレン系重合体の欠
点を解消し、透明性,耐衝撃性,耐熱性ならびに成形性
のすべてにすぐれた新たなプロピレン系の重合体を開発
すべく鋭意研究を重ねた。
〔課題を解決するための手段〕
その結果、一定範囲の極限粘度を有するとともにアイ
ソタクティシティーの高いプロピレン単独重合体と、一
定範囲のエチレン含有率ならびに一定範囲の極限粘度を
有するプロピレン−エチレンランダム共重合体とからな
る組成物が、上記目的とする物性を有するものであるこ
とを見出した。
本発明はかかる知見に基いて完成したものである。す
なわち本発明は、(A)極限粘度〔η〕が1.0〜4.0dl
/gでありかつアイソタクチックペンタッド分率が92.0%
以上のプロピレン単独重合体60〜95重量%および(B)
極限粘度〔η〕EPが〔η〕+0.5≧〔η〕EP≧0.5を満
たす範囲にありかつエチレン単位含有率が26〜80重量%
であるプロピレン−エチレンランダム共重合体40〜5重
量%からなることを特徴とするメルトインデックスが0.
5〜100g/10分であるプロピレン共重合体組成物を提供す
るものである。
本発明の組成物は、上述の如く、基本的には(A)成
分であるプロピレン単独重合体と(B)成分であるプロ
ピレン−エチレンランダム共重合体からなるものであ
る。ここで(A)成分としてのプロピレン単独重合体
は、極限粘度〔η〕が1.0〜4.0dl/gであることが必要
であり、好ましくは1.5〜3.5dl/gである。極限粘度
〔η〕が1.0dl/g未満のものでは、得られた組成物の
透明性が不充分なものとなり、また4.0dl/gを超えるも
のでは、組成物の流動性が悪く成形性が充分でない。さ
らに、このプロピレン単独重合体は、アイソタクチック
ペンタッド分率が92.0%以上、好ましくは93.0%以上の
ものである。このアイソタクチックペンタッド分率が9
2.0%未満のものでは、得られる組成物の耐熱性が充分
なものとならない。
ところで、このアイソタクチックペンタッド分率と
は、A.ZambelliらによってMacromolecules,,925(197
3)に発表された方法、即ち、同位体炭素による核磁気
共鳴(13C−NMR)スペクトルを使用する方法で測定され
るポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単位でのアイソ
タクチック分率である。換言すれば、アイソタクチック
ペンタッド分率は、プロピレンモノマー単位が5個連続
してメソ結合した連鎖の中心にあるプロピレンモノマー
単位の分率である。ただし、ピークの帰属に関しては、
Macromolecules,,687(1975)に記載の方法にしたが
って行った。具体的には、13C−NMRスペクトルのメチル
炭素領域の全吸収ピーク中のmmmmピークの強度分率とし
てアイソタクチックペンタッド単位を測定したものであ
る。
一方、本発明の組成物の(B)成分であるプロピレン
−エチレンランダム共重合体は、極限粘度〔η〕EP
〔η〕+0.5≧〔η〕EP≧0.5を満たす範囲にあること
が必要である。つまり、プロピレン単独重合体の極限粘
度〔η〕が1.0〜4.0dl/gであることを考慮すると、こ
のプロピレン−エチレンランダム共重合体の極限粘度
〔η〕EPは0.5〜4.5dl/gの範囲にあると同時に、プロピ
レン単独重合体の極限粘度〔η〕を超える場合でもそ
の差が0.5dl/g以下であることが必要である。ここで
〔η〕EPが大きすぎると組成物の透明性が充分に改善さ
れず、また小さすぎると成形が困難となるとともに、フ
ィルム等の成形品にベタツキが生ずる。さらに、このプ
ロピレン−エチレンランダム共重合体は、エチレン単位
含有率が10〜80重量%、好ましくは15〜70重量%であ
る。ここでエチレン単位含有率が10重量%未満のもので
は、耐衝撃性の改善効果か少なく、80重量%を超えると
透明性の低下が大きい。
本発明の組成物において、上記の(A)プロピレン単
独重合体および(B)プロピレン−エチレンランダム共
重合体との割合は、(A)成分60〜95重量%、(B)成
分40〜5重量%の範囲で選定される。(B)成分である
プロピレン−エチレンランダム共重合体の割合が小さす
ぎると、耐衝撃性の改善が充分でなく、逆に大きすぎる
と剛性が低下して耐熱性が悪くなる。
また、本発明のプロピレン共重合体組成物は、上述の
如き性状を有する(A)成分と(B)成分とからなるも
のであるとともに、そのMIが上述の如く0.5〜100g/10分
の範囲でなければならず、好ましくは0.5〜30g/10分で
ある。
プロピレン共重合体組成物のMIが0.5g/10分未満では
成形性が不良となり、また、100g/10分を超えると耐衝
撃性が悪くなる。
本発明のプロピレン共重合体組成物を製造するにあた
っては、公知の方法を含む様々な方法にしたがえばよ
く、特に制限はない。
例えば、(A)成分のプロピレン単独重合体について
は、プロピレンを原料として立体規則性触媒の存在下で
重合を行うことができる。また(B)成分のプロピレン
−エチレンランダム共重合体は、上記(A)成分の重
合に引き続いて、同じ重合槽にプロピレンとエチレンを
導入して共重合を進行させることによって製造し、同時
に(A),(B)両成分からなる本発明の組成物を得る
こともできるし、第1重合槽中で上記(A)成分を重
合した後、触媒活性を失わない状態で第2重合槽に移送
し、そこで(B)成分を重合させて本発明の組成物を得
ることもできるし、あるいは(A)成分と(B)成分
を別々の重合槽で製造し、しかる後に両成分を混合して
目的とする本発明の組成物を得ることもできる。
ここで、(A)成分あるいは(B)成分を製造する際
の重合に用いられる立体規則性触媒は、エチレン,プロ
ピレンなどの立体規則性重合反応に一般に使用される触
媒であり、通常は遷移金属ハロゲン化合物成分と有機ア
ルミニウム化合物成分等からなる触媒である。ここで、
遷移金属ハロゲン化合物としては、チタンのハロゲン化
物等が好ましく、特に三塩化チタン等が好適である。こ
の三塩化チタンとしては、四塩化チタンを種々の方法で
還元したもの;これらをさらにボールミル処理および/
または溶媒洗浄(例えば不活性溶媒および/または極性
化合物含有不活性溶媒を用いる洗浄)して活性化したも
の;三塩化チタンまたは三塩化チタン共晶体(例えば、
TiCl3+1/3AlCl3)をさらにアミン,エーテル,エステ
ル,イオウ,ハロゲンの誘導体、有機もしくは無機の窒
素化合物またはリン化合物等と共粉砕処理したもの;エ
ーテル化合物の存在下に液状化した三塩化チタンから析
出させて得られるもの;特公昭53−3356号公報に記載さ
れる方法により得られたもの等を挙げることができる。
また、チタンのハロゲン化物をマグネシウム化合物の上
に担持せしめたものを用いることもできる。
立体規則性触媒の他成分である有機アルミニウム化合
物としては、式AlRnX3-n(式中、Rは炭素数1〜10のア
ルキル基,炭素数1〜10のアルコキシ基または炭素数6
〜10のアリール基を示し、Xはハロゲン原子を示し、n
は0<n≦3を満たす値である。)で表わされる化合物
等が好適である。具体的には、例えばトリエチルアルミ
ニウム,トリイソブチルアルミニウム,トリ−n−プロ
ピルアルミニウム,ジエチルアルミニウムモノクロライ
ド,ジエチルアルミニウムモノブロマイド,ジエチルア
ルミニウムモノアイオダイド,ジエチルアルミニウムモ
ノエトキサイド,ジイソブチルアルミニウムモノイソブ
トキサイド,ジエチルアルミニウムモノハイドライド,
ジイソブチルアルミニウムモノハイドライド,エチルア
ルミニウムセスキクロライド,エチルアルミニウムジク
ロライドなどが挙げられ、これらの一種または二種以上
を用いることができる。
これら触媒成分においては、通常、遷移金属ハロゲン
化合物1モルに対して有機アルミニウム化合物1〜100
モルの割合で混合して用いる。また第三成分として、各
種の電子供与性化合物等を用いて触媒性能の向上を図る
こともできる。
このような立体規則性触媒は、通常用いられている量
および各成分の組合せなどにおいて、重合反応の各段階
で用いられる。
これらの立体規則性触媒を用い、(A)成分および/
または(B)成分を製造するにあたって行う重合の方法
としては、公知の方法を適用することができ、例えば、
スラリー重合,溶液重合,気相重合あるいはプロピレン
や他のα−オレフィン等のモノマーを媒体とした液相重
合などを挙げることができる。
(A)成分であるプロピレン単独重合体を製造する場
合、原料としてのプロピレンは、通常のチーグラー型触
媒,チーグラーナッタ型触媒による単独重合あるいは共
重合に使用するものを用いればよく、純粋なものあるい
は少量のプテン等の重合に支障のない成分を含有するも
の等も用いることができる。
プロピレンの重合をスラリー重合で行う場合には、溶
媒として、通常の立体規則性触媒による重合に使用され
る溶媒を用いればよく、例えば、ペンタン,ヘキサン,
ヘプタン,オクタン,ノナン,デカン,ドデカン,シク
ロヘキサン等の不活性炭化水素溶媒等を挙げることがで
き、なかでもヘキサン,ヘプタン,オクタン等が好適に
用いられる。
分子量の調節は、各種の手法が適用できるが、通常は
立体規則性重合等に用いる分子量調節剤、例えば水素ガ
ス等を適当量反応系に導入する等の手法によって行えば
よい。
ここで、前記(A)成分であるプロピレン単独重合体
を得るための重合反応は、通常、次の反応条件、すなわ
ち、反応温度を通常0〜100℃、好ましくは30〜90℃と
し、反応圧力を通常0.01〜45kg/cm2、好ましくは0.05〜
40kg/cm2の範囲に設定して行うのが好適である。反応時
間は、通常0.1〜10時間の範囲とすれば充分である。な
お、この重合にあたって、プロピレンを比較的低温,低
圧下で予備重合を行っておくことも有効である。
いずれにしても、このような公知の手法を駆使するこ
とによって、得られるプロピレン単独重合体の極限粘度
〔η〕を1.0〜4.0dl/gの範囲に、またアイソタクチッ
クペンタッド分率を92.0%以上になるように調節すれば
よい。
一方、前記(B)成分であるプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体は、前記(A)成分を製造(第一段重
合)した後に、その(A)成分を重合した重合槽に、さ
らにエチレンとプロピレンを導入して共重合(第二段重
合)することによって製造することもできる。また前記
(A)成分を製造(第一段重合)した後に、触媒活性を
失わない状態で別の重合槽に移送し、そこで共重合(第
二段重合)することによって製造することもできるし、
あるいはこの(A)成分の重合に用いた重合槽とは別の
重合槽で共重合して製造することもできる。この二段階
重合(あるいはそれ以上の多段階重合)による場合もあ
るいは別途重合する場合も、その重合反応は、前記
(A)成分に関する場合と同様の反応温度,反応圧力,
反応時間の範囲にて行うことができる。なお、二段階重
合における第二段目の重合反応は、第一段目の重合反応
終了後、新たに立体規則性触媒を添加して行ってもよ
く、また添加せずに行ってもよい。この(B)成分であ
るプロピレン−エチレンランダム共重合体の製造も、前
記(A)成分の場合と同様に、公知の重合法を採用する
ことによって、その極限粘度〔η〕EPが〔η〕+0.5
≧〔η〕EP≧0.5を満たすように、またエチレン単位含
有率が10〜80重量%になるように調節すればよい。
このようにして得られる重合生成物は、未反応モノマ
ー,溶媒等を分離後、必要に応じて洗浄工程,乾燥工程
後の後処理工程を経て、粉末状のプロピレン共重合体組
成物として回収することができる。なお、(A)成分と
(B)成分を別々の反応系で生成した場合には、両者を
所定割合で配合しバンバリーミキサーや二軸混練機等を
用いて混練することによって、所望するプロピレン共重
合体組成物が得られる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例,比較例および参考例によりさ
らに詳しく説明する。
実施例1〜5,比較例1および比較例3〜8,参考例1 内容積10の撹拌機付オートクレーブに、脱水n−ヘ
プタン5を投入し、ジエチルアルミニウムクロライド
5mlと三塩化チタン(丸紅ソルベー社製)0.6gを添加
し、プロピレン(圧力1kg/cm2)を供給し、25℃で30分
間予備重合を行った。
次に、液相温度を65℃に維持し、生成するポリプロピ
レンが所定の極限粘度になるように計量された水素を供
給したのち、反応圧力が8kg/cm2Gになるようにプロピレ
ンを連続的に供給し、90分間撹拌しながら重合を行い、
(A)成分であるプロピレン単独重合体を得た。しかる
後、未反応プロピレンを除去した。
次いで、上記のオートクレーブに、温度を57℃に維持
しながら、所定量の水素を投入し、さらに、プロピレン
およびエチレンを一定流量で供給し、所定時間重合を行
い、(B)成分であるプロピレン−エチレンランダム共
重合体を得た。
反応終了後、未反応モノマーを除去し重合生成物を分
離し、洗浄工程,乾燥工程を経て白色粉末状重合体(共
重合体組成物)を得た。
得られた(A)成分,(B)成分および共重合体組成
物の性状を測定するとともに、この共重合体組成物をフ
ィルム(厚さ30μm)に成形し、その物性を測定した。
結果を第1表に示す。
比較例2 実施例1の手順において、予備重合終了後、トリエチ
ルアルミニウム1mlを追加したことおよび(A)成分の
製造の際の重合時間を75分間としたこと以外は、実施例
1と同様に操作した。結果を第1表に示す。
実施例6,7及び比較例9,10 (A)成分及び(B)成分を第2表に示すようにした
以外は実施例1と同様にして共重合体組成物を調製し、
また、実施例1と同様にして、得られた共重合体組成物
をフィルムに成形しその物性を測定した。結果を第2表
に示す。
上記の表から明らかなように、(B)成分の極限粘度
〔η〕が0.5より低い比較例9では、特にフィルムイ
ンパクトに劣り、また、フィルム成形時に巻きずれが発
生し、ブロッキング性が不良でフィルムに適さないもの
であった。また、(B)成分の極限粘度が(〔η〕
0.5)より高い比較例10では、特にヘイズ値に劣る結果
が得られた。
*1 (A)成分と(B)成分の合計量に対する割合を
示す。
*2 13C−NMRスペクトルによるアイソタクチックペン
タッド分率(mmmm)を示す。
*3 JIS K 7105に準拠。
*4 東洋精機製フィルムインパクトテスターによる測
定値を示す。
*5 JIS K 6738に準拠。
*6 JIS K 6738に準拠。
〔発明の効果〕
叙上の如く、本発明のプロピレン共重合体組成物は、
透明性がプロピレン単独重合体に匹敵する程度にまです
ぐれ、しかも耐衝撃性,耐熱性が著しく改善され、その
うえ成形性にもすぐれたものである。
したがって、本発明のプロピレン共重合体組成物は、
レトルト食品の容器や包装をはじめとする各種用途のフ
ィルム,シート等の成形素材として、有効な利用が期待
される。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)極限粘度〔η〕が1.0〜4.0dl/gで
    ありかつアイソタクチックペンタッド分率が92.0%以上
    のプロピレン単位のみからなるプロピレン単独重合体60
    〜95重量%および(B)極限粘度〔η〕EPが 〔η〕+0.5≧〔η〕EP≧0.5を満たす範囲にありかつ
    エチレン単位含有率が26〜80重量%であるプロピレン−
    エチレンランダム共重合体40〜5重量%からなることを
    特徴とするメルトインデックスが0.5〜100g/10分である
    プロピレン共重合体組成物。
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