JP2732666B2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP2732666B2 JP15853589A JP15853589A JP2732666B2 JP 2732666 B2 JP2732666 B2 JP 2732666B2 JP 15853589 A JP15853589 A JP 15853589A JP 15853589 A JP15853589 A JP 15853589A JP 2732666 B2 JP2732666 B2 JP 2732666B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は振動源からの振動を制限通路を通過する液体
の通過抵抗で減少させる防振装置に関する。
〔従来の技術〕
一般的に防振ゴムと呼ばれる防振装置は、自動車のエ
ンジンマウント等に用いられて自動車エンジンの振動を
吸収して振動を車体へ伝達させないようになっている。
この防振装置において内部に液室を設けたものは、液
体がオリフイス内を通過する場合の抵抗に基づく減衰作
用で防振効果を向上させるようになっている。
ところが、従来の防振装置でも第5図に示されるタイ
プの防振装置100のように本体ゴム102の一端部にストツ
パ金具104を設けたものにあっては、ストツパ金具104は
本体ゴムの102の軸線方向への収縮を所定量に制限する
ため、上側取付金具106方向と逆方向に大きく折曲され
ている。
このため、ストツパ金具104と上側取付金具106とを連
結することにより室110を形成する場合は、上側取付金
具106の上面にナツト112を溶着しストツパ金具104を貫
通したボルト114を締め付けることにより、上側取付金
具106とストツパ金具104とを連結して防振装置100を製
造していた。
しかし、これではナツト締めによるための防振装置10
0の形状が大型となり、重量アツプという不具合があ
る。
また、ナツト締めにすると加工工程が増加することに
より製品のコストアップに結びつく不具合がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記事実を考慮し、小型で軽量かつ安価な防
振装置を提供することが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の防振装置は、振動発生部及び振動受部の何れ
か一方に固着される第1の部材と、内部に振動を伝達す
る液室を設けたゴムの筒体と、前記ゴムの筒体に連結さ
れる第2の部材と、振動発生部及び振動受部の何れか他
方に固着されると共に前記ゴムの筒体に連結され前記第
2の部材に当接可能なストツパ部を設けてなる第3の部
材と、前記液室の隔壁となるダイヤフラムと、前記液室
を複数の小液室に区画する仕切体と、前記第1の部材と
第2の部材との対向部に配設され一方部を前記第1の部
材の外周部に他方部を前記第2の部材の内周部に夫々か
しめることによりダイヤフラム及び仕切体の外周部を前
記第1の部材との間で挟持しつつ第1の部材と第2の部
材とを連結するかしめ部材と、を有することを特徴とし
ている。
〔作用〕
上記構成の本発明では、ダイヤフラム仕切体を挟持し
つつ第1の部材と第2の部材をかしめ部材で連結したの
で防振装置内部に形成された液室のシール性を低下させ
ることなく小型で軽量の防振装置を安価に製造すること
ができる。
〔第1実施例〕 第1図乃至第3図には本発明に係る防振装置10の第1
実施例が示されている。
第1図に示す如くこの防振装置10はエンジンマウント
として用いられ、第3の部材としての底板12に形成され
た中間部12Aには取付ボルト14が突出されて図示しない
車体への固着用となっている。この底板12は第2図に示
すように矩形状でありその両端部に折曲されてストツパ
部16が一体形成されている。
また、底板12の中間部12Aの上面には円筒形状の中空
成形体であるゴムの筒体としての本体ゴム18の下端面が
加硫接着されている。
この本体ゴム18の頂部には段部20が形成され、段部20
の上端面には矩形状の第2の部材としてのストツパ金具
22が加硫接着されている。
このストツパ金具22も第2図に示す如く矩形状に形成
されその両端分は前記底板12方向へ向かって立下部24が
形成されている。
このストッパ金具22の中間部22Aは大きな荷重が作用
した場合に前記底板12のストツパ部16と当接して、本体
ゴム18の収縮を一定限度で制限できるようになってい
る。
第1図にも示す如くストツパ金具22の幅方向(第1図
左右方向)の長さは前記底板12の幅方向の長さより大に
形成されている。そして、底板12のストツパ部16の先端
部とストツパ金具22の立下部24の先端部とは間隔を有し
て対応し、両者間にはゴム26が加硫接着されている。
このゴム26を設けたことにより底板12とストツパ金具
22の軸線方向と直交方向へのずれを防止できるようにな
っている。
第2図に示す如く、ストツパ金具22の上部へはかしめ
部材としてのリング状のかしめ金具28を介して第1の部
材としての平面視円形の頂板30がかしめ固着されてい
る。
この頂板30の中央部は***した***部30Aが形成され
ており、***部30Aの増端部へ取付ボルト32が固着され
て図示しないエンジンの搭載用となっている。
前記かしめ金具28はストツパ金具22と頂板30を連結固
着するものである。
第1図に示す如くかしめ金具28はストツパ金具22の中
間部22Aに形成され円孔34に嵌入して、かしめ金具28の
下端部28Aがストツパ金具22の下面にかしめられてい
る。また、かしめ金具28の中間部28Bはストツパ金具22
の中間部22Aと水平状態を維持した後上端部28Cが頂板30
のフランジ部30Bにかしめられている。これにより、ス
トツパ金具22と頂板30とは連結固定される。
かしめ金具28の中間部28Bと頂板30のフランジ部30Bと
の間にはダイヤウラム36の外周部36Aが仕切体としての
隔壁筒44を介して挟持されている。
このダイヤフラム36は底板12と本体ゴム18の内部を液
室38とし、頂板30の***部30Aとの間を空気室40として
いる。
この空気室40は頂板30の***部30Aに形成された小孔4
2で外部へ連通されている。
従ってこのダイヤフラム36は液室38の圧力上昇によっ
て空気室40の縮小方向に弾性変形可能である。
液室38内には隔壁筒44が配置されている。第3図に示
す如くこの隔壁筒44にはフランジ部44Aが半径方向へ屈
曲されており、このフランジ部44Aは前記ダイヤフラム3
6の外周部36Aと共にかしめ金具28の中間部28Bと頂板30
のフランジ板30Bとによって挟持固着されている。
これによってこの隔壁筒44は液室38内をダイヤフラム
36との間の上液室38A及び底板12との間の下液室38Bとに
区画している。
隔壁筒44の筒状部44B内には筒状の当接板46が挿入固
着されるようになっている。この当接板46が第3図にも
示す如く、筒状に形成されており、底板部46Aの外周部
には軸線回りに仕切部49を残して凹部48が形成されてい
る。
従って、第1図に示すように隔壁筒44内に当接板46を
嵌入すると凹部48の存在により隔壁筒44の内周面と当接
板46の外周面との間に底面視略C字状の間隙部が形成さ
れ、この間隙部がオリフイス50になる。そして前記仕切
部49がオリフイス50の壁部の一部となる。
また、第3図に示すように前記凹部48には貫通孔52が
形成されてオリフイス50と上液室38Aと連通している。
また、隔壁筒44の底板44Cにも貫通孔54が形成されて
オリフイス50の内部と下液室38Bとを連通している。
また、前記隔壁筒44、当接板46の製作は薄肉板材をプ
レス形成することにより容易に製作可能である。
次に第1実施例の作用について説明する。
防振装置10を製造する場合は、まず、ストツパ金具22
に形成された円孔34にかしめ金具28の中間部28Bが当接
した状態で嵌入する。
そして、かしめ金具28の下端部28Aをストツパ金具22
の中間部22Aの下面に当接するようにかしめる。
次にこの状態のストツパ金具22に本体ゴム18の上端面
を当接して加硫接着する。この場合本体ゴム18の下端面
に底板12を当接させて一緒に加硫接着させてもよい。
そして、底板12のストツパ部16とストツパ金具22の立
下部24との間にゴム26を嵌入させてゴム26の両端面をス
トツパ部16と立下部24とに加硫接着させる。
次に、かしめ金具28の中間部28Bの上面に当接板46が
内装された隔壁筒44のフランジ部44A、ダイヤフラム36
の外周部36Aを係止すると共に頂板30のフランジ部30Bを
係止させる。
そして、かしめ金具28の上端部28Cを頂板30のフラン
ジ部30Aの上面にかしめることにより防振装置10が製造
される。
本発明に係る防振装置10の底板12は取付ボルト14を介
して自動車の車体へ固着され、頂板30は取付ボルト32に
よって自動車エンジンを搭載固着すれば組付けが完了す
る。
エンジンの取付けに際してはエンジンの自重が取付ボ
ルト32へ作用するので、上液室38Aの圧力が上昇する。
この圧力はオリフイス50を介して下液室38Bへ伝達され
る。
エンジンの運転時にはエンジンに生ずる振動が取付ボ
ルト32を介して伝達される。
本体ゴム18は内部摩擦に基づく制振機能によって振動
を吸収することができる。
振動の周波数が低い場合には振幅が大きく、上液室38
Aに充填されていた液体が貫通孔52からオリフイス50内
に流入しオリフイス50を通過する際の抵抗により減衰が
行われる。
〔第2実施例〕 第4図には本発明に係る防振装置10の第2実施例が示
されている。
第4図に示す如く、この実施例においては底板12の一
端部のみにストツパ部16が折曲形成されていると共に、
ストツパ金具22の一端部のみに立下部24が折曲形成され
ている。
この実施例においても大荷重が作用して本体ゴム18が
大きく収縮しても底板12のストツパ部16はストツパ金具
22の中間部部22Aに当接するため本体ゴム18の収縮を一
定量で制限することが可能となっている。
他の構成は第1実施例の防振装置10と同一である。
なお、本発明に係る防振装置10ではストツパ金具22に
ウエルドナツトを固着する必要がないので溶接作業を不
要とすることにより溶接否みの発生を防止できると共に
溶接作業の廃止により製品のコストダウンを図ることが
可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明に係る防振装置では、第1
の部材と第2の部材とをかしめ部材で固着したので、小
型で軽量な防振装置を製造できると共に加工工程を増加
させることがないので安価な防振装置を製造できるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明に係る防振装置の第1実施例
を示し、第1図は断面図、第2図は全体斜視図、第3図
は隔壁筒と当接板の全体斜視図、第4図は本発明に係る
防振装置の第2実施例を示す断面図、第5図は従来の防
振装置の断面図である。 10……防振装置、 12……底板(第3の部材)、 16……ストツパ部、 22……ストツパ金具(第2の部材)、 28……かしめ金具(かしめ部材)、 30……頂板(第1の部材)、 36……ダイヤフラム、 38……液室、 44……隔壁筒(仕切体)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動発生部及び振動受部の何れか一方に固
    着される第1の部材と、 内部に振動を伝達する液室を設けたゴムの筒体と、 前記ゴムの筒体に連結される第2の部材と、 振動発生部及び振動受部の何れか他方に固着されると共
    に前記ゴムの筒体に連結され前記第2の部材に当接可能
    なストツパ部を設けてなる第3の部材と、 前記液室の隔壁となるダイヤフラムと、 前記液室を複数の小液室に区画する仕切体と、 前記第1の部材と第2の部材との対向部に配設され一方
    部を前記第1の部材の外周部に他方部を前記第2の部材
    の内周部に夫々かしめることによりダイヤフラム及び仕
    切体の外周部を前記第1の部材との間で挟持しつつ第1
    の部材と第2の部材とを連結するかしめ部材と、 を有することを特徴とする防振装置。
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