JP2728823B2 - ホログラフィtv装置 - Google Patents

ホログラフィtv装置

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JP2728823B2
JP2728823B2 JP4040620A JP4062092A JP2728823B2 JP 2728823 B2 JP2728823 B2 JP 2728823B2 JP 4040620 A JP4040620 A JP 4040620A JP 4062092 A JP4062092 A JP 4062092A JP 2728823 B2 JP2728823 B2 JP 2728823B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は三次元像を実時間で再現
する実時間ホログラフィTV装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光のようなコヒーレント光の光路
を分岐して生ずる参照光及び物体光を互いに干渉させて
干渉縞を発生させ、該干渉縞を写真技術を用いてフィル
ムに現像してなるホログラムに再び参照光を照射するこ
とにより三次元像が観察されることは周知である。かか
るホログラムは写真フィルムの現像及び定着を要するた
め、三次元像を実時間で再現することはできない。
【0003】特願平3−199512の明細書及び図面
には、コヒーレント光源と、このコヒーレント光源から
のコヒーレント光を物体光及び参照光として干渉させる
光学系と、この光学系によって得られた干渉縞を撮像し
てビデオ信号に変換する撮像手段と、この撮像手段によ
って得られたビデオ信号に基づいて該干渉縞を再生する
空間光変調手段たるマトリクス画素配置型液晶素子とを
備えたホログラフィTV装置が開示されており、これに
よればホログラムの役割をなす前記液晶素子は実時間で
連続的に前記干渉縞を再生することができるため、三次
元像を実時間で連続的に観測することが原理的には可能
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでホログラフィ
における干渉縞は光の波長での干渉により生ずるもので
あり、たとえ物体光の被写体がゆっくり動いても干渉縞
の変化する速さは極めて速く、上記のホログラフィTV
装置の場合、撮像手段において刻刻変化する干渉縞の撮
像をビデオ信号に変換する速度が追いつけない場合、あ
るいは空間光変調器における再生速度が追いつけない場
合が多い。このような場合には物体光の被写体が動く瞬
間に像が消えてしまう。このようにして運動状態にある
被写体の三次元像の再生は極めて困難となる。従って、
本発明の目的は三次元像を実時間で再現するホログラフ
ィTV装置であって、運動状態にある被写体の三次元像
の再生を容易且つ確実に行うことができる装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コヒー
レント光源と、液晶を含む空間光変調手段と、該コヒー
レント光源からのコヒーレント光を物体光及び参照光と
して分割して干渉させる光学系と、該光学系によって得
られた干渉縞をビデオ信号に変換する撮像手段とを備
、該撮像手段によって得られたビデオ信号に基づいて
前記干渉縞を再生するホログラフィTV装置において、
該撮像手段により1フレーム分の干渉縞のパタンを撮像
する時間と、該パタンを前記撮像手段から、液晶素子か
らなる該空間光変調手段に転送するための時間との和
は、該空間光変調手段の1フレーム分の駆動状態時間よ
りも短く、且つ該空間光変調手段の駆動状態時間は、該
フレーム周期時間よりも短いことを特徴とする。また本
発明によれば、コヒーレント光源が半導体レーザである
ことを特徴とする。また本発明によれば、コヒーレント
光源と光シャッターと、該コヒーレント光源からのコヒ
ーレント光を物体光及び参照光として分割して干渉させ
る光学系と、該光学系によって得られた干渉縞を撮影し
てビデオ信号に変換する撮像手段と、該撮像手段によっ
て得られたビデオ信号に基づいて前記干渉縞を再生する
空間光変調手段とを備えたホログラフィTV装置におい
て、該TV装置の1フレーム分に相当する期間の内の該
光シャッターが透過状態の時間と、そこで得られた光情
報を該撮像手段で撮像し且つ該空間光変調手段に転送す
る時間との和は、該空間光変調手段の1フレーム分の駆
動状態時間よりも短く、且つ該空間光変調手段の駆動状
態時間は、該フレーム周期時間よりも短いことを特徴と
する。 更にコヒーレント光源と、該コヒーレント光源か
らのコヒーレント光を物体光及び参照光として分割して
干渉させる光学系と、該光学系によって得られた干渉縞
を撮影してビデオ信号に変換する撮像手段と、該撮像手
段によって得られたビデオ信号に基づいて前記干渉縞を
再生する空間光変調手段とを有するホログラフィTV装
置において、該干渉縞を前記撮像手段で撮像して後、該
空間光変調手段で再生する迄の間に、上記TV装置の1
フレームに相当するパタン信号の一部を該空間光変調手
段に転送する際に、該転送の継続時間は、該空間光変調
手段の1フレーム分の駆動状態時間よりも短く、且つ該
空間光変調手段の駆動状態時間は 、該フレーム周期時間
よりも短いことを特徴とする。
【0006】
【作用】以上に述べたごとく本発明によれば、コヒーレ
ント光は撮像手段または空間光変調手段の動作周期より
も短い時間で点灯されるので、コヒーレント光の点灯時
にのみ干渉縞が発生し、撮像手段に干渉縞のパタンデー
タが書き込まれるが、非点灯時には書き込みは行われず
前のパタンデータは保存されるので、データが保存され
ている間にビデオ信号への変換または空間変調手段への
再生を行うことができる。従って、物体光の被写体が運
動している場合であっても、干渉縞の変化による三次元
像の消失は防止され、コヒーレント光の点滅の周期でサ
ンプリングされた三次元像を確実に再生することができ
る。或いは、本発明によれば1周期のうちの僅かの時間
で撮像手段に干渉縞のパタンデータの書き込みおよび読
みとりを行い、残りの時間内で該パタンデータのビデオ
信号への変換または空間光変調手段への再生を行った
り、再生用コヒーレント光の短パルス照射により空間光
変調手段への再生を行うため、上記と同様の効果が得ら
れる。
【0007】
【実施例1】添付図面を参照して本発明によるホログラ
フィTV装置の第1の実施例につき説明する。図1を参
照すると、ガスレーザ管110から得られるレーザ光L
は光シャッター111が透過状態にあるときは、該光シ
ャッターを通過して拡大レンズ112によって拡大され
た後にコリメートレンズ114によって平行光とされ、
この平行光はハーフミラー116により2つに分割され
る。一方の分割光は被写体Oに進んで、その反射光は物
体光L1となり、また他方の分割光はミラー118によ
って反射されて参照光L2となる。物体光L1はハーフ
ミラー126を経て撮像手段例えばCCDカメラ128
に投射される。また参照光L2はハーフミラー126に
よって反射された後にCCDカメラ128の撮像面に投
射される。図1では物体光L1および参照光L2は共に
ほぼ重なり合った状態でCCDカメラ128の撮像面に
向かうように図示されているが、実際には図3に示すよ
うに、物体光L1及び参照光L2は微細な角度2θをな
すようにCCDカメラ128の撮像面に投射されて互い
に干渉させられ、これにより生じた干渉縞はCCDカメ
ラの受光素子にパタン信号として書き込まれ、このパタ
ン信号は転送クロックに同期してビデオ信号として順次
転送される。CCDカメラ128の受光素子に書き込ま
れたパタン信号は被写体Oが運動しているときは、光シ
ャッター111が透過状態にある限り、刻刻変化する干
渉縞を重複したパタンとして変化するが、光シャッター
が非透過状態にあるときは新たな書き込みは行われずパ
タン信号は固定される。
【0008】CCDカメラから得られたビデオ信号に基
づいて空間光変調手段であるマトリックス画素配置型液
晶表示素子130によって、前記干渉縞は実時間で再生
させられる。図2を参照するとビデオ信号がCCDカメ
ラ128から出力されると、このビデオ信号に含まれる
水平同期信号に基づいてサンプリングクロック信号S1
が制御信号発生回路132からA/D変換器134に対
して出力され、これによりビデオ信号の濃淡画像データ
はビット化されてA/D変換器134から得られ、これ
らビット化された濃淡画像データの数はマトリックス画
素配置型液晶素子130の水平方向の画素数に対応す
る。次いで制御信号発生回路132からのシフトクロッ
ク信号S2により、ビット化された濃淡画像データは信
号電極駆動回路136のシフトレジスタ136aに書き
込まれ、これら画像データはラインメモリ136bにパ
ラレルに移される。制御信号発生回路132からのラッ
チクロック信号S3がラインメモリ136bに出力され
ると、ラインメモリ136bからはビット化された濃淡
画像データに応じた時間長さのパルス電圧がマトリック
ス画素配置型液晶表示素子の縦列電極に対して出力され
る。
【0009】一方、走査電極駆動回路138のゲート回
路138bに対して制御信号発生回路132から信号電
圧S4が出力され、また走査電極駆動回路138のシフ
トレジスタ138aに対して制御信号発生回路132か
ら走査スタート信号S5およびシフトクロック信号S6
が出力され、これにより走査スタート信号S5の立ち上
がりパルスが順次シフトレジスタ138aに沿って移動
させられてゲート回路138bの個々のゲート回路素子
が開かれる。このようにして、マトリックス画素配置型
液晶素子130の横列電極に対して駆動電圧が順次出力
され、これにより該横列電極の各々にはビット化された
濃淡画像データに応じた電圧が印加されて、物体光L1
及び参照光L2 との干渉縞がマトリックス画素配置型液
晶素子130上に再生されることになる。
【0010】図1に示すように、マトリックス画素配置
型液晶素子130は再現光学系に配置される。すなわ
ち、ガスレーザ管120から得られるレーザ光L0 が拡
大レンズ122によって拡大された後にコリメートレン
ズ124によって平行光とされ、この平行光が参照光と
してマトリックス画素配置型液晶素子130にほぼ垂直
に投射される。マトリックス画素配置型液晶素子130
を透過した光は再生された干渉縞により回折されてから
結像レンズ140によって結像され、その結像箇所に0
次回折光を排除する空間フィルタ142が配置され、か
くして被写体Oが三次元像として観察され得る。今、マ
トリックス画素配置型液晶素子130全体の駆動に要す
る時間をT1とし、光シャッター111を周期的に透
過、非透過状態となるように制御し、透過状態の時間幅
をT2、繰り返しの周期をTとするとき、図4に示すよ
うに、この繰り返し周期Tを液晶素子の駆動時間T1よ
り大にとっておく。光シャッターの透過期間T2におい
てはCCDカメラ128に干渉縞のパタン信号が書き込
まれると同時にパタン信号の1部はビデオ信号として転
送される。
【0011】残りの期間(TーT2)においては光シャ
ッター111は非透過状態となり、CCDカメラ128
にパタン信号が書き込まれることはなく、すでに書き込
まれた信号がビデオ信号として転送される。パタン信号
の転送が終了し、マトリックス画素配置型液晶素子13
0における干渉縞の再生が終了した後に光シャッター1
11の次の透過状態が始まり、CCDカメラ128に新
たなパタン信号が書き込まれ、以後同様の繰り返しを行
う。被写体Oが運動している場合、CCDカメラに書き
込まれる干渉縞のパタン信号は前述したように刻刻変化
する干渉縞が重複したパタンになるため光シャッターの
透過期間T2が短い場合は鮮明な縞のパタンが書き込ま
れ、これがマトリックス画素配置型液晶素子130に再
生されて被写体Oの鮮明な三次元像が観察されるが、T
2が長くなるに従い書き込まれたパタンのぼやけは増大
し、例えばT2がマトリックス画素配置型液晶素子13
0の駆動時間T1と同程度になると縞はなくなり、被写
体の三次元像は消失することが多い。ここでT1は通常
(1/30)秒程度であり、液晶の応答速度の面からあ
まり短くはできない。
【0012】本実施例においては、被写体の速度に応じ
T2をT1に比し小さく選ぶことにより、前述の三次元
像の消失を防ぐことができる。このように本発明は、従
来技術においてはCCDカメラに常時パタン信号が書き
込まれていたのに対し、本実施例は光シャッターを設け
ることによりパタン信号が書き込まれる時間を1周期の
うちの1部に制限してパタン信号のぼやけを減少させ、
且つ光シャターの動作周期をマトリックス画素配置型液
晶素子130の駆動時間T1よりも長くとってあるので
書き込まれたパタン信号は完全に再生することができ、
従来技術における運動する被写体の三次元像の消失とい
う欠点を除去することができる。
【0013】本実施においては、光シャッター111を
ガスレーザ管110と拡大レンズ112の間に設けた
が、これに限らず、光シャッターをハーフミラー126
とCCDカメラ128の間等ガスレーザ管110からC
CDカメラ128に至る光路を遮断する位置に設けるこ
とにより、同様の効果が得られる。またガスレーザ管及
び光シャッターに代え半導体レーザ装置を用い該半導体
レーザ装置を制御して間欠的に発光させ、発光の時間を
マトリックス画素配置型液晶素子の駆動時間よりも短く
とることにより同様の効果が得られる。
【0014】次に本発明の第2の実施例につき説明す
る。図5を参照すると、図5は光シャタ111がない点
を除き図1と同様であり、符号も同じである。ガスレー
ザ管110から得られるレーザ光Lは常時、拡大レンズ
112によって拡大された後にコリメートレンズ114
によって平行光とされ、以下実施例1と同様図3の様
に、物体光L1 及び参照光L2 は微細な角度2θをなす
ようにCCDカメラ128の撮像面に投射されて互いに
干渉させられ、これにより生じた干渉縞はCCDカメラ
の受光素子にパタン信号として書き込まれ、このパタン
信号は転送クロックに同期してビデオ信号として順次転
送される。CCDカメラの受光素子に書き込まれるパタ
ン信号は被写体が運動しているときは刻刻変化する干渉
縞を重複したパタンとして変化する。
【0015】CCDカメラから得られたビデオ信号に基
づいて空間光変調手段であるマトリックス画素配置型液
晶表示素子130によって、前記干渉縞は実時間で再生
させられる。図6、図7を参照すると、ビデオ信号がC
CDカメラ128から出力されると、このビデオ信号に
含まれる水平同期信号に基づきサンプリングクロック信
号S1が制御信号発生回路132からA/D変換器13
4に対して出力され、これによりビデオ信号の濃淡画像
データはビット化されてA/D変換器134から得ら
れ、これらビット化された濃淡画像データの数はマトリ
ックス画素配置型液晶素子130の水平方向の画素数に
対応する。次いで制御信号発生回路132からのシフト
クロック信号S2により、ビット化された濃淡画像デー
タは信号電極駆動回路136のシフトレジスタ136a
に高速に書き込まれ、これら画像データは1ライン毎に
フレームメモリ136cにパラレルに移される。このよ
うにしてCCDカメラ128に書き込まれた1画面分の
パタン信号がすべてフレームメモリ136cに転送され
る。フレームメモリへの転送が終了した後に制御信号発
生回路132からのラッチクロック信号S3がフレーム
メモリ136cに出力されると、フレームメモリ136
cからはビット化された濃淡画像データに応じた時間長
さのパルス電圧がマトリックス画素配置型液晶表示素子
の縦列電極に対して出力される。
【0016】一方、走査電極駆動回路138のゲート回
路138bに対して制御信号発生回路132から信号電
圧S4が出力され、また走査電極駆動回路138のシフ
トレジスタ138aに対して制御信号発生回路132か
ら走査スタート信号S5およびシフトクロック信号S6
が出力され、これにより走査スタート信号S5の立ち上
がりパルスが順次シフトレジスタ138aに沿って移動
させられてゲート回路138bの個々のゲート回路素子
が開かれる。このようにして、マトリックス画素配置型
液晶素子130の横列電極に対して駆動電圧が順次出力
され、これにより該横列電極の各々にはビット化された
濃淡画像データに応じた電圧が印加されて、物体光L1
及び参照光L2 との干渉縞がマトリックス画素配置型液
晶素子130上に再生されることになる。このようにし
てマトリックス画素配置型液晶素子130の駆動が行わ
れている期間T21にはシフトクロック信号S2は停止し
てシフトレジスタ136aへのパタン信号の転送および
フレームメモリ136cへの書き込みは行われない。期
間T21の終了後CCDカメラ128及び必要に応じてシ
フトレジスタ136a、フレームメモリ136cをリセ
ットした後前述の動作を繰り返えす。フレームメモリ1
36cへのデータ転送時間は図7に示すように、マトリ
ックス画素配置型液晶素子130の駆動時間T21より短
い時間T22をもって間欠的に且つマトリックス画素配置
型液晶素子130の駆動時間T21より長い周期T20で行
われることになる。
【0017】マトリックス画素配置型液晶素子130の
駆動時間T21は例えば(1/30)秒であり、液晶の応
答速度の面からあまり短くすることはできないが、フレ
ームメモリ136cへのデータ転送時間T22はシフトク
ロック信号S2の周波数を上げて高速にデータ転送をす
ることによりT21に比し短くすることができる。ところ
で1画面分のパタン信号がフレームメモリに転送されて
いる期間T22においても、CCDカメラ128における
パタン信号の書き込みは行われているので、被写体が運
動している場合には刻刻変化する干渉縞が重複してパタ
ン信号として書き込まれるためT22が長くなるほどパタ
ン信号のパタンのぼやけは増大し、T22がT21と同程度
になると縞がなくなり後述する三次元像が消失するよう
になる。しかし、本実施例においては、T22を例えばT
21の1/10,1/100というように短くすることが
できるので、被写体が運動している場合でも、鮮明な干
渉縞のデータをフレームメモリに転送し、これをマトリ
ックス画素配置型液晶素子130において再生するか、
画像再生に際し液晶素子の応答時間以下の短時間だけコ
ヒーレント光を照射することにより、後述するように被
写体の三次元像を観察することができる。
【0018】図5に示すように、マトリックス画素配置
型液晶素子130は再現光学系に配置される。すなわ
ち、ガスレーザ管120から得られるレーザ光L0 が拡
大レンズ122によって拡大された後にコリメートレン
ズ124によって平行光とされ、この平行光が参照光L
20としてマトリックス画素配置型液晶素子130にほぼ
垂直に投射される。マトリックス画素配置型液晶素子1
30を透過した光は再生された干渉縞により回折されて
から結像レンズ140によって結像され、その結像箇所
に0次回折光を排除する空間フィルタ142が配置さ
れ、かくして被写体Oは運動中であっても三次元像とし
て観察され得る。なおこの三次元像はデータ転送の周期
T22毎に書き変えられ、運動状態が観察される。このよ
うに本発明は、従来技術においてはCCDカメラに書き
込まれたパタン信号が常時転送され再生されていたのに
対し、本発明は図6および図7に示すようにパタン信号
がCCDカメラに書き込まれ且つ転送される時間を1周
期のうちのごく1部に制限してパタン信号のぼやけを
させ、且つ前記転送の動作周期(T20)をマトリック
ス画素配置型液晶素子130の駆動時間(T21)よりも
長くとってあるので書き込まれたパタン信号は完全に再
生することができ、従来技術における運動する被写体の
三次元像の消失という欠点を除去することができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明きらかなように、本発
明によればCCDカメラ等の撮像手段に短期間に書き込
まれた鮮明な干渉縞のパタン信号に基づき、運動する被
写体の三次元像の再生が行われるため、従来技術におけ
る三次元像の消失を防ぎ、三次元像の運動が観察でき
る。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホログラフィTV装置を示す概略
図である。
【図2】図1のCCDカメラで読みとった干渉縞をマト
リックス画素配置型液晶表示素子上に再生する制御回路
のブロック図である。
【図3】図1の一部を拡大する拡大図である。
【図4】図2の制御回路の動作に関するタイミングチャ
ートである。
【図5】本発明によるホログラフィTV装置を示す概略
図である。
【図6】図5のCCDカメラで読みとった干渉縞をマト
リックス画素配置型液晶表示素子上に再生する制御回路
のブロック図である。
【図7】図6の制御回路の動作に関するタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
110 ガスレーザ管 111 光シャター 112 拡大レンズ 114 コリメートレンズ 116 ハーフミラー 118 ミラー 120 ガスレーザ管 122 拡大レンズ 124 コリメートレンズ 126 ハーフミラー 128 CCDカメラ 130 マトリックス画素配置型液晶素子 132 制御信号発生回路 134 A/D変換器 136 信号電極駆動回路 138 走査電極駆動回路 140 結像レンズ 142 空間フィルタ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コヒーレント光源と、液晶を含む空間光
    変調手段と、該コヒーレント光源からのコヒーレント光
    を物体光及び参照光として分割して干渉させる光学系
    と、該光学系によって得られた干渉縞をビデオ信号に変
    換する撮像手段とを備え、該撮像手段によって得られた
    ビデオ信号に基づいて前記干渉縞を再生するホログラフ
    ィTV装置において、該撮像手段により1フレーム分の
    干渉縞のパタンを撮像する時間、該パタンを前記撮像
    手段から、液晶素子からなる該空間光変調手段に転送す
    るための時間との和は、該空間光変調手段の1フレーム
    分の駆動状態時間よりも短く、且つ該空間光変調手段の
    駆動状態時間は、該フレーム周期時間よりも短いことを
    特徴とするホログラフィTV装置。
  2. 【請求項2】 コヒーレント光源が半導体レーザである
    ことを特徴とする請求項1に記載のホログラフィTV装
    置。
  3. 【請求項3】 コヒーレント光源と光シャッターと、該
    コヒーレント光源からのコヒーレント光を物体光及び参
    照光として分割して干渉させる光学系と、該光学系によ
    って得られた干渉縞を撮影してビデオ信号に変換する撮
    像手段と、該撮像手段によって得られたビデオ信号に基
    づいて前記干渉縞を再生する空間光変調手段とを備えた
    ホログラフィTV装置において、該TV装置の1フレー
    ム分に相当する期間の内の該光シャッターが透過状態の
    時間と、そこで得られた光情報を該撮像手段で撮像し且
    つ該空間光変調手段に転送する時間との和は、該空間光
    変調手段の1フレーム分の駆動状態時間よりも短く、且
    つ該空間光変調手段の駆動状態時間は、該フレーム周期
    時間よりも短いことを特徴とするホログラフィTV装
    置。
  4. 【請求項4】 コヒーレント光源と、該コヒーレント光
    源からのコヒーレント光を物体光及び参照光として分割
    して干渉させる光学系と、該光学系によって得られた干
    渉縞を撮影してビデオ信号に変換する撮像手段と、該撮
    像手段によって得られたビデオ信号に基づいて前記干渉
    縞を再生する空間光変調手段とを有するホログラフィT
    V装置において、該干渉縞を前記撮像手段で撮像して
    後、該空間光変調手段で再生する迄の間に、上記TV装
    置の1フレームに相当するパタン信号の一部を該空間光
    変調手段に転送する際に、該転送の継続時間は、該空間
    変調手段の1フレーム分の駆動状態時間よりも短く、
    且つ該空間光変調手段の駆動状態時間は、該フレーム周
    期時間よりも短いことを特徴とするホログラフィTV装
    置。
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