JP2725945B2 - 散水ノズル - Google Patents
散水ノズルInfo
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- Japan
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- watering
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Description
ント部の消雪スプリンクラーなどに用いる散水ノズルに
関する。
は、水圧、ノズル孔の径を調節し、さらには、ノズル孔
を螺旋状にするなど複雑化した構造が採られている。
軌条ポイント部の消雪スプリンクラーでは、基本軌条と
トング軌条に沿って細い棒状水が平均して噴射されると
ともに広角の散水が要求される。
径の調整では、左右の棒状水と広角の散水が得られなか
った。
で、簡単な構造で、棒状水と広角の散水が得られ、特
に、鉄道の軌条ポイント部の消雪スプリンクラーなどに
適する散水ノズルを提供するものである。
水通路を貫通したノズル基体と、このノズル基体の先端
側に接続され基端側が前記水通路に連通されこの水通路
より拡径し先端側を縮径したノズル孔を有するノズル本
体と、このノズル本体の先端に嵌合され先端開口部を縮
径した筒カバーとを備え、前記ノズル基体には、ノズル
本体のノズル孔の基端側に略接線方向に向って開口され
た複数の一次空気孔を開口し、前記筒カバーには旋回方
向に向って開口した複数の二次空気孔を形成するととも
にブレーカピンを突設したものである。
ら供給された圧力水はノズル本体のノズル孔に噴射さ
れ、ノズル孔の基端側の拡径部にて一次空気孔から吸引
された一次空気流によって空気が水と混合され、ノズル
孔の先端開口部から噴射される水滴が大きくなって飛翔
距離が大きくなり、また、一次空気孔からの空気の旋回
流により広角に拡がり、さらに、筒カバーに噴射された
水滴流は二次空気孔から吸引される旋回空気流により空
気と混合され、筒カバーの先端を縮径された開口部から
噴射される水滴流は瞬間的に拡がるとともに水滴の大き
いまま噴射されて飛翔距離が増大され、ブレーカピンに
より中心部の水滴流は空気圧が高められて棒状水が形成
される。
する。
先端側に向って貫通したノズル基体で、このノズル基体
1の先端側には嵌合凹部3が形成されている。このノズ
ル基体1には基端側から先端側に縮径方向に傾斜されか
つ略接線方向に向って開口された複数の、例えば、4箇
所に一次空気孔4が形成されている。
端側が前記ノズル基体1の水通路2の先端に連通される
ように嵌合凹部3に円周方向に向き調節可能に嵌合され
ねじ孔5に螺合されたセットねじにて固着される。この
ノズル本体11には前記ノズル基体1の水通路2より基端
側が拡径した円筒状の拡径部12とかつ先端側が縮径した
縮径部13および中間部を拡径部12と縮径部13とを連通さ
せる円錐状部14としたノズル孔15が形成されている。こ
の状態で前記ノズル基体1に形成した一次空気孔4はノ
ズル本体11のノズル孔15の基端側に略接線方向に向って
開口されるようになる。さらに、このノズル本体11の先
端側外周には縮径段部16が形成されている。
ル本体11の縮径段部16に円周方向に向き調節可能に嵌合
してねじ孔22に螺合されたセットねじにて固着される。
この筒カバー21は、先端開口部を縮径されている。ま
た、この筒カバー21には旋回方向に向って開口した複数
の二次空気孔23が形成されている。さらに、この筒カバ
ー21の周面に形成したねじ孔24a にナット24を螺合した
ボルト26を螺合し、このボルト26の先端を筒カバー21の
内側に突出させてブレーカピン27を形成している。
力水はノズル本体11のノズル孔15に噴射され、ノズル孔
15の基端側の拡径部12にて一次空気孔4から吸引された
一次空気流によって空気が水と混合されて大きい水滴と
なり、ノズル孔15の縮径部13に先端に開口した開口部か
ら噴射される水滴が飛翔距離が大きくなる。また、一次
空気孔4から吸引される空気の旋回流により広角に拡が
る。さらに、筒カバー21に噴射された水滴流は二次空気
孔23から吸引される旋回空気流により空気と混合され、
開口部から噴射される水滴流は瞬間的に拡がるととも
に、ブレーカピン27により中心部の水滴流は圧力が高め
られて棒状水となる。大きな水滴の飛翔距離が増大す
る。
記ノズル基体1に嵌合されるノズル本体11の円周方向の
嵌合角度と筒カバー21の円周方向の嵌合角度とを調節し
て向きを調節することにより、一次空気孔4、二次空気
孔23およびブレーカピン27の相対位置が変化し、噴射状
態が変化し、散水目的に応じて一次空気孔4、二次空気
孔23およびブレーカピン27の相対位置を調節する。
4、二次空気孔23およびブレーカピン27の位置変化によ
る散水変化の実験結果を図4ないし図8について説明す
る。圧力水の水圧を5kg/cm2 、流量44l/mとして
鉄道軌条のポイント部の基本軌条とトング軌条との間に
向って90mmから96mmまでの高さ位置でかつ基本軌条
から120mmから130mmまでの距離位置に4つの一次
空気孔4、3つの二次空気孔23および2つのブレーカピ
ン27を有する散水ノズルを設置して実験した結果は図4
ないし図8となる。いずれの実験も一次空気孔4は上下
左右に配置する。
次空気孔23を配置し、ブレーカピン27を水平位置とする
と、基本軌条31に太い棒状水33,34が当たり、トング軌
条32に細い棒状水が当たり、ポイント部の軌条の先端ま
で散水がなされ、広角に散水され、融雪に良好となる。
次空気孔23を配置し、ブレーカピン27を水平位置とする
と、基本軌条31とトング軌条32に一定の棒状水が平均し
て当たり、ポイント部の軌条の先端まで散水がなされ、
広角に散水され、融雪効果が良好となる。
次空気孔23を配置し、ブレーカピン27を垂直位置とする
と、トング軌条32に太い棒状水34が当たり、基本軌条31
には散水がほとんどなく、散水角度が狭く、融雪には不
適当となる。
次空気孔23を配置し、ブレーカピン27を垂直位置とする
と、同様にトング軌条32に太い棒状水34が当たり、基本
軌条31には散水がほとんどなく、散水角度が狭く、融雪
には不適当となる。
次空気孔23を配置し、基本軌条31側のブレーカピン27を
上側に、トング軌条32のブレーカピン27を下側にして傾
斜状に対向させると、中心部に太い棒状水33,34が形成
され、中空状部35が形成され、散水角度は広角に拡がる
が、融雪には不適当となる。
次空気孔23を配置し、基本軌条31側のブレーカピン27を
上側に、トング軌条32のブレーカピン27を下側にして傾
斜状に対向させると、同様に中心部に太い棒状水33,34
が形成され、中空状部35が形成され、散水角度は広角に
拡がるが、融雪には不適当となる。
次空気孔23を配置し、基本軌条31側のブレーカピン27を
下側に、トング軌条32のブレーカピン27を上側にして傾
斜状に対向させると、トング軌条側32に太い棒状水33,
34が当たり、基本軌条31側には棒状水が当たらないの
で、散水角度は広角に拡がっていても、融雪には不適当
となる。
次空気孔23を配置し、基本軌条31側のブレーカピン27を
下側に、トング軌条32のブレーカピン27を上側にして傾
斜状に対向させると、同様にトング軌条側32に太い棒状
水33,34が当たり、基本軌条31側には棒状水が当たらな
いので、散水角度は広角に拡がっていても、融雪には不
適当となる。
水を散水した結果では、外気温度が摂氏5度で、圧力水
の水圧を5kg、水量を42.6l/m、風速0mでは、
ノズル部では摂氏54度の温水が、1mの位置では摂氏
49度、2mの位置では摂氏42度、3mの位置では摂
氏38度となる。
ら吸引された一次空気流によって空気が水と混合され、
ノズル孔の先端開口部から噴射される水滴が大きくなっ
て飛翔距離が大きくなり、また、一次空気孔からの空気
の旋回流により広角に拡がり、さらに、筒カバーに噴射
された水滴流は二次空気孔から吸引される旋回空気流に
より空気と混合され、筒カバーの先端を縮径された開口
部から噴射される水滴流は瞬間的に拡がるとともに水滴
の大きいまま噴射されて飛翔距離が増大され、中心部の
水滴流はブレーカピンにより空気圧が高められて左右に
棒状水が形成され、簡単な構造で、棒状水と広角の散水
が得られ、特に、鉄道の軌条ポイント部の消雪スプリン
クラーなど散水ノズルに適する。
面図である。
る。
置関係における散水状態を示す説明図である。
置関係における散水状態を示す説明図である。
置関係における散水状態を示す説明図である。
置関係における散水状態を示す説明図である。
置関係における散水状態を示す説明図である。
置関係における散水状態を示す説明図である。
位置関係における散水状態を示す説明図である。
位置関係における散水状態を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 水通路を貫通したノズル基体と、この
ノズル基体の先端側に接続され基端側が前記水通路に連
通されこの水通路より拡径し先端側を縮径したノズル孔
を有するノズル本体と、このノズル本体の先端に嵌合さ
れ先端開口部を縮径した筒カバーとを備え、 前記ノズル基体には、ノズル本体のノズル孔の基端側に
略接線方向に向って開口された複数の一次空気孔を開口
し、 前記筒カバーには旋回方向に向って開口した複数の二次
空気孔を形成するとともにブレーカピンを突設したこと
を特徴とする散水ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10318792A JP2725945B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 散水ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10318792A JP2725945B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 散水ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05293406A JPH05293406A (ja) | 1993-11-09 |
JP2725945B2 true JP2725945B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=14347521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10318792A Expired - Lifetime JP2725945B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 散水ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725945B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002346436A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-03 | East Japan Railway Co | 流体噴射ノズル |
JP4928404B2 (ja) * | 2007-10-09 | 2012-05-09 | 株式会社イーエス・ウォーターネット | 水流揺動ノズル体 |
JP6519922B2 (ja) * | 2015-07-08 | 2019-05-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 液滴発生装置 |
KR101702554B1 (ko) * | 2015-12-24 | 2017-02-23 | (주)하이레벤 | 이상유동을 이용하는 도로제설용 분사장치 및 이것을 이용한 도로제설 시스템 |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP10318792A patent/JP2725945B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05293406A (ja) | 1993-11-09 |
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Legal Events
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