JP2002346436A - 流体噴射ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】流体噴射ノズルの姿勢を熟練者でなくても短時
間で正確に調節することができるようにする。 【解決手段】流体供給管に連通接続する接続部５を備え
た上流側の第１ノズル筒６と、流体噴出口７を備えた下
流側の第２ノズル筒８とを、中空状の玉継ぎ手９を介し
て連通接続するとともに、第１ノズル筒６に対する第２
ノズル筒８の姿勢を変更調節する姿勢変更調節手段１０
を設け、姿勢変更調節手段１０を構成するに、第２ノズ
ル筒８の周りに放射状に並ぶ複数の支持ボルト１９で第
２ノズル筒８をその径方向外方側から支持する支持ボル
ト機構を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は流体噴射ノズルに関
する。

【０００２】

【従来の技術】流体噴射ノズルの一例として、列車が走
行する線路の切換えポイント部に融雪用の温水を噴射す
る温水噴射ノズルがある。

【０００３】この種の温水噴射ノズルは、図７，図８に
示すように、線路近くの地中から地上に突出した温水供
給管４（流体供給管の一例）に連通接続する上流側の第
１ノズル筒６と、流体噴出口７を備えた下流側の第２ノ
ズル筒８とから成り、従来、両筒ノズル６，８同士を連
結するのに、前者の前端側の雌ねじ部に後者の後端側の
雄ねじ部５を螺合させて連結してあった。

【０００４】そして、温水供給管４の先端部に第１ノズ
ル筒６の後端部をエルボ２を介して連結し、支持台３０
との間にライナー３１を介在させた状態で、第１ノズル
筒６を支持台３０にＵボルト３２で上方から固定してあ
った。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】線路の切換えポイント
部の長さは数ｍ以上あり、その全長にわたって温水をも
れなく正確に噴射させなければならない。そのために、
温水噴射ノズルを線路に設置する際やメンテナンスの
際、温水噴射ノズルの姿勢を次の手順で正確に調節して
いる。

【０００６】1) 温水噴射ノズルの姿勢を見当をつけて
設定し、温水を噴射してみて温水の噴射方向を確認す
る。その後に温水の噴射を止める。

【０００７】2) 所望の姿勢でなかった場合、Ｕボルト
３２を緩め、ライナー３１を入れ換えて（又はライナー
３１を厚み調整して）温水噴射ノズルの上下方向の位置
を調節し、パイプレンチ等の工具でエルボ３２を少し回
転させて左右方向の位置を調節する。

【０００８】この手段によれば、1)の工程で確認した温
水の噴射方向を作業者が記憶していなければならず、ま
た、上記2)の工程のように、ライナー３１の入れ換え作
業や、パイプレンチ等の工具によるエルボ３２の回転調
節が必要で、熟練者でなければ作業ができなかった。

【０００９】従来の第２の技術として、図９に示すよう
に、温水供給管４に連通接続する接続部５を備えた上流
側の第１ノズル筒６と、流体噴出口７を備えた下流側の
第２ノズル筒８とを、中空状の玉継ぎ手９を介して連通
接続するとともに、第１ノズル筒６に対する第２ノズル
筒８の姿勢を変更調節する姿勢変更調節手段１０を設
け、姿勢変更調節手段１０を構成するに、玉継ぎ手９の
球状部１１の後半側を回転自在に支持部で支持する第１
ノズル筒６側の雄ねじ部と、玉継ぎ手９の球状部１１の
前半側を回転自在に支持するキャップ３３側の雌ねじ部
とを螺合させてある温水噴射ノズルがある。

【００１０】この温水噴射ノズルの姿勢は次の手順で調
節している。

【００１１】1) 温水噴射ノズルの姿勢を見当をつけて
設定し、温水を噴射してみて温水の噴射方向を確認す
る。その後に温水の噴射を止める。

【００１２】2) キャップ３３を緩めて、第２ノズル筒
８の上下左右方向の位置を調節し、キャップ３３を締め
つける。

【００１３】この手段によれば、1)の工程で確認した温
水の噴射方向を作業者が記憶していなければならない。
また、上記2)の工程で、第１ノズル筒６を所望の姿勢に
維持したままキャップ３３を締め付けるのが困難で、1)
と2)の工程を複数回繰りかえさなければならないことが
多かった（温水を噴射して噴射方向を確認しながら2)の
作業を行うことは、温水が洩れることから不可能であ
る）。

【００１４】このように従来の第２技術でも熟練者でな
ければ作業ができなかった。

【００１５】本発明は上記実情に鑑みて成されたもの
で、その目的は、流体噴射ノズルの姿勢を熟練者でなく
ても短時間で正確に調節することができるようにする点
にある。

【００１６】

【課題を解決するための手段】請求項１による発明の構
成・作用・効果は次の通りである。

【００１７】［構成］流体供給管に連通接続する接続部
を備えた上流側の第１ノズル筒と、流体噴出口を備えた
下流側の第２ノズル筒とを、中空状の玉継ぎ手を介して
連通接続するとともに、前記第１ノズル筒に対する第２
ノズル筒の姿勢を変更調節する姿勢変更調節手段を設
け、前記姿勢変更調節手段を構成するに、前記第２ノズ
ル筒の周りに放射状に並ぶ複数の支持ボルトで前記第２
ノズル筒をその径方向外方側から支持する支持ボルト機
構を設けてある。

【００１８】［作用］上記構成の流体噴射ノズルの姿勢
（つまり第２ノズル筒の姿勢）を設定する際、流体を噴
射して噴射方向を確認しながら各支持ボルトを正逆に回
転させ、第２ノズル筒に対する支持ボルト先端の位置を
第２ノズル筒の径方向で変更調節して、第２ノズル筒を
所望の姿勢に設定することができる。

【００１９】このように、流体を噴射して噴射方向を確
認しながら第２ノズル筒の姿勢を設定するから、第２ノ
ズル筒を所望の姿勢に正確に設定しやすくなる。

【００２０】例えば、技術の技術では、姿勢変更調節作
業の途中で流体の噴射を止めて流体の噴射方向を作業者
が記憶しておかなければならないが、請求項１の構成に
よれば、上記のように流体を噴射しながら第２ノズル筒
の姿勢を変更調節することができるから、流体の噴射方
向を作業者が記憶しておく必要がない。

【００２１】また、第２ノズル筒を上下方向で調節する
のにライナー等が必要になることがない。

【００２２】上記構成の流体噴射ノズルにおいて流体供
給管からの流体は、第１ノズル筒内と玉継ぎ手の中空部
と第２ノズル筒内とを通って流体噴射口から噴射され
る。

【００２３】［効果］従って、流体噴射ノズルの姿勢を
熟練者でなくても短時間で正確に調節することができる
ようになった。

【００２４】請求項２による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。

【００２５】［構成］請求項１による発明の構成におい
て、前記支持ボルト機構は、前記玉継ぎ手の球状部を回
転自在に支持する支持体に、前記球状部よりも前記第２
ノズル筒側に張り出す張出部を、前記第２ノズル筒の外
周面に対して間隔を空けて設け、前記張出部に複数の雌
ねじ部を貫通形成し、前記複数の雌ねじ部に前記複数の
支持ボルトを各別に螺合し、前記支持ボルトをロック及
びロック解除可能なロック手段を設けて構成してある。

【００２６】［作用］請求項１の構成による作用と同様
の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏す
ることができる。

【００２７】張出部の雌ねじ部に螺合された支持ボルト
を正逆に回転させ、第２ノズル筒に対するボルト先端の
位置を第２ノズル筒の径方向で変更調節して、第２ノズ
ル筒を所望の姿勢に設定する。この状態で支持ボルトを
ロック手段によってロックする。

【００２８】支持ボルトは、前記支持体に設けた張出部
の雌ねじ部に螺合してあるから、例えば前記支持体とは
別の部材に設けた雌ねじ部に螺合させた構造に比べる
と、部品点数を少なくすることができる。

【００２９】［効果］従って、請求項１の構成による効
果と同様の効果を奏することができるのに加え、支持ボ
ルト機構の構造を簡素化することができた。

【００３０】請求項３による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。

【００３１】［構成］請求項２による発明の構成におい
て、前記支持体の張出部に、前記第２ノズル筒に対する
ストッパー部を形成して、前記玉継ぎ手の球状部の中心
周りにおける前記第２ノズル筒の揺動範囲が所定の範囲
に収まるように構成してある。

【００３２】［作用］請求項２の構成による作用と同様
の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏す
ることができる。

【００３３】支持体の張出部に、第２ノズル筒に対する
ストッパー部を形成して、玉継ぎ手の球状部の中心周り
における第２ノズル筒の揺動範囲を所定の範囲に収めて
あるから、第２ノズル筒が他物に干渉するのを回避する
ことができる。

【００３４】［効果］従って、請求項２の構成による効
果と同様の効果を奏することができるのに加え、第２ノ
ズル筒や他物の損傷を回避することができた。

【００３５】請求項４による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。

【００３６】［構成］請求項１，２，３のいずれか一つ
による発明の構成において、流体の流れ方向に沿う中心
軸に複数の整流羽根を放射状に設けて成る整流体を前記
玉継ぎ手の中空部に設けてある。

【００３７】［作用］請求項１，２，３のいずれか一つ
の構成による作用と同様の作用を奏することができるの
に加え、流体の流れ方向に沿う中心軸に複数の整流羽根
を放射状に設けて成る整流体を前記玉継ぎ手の中空部に
設けてあるから、噴射パターンが広がってしまうのを防
止することができる。

【００３８】［効果］従って、請求項１，２，３のいず
れか一つの構成による効果と同様の効果を奏することが
できるのに加え、流体の噴射距離が短くなるのを抑制す
ることができた。

【００３９】請求項５による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。

【００４０】［構成］請求項１，２，３，４のいずれか
一つによる発明の構成において、前記流体供給管は、列
車が走行する線路の切換えポイント部に対して設けた融
雪用の温水供給管であるとともに、前記流体は前記温水
供給管からの温水であり、前記温水を前記第２ノズル筒
の流体噴出口から前記切換えポイント部に噴射するよう
構成してある。

【００４１】［作用］列車が走行する線路の切換えポイ
ント部についた雪を吹き飛ばす場合に、請求項１，２，
３，４のいずれか一つの構成による作用と同様の作用を
奏することができる。

【００４２】［効果］従って、列車が走行する線路の切
換えポイント部についた雪を吹き飛ばす場合に、請求項
１，２，３，４のいずれか一つの構成による効果と同様
の効果を奏することができて、線路の切換えポイント部
の融雪に有利な流体噴射ノズルを提供することができ
た。

【００４３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。

【００４４】図１，図２に示すように、線路近くの地中
から地上に突出する縦管１と、この縦管１にエルボ２を
介して連結した水平管３とから成る温水供給管４（流体
供給管に相当）を設け、温水供給管４からの融雪用の温
水を、列車が走行する線路の切換えポイント部Ａに噴射
する温水噴射ノズルＮ（流体噴射ノズルに相当）を設け
てある。

【００４５】前記切換えポイント部Ａは全長が１０ｍ程
度あり、その全長にわたって温水をもれなく正確に噴射
させなければならない。

【００４６】そこで、温水噴射ノズルＮを線路に設置す
る際やメンテナンスする際、温水噴射ノズルＮの姿勢を
正確に調節することができるように、前記温水噴射ノズ
ルＮを次のように構成してある。

【００４７】［温水噴射ノズルＮの構造］図３，図４，
図５にも示すように、温水噴射ノズルＮは、温水供給管
４の水平管３に連通接続する上流側の第１ノズル筒６
と、流体噴出口としての温水噴射口７を備えた下流側の
第２ノズル筒８とを、中空状の玉継ぎ手９を介して連通
接続するとともに、第１ノズル筒６に対する第２ノズル
筒８の姿勢を変更調節する姿勢変更調節手段１０を設け
て構成してある。

【００４８】前記第１ノズル筒６は、水平管３に設けた
雌ねじ部に対する雄ねじ部５（接続部に相当）を備えて
いる。

【００４９】前記玉継ぎ手９は、第２ノズル筒８の後端
側に設けた中空状の球状部１１と、球状部１１を回転自
在に支持するリング状の支持体１２と、球状部１１を第
２ノズル筒８側に付勢するスプリング１３及びカラー１
４と、球状部１１と支持体１２の間をシールするＯリン
グ１５とから成り、前記支持体１２は、第１ノズル筒６
側の膨出前端部にねじ連結してある。

【００５０】前記球状部１１の中空部に、温水の流れ方
向に沿う中心軸１６に複数の整流羽根１７を放射状に設
けて成る整流体１８を設けてある。

【００５１】前記姿勢変更調節手段１０を構成するに、
第２ノズル筒８の周りに放射状に並ぶ複数の支持ボルト
１９で第２ノズル筒８をその径方向外方側から支持する
支持ボルト機構を設けてある。

【００５２】前記支持ボルト機構は、玉継ぎ手９の球状
部１１を回転自在に支持する支持体１２に、球状部１１
よりも第２ノズル筒８側に張り出す張出部１２Ａを、第
２ノズル筒８の外周面に対して間隔を空けて設け、張出
部１２Ａに複数の雌ねじ部を貫通形成し、複数の雌ねじ
部に複数の支持ボルト１９を各別に螺合し、支持ボルト
１９をロック及びロック解除可能なロック手段としての
ダブルナット２０を設けて構成してある。

【００５３】そして、前記支持体１２の張出部１２Ａ
に、第２ノズル筒８に対するテーパー孔状のストッパー
部２１を形成して、玉継ぎ手９の球状部１１の中心周り
における第２ノズル筒８の揺動範囲が所定の範囲に収ま
るように構成してある。

【００５４】上記の構造により、温水噴射ノズルＮを線
路に対して設置する際やメンテナンスする際、温水噴射
ノズルＮの姿勢（詳しくは第２ノズル筒８の姿勢）を見
当をつけて設定し、温水を噴射するとともに、噴射方向
を確認しながら各支持ボルト１９を正逆に回転させ、第
２ノズル筒８に対するボルト先端の位置を第２ノズル筒
８の径方向で変更調節して、第２ノズル筒８を所望の姿
勢に設定し、この状態で支持ボルト１９をダブルナット
２０によってロックする。

【００５５】このように、温水を噴射して噴射方向を確
認しながら第２ノズル筒８の姿勢を設定するから、第２
ノズル筒８を所望の姿勢に正確に設定しやすくなる。

【００５６】［別実施形態］ ［１］図６に示すように、アダプター２２に連結した上
記構成の一対の温水噴射ノズルＮを線路に設置してあっ
てもよい。この構成によれば次の効果を奏することがで
きる。前記切り換えポイント部Ａの一つに、切り換え可
動レールを一対の固定レールの間に配置して、いずれか
一方の固定レールに選択的に当接させる方式のポイント
部がある。

【００５７】上記の切り換えポイント部Ａに温水噴射ノ
ズルＮを設置する場合、設置箇所の前方に障害物がない
と、１個の温水噴射ノズルＮで一方の固定レールと可動
レールとの間、及び、他方の固定レールと可動レールと
の間のいずれにも温水を噴射できるが、設置箇所の前方
に例えば小さな障害物があると、可動レールと前記一方
の固定レールとの間だけ（又は、可動レールと前記他方
の固定レールの間だけ）しか温水を噴射できなくなる場
合がある。

【００５８】このような場合、前記アダプター２２に連
結した上記構成の一対の温水噴射ノズルＮを線路に設置
してあると、一方の固定レールと可動レールとの間、及
び、他方の固定レールと可動レールとの間のいずれにも
温水を噴射できるようになる。

【００５９】［２］前記支持ボルト１９の数は、上記の
実施形態の数（４本）に限られるものではなく、例えば
２本、３本、あるいは５本以上であってもよい。

【００６０】［３］本発明は、列車が走行する線路の切
換えポイント部Ａに対して設けた融雪用の温水噴射ノズ
ル以外のノズルにも適用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】線路の切換えポイント部を示す平面図

【図２】流体噴射ノズルを示す斜視図

【図３】流体噴射ノズルの縦断側面図

【図４】流体噴射ノズルの正面図

【図５】図３におけるＸ−Ｘ視図

【図６】別実施形態を示す平面図

【図７】従来の技術を示す斜視図

【図８】従来の技術を示す縦断側面図

【図９】従来の第２の技術を示す縦断側面図

【符号の説明】

４ 流体供給管 ５ 接続部 ６ 第１ノズル筒 ７ 流体噴出口 ８ 第２ノズル筒 ９ 玉継ぎ手 １０ 姿勢変更調節手段 １１ 球状部 １２ 支持体 １２Ａ 張出部 １６ 中心軸 １７ 整流羽根 １８ 整流体 １９ 支持ボルト ２０ ロック手段 ２１ ストッパー部 Ａ 線路の切換えポイント部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000142023 株式会社共立合金製作所 兵庫県西宮市今津山中町12番16号 (72)発明者 和田 久夫 群馬県高崎市下和田町５−４−３ 東日本 旅客鉄道株式会社高崎機械技術センター内 (72)発明者 江泉 恵一 群馬県高崎市下和田町５−４−３ 東日本 旅客鉄道株式会社高崎機械技術センター内 (72)発明者 町田 勝彦 群馬県高崎市下和田町５−４−３ 東日本 旅客鉄道株式会社高崎機械技術センター内 (72)発明者 上原 昌宏 群馬県高崎市下和田町５−３−１ 東日本 トランスポーテック株式会社内 (72)発明者 矢花 雄二 長野県南安曇郡三郷村大字温3035−94 株 式会社バンテック内 (72)発明者 山本 保 兵庫県氷上郡柏原町北山字野中130−３ 株式会社共立合金製作所内 Ｆターム(参考） 2D056 BA00 BA01 4F033 AA08 BA04 CA01 DA01 EA01 LA01 LA12 NA01

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 流体供給管に連通接続する接続部を備え
   た上流側の第１ノズル筒と、流体噴出口を備えた下流側
   の第２ノズル筒とを、中空状の玉継ぎ手を介して連通接
   続するとともに、前記第１ノズル筒に対する第２ノズル
   筒の姿勢を変更調節する姿勢変更調節手段を設け、前記
   姿勢変更調節手段を構成するに、前記第２ノズル筒の周
   りに放射状に並ぶ複数の支持ボルトで前記第２ノズル筒
   をその径方向外方側から支持する支持ボルト機構を設け
   てある流体噴射ノズル。
2. 【請求項２】 前記支持ボルト機構は、前記玉継ぎ手の
   球状部を回転自在に支持する支持体に、前記球状部より
   も前記第２ノズル筒側に張り出す張出部を、前記第２ノ
   ズル筒の外周面に対して間隔を空けて設け、前記張出部
   に複数の雌ねじ部を貫通形成し、前記複数の雌ねじ部に
   前記複数の支持ボルトを各別に螺合し、前記支持ボルト
   をロック及びロック解除可能なロック手段を設けて構成
   してある請求項１記載の流体噴射ノズル。
3. 【請求項３】 前記支持体の張出部に、前記第２ノズル
   筒に対するストッパー部を形成して、前記玉継ぎ手の球
   状部の中心周りにおける前記第２ノズル筒の揺動範囲が
   所定の範囲に収まるように構成してある請求項２記載の
   流体噴射ノズル。
4. 【請求項４】 流体の流れ方向に沿う中心軸に複数の整
   流羽根を放射状に設けて成る整流体を前記玉継ぎ手の中
   空部に設けてある請求項１，２，３のいずれか一つに記
   載の流体噴射ノズル。
5. 【請求項５】 前記流体供給管は、列車が走行する線路
   の切換えポイント部に対して設けた融雪用の温水供給管
   であるとともに、前記流体は前記温水供給管からの温水
   であり、前記温水を前記第２ノズル筒の流体噴出口から
   前記切換えポイント部に噴射するよう構成してある請求
   項１，２，３，４のいずれか一つに記載の流体噴射ノズ
   ル。