JP2725318B2 - 高炉原料装入法 - Google Patents

高炉原料装入法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は高炉の原料装入法に関する。
[従来の技術] 高炉の鉄原料として、塊鉱石、焼結鉱、焼結ペレット
が使用されているが、その粒度範囲は高炉内の通風性に
関して重要な管理項目である。標準の鉄原料は高炉の操
業条件または原料の種類によって多少異なるが、塊鉱石
で8〜30mm,焼結鉱で5〜75mm,ペッレットで10〜15mm程
度が目安となっており、通常この粒度範囲内の高炉原料
が装入されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、近年低廉な鉄原料として粒径が3mm程
度の小粒鉄原料の使用が検討されている。小粒鉄原料も
小量の配合であれば殆どトラブルはないが、高炉操業の
合理化として積極的に小粒原料の配合を増加させようと
する場合には、炉内の通気性が悪化され、羽口から吹き
込まれた熱風、または炉内発生ガスに対する圧損が大き
くなり、炉内反応が阻害されて高炉炉況が悪化する。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、通風性
の悪化を招くことなく、小粒鉄原料の配合率を増加させ
る高炉原料装入法を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明による高炉原料装入法は、ベルレス式の原料装
入装置を用い1回の装入分を1バッチとして、コークス
を2バッチ分をストックレベルに一様に装入する工程
と、中心部にコークスを1バッチ分装入する工程と、周
辺部に標準粒度の鉄原料を2バッチ分装入する工程と、
前記2工程で生じる中間部に小粒の鉄原料を1バッチ分
装入する工程とをこの順序で繰り返し装入することを特
徴とする。
この操入法においては、コークスが中心部に、小粒鉄
原料が中間部に、標準粒度の鉄原料が周辺部にある原料
層が形成され、その上下にコークス層が交互に重なって
いる。この原料分布で特徴的なことは、小粒鉄原料と標
準粒度の標準鉄原料が通風の流路に対して、横方向に分
離装入になっていることである。分離装入は混合装入に
比して通風に対する圧損が著しく少ないので、小粒鉄原
料の配合率が向上される。
[実施例] 最初に小粒鉄原料の配合比率と圧損との関係につい
て、実験室規模で行った試験について添付の図面を参照
しながら説明する。第1図は空塔速度と圧損との関係を
示すグラフ図である。この関係は円筒状の容器に試料で
ある鉄原料を入れ、底部から空気を吹き込んで、前記容
器の上下の圧力をマノメータにより測定して得られたも
のである。第2図は標準鉄原料と粒径3mm程度の小粒鉄
原料の圧損を比較して示したものである。次いで、同じ
方法で、標準鉄原料と小粒鉄原料の装入方法と混合比率
を変えて示したものが第2図である。ここでは小粒鉄原
料として焼結鉱を用いている。図中、混合装入は粒度の
異なる前記2種の原料を混合したもの(A)、上下方向
に前記2種の原料を分けて装入したもの(C)および横
方向に前記2種の原料を分けて装入したもの(B)であ
る。この図で横方向に分離装入したもの(B)が最も圧
損が小さいことが示されている。
以上の知見にもとづいて、実際の高炉への原料装入を
次のように行った。第3図は本実施例に用いた高炉のベ
ルレス式の原料装入装置である。
高炉炉体の上方に原料の固定ホッパ1a、1bが左右対称
に2個設けられ、その上部はそれぞれ原料入口2に,そ
の下部は原料出口3に連結されている。原料の出入口に
はそれぞれ開閉バルブが設けられている。また、固定ホ
ッパ1の下方で高炉炉体4の中に旋回シュート5をもつ
ベルレス装置が設けられている。前記旋回シュート5は
図示の鎖線で示す高炉の中心線を軸として回転するこ
と、および前記回転と同時に旋回シュート5の上部を軸
として、シュート5の傾動角(垂直位置を0°とする)
を0°〜52°の範囲で、内振り(上から下へ)または外
振り(下から上へ)をすることができる。
以上のように構成された原料装入装置の作用について
説明する。原料8は1回の装入分(1バッチ)が図示し
ない秤量ホッパで秤量されて、原料装入口2から固定ホ
ッパ1aまた1bに装入される。ここに装入された原料8は
交互に旋回シュート5を通して、高炉々体4内に装入さ
れた原料の上面であるストックライン6上に装入され
る。図中、3は固定ホッパの出口、7は高炉ガスの排ガ
スダクトである。通常、標準粒度の鉄原料(塊鉱石、焼
結鉱または焼結レット、以下同じ)のみが装入される場
合は、コークスと鉄原料が交互に層状になるように装入
される。小粒鉄原料を装入する場合は前述の知見に従
い、小原料と標準鉄原料が横方向に分離されるように装
入する。
本実施例においては、前述のベルレス式の原料装入装
置を用いてコークスは2バッチ(CC↓)でストックライ
ンにほぼ一様の厚さの層を形成するように装入する。次
いで、中心部にコークスを1バッチ(C↓)装入し、さ
らに標準鉄原料を2バッチ(OO↓)周辺部に装入する。
こうしてできる中間部の凹部に小粒鉄原料を1バッチ
(Os↓)装入する。以上のようなコークス、標準鉄原料
および小粒鉄原料の6バッチの装入を1サイクルとし
て、これを繰り返して装入する。第3図では、中心線を
鎖線で示し、高炉炉内は対称であるので左半分は省略し
てある。
第4図に、K値と小粒鉄原料との関係を示す。この図
で縦軸のk値は次のように定義される。
K=(P2−P0 2)・10-7/V1.7 ここで、P,P0それぞれ送風圧、炉頂圧(単位は何れもkg
/cm2)、Vは風量(Mm3/min)である。この図で、従来
例は小粒鉄原料と標準鉄原料が混合した鉄原料層とコー
クス層が交互に重なるように装入する装入法で、本実施
例は上記の通りである。いずれも小粒鉄原料として焼結
鉱を使用したものである。
k値は3.3程度であれば高炉操業に支障は起こらない
ので、第4図に示すように、平均して従来例では小粒鉄
原料が20%程度の配合率であったが、本実施例によれば
K値が低下し、前記配合率が35%まで上昇した。
[発明の効果] 本発明によれば、小粒鉄原料が標準鉄原料を横方向に
分離されて装入されるので、高炉内の圧損が低減され、
小粒鉄原料の配合率が増加される。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧損と空塔速度との関係を示すグラフ図、第2
図は圧損と小粒鉄原料配合率との関係を示すグラフ図、
第3図は本実施例に用いられる原料装入装置の縦断面
図、第4図はK値と小粒鉄原料配合率の関係を示すグラ
フ図である。 1…固定ホッパ、2…原料装入口、3…原料出口、4…
高炉炉体、5…旋回シュート、6…ストックライン、7
…排ガスダクト、8…高炉原料、CC↓…コークスの2バ
ッチ分、Os↓…小粒鉄原料の1バッチ分、C↓…コーク
スの1バッチ分、OO↓…標準鉄原料の2バッチ分。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルレス式の原料装入装置を用い1回の装
    入分を1バッチとして、コークスを2バッチ分をストッ
    クレベルに一様に装入する工程と、中心部にコークスを
    1バッチ分装入する工程と、周辺部に標準粒度の鉄原料
    を2バッチ分装入する工程と、前記2工程で生じる中間
    部に小粒の鉄原料を1バッチ分装入する工程と、をこの
    順序で繰り返し装入することを特徴とする高炉原料装入
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5833282B2 (ja) * 1978-09-26 1983-07-19 川崎製鉄株式会社 高炉内への原料装入方法
JPS60208404A (ja) * 1984-03-31 1985-10-21 Kawasaki Steel Corp 高炉原料装入方法およびその装置

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