JP2724457B2 - プリンタの用紙搬送装置 - Google Patents
プリンタの用紙搬送装置Info
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- Handling Of Sheets (AREA)
- Advancing Webs (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、プリンタの用紙搬送装置に関し、連続紙及
びカット紙が共に選択的に使用でき、いずれの紙を使用
してもその引出し経路が一致するようにした用紙搬送装
置に関するものである。 ［従来の技術］ 従来から印字装置では、連続紙およびカット紙の両紙
のいずれか一方を選択的に引出し方式で紙送りできるも
のがある。この種の印字装置では、カット紙の引出し作
用は駆動ローラとピンチローラとによって行われ、連続
紙の引出しの作用はペーパートラクタによって行われて
いる。 ところで、このような印字装置では、カット紙の引出
し口と連続紙の引出し口とを別々の場所に設けると、装
置が大型化し、装置の小型化を図るためにはカット紙の
引出し口と連続紙の引出し口とを同一の場所に設けるこ
とが望ましい。 ［発明が解決しようとする問題点］ ところが、カット紙の引出し口と連続紙の引出し口と
を同一の場所に設けると、その引出し位置に駆動ローラ
およびピンチローラとペーパートラクタとが並置される
こととなるので、カット紙の使用時にその引出し位置に
頁整理機構などを設置するときにペーパートラクタの存
在が障害となり、頁整理機構などを容易に設置できなか
ったり、また連続紙の使用時に連続紙をペーパートラク
タにセットするときに駆動ローラおよびピンチローラの
存在が障害となり、連続紙の使用とカット紙の使用の相
互変換を迅速に行えないなど、種々の問題が発生する。 そこで、本発明の目的は、カット紙の引出し口と連続
紙の引出し口とを同一の場所に設けても、カット紙の使
用時に頁整理機構などの特別な装置を容易に設置でき、
また連続紙の使用とカット紙の使用との相互変換を迅速
に行うことができるプリンタの用紙搬送装置を提供する
ことにある。 ［問題点を解決するための手段］ 本発明のプリンタの用紙搬送装置の特徴は、連続紙を
プラテンの外周へ送り込む紙送込み位置と連続紙を上記
プラテンの外周から引き出す紙引出し位置とに選択的に
切換え可能に設けられている連続紙搬送用のトラクタユ
ニットと、連続紙の引出側に設けられている駆動ローラ
と、当該駆動ローラに弾接するピンチローラとを有し、
トラクタユニットを紙送込み位置に設置したときにはカ
ット紙またはトラクタユニットからプラテンの外周へ送
り込まれた連続紙を駆動ローラとピンチローラとにより
プラテンの外周から引出し可能であり、トラクタユニッ
トを紙引出し位置に設置したときには連続紙をトラクタ
ユニットによりプラテンの外周から引出し可能である。
そして、トラクタユニットを紙送込み位置から180度回
転変位させた位置を紙引出し位置とするとともに、当該
紙引出し位置へのトラクタユニットの切換え動作により
ピンチローラを駆動ローラから離反させるローラ移動機
構を設けて、ピンチローラと駆動ローラによる紙引出し
経路とトラクタユニットによる紙引出し経路とが一致す
るようにピンチローラと駆動ローラとを配設している。 ［作用］ 本発明によれば、連続紙搬送用のトラクタユニットが
相対的に180度回転変位した紙送込み位置と紙引出し位
置とに選択的に切換え可能であるので、トラクタユニッ
トを連続紙の送込みと引出しの両方に兼用できる。 また、ピンチローラと駆動ローラとによる紙引出し経
路と、トラクタユニットによる紙引出し経路とが一致す
るように駆動ローラおよびピンチローラが配設してある
ので、トラクタユニットを紙送込み位置に設置したとき
には、駆動ローラとピンチローラとにより紙の引出しが
行われ、トラクタユニットを180度回転変位させて紙引
出し位置に設置したときには、トラクタユニットにより
紙の引出しが行われる。また、カット紙の使用時には、
トラクタユニットを紙送込み位置に設置すれば、トラク
タユニットが頁整理機構などの設置の障害となることが
なく、頁整理機構などの特別な装置を容易に設置でき
る。 また、紙引出し位置へのトラクタユニットの切換え動
作によりピンチローラを駆動ローラから離反させるロー
ラ移動機構を設けているので、連続紙を紙引出し位置に
あるトラクタユニットにセットする作業が容易になり、
連続紙の使用とカット紙の使用との相互変換を迅速に行
うことができる。 ［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。 第１図に示すように、印字装置の枠体を構成し、両側
に対向的に設置してある側板1,1A（第６図）間には、プ
ラテン２がその軸2aを中心として回転自在に設けてあ
り、このプラテンと対向する位置には印字ヘッド３が設
置してある。印字ヘッド３は、キャリッジ４の上に搭載
してあり、このキャリッジは２本の案内軸5,6に沿って
左右に往復動自在である。勿論、印字ヘッド３の後方に
は、リボンカセット７が取付けてある。キャリッジ４の
駆動手段は、周知なように、このキャリッジから一体的
に垂設してある係止片4aにエンドレスベルト８が連結し
てあり、このベルトがキャリッジモータ９（第６図）に
よって回転される駆動プーリ10によって駆動されるもの
である。 そして、記録紙はプラテン２と印字ヘッド３との隙間
に案内され、そこで印字される。 そこで、記録紙を印字位置に供給する供給口および印
字位置に導く案内路について説明する。 先ず、カット紙の給紙口は、印字装置の正面側（第１
図左面）の外装ケースに上下２段A,Bに設けてあり、こ
の給紙口へカット紙を収納したカートリッジ（図示せ
ず）をセットし、カット紙を供給するものである。 また、連続紙の場合は、カット紙の給紙口Ｂの下方に
位置する給紙口Ｃと背面側（第１図右面）の上方に位置
する給紙口Ｄとの２箇所に設けてある。 このようにカット紙と連続紙の給紙口がそれぞれ２箇
所に設けてあるのは、他のサイズの記録紙への変換に容
易に対応できるようにするためである。 給紙口A,B,Cからそれぞれの記録紙をプラテン２の前
面に案内するガイド構造は、支持板11およびガイド板12
a,12b,12c,12dを配置してガイド路を形成しているもの
である。また、給紙口Ｄからは、支持板11と所定の間隔
でもってガイド板12eによって案内路を形成している。 なお、カット紙の手差しによる給紙の場合は、給紙口
Ａを使用し、ガイド部材13が使用できるようになってい
る。 次に、プラテン２の上流側に位置する連続紙の紙送り
駆動手段の構成について、第１図および要部を拡大した
第２図を参照して説明する。 支持板11の背面には、取付板14が突設してあり、この
取付板には軸15が固定してあり、この軸にレバー16が揺
動自在に設けてある。また、支持板11には、軸受溝11a
が一体的に形成してあり、この軸受溝内にはピンチロー
ラ17の軸17aが移動自在かつ回転自在に挿置してあり、
レバー16の下端でこのピンチローラの軸と弾接してい
る。この弾接するためのばね力は、レバー16の上端に係
止しているばね18の力によるものである。ピンチローラ
17は、支持板11の孔から案内路内に突出して紙送り用の
駆動ローラ19に弾接し、この駆動ローラは駆動軸19aに
軸着して駆動されるものである。 次に、プラテン２の下流側に位置する記録紙の引出し
位置Ｅ（第１図、プラテン２の上方位置）に設けてある
カット紙（時には連続紙）の引出し機構について、第１
図および要部を拡大した第３図を参照して説明する。 引出し用の駆動ローラ20は、その軸20aによって回転
駆動されるものであり、この駆動ローラにはピンチロー
ラ21が弾接して、印字された記録紙を、この両ローラの
協働によって引出すが、このピンチローラは駆動ローラ
と接離自在である。すなわち、ピンチローラ21は、１つ
のユニットを構成しているものであり、このローラの回
転軸21aは、支持部材としての支持板22に軸受してあ
り、この支持板には、ピニオン23の軸が回転自在に設け
てあり、このピニオンは、側板１に開設してあるガイド
孔24内に位置しているものである。そして、ガイド孔24
の一方の内壁面には、ピニオン23とでガイド手段を構成
するラック歯24aが形成してあり、このラック歯24aにピ
ニオン23が噛合している。したがって、ピニオン23がガ
イド孔24内をラック歯24aに噛合して上方に移動すると
きは、支持板22も上方に移動し、この移動によりピンチ
ローラ21が駆動ローラ20の面から離反するようになる。 このような構成のピンチローラユニットは、他方の側
板の対応位置にも設けてある。また、ガイド孔24にラッ
ク歯24aを形成してあるのは、左右のピニオン23の移動
量を均一にするためである。なお、ガイド孔24の内壁面
のうちラック歯24aの反対の面には、凹部24bが形成して
あるが、これは手で支持板22をガイド孔24の上端まで持
ち上げ、この凹部のピンチローラ21の軸21aを係合さ
せ、この係合状態でインクリボンを交換するのに便利と
するためである。 また、駆動ローラ20に弾接しているピンチローラ21を
離反させるのは、側板１に軸25aを介して回転自在に設
けてあるピンチローラ解除用の解除レバー25が支持板22
の突起に当接し、この支持板を移動させることによって
行われ、この解除レバー25の揺動駆動については、トラ
クタユニットＴの回転動作に連動するものであるが、こ
の点については後で詳細に説明する。 ところで、トラクタユニットＴは、連続紙の送込みと
引出しの両方に兼用できるようになっている。すなわ
ち、トラクタユニットＴは、相対的に180度回転変位し
た紙送込み位置Ｆと紙引出し位置Ｅとに選択的に切換え
可能となっている。そして、トラクタユニットＴを紙送
込み位置Ｆに設置してトラクタユニットＴに連続紙をセ
ットすれば、トラクタユニットＴによって連続紙を給紙
口Ｄから押し込んでプラテン２とプリンタヘッド３との
間に送込み、ピンチローラ21と駆動ローラ20との間から
引き出せるようになっている。また、トラクタユニット
Ｔを紙引出し位置Ｅに設置して、連続紙を給紙口Ｃから
ピンチローラ17と駆動ローラ19との間、プラテン２とプ
リンタヘッド３との間、および離反状態のピンチローラ
21と駆動ローラ20との間を通してトラクタユニットＴに
セットすれば、連続紙をトラクタユニットＴによって離
反状態のピンチローラ21と駆動ローラ20との間から引き
出せるようになっている。 ここで、トラクタユニットＴの紙送込み位置Ｆと紙引
出し位置Ｅとの相互位置変換動作を、このユニットの構
成と共に説明する。 側板１に設けてある軸26に、トラクタユニットＴを設
置した地板27（第５図）の突部27aが回転自在に枢支し
てある。そして、地板27には、このユニットＴを反転さ
せる時に利用する把手27bや駆動軸28（第４図）が挿通
する透孔27cやサポート軸29（第４図）が挿通する透孔2
7dが開設してある。 第４図に示すトラクタユニットＴの両側には、地板27
が接着してあり、またユニットシャーシ内には駆動軸28
に固着される回転車（図示せず）とサポート軸29に固着
される回転車（図示せず）とが設けられ、これらの回転
車にベルト30が巻回してある。ベルト30の外周面には、
スプロケット30aが突出し、このスプロケットが露出し
た状態でカバー31が開閉自在に設けてあり、このカバー
は、記録紙を取替える時に開き、この中にセットする。
カバー31には、図示しないクリックばねが掛止してあ
る。トラクタユニットＴは軸28,29に沿って左右の位置
調整可能であるが、サポート軸29にはロックレバー32が
設けてあり、このレバーによってこのトラクタユニット
の位置がロックされるようになっている。ロックレバー
32は、トラクタユニットＴが紙送込み位置Ｆ及び紙引出
し位置Ｅのいずれの位置でも容易に操作できるようにレ
バー部32aが二個所に設けてある。 そして、第３図に実線にて示すように紙送込み位置Ｆ
にあるトラクタユニットＴは、その地板27の把手27bを
把持して軸26を中心として反時計方向に反転させると、
このユニットはガイド溝1a内を移動し、第３図鎖線にて
示すように紙引出し位置Ｅに設置することができる。 このトラクタユニットＴの反転動作によって、地板27
の角部が解除レバー25を、その軸25aを中心として時計
方向に回転させ、そのため支持板22は、ガイド孔24に沿
って上方に移動し、ピンチローラ21は駆動ローラ20との
弾接状態を解放するものである。すなわち、トラクタユ
ニットＴを紙送込み位置Ｆに設置したときには、ピンチ
ローラ21が駆動ローラ20に弾接されるが、トラクタユニ
ットＴを紙送込み位置Ｆから紙引出し位置Ｅに切り換え
ると、この切り換動作に連動してピンチローラ21が駆動
ローラ20から離反して駆動ローラ20へのピンチローラ21
の弾接状態が解放されるようになっている。 次に、駆動輪列機構について第６図を参照して説明す
る。 他方の側板1Aの下部には、紙送り用のモータ33が設置
してあり、このモータの駆動軸に軸着してあるピニオン
33aには、歯車34が噛合しており、この歯車のピニオン3
4aはプラテン２の駆動歯車35に噛合し、この歯車はプラ
テンの軸2aによって軸支され、これを回転駆動する。ま
た、プラテン２の駆動歯車35はピニオン36に噛合し、こ
のピニオンの歯車36aは、歯車37と噛合し、この歯車の
軸20aは、前記した紙引出し用の駆動ローラ20の軸20aで
ある。また、歯車34は歯車38に噛合し、この歯車は歯車
39と噛合し、この歯車の軸19aは、連続紙の紙送込み用
の駆動ローラ19の駆動軸となっているものであり、給紙
口Ｃから供給された連続紙をプラテン２の方に送るもの
である。 また、歯車34は歯車40と噛合し、この歯車のピニオン
40aは、歯車41と噛合している。そして、ピニオン40a
は、トラクタユニットＴが紙送込み位置Ｆに位置すると
きにトラクタユニットＴの駆動軸28に固着された駆動歯
車42と噛合し、また歯車41はこのトラクタユニットが引
出し位置Ｅに位置するときにこの駆動歯車42に噛合する
ものである。 次に本発明の作用について説明する。 トラクタユニットＴを、第３図実線にて示すように紙
送込み位置Ｆに設置すると、ピンチローラ21が駆動ロー
ラ20に弾接し、トラクタユニットＴを、紙送込み位置Ｆ
から第３図鎖線にて示すように軸26を中心として反転さ
せて紙引出し位置Ｅに切り換えると、この切り換動作に
連動してピンチローラ21が駆動ローラ20から離反して駆
動ローラ20へのピンチローラ21の弾接状態が解放され
る。 そして、連続紙を給紙口Ｄより供給するときは、トラ
クタユニットＴを紙送込み位置Ｆに設置してトラクタユ
ニットＴに連続紙をセットすれば、トラクタユニットＴ
によって連続紙が給紙口Ｄから押し込まれてプラテン２
とプリンタヘッド３との間に送込まれ、プラテン２とプ
リンタヘッド３の間を通過する時に印字される。プラテ
ン２とプリンタヘッド３との間を通過した連続紙は、ピ
ンチローラ21と駆動ローラ20との間を通って引き出され
る。この引出し時には、トラクタユニットＴの紙送込み
位置Ｆへの設置により、ピンチローラ21が駆動ローラ20
に弾接されているので、ピンチローラ21と駆動ローラ20
とによって連続紙が引き出される。 カット紙を給紙口A,Bより供給するときは、トラクタ
ユニットＴを紙送込み位置Ｆに設置し、この設置状態で
カット紙を給紙口A,Bより供給すれば、カット紙がプラ
テン２とプリンタヘッド３との間に送込まれ、プラテン
２とプリンタヘッド３の間を通過する時に印字される。
プラテン２とプリンタヘッド３の間を通過したカット紙
は、ピンチローラ21とローラ20との間を通って引き出さ
れる。この引出し時には、トラクタユニットＴの紙送込
み位置Ｆへの設置により、ピンチローラ21が駆動ローラ
20に弾性されているので、ピンチローラ21と駆動ローラ
20とによってカット紙が引き出される。なお、トラクタ
ユニットＴに連続紙がセットされているときは、連続紙
をプラテン２の手前でパークさせておく。 連続紙を給紙口Ｃより供給するときは、トラクタユニ
ットＴを紙引出し位置Ｅに設置して、連続紙を給紙口Ｃ
からピンチローラ17と駆動ローラ19との間、プラテン２
とプリンタヘッド３との間、および離反状態のピンチロ
ーラ21と駆動ローラ20との間を通してトラクタユニット
Ｔにセットする。このセット時には、トラクタユニット
Ｔの紙引出し位置Ｅへの設置により、ピンチローラ21が
駆動ローラ20から離反されているので、トラクタユニッ
トＴに連続紙を容易にセットできる。このようにしてト
ラクタユニットＴにセットされた連続紙は、印字作動の
開始とともにピンチローラ17および駆動ローラ19によっ
て給紙口Ｃからプラテン２とプリンタヘッド３との間に
送込まれると同時にトラクタユニットＴによって離反状
態のピンチローラ21と駆動ローラ20との間から引き出さ
れる。 ［発明の効果］ 本発明は、以上の構成を有するものであるため、トラ
クタユニットを連続紙の送り込みと引き出しの両方に兼
用できるようにし、しかもピンチローラと駆動ローラと
によるカット紙及び連続紙の引出し経路と、トラクタユ
ニットによる連続紙の引出し経路とが一致するように両
ローラを設けているので、カット紙の引出し口と連続紙
の引出し口とを同一の場所に設けることができ、しかも
カット紙の使用時にはトラクタユニットを紙送込み位置
に設置すれば、トラクタユニットが頁整理機構などの設
置の障害となることがなく、頁整理機構などの特別な装
置を容易に設置できる。また、連続紙をトラクタユニッ
トで引出すときは、駆動ローラとピンチローラとをトラ
クタユニットの切換え動作に連動して自動的に離反させ
ることができ、これにより連続紙をトラクタユニットに
セットする作業が容易になり、連続紙の使用とカット紙
の使用との相互変換を迅速に行うことができるなどその
効果は大である。
びカット紙が共に選択的に使用でき、いずれの紙を使用
してもその引出し経路が一致するようにした用紙搬送装
置に関するものである。 ［従来の技術］ 従来から印字装置では、連続紙およびカット紙の両紙
のいずれか一方を選択的に引出し方式で紙送りできるも
のがある。この種の印字装置では、カット紙の引出し作
用は駆動ローラとピンチローラとによって行われ、連続
紙の引出しの作用はペーパートラクタによって行われて
いる。 ところで、このような印字装置では、カット紙の引出
し口と連続紙の引出し口とを別々の場所に設けると、装
置が大型化し、装置の小型化を図るためにはカット紙の
引出し口と連続紙の引出し口とを同一の場所に設けるこ
とが望ましい。 ［発明が解決しようとする問題点］ ところが、カット紙の引出し口と連続紙の引出し口と
を同一の場所に設けると、その引出し位置に駆動ローラ
およびピンチローラとペーパートラクタとが並置される
こととなるので、カット紙の使用時にその引出し位置に
頁整理機構などを設置するときにペーパートラクタの存
在が障害となり、頁整理機構などを容易に設置できなか
ったり、また連続紙の使用時に連続紙をペーパートラク
タにセットするときに駆動ローラおよびピンチローラの
存在が障害となり、連続紙の使用とカット紙の使用の相
互変換を迅速に行えないなど、種々の問題が発生する。 そこで、本発明の目的は、カット紙の引出し口と連続
紙の引出し口とを同一の場所に設けても、カット紙の使
用時に頁整理機構などの特別な装置を容易に設置でき、
また連続紙の使用とカット紙の使用との相互変換を迅速
に行うことができるプリンタの用紙搬送装置を提供する
ことにある。 ［問題点を解決するための手段］ 本発明のプリンタの用紙搬送装置の特徴は、連続紙を
プラテンの外周へ送り込む紙送込み位置と連続紙を上記
プラテンの外周から引き出す紙引出し位置とに選択的に
切換え可能に設けられている連続紙搬送用のトラクタユ
ニットと、連続紙の引出側に設けられている駆動ローラ
と、当該駆動ローラに弾接するピンチローラとを有し、
トラクタユニットを紙送込み位置に設置したときにはカ
ット紙またはトラクタユニットからプラテンの外周へ送
り込まれた連続紙を駆動ローラとピンチローラとにより
プラテンの外周から引出し可能であり、トラクタユニッ
トを紙引出し位置に設置したときには連続紙をトラクタ
ユニットによりプラテンの外周から引出し可能である。
そして、トラクタユニットを紙送込み位置から180度回
転変位させた位置を紙引出し位置とするとともに、当該
紙引出し位置へのトラクタユニットの切換え動作により
ピンチローラを駆動ローラから離反させるローラ移動機
構を設けて、ピンチローラと駆動ローラによる紙引出し
経路とトラクタユニットによる紙引出し経路とが一致す
るようにピンチローラと駆動ローラとを配設している。 ［作用］ 本発明によれば、連続紙搬送用のトラクタユニットが
相対的に180度回転変位した紙送込み位置と紙引出し位
置とに選択的に切換え可能であるので、トラクタユニッ
トを連続紙の送込みと引出しの両方に兼用できる。 また、ピンチローラと駆動ローラとによる紙引出し経
路と、トラクタユニットによる紙引出し経路とが一致す
るように駆動ローラおよびピンチローラが配設してある
ので、トラクタユニットを紙送込み位置に設置したとき
には、駆動ローラとピンチローラとにより紙の引出しが
行われ、トラクタユニットを180度回転変位させて紙引
出し位置に設置したときには、トラクタユニットにより
紙の引出しが行われる。また、カット紙の使用時には、
トラクタユニットを紙送込み位置に設置すれば、トラク
タユニットが頁整理機構などの設置の障害となることが
なく、頁整理機構などの特別な装置を容易に設置でき
る。 また、紙引出し位置へのトラクタユニットの切換え動
作によりピンチローラを駆動ローラから離反させるロー
ラ移動機構を設けているので、連続紙を紙引出し位置に
あるトラクタユニットにセットする作業が容易になり、
連続紙の使用とカット紙の使用との相互変換を迅速に行
うことができる。 ［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。 第１図に示すように、印字装置の枠体を構成し、両側
に対向的に設置してある側板1,1A（第６図）間には、プ
ラテン２がその軸2aを中心として回転自在に設けてあ
り、このプラテンと対向する位置には印字ヘッド３が設
置してある。印字ヘッド３は、キャリッジ４の上に搭載
してあり、このキャリッジは２本の案内軸5,6に沿って
左右に往復動自在である。勿論、印字ヘッド３の後方に
は、リボンカセット７が取付けてある。キャリッジ４の
駆動手段は、周知なように、このキャリッジから一体的
に垂設してある係止片4aにエンドレスベルト８が連結し
てあり、このベルトがキャリッジモータ９（第６図）に
よって回転される駆動プーリ10によって駆動されるもの
である。 そして、記録紙はプラテン２と印字ヘッド３との隙間
に案内され、そこで印字される。 そこで、記録紙を印字位置に供給する供給口および印
字位置に導く案内路について説明する。 先ず、カット紙の給紙口は、印字装置の正面側（第１
図左面）の外装ケースに上下２段A,Bに設けてあり、こ
の給紙口へカット紙を収納したカートリッジ（図示せ
ず）をセットし、カット紙を供給するものである。 また、連続紙の場合は、カット紙の給紙口Ｂの下方に
位置する給紙口Ｃと背面側（第１図右面）の上方に位置
する給紙口Ｄとの２箇所に設けてある。 このようにカット紙と連続紙の給紙口がそれぞれ２箇
所に設けてあるのは、他のサイズの記録紙への変換に容
易に対応できるようにするためである。 給紙口A,B,Cからそれぞれの記録紙をプラテン２の前
面に案内するガイド構造は、支持板11およびガイド板12
a,12b,12c,12dを配置してガイド路を形成しているもの
である。また、給紙口Ｄからは、支持板11と所定の間隔
でもってガイド板12eによって案内路を形成している。 なお、カット紙の手差しによる給紙の場合は、給紙口
Ａを使用し、ガイド部材13が使用できるようになってい
る。 次に、プラテン２の上流側に位置する連続紙の紙送り
駆動手段の構成について、第１図および要部を拡大した
第２図を参照して説明する。 支持板11の背面には、取付板14が突設してあり、この
取付板には軸15が固定してあり、この軸にレバー16が揺
動自在に設けてある。また、支持板11には、軸受溝11a
が一体的に形成してあり、この軸受溝内にはピンチロー
ラ17の軸17aが移動自在かつ回転自在に挿置してあり、
レバー16の下端でこのピンチローラの軸と弾接してい
る。この弾接するためのばね力は、レバー16の上端に係
止しているばね18の力によるものである。ピンチローラ
17は、支持板11の孔から案内路内に突出して紙送り用の
駆動ローラ19に弾接し、この駆動ローラは駆動軸19aに
軸着して駆動されるものである。 次に、プラテン２の下流側に位置する記録紙の引出し
位置Ｅ（第１図、プラテン２の上方位置）に設けてある
カット紙（時には連続紙）の引出し機構について、第１
図および要部を拡大した第３図を参照して説明する。 引出し用の駆動ローラ20は、その軸20aによって回転
駆動されるものであり、この駆動ローラにはピンチロー
ラ21が弾接して、印字された記録紙を、この両ローラの
協働によって引出すが、このピンチローラは駆動ローラ
と接離自在である。すなわち、ピンチローラ21は、１つ
のユニットを構成しているものであり、このローラの回
転軸21aは、支持部材としての支持板22に軸受してあ
り、この支持板には、ピニオン23の軸が回転自在に設け
てあり、このピニオンは、側板１に開設してあるガイド
孔24内に位置しているものである。そして、ガイド孔24
の一方の内壁面には、ピニオン23とでガイド手段を構成
するラック歯24aが形成してあり、このラック歯24aにピ
ニオン23が噛合している。したがって、ピニオン23がガ
イド孔24内をラック歯24aに噛合して上方に移動すると
きは、支持板22も上方に移動し、この移動によりピンチ
ローラ21が駆動ローラ20の面から離反するようになる。 このような構成のピンチローラユニットは、他方の側
板の対応位置にも設けてある。また、ガイド孔24にラッ
ク歯24aを形成してあるのは、左右のピニオン23の移動
量を均一にするためである。なお、ガイド孔24の内壁面
のうちラック歯24aの反対の面には、凹部24bが形成して
あるが、これは手で支持板22をガイド孔24の上端まで持
ち上げ、この凹部のピンチローラ21の軸21aを係合さ
せ、この係合状態でインクリボンを交換するのに便利と
するためである。 また、駆動ローラ20に弾接しているピンチローラ21を
離反させるのは、側板１に軸25aを介して回転自在に設
けてあるピンチローラ解除用の解除レバー25が支持板22
の突起に当接し、この支持板を移動させることによって
行われ、この解除レバー25の揺動駆動については、トラ
クタユニットＴの回転動作に連動するものであるが、こ
の点については後で詳細に説明する。 ところで、トラクタユニットＴは、連続紙の送込みと
引出しの両方に兼用できるようになっている。すなわ
ち、トラクタユニットＴは、相対的に180度回転変位し
た紙送込み位置Ｆと紙引出し位置Ｅとに選択的に切換え
可能となっている。そして、トラクタユニットＴを紙送
込み位置Ｆに設置してトラクタユニットＴに連続紙をセ
ットすれば、トラクタユニットＴによって連続紙を給紙
口Ｄから押し込んでプラテン２とプリンタヘッド３との
間に送込み、ピンチローラ21と駆動ローラ20との間から
引き出せるようになっている。また、トラクタユニット
Ｔを紙引出し位置Ｅに設置して、連続紙を給紙口Ｃから
ピンチローラ17と駆動ローラ19との間、プラテン２とプ
リンタヘッド３との間、および離反状態のピンチローラ
21と駆動ローラ20との間を通してトラクタユニットＴに
セットすれば、連続紙をトラクタユニットＴによって離
反状態のピンチローラ21と駆動ローラ20との間から引き
出せるようになっている。 ここで、トラクタユニットＴの紙送込み位置Ｆと紙引
出し位置Ｅとの相互位置変換動作を、このユニットの構
成と共に説明する。 側板１に設けてある軸26に、トラクタユニットＴを設
置した地板27（第５図）の突部27aが回転自在に枢支し
てある。そして、地板27には、このユニットＴを反転さ
せる時に利用する把手27bや駆動軸28（第４図）が挿通
する透孔27cやサポート軸29（第４図）が挿通する透孔2
7dが開設してある。 第４図に示すトラクタユニットＴの両側には、地板27
が接着してあり、またユニットシャーシ内には駆動軸28
に固着される回転車（図示せず）とサポート軸29に固着
される回転車（図示せず）とが設けられ、これらの回転
車にベルト30が巻回してある。ベルト30の外周面には、
スプロケット30aが突出し、このスプロケットが露出し
た状態でカバー31が開閉自在に設けてあり、このカバー
は、記録紙を取替える時に開き、この中にセットする。
カバー31には、図示しないクリックばねが掛止してあ
る。トラクタユニットＴは軸28,29に沿って左右の位置
調整可能であるが、サポート軸29にはロックレバー32が
設けてあり、このレバーによってこのトラクタユニット
の位置がロックされるようになっている。ロックレバー
32は、トラクタユニットＴが紙送込み位置Ｆ及び紙引出
し位置Ｅのいずれの位置でも容易に操作できるようにレ
バー部32aが二個所に設けてある。 そして、第３図に実線にて示すように紙送込み位置Ｆ
にあるトラクタユニットＴは、その地板27の把手27bを
把持して軸26を中心として反時計方向に反転させると、
このユニットはガイド溝1a内を移動し、第３図鎖線にて
示すように紙引出し位置Ｅに設置することができる。 このトラクタユニットＴの反転動作によって、地板27
の角部が解除レバー25を、その軸25aを中心として時計
方向に回転させ、そのため支持板22は、ガイド孔24に沿
って上方に移動し、ピンチローラ21は駆動ローラ20との
弾接状態を解放するものである。すなわち、トラクタユ
ニットＴを紙送込み位置Ｆに設置したときには、ピンチ
ローラ21が駆動ローラ20に弾接されるが、トラクタユニ
ットＴを紙送込み位置Ｆから紙引出し位置Ｅに切り換え
ると、この切り換動作に連動してピンチローラ21が駆動
ローラ20から離反して駆動ローラ20へのピンチローラ21
の弾接状態が解放されるようになっている。 次に、駆動輪列機構について第６図を参照して説明す
る。 他方の側板1Aの下部には、紙送り用のモータ33が設置
してあり、このモータの駆動軸に軸着してあるピニオン
33aには、歯車34が噛合しており、この歯車のピニオン3
4aはプラテン２の駆動歯車35に噛合し、この歯車はプラ
テンの軸2aによって軸支され、これを回転駆動する。ま
た、プラテン２の駆動歯車35はピニオン36に噛合し、こ
のピニオンの歯車36aは、歯車37と噛合し、この歯車の
軸20aは、前記した紙引出し用の駆動ローラ20の軸20aで
ある。また、歯車34は歯車38に噛合し、この歯車は歯車
39と噛合し、この歯車の軸19aは、連続紙の紙送込み用
の駆動ローラ19の駆動軸となっているものであり、給紙
口Ｃから供給された連続紙をプラテン２の方に送るもの
である。 また、歯車34は歯車40と噛合し、この歯車のピニオン
40aは、歯車41と噛合している。そして、ピニオン40a
は、トラクタユニットＴが紙送込み位置Ｆに位置すると
きにトラクタユニットＴの駆動軸28に固着された駆動歯
車42と噛合し、また歯車41はこのトラクタユニットが引
出し位置Ｅに位置するときにこの駆動歯車42に噛合する
ものである。 次に本発明の作用について説明する。 トラクタユニットＴを、第３図実線にて示すように紙
送込み位置Ｆに設置すると、ピンチローラ21が駆動ロー
ラ20に弾接し、トラクタユニットＴを、紙送込み位置Ｆ
から第３図鎖線にて示すように軸26を中心として反転さ
せて紙引出し位置Ｅに切り換えると、この切り換動作に
連動してピンチローラ21が駆動ローラ20から離反して駆
動ローラ20へのピンチローラ21の弾接状態が解放され
る。 そして、連続紙を給紙口Ｄより供給するときは、トラ
クタユニットＴを紙送込み位置Ｆに設置してトラクタユ
ニットＴに連続紙をセットすれば、トラクタユニットＴ
によって連続紙が給紙口Ｄから押し込まれてプラテン２
とプリンタヘッド３との間に送込まれ、プラテン２とプ
リンタヘッド３の間を通過する時に印字される。プラテ
ン２とプリンタヘッド３との間を通過した連続紙は、ピ
ンチローラ21と駆動ローラ20との間を通って引き出され
る。この引出し時には、トラクタユニットＴの紙送込み
位置Ｆへの設置により、ピンチローラ21が駆動ローラ20
に弾接されているので、ピンチローラ21と駆動ローラ20
とによって連続紙が引き出される。 カット紙を給紙口A,Bより供給するときは、トラクタ
ユニットＴを紙送込み位置Ｆに設置し、この設置状態で
カット紙を給紙口A,Bより供給すれば、カット紙がプラ
テン２とプリンタヘッド３との間に送込まれ、プラテン
２とプリンタヘッド３の間を通過する時に印字される。
プラテン２とプリンタヘッド３の間を通過したカット紙
は、ピンチローラ21とローラ20との間を通って引き出さ
れる。この引出し時には、トラクタユニットＴの紙送込
み位置Ｆへの設置により、ピンチローラ21が駆動ローラ
20に弾性されているので、ピンチローラ21と駆動ローラ
20とによってカット紙が引き出される。なお、トラクタ
ユニットＴに連続紙がセットされているときは、連続紙
をプラテン２の手前でパークさせておく。 連続紙を給紙口Ｃより供給するときは、トラクタユニ
ットＴを紙引出し位置Ｅに設置して、連続紙を給紙口Ｃ
からピンチローラ17と駆動ローラ19との間、プラテン２
とプリンタヘッド３との間、および離反状態のピンチロ
ーラ21と駆動ローラ20との間を通してトラクタユニット
Ｔにセットする。このセット時には、トラクタユニット
Ｔの紙引出し位置Ｅへの設置により、ピンチローラ21が
駆動ローラ20から離反されているので、トラクタユニッ
トＴに連続紙を容易にセットできる。このようにしてト
ラクタユニットＴにセットされた連続紙は、印字作動の
開始とともにピンチローラ17および駆動ローラ19によっ
て給紙口Ｃからプラテン２とプリンタヘッド３との間に
送込まれると同時にトラクタユニットＴによって離反状
態のピンチローラ21と駆動ローラ20との間から引き出さ
れる。 ［発明の効果］ 本発明は、以上の構成を有するものであるため、トラ
クタユニットを連続紙の送り込みと引き出しの両方に兼
用できるようにし、しかもピンチローラと駆動ローラと
によるカット紙及び連続紙の引出し経路と、トラクタユ
ニットによる連続紙の引出し経路とが一致するように両
ローラを設けているので、カット紙の引出し口と連続紙
の引出し口とを同一の場所に設けることができ、しかも
カット紙の使用時にはトラクタユニットを紙送込み位置
に設置すれば、トラクタユニットが頁整理機構などの設
置の障害となることがなく、頁整理機構などの特別な装
置を容易に設置できる。また、連続紙をトラクタユニッ
トで引出すときは、駆動ローラとピンチローラとをトラ
クタユニットの切換え動作に連動して自動的に離反させ
ることができ、これにより連続紙をトラクタユニットに
セットする作業が容易になり、連続紙の使用とカット紙
の使用との相互変換を迅速に行うことができるなどその
効果は大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は断面
図、第２図は紙送り出し手段の一つを拡大して示す拡大
断面図、第３図はトラクタユニット部を拡大して示す拡
大断面図、第４図はトラクタユニットの平面図、第５図
はトラクタユニットを取付ける地板の正面図、第６図は
駆動輪列機構の正面図である。 Ｅ……紙引出し位置、 Ｆ……紙送込み位置、 Ｔ……トラクタユニット、 ２……プラテン、 20……駆動ローラ、 21……ピンチローラ、 22……支持板（支持部材）、 23……ピニオン（ガイド手段）、 24a……ラック歯（ガイド手段）、 25……解除レバー。
図、第２図は紙送り出し手段の一つを拡大して示す拡大
断面図、第３図はトラクタユニット部を拡大して示す拡
大断面図、第４図はトラクタユニットの平面図、第５図
はトラクタユニットを取付ける地板の正面図、第６図は
駆動輪列機構の正面図である。 Ｅ……紙引出し位置、 Ｆ……紙送込み位置、 Ｔ……トラクタユニット、 ２……プラテン、 20……駆動ローラ、 21……ピンチローラ、 22……支持板（支持部材）、 23……ピニオン（ガイド手段）、 24a……ラック歯（ガイド手段）、 25……解除レバー。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．連続紙をプラテンの外周へ送り込む紙送込み位置と
連続紙を上記プラテンの外周から引き出す紙引出し位置
とに選択的に切換え可能に設けられている連続紙搬送用
のトラクタユニットと、上記連続紙の引出側に設けられ
ている駆動ローラと、当該駆動ローラに弾接するピンチ
ローラとを有し、上記トラクタユニットを上記紙送込み
位置に設置したときにはカット紙または上記トラクタユ
ニットから上記プラテンの外周へ送り込まれた連続紙を
上記駆動ローラと上記ピンチローラとにより上記プラテ
ンの外周から引出し可能であり、上記トラクタユニット
を上記紙引出し位置に設置したときには連続紙を上記ト
ラクタユニットにより上記プラテンの外周から引出し可
能であるプリンタの用紙搬送装置であって、 上記トラクタユニットを上記紙送込み位置から180度回
転変位させた位置を上記紙引出し位置とするとともに、
当該紙引出し位置への上記トラクタユニットの切換え動
作により上記ピンチローラを上記駆動ローラから離反さ
せるローラ移動機構を設けて、上記ピンチローラと上記
駆動ローラとによる紙引出し経路と上記トラクタユニッ
トによる紙引出し経路とが一致するように上記ピンチロ
ーラと上記駆動ローラとを配設した ことを特徴とするプリンタの用紙搬送装置。 ２．特許請求の範囲第１項において、上記ローラ移動機
構は、上記ピンチローラを支持する支持部材と、上記ピ
ンチローラが上記駆動ローラに対して接離する方向へ上
記支持部材を案内するガイド手段と、上記ピンチローラ
が上記駆動ローラから離反する方向へ上記支持部材を移
動可能に設けられているとともに上記トラクタユニット
の上記紙引出し位置への切換え時に上記トラクタユニッ
トと係合して上記ピンチローラが上記駆動ローラから離
反するように上記支持部材を移動させる解除レバーとを
有していることを特徴とするプリンタの用紙搬送装置。
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|---|---|---|---|
| JP62047060A JP2724457B2 (ja) | 1987-03-02 | 1987-03-02 | プリンタの用紙搬送装置 |
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| DE3806551A DE3806551C2 (de) | 1987-03-02 | 1988-03-01 | Drucker mit einer Traktoranordnung |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publications (2)
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| WO1996011111A1 (fr) * | 1994-10-06 | 1996-04-18 | Pfu Limited | Systeme et dispositif d'alimentation en papier pour imprimantes |
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| CN101214760B (zh) * | 2007-12-27 | 2010-05-19 | 江门江裕映美信息科技有限公司 | 一种能够自动切换打印机的连续介质与单页介质的装置 |
| JP6107506B2 (ja) * | 2013-07-25 | 2017-04-05 | セイコーエプソン株式会社 | 送りガイド装置および印刷装置 |
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|---|---|---|---|---|
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| DE3036642A1 (de) * | 1980-09-29 | 1982-05-13 | Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg | Transportvorrichtung fuer papierbahnen in buchungsmaschinen |
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