JP2722497B2 - 両側式リニアパルスモータ - Google Patents

両側式リニアパルスモータ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] リニアパルスモータをフアクトリーオートメンシヨン
(以下FAと略す)用として使用する場合,高推力化を図
る必要がある。本発明はこのような用途に好適な両側式
リニアパルスモータに関するものである。
[従来の技術] 高推力を必要とするリニアパルスモータとしては,主
として,第3図に示すような両側式のリニアパルスモー
タが使用されている。
同図において,1はスケール(固定子)で,この上下両
面にはその1部のみを示示したように歯1a,1bが形成さ
れている。2,2′はそれぞれスケール1の上,下側に小
隙を介して配置されるスライダー(移動子)で,図示の
ように電磁石の磁極3a1,3a2,3b1,3b2,3a1′,3a2′,3
b1′および3b2′;永久磁石4a,4b,4a′および4b′;連
結板5,5′;各電磁石の励磁コイル6a1〜6a4および6a1
〜6a4′を備えて構成される。
各永久磁石による磁束は,破線で示す磁路を通る。各
コイル6a3,6a4,6a3′,6a4′を励磁すると、これにより
実線で示すループのように磁束が通り,磁極3b1,3b1
では弱められ,磁極3b2,3b2′では強められる。この結
果,図示のように,磁極3b2と1a,磁極3b2′と1bが対向
した位置で停止する。なお,他方の磁極3a1,3a2,3a1′,
3a2′は各コイルが無励磁であり,平衡点に位置する。
同様に,励磁を切り替えていくことにより,リニアパ
ルスモータは1ステップ毎移動する。
[発明が解決しようとする課題] 従来のものでは,両側に2台の励磁コイルとしては,
コイル6a1〜6a4;6a1′〜6a4′で示すように8個必要と
し,また,磁極は図示のようにコ字状をしているため,
巻線機(図示せず)で直接,磁極に巻き難いという問題
があった。
また,従来のものでは後述する理由により,軸下間距
離,スケール間距離を高精度で加工する必要があった。
本発明はこのような課題を解決した両側式リニアパル
スモータを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の両側式リニアパルスモータは,次のスライダ
ーとスケールとを備えて構成される。
(1)下記構成から成るスライダー。
a.進行方向に垂直な方向を前後方向とし,この前後方向
に分けて配置され且つ上下面にティーススロットを形成
した2個の磁極鉄心,より成る複数個の磁極。
b.上記2個の磁極鉄心間に挟着される永久磁石。
c.上記2個の磁極鉄心と上記永久磁石に亙り巻回される
励磁コイル。
(2)上記スライダーの上下面に所定間隙を隔てて対向
設置され,対向するスライダーの内,上記前,後の磁極
鉄心に対しては相互に1/2ピッチずれるようにティース
スロットを形成したスケール。
この場合,スライダーの軸支承用の凹部の下方部分に
所要のばね片を形成するように構成するのが望ましい。
また,上記所要のばね片は,上記軸支承用の凹部の下
方に水平方向に設けたスリットの上記凹部側の一端と凹
部との連結部を切断することにより形成することができ
る。
[実施例] 以下第1図および第2図に示す本発明の第1の実施例
およびその軸下部分を改良した本発明の第2の実施例に
ついて本発明を具体的に説明する。
各図において第3図と均等な構成についてはこれと同
等な符号を付して示した。
まず,第1図に示す本発明の第1の実施例から説明す
る。同図において,(イ)は(ハ)のY1−Y1′断面図,
(ロ)は(ハ)のY2−Y2′断面図,(ハ)は右側面図で
ある。はスライダーで,このスライダーはそれぞれ
上,下面に各磁極とそのテイーススロットを形成し,そ
の進行方向(第1図(イ)で左右方向)に直交する方向
で前列(第1図(ハ)で左方側)および後列(第1図
(ハ)で右方側)に分けて配置される2個の磁極鉄心
と,この鉄心の間に永久磁石4をはさんで構成される。
なお,磁極は次のように構成される。
即ち,7a〜10aは前列鉄心より成る上側の磁極,7b〜10b
は前列鉄心より成る下側の磁極,7a′〜10a′は後列鉄心
より成る上側の磁極,7b′〜10b′は後列鉄心より成る下
側の磁極で,これらの前列,後列の各磁極鉄心は永久磁
石4を挟んで対向配置される。
11および12はそれぞれ励磁コイルで,前記した前列,
後列各磁極鉄心とこれら磁極鉄心に挟着された永久磁石
4に亙って装着される。これら磁極鉄心,励磁コイルに
よりスライダを構成する電磁石が構成される。
13および14はそれぞれ上,下のスケールで,上記磁極
の両側,即ち7a〜10a;7b〜10b;7a′〜10a′;7b〜10b′
の各テイーススロットに対向して配置され,これらのス
ケールに形成されるティーススロットは,第1図(イ)
に示すように,対向するスケールのティーススロットの
ピッチとは前後列で1/2ピッチずらして形成している。
なお,この1/2ピッチのずらしは,スライダー側で行っ
ても良い。
なお,スライダーは第1図に示すように,各磁極と
そのテイーススロットを各鉄心にエッチングまたはプレ
スしたものを積層して構成する。
同様に,スケール13,14のテイーススロットもエッチ
ングかプレスによって形成する。
15〜18はそれぞれ軸,19〜22はそれぞれ軸受で,破線
で示している。なお,7hは軸支承用の凹部で,各軸15〜1
8を支承する。簡単のため,この上方側の凹部7hの下面
を軸下面A,この下方側の凹部7hの下面を軸下面Bと呼ぶ
ことにする。
なお,この第1の実施例のものでは,各軸15〜18の軸
下A,B部分にはばね材料は使用されておらず,また,ば
ねも存在しないため,軸下間距離Hと,スケール間距離
Wがそれぞれ所定値となるように高精度で加工されてい
なければ,スケール,スライダー間にガタが発生した
り,また,2本のスケールが平行に設置されていない場合
には,最悪動かなくなってしまう恐れがあった。
第2図に示す本発明の第2の実施例は,この点に対処
する構造となっている。
即ち,第2図(イ)に示すように,前列及び後列のス
ケール7中の軸下面A,Bを水平方向に延長して形成した
スリット23a〜23d;上記軸下面A,Bよりも内方の部分に形
成した水平方向のスリット24a〜24dを設けた後,同図
(ロ)にハッチを付して示した各スリット24a,24cとA
面および24b,24dとB面との各間の連結部分25を同図
(ハ)に示すように切断し,ばね片26を形成するもので
ある。なお,ばね片26は各スリット24a〜24dと対向する
A面またはB面側の軸下面との連結部の内,A面側または
B面側のいずれか一方を切断し,上下のスリットのいず
れか一方のみ(たとえば,スリット24a,24c)を使用し,
2個のばね片として使用し,もし,このような片側だけ
のばね片のクツション作用では不十分の時は,他の側の
連結部分も切断してばね片を形成するようにすると良
い。
[作用] 本発明の第1の実施例は上記のように構成され,永久
磁石による磁束は,第1図(ハ)に破線で示すように通
る。今,コイル11に電流を流すと,第1図(イ),
(ロ)に示すような磁束が発生し,この磁束は前記の永
久磁石の磁束によって,磁極7a,7b,9a′,9b′では強め
られ,磁極7a′,7b′,9a,9bでは打消される。このた
め,磁極7a,7b,9a′,9b′と対向するスケール11,12のテ
イースロットと一致する位置にきた時スライダーは停
止する。
次に,コイル12に電流を流すと,磁極8a,8b,10a′,10
b′が励磁され,コイル11に前回とは逆方向の電流を流
すと,磁極9a,9b,7a′,7b′が励磁され,また,コイル1
2に前回と逆方向の電流を流すと,磁極10a′,10b′,8a,
8bが励磁される。
以下同様にして,電流を切り替える毎に1ステップず
つ移動する。
このようなリニアパルスモータとしての基本動作は,
第2の実施例のリニアパルスモータにおいても全く同様
に行われる。
ところで,第1の実施例のリニアパルスモータでは,
スライダーをその進行方向に直交する前後方向2列に
2分割した磁極鉄心と,各磁極鉄心間に永久磁石を挟む
構成とし,これらの対向した磁極鉄心に亙って磁極コイ
ルを装着するように構成したため,従来のものでは8個
必要とした励磁コイルが2個で済み,また,励磁コイル
は巻線機で簡単に巻くことができる。
また,第2の実施例のリニアパルスモータでは,第2
図(ハ)に示すようにばね片26を軸下面A,Bのいずれか
一方に形成するようにしたため,負荷がある時は(ニ)
に示すようにばね片が内方にたわみ,クッション作用を
生じる。
[発明の効果] 本発明の第1の実施例では,上記のようにスライダー
をその進行方向に直交する前列,後列の2列に分割し
て配置し,その間に永久磁石を挟着するように構成した
ため,次のような効果を有する。
従来,8個必要であった励磁コイルを,2個へと減少でき
るようになった。
励磁コイルを巻線機で自動巻きすることができるよう
になったため,リニアパルスモータの生産性が大幅に向
上できるようになった。
また,第2の実施例のものでは,上記効果に加え,次
の効果も併せ有する。
軸下にばね片を設けたため,2本のスケール間隔の精
度,スライダー間の加工精度を余り良くしなくても,ガ
タは上記ばね片のクッション作用で吸収でき,生産性を
向上できる。
ばね片はスライダーの軸下の部分にスリットを設けて
連結部を切断するという簡単な構成で実現でき,別個に
ばねを購入して配置する必要がないので,構成面,コス
ト面でも極めて実利的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すもので,その内
(ハ)は本発明のリニアパルスモータの右側面図,
(イ)は(ハ)のY1−Y1′断面図,(ロ)は(ハ)のY2
−Y2′断面図である。 第2図は本発明の第2の実施例で,その内(イ)は正面
図,(ロ)〜(ニ)はそれぞれ部分正面図である。第3
図は従来のものを示す縦断正面図である。 4:永久磁石 :スライダー 7a〜10a:前列側の磁極 7b〜10b:前列側の磁極 7a′〜10a′:後列側の磁極 7b′〜10b′:後列側の磁極 11,12:励磁コイル 13,14:スケール 15〜18:軸 A,B:軸下面 23a〜23d,24a〜24d:スリット 26:ばね片

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次のスライダーとスケールとを備えたこと
    を特徴とする両側式リニアパルスモータ。 (1)下記構成から成るスライダー。 a.進行方向に垂直な方向を前後方向とし,この前後方向
    に分けて配置され且つ上下面にティーススロットを形成
    した2個の磁極鉄心,より成る複数個の磁極。 b.上記2個の磁極鉄心間に挟着される永久磁石。 c.上記2個の磁極鉄心と上記永久磁石に亙り巻回される
    励磁コイル。 (2)上記スライダーの上下面に所定間隙を隔てて対向
    設置され,対向するスライダーの内,上記前,後の磁極
    鉄心に対しては相互に1/2ピッチずれるようにティース
    スロットを形成したスケール。
  2. 【請求項2】スライダーの軸支承用の凹部の下方部分に
    所要のばね片を形成するようにした請求項1記載の両側
    式リニアパルスモータ。
  3. 【請求項3】上記所要のばね片は,上記軸支承用の凹部
    の下方に水平方向に設けたスリットの上記凹部側の一端
    と凹部との連結部を切断することにより形成するように
    した請求項2記載の両側式リニアパルスモータ。
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