JP2722159B2 - ガソリンエンジンの可変ベンチュリー式気化器 - Google Patents

ガソリンエンジンの可変ベンチュリー式気化器

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JP2722159B2 JP32876092A JP32876092A JP2722159B2 JP 2722159 B2 JP2722159 B2 JP 2722159B2 JP 32876092 A JP32876092 A JP 32876092A JP 32876092 A JP32876092 A JP 32876092A JP 2722159 B2 JP2722159 B2 JP 2722159B2
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガソリンエンジンの
可変ベンチュリー式気化器に関し、特に可変ベンチュリ
ー体のベンチュリー開度に対応させて、メインノズルか
らの燃料吐出量を調節する技術に関するものである。
【0002】
【本発明の前提技術】本発明の前提となる可変ベンチュ
リー式気化器の基本構造は、例えば図4で示すように、
ベンチュリー管1のベンチュリー部4にメインノズル5
の先端部を臨ませ、このメインノズル5にフロートチャ
ンバ7の燃料通路6を連通し、上記メインノズル5に対
向させて可変ベンチュリー体15を配置し、上記ベンチ
ュリー管1に圧力作動室21を付設し、この圧力作動室
21内に可変ベンチュリー体15と一体に連動する圧力
作動弁体17を設け、ベンチュリー開度Dを自動設定可
能に構成されている。
【0003】この圧力作動室21は上記圧力作動弁17
で2つに仕切られて、上記ベンチュリー部4の上流側吸
気路1aと連通する上流圧作動室21aと、ベンチュリ
ー部4の下流側吸気路1bと連通する下流圧作動室21
bとから成り、上記圧力作動弁17に作用する上流圧作
動室21a内の上流側吸気圧Vaと下流圧作動室21b
内の下流側吸気圧Vb及び付勢バネ18の付勢力とを拮
抗させることにより、上記可変ベンチュリー体15のベ
ンチュリー開度Dを設定し、このベンチュリー開度Dに
対応させて上記メインノズル5からの燃料吐出量を設定
するように構成されている。
【0004】
【従来の技術】上記気化器において、従来では図4に示
すように、エアクリーナの目詰まりにより燃料吐出量が
過剰になるのを解消するため、フロート室8とベンチュ
リ部4の上流側吸気路1aとを直接フロート室連通路1
2で連通して、フロートチャンバ7内の燃料10がベン
チュリ部4の気圧Pvとフロート室8内の気圧Pfとの差
圧δPによって吸い出される仕組みになっている。
【0005】また、この従来例では図4に示すように、
可変べンチュリー体15のベンチュリー端面にテーパ状
のニードル35を突設し、このニードル35をメインノ
ズル5の先端部より挿入して、可変べンチュリー体15
のベンチュリー開度Dに連動して、メインノズル5から
の燃料吐出量を自動調節するように構成されている。即
ち、可変べンチュリー体15のベンチュリー開度Dが大
きいときは、ニードル35がメインノズル5より抜け出
て、ベンチュリー部4に吐出する燃料を適量吐出し、ベ
ンチュリー開度Dが小さくなるにつれて、ニードル35
がメインノズル5内により深く挿入され、メインノズル
5の有効面積を小さくして、過剰に吐出する燃料を抑制
するように構成されている。
【0006】これは、可変べンチュリー体15のベンチ
ュリー開度Dと前記差圧δPとが、図5中の直線Gで示
すような理想的な比例関係にはならず、実際には同図符
号gで示すように、ベンチュリー開度Dが小さくなるに
つれて前記差圧δPが相対的に過剰になるため、これに
伴う過剰な燃料の吐出を抑制して適正な燃料吐出量を確
保するためである。なお、図4中の符号36はオイルダ
ンパーである。このオイルダンパー36は、上記圧力作
動弁17に作用する下流側吸気負圧Vbが吸気脈動等に
より過敏に変動することから、この圧力作動弁17が過
敏に追随動作するのを抑止するためのものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、可
変べンチュリー体15のベンチュリー開度Dが小さくな
るにつれて前記差圧δPが過剰になるので、ニードル3
5により補正して適正な燃料吐出量を確保するものであ
るが、以下のような不都合がある。即ち、可変べンチュ
リー体15と一体に連動するニードル35は、ベンチュ
リー部4の中央部に位置するため、ベンチュリー部4を
流通する空気Aの流れを阻害する。このため、メインノ
ズル5より吐出する燃料の霧化及び微細化を阻害し、均
一な空燃混合を得るうえで弊害となる。本発明はこのよ
うな事情を考慮してなされたもので、ベンチュリー開度
Dが小さくなるにつれて前記差圧δPが過剰になるのを
補正して適正な燃料吐出量を確保しつつ、燃料の霧化及
び微細化を促進して一層均一な空燃混合を得ることを技
術課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用した手段は、前記基本構造を有する可変
ベンチュリー式気化器において、前記上流圧作動室21
aと上流側吸気路1aとを上流圧連通路22を介して連
通させ、前記下流圧作動室21bと下流側吸気路1bと
をブースト圧連通路23を介して連通させるとともに、
この下流圧作動室21bをオリフィス25を介して上流
圧作動室21aと連通させ、上記上流圧作動室21aと
前記フロートチャンバ7内のフロート室8とをフロート
室連通路12を介して連通させ、このフロート室連通路
12に連通弁30を設け、この連通弁30は前記圧力作
動弁17と連動して、ベンチュリー開度Dの減少ととも
に弁開度を増大するように構成したことを要旨とするも
のである。
【0009】
【発明の作用】本発明では、可変べンチュリー体15の
ベンチュリー開度Dが小さくなるにつれて前記差圧δP
が過剰になるのを、以下のようにして補正して適正な燃
料吐出量を確保する。即ち、エンジンの高負荷運転時に
はスロットル弁3bが略全開してブースト圧Vbは最小
になるので、ベンチュリー管1内の上流側吸気圧Vaと
下流側吸気圧Vbとの差圧は小さくなる。従って上流圧
作動室21a内の気圧と下流圧作動室21b内の気圧と
の差圧は小さくなり、付勢バネ18の付勢力により圧力
作動弁17を押し上げて、可変ベンチュリー体15の最
大ベンチュリー開度Dを確保する。このとき、ベンチュ
リ部4を流通する空気量は最大になる。
【0010】一方、上流圧作動室21aと下流圧作動室
21bとはオリフィス25を介して連通するが、両室の
差圧は小さいので上流圧作動室21a内の気圧はベンチ
ュリー管1内の上流側吸気圧Vaと略等しくなる。この
とき、前記連通弁30は圧力作動弁17と連動して弁開
度を小さくし、あるいは閉弁する。この状態では、ロー
ト室8内の気圧Pfは、上流圧作動室21a内の気圧、
つまり、ベンチュリー管1内の上流側吸気圧Vaと略等
しくなっている。従って、エンジンの高負荷運転時には
ベンチュリ部4の気圧Pvとフロート室8内の気圧Pf
の差圧δPは最大になり、適正な燃料吐出量が確保され
る。
【0011】一方、エンジンが低速・低負荷運転になる
につれて、スロットル弁3bの弁開度が小さくなり、ブ
ースト圧Vbは次第に大きくなるので、ベンチュリー管
1内の上流側吸気圧Vaとブースト圧Vbとの差圧も大
きくなる。従って上流圧作動室21a内の気圧と下流圧
作動室21b内の気圧との差圧も大きくなり、上流圧作
動室21a内の気圧が、下流圧作動室21bのブースト
圧Vb及び付勢バネ18の付勢力に打ち勝って圧力作動
弁17を押し下げ、上記可変ベンチュリー体15の所要
のベンチュリー開度Dを確保する。このとき、ベンチュ
リ部4を流通する空気量は次第に小さくなる。
【0012】一方、上流圧作動室21aと下流圧作動室
21bとはオリフィス25を介して連通するので、ブー
スト圧Vbの一部分がリークして上流圧作動室21a内
の気圧はベンチュリー管1内の上流側吸気圧Vaよりも
少し低くなる。このとき、前記連通弁30は圧力作動弁
17と連動して次第に弁開度が大きくなる。この状態で
は、上流圧作動室21aの気圧は、ベンチュリー管1の
上流側吸気圧Vaよりも低くなっている。つまり、エン
ジンが低速・低負荷運転になるにつれて、フロート室8
内の気圧Pfが上流側吸気圧Vaよりも低くなり、ベン
チュリー部4の気圧Pvとフロート室8内の気圧Pfとの
差圧δPが過剰になるのを抑制する。
【0013】
【発明の効果】本発明では、エンジンが低速・低負荷運
転になるにつれて、フロート室8内の気圧Pfがベンチ
ュリー管1の上流側吸気圧Vaよりも低くなることによ
り、ベンチュリー部4の気圧Pvとフロート室8内の気
圧Pfとの差圧δPが過剰になるのを抑制するようにし
たので、可変べンチュリー体のベンチュリー開度Dに連
動して、メインノズルからの適正な燃料吐出量を確保す
ることができる。しかも、ベンチュリー部を流通する空
気流れを阻害するニードルを省略できるので、従来技術
に比較して燃料の霧化及び微細化を促進して、一層均一
な空燃混合を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1の実施例に係る可変ベンチュリ
ー式気化器を模式的に示す概要図である。この可変ベン
チュリー式気化器は、図1で示すように、従来技術と同
様の基本構造を有する。即ち、ベンチュリー管1のベン
チュリー部4にメインノズル5の先端部を臨ませ、この
メインノズル5にフロートチャンバ7の燃料通路6を連
通し、上記メインノズル5に対向させて可変ベンチュリ
ー体15をベンチュリー開度設定自在に配置するととも
に、この可変ベンチュリー体15の支軸16を介して一
体に連動する圧力作動弁体17を設ける。この圧力作動
弁体17はダイヤフラム17aで構成し、付勢バネ18
はダイヤフラム17aを押し上げる方向に作用させる。
【0015】上記ベンチュリー管1に圧力作動室用リブ
2を突設して、このリブ2に圧力作動室21を形成する
圧力作動室用ケース20を固設する。この圧力作動室2
1は上記ダイヤフラム17aで2つに仕切られた下流圧
作動室21bと上流圧作動室21aとから成る。上流圧
作動室21aは上流圧連通路22を介して上記ベンチュ
リー部4の上流側吸気路1aと連通し、下流圧作動室2
1bは下流圧連通路23を介してベンチュリー部4の下
流側吸気路1bと連通する。
【0016】以下、本実施例装置の特徴構造について説
明する。上記圧力作動室21は、可変ヘンチュリー体1
5側より順に下流圧作動室21bと上流圧作動室21a
とを配置して成り、上流圧作動室21aに隣接するフロ
ートチャンバ連通室27を形成した連通室用ケース26
を固設する。このフロートチャンバ連通室27は、フロ
ート室連通路12の一部分として構成する。この上流圧
作動室21aと上記ベンチュリー部4の上流側吸気路1
aと連通する上流圧連通路22にはオリフィス24を介
在させる。このオリフィス24は上記圧力作動弁17に
作用する下流側吸気圧Vbがピストンによる吸気脈動で
過敏に変動することから、この圧力作動弁17の過敏な
追随動作を上流圧作動室21a側より抑止するためのも
のである。
【0017】上記下流圧作動室21bは下流圧連通路2
3を介してスロットル弁3の下流側吸気路1bとを連通
させ、この下流圧連通路23は下流圧作動室21bにス
ロットル弁3bの下流側のブースト圧を誘導するブース
ト圧連通路として形成する。さらに、下流圧作動室21
bはオリフィス25を介して上流圧作動室21aと連通
させる。このオリフィス25は、ブースト圧Vbが直接
上流圧作動室21aに作用するのを回避しつつ、ブース
ト圧Vbを主に下流圧作動室21b内に作用させるため
のものである。
【0018】さらに、このオリフィス25はブースト圧
Vbの一部を上流圧作動室21aにリークさせ、フロー
トチャンバ連通室27及びフロート室連通路12を介し
てフロート室8内の気圧Pfをベンチュリー管1の上流
側吸気負圧Vaよりも少し低くすることを意図したもの
である。即ち、フロート室8内の気圧Pfをベンチュリ
ー部4の上流側吸気負圧Vaよりも少し低くすることに
より、ベンチュリー開度Dが小さくなるにつれて前記差
圧δPが相対的に過剰(図6の符号g)となるのを抑制
して、この差圧δPを図6の符号Gで示す理想的な直線
にするためである。
【0019】上記上流圧作動室21aとフロートチャン
バ連通室27との隔壁28に連通弁30を設ける。この
連通弁30は可変ベンチュリー体15の支軸16の他端
に設けたテーパ状の弁体31と、上記隔壁28に貫通形
成した連通孔32とから成り、弁体31が前記圧力作動
弁17と一体に連動して、上記連通孔32の有効断面積
を変化させ、前記ブースト圧Vbの増大とともに弁開度
を増大するように構成されている。
【0020】以下、上記実施例装置の動作を簡単に説明
する。エンジンの高負荷運転時には、スロットル弁3b
が大きく開いてブースト圧Vbは小さくなり、上流圧作
動室21aの上流側吸気圧Vaと下流圧作動室21bの
ブースト圧Vbとの差圧は小さくなる。これにより付勢
バネ18の付勢力によりダイヤフラム17aを押し上げ
て、可変ベンチュリー体15の最大ベンチュリー開度D
を確保する。
【0021】このとき、前記連通弁30は圧力作動弁1
7と一体に連動して弁開度を小さくし、あるいは閉弁す
る。この状態ではロート室8内の気圧Pfは、フロート
チャンバ連通室27を介してベンチュリー部4の上流側
吸気圧Vaと略等しいか、若しくは少し低くなってい
る。つまり、エンジンの高負荷運転時にはベンチュリ部
4の気圧Pvとフロート室8内の気圧Pfとの差圧δPは
最大に維持され、最大の燃料吐出量が確保される。
【0022】一方、スロットル弁3bの弁開度が小さく
なって、エンジンが低速・低負荷運転になるにつれて、
ブースト圧Vbは大きくなるが、上流圧作動室21aに
連通するブースト圧連通路23のオリフィス25が介在
することにより、下流圧作動室21bのブースト圧Vb
が上流圧作動室21aの気圧よりも十分低くなり、この
気圧が前記付勢バネ18の付勢力に打ち勝ってダイヤフ
ラム17aを押し下げ、上記可変ベンチュリー体15の
ベンチュリー開度Dを次第に小さくする。
【0023】このとき、前記連通弁30はダイヤフラム
17aと一体に連動して弁開度を大きくしする。この状
態では、下流圧作動室21bがオリフィス25を介して
上流圧作動室21aと連通しているため、ブースト圧V
bの一部分がリークして上流圧作動室21a内の気圧は
ベンチュリー管1の上流側吸気負圧Vaよりも低くなっ
ている。つまり、エンジンが低速・低負荷運転になるに
つれて、フロート室8内の気圧Pfは、フロートチャン
バ連通室27を介してベンチュリー管1の上流側吸気圧
Vaよりも低くなり、ベンチュリー部4の気圧Pvとフ
ロート室8内の気圧Pfとの差圧δpが過剰になるのを
抑制する。これにより過剰な燃料の吐出が抑制されて適
正な燃料吐出量が確保される。
【0024】しかも、ベンチュリー部を流通する空気流
れを阻害するニードルを省略できるので、従来技術に比
較して燃料の霧化及び微細化を促進して、一層均一な空
燃混合を得ることができる。なお、本実施例のように、
上流圧作動室21aとフロートチャンバ連通室27との
隔壁28に連通弁30を設け、この連通弁30を可変ベ
ンチュリー体15と一体に連動させる場合には、その構
成が簡素になるという利点がある。
【0025】図2は本発明の第2の実施例を示す要部の
断面図である。この実施例装置では、前記可変ベンチュ
リー体15とダイヤフラム17aに代えて、従来例と同
様のピストン状の可変ベンチュリー体15とこれと一体
に形成された圧力作動弁17を用いる。その他の点は図
1の第1の従来例と同様に構成されている。なお、図1
と同一機能を有する部材については、同一符号を用いて
その説明を省略する。
【0026】図3は本発明の第3の実施例を示す要部の
断面図である。この実施例装置では、上流圧作動室21
aと下流圧作動室21bとを連通するオリフィス25を
圧力作動弁17に設けた点が上記実施例と異なる。ま
た、この実施例装置では、ベンチュリー開度Dに対応さ
せて連通弁30を作動させる構成として、前記図2のフ
ロートチャンバ連通室27を省略し、連通弁30をフロ
ート室連通路12に設け、この連通弁30を別の制御回
路30aで作動させるように構成した点が上記実施例と
異なる。
【0027】上記制御回路30aは、圧力作動弁17に
設けた被検体33aと、圧力作動室用ケース20の外周
部に設けた圧力作動弁17の位置センサー33bと、こ
の位置センサー33bからの検知信号を受けて、連通弁
30の弁開度を制御する制御回路34とから成り、ベン
チュリー開度Dに対応させて上記メインノズル5からの
燃料吐出量を図1及び図2の実施例と同様に補正するよ
うに構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る気化器を模式的に
示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る気化器の要部の断
面図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る気化器の要部の断
面図である。
【図4】従来例に係る気化器を模式的に示す断面図であ
る。
【図5】ベンチュリー開度Dに対するフロート室内圧と
ベンチュリー部との差圧δPとの関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1…ベンチュリ管、 1a…上流側
吸気路、1b…下流側吸気路、 3b
…スロットル弁、4…ベンチュリ部、
5…メインノズル、6…フロートチャンバの燃料通
路、 7…フロートチャンバ、8…フロート室、
12…フロート室連通路、15…可
変ベンチュリー体、 17…圧力作動弁、1
8…付勢バネ、 21…圧力作動
室、21a…上流圧作動室、 21b…
下流圧作動室、22…上流圧連通路、
23…ブースト圧連通路、24・25…オリフィス、
27…フロートチャンバ連通室、28…
フロートチャンバ連通室の隔壁、 30…連通弁 D…ベンチュリー開度、 Va…上流側
吸気圧、Vb…下流側吸気圧(ブースト圧)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベンチュリー管1のベンチュリー部4に
    メインノズル5の先端部を臨ませ、このメインノズル5
    にフロートチャンバ7の燃料通路6を連通し、 上記メインノズル5に対向させて可変ベンチュリー体1
    5をベンチュリー開度設定自在に配置するとともに、こ
    の可変ベンチュリー体15と一体に連動する圧力作動弁
    17を設け、 上記ベンチュリー管1に圧力作動室21を設け、この圧
    力作動室21は上記圧力作動弁17で2つに仕切られ
    て、上記ベンチュリー部4の上流側吸気路1aと連通す
    る上流圧作動室21aと、ベンチュリー部4の下流側吸
    気路1bと連通する下流圧作動室21bとから成り、 上記圧力作動弁17に作用する上流圧作動室21aの上
    流側吸気圧Vaと下流圧作動室21bの下流側吸気圧V
    b及び付勢バネ18の付勢力とを拮抗させて、 上記可変ベンチュリー体15のベンチュリー開度Dを設
    定し、このベンチュリー開度Dに対応させて上記メイン
    ノズル5からの燃料吐出量を設定するように構成したガ
    ソリンエンジンの可変ベンチュリー式気化器において、 前記上流圧作動室21aと上流側吸気路1aとを上流圧
    連通路22を介して連通させ、前記下流圧作動室21b
    と下流側吸気路1bとをブースト圧連通路23を介して
    連通させるとともに、この下流圧作動室21bをオリフ
    ィス25を介して上流圧作動室21aと連通させ、 上記上流圧作動室21aと前記フロートチャンバ7内の
    フロート室8とをフロート室連通路12を介して連通さ
    せ、このフロート室連通路12に連通弁30を設け、こ
    の連通弁30は前記圧力作動弁17と連動して、ベンチ
    ュリー開度Dの減少とともに弁開度を増大するように構
    成したことを特徴とするガソリンエンジンの可変ベンチ
    ュリー式気化器。
  2. 【請求項2】 前記フロート室連通路12の一部分とし
    て上流圧作動室21aに隣接するフロートチャンバ連通
    室27を設け、、この上流圧作動室21aとフロートチ
    ャンバ連通室27との隔壁28に前記連通弁30を設
    け、この連通弁30を前記圧力作動弁17と一体に連動
    させるように構成した請求項1に記載のガソリンエンジ
    ンの可変ベンチュリー式気化器。
  3. 【請求項3】 前記上流圧連通路22にオリィフィス2
    4を介装した請求項1又は請求項2に記載のガソリンエ
    ンジンの可変ベンチュリー式気化器。
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