JP2721870B2 - 型 枠 - Google Patents

型 枠

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JP2721870B2
JP2721870B2 JP5261795A JP26179593A JP2721870B2 JP 2721870 B2 JP2721870 B2 JP 2721870B2 JP 5261795 A JP5261795 A JP 5261795A JP 26179593 A JP26179593 A JP 26179593A JP 2721870 B2 JP2721870 B2 JP 2721870B2
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JP
Japan
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face plate
slide
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concrete
slide frame
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JP5261795A
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安夫 樋口
俊輔 白井
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダム等に用いられるコ
ンクリート打設用の型枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリートダム等の大規模な
コンクリート構造物を構築する場合、図12に示すよう
な型枠作業を行いつつコンクリートの打設を行う。図1
2において、101は地山を表わし、103は個々の型
枠を示す。このようなコンクリートダムを構築する場
合、底部から型枠103を設けてコンクリートを打設す
る。そして、型枠103をシステム化したり、自昇機能
を利用して省力化が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地山1
01との接合部(斜線部)104では、地山の形状が不
安定であるので一般部の型枠103のようにシステム化
を行うことができず、人力による作業を行っていた。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、地山との接合部に
おいても容易にコンクリートの打設を行うことができる
型枠を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、平板状固定型枠面板と、水平方向にス
ライド可能に設けられる複数の棒状のスライド型枠面板
と、を具備し、前記固定型枠面板には横方向補強材が設
けられ、前記横方向補強材には溝を有する縦方向補強材
が設けられ、前記スライド型枠面板に設けられたスライ
ド部が前記溝内をスライドすることを特徴とする型枠で
あり、第2の発明は、平板状固定型枠面板と、前記平板
状固定型枠面板に対して水平方向にスライド可能に設け
られる複数の棒状のスライド型枠面板と、を具備し、前
記複数のスライド型枠面板は、上下に位置するスライド
型枠面板の互いに接する部分の形状がそれぞれ凹と凸ま
たは、溝と突起となり、互いにかみ合ってスライドする
ことを特徴とする型枠である。
【0006】
【作用】本発明では、複数の棒状のスライド型枠面板が
水平方向にスライド可能に設けられ、このスライド型枠
面板により地山の形状に沿った面板を構成することがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は型枠1の縦断面図であり、図2は図
1に示す型枠1のA−Aによる矢視図であり、図3はB
−Bによる矢視図である。
【0008】図1から図3において3は既設のコンクリ
ート、5は新たに打設するコンクリート、7は地山を表
わす。平板状の固定型枠面板11の上端と下端に横方向
補強材9a、9bが設けられ、横方向補強材9a、9b
の固定型枠面板11が設けられている面の反対側に縦方
向補強材13および端部縦方向補強材15が設けられ
る。
【0009】図4は図1の一部拡大図であり、図5は図
4のC−Cによる断面図である。縦方向補強材13には
複数の溝17が設けられ、角パイプ状のスライド型枠面
板19の側部に設けられたスライド部21が溝17内を
スライド可能に設けられる。端部縦方向補強材15には
シリンダ23が固設される。ロッド25は一方がシリン
ダ23内に摺動可能に設けられ、他端が接合部27に固
定され、この接合部27がスライド型枠面板19に固設
される。
【0010】図示しないアクチュエータにより、シリン
ダ23内の油圧が制御され、ロッド25が水平方向に移
動し、これに伴いスライド型枠面板19も水平方向に移
動する。
【0011】図6、図7はスライド型枠面板19の端部
の地山側の構成を示すもので、スライド型枠面板19の
地山側の端部にはクッション材29が設けられる。この
クッション材はスポンジあるいはエアチューブ等からな
る。スライド型枠面板19を水平方向に移動すると、図
7に示すようにクッション材29が地山7の形状に沿っ
て変形し、コンクリートを打設した場合、コンクリート
の漏れを防ぐ。
【0012】図2に示すように、横方向補強材9aの上
部にスライド型枠面板を固定するシリンダ30が設けら
れる。このシリンダ30はスライド型枠面板19が地山
7に接触している状態においてスライド型枠面板19を
固定し、スライド型枠面板19間の隙間をなくすもので
ある。なおシリンダ30の代わりにボルト等によってス
ライド型枠面板19を固定するようにしてもよい。
【0013】つぎに、この型枠1を用いてダムコンクリ
ートを打設する手順について説明する。たとえば図12
において107で示す部分にコンクリートを打設する場
合、107より下の部分および105で示す部分には既
にコンクリートが打設されている。そして107で示す
部分に型枠1を設置し、シリンダ23の油圧機構を起動
させてスライド型枠面板19を地山7に接触するまで移
動させる。つぎにシリンダ30を用いて各スライド型枠
面板19を固定させる。したがって、スライド型枠面板
19は地山の形状に沿うものとなる。この状態で上部か
らコンクリートを打設する。すなわち図1において、既
設コンクリート3の上に新たなコンクリート5を打設す
る。
【0014】このように本実施例によれば、従来人力で
行っていた地山接合部での型枠作業を機械的に行うこと
ができ、作業の効率化を図ることができる。
【0015】なお本発明に係る型枠1は、前述した実施
例に限らず種々の変形が可能である。図8は縦方向補強
材13の溝17aの形状を台形状にし、スライド型枠面
板19aのスライド部21aの形状を溝部17aの形状
に対応するようにしたものである。
【0016】図9は縦方向補強材13に溝を設けず、ス
ライド型枠面板19bどうしをスライドできるようにし
たものである。スライド型枠面板19bの上部には突起
31を設け、その下部に突起31と係合する溝33を設
ける。なお最上部のスライド型枠面板19bの突起31
は横方向補強材9aに設けられた溝(図示せず)に係合
される。
【0017】図10は他の実施例に係るスライド型枠面
板19cを示す。スライド型枠面板19cは凸部41と
凹部43を有しており、上下のスライド型枠面板19c
どうしでスライド可能となる。
【0018】図11は他の実施例に係るスライド型枠面
板を示すもので、この実施例では6角パイプ状のスライ
ド型枠面板19dと、上下に凹部45を有するスライド
型枠面板19eを交互に並設したものである。
【0019】なお図9から図11に示すようにスライド
型枠面板どうしでスライドするような構成の場合、上下
のスライド型枠面板同志が適当な摺動材を介して摺動す
るような構成であれば、シリンダ30のような固定装置
を省略することもできる。
【0020】また前述した実施例ではシリンダ23を用
いてスライド型枠面板19を地山側に移動させるように
したが、シリンダ23のような油圧機構だけでなく、ね
じ棒、ラックとピニオン等を用いてスライド型枠面板1
9を移動させるようにしてもよい。また手動によりスラ
イド型枠面板19を移動させることもできる。またスラ
イド型枠面板19はパイプ状の断面以外にも種々の断面
形状とすることができる。
【0021】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、地山との接合部においても容易にコンクリートの
打設を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 型枠1の縦断面図
【図2】 図1のA−Aによる矢視図
【図3】 図1のB−Bによる矢視図
【図4】 図1の一部拡大図
【図5】 図4のC−Cによる断面図
【図6】 スライド型枠面板19の端部の拡大図
【図7】 スライド型枠面板19の端部の拡大図
【図8】 他の実施例に係るスライド型枠面板19aの
断面図
【図9】 他の実施例に係るスライド型枠面板19bの
断面図
【図10】 他の実施例に係るスライド型枠面板19c
の断面図
【図11】 他の実施例に係るスライド型枠面板19
d、19eの断面図
【図12】 ダムコンクリートの型枠作業の説明図
【符号の説明】
1………型枠 3………既設コンクリート 7………地山 9a、9b………横方向補強材 11………固定型枠面板 13………縦方向補強材 15………端部縦方向補強材 17………溝 19………スライド型枠面板 21………スライド部 23………シリンダ 29………クッション材 30………シリンダ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状固定型枠面板と、 水平方向にスライド可能に設けられる複数の棒状のスラ
    イド型枠面板と、 を具備し、 前記固定型枠面板には横方向補強材が設けられ、前記横
    方向補強材には溝を有する縦方向補強材が設けられ、前
    記スライド型枠面板に設けられたスライド部が前記溝内
    をスライドすることを特徴とする型枠。
  2. 【請求項2】 平板状固定型枠面板と、 前記平板状固定型枠面板に対して水平方向にスライド可
    能に設けられる複数の棒状のスライド型枠面板と、 を具備し、 前記複数のスライド型枠面板は、上下に位置するスライ
    ド型枠面板の互いに接する部分の形状がそれぞれ凹と凸
    または、溝と突起となり、互いにかみ合ってスライドす
    ることを特徴とする型枠。
  3. 【請求項3】 前記複数のスライド型枠面板の地山側の
    端部にはクッション材が設けられることを特徴とする請
    求項1記載の型枠。
  4. 【請求項4】 前記複数のスライド型枠面板の地山側の
    端部にはクッション材が設けられることを特徴とする請
    求項2記載の型枠。
JP5261795A 1993-09-24 1993-09-24 型 枠 Expired - Lifetime JP2721870B2 (ja)

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JPH0747514Y2 (ja) * 1990-09-20 1995-11-01 戸田建設株式会社 圧着型枠装置

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