JP2721736B2 - テンタクリップ用張力付与装置 - Google Patents

テンタクリップ用張力付与装置

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JP2721736B2 JP2149445A JP14944590A JP2721736B2 JP 2721736 B2 JP2721736 B2 JP 2721736B2 JP 2149445 A JP2149445 A JP 2149445A JP 14944590 A JP14944590 A JP 14944590A JP 2721736 B2 JP2721736 B2 JP 2721736B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラスチックフィルム用横延伸機、布用幅出
機に利用できるテンタクリップ用張力付与装置に関する
ものである。
(従来の技術) 第7図,第8図,第9図及び第10図は従来特開昭62−
53814号公報で提案されている横延伸機を示す。第7図
において左方は図示しないフィルムの入口側であり、右
方は出口側であって、一対のエンドレスのローラチェー
ン(図示しない)はそれぞれ往路1と復路2とを走行
し、往路の間これに設けたクリップによりフィルムを把
持している。そしてローラチェーンは、図に示すように
走行の中間において一対の間を広げることによりフィル
ムに横延伸を行う。
またローラチェーンは入口側で従動輪3に案内されて
方向転換すると共に張力制御がなされ、出口側において
駆動スプロケット4により駆動されている。駆動スプロ
ケット4は歯を有する通常の形式であり、従動輪3は歯
を有する通常のスプロケットであったり、通常とは異な
り、歯を有しない円板であったりする。以下従動輪3と
その近傍を第8図及び第9図について説明する。
第8図は第7図の従動輪3の断面図であって、同従動
輪3はカバー6に嵌合した軸受7及び8により支持され
る軸9にキー10を介して取付けられており、その中間は
軸受11によりカバー6に支持され、かつ外周でローラチ
ェーン12を案内している。この従動輪3の外周は表面焼
入がなされており、その直径を大きくしてローラチェー
ン12との接触面積を大きくした方が耐摩耗性の点で有利
であり、かつ高速Uターン時の遠心力の緩和に対しても
有利である。なお、カバー6は下方のメインレール13に
固着されている。
第9図は第8図のZ部詳細図であって、従動輪3の外
周に接しているローラチェーン12は、その両側にリング
プレート21を取付けることにより、従動輪3と駆動スプ
ロケット4(第7図参照)から外れることを阻止してお
り、その中心に貫通したピン22にはクリップ本体23が取
付けてある。クリップ本体23の図において左方先端に固
着したピン24は、クリップ25を取付けた支持体26を回動
自在に支持しており、支持体26の上方にはドッグ27が固
着されている。
またクリップ25は図示しないフィルムを把持している
状態を示しており、クリップ25がローラチェーン12によ
り第7図の復路2を走行しているときは、ドッグ27が図
示しないカムに接触することにより、図示の状態よりク
リップ25が反時計方向に回動した位置にあり、この状態
のクリップ25が第7図の往路1に進むと、ドッグ27がカ
ムにより図示の位置へ回動されることにより、クリップ
25はフィルムを把持する。
クリップ本体23は、その上方に固着したピン30に回転
自在に支持されるローラ31が、カバー6の端部に固着し
たクリップレール32の上面に接することにより、その重
量が支えられている。一方クリップ本体23のほぼ中央と
右端に固着したピン33及び34に回転自在に支持されたロ
ーラ35及び36が、クリップガイド32の両側に接するこ
と、並びにクリップ本体23の下方に固着したピン37に回
転自在に支持されたローラ38がメインレール13に取付け
た枠39に固着したクリップガイド40の側面へ接すること
により、クリップ本体23の左右動を規制している。しか
しながら実際の運転時には、従動スプロケット3の位置
を調整してローラチェーン12に張力を与えることによ
り、左右動が生じないようにしてあるため、前記複数の
ローラが左右動を規制するのは異常時のみである。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来装置では、従動輪3によりローラチェーンに
張力を付与しているため、テンタの高速化を図っていく
場合に、入口部において従動輪3とローラチェーンの噛
合い、或いは接触する際の音が大きくなり、これがテン
タの高速化を阻害する要因となっていた。また従動輪3
を回転可能にレール13に支持させる必要がある為、構造
が複雑となるばかりか、ローラチェーンに張力を付与す
る際、従動輪3が邪魔となってローラチェーンへの張力
付与作用点と同一軸線上(従動輪3の厚み方向の中心)
で張力を付与出来ない為、張力付与装置(従動輪取り付
け部)に回転モーメントが生じ、張力にロスが生じる欠
点があった。
更にクリップが入口部で復路から往路へターンが完了
して従動輪から離れる際、ターン時の遠心力によって外
側に振られる為、レール32に大きな力が作用する。即
ち、第10図の様に直線案内レール80→円弧案内レール81
→直線案内レール80の経路によりその走行方向の転向を
図っている。この際、直線→円弧、円弧→直線に切り替
わる部分において、遠心力 の急激な変化を生じる。そのため高速運転時に騒音の発
生、支持ローラと案内レールの接触部の摩耗及び支持ロ
ーラの寿命が短くなるなどの問題があった。
本発明は前記従来の課題を解決するために提案された
ものである。
(課題を解決するための手段) このため本発明は、テンタ入口側ターン部でクリップ
チェーンの走行を案内する半円形のローラ案内レール及
びその支持台を有するテンタ装置において、半円形のロ
ーラ案内レールによりクリップのベアリングを介してク
リップを入口側に押し、クリップチェーンに張力を付与
するようにしたもので、これを課題解決のための手段と
するものである。
(作用) 半円形のローラ案内レールによりクリップのベアリン
グを介してクリップを入口側に押し、クリップチェーン
に張力を与える構造とした事により、従動輪を廃止出来
る。また半円形のローラ案内レールを作用線上で押して
クリップチェーンに張力を付与する事により、張力付与
装置に回転モーメントが生じなくなる。
(実施例) 以下本発明を図面の実施例について説明すると、第1
図〜第6図は本発明の実施例を示し、これは本発明をプ
ラスチックフィルム2軸延伸機のテンタークリップ脱着
装置に実施した場合であり、第1図は平面図、第2図は
第1図のA〜A断面図、第3図は第2図B部の拡大図、
第4図はクリップチェーンの案内レール接続部の拡大斜
視図、第5図は第4図の分解斜視図である。
図において41はクリップチェーン60の走行部を支える
フレーム、42はクリップチェーン60の半円形案内レール
で、レール支え板44と支台45により移動台48に固定され
ている。43はクリップチェーン60の直線案内レールであ
る。46はクリップオープナーで支持台47により移動台48
に固定されている。49は回転台で、これにボルト52で固
定された軸50が、フレーム41の軸受に嵌合されて止め板
51により止められている。軸50の下端は角形軸に作ら
れ、回転台49を回したい時にこの軸にレンチを合せる。
58は回転台49を支える平面ベアリングである。また回転
台49上に2個の軸受57に支えられた支持軸59が1対取付
けられており、同支持軸59は軸受57で固定され、また支
持軸59上を摺動し得る平軸受を嵌合した軸受台56が移動
台48に取付けられている。54はシリンダ支持台で、フレ
ーム41に取付けられ、もう一方のシリンダ支持台55は移
動台48に取付けられており、押圧シリンダ53の作用によ
り移動台48に取付けられた半円形案内レール42、クリッ
プチェーン60、クリップオープナー46が移動台48と共に
回転台49上を移動し得るようになっている。また油圧シ
リンダ53の中心線は半円形案内レール42の半円形の中心
に合せてあり、油圧シリンダが半円形案内レール42とク
リップチェーン60を押し出す時に、周辺の部材に無用の
力のかからないようにしてモーメントを生じないように
なっている。
第3図はクリップチェーン60の詳細を示し、61はチェ
ーンリンクを形成するクリップ台、62はチェーンロー
ラ、63はチェーンリンクピンで、ボルトを形成しクリッ
プ本体64にねじ止めされている。67はチェーンリンク、
64はクリップ本体で、クリップレバー65がレバーピン66
により支えられている。またクリップ台61から伸びてい
る上下の腕に回転し得るように支えられたローラ68,69,
70,71,72,73が、半円形案内レール42の上下及び側面を
囲むように取付けられ、クリップチェーン60が半円形案
内レール42上を走行する時に確実に半円形案内レール42
に沿ってクリップ台61のぶれを無くす働きをする。74は
結合ピン、75は抜け止めの割ピンである。
第4図は第1図のC部の詳細図で、半円形案内レール
42と直線案内レール43の接続部を示す。第5図は第4図
の分解部品図を示し、76はレール支え板であり、直線案
内レール43をフレーム41に固定する働きをする。77は案
内レール42,43の接続部を支える支持金具である。また
第5図の如く直線案内レール43の接合部の長孔の中に間
隔筒79を入れ、ボルト78で支持金具77、間隔筒79を通し
てレール支え板76に締め付ける。なお、半円形案内レー
ル42はスペース43aに差込んであるだけで固定はしな
い。
以上の構造で油圧シリンダ53により、移動台48、支台
45、レール支え板44を介して半円形案内レール42を、ク
リップローラ68,71で支持して入口側(E矢印の方向)
に押す事により、クリップチェーン60に張力を与える事
が出来る。その時の半円形案内レール42上のクリップの
走行挙動に着目してみると、第6図でクリップ本体は直
線案内レール部42−1を直線軌跡で走行する。図中A点
において直線案内レール部42−1はクロソイド曲線又は
その近似の曲線案内レール部42−2に連結され、クリッ
プ本体64はクロソイド軌跡を描いて走行し、クリップ本
体64の向きは直線方向から単位時間当り一定の角度で向
きを変え、クリップ本体64に作用する遠心力 は徐々に増加し、クリップの向きが円弧案内レール部42
−3に接する角度にほぼ近くなり、遠心力も図中 に到達する。クリップは円弧案内レール部42−3上を円
弧軌跡を描いて移動し、図中C点において入口側と反対
のクロソイド曲線の曲線案内レール部42−4に移動す
る。曲線案内レール部42−4はD点において直線案内レ
ール部42−1に連結する。なお、クロソイド曲線又はそ
の近似曲線で形成された曲線案内レールは、クロソイド
円弧クロソイドの様に部分的にクロソイド曲線を使
用する例以外にクリップのターン部の全体に使用しても
よく、また中間に円弧案内レールに代えて直線案内レー
ルを介在させてもよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明した如く本発明は、半円形のローラ案
内レールでクリップチェーンに張力を与える構造とした
事により、従動輪を廃止することができるため、騒音の
低減を図ることができると共に、構造が簡素化されるの
で、製作時のコストダウンを図ることができ、かつトラ
ブル発生の確率が下がり、保守も容易となる。また本発
明によると、クリップを、半円形のローラ案内レールに
より作用線上でクリップのベアリングを介して入口側に
押しているので、装置に回転モーメントが発生せず、張
力にロスが生じない。なお、半円形のローラ案内レール
の経路にクロソイド曲線又はその近似曲線を用いると、
クリップの急激な遠心力の変化を避けることが出来、入
口部でのクリップの移動軌跡も滑らかになり、一層の騒
音の低下、案内レールの異常摩耗及びクリップの支持ロ
ーラの長寿命化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る張力付与装置の入口部の
平面図、第2図は第1図のA〜A断面図、第3図は第2
図のB部拡大図、第4図は本発明の1実施例を示す案内
レール接続部の拡大斜視図、第5図は第4図の分解斜視
図、第6図は本発明の半円形案内レールの説明図、第7
図は従来の横延伸機を示す全体平面図、第8図は第7図
の従動輪の断面図、第9図は第8図のZ部詳細図、第10
図は従来の入口部半円形案内レールの説明図である。 図の主要部分の説明 42……半円形のローラ案内レール 44……レール支え板 48……移動台 53……油圧シリンダ 57……軸受 60……クリップチェーン 64……クリップ本体 68〜73……ベアリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テンタ入口側ターン部でクリップチェーン
    の走行を案内する半円形のローラ案内レール及びその支
    持台を有するテンタ装置において、半円形のローラ案内
    レールによりクリップのベアリングを介してクリップを
    入口側に押し、クリップチェーンに張力を付与すること
    を特徴とするテンタクリップ用張力付与装置。
JP2149445A 1990-06-07 1990-06-07 テンタクリップ用張力付与装置 Expired - Fee Related JP2721736B2 (ja)

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