JP2720139B2 - アーチ橋の架設工法 - Google Patents

アーチ橋の架設工法

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JP2720139B2
JP2720139B2 JP3557893A JP3557893A JP2720139B2 JP 2720139 B2 JP2720139 B2 JP 2720139B2 JP 3557893 A JP3557893 A JP 3557893A JP 3557893 A JP3557893 A JP 3557893A JP 2720139 B2 JP2720139 B2 JP 2720139B2
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克正 木村
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルクレーンを使
用してアーチ橋を架設するに際し、高所作業をなくし、
安全な架設作業が行なえるようにしたアーチ橋の架設工
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、アーチ橋を架設する工法
としては、図10に示すように、架橋しようとする箇所
に設けたケーブルクレーン1のウインチ2を使ってアー
チリブ4を部材吊上げ場所3から台付ワイヤロープで吊
り下げながら、順次、所定位置に移送すると共に、アー
チリブ4を斜吊り索5で吊りながら両岸から架設し、最
後に橋の真ん中にアーチリブ4を落し込むことにより連
続したアーチを架設し、次いで、斜吊り索5を外した
後、中央径間の垂直の支柱6及び主桁7を、順次、架設
するようにしている。
【0003】このような従来の工法においては、立設し
たタワー8により斜吊り索5に作用する張力を持たせる
ようにしているため、地山側に設けたアンカー9によっ
てタワー8を背後から引張る工事が必要であった。その
ため、タワー8を立設するための工程と、アーチ橋完成
後にタワー8を撤去するための工程とを要する。その結
果、工費がかさむと共に、タワー8の建設や撤去の際
に、危険な高所作業を伴なうという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る従来の
問題を克服するためになされたものであり、その目的
は、アーチ橋の架設時に、斜吊り索を保持するためのタ
ワーを必要としないアーチ橋の架設工法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のアーチ橋の架橋工法は、ケーブルクレーン
を使って架橋する両岸に設けた各橋台からそれぞれの橋
脚上まで主桁を順次架設した後、これらの各主桁をそれ
ぞれの橋台にタイバック装置で緊張させ、次いで、アー
チリブを各主桁の橋脚上の端部から各斜吊り索を介して
中央側に順次架設し、次いで、中央のアーチリブの閉合
後にタイバック装置を解除した後、中央径間の主桁及び
支柱を各橋脚側から中央部へ順次架橋することを特徴と
する。
【0006】このように、アーチリブの架設時に各アー
チリブを吊る斜吊り索を橋台及びその橋台にタイバック
装置により緊張された主桁の橋脚上の端部から張設する
ことより、斜吊り索保持用のタワーを必要としなくなっ
た。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の工法を説明する。
図1のアーチ橋は、ケーブルクレーン1を使って架設さ
れるが、その架設工法の特徴につきその要点を説明する
と、架橋する両岸に設けた各橋台10側から各橋脚11
の上まで主桁12をケーブルクレーン1を使って順次架
設する。
【0008】次に、これら各主桁12をそれぞれ橋台1
0に、図8および図9に示すようにタイバック装置13
で緊張させる。このタイバック装置13は、主桁12の
腹板12Aの端部に取付けた桁定着金具12Bに固着し
た複数、例えば、4本のタイバックケーブル13Aの端
部を固着したジャッキ受13Bを、ジャッキ13Cによ
って橋台10に対して緊張するようにしているが、図8
において、ジャッキ受13Bと橋台10との間にはシム
プレート13Dと背面支圧板13Eが介設されている。
【0009】次に、上記のごとく各主桁12を橋台10
にタイバック装置13で緊張した後、各アーチリブ4を
ケーブルクレーン1により各主桁12の橋脚11上の端
部から各斜吊り索5を介して中央側に順次架設して中央
のアーチリブ4を落し込むことによるアーチリブ4の閉
合後に、図8のタイバック装置13を解除する。これに
より全てのアーチリブ4によるアーチの形状が安定した
形になった上で、中央径間の主桁22および垂直方向の
支柱14を各橋脚11側から中央部へ順次架設すること
によりアーチ橋の架設が完了する。
【0010】次に、上記の特徴からなる架設工法による
本実施例の各段階の手順を具体的に説明すると、まず、
図2において、橋台10と橋脚11との間にケーブルク
レーン1を使って所定間隔でベント15を設置し、次
に、図3に示すように、これら橋台10と、各ベント1
5と、橋脚11との間にワイヤブリッジ16を張設し、
中央径間にPCT足場17をPCT足場用上索17Aか
ら設置する。
【0011】次に、図4から示すように、ケーブルクレ
ーン1により、側径間の主桁12を橋台10側から橋脚
11側へ順次ベント15上に架設し、主桁12の架設完
了後、図5に示すように、側径間のベント15を撤去
し、橋台10にタイバック装置13を設置する。上記タ
イバック装置13で各主桁12を橋台10に緊張後、図
6に示すように、1パネル面材に地組立されたアーチリ
ブ4をケーブルクレーン1により橋脚11側から中央側
に順次架設するが、その際、橋脚11上の主桁12の端
部からそれぞれ斜吊り索5で各アーチリブ4を架設して
ゆき、さらに、図7に示すように、中央のアーチリブ4
の閉合後、タイバック装置13を解除し、斜吊り索5を
撤去した後、ケーブルクレーン1により中央径間の主桁
22および垂直の支柱14を橋脚11側から中央部へ順
次架設する。その後、PCT足場17およびケーブルク
レーン1などを撤去してアーチ橋の架橋が完了する。
【0012】
【発明の効果】上記のように、本発明のアーチ橋の架設
工法によれば、従来の架橋工法では、必要であったタワ
ーの建設およびタワーを固定するためのアンカーを必要
としないので、タワーの建設および撤去のための工程お
よび工費が節減できる。その結果、アーチ橋の架設工期
および建造費が削減できるという効果がある。また、従
来のようにタワーの建設および撤去を要しないため、高
所作業による危険性が減じ、作業の安全性を高め得ると
いう効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工法を適用して架設されるアーチ橋の
一実施例における全体側面図である。
【図2】図1のアーチ橋の架設時の橋台と橋脚との間に
まずベントを設置している手順の説明図である。
【図3】図2のベントにワイヤブリッジを張設し、PC
T足場を設置する手順の説明図である。
【図4】図3の状態から、側径間の主桁を架設する手順
の説明図である。
【図5】図3の主桁と橋台とにタイバック装置を設置す
る手順の説明図である。
【図6】図5の主桁の端部から斜吊り索でアーチリブを
架設していく手順の説明図である。
【図7】中央のアーチリブの閉合後、中央径間の主桁お
よび支柱を順次架設する手順の説明図である。
【図8】図1の主桁を橋台に緊張するタイバック装置を
示す側面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】従来の工法で架設されるアーチ橋の全体側面
図である。
【符号の説明】
1 ケーブルクレーン 4 アーチリ
ブ 5 斜吊り索 10 橋台 11 橋脚 12 主桁 13 タイバック装置 14 支柱 22 中央径間の主桁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−154907(JP,A) 特開 平2−104805(JP,A) 特開 昭48−49238(JP,A) 特開 昭54−52837(JP,A) 特開 平2−20709(JP,A) 特公 昭60−15763(JP,B2) 特公 昭60−5723(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルクレーンを使って架橋する両岸
    に設けた各橋台からそれぞれの橋脚上まで主桁を順次架
    設した後、これらの各主桁をそれぞれの橋台にタイバッ
    ク装置で緊張させ、次いで、アーチリブを各主桁の橋脚
    上の端部から各斜吊り索を介して中央側に順次架設し、
    次いで、中央のアーチリブの閉合後にタイバック装置を
    解除した後、中央径間の主桁及び支柱を各橋脚側から中
    央部へ順次架橋することを特徴するアーチ橋の架設工
    法。
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