JP2720024B2 - 蓋蝶番機構における蝶番金具の保持装置 - Google Patents

蓋蝶番機構における蝶番金具の保持装置

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JP2720024B2
JP2720024B2 JP7348444A JP34844495A JP2720024B2 JP 2720024 B2 JP2720024 B2 JP 2720024B2 JP 7348444 A JP7348444 A JP 7348444A JP 34844495 A JP34844495 A JP 34844495A JP 2720024 B2 JP2720024 B2 JP 2720024B2
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博高 長島
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長島鋳物株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蝶番金具を蓋体の
下面縁部に回転可能に軸支し、その支軸の両端部を軸支
点に位置決めするため、保持体の位置決め部を蓋体の下
面縁部に設けた取り付け箇所に固定するようにした蓋蝶
番機構における蝶番金具の保持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の蝶番機構を有する蓋はマンホー
ル装置において公知のものであり、蓋側には蝶番金具が
設けられる。蓋はダクタイル鋳鉄などから成り、大重量
であるため、それを移動する際に立てて円盤を転動させ
るように扱うことがある。しかし、その場合蝶番金具が
その軸支点を中心に勝手に動き、蓋の外方へ出っ張って
転動を妨げるケースがあり、それがきっかけとなって蓋
が倒れ怪我をするというような問題を生じた。
【0003】その解決のため従来は、蝶番金具を紐など
により縛って固定したり、輪ゴムをかけて固定するなど
することによって、蓋の外方へ出ないようにその都度措
置して来た。しかし、そのような作業は面倒であり、ま
た紐自体を掛けるのも簡単ではなく、容易に外れるため
移動途中で縛り直さなければならないというようなもの
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたもので、その課題は蓋体の外方へ突出し
ないように蝶番金具を保持しておくことである。
【0005】また本発明は、蝶番金具を蓋体の内方に保
持しておくことによって、蓋体を立てて転動させる作業
が、円滑に行なえるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、蓋蝶番機構において、蝶番金具11の左右の
支軸12、12を軸支点13、13に位置決めするた
め、一対の位置決め部14、14を有する保持体15を
ほぼコ字形に形成し、蓋体10側の取り付け箇所16、
16に各位置決め部14、14を固定し、蝶番金具11
が軸支点周りに回転し蓋体10の外方へ突出するのを防
止する保持手段19として、コ字形の保持体15内に入
り込んだときに蝶番金具11の左右側面を挾持可能な係
合部18を前記保持体15と蝶番金具11との間に設け
るという手段を講じたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明が対象とする蓋蝶番機構
は、蓋体10を枠体20に対して反転又は回転可能に結
合するための機構である。同機構を構成する蝶番金具1
1は、蓋体10の下面縁部に設けた取り付け箇所16、
16に上部軸支部にて軸支し、枠体20に設けられてい
る抜け止め環29に挿し込んで取り付けられる。
【0008】より具体的な例では、蝶番金具11の上端
部に蓋体10の下面に接触し得るように径方向へ延びた
横向部21を設け、横向部21の内方端から下方へ向い
た垂下部22を設ける一方、横向部21の側面21aの
外方端に左右の支軸12、12を突出させて設けてい
る。
【0009】取り付け箇所16、16は蝶番金具11の
支軸12、12を軸支点13、13に位置決めする箇所
であると同時に、後に説明する位置決め部14を固定す
る箇所でもある。左右の支軸12、12を軸支させてお
く軸支点13、13は取り付け箇所16、16の一部、
通常、蓋体10の最外部の側に設けられる。
【0010】実施例の場合取り付け箇所16、16は、
円形の蓋体10のほぼ径方向に沿った凹溝状である。こ
れを左右向き合うように設けるために、左右一対の突状
部24、24を蓋体10の下面縁部のほぼ径方向に平行
に形成し、その相対する面に凹溝を形成し、取り付け箇
所16、16としている。各取り付け箇所16の内方端
は開いており、支軸12、12、位置決め部14、14
を挿し込めるようになっている。
【0011】前記位置決め部14、14は支軸12、1
2を軸支点13、13に位置決めするとともに、蝶番金
具11が回転して蓋体10の外方へ突出するのを防止す
るために利用される。この突出防止のため、保持手段1
9として蝶番金具11の左右の側面21a、21aを挾
持可能な係合部18を前記保持体15と蝶番金具11と
の間に設けている。実施例では互いに係合可能な凸状の
係合部18と凹状の係合相手17とから成る保持手段1
9を設けている。凸状の係合部18と凹状の係合相手1
7を蝶番金具11又は位置決め部14、14のいずれに
設けるかは自由である。
【0012】保持体15は位置決め部14、14の一端
を結合部23で結合一体化することによって、蝶番金具
11を内側から囲むほぼコ字形の平面形に形成したもの
である。コ字形とすることにより、位置決め部14、1
4を取り付け箇所16、16へ挿し込むだけで、あとは
内方への抜け止めを設ければ良いから取り付けが簡単に
なる。
【0013】保持体15の寸法については、その最小の
内寸Aが蝶番金具11の横向部21における側面21a
間の幅Bよりもやや小さくなるように設定する(図6
(a))。その結果コ字形保持体15の弾性変形による
蝶番金具11に対する加圧力を得ることができる。その
ような内寸Aを得るための前記凸状の係合部18は位置
決め部14と一体に形成しても良いし(図6(a))、
或いは別体に形成して位置決め部14の内側に嵌め付け
るようにしても良い。
【0014】保持体15によって、蝶番金具11の姿勢
を保持するために必要な力は、蝶番金具11の自重によ
って生ずる軸周りの回転を止めるだけの小さな力で良
い。そうすることによって保持体15が蓋体10の開閉
に伴なって蝶番金具11の左右側面を挟むように係合し
また離脱する際に生ずる抵抗力も僅かで済み、蓋開閉に
殆んど影響しない。また蝶番金具11を動かして保持体
15に係合させ或いはそこから離脱させる場合にも工具
の力を借りる必要がなく、手で行なうことができる。
【0015】このような保持体15に必要とされる機能
は、位置決め部14、14間に蝶番金具11が係合、離
脱でき、かつ係合下で必要十分な保持力を得ることがで
きるような抵抗力であるが、この抵抗力を得るためには
保持体15自体を弾性変形可能な材料によって形成する
か、或いはまた抵抗力を与えるような材料によって係合
部18を形成する。図6(a)のように全体が一体構造
の場合には例えばナイロン66などの合成樹脂、ばね性
を有する金属によって保持体15を形成することができ
る。図6(b)のように別体に形成した弾性変形部材2
6を係合部18として用いる場合には保持体15は鋳物
等弾性が非常に小さい材料を用いて形成することができ
る。
【0016】さらに、凹状の係合相手17を形成する場
合、そこへ凸状の係合部18が係合するのを容易化する
ために、蝶番金具11の外面に係合相手17へ通じる切
欠または溝状の案内部27を形成しても良い(図4参
照)。凹状の係合相手17を設けたときは、そこへ凸状
の係合部18が係合したときに保持金具15に作用する
応力が、それを設けない場合に比較して低減するので、
経時変化による悪影響を殆んど無視し得る程度にするこ
とができる。なお係合相手17と係合部18とをほぼ同
形とし、その係合で蝶番金具11が蓋体10の内方にお
さまるようにしても良い。
【0017】このように構成された本発明の装置によれ
ば、蝶番金具11の横向部21を保持部15の位置決め
部14、14間に入り込んだ係合状態にすると、係合部
18、18の加圧力によって蝶番金具11を図5に示す
ようにほぼ一定の姿勢に保持することができる。このた
め蓋体10を同図のように立てても蝶番金具11が自重
で回転してしまうことがない。28は保持体15の抜け
止めを示す。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、蓋蝶番機構として蓋体10に設けら
れている蝶番金具11をほぼ一定の姿勢に保持し、蓋体
10の外方へ突出させることがなく、従って蓋体10を
立ててその縁で転動させて移動するような場合にも転動
の邪魔になることがなく、作業を円滑に行なうことがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓋蝶番機構における蝶番金具の保
持装置の実施例1を示す分解斜視図。
【図2】同上要部の縦断面図。
【図3】同じく要部の横断面図。
【図4】蝶番金具の横向部を示す斜視図。
【図5】本発明装置を実施した蓋体の転動状態を示す説
明図。
【図6】(a)保持体の1例を示す平面図。 (b)保持体の他例を示す平面図。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蝶番金具を蓋体の下面縁部に回転可能に
    軸支し、その支軸を軸支点に位置決めするため、保持体
    の位置決め部を蓋体の下面縁部に設けた取り付け箇所に
    固定するようにした蓋蝶番機構において、蝶番金具11
    の左右の支軸12、12を軸支点13、13に位置決め
    するため、一対の位置決め部14、14を有する保持体
    15をほぼコ字形に形成し、蓋体10側の取り付け箇所
    16、16に各位置決め部14、14を固定し、蝶番金
    具11が軸支点周りに回転し蓋体10の外方へ突出する
    のを防止する保持手段19として、コ字形の保持体15
    内に入り込んだときに蝶番金具11の左右側面を挾持可
    能な係合部18を前記保持体15と蝶番金具11との間
    に設けたことを特徴とする蝶番金具の保持装置。
  2. 【請求項2】 蝶番金具11は蓋体10の下面に接触し
    得る横向部21を上端に有し、その内方端には下方に向
    いた垂下部22、外方端の左右側面には左右の支軸1
    2、12を夫々設けた請求項第1項記載の蓋蝶番機構に
    おける蝶番金具の保持装置。
  3. 【請求項3】 保持手段19は凸状の係合部18とそれ
    と係合可能な凹状の係合相手17とからなり、一方を蝶
    番金具11側に設け他方を位置決め部14側に設けて成
    る請求項第1項記載の蓋蝶番機構における蝶番金具の保
    持装置。
  4. 【請求項4】 ほぼコ字型の平面形状を有する保持体1
    5は合成樹脂によって形成され、位置決め部14、14
    の先端を弾性変形により開閉可能にした請求項第1項記
    載の蓋蝶番機構における蝶番金具の保持装置。
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