JPH058599Y2 - - Google Patents

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JPH058599Y2
JPH058599Y2 JP1984004861U JP486184U JPH058599Y2 JP H058599 Y2 JPH058599 Y2 JP H058599Y2 JP 1984004861 U JP1984004861 U JP 1984004861U JP 486184 U JP486184 U JP 486184U JP H058599 Y2 JPH058599 Y2 JP H058599Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は複写機における原稿圧着板開閉装置
のフリクシヨン機構に関する。
かかる原稿圧着板開閉装置の回転部、或いは摺
動部に適当なフリクシヨン機能を与えることは、
装置自体のガタをなくし、しつくりとした開閉感
覚を操作者に与えしめ、さらには、原稿圧着板を
中間開角度で安定保持させる許容範囲を増大でき
るという利点がある。
従来はヒンジピンで回動自在に連結した取付部
材と支持部材の各々の両側板の重合部に、該ヒン
ジピンを貫通させた摩擦部材を介在させ、ヒンジ
ピンの一端部をかしめることによつて両側板を摩
擦部材と圧接状態にさせ、フリクシヨン機能を得
るという手段がもつぱら採用されていたが、この
取付部材と支持部材の重合部にヒンジピンを貫通
させた摩擦部材を介在させる構成を採ることが困
難ないし望ましくない構造ものは、他の手段に代
えることが必要である。
この他の手段として、スプリングケースを兼ね
る取付部材か支持部材のいずれか一方の内部に摺
動可能にスプリング受部材を連結させた構造もの
は、このスプリング受部材の両側板と、支持部材
等の両側板の間にフアイバー等の摩擦部材を介在
させたものが公知であるが、材厚誤差、或いは加
工上生ずる寸法の誤差から生ずる両側板間のガタ
を充分に吸収できいないために、フリクシヨン機
能にバラつきが生じ易いという欠点がある他、こ
の種の構造のものは、永年使用すると摩耗或いは
慣れ等によりフリクシヨン機能が減退してしまう
という欠点もあり、そのままでは使用度数の高い
複写機における原稿圧着板開閉装置のフリクシヨ
ン機構としては不充分であつた。
この考案は係る欠点を解決したもので、その目
的とするところは、スプリング受部材に作用させ
た摩擦部材でフリクシヨン機能を得る構造のもの
において、材厚誤差や加工上生ずる寸法誤差から
生ずる各両側板間のガタに対しても、必ずフリク
シヨンを取ることができ、かつ、このフリクシヨ
ン機能が永年使用しても減退したり損われること
がないように構成した、複写機における原稿圧着
板開閉装置のフリクシヨン機構を提供せんとする
にある。以下にこの考案の一実施態様を図面に示
す一実施態様に基づいて詳細に説明すると、複写
機本体Aの後部上面には、両側板1a,1aを具
えた取付部材1が固着されており、この取付部材
1の両側板1a,1aの一側端側には、スプリン
グケースを兼ねる支持部材2の両側板2a,2a
の一側端側が、ヒンジピン3によつて回動自在に
連結されている。この連結部分の構造をさらにく
わしく説明すると、支持部材2の両側板2a,2
aの軸着箇所には、とくに第4図に示したよう
に、例えば含油ポリアセタール等の含油樹脂から
成る軸受部材4,5が取りつけられており、ヒン
ジピン3はこの軸受部材4,5によつて軸受けさ
れ、開閉頻度の極めて高いこの種装置として、軸
受部分が摩耗し、ガタや異音が発生するのを極力
防止している。ヒンジピン3はとくに第5図に示
したように、取付部材1の両側板1a,1aの一
方のものと固定されている。支持部材2の両側板
2a,2aより突出したヒンジピン3には、スペ
ーサー6,7を介してEリング8,9が取りつけ
られ、該ヒンジピン3が左右に抜け出ないよう構
成されると共に、該ヒンジピン3の一側端部がE
リング9を通してさらに外側へと突出し、この部
分には図示していない他の装置の例えばカム等が
取りつけられるものである。
支持部材2内部には、スプリング受部材10が
収納され、その両側板10a,10aの一側端部
を連結ピン11で取付部材1の両側板1a,1a
へヒンジピン3とは異なる位置に連結させられて
いる。スプリング受部材10の連結部分には、上
記したような軸受部材12,13が取りつけられ
ており、連結部分の摩耗及び異音発生を防止して
いる。
このスプリング受部材10の連結側頂板部10
bと、支持部材2の前板部2bに調節ネジ14,
15によつて前後調節自在に取りつけた受座1
6,17との間には、2個の圧縮コイルスプリン
グ18,19が弾設されている。
そして、とくに第6図乃至第7図に示したよう
に、支持部材2の両側板2a,2aから突設され
た頭付きのガイドピン20,21には、スプリン
グ受部材10の両側板10a,10aに設けたガ
イド溝10c,10cが嵌合しており、このうち
一方のガイド溝10cとガイドピン20の頭部2
0aとの間には、該ガイドピン20に設けた例え
ばフアイバー等の摩擦部材22が介在されると共
に、もう一方のガイド溝10cの両側には、もう
一方のガイドピン21に取りつけた例えばフアイ
バーから成る一対の摩擦部材23,24が介在さ
せられ、このうちの一方の摩擦部材23と支持部
材2の側板2aとの間には、スペーサー25を介
してスプリングワツシヤー26が各々ガイドピン
21を貫通させつつ取りつけられ、スプリング受
部材10の側板10aのガイド溝10cの部分は
摩擦部材23,24と圧接状態にある。
したがつて、スプリングケースを兼ねる支持部
材2に原稿圧着板Bの一端部を固着させると、該
原稿圧着板Bを閉じた状態において、とくに第2
図乃至第3図に示したように、連結ピン11の軸
心が、ヒンジピン3の軸心より下方位置にあるの
で、原稿圧着板Bは自重と、該原稿圧着板Bを閉
じ方向へ附勢させる圧縮コイルスプリング18,
19の弾力とにより、原稿27をコンタクトガラ
ス28上へ押圧させている。
原稿圧着板Bを開くと、ともに支持部材2はヒ
ンジピン3を支点に回動して該原稿圧着板Bの開
動作を許容し、同時にスプリング受部材10は連
結ピン11を支点に回動しつつ、ガイド溝10
c,10cがガイドピン20,21に案内されて
両側部10a,10aのこの部分で摺動する。原
稿圧着板Bは約45°の開角度あたりから、圧縮コ
イルスプリング18,19の弾力が勝り始めるこ
とにより自動的に開かれるが、約65°開かれると
その後端部が取付部材1へビス29を介して取り
つけられた平面略コの字形状のストツパー部材3
0へ当接し、それ以上開かれずこの位置で安定停
止する。したがつて、両手を用いてコンタクトガ
ラス28上の原稿の取り換えを行うことができる
ものである。
開いた原稿圧着板Bを閉じると、支持部材2は
ヒンジピン3を支点に先ほどとは逆方向に回転し
て該原稿圧着板Bの閉動作を許容し、同時にスプ
リング受部材10も連結ピン11を支点に先ほど
とは逆方向に回動しつつ、ガイド溝10c,10
cがガイドピン20,21に案内され、両側板1
0a,10aのこの部分が先ほどとは逆方向に摺
動する。
原稿圧着板Bは閉動作時において、最初は圧縮
コイルスプリング18,19の弾力に抗して、次
には自重により閉じられ、約5°の開角度付近より
逆方向に作用し始める圧縮コイルスプリング1
8,19の弾力により閉方向へ回動附勢され、原
稿27をコンタクトガラス28上へ押圧させる。
以上の原稿圧着板Bの開閉動作時において、前
後に摺動するガイドピン20,21と係合してい
るスプリング受部材10のガイド溝10c,10
cの部分は、摩擦部材22,23,24と圧接状
態にあることから、スプリング受部材10の摺動
作を摩擦制御し、操作者にガタのないしつくりと
した開閉感覚を与えしめると共に、支持部材2の
開閉動作に影響を及ぼし、一定開角度以上からの
急激なる原稿圧着板Bの弾ね上げや、落下を防止
することができると共に、このフリクシヨン機能
はスプリングワツシヤ26により摩擦部材23を
介して、スプリング受部材10の側板10aのガ
イド溝10cを設けた部分が、もう一方の摩擦部
材24に圧接させられるので、構成材料の材厚誤
差や、製作・加工上生ずる寸法誤差にともなう摩
擦力のバラつきを可及的に防止することができる
と共に、この摩擦力が永年使用の後においても減
退することを防止することができるものである。
尚、ガイドピン20,21の頭部20a,21
aと側板10a,10aのガイド溝10c,10
cを設けた部分との間に摩擦部材22,24を介
在させたのは、摩擦力を増大せしむることができ
る他、油切れ等により異音が発生するのを防止す
ることができる利点があるが、摩擦部材はスプリ
ングワツシヤを取りつけた側の、しかも側板10
aのガイド溝10cを設けた部分の一側にのみ介
在させるようにしても良い。また、勿論、一対の
ガイドピン20,21の両方に、上述したような
スプリングワツシヤを用いた摩擦手段を設けても
良い。実施態様がこれを片方のみとしたのはコス
トダウンを図るためである。
以上詳細に説明したようにこの考案は、簡単な
構造で、ヒンジピンの回り以外の箇所で安定かつ
永続的なフリクシヨンを発生させることができる
という作用効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施態様を示し、第1図は
その正面図、第2図はその使用例を示す側面図、
第3図は第1図のA−A線断面図、第4図はB−
B線断面図、第5図はC−C線断面図、第6図は
支持部材を開いて見た正面図、第7図はスプリン
グ受部材の斜視図、第8図は支持部材を開いて見
た側断面図である。 A……複写機本体、B……原稿圧着板、1……
取付部材、2……支持部材、3……ヒンジピン、
10……スプリング受部材、11……連結ピン、
18,19……圧縮コイルスプリング、20,2
1……ガイドピン、20a,21a……頭部、2
2……摩擦部材、23,24……摩擦部材、26
……スプリングワツシヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複写機本体側に取り付けられる取付部材に原稿
    圧着板へ取り付けられる支持部材をヒンジピンを
    介して回動自在に連結すると共に、前記取付部材
    に前記ヒンジピンから位置をずらせてスプリング
    受部材を前記支持部材と同じ方向へ回動自在とな
    るように連結ピンを介して連結し、このスプリン
    グ受部材の基部と前記支持部材の自由端側との間
    にスプリングを弾設し、前記支持部材の回動動作
    により該支持部材とスプリング受部材の長手方向
    の距離が変化するように構成して成る原稿圧着板
    開閉装置において、前記スプリング受部材の両側
    板にガイド溝を設けると共に、この両側板と対向
    する前記支持部材の両側板へ内側に向けて一対の
    頭付きのガイドピンを突設せしめて前記ガイド溝
    と係合させ、このガイド溝の少なくとも一方のも
    のの両側部には前記ガイドピンの一方のものを貫
    通させて一対の摩擦部材を介在させ、この摩擦部
    材の少なくとも一方のものと前記ガイドピンの頭
    部或は前記支持部材の側板との間に、同じく前記
    ガイドピンを貫通させてスプリングワツシヤーを
    介在させ、もつて前記スプリング受部材の側板と
    前記摩擦部材の間に所定の摩擦力が生ずるように
    成したことを特徴とする、フリクシヨン機構。
JP486184U 1984-01-18 1984-01-18 原稿圧着板開閉装置のフリクシヨン機構 Granted JPS60118139U (ja)

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JP486184U JPS60118139U (ja) 1984-01-18 1984-01-18 原稿圧着板開閉装置のフリクシヨン機構

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Publication Number Publication Date
JPS60118139U JPS60118139U (ja) 1985-08-09
JPH058599Y2 true JPH058599Y2 (ja) 1993-03-03

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JPS60118139U (ja) 1985-08-09

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