JP2719026B2 - 写真フイルムの画面検出装置 - Google Patents

写真フイルムの画面検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真フイルムの画面検出装置の改良に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、自動フイルムキャリア等には、画面を露光窓や
ネガ見窓等に自動的に位置決めするために、画面検出装
置が設けられている。この画面検出装置は、フイルムの
幅方向に所定ピッチで4ないし10個程度の受光素子を設
け、これら各受光素子の出力信号に基づき画面検出処理
を行い、画面位置を検出するようにしている。画面検出
処理としては、特公平1−35332号で示されるように、
フイルム先端の未露光部(素ネガ部)の透過濃度(以
下、ベース濃度という)をホールドし、このホールド値
とフイルム搬送中の画面部の透過濃度とを比較し、両者
が一致した時に、画面のエッジ位置を検出するものがあ
る。
更には、本出願人が特願平1−147164号で提案したよ
うに、複数個の受光素子出力のうち一番出力の小さいも
の(透過率小、以下M値という)がフイルム搬送中に所
定量以上の変化をし、かつ複数個の受光素子出力のうち
の最大値、最小値の差(以下D値)がフイルム搬送中に
所定量以下となったときに、素ネガ部と判定して、画面
のエッジ位置を検出するものもある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記ベース濃度をホールドして、これ
と画面部の透過濃度とを比較判定する場合には、ベース
濃度をフイルム先端の未露光部の透過濃度から得るよう
にしているため、フイルム先端が未露光部でない場合に
は画面検出が不能になるという問題がある。
また、M値やD値等の特性値から画面のエッジを検出
するものでは、これら特性値を画面部からの透過濃度の
みから求めているため、夜景等のように画面と素ネガ部
との境界が明瞭でない場合には、画面のエッジを検出す
ることが困難になるという問題がある。
更には、上記画面検出装置では、経時劣化や温度変
化、更には電気ノイズ等により、画面検出用光源の光量
が変動した場合にその影響を受け、画面検出精度が低下
するという問題もある。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、画面
検出精度を向上させると共に、画面検出用光源の光量変
動に対しても容易に対処することのできる写真フイルム
の画面検出装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明では、パーフォレ
ーションの形成部を透過した光を検出する第1の受光部
と、前記フィルムの画面部を透過した光を検出する第2
の受光部と、第1の受光部の出力信号から写真フイルム
のベース濃度信号を抽出するベース濃度抽出部と、第2
の受光部の出力信号と前記ベース濃度信号とを比較して
これらの信号が一致したときに画面検出信号を出力する
比較判定部とを設けたものである。
また、別の発明は、パーフォレーションの形成部を通
過した光を検出する第1の受光部と、前記フイルムの画
面部を透過した光を検出する第2の受光部と、第1の受
光部の信号からパーフォレーションを通過した光源光量
信号を抽出する光源光量抽出部と、前記光源光量信号と
第2の受光部の信号とを増幅するゲイン調節可能な増幅
器と、前記光源光量信号の変動を抑えて一定値を出力す
るためのゲイン調節用設定値を求め、このゲイン調節用
設定値により前記増幅器を用いて光源光量信号を増幅す
るとともに、画像透過信号を前記ゲイン調節用設定値に
係数を乗じた高ゲインで増幅し、この増幅後の信号に基
づき画面濃度部によるフイルム透過率の変化を強調した
信号を得て、この信号により画面を検出するコントロー
ラとを設けたものである。
〔作用〕
フイルム搬送中に、第1の受光部によりフイルムのパ
ーフォレーション形成部が、また第2の受光部により画
面部が走査される。そして、第1の受光部の信号からパ
ーフォレーション形成部のベース濃度信号(正確にはベ
ース透過率に対応する電圧信号)が抽出され、これと画
面部の濃度信号(これも正確には画面透過率に対応する
電圧信号)とが比較され、これらが一致した時に画面と
画面の間の素ネガ部との境界(エッジ)が検出される。
このエッジ検出信号に基づき、フイルム送りが制御さ
れ、画面がフイルムキャリアの露光窓等にセットされ
る。
別の発明では、第1の受光部の信号からのパーフォレ
ーションを通過した光源光量信号が、光源光量抽出部に
より抽出される。また、コントローラにより、前記光源
光量信号の変動を抑えて一定値を出力するためのゲイン
調節用設定値が求められる。増幅器では、このゲイン調
節用設定値で光源光量信号が増幅されるとともに、前記
ゲイン調節用設定値に係数を乗じた高ゲインで画面透過
信号が増幅される。この増幅後の信号に基づき画面濃度
部によるフイルム透過率の変化を強調した信号を得て、
これにより画面のエッジの位置の判定が行われる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第2図は、露光窓に画面をセットするオートフイルム
キャリアに取り付けられる画面検出センサ10を分解して
下側から見た状態を示す斜視図である。ネガフイルム11
の移送路の下方には、冷陰極管からなる画面検出用光源
12が配置されている。この光源12からの光はスリット板
14のスリット15を通過してネガフイルム11を下方から照
明する。スリット板14は、取付板16の開口17に上方から
取り付けられる。
ネガフイルム11には、周知のように、撮影時のフイル
ム送り用としてパーフォレーション11Aが所定ピッチで
両側縁部に形成されている。そして、ネガフイルム11に
は、画面11Bが所定ピッチで記録されており、各画面11B
の間は未露光の素ネガ部11Cとされている。ネガフイル
ム11を透過した光は受光センサ20により測光される。受
光センサ20は、ネガフイルム11の幅方向に2mmの間隔で
5個の画面検出用受光部22B〜22Fを一直線状に設け、且
つこれら受光部22B,22Fのフイルム幅方向外側に2個の
パーフォレーション検出用受光部22A,22Gを並べたもの
である。受光部22A〜22Gは、周知のアモルファスシリコ
ンフォトセンサで構成されている。
各受光部22A〜22Gは、ネガフイルム11の幅方向に細長
い矩形状に形成されている。各受光部22A〜22Gの寸法
は、135タイプのネガフイルム用としては、2.4mm程度の
長さであり、幅は0.2mm程度である。なお、受光部22A〜
22Gの幅は上記数値に限定されることなく、例えば0.1〜
0.5mmの範囲内で選択することが好ましい。また、本実
施例では、画面検出用の受光部22B〜22Fを5個とした
が、これは適宜増減することができる。この増減範囲は
好ましくは、4ないし10の範囲であるがこれに限定され
ない。また、パーフォレーション検出用の受光部22A,22
Gは2個設けたが、これは1個でもよい。なお、パーフ
ォレーション検出用受光部をフイルム幅方向両端側に2
個設けることで、一方のパーフォション形成部にマーク
等が付されたフイルムであっても、このマーク形成側の
信号を用いないように、受光部を選択使用することが可
能になる。この受光部の選択は、人手により、または各
受光部の信号を比較判定することにより行うことができ
る。これら受光部22A〜22Gによる帯状の走査ラインLa〜
Lgをネガフイルム11上に示す。
また、受光センサ20には、第1図に示すプリアンプ・
I−V変換回路24A〜24Gが組み込まれている。このプリ
アンプ・I−V変換回路24A〜24Gは、各受光部22A〜22G
で光電変換した微弱電流信号を増幅した後に電圧信号に
変換する。受光センサ20は、第2図に示すように、ホル
ダー21に取り付けられる。そして、このホルダー21は取
付板25に固定され、その開口26に受光センサ20が嵌め込
まれる。
第1図に示すように、プリアンプ・I−V変換回路24
A〜24Gからの電圧信号はマルチプレクサ30に送られる。
マルチプレクサ30は、コントローラ31の制御信号に基づ
き、プリアンプ・I−V変換回路24A〜24Gからの電圧信
号を選択的にオペアンプ32に送る。オペアンプ32の反転
入力端子には2個の分圧抵抗33,34とマルチプレクサ35
とからなるゲイン調節部36が接続されており、光源光量
の変動時にオペアンプ32のゲイン調節が可能となってい
るが、これは一定ゲインのオペアンプを用いてもよい。
オペアンプ32で増加された電圧信号は、A/D変換器38で
8ビット(256階調)の測光信号に変換され、コントロ
ーラ31のI/Oポート41に送られる。
コントローラ31は周知のマイクロコンピュータから構
成されており、ROM42に記憶した制御プログラムやRAM43
に記憶した各種データに基づき、CPU44によりA/D変換器
38からの測光信号をデータ処理する。なお、このコント
ローラ31は、画面検出のデータ処理の他に、このデータ
処理結果に基づき、I/Oポート45を介しフイルム送りパ
ルスモータ46を制御し、エッジ位置を検出した画面11B
をフイルムキャリアの露光窓に位置決めする。更には、
フイルムキャリアが取り付けられるプリンタプロセサの
他の各種機構をも制御する。このため、各種指令やデー
タを入力するためのキーボード47と、指令等を表示する
ためのディスプレィ48とが設けられている。キーボード
47には、各種モードを設定したりネガ検出結果を入力し
たりするための英数字キー49や、1コマ毎にコマ送りす
るためのコマ送りキー50、コマ位置を微調節するための
微調キー51や、スタートキー52等が設けられている。
次に、コントローラ31の処理手順を示す第3図を参照
して、本実施例の作用を説明する。
先ず、フイルム送りパルスモータ46を回転してフイル
ム送りを開始する。そして、フイルム送り中に、ネガフ
イルム11を画面検出センサ10で走査する。そして、各受
光部22A〜22Gからの測光信号は、マルチプレクサ30を介
し、オペアンプ32に送られ、一定のゲインで増幅され
る。A/D変換器38は、オペアンプ32からの出力値を、256
階調の変化を示す8ビットのデジタル信号に変換する。
CPU44は、A/D変換器38からの測光データを取り込み、
これに基づきデータ処理を行う。まず、CPU44は、パー
フォレーション検出用の受光センサ22A,22Gからのフイ
ルム送り中の測光データを取り込む。フイルム送り中の
受光センサ22A,22Gの出力は、パーフォレーション通過
時には光源光量がそのまま入射するため高くなり(V
L)、パーフォレーションとパーフォレーションとの間
の素ネガ部11Cを通過する時はフイルムベース濃度に応
じた光量を示す値(VNmin)になる。したがってCPU44
は、フイルム送り中のこれら測光データの変化から、そ
の測光データが最も小さいものをフイルムベース濃度
(VNmin)として抽出する。
また、CPU44は、画面検出用受光部22B〜22Fから画面1
1Bのフイルム幅方向各点のデータを取り込み、フイルム
送り中のこの測光データの変化から画面のエッジ位置を
検出する。具体的には、各受光センサ22B〜22Fの測光デ
ータが前記ベース濃度VNminと同じ値に一斉に変化した
ときに、画面のエッジが画面検出センサ10を通過したと
判定する。そして、このエッジ位置を検出した後に、フ
イルム送りモータ46に一定の駆動パルス数を送ること
で、ネガフイルム11を定量送りし、フイルムキャリアの
露光窓に画面11Bをセットする。この後、焼付露光が行
われる。以下、同様の繰り返しにより次々と各画面が露
光位置にセットされる。
このようにパーフォレーション11A間の素ネガ部11Cを
透過した光量からフイルムのベース濃度を得るようにし
たので、従来のようにフイルム先端の素ネガ部濃度を検
出するものに比べて、確実にベース濃度が得られるよう
になる。
なお、上記実施例では、画面検出毎にフイルムベース
濃度VNminを取り込むようにしているが、これは1オー
ダー分のネガフイルム11につき1回だけ最初に取り込む
ようにし、後はこれを利用するようにしてもよい。そし
て、新たなオーダーのネガフイルムに変わったときに、
スプライステープの検出やキー入力等によりこの変化を
検出して、これより新たなオーダー分のネガフイルムの
ベース濃度を検出しこの値を更新する。
また、上記実施例では、画面検出用受光部22B〜22Fか
らの信号とベース濃度信号との比較判定は、ソフトウェ
アで行うようにしたものであるが、この他に第4図に示
すように、ハードウェア的に行うようにしてもよい。な
お、この実施例において上記実施例と同一構成部材には
同一符号を付してその説明を省略している。また、受光
センサ20は、一方のパーフォレーション検出用受光部22
Gが省略されており、1個のパーフォレーション検出用
受光部22Aと、画面検出用受光部22B〜22Fとから構成さ
れている。先ず、ベース濃度抽出部55は、パーフォレー
ション検出用受光部22Aの出力VNAからベース濃度に相当
する電圧信号VNminを抽出する。コンパレータ群56は、
抽出したベース濃度信号VNminと各画面検出用受光部22B
〜22Fの濃度信号に相当する電圧信号VNm(mは各受光部
22B〜22Fの出力を区別するものであり、B〜Fである)
とを比較して、各画面検出用受光部22B〜22Fの出力信号
と、上記ベース濃度信号VNminとが一致した時のみ、
「H」信号をアンド回路57に出力する。アンド回路57
は、コンパレータ群56の全ての信号が「H」となった時
に、「H」信号をコントローラ31に出力する。コントロ
ーラ31は、この信号に基づき画面のエッジを検出して、
フイルム送りパルスモータ46を制御する。
次に、パーフォレーション検出用受光部22A,22Gと画
面検出用受光部22B〜22Fとの出力値の比較により画面検
出する上記実施例に代えて、画面検出用受光部22B〜22F
の信号からM値,D値を求め、これに基づき画面検出する
実施例について説明する。なお、本実施例においても上
記実施例と同一構成部材には同一符号を付してその説明
を省略している。第5図に示すように、プリアンプ・I
−V変換回路24A〜24Gからの電圧信号はマルチプレクサ
30に送られる。マルチプレクサ30は、コントローラ31の
制御信号に基づき、プリアンプ・I−V変換回路24A〜2
4Gからの電圧信号を選択的にD/A変換器60のRFB端子に入
力する。そして、D/A変換器60の入力端子には、コント
ローラ31から8ビットのデジタル信号が入力されるた
め、結果として、各受光部22A〜22Gの電圧信号を増幅し
たアナログ信号がオペアンプ61に出力され、プログラマ
ブル・ゲイン・アンプが構成される。オペアンプ61を経
た電圧信号は、A/D変換器38でデジタル化され256階調の
何れかを示す8ビットの測光信号に変換されて、コント
ローラ31のI/Oポート41に送られる。
第6図に示すように、CPU44は、パーフォレーション
検出用受光センサ22A,22Gの出力から、パーフォレーシ
ョン11Aを通過した時の光源光量の測光データを抽出す
る。このときに、オペアンプ61のゲインは、D/A変換器6
0のデジタル設定値を変化することで、その出力が一定
値DLになるように設定される。具体的には、コントロー
ラ31は、オペアンプ61の出力値をA/D変換した後の値が
一定値DLになるように、D/A変換器60のデジタル設定値
(8ビット)SLを決定する。これにより、オペアンプ61
の出力信号ALは次式のようになり、 このALのA/D変換後の値は一定値DLとなる。
次に、画面検出用受光部22B〜22Fからの測光信号をオ
ペアンプ32で増幅する場合には、D/A変換器60のデジタ
ル設定値(8ビット)が、SN(=K・SL,K>1)とさ
れ、これによりD/A変換器33のアナログ出力値ANm(mは
各受光部22B〜22Fの出力を示し、m=B〜F)が となり、この時のA/D変換器38の出力値はDNmとされる。
そして、これら測光値と得られるA/D変換器38の出力
値との関係は、 となる。これを変形すると、 となる。ここで、K,DLは定数のため、上記式は、 となる。これにより、A/D変換器38の出力値DNmは、画面
濃度部による透過率の変化を強調した値になっているこ
とがわかる。しかもパーフォレーション11Aを通過した
光源光量を基準にして決定したデジタル設定値SLをもと
にした設定値K・SLによりゲイン調節されるため、得ら
れる出力値DNmは光源光量が変動しても常に光量補正が
された値となる。したがって、この出力値DNmを用い
て、この透過率を強調した出力値DNB〜DNFの内、最小の
ものを選びだし、これをM値とする。また、出力値DNB
〜DNFの内、その最大値と最小値との差であるD値を演
算する。そして、これらM値と、D値とにより、画面検
出処理を行う。
画面検出処理は、フイルム搬送中に、上記M値が所定
量以上の変化をし、且つD値が所定量以下であった時
に、素ネガ部11Cと判定して、これにより、画面11Bと素
ネガ部11Cとの境界を画面11Bのエッジであると判定す
る。そして、このエッジ検出信号の検出時を基準にして
一定量の駆動パルス数をモータ46に送ることで、フイル
ムを定量送りし画面を露光窓にセットする。以下、同様
の処理を繰り返すことで、次々と各画面11Bを露光窓に
位置決めすることができる。
なお、上記実施例では、マルチプレクサ30を用いるこ
とで、オペアンプ32,61やD/A変換器60を1個のみ使用す
るようにして、構成の簡略化を図っているが、マルチプ
レクサ30の代わりにオペアンプ32等を受光部の個数分だ
け設けるようにしてもよい。
また、上記実施例では、パーフォレーション検出用受
光部22A,22Gの出力を画面検出用に用いたものである
が、この他に、パーフォレーション数をカウントするた
めに用いるようにしてもよい。この場合には、画面セン
サを、露光窓の隣でフイルムの入口側に形成したネガ見
窓側に取り付ける。そして、ネガ見窓に画面をセットす
る際に、最新に通過したパーフォレーションのエッジを
基準にした駆動パルス数と、この時のパーフォレーショ
ンのカウント数により、画面位置データを特定し、これ
を記憶する。露光窓側にはパーフォレーションだけを検
出するセンサと、フイルム送りモータの駆動パルス数を
カウントするカウンタを設ける。そして、露光窓への画
面のセット時には画面を検出することなく、前記ネガ見
窓への画面セット時に用いた画面位置データを読み出し
て、これに基づきパーフォレーション数と駆動パルス数
とを検出することで、露光窓に画面をセットする。な
お、パーフォレーション数と画面検出信号とを組み合わ
せて画面位置データを得る方法は、特開平1−35543号
に詳しく説明されている。
また、パーフォレーション検出用受光部22A,22Gの出
力により、カブリネガと露光オーバーネガとの区別を行
うようにしてもよい。この場合には、パーフォレーショ
ン検出用受光部22A,22Gの出力がベース濃度を示す信号V
Nminよりも一定値以上低い場合にカブリネガと判定し、
焼付露光をキャンセルする。
また、上記実施例では、受光部22A〜22Gを所定ピッチ
でフイルム幅方向に離間して直線状に配置した画面検出
センサ10を用いたが、この他に、第7図に示すように、
ネガフイルム72の幅とほぼ同じ長さの受光部70を有する
CCDラインセンサ71を用いて、ネガフイルム72の画面部7
3の他にパーフォレーション形成部74も測光するように
してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、画面部の透過
濃度の他にパーフォレーション形成部の透過濃度も測光
して、フイルムベース濃度を検出するようにしたので、
確実にベース濃度が得られるようになり、画面検出を確
実に行うことができる。すなわち、従来のようにフイル
ム先端の未露光部の透過濃度からベース濃度を得るよう
にしたものでは、フイルム先端部が未露光部でない場合
には、画面検出が不可能になるが、このようなことはな
く、確実に画面を検出することができる。
また、光源光量信号の変動を抑えて一定値を出力する
ためのゲイン調節用設定値を求め、このゲイン調節用設
定値により前記増幅器を用いて光源光量信号を増幅する
とともに、画面透過信号を前記ゲイン調節用設定値に係
数を乗じた高ゲインで増幅したから、光源光量の変動を
補正した画面透過信号が得られるようになる。したがっ
て、光源光量に変動がある場合でも画面を確実に検出す
ることができる。しかも、画面透過信号はゲイン調節用
設定値に係数を乗じた高ゲインで増幅したから、画面濃
度部によるフイルム透過率の変化を強調した信号が得ら
れるようになる。これにより分解能が向上し、画面検出
精度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施した写真フイルムの画面検出装
置を示すブロック線図である。 第2図は、画面検出センサを示す分解斜視図である。 第3図は、画面検出装置のコントローラの処理手順を示
すフローチャートである。 第4図は、他の実施例を示す回路図である。 第5図は、他の実施例における写真フイルムの画面検出
装置を示すブロック線図である。 第6図は、同実施例でのコントローラの処理手順を示す
フローチャートである。 第7図は、他の実施例における画面検出センサを示す説
明図である。 10……画面検出センサ 11……ネガフイルム 11A……パーフォレーション 11B……画面 11C……素ネガ部 12……光源 20……受光センサ 22A,22G……パーフォレーション検出用受光部 22B〜22F……画面検出用受光部 30……マルチプレクサ 31……コントローラ 32,61……オペアンプ 36……ゲイン調節部 38……A/D変換器 46……フイルム送りパルスモータ 60……D/A変換器 70……CCDラインセンサ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パーフォレーション付きの写真フイルムを
    長手方向に走査して画面位置を検出する写真フイルムの
    画面検出装置において、 前記パーフォレーションの形成部を透過した光を検出す
    る第1の受光部と、前記フイルムの画面部を透過した光
    を検出する第2の受光部と、第1の受光部の出力信号か
    ら写真フイルムのベース濃度信号を抽出するベース濃度
    抽出部と、第2の受光部の出力信号と前記ベース濃度信
    号とを比較してこれらの信号が一致したときに画面検出
    信号を出力する比較判定部とからなることを特徴とする
    写真フイルムの画面検出装置。
  2. 【請求項2】パーフォレーション付きの写真フイルムを
    長手方向に走査して画面位置を検出する写真フイルムの
    画面検出装置において、 前記パーフォレーションの形成部を通過した光を検出す
    る第1の受光部と、前記フイルムの画面部を透過した光
    を検出する第2の受光部と第1の受光部の信号からパー
    フォレーションを通過した光源光量信号を抽出する光源
    光量抽出部と、前記光源光量信号と第2の受光部の信号
    とを増幅するゲイン調節可能な増幅器と、 前記光源光量信号の変動を抑えて一定値を出力するため
    のゲイン調節用設定値を求め、このゲイン調節用設定値
    により前記増幅器を用いて光源光量信号を増幅するとと
    もに、画像透過信号を前記ゲイン調節用設定値に係数を
    乗じた高ゲインで増幅し、この増幅後の信号に基づき画
    像濃度部によるフイルム透過率の変化を強調した信号を
    得て、この信号により画面を検出するコントローラとを
    備えたことを特徴とする写真フイルムの画面検出装置。
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