JP2717383B2 - 抽伸機 - Google Patents

抽伸機

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JP2717383B2
JP2717383B2 JP7210360A JP21036095A JP2717383B2 JP 2717383 B2 JP2717383 B2 JP 2717383B2 JP 7210360 A JP7210360 A JP 7210360A JP 21036095 A JP21036095 A JP 21036095A JP 2717383 B2 JP2717383 B2 JP 2717383B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイスに通した線
あるいは棒等の金属材料(被抽伸材)をつかんで引き抜
く抽伸機に関し、特にダイスを通した材料をエンドレス
チェーンに取り付けたジョーにより把持して引き抜く連
続抽伸機に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に抽伸機は、金属材料を所要の形状
に加工するためのダイスと、該ダイスに通した線条の金
属材料(被抽伸材)をつかんで引き取る引取手段とから
構成される。従来の引取手段として、タイミングベルト
の外周に皮ベルトを重ねて巻き、上下の皮ベルトによっ
て線条を挟んで引き取るものがある。ところが、これで
は、タイミングベルトと皮ベルトとの間に速度差が生じ
るし、また皮ベルトと線条の間でもスリップが生じ、速
度がばらついて高速運転には不適である。さらに、進行
方向に対して皮ベルトが横方向にずれを生じ、線条が曲
がり、品質低下となりやすい。
【0003】そこで、高速化を図るためにエンドレスチ
ェーンを用いたものがあり、この引取手段について、実
公平3ー31460号公報に次のような引取機が開示さ
れている。この引取機は、図13,14の如く、上下一
対のエンドレスのチェーン100が設けられ、該チェー
ン100には2部分に分割されるコマ101a,101
bが固着されている。そして、線条Aを上下に配された
チェーン100に設けられた各コマ101a間に挿通
し、上下からコマ101a、101bの背面を押圧して
線条Aを把持し、チェーン100の駆動により線条Aを
引き取るものである。
【0004】前記チェーン100は、一対のローラチェ
ーン102のピン103の中央部に、前記コマ101
a,101bがピン103を挟持して2本のボルト10
4により固着され、さらにコマ101a,101bの両
側にベアリング105が外嵌固定されている。また、ベ
アリング105は、チェーン102が駆動したとき、連
結腕106にボルト107で取り付けられたレール10
8に揺動を規制されながらその上を摺動し走行する。そ
のため、同じピン103に取り付けられたコマ101
a,101bの揺動がなくなる。
【0005】このような構成によって、コマ101a,
101bの線条Aをつかんでいる部分の左右のずれをな
くし、線条Aが曲がらないようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記引
取機においては、コマ101aの横方向のずれに対して
規制しているが、上下方向に対しては両側のベアリング
105およびピン103を介して間接的に押圧してお
り、ベアリング105を押圧するバランスがくずれると
レール108の水平度が得られず、線条Aの真直度が低
下する原因となり、製品の品質が低下する。
【0007】本発明は、上記に鑑み、高速運転を行いな
がら水平方向にもずれが生じずに高品質な引き抜き加工
を行える抽伸機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、被抽伸材をつかんで引き抜くジョー(コマ)を
数個有する上下一対の2列エンドレスチェーンと、エン
ドレスチェーンの背面を押圧してジョーを水平に案内す
る上下動自在な水平部材とを備え、前記ジョーの進行方
向と平行な左右方向の両端に緩やかな傾斜がつけられた
ものである。 また、エンドレスチェーンは、左右一対の
ピンにより結合された前後一対のプレートと、プレート
より内側でピンに回転自在に支持された前後一対のロー
ラと、ローラの間において各ピンに取り付けられたブロ
ックとからなり、ブロックの表面にジョーが着脱自在に
装着され、左右方向のプレートの間に連結プレートが配
されて隣り合うブロック同士の間隔がとられたものであ
る。 そして、水平部材に、ジョーの横ずれを防止するた
めにジョーを一直線に案内するレールが設けられ、ブロ
ックに、レールに係合して摺動する摺動部が設けられ、
エンドレスチェーンの進行方向および上下方向の張りを
調節する張り調節手段が設けられたものである。
【0009】これによって、被抽伸材を傷付けることな
く引き抜き加工でき、エンドレスチェーンのブロックが
水平部材によって水平にしかも一直線に案内されること
になり、ジョーの直進性および水平度が保たれる。ま
た、エンドレスチェーンの張力が変化しても、張り調節
手段により、エンドレスチェーンの張りを調節すること
によって張力を一定に保持でき、エンドレスチェーンの
ばたつきを防止する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の抽伸機は、図1の如く、
被抽伸材Aをつかんで引き抜くジョー1を有する上下一
対の2列エンドレスチェーン2と、該エンドレスチェー
ン2の背面を押圧して前記ジョー1を水平に案内する上
下動自在な水平部材3とを備え、前記エンドレスチェー
ン2は、図2〜4の如く、左右一対のピン4により結合
された前後一対のプレート5と、該プレート5の内側で
ピン4に回転自在に支持された前後一対のローラ6と、
該ローラ6の間において各ピン4に取り付けられたブロ
ック7とからなる。エンドレスチェーン2は、ブロック
7の両側に連結板9、スペーサ10、ローラ6、スペー
サ11、プレート5が順番に配され、さらにその外側に
連結プレート12が配され、ピン4が前後方向に挿通さ
れたものを一組として、これを互いに連結して輪を形成
している。ここで、左右方向のプレート5の間にある連
結プレート12によりブロック7の間隔をとることでジ
ョー1同士が離間され、ジョー1同士が狭すぎることに
より被抽伸材Aに傷がつく問題を解消している。
【0011】そして、図5の如く、エンドレスチェーン
2は左右一対の2枚の歯車20,21に架け渡され、一
方の歯車20に本体22の台23の上に設置された駆動
源であるモータ24から回転軸、歯車等の伝達部材25
を介して回転駆動力が伝達され、上下のエンドレスチェ
ーン2は互いに反対向きに回転する。なお、図5中、2
6はダイス装置、27はモータおよびトロコイドポンプ
であり、28は引き抜きダイスの潤滑および冷却装置の
タンク、29は潤滑液戻し樋である。
【0012】前記ブロック7は、ピン4が挿通される基
台30、該基台30にボルト31により固着されたジョ
ー装着用装着台32からなる。基台30の表面側には凹
み30aが形成され、この凹み30aに装着台32が嵌
合される。装着台32は表面側が切り欠かれており、そ
の一側が基台30にボルト33により固着された押え板
34によって基台30に向かって押さえられている。そ
して、装着台32と押え板34によって前後方向に蟻溝
が形成されている。
【0013】前記ジョー1は、左右方向に横長とされ、
表面に前後方向の中央を通る半円状の直線溝1aが形成
され、ここを被抽伸材Aが通る。また、ジョー1の左右
両端には図3に示すようにa>bとなる傾斜がつけられ
ており、上下のジョー1が接触するときおよび離間する
ときに被抽伸材Aに対してジョー1の角が当たることを
防いで、被抽伸材Aへの傷付きを防止している。
【0014】そして、ジョー1の下部は前記蟻溝に対応
した形状とされ、蟻溝に挿嵌されて固定されている。ま
た、蟻溝には、ジョー1の前後方向の位置を規制する止
め部材35が嵌合され、ボルト36により装着台32に
固着されている。すなわち、ブロック7にジョー1を固
定するときは、押え板34を固着しているボルト33を
緩め、ブロック7の蟻溝の前側からジョー1の下部を挿
嵌し、ジョー1を止め部材35に当接するまで挿嵌して
から、押え板34によって押さえつける。これによっ
て、ジョー1はブロック7に対して水平かつ前後方向の
中心上に位置決めされる。
【0015】前記水平部材3は、両端に傾斜がつけられ
た平板とされ、上下のエンドレスチェーン2の内側にお
いてジョー1が対向する側にそれぞれ配され、図6〜8
の如く、支持体40にボルト41により固着されてい
る。支持体40は、フレーム42に上下方向に固定され
た支持杆43に上下動自在に嵌合された摺動体44に固
定されている。
【0016】そして、水平部材3の表面の前後方向中央
にレール45が突設されており、ブロック7の基台30
の裏面にレール45と係合して摺動する凹状の摺動部4
6が形成されている。また、水平部材3の表面をローラ
6が転動するようになっており、ブロック7はレール4
5に案内されて水平部材3に沿って水平に、かつ中心ず
れすることなく移動する。したがって、ジョー1は一直
線に進行することになり、横ずれが防止される。
【0017】また、水平部材3を上下動させて水平度を
保持するために、水平部材3をブロック7の裏面に向け
て押圧する押圧手段50が設けられている。押圧手段5
0は、各支持体40に対応して左右一対に設けられ、摺
動体44に取り付けられたラック51と、該ラック51
に噛合するピニオン52と、ピニオン52が外嵌固定さ
れた横軸53と、横軸53を回転させるエアシリンダ5
4とからなり、横軸53とエアシリンダ54とはクラン
ク55によって連結され、クランク55の一端は横軸5
3にキー嵌合され、他端はエアシリンダ54のロッド5
4aの先端に回動自在に支持されている。なお、上側の
水平部材3に対しては横軸53よりも前側でピニオン5
2とラック51が噛合し、下側の水平部材3に対しては
後側で噛合するような配置とされている。そして、エア
シリンダ54のロッド54aが伸縮することにより、ク
ランク55が横軸53を回動させ、横軸53に嵌合固定
されたピニオン52が回転し、該ピニオン52に噛合し
ている各ラック51が互いに近接、あるいは離間する方
向に上下移動する。それに伴って水平部材3が上下方向
に摺動し、上下に配されている水平部材3が互いに近接
してブロック7を介してジョー1への押圧力が与えられ
たり、離間して押圧力が取り除かれたりする。なお、エ
アシリンダ54の代わりにオイルシリンダを用いたり、
モータによる駆動力とトルクリミッタによる圧力の制限
機構を用いて横軸53を回動させてもよい。
【0018】ところで、エンドレスチェーン2を両歯車
20,21に架け渡しているだけでは緩んできて、ジョ
ー1を水平に移動させることができなくなる。そこで、
エンドレスチェーン2の張りを調節する張り調節手段と
して、エンドレスチェーン2の上下方向の張りを調節す
る上下調節機構と、左右方向の張りを調節する横調節機
構の2つの機構が設けられている。
【0019】上下調節機構は、図9,10の如く、水平
部材3に背を向けて配されてエンドレスチェーン2に当
接する押し部材60と、該押し部材60の上下位置を可
変する角ねじ61とを備えている。押し部材60は、水
平部材3と同じ形状であり、図6の如く、水平部材3と
同じように支持体62、摺動体63を介して支持杆43
に上下動自在に支持されている。なお、下側の押し部材
60は、水平にはなっておらず、エンドレスチェーン2
の重量による垂れ下がりを考慮してやや下に向けて湾曲
している。角ねじ61は、両支持杆43の中間において
フレーム42に固定された取付片64に回転自在に支持
され、角ねじ61には、支持体62と一体になった連結
片65が外嵌され、上端あるいは下端のつまみ61aを
回転させることによって押し部材60が上下動し、エン
ドレスチェーン2の張りを調節する。なお、内側の取付
片64に緩み止め用のボルト66、ナット67が設けら
れ、ボルト66の高さは連結片65に当接するように調
節されている。
【0020】横調節機構は、図11,12の如く、一方
の歯車21の支持軸70を取り付けた移動体71と、該
移動体71を水平方向に移動させるボルト72とによっ
て歯車21を左右方向に移動させている。移動体71は
水平な2本の平行棒73に摺動自在に支持されており、
平行棒73は一端がフレーム42に固定され、他端がフ
レーム42に固定されたL形片74に嵌合されている。
ボルト72は、L形片74を貫通し、その先端が移動体
71に取付けられたロードセル75に当接している。ま
た、ボルト72には回り止め用のナット76が外嵌され
ている。そして、ボルト72を回すことにより、ボルト
72の先端がロードセル75を介して移動体71を付勢
することにより、歯車21が左に移動してエンドレスチ
ェーン2の張りを強くする。また、弱める場合はボルト
72を逆に回すことにより移動体71への付勢力を弱め
る。そして、ロードセル75によってエンドレスチェー
ン2の張りを測定しており、この測定結果に基づいてエ
ンドレスチェーン2の上下方向および左右方向の張り具
合を調節している。
【0021】なお、この抽伸機には、図1に示すよう
に、オイルミスト潤滑装置80が設けられており、オイ
ルミスト潤滑装置80は、オイルミストを霧状に噴霧す
る噴霧ノズル81と、該噴霧ノズル81にオイルミスト
を給油するポンプ等の潤滑ユニット82とからなり、噴
霧ノズル81はエンドレスチェーン2が緩む箇所、すな
わち、歯車20と押し部材61との間の部分に対向させ
て配置されており、エンドレスチェーン2に給油を行う
ことによってエンドレスチェーン2の寿命を延ばすこと
ができる。
【0022】上記構成において、上下に配されたエンド
レスチェーン2に取り付けられた両ジョー1が対向する
位置に、ダイス装置26を通過した被抽伸材Aの先端を
挿通する。そして、抽伸機を起動すると、モータ24の
回転駆動力により、エンドレスチェーン2が回転する。
また、エアシリンダ54のロッド54aが伸び、横軸5
3が回転することで、横軸53に嵌合固定されたピニオ
ン52が回転し、該ピニオン52に噛合した両ラック5
1が対称方向に移動する。そして、各水平部材3は被抽
伸材A方向に移動することによって、ジョー1が背面よ
りブロック7を介して押圧され、ジョー1が被抽伸材A
を一定の圧力で把持しながら移動する。
【0023】このとき、エンドレスチェーン2に取り付
けられたブロック7の摺動部46が、水平部材3のレー
ル45に案内され、ブロック7は水平にかつ中心ずれす
ることなく進行し、しかも張り調節手段によりエンドレ
スチェーン2の張りが保たれているので、ブロック7に
取り付けられたジョー1は横ずれなく一直線に進行す
る。こうしてエンドレスチェーン2の進行方向に被抽伸
材Aが引かれて、被抽伸材Aが連続的に真直度の高い棒
状に加工される。
【0024】また、抽伸機を長時間使用していると、エ
ンドレスチェーン2の張りが緩み、ジョー1が水平に移
動しなくなる。これを防止するため、ロードセル75の
測定値からエンドレスチェーン2が緩んできたと判断さ
れると、張り調節手段によりエンドレスチェーン2の張
りを調節する。左右方向の張りを調節するときは、ボル
ト72を回すことにより移動体71を介して歯車21を
左右に移動させる。上下方向の張りを調節するときは、
つまみ61aを回転させることにより角ねじ61が回転
し、押し部材60を上下方向に移動させる。したがっ
て、高速運転を行ってもエンドレスチェーン2がばたつ
くことはない。
【0025】さらに、抽伸機を連続的に駆動している
と、ジョー1が被抽伸材Aとの摩擦により摩耗して交換
が必要になる。このジョー1を交換するときは、ブロッ
ク7の押え板34を固着しているボルト36を緩め、ジ
ョー1を前方向に押し出して取り外し、新しいジョー1
の下部をブロック7上に形成された蟻溝に係合するよう
に後方へ押し入れ、再びボルト36を締め付ける。
【0026】このように、ジョー1がブロック7を介し
てエンドレスチェーン2に取り付けられているので、従
来のタイミングベルトの上に皮ベルトを重ねて巻いたも
のとは違い速度差を生じることはなく、また水平部材3
によりジョー1を背面より押圧しているので、ジョー1
と被抽伸材Aがスリップすることがなく高速運転が可能
である。
【0027】さらに、水平部材3に設けられたレール4
5にブロック7に設けられた摺動部が係合して摺動する
ため、ジョー1が一直線にかつ水平に移動し、横ずれが
なく水平度が保たれるので、被抽伸材Aが曲がることな
く非常に高品質な引き抜き加工が行える。
【0028】さらに、張り調節手段が設けられているの
で、エンドレスチェーン2の張りを調節することによ
り、エンドレスチェーン2の緩みがなくなり、しかも、
ロードセルが設けられているので、エンドレスチェーン
2の張り具合を認識でき、必要に応じて調節することに
よって、エンドレスチェーン2の張力を一定にすること
ができる。そして、ジョー1の摩耗に対する交換におい
ても、ブロック7の蟻溝にジョー1を挿入しボルト36
による締め付けを行うだけでよいので、非常に容易に交
換でき、交換時間も短くて済む。
【0029】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、張り調節手段のボルトの回転あるいはつまみの回転
をモータにより行ってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、左右方向にあるプレートの間にある連結プレー
トにより隣り合うブロックの間隔をとっているので、ジ
ョー同士が離間され、ジョー同士が狭すぎることにより
被抽伸材を傷付けるといったことを防止できる。また、
ジョーの左右両端に緩やかな傾斜をつけると、被抽伸材
に対してジョーが接触するときおよび離間するときにジ
ョーの角が当たって傷付けるといったことを防止でき
る。 そして、ジョーがブロックを介してエンドレスチェ
ーンに取り付けられ、水平部材によりジョーを背面より
押圧しているので、ジョーと被抽伸材がスリップするこ
とがなく高速運転が可能である。さらに、水平部材に設
けられたレールにブロックに設けられた摺動部が係合し
て摺動するため、ジョーが一直線にかつ水平に移動し、
横ずれがないので、被抽伸材は曲がることなく、非常に
高品質な引き抜き加工を行うことができる。
【0031】しかも、張り調節手段が設けられているの
で、エンドレスチェーンの張力を一定にでき、エンドレ
スチェーンがばたつかず高速運転しても高品質な加工が
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抽伸機の正面図
【図2】エンドレスチェーンの構成を示す平面図
【図3】エンドレスチェーンの一部破断正面図
【図4】エンドレスチェーンの側面図
【図5】抽伸機の概略平面図
【図6】水平部材および押し部材を示す断面図
【図7】押圧手段の側面図
【図8】押圧手段の平面図
【図9】上下調節機構を示す側面図
【図10】上下調節機構の取り付け位置を示す図
【図11】横調節機構を示す側面図
【図12】横調節機構を示す正面図
【図13】従来の引取機の概略図
【図14】引取機のチェーントラックの一部破断図
【符号の説明】
1 ジョー 2 エンドレスチェーン 3 水平部材 4 ピン 5 プレート 6 ローラ 7 ブロック 45 レール 46 摺動部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被抽伸材をつかんで引き抜くジョーを
    数個有する上下一対の2列エンドレスチェーンと、該エ
    ンドレスチェーンの背面を押圧しながら表面に沿わして
    案内する上下動自在な水平部材とを備え、前記ジョーの
    進行方向と平行な左右方向の両端に緩やかな傾斜がつけ
    られたことを特徴とする抽伸機。
  2. 【請求項2】 被抽伸材をつかんで引き抜くジョーを複
    数個有する上下一対の2列エンドレスチェーンと、該エ
    ンドレスチェーンの背面を押圧しながら表面に沿わして
    案内する上下動自在な水平部材とを備え、前記エンドレ
    スチェーンは、左右一対のピンにより結合された前後一
    対のプレートと、該プレートより内側で前記ピンに回転
    自在に支持された前後一対のローラと、該ローラの間に
    おいて各ピンに取り付けられたブロックとからなり、該
    ブロックの表面に前記ジョーが着脱自在に装着され、前
    記ジョーの左右方向の両端に緩やかな傾斜がつけられ、
    左右方向のプレートの間に連結プレートが配されて隣り
    合うブロック同士の間隔がとられたことを特徴とする抽
    伸機。
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