JP2716798B2 - 弾力性カラー舗装材組成物 - Google Patents

弾力性カラー舗装材組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は弾力性カラー舗装材組成物に関し、特にアス
ファルト、コンクリート等の表面に被覆することにより
形成されるテニスコート、運動競技用コート等に好適な
弾力性を有する水性弾力性カラー舗装材組成物に関する
ものである。
〔従来の技術及びその課題〕
本発明者は先に多層構造を有するアクリル系水性エマ
ルジョンを用いて、水性カラー舗装材を提案した(特開
昭63−156871号公報)。
この舗装材はアスファルト等の下地との接着性、耐水
性、耐ブリスター性、耐摩耗性等に優れたものであった
が、特にテニスコート、運動競技用コート等に要求され
る適度な弾力性については十分に満足できるものではな
かった。
〔発明の目的〕
本発明は前述の特開昭63−156871号公報に記載された
水性カラー舗装材を改良し、スポーツ施設にも十分満足
できる適度な弾力性と平滑性及び運動靴との間に適度な
摩擦抵抗を有する水性カラー舗装材組成物を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は上記の課題を解決するために鋭意検討した
結果、特定の粒度分布を有するゴム粉を含有する弾力性
カラー舗装材組成物が本発明の目的を達成できることを
見出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、 (a) アクリル系架橋反応性モノマーを含む3種以上
のモノマーであり、それらの重合体のガラス転移点が20
℃以下であるモノマー(I)を乳化重合した重合体エマ
ルジョンの存在下で、アクリル系架橋反応性モノマーを
含む3種以上のモノマーであり、それらの重合体のガラ
ス転移点が40℃以上であるモノマー(II)を乳化重合し
て得られるアクリル系重合体エマルジョン 100重量部 (b) 最大径が、 1.2mmより大きいもの 0〜10重量% 1.2〜0.3mmのもの 30〜80重量% 0.3mmより小さいもの 20〜70重量% からなるゴム粉 50〜400 重量部 (c) 造膜助剤 1〜30 重量部 (d) 着色顔料 2〜60 重量部 (e) 骨 材 5〜100 重量部 及び、 (f) 分散剤 0.3〜30 重量部 からなることを特徴とする水性弾力性カラー舗装材組成
物を提供するものである。
本発明のアクリル系重合体エマルジョン(a)は一般
に、多層構造エマルジョンといわれるものであり、前記
モノマー(I)を乳化重合した重合体エマルジョンの存
在下で、前記モノマー(II)を重合する公知の多段重合
法によって合成される。
上記エマルジョン(a)を構成するモノマー(I)及
びモノマー(II)の一種として用いられるアクリル系架
橋反応性モノマーとしては、アクリルアミド、N−メチ
ロールアクリルアミド、メタクリル酸グリシジル、アク
リル酸グリシジル等が挙げられ、これらのモノマーはモ
ノマー(I)及び(II)総量中、それぞれ0.5〜15重量
%の範囲で使用される。これらのモノマーの使用量が0.
5重量%未満では耐水性が劣り、また15重量%以上では
皮膜が硬すぎて好ましくない。
モノマー(I)は上記のアクリル系架橋反応性モノマ
ーのうちの1種以上を含み、更に2種以上のその他のモ
ノマーを組み合わせることによってガラス転移点が20℃
以下の重合体が構成される。ここでその他のモノマーと
しては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル等のアク
リル酸エステル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸−2−エチル
ヘキシル等のメタクリル酸エステル;アクリル酸、メタ
クリル酸等の不飽和カルボン酸;スチレン、酢酸ビニ
ル、クロロプレン、エチレン、ブタジエン、アクリロニ
トリル、ベオバ等の化合物が挙げられる。
これらのモノマーのうち不飽和カルボン酸を0.2〜8
重量%用いるのが好ましい。この不飽和カルボン酸はア
クリル系架橋反応性モノマーの架橋を促進し、またエマ
ルジョンの安定性を高める作用をする。
重合体のガラス転移点を20℃以下にするモノマーの組
合せ方としては、ホモポリマーのガラス転移点が70℃以
上になるモノマーと0℃以下になるモノマーの2種以上
を組合せることが好ましい。通常はホモポリマーのガラ
ス転移点が70℃以上のモノマーを10〜60重量%、0℃以
下になるモノマーを90〜40重量%の範囲で組合せて用い
られる。ホモポリマーのガラス転移点が70℃以上のモノ
マーがの使用量が10重量%未満では耐水性が劣り、また
60重量%以上では皮膜の弾力性が劣り好ましくない。
モノマー(II)は上記のアクリル系架橋反応性モノマ
ーのうちの1種以上を含み、更に2種以上のその他のモ
ノマーを組み合わせることによってガラス転移点が40℃
以上の重合体が構成される。ここでその他のモノマーと
してはモノマー(I)を構成するのに用いたその他のモ
ノマーと同様のモノマーが用いられる。また、ガラス転
移点を40℃以上にするためのモノマーの組合せ方として
は、やはりホモポリマーのガラス転移点が70℃以上にな
るモノマーと0℃以下になるモノマーの2種以上を組合
せることが好ましい。通常はホモポリマーのガラス転移
点が70℃以上のモノマーを60〜100重量%、0℃以下に
なるモノマーを40〜0重量%の範囲で組合せて用いられ
る。ホモポリマーのガラス転移点が70℃以上のモノマー
の使用量が60重量%未満では耐ブリスター性、接着性が
劣るので好ましくない。
上記で述べたホモポリマーのガラス転移点が70℃以上
になるモノマーとしては、アクリロニトリル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸−t−ブチル、スチレン等が
挙げられる。また、ホモポリマーのガラス転移点が0℃
以下であるモノマーとしてはアクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタク
リル酸−2−エチルヘキシル等が挙げられる。
共重合体のガラス転移点は実測により求められるが、
モノマーの組合せによって以下の計算式により推定する
こともできる。
1/Tg=Wa/Tga+Wb/Tgb+… Tg;共重合体のガラス転移点(゜K) Tga;aモノマーの単独重合体のガラス転移点(゜K) Tgb;bモノマーの単独重合体のガラス転移点(゜K) Wa;aモノマーの重量分率 Wb;bモノマーの重量分率 本発明においてモノマー(I)とモノマー(II)の使
用量の比率は通常(I)/(II)=40/60〜90/10の範囲
である。
本発明に使用するゴム粉(b)は球状、繊維状、立方
状等の形態のものが使用でき、その形状は特に限定され
ないが、その最大粒径について以下の粒径分布を有する
必要がある。すなわち、 1.2mmより大きいもの 0〜10重量% 1.2〜0.3 mmのもの 30〜80重量% 0.3Mmより小さいもの 20〜70重量% から構成されるゴム粉が使用される。
ゴム粉の粒径が0.3mmより小さいものの含有量が70重
量%を越えると表面の平滑性は良好であるが、弾力性が
十分でなくなり、また粒径が1.2mmより大きいものの含
有量が10重量%を越えると表面の平滑性が劣りテニスコ
ート等に用いるには適さなくなる。
本発明に用いられるゴム粉(b)としてはウレタン
系、SBR系、天然ゴム系等のいずれのゴム粉も使用で
き、特に限定されるものではない。経済性を考慮して生
産廃棄物からの再生利用ゴムを使用することもできる。
またゴム粉(b)の色調としては、白色、緑色、黒色、
赤色等特に制約されるものではないので、希望する色彩
のものを選択できる。
ゴム粉(b)の配合量としては、アクリル系重合体エ
マルジョン(a)固形分100重量部に対してゴム粉を50
〜400重量部配合することが必要であり、ゴム粉の配合
量が50重量部未満では形成される塗膜の弾力性が不十分
であり、また400重量部を越えると表面が粗面になった
り、あるいはゴム粉の飛散が多くなるので好ましくな
い。
本発明に使用する造膜助剤(c)としては公知のもの
が使用でき、例えばフタール酸系可塑剤、テキサノール
系、セロソルブ系溶剤、酢酸ブチル、キシレン、トルエ
ン等の物質を挙げることができる。造膜助剤(c)の役
割はカラー舗装材組成物の常温での造膜性を付与するこ
とである。
造膜助剤(c)は、アクリル系重合体エマルジョン
(a)固形分100重量部に対して1〜30重量部添加する
ことが必要であり、造膜助剤(c)の添加量が1重量部
未満では被塗物との密着性が劣り、また30重量部を越え
ると形成される塗膜の耐ブリスター性が劣るようになる
ので好ましくない。
本発明に用いられる着色顔料(d)としては例えば酸
化チタン系、ベンガラ系、酸化クロム系等の無機系のも
の、及びフタロシアニン系、アゾ系等の有機系のものが
挙げられる。着色顔料の添加量はアクリル系重合体エマ
ルジョン(a)固形分100重量部に対して2〜60重量部
とすることが必要であり、着色顔料の添加量が2重量部
未満では着色力が不十分で、また60重量部を越えると着
色度合いが強すぎて目に疲労感を与えるので好ましくな
い。
本発明に用いられる骨材(e)としては例えば硅砂、
硅石粉、アスベスチン、亜鉛華、寒水石、マイカ粉、タ
ルク、クレー、水酸化アルミニウム、ケイソウ土、石
膏、炭酸バリウム、硫酸バリウム、ガラス粉末、カルシ
ウムメタシリケート粉等が挙げられる。骨材(e)の役
割は、塗膜が乾燥する際の収縮を緩和させることであ
る。
これらの骨材(e)はアクリル系重合体エマルジョン
(a)固形分100重量部に対して5〜100重量部の範囲で
添加することが必要である。骨材の添加量が5重量部未
満では塗膜が乾燥する際の収縮が大で、クラックが発生
しやすくなり、また100重量部を越えると弾力性が不十
分となるので好ましくない。なお、ケイソウ土を5〜50
重量部用いた場合には良好なつや消し性のカラー舗装材
組成物が得られる。
本発明に用いられる分散剤(f)としては例えばポリ
アクリル酸ソーダ、トリポリ燐酸ソーダ、スチレン−マ
レイン酸系レジン、アニオン系あるいはノニオン系の界
面活性剤等が挙げられる。分散剤(f)はゴム粉
(b)、着色顔料(d)、骨材(e)を分散させるため
の助剤として作用する。
分散剤(f)はアクリル系重合体エマルジョン(a)
固形分100重量部に対して0.3〜30重量部の範囲で添加す
ることが必要である。分散剤(f)の添加量が0.3重量
部未満ではカラー舗装材組成物の分散安定性が劣り、ま
た30重量部以上では耐水性が低下するので好ましくな
い。
本発明の弾力性カラー舗装材組成物には上記(a)〜
(f)成分の他に、組成物を更に安定化させるためにチ
クソトロピー付与剤を添加することが好ましい。
チクソトロピー付与剤としては例えば合成微粉シリ
カ、ベントナイト、有機ベントナイト、極微細表面処理
炭酸カルシウム等が挙げられる。チクソトロピー付与剤
はゴム粉(b)と骨材(e)の分離防止のための助剤と
して作用する。
チクソトロピー付与剤はアクリル系重合体エマルジョ
ン(a)固形分100重量部に対して0.1〜10重量部の範囲
で添加される。チクソトロピー付与剤の添加量が0.1重
量部未満ではカラー舗装材組成物の分離・沈降安定性が
劣り、また10重量部以上では流動性が劣るので好ましく
ない。
本発明の弾力性カラー舗装材組成物に必要に応じて添
加されるその他の成分としては、一般の塗料用添加剤、
例えば消泡剤、湿潤剤、増粘剤、中和剤、防腐剤、凍結
防止剤等が挙げられる。これらの各種配合材料の添加順
序は特に制限されない。
本発明の弾力性カラー舗装材組成物は、常温乾燥型で
あるため、加熱操作等は一切不要であり、通常の塗装方
法、例えばスプレー、レーキ、コテ等を使用して下地、
例えばアスファルトコンクリート、コンクリート、モル
タル等の表面に直接塗装施工できる。
本発明の弾力性カラー舗装材組成物を用いて施工され
る場所としては簡易道路、テニスコート、遊歩道路、屋
内外プールサイド、運動場、サイクリング道路、建物の
屋上等が挙げられる。
次に本発明の弾力性カラー舗装材組成物を下地に被覆
する際の下地の状況について説明する。
通常の場合、アスファルト、コンクリート等の下地の
表面に直接弾力性カラー舗装材組成物を被覆するのみで
充分に所期の目的は達成されるが、接着性が強く要求さ
れる場合や、色彩効果を高める場合、更には平滑な仕上
がり面が要求される場合には下地面と弾力性カラー舗装
材層との間に下塗り舗装材を施工するのが好ましい。こ
の下塗り舗装材としては例えばアクリル系重合体エマル
ジョン、造膜助剤、着色顔料、硅砂等を配合したものに
水を添加して撹拌混合したものが挙げられ、これをスプ
レーまたはレーキにて施工することが可能である。ま
た、これ以外にもアスファルト乳剤系、セメント系等の
下塗り舗装材を使用することができる。
〔実施例〕
以下実施例にて本発明を説明するが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。
なお、例中の部及び%は重量基準である。
合 成 例 <アクリル系重合体エマルジョンの合成> 重合缶に水26部を仕込み、これに水20部、ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル1部、ポリオキシエチ
レンラウリルサルフェート3部、スチレン9部、アクリ
ル酸ブチル21部、メタクリル酸グリシジル1部、アクリ
ルアミド0.2部及びメタクリル酸0.2部を混合した乳化液
と、水4部に過硫酸カリウム0.2部を溶解した触媒水溶
液を逐次添加しながら85℃で3時間乳化重合を行い、中
心層となるポリマーのエマルジョン〔モノマー(I)の
重合体エマルジョン〕を形成させた。このポリマーのガ
ラス転移点Tgは−20℃であった。
次にこの重合体エマルジョンを90℃に昇温し、これに
スチレン11部、メタクリル酸グリシジル1部及びメタク
リル酸0.7部を混合したガラス転移点Tgが98℃のモノマ
ー混合液〔モノマー(II)〕を逐次添加しながら2時間
乳化重合を行い、固形分約46%、粘度約200cps、pH9.0
のアクリル系重合体エマルジョンを得た。
実施例1〜3 上記合成例で得たアクリル系エマルジョンの固形分換
算で100部に対して、造膜助剤としてテキサノール9
部、表−1に示す各種粒径分布を有するゴム粉100部、
着色顔料として酸化鉄系ベンガラ30部、骨材として硅石
粉50部、分散剤としてポリアクリル酸ソーダ3部、チク
ソトロピー付与剤として有機ベントナイト1.5部、ヒド
ロキシエチルセルロース0.3部、及び消泡剤0.7部を添加
し、充分分散混合して本発明の弾力性カラー舗装材組成
物を得た。
実施例4 上記合成例で得たアクリル系エマルジョンの固形分換
算で100部に対して、造膜助剤としてブチルセロソルブ1
0部、表−1に示す各種粒径分布を有するゴム粉200部、
着色顔料として酸化鉄系ベンガラ30部、骨材として硅石
粉50部、分散材としてポリアクリル酸ソーダ3部及びト
リポリリン酸ソーダ2部、ヒドロキシエチルセルロース
0.2部、及び消泡材0.7部を添加し、充分分散混合して本
発明の弾力性カラー舗装材組成物を得た。
比較例1 ゴム粉を添加しなかった他は実施例と同様にしてカラ
ー舗装材組成物を得た。
比較例2,3 表−1に示す粒径分布を有するゴム粉を使用した他は
実施例と同様にしてカラー舗装材組成物を得た。
尚、上記の実施例及び比較例で使用したゴム粉は生産
廃棄物を再利用したものである。
上記実施例及び比較例で得られたカラー舗装材組成物
の(1)耐水性、(2)接着強度、(3)耐摩耗強度、
(4)耐候性、(5)耐ブリスター性、(6)平滑性及
び(7)弾力性を以下の方法によって評価し、その結果
を表−2に示した。
(1) 耐水性 アスファルトルーフィング紙にスプレーで各カラー舗
装材組成物を厚さ約1mmに塗装し、常温で7日間放置し
て自然乾燥後、水中に48時間浸漬し、肉眼でそれらの表
面状態を観察し、異常の有無を以下の基準によって判定
した。
評価基準 ○:異常なし △:白化膨潤少ない ×:白化膨潤著しい (2) 接着強度 常 態: アスファルト板(30cm×30cm×5cm)に各カラー舗装
材組成物をスプレーで厚さ約1mmになるように2回塗装
し、常温で7日間放置して自然乾燥後、建研式接着試験
機で引張強度を測定した。
耐 水: 上記の常態接着強度と同一条件で各カラー舗装材を
アスファルト板(30cm×30cm×5cm)に塗装し、常温で
7日間放置して自然乾燥後、水中に2日間放置して建研
式接着試験機で引張強度を測定した。
(3) 耐摩耗強度 常 態: 直径約10cmの丸型スレート板にスプレーで各カラー舗
装材組成物を厚さ約1mmに塗装し、常温で7日間放置し
て自然乾燥後、テーバー式摩耗試験機で100回転当たり
の摩耗mg数を測定した。(JIS K5665による) 耐 水: 上記の常態耐摩耗強度と同一条件で各カラー舗装材
をスレート板に塗装し、常温で7日間放置して自然乾燥
後、水中に1日放置後、テーバー式摩耗試験機で100回
転当たりの摩耗mg数を測定した。(JIS K5665による) (4) 耐候性(JIS K5400による) スレート板(10cm×5cm×0.5cm)にスプレーで各カラ
ー舗装材組成物を厚さ約1mmに塗装し、常温で7日間放
置して自然乾燥後、サンシャインウェザーメーターによ
る促進耐候試験を600時間行い、カラー舗装材組成物を
観察し、以下の基準により評価した。
評価基準 △:変色あり ○:異常なし (5) 耐ブリスター性 アスファルト板(7cm×15cm×3cm)にスプレーで各カ
ラー舗装材組成物を600g/m2塗装し、乾燥した後に更に
2回繰り返し塗装する。これを常温で7日間放置して自
然乾燥後、水中に24時間浸漬し、取り出した直後に赤外
線照射により20分間で表温度を80℃に加熱させてカラー
舗装材方面に発生するブリスター(フクレ)を観察し、
以下の基準により評価した。
評価基準 ○:異常なし △:20%未満のブリスター発生 ×:20%以上のブリスター発生 (6) 平滑性 アスファルト板(30cm×30cm×5cm)にスプレーで各
カラー舗装材組成物を600g/m2塗装し、乾燥した後に更
に1回繰り返し塗装する。これを常温で2日間放置して
自然乾燥後、表面の平滑性(ザラツキ性)を以下の基準
により指触判定した。
判定基準 ◎:ザラツキ非常に少ない ○:ザラツキ少ない △:ザラツキ少々多い ×:ザラツキ多い (7) 弾力性 アスファルト板(30cm×30cm×5cm)にスプレーで各
カラー舗装材組成物を600g/m2塗装し、乾燥した後に更
に2回繰り返し塗装する。これを常温で7日間放置して
自然乾燥後、1mの高さから落としたゴルフボールの反発
性及びショア式硬度計による硬さの総合から以下の基準
により弾力性を判定する。
判定基準 ◎:弾力性大きい ○:弾力性やや大きい △:弾力性やや小さい ×:弾力性小さい 〔発明の効果〕 本発明の弾力性カラー舗装材組成物は従来のものに比
較して耐水性、接着強度、耐摩耗性、耐ブリスター性及
び耐候性を維持し、且つテニスコート等のスポーツ施設
にも好適に使用できる平滑性、弾力性及び摩擦抵抗性を
兼備している。このため柔軟な足触りで運動することが
できるので、長時間運動しても疲労することは少ない。
また、運動靴との間に適度な摩擦を有しているため過激
な運動を行っても滑って転倒することも少ない。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) アクリル系架橋反応性モノマーを
    含む3種以上のモノマーであり、それらの重合体のガラ
    ス転移点が20℃以下であるモノマー(I)を乳化重合し
    た重合体エマルジョンの存在下で、アクリル系架橋反応
    性モノマーを含む3種以上のモノマーであり、それらの
    重合体のガラス転移点が40℃以上であるモノマー(II)
    を乳化重合して得られるアクリル系重合体エマルジョン
    100重量部 (b) 最大径が、 1.2mmより大きいもの 0〜10重量% 1.2〜0.3mmのもの 30〜80重量% 0.3mmより小さいもの 20〜70重量% からなるゴム粉 50〜400 重量部 (c) 造膜助剤 1〜30 重量部 (d) 着色顔料 2〜60 重量部 (e) 骨 材 5〜100 重量部 及び、 (f) 分散剤 0.3〜30 重量部 からなることを特徴とする水性弾力性カラー舗装材組成
    物。
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