JP2715481B2 - パルス幅変調信号再生回路 - Google Patents

パルス幅変調信号再生回路

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JP2715481B2 JP63260458A JP26045888A JP2715481B2 JP 2715481 B2 JP2715481 B2 JP 2715481B2 JP 63260458 A JP63260458 A JP 63260458A JP 26045888 A JP26045888 A JP 26045888A JP 2715481 B2 JP2715481 B2 JP 2715481B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パルス幅変調信号再生回路に関し、特にデ
ジタルオーディオテープレコーダ等のキュー(CUE)信
号再生回路に用いて好適なパルス幅変調信号再生回路に
関する。
〔発明の概要〕
本発明のパルス幅変調信号再生回路は、パルス幅変調
信号を微分した入力信号が供給される積分回路と、前記
入力信号が供給される微分回路と、この微分回路の出力
と前記積分回路の出力とを比較して前記パルス幅変調信
号のデューティ比に応じたパルス幅を有するパルス信号
を発生するコンパレータとから成り、例えばデジタルオ
ーディオテープレコーダのキュー(CUE)信号再生回路
に用いた場合、テープ走行速度を低速から高速まで可変
しても安定な再生出力を得ることができると共に回路構
成の簡易化を計ることができる。
〔従来の技術〕
従来のキュー(CUE)信号記録再生回路は、例えば実
開昭62−138328号公報に記載される如く、キュー信号
(アナログ信号)をパルス幅変調した信号を磁気テープ
に記録し、再生したパルス幅変調信号を復調して磁気テ
ープの録音位置をモニターする(頭出し)ようにしてい
る。
すなわち、第7図の従来のキュー信号記録再生回路の
一例を示すブロック図において、入力端子1に印加され
たキュー信号はパルス幅変調回路2に供給されてパルス
幅変調され、このパルス幅変調信号は増幅回路3を介し
て記録ヘッド4に供給され、磁気テープ5上に記録され
る。再生ヘッド6により再生されたパルス幅変調信号
は、波形整形回路7を通じてパルス幅変調信号再生回路
8に供給されて元のキュー信号が復調され、復調された
キュー信号はアナログ増幅器9により増幅されて出力端
子10に出力される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記波形整形回路7から供給される信
号は直流分がカットされているため前記パルス幅変調信
号を微分した信号となり、この微分信号がパルス幅変調
信号再生回路8に供給されるが、このパルス幅変調信号
再生回路8として一般に積分器、コンパレータ及びロー
パスフィルタを用いるため、磁気テープ5の走行速度を
低速から高速まで可変した時、積分器の出力が高速時に
低下し、キュー信号を再生できないおそれがあった。
この欠点を改善するため、テープ走行速度検出回路を
設け、この検出回路の出力に応じて積分器の高域遮断周
波数を切換えることが考えられるが、この場合には回路
構成が複雑になる欠点があった。
従って、本発明の目的は前記欠点を改良したパルス幅
変調信号再生回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のパルス幅変調信号再生回路は、パルス幅変調
信号を微分した入力信号が供給される積分回路と、前記
入力信号が供給される微分回路と、該微分回路の出力と
前記積分回路の出力とを比較して前記パルス幅変調信号
のデューティ比に応じたパルス幅を有するパルス信号を
発生するコンパレータとから構成される。
〔作用〕
テープ走行速度が定速時またはそれより速い高速時
は、積分回路の出力がコンパレータの基準レベルにな
り、この基準レベルと微分回路の出力とを比較すること
により前記パルス幅変調信号のデューティ比に応じたパ
ルス幅を有するパルス信号を発生するので、積分回路の
出力が高速時に低下しても微分回路から所定の出力が得
られるため、安定したパルス信号を再生することができ
る。
また、テープ走行速度が定速より遅い低速時には、微
分回路の出力は低下するが、積分回路から所定の出力が
得られ、この場合は微分回路の出力がコンパレータの基
準レベルとなり、この基準レベルと積分回路の出力とを
比較することにより前記パルス幅変調信号のデューティ
比に応じたパルス信号を安定に再生することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。(なお、従来例に対応する部分は同一番号を
用いて説明する) 第1図は本発明のパルス幅変調信号再生回路の基本構
成を示すブロック図で、11はパルス幅変調信号を微分し
た入力信号(例えば第7図の波形整形回路7の出力)が
供給される入力端子、12及び13は前記入力端子11の入力
信号がそれぞれ供給される積分回路及び微分回路であ
る。14は前記積分回路12の出力と微分回路13の出力とを
比較するコンパレータで、前記パルス幅変調信号のデュ
ーティ比に応じたパルス信号を有するパルス信号を出力
端子15に発生する。
次に、第1図の構成における定速時の動作について、
第2図A乃至第2図Dの波形図を参照して説明する。第
2図Aは、パルス幅変調信号を示し、例えば第7図のパ
ルス幅変調回路2の出力信号を表す。このパルス幅変調
信号は、記録ヘッド4により磁気テープ5上に記録さ
れ、再生ヘッド6により再生されることにより直流成分
がカットされ、第2図Bに示すようにパルス幅変調信号
を微分した信号になり、この微分信号が前記入力端子11
に印加される。従って、積分回路12の出力には、第2図
Cの点線で示す積分信号が得られると共に、微分回路13
の出力には第2図Cの実線で示す微分信号が得られる。
前記コンパレータ14は、磁気テープ5を定速で走行させ
る場合には、所定の積分信号及び微分信号が供給される
ので、積分信号を基準レベルとして微分信号と比較する
ことにより前記第2図Aに示すパルス幅変調信号のデュ
ーティ比に応じたパルス幅を有する第2図Dに示すパル
ス信号を出力端子15に出力し、このパルス信号を図示し
ないローパスフィルタに加えることによりアナログ信号
を復調することができる。
また、頭出しの際に磁気テープ5を低速で走行させる
場合には、入力端子11の微分信号は第3図Aに示す如
く、定速時に比べてレベルが低下し、周期が長くなるの
でキャリア周波数が低くなる。そして、微分回路13の出
力には第3図Bの実線で示すように定速時よりもレベル
の小さい微分信号が得られ、積分回路12の出力には第3
図Bの点線で示すように定速時よりもレベルの大きな積
分信号が得られる。従って、コンパレータ14は、前記微
分信号を基準レベルとして積分信号と比較することによ
り第3図Cに示すパルス信号を出力端子15に出力するこ
とができる。
更に、頭出しの際に磁気テープ5を高速で走行させる
場合には、入力端子11の微分信号は第4図Aに示すよう
に、定速度時に比べてレベルが増大し、周期が短くなる
のでキャリア周波数が高くなる。そして、微分回路13の
出力には第4図Bの実線で示すように定速時よりもレベ
ルの大きい微分信号が得られ、積分回路12の出力には第
4図Bの点線で示すように定速時よりもレベルの小さい
積分信号が得られる。従って、コンパレータ14は、前記
積分信号を基準レベルとして微分信号と比較することに
より第4図Cに示すパルス信号を出力端子15に出力する
ことができる。
次に、第5図の本発明の具体回路を示す回路接続図に
ついて説明する。
第5図において、20はインピーダンス変換回路で、第
1の演算増幅器21の反転入力端子と出力端子を直接接続
して構成される。前記第1の演算増幅器21の出力は積分
回路12及び微分回路13の入力に接続され、積分回路12は
第2の演算増幅器22、入力抵抗器R1、帰還抵抗器R2及び
帰還コンデンサC1とから構成され、微分回路13は第3の
演算増幅器23、入力抵抗器R3、入力コンデンサC2、帰還
コンデンサC3及び帰還抵抗器R4とから構成され、前記入
力抵抗器R1と入力抵抗器R3の一端が第1の演算増幅器21
の出力に接続される。24は前記コンパレータ14を構成す
る第4の演算増幅器で、非反転入力端子が第1の演算増
幅器22の出力に接続され、反転入力端子行が第3の演算
増幅器23の出力に接続される。
25はローパスフィルタで、、抵抗器R5とコンデンサC4
とからなり、抵抗器R5の一端は第4の演算増幅器24の出
力に接続されると共に、抵抗器R5とコンデンサC4の接続
点は前記出力端子26に接続される。
以上の構成における動作は、前述した第1図のパルス
幅変調信号再生回路と同様であるので、その詳細な説明
は省略する。
次に、第6図の本発明の積分回路12及び微分回路の周
波数対利得特性の一例を示す特性図について説明する。
第6図において、スロープSは積分回路12の積分特性、
スロープDは微分回路13の微分特性、fC1は積分回路12
の高域遮断周波数、fC2は微分回路13の低域遮断周波数
をそれぞれ示す。fαは積分回路12の積分定数(一例と
して、第5図の入力抵抗器R1の抵抗値と帰還コンデンサ
C1の容量の積)または微分回路13の微分定数(一例とし
て、第5図の入力コンデンサC2の容量と帰還抵抗器R4
抵抗値の積)で定まるカットオフ周波数である。
fSは、前記パルス幅変調信号の定速時のキャリア周波
数を示し、一例としてスロープD(微分特性)の略中央
に設定されている。従って、前述したように磁気テープ
5を低速で走行させる場合にはキャリア周波数fSは第6
図に示した周波数より低くなり、反対に高速で走行させ
る場合には高くなるが、いずれの場合にも積分回路12ま
たは微分回路13から安定な出力が得られる。
なお、第6図の一例ではパルス幅変調信号のキャリア
周波数fSをカットオフ周波数fαより高くしたが、例え
ばスロープSの積分特性の略中央に設定してもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように本発明によれば、パル
ス幅変調信号を微分した入力信号が供給される積分回路
と、前記入力信号が供給される微分回路と、該微分回路
の出力と前記積分回路の出力とを比較するコンパレータ
を設けることにより、例えばデジタルオーディオテープ
レコーダのキュー(CUE)信号再生回路に用いた場合、
テープ走行速度を低速から高速まで可変しても安定な再
生出力を得ることができる。
また、本発明によれば、テープ走行速度検出回路及び
積分器の高域遮断周波数を切換える回路が不要になるの
で、回路構成の簡易化を計ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のパルス幅変調信号再生回路の基本構成
を示すブロック図、第2図A乃至第2図Dは本発明の動
作説明に用いる波形図、第3図A乃至第3図C及び第4
図A乃至第4図Cはそれぞれ本発明の動作説明に用いる
波形図、第5図は本発明の具体回路を示す回路接続図、
第6図は本発明の積分回路及び微分回路の周波数対利得
特性の一例を示す特性図、第7図は従来のキュー(CU
E)信号記録再生回路の一例を示すブロック図である。 2……パルス幅変調回路 4……記録ヘッド 5……磁気テープ 6……再生ヘッド 8……パルス幅変調信号再生回路 12……積分回路 13……微分回路 14……コンパレータ 21……第1の演算増幅器 22……第2の演算増幅器 23……第3の演算増幅器 24……第4の演算増幅器 25……ローパスフィルタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス幅変調信号を微分した入力信号が供
    給される積分回路と、前記入力信号が供給される微分回
    路と、該微分回路の出力と前記積分回路の出力とを比較
    して前記パルス幅変調信号のデューティ比に応じたパル
    ス幅を有するパルス信号を発生するコンパレータとから
    成ることを特徴とするパルス幅変調信号再生回路。
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