JP2715466B2 - 高耐圧半導体装置 - Google Patents

高耐圧半導体装置

Info

Publication number
JP2715466B2
JP2715466B2 JP63220764A JP22076488A JP2715466B2 JP 2715466 B2 JP2715466 B2 JP 2715466B2 JP 63220764 A JP63220764 A JP 63220764A JP 22076488 A JP22076488 A JP 22076488A JP 2715466 B2 JP2715466 B2 JP 2715466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type
conductivity
concentration
buried layer
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63220764A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0268949A (ja
Inventor
稔秋 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP63220764A priority Critical patent/JP2715466B2/ja
Publication of JPH0268949A publication Critical patent/JPH0268949A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2715466B2 publication Critical patent/JP2715466B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bipolar Transistors (AREA)
  • Element Separation (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高耐圧半導体装置に関し、特に、素子間に
少なくとも2つの溝型絶縁領域を設けた高耐圧半導体装
置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の半導体装置には、高電圧の加わる通信
用ICや、書き込み時に高耐圧の必要なPROM、PLD(Progr
ammable Logic Device)等がある。
PROMを例にとると、大電流を出力から流し込み、メモ
リセルに書き込みを行う時に、書き込み電流を制御する
回路等に、書き込み電流による電圧降下に起因して、高
電圧が印加される。その場合、耐圧が低い部分がある
と、そこから、電流漏れを起こしてしまうので、予め、
印加される高電圧に耐えるように設計しておく必要があ
る。
第3図は、このような用途に用いられる従来の高耐圧
半導体装置の断面図である。これは、同図に示すよう
に、P型半導体基板1に高濃度N型埋込層2及び高濃度
P型埋込層3を形成し、P型半導体基板1上に、N型エ
ピタキシャル層4を堆積し、エピタキシャル層4内に、
P型絶縁領域5、コレクタ領域7、ベース領域8、エミ
ッタ領域9を設け、その表面にシリコン酸化膜6を形成
したものである。
このような従来の半導体装置においては、エピタキシ
ャル層4を厚くして、コレクタ−ベース接合耐圧及びコ
レクタ−エミッタ耐圧を高くし、また、N型埋込層2と
P型埋込層3の距離を大きくして、素子間の絶縁耐圧を
高くしていた。
[発明が解決しようとする問題点] 上述した従来の高耐圧半導体装置は、高耐圧を得るた
めに、N型エピタキシャル層の膜厚を厚くし、素子間距
離を広くとっていたので、単位素子当りの面積が大きく
なり、高集積化することが困難であった。例えば、素子
の耐圧と素子間の耐圧とを30V以上にする場合を考える
と、コレクタ−ベース接合耐圧を高くするために、N型
エピタキシャル層4の膜厚を2.5μmと厚くし、P型ベ
ース領域8と高濃度N型埋込層2との距離を十分にとら
なければならない。そうすると、素子と素子とを分離す
るためのP型絶縁領域5を高濃度P型埋込層3に到達さ
せるためには、1100℃程度の高温の熱処理を長時間施さ
なければならない。その結果、高濃度N型埋込層2、P
型埋込層3及びP型絶縁領域5が横方向に拡散してしま
う。従って、絶縁耐圧の低下を防止するには、高濃度N
型埋込層2とP型埋込層3との距離を十分にとらなけれ
ばならない。例えば、高濃度N型埋込層3と高濃度P型
埋込層3との距離は、8μm程度は必要であるので、素
子間の距離は、埋込層や絶縁領域5の横方向の拡散を考
慮に入れて、少なくとも20μmは必要となる。このよう
に、従来の半導体装置では、高耐圧化を図る場合には、
高集積化を犠牲にせざるをえなかった。
この点を克服するものとして、第4図に図示されたも
のが提案されている。即ち、同図に示すように、N型エ
ピタキシャル層4の表面から溝を、N型埋込層2より深
く掘り、その後、イオン注入法でP型不純物を溝の底部
に導入してP型絶縁領域5を形成し、さらに溝の側面に
絶縁膜を形成した後、溝内をポリシリコン等で充填して
溝型絶縁領域11を形成するものである。この構成によれ
ば、P型絶縁領域5の拡散工程が不要となるため素子間
の距離を小さくすることはできるが、溝が深く形成され
ているので、溝底部にP型不純物をイオン注入する際
に、加速されたP型不純物の入射角がわずかに傾いて
も、底部に届かず、第4図に示すようにP型絶縁領域5
が側面に形成されてしまい、絶縁耐圧を低下させる欠点
があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明の高耐圧半導体装置は、一導電型半導体基板上
に複数の高濃度逆導電型埋込層と一導電型埋込層とを設
け、その上に、逆導電型エピタキシャル層を形成した
後、逆導電型埋込層と一導電型埋込層との間に、逆導電
型エピタキシャル層を貫通し、その底部が逆導電型埋込
層の下面より深くなされた溝を形成し、この2つの溝と
この2つの溝の間に挟まれた埋込層のみによって素子間
を分離したものである。
[実施例] 次に、本発明の実施例について、図面を参照して説明
する。
第1図は、本発明高耐圧半導体装置の一実施例を示す
断面図である。同図において、1は、P型半導体基板、
2は、基板1内に形成された高濃度N型埋込層、3は、
N型埋込層2の間に形成された高濃度P型埋込層、4
は、P型半導体基板1上に堆積されたN型エピタキシャ
ル層、6は、基板表面および溝内壁を覆う酸化膜、7、
8、9は、それぞれ、N型コレクタ領域、P型ベース領
域、N型エミッタ領域、10は、金属電極であり、11は、
二重に形成された溝型絶縁領域である。
この半導体装置は、次のように形成される。まず、P
型半導体基板1上に、高濃度N型埋込層2と高濃度P型
埋込層3とを形成し、その後、その上にN型エピタキシ
ャル層4を形成する。次に、埋込層2と埋込層3との間
にエピタキシャル層4を貫通し、埋込層2の下面よりそ
の底部が低くなるように溝を形成し、その溝の内壁に絶
縁層を形成した後、溝内にポリシリコンを充填する。次
いで、コレクタ領域7、ベース領域8、エミッタ領域9
および電極10を形成する。
このように形成された構造では、素子間の距離を短縮
しても、P型半導体基板1に溝型絶縁領域11が喰い込ん
だ分だけ実質的に高濃度N型埋込層と高濃度P型埋込層
との間隔が拡がるため、絶縁耐圧を高く保つことができ
る。この点を更に具体的に説明する。N型エピタキシャ
ル層4の膜厚は、コレクタ−ベース接合耐圧を30V以上
に保つために、従来例と同様に、2.5μmとする一方、
高密度化を図るために、高濃度N型埋込層2と高濃度P
型埋込層3の間隔を3μmとし、その間にN型エピタキ
シャル層4の表面からP型半導体基板1に3.5μm喰い
込んだ幅1μmの溝型絶縁領域11を設ける(溝の深さは
6μm)。このようにすると、高濃度N型埋込層2と高
濃度P型埋込層3との間隔が、実質的に8μmとなる。
この場合、素子間距離は、8μmと従来例の20μmを大
幅に短縮することができる。
第2図は、本発明の他の実施例を示す断面図である。
この例は、高集積化を図るために、素子間の距離をさら
に狭くしたものである。この実施例は、先の実施例と同
じように、N型エピタキシャル層の膜厚は2.5μmであ
るが、高濃度N型埋込層2と高濃度P型埋込層3の間隔
を0とし、その接合部分を貫いて、N型エピタキシャル
層4の表面からP型半導体基板1に、4.0μm喰い込ん
だ幅1μmの溝型絶縁領域11を形成したものである。こ
のように溝型絶縁領域11を形成すると、実質的に、高濃
度N型埋込層2と高濃度P型埋込層3の間隔が9μmと
なる。この場合、溝型絶縁領域の深さは、6.5μmであ
る。このように、この実施例では先の実施例より深い溝
型絶縁領域を形成することにより、埋込層間の耐圧を確
保しつつ、素子間の距離を8μmから4μmに縮めるこ
とができる。
なお、溝内を充填する材料としてはポリシリコンの他
に、テトラオキシナイト、BPSG等を用いることもでき
る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、高濃度N型埋込層と高
濃度P型埋込層の間隔を狭くしてもその間に、N型エピ
タキシャル層の表面から、P型半導体基板に、十分に喰
い込んだ1対の溝型絶縁領域を設けることにより、両埋
込層間の実質的間隔を拡げることができ、かつ、素子と
素子との間の間隔を短縮せしめることができる。従っ
て、本発明によれば、高耐圧と高集積化とを同時に達成
することができる。
また、本発明は、溝内に不純物をイオン注入するもの
ではないので、溝側部にP型領域を形成して絶縁耐圧を
劣化させることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す断面図、第2図は、
本発明の他の実施例を示す断面図、第3図は、従来例の
断面図、第4図は、改良型従来例の断面図である。 1……P型半導体基板、2……高濃度N型埋込層、3…
…高濃度P型埋込層、4……N型エピタキシャル層、5
……P型絶縁領域、6……酸化膜、7……N型コレクタ
領域、8……P型ベース領域、9……N型エミッタ領
域、10……金属電極、11……溝型絶縁領域。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型の半導体基板と、該一導電型半導
    体基板内に形成された複数の高濃度逆導電型埋込層と、
    前記一導電型半導体基板上に形成された逆導電型のエピ
    タキシャル層とを具備し、前記複数の高濃度逆導電型埋
    込層上には半導体素子が形成されている高耐圧半導体装
    置において、相隣る前記高濃度逆導電型埋込層の間には
    少なくとも2つの溝型絶縁領域が、前記逆導電型エピタ
    キシャル層を貫通し、その底面が前記高濃度逆導電型埋
    込層の下面より深くなるように形成され、かつ、前記少
    なくとも2つの溝型絶縁領域に挟まれた領域内には、前
    記一導電型半導体基板と前記逆導電型エピタキシャル層
    との間に高濃度一導電型埋込層が形成されてなり、前記
    2つの溝型絶縁領域とその間に挟まれた前記高濃度一導
    電型埋込層のみによって素子間分離が達成されているこ
    とを特徴とする高耐圧半導体装置。
JP63220764A 1988-09-03 1988-09-03 高耐圧半導体装置 Expired - Lifetime JP2715466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63220764A JP2715466B2 (ja) 1988-09-03 1988-09-03 高耐圧半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63220764A JP2715466B2 (ja) 1988-09-03 1988-09-03 高耐圧半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0268949A JPH0268949A (ja) 1990-03-08
JP2715466B2 true JP2715466B2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=16756184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63220764A Expired - Lifetime JP2715466B2 (ja) 1988-09-03 1988-09-03 高耐圧半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2715466B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1037274A3 (en) * 1998-10-23 2001-03-14 STMicroelectronics S.r.l. Electronic power device monolithically integrated on a semiconductor and comprising a first power region and at least a second region as well as an isolation structure having a limited planar dimension
US6451655B1 (en) 1999-08-26 2002-09-17 Stmicroelectronics S.R.L. Electronic power device monolithically integrated on a semiconductor and comprising a first power region and at least a second region as well as an isolation structure of limited planar dimension
US6495423B1 (en) 1999-08-26 2002-12-17 Stmicroelectronics S.R.L. Electronic power device monolithically integrated on a semiconductor and comprising edge protection structures having a limited planar dimension

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62112340A (ja) * 1985-11-11 1987-05-23 Sony Corp 半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0268949A (ja) 1990-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109888005B (zh) 逆导型超结igbt器件及其制造方法
JP2001168333A (ja) トレンチゲート付き半導体装置
JPH0548936B2 (ja)
US4809047A (en) Insulated-gate semiconductor device with improved base-to-source electrode short and method of fabricating said short
JPH0783119B2 (ja) 電界効果トランジスタ
US20020060339A1 (en) Semiconductor device having field effect transistor with buried gate electrode surely overlapped with source region and process for fabrication thereof
KR950011017B1 (ko) 반도체장치 및 그 제조방법
JP2005209811A (ja) 半導体装置
US5861659A (en) Semiconductor device
JP2002043573A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2715466B2 (ja) 高耐圧半導体装置
JP2001210656A (ja) バーティカル電力素子の製造方法
JP2002043562A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US4097888A (en) High density collector-up structure
JP3180672B2 (ja) 半導体装置
JPH02151050A (ja) 半導体装置
KR900000826B1 (ko) 반도체집적회로의 제조방법
JP3150420B2 (ja) バイポーラ集積回路とその製造方法
JP2000261000A (ja) 半導体装置
JP2650405B2 (ja) バイポーラトランジスタ
JPS61290735A (ja) 半導体集積回路装置
JP2913799B2 (ja) 半導体装置
JPH0713969B2 (ja) 縦型pnpトランジスタ
JPH03157972A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH04323832A (ja) 半導体装置およびその製造方法