JP2713480B2 - 吊り上げ装置 - Google Patents

吊り上げ装置

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JP2713480B2
JP2713480B2 JP29206689A JP29206689A JP2713480B2 JP 2713480 B2 JP2713480 B2 JP 2713480B2 JP 29206689 A JP29206689 A JP 29206689A JP 29206689 A JP29206689 A JP 29206689A JP 2713480 B2 JP2713480 B2 JP 2713480B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電柱上での電線工事等の高所作業におい
て、工具や設備部品等を地上との間で吊り上げたり、降
ろしたりする際に好適に適用される吊り上げ装置に関す
るものである。
(従来の技術) 従来のこの種の吊り上げ装置においては、第4図、第
5図に示すように、一端に通い車操作環31を取付けた移
動ロープ32を、高所の作業場所近傍に支持した滑車33に
巻回いて使用するように構成されており、前記通い車操
作環31には、荷34を吊り下げるフック部35と前記移動ロ
ープ32を移動自在に保持するガイドローラ36とが設けら
れている。そして、荷34を作業場所と地上との間で上げ
下ろしするときには、地上で移動ロープ32の他端側を引
き下げて手繰り寄せることによって通い車操作環31を引
き上げ、また手操り寄せた移動ロープ32を繰り出すこと
によって通い車操作環31を下ろしている。
(発明が解決しようとする課題) ところが上記のような構成では、荷34が重量物の場
合、荷34を吊り上げている状態で万一保持している移動
ロープ32が手から滑ると荷34が落下して人身事故や設備
破損を起こす恐れがあった。又、移動ロープ32を掴んで
いる手を持ち替える時に、荷34がその重さにより戻るた
めに荷34の吊り上げに大きな労力を要するという問題が
あり、さらに荷34を上げている途中及び荷34を着脱して
いる間は、疲れても手を離すことが出来ない等の問題が
あった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、安全性の向上及び
労力の軽減を図ることができる吊り上げ装置を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するため、通い車操作環
に、荷を吊り下げるフック部と、移動ロープを移動自在
に案内保持するガイドローラと、前記ガイドローラとの
間で移動ロープを挟持するように配置された上下方向に
回転可能な係止カム体とを設け、前記係止カム体に上方
に回転するとガイドローラとの間でより強く移動ロープ
を挟持する係止カム面を形成するとともに、係止カム体
を上方に回転付勢する手段を設け、かつ係止カム体を下
方に回転操作する係止解除手段を設けるとともに、前記
移動ロープの他端をこの係止解除手段に連結したことを
特徴とする。
(作 用) 本発明の上記構成によれば、上方位置で支持された滑
車に移動ロープを巻回し、フック部に荷を吊り下げ、滑
車に通った後下方に延びている移動ロープの操作側を下
方に引っ張ることによって荷を吊り上げることができ、
その際係止カム体は上方に回転付勢されているため係止
カム面が移動ロープに当接するが、移動ロープが下方に
移動するため、係止カム体は移動ロープとともに付勢力
に抗して下方に回転して移動ロープがロックされること
はなく、円滑に下方に移動する。一方、吊り上げを停止
するために意図的に移動ロープから手を外した場合や、
移動ロープを掴んでいる手を持ち替える際に移動ロープ
から瞬間的に手が外れたり、不測に手が滑った場合に
も、荷がその重量で下降し初めると、ガイドローラと係
止カム体の間で移動ロープの操作側が上方に移動するた
め、係止カム体が移動ロープとともに上方に回転して移
動ロープはガイドローラと係止カム体の係止カム面との
間で挟持され、かつその挟持力は移動ロープの張力が大
きい程大きくため、移動ロープはロック状態となって荷
の落下が自動的に防止される。さらに、ロックを解除す
るためには、係止解除手段に連結された移動ロープの他
端を引き下げて係止カム体を下方に回転させるだけで簡
単に移動ロープの自由な移動を許すことができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図を参照しな
がら説明する。
1は、通い車操作環で、その中央枠部2の上端に移動
ロープ3の一端3aが連結されている。移動ロープ3は、
静電気の発生を防止するため、導電性材料にて形成され
ている。この移動ロープ3の中間部は絶縁性の高いベー
クライト製の滑車4に巻回されており、この滑車4を高
所の作業場所の近傍位置に取付けて支持し、この滑車4
から下方に延びている移動ロープ3の操作側を下方に引
っ張ることによって通い車操作環1を吊り上げるように
構成されている。
通い車操作環1の中央枠部2は棒状体を上下に長い環
状に折り曲げて形成され、この棒状体を中央枠部2の一
側方に延長してU字状に折り曲げることによってフック
部5が一体的に形成されている。又、中央枠部2の他側
には連結板6が延出され、その先端部に移動ロープ3を
移動自在に案内保持するナイロン樹脂製のガイドローラ
7とこのガイドローラ7から移動ロープ3が離脱するの
を防止する上下一対のロープガイド8a、8bが配設されて
いる。
10は、アルミダイキャスト製の係止カム体であり、連
結板6の中央枠部2近傍位置に固着された枢支ピン9に
て上下方向に回転可能に取付けられており、この係止カ
ム体10とガイドローラ7の間に滑車4から下方に延びる
移動ロープ3の操作側が挿通されている。係止カム体10
のガイドローラ7の外周に対向する側面は、係止カム体
10が上方に回転すると、ガイドローラ7との間でより強
く移動ロープ3を挟持するような係止カム面11に形成さ
れている。係止カム面11には、図示のように移動ロープ
3が上方へ相対移動した時に食い込むような断面形状鋸
歯状の凹凸条12が形成されている。又、ガイドローラ7
外周の移動ロープ3の摺接面は梨地に形成されている。
尚、係止カム面11の凹凸条12の代わりに、ショットプ
ラストにより梨地状表面にしても良く、若しくはウレタ
ンゴム等の耐摩耗性がありかつ摩擦係数の大きな材料の
ライニングを施してもよい。
係止カム体10の中央部と中央枠部2の上部にはバネ掛
け13a、13bが取付けられ、これらバネ掛け13a、13b間に
コイルバネ14が介装されて係止カム体10を上方に回転付
勢している。
一方、係止カム体10の先端下部には解除ワイヤ15の一
端が結合され、この解除ワイヤ15は中央枠部2の下端に
固着されたガイド片16のガイド穴17を通して下方に延出
され、その下端に移動ロープ3の他端3bとの結合部18が
形成されている。又、解除ワイヤ15の途中には、ガイド
片16の下面に係合して係止カム体10の回転範囲の上限を
規制するストッパ19が固着されている。さらに、中央枠
部2の他側下部には、移動ロープ3との係止が解除され
る位置まで係止カム体10をコイルバネ14の付勢力に抗し
て下方に回転させた状態で解除ワイヤ15を引っ掛けるこ
とによって解除状態を保持するための鉤片20が固着され
ている。
又、中央枠部2の一側上部には、フック部5の開口を
閉じて荷の離脱を防止する離脱防止杆21が水平回転自在
に取付けられ、その先端にはフック部5の上端部に弾性
的に係合する板バネからなる係止片22が取付けられてい
る。
23は、連結板6の先端に固着されたガイドローラ7の
枢支軸であり、ガイドローラ7を貫通した先端部に三角
形状の端板24が固着され、この端板24にロープガイド8
a、8bが固着されている。
以上の構成において、高所の作業位置の近傍に移動ロ
ープ3を巻回した滑車4を取付け、移動ロープ3の一端
に取付けた通い車操作環1を地上近傍に位置させ、その
フック部5に荷25を吊り下げ、離脱防止杆22にて不測に
荷25が外れるのを防止した後、移動ロープ3の操作側を
下方に引っ張ることによって荷25を吊り上げることがで
きる。その際、係止カム体10はコイルバネ14にて上方に
回転付勢されているため係止カム面11が移動ロープ3に
当接するが、移動ロープ3が下方に移動するため、係止
カム体10は移動ロープ3とともにコイルバネ14の付勢力
に抗して下方に回転し、移動ロープ3はロックされるこ
とはなく円滑に下方に移動し、荷25が吊り上げられる。
一方、荷25が作業位置近傍まで達した場合や途中の任
意位置で吊り上げを停止する場合には、移動ロープ3か
ら手を離せば、荷25がその重量で下降し始めると、ガイ
ドローラ7と係止カム体10の間で移動ロープ3が上方に
移動するため、係止カム体10が移動ロープ3とともに上
方に回転し、移動ロープ3はガイドローラ7と係止カム
体10の係止カム面11との間で挟持され、かつその挟持力
は移動ロープ3の張力が大きい程大きくなるため、移動
ロープ3はロック状態となって荷25はその位置で停止す
る。
以上のように意図的に移動ロープ3から手を外す場合
に限らず、移動ロープ3を掴んでいる手を持ち替る際に
移動ロープ3から瞬間的に手が外れたり、不測に手が滑
った場合にも、荷25が下降し始めると移動ロープ3がロ
ックされるため、荷25の落下が自動的に防止される。
次に、ロックを解除するには、解除ワイヤ15に連結さ
れている移動ロープ3の他端3bを引き下げて係止カム体
10を下方に回転させるだけで簡単に移動ロープ3の操作
側を下方に引っ張ることができるようになり、継続して
荷25を吊り上げることができる。また、移動ロープ3の
他端3bを引っ張って係止カム体10を下方に回転させた状
態で移動ロープ3の操作側を上方に移動させることによ
って荷25を降ろすことができ、又任意の位置でロック解
除操作を停止することによって荷25を停止させることが
できる。
なお、荷25が軽く、荷25の落下による事故の恐れがな
い場合には、第1図に仮想線で示す如く解除ロープ15を
鉤片20に引っ掛けて係止カム体10を移動ロープ3に当接
しない位置に退避させておけばよい。そうすると、移動
ロープ3の操作が軽くなり、また移動ロープ3の操作側
を何らかの都合で僅かに上方に移動させたために意図し
ないのに移動ロープ3がロックされてしまってロック解
除操作をその度に行わなければならないというような作
業上の不都合もない。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、例
えば係止カム体10の付勢手段としてコイルバネ14を用い
たが、ウェイトを設けて重力により付勢するようにして
もよい。又、係止カム体10を解除状態に保持する手段と
して、解除ワイヤ15を引っ張った状態で鉤片20に引っ掛
ける例を示したが、係止カム体10を解除位置まで下方揺
動させたときにコイルバネ14が係止カム体10の枢支ピン
9の軸心を越えるように構成してこのコイルバネ14の付
勢力で解除位置に保持するようにしてもよい。又、ガイ
ド片16の代わりにローラを用いてもよい。
(発明の効果) 本発明の吊り上げ装置によれば、上方位置に支持した
滑車に移動ロープを巻回し、フック部に荷を吊り下げ、
滑車を通って下方に延びる移動ロープの操作側を引き下
げることによって荷を吊り上げることができ、また吊り
上げを停止するために意図的に移動ロープから手を外し
た場合や、移動ロープを掴んでいる手を持ち替える際に
移動ロープから瞬間的に手が外れたり、不測に手が滑っ
た場合にも、移動ロープは直ちにロックされて荷の落下
が自動的に防止されるため、人身事故や設備破損の恐れ
がなく、安全性の向上を図れる。また移動ロープの他端
を引き下げて係止解除手段を操作することによってその
ロックを簡単に解除できるため、任意の位置で荷を停止
させることができて荷の吊り上げ時の労力を軽減できる
等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は吊
り上げ装置の通い車操作環の正面図、第2図は第1図の
II−II線断面図、第3図は吊り上げ装置の全体正面図、
第4図、第5図は従来例を示し、第4図は吊り上げ装置
の全体正面図、第5図はその通い車操作環の正面図であ
る。 1……通い車操作環 3……移動ロープ 4……滑車 5……フック部 7……ガイドローラ 10……係止カム体 11……係止カム面 14……コイルバネ 15……解除ワイヤ 18……結合部 25……荷

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方位置で支持された滑車に巻回される移
    動ロープの一端に荷を吊り下げる通い車操作環を取付け
    た吊り上げ装置において、前記通い車操作環に、荷を吊
    り下げるフック部と、移動ロープを移動自在に案内保持
    するガイドローラと、前記ガイドローラとの間で移動ロ
    ープを挟持するように配置された上下方向に回転可能な
    係止カム体とを設け、前記係止カム体に上方に回転する
    とガイドローラとの間でより強く移動ロープを挟持する
    係止カム面を形成するとともに、係止カム体を上方に回
    転付勢する手段を設け、かつ係止カム体を下方に回転操
    作する係止解除手段を設けるとともに、前記移動ロープ
    の他端をこの係止解除手段に連結したことを特徴とする
    吊り上げ装置。
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