JP2709851B2 - 印刷製版用レイアウトシステム - Google Patents

印刷製版用レイアウトシステム

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JP2709851B2 JP13178689A JP13178689A JP2709851B2 JP 2709851 B2 JP2709851 B2 JP 2709851B2 JP 13178689 A JP13178689 A JP 13178689A JP 13178689 A JP13178689 A JP 13178689A JP 2709851 B2 JP2709851 B2 JP 2709851B2
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ページメイクアップの作業効率を向上させ
た印刷製版用レイアウトシステムに関するものである。
[従来の技術] 従来、印刷製版のレイアウト作業を行うものとしてレ
イアウトシステムが知られており、通常、スキャナとレ
イアウトコンピュータとを組み合わせて構成される。そ
の概略構成を第7図(a)、(b)に示す。第7図
(a)はスキャナにより画像データを取り込み、および
フィルムへの焼付けを行う構成を示し、同図(b)はレ
イアウトコンピュータによるレイアウト作業を行う構成
を示す。
第7図の構成においてレイアウト作業は次のように行
われる。まず、スキャナ100の入力スキャナ101上に原稿
を貼付し、原稿の画像データをインターフェース105を
介して入力コンピュータ106に取り込み、メモリ107に格
納する。画像データは図示しない割付台紙に基づいて原
稿の適当な範囲について取り込んでおき、後にレイアウ
トコンピュータ121でトリミングを行う。
画像データが格納されたメモリ107は入力コンピュー
タ106から切り離されてレイアウトコンピュータ121に接
続される。これによりディスプレイ123にはメモリ107に
書き込まれている画像データが表示される。また、ディ
スプレイ123には割付データに従ったマスクも表示され
ており、オペレータはディスプレイ123に表示された画
像とマスクとを観察し、割付台紙を参照しながらジョイ
スティック124を操作し、画像またはマスクを移動させ
てトリミング範囲を指定したり、網掛けの位置等を指定
し、出力フィルムへの位置決めを行う。また、キーボー
ド122により変倍率、版面色等の指定をも行う。
以上の操作を全ての原稿について行うことでレイアウ
トを行うことができる。レイアウトが完了した画像デー
タはメモリに格納されるが、メモリ110はその後レイア
ウトコンピュータ121から切り離されて出力コンピュー
タ109に接続され、その状態において、画像データはI/F
108を介して出力スキャナ102に出力される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のレイアウトシステムにおいて
は、スキャナオペレータは原稿の入力および割付データ
に基づきレイアウトを一点一点行わなければならないの
で、レイアウトに多大な時間を要するものであった。
つまり、まず、オペレータは一点目の原稿の倍率、濃
度レンジ、入力範囲等のデータを入力スキャナにセット
し、入力スキャナを回転させて入力を行う。入力スキャ
ナの回転が終了すると、オペレータは二点目の原稿につ
いて同様の作業を行い、引続き三点目、四点目……とい
うように、上述した作業をページメイクアップを行うに
必要な全ての原稿について行わなければならなかった。
いま、例えば、50cmを5分で移動するスキャナを想定す
るとすると、35mmの原稿の場合には20数秒でスキャナの
回転が終了することになり、オペレータはその間他の作
業、例えば次に必要な原稿のスキャナへの貼付作業、を
並行して行うことはできないものであった。
また、レイアウトを行う際にも、まず一点目の画像と
割付データに従ったマスクとをディスプレイに表示し、
画像もしくはマスクをディスプレイ上で移動させてマス
クとの位置決めを行い、次に二点目、三点目……の画像
について同様の作業を行って全ての原稿の位置を決め、
レイアウトを行わなければならなかった。
このように、従来のスキャナの入力作業およびレイア
ウト作業は、原稿を一点毎に行わなければならなかった
ので、手間がかかるばかりでなく、オペレータはこれら
の作業に拘束され、他の作業を並行して行うことができ
ず、作業効率が悪いものであった。従って、高価なレイ
アウトスキャナの稼働率も悪く、生産性を向上させるこ
とが困難であった。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、オペ
レータの作業を低減し、レイアウトスキャナの稼働率を
向上させ、似て生産性を向上できる印刷製版用レイアウ
トシステムを提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明の印刷製版用レ
イアウトシステムは、複数の原稿を全体として一つの画
像データとして一括入力する画像入力手段と、前記画像
入力手段で一括入力された全体として一つの画像データ
を記憶する記憶手段と、前記一括入力された全体として
一つの画像を表示する表示手段と、前記一括入力された
全体として一つの画像データから各原稿画像を切り出す
トリミング処理手段と、前記切り出された各原稿画像を
変倍率データに基づいて変倍する変倍処理手段と、前記
変倍された各原稿画像を割付データに基づいて配置する
ことにより1頁分の画像データを作成する位置決め処理
手段と、を具備することを特徴とする。
[作用および発明の効果] 本発明は、入力スキャナに貼付された原稿を一括入力
する、即ち、複数の原稿の画像を全体として一つの画像
として記憶する。そして、割付データ、変倍率データ等
に基づいて自動的に原稿毎の画像データが切り出され、
割付データに従ってレイアウトされるので、オペレータ
は、従来のように原稿の一点一点について入力作業を行
う必要がなく、また、原稿の入力後もディスプレイ画面
上で原点の位置を指示するだけでよいので、作業が非常
に簡単になる。
更に、原稿を一括して入力するので、スキャナは比較
的長い時間回転していることになり、オペレータはその
間他の作業を行うことができるので、作業効率を向上さ
せることができ、従って、高価なレイアウトスキャナの
稼働率を向上させることもでき、総合的に生産性を向上
できるものである。
[実施例] 以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は、本発明に係る印刷製版用レイアウトシステ
ムの1実施例の構成を示す図であり、図中、1は画像入
力手段、2は画像出力手段、3は制御手段、4は記憶手
段、5は表示手段、6は入力手段を示す。
第1図の構成において、画像入力手段1は、入力スキ
ャナあるいは入力ドラムとして知られているものであ
り、貼付されている原稿の色分解を一括して行うもので
ある。なお、当該画像入力手段1には多くの原稿を貼付
することができるが、ページ毎に入力するのが望まし
い。
画像出力手段2は、出力スキャナあるいは出力ドラム
として知られているものであり、フィルムに、Y(黄
色),M(マゼンタ),C(シアン),K(墨)の各色毎の画
像を出力するものである。
制御手段3は、記憶手段4への画像データ、座標デー
タ等種々のデータの書き込み、これらのデータの記憶手
段4からの読み出し、表示手段5への画像データ等の表
示、および入力手段6から入力されるオペレータの指示
に基づくデータの受け付け等、本レイアウトシステムの
全てを統括して管理するものであるが、特に、本発明に
おいては、画像入力手段1で一括入力した画像データか
ら各原稿の画像を切り出すトリミング処理、切り出した
各原稿画像を所定の大きさに変換する変倍処理、および
切り出した各原稿画像を割付データに基づいて配置する
位置決め処理を行うものであり、この点で従来のレイア
ウトシステムと異にしている。
記憶手段4は、RAMあるいはディスクメモリ等の適当
な記憶媒体で構成することができるが、画像データを扱
う関係上、大容量の記憶媒体であることが望ましい。な
お、以下の実施例では磁気ディスク(以下、DKと称す)
を使用するものとして説明する。また、第1図では記憶
手段4は一つしか示されていないが、複数個設けること
ができることは明らかである。
表示手段5は、カラー原稿を取り扱うので、カラーCR
Tを用いるのが望ましい。
入力手段6は、キーボード、マウス、ライトペン等適
当な入力装置を用いることができる。
以上が1実施例の構成の概略であるが、次に、第2図
に示すフローチャートを参照して動作を説明する。
本レイアウトシステムを使用してレイアウトを行うに
は、まず、割付データの入力を行う(ステップS1)。こ
の処理は、レイアウトされる全ての図形について、その
形状、割付台紙上の座標、そしてその図形が原稿を使用
するのか網を掛けるのかという情報を得る処理であり、
周知の作図機を用いて行うことができる。第3図(a)
に割付データの例を示す。割付データは図形番号、その
図形の形状および割付台紙上での座標を示す図形デー
タ、そして、その図形がどのようなもので形成されるか
を示す付属データの3つのデータで構成されており、第
3図(a)の例によれば、図形番号は1番の図形は四角
形で、その割付台紙上での座標は(x11,y11)〜(x14,y
14)であること、そして、この図形は原稿番号が1番の
原稿を使用することが分かる。図形番号2の図形も同様
であるが、図形番号3の図形は、割付台紙上の点(x31,
y31)を中心とした半径rの円であり、そこにはシアン
が20%、黄が80%の色で平網を掛けることが分かる。
このようにして得られた割付データはDK4に格納され
る。
ステップS1で割付データが得られたら、次にはステッ
プS2で原稿貼付シートを作成する。この原稿貼付シート
は、例えば第4図に示すように、シート300に基準線30
1、各原稿の原稿貼込線302、トリミング線303が描画さ
れたもので、更に、これら原稿張込線302およびトリミ
ング線303の近傍には原稿番号300Nおよび倍率値300mが
描画されている。また、第4図から明らかなように、当
該原稿貼付シートにおいては、いわゆる原稿の角度だし
も行われているので、各原稿を割付台紙に指示された通
りの角度をもって貼付することができる。このような原
稿貼付シートは、本出願人が特開昭61−295758号公報で
提案したスキャナ用原稿貼付シートの作成装置を用いる
ことで容易に作成することができる。このスキャナ用原
稿貼付シートの作成装置の具体的な説明は省略するが、
当該装置によれば、デジタイザが埋め込まれた作業台に
載置された割付台紙に原稿を投影し、原稿の投影像と割
付台紙に描かれている図形とを一致させることで入力倍
率を得ることができ、また、入力する各原稿の入力範囲
は第4図に示す原稿貼付シートに描画するトリミング線
のデータから得ることができる。そこで、これらのデー
タをDK4に格納する。これがステップS2の測定データの
入力である。このデータの例を第3図(b)に示すが、
この例によれば、原稿番号1番の原稿は入力倍率が98%
であって、シート番号が1番の原稿貼付シートに貼付さ
れるものであり、その入力範囲は、シート番号が1番の
原稿貼付シートの座標で、2点(X11,Y11),(X12,Y1
2)を対角とする矩形の範囲であることが分かる。原稿
番号2の原稿についても同様である。なお、第3図
(a)に示す割付台紙の座標はx,yの小文字で、第3図
(b)に示す原稿貼付シートの座標はX,Yの大文字で記
していることに注意を要する。以下、同様である。
このようにしてDK4には、第3図(a)に示すデータ
と第3図(b)に示すデータが格納されるのであるが、
原稿番号を統一しておくことによって、制御手段3は第
3図(c)に示すようにこれらのデータを一つに纏めて
格納することができる。
また、制御手段3は、1頁分のレイアウトを行う際に
どの原稿貼付シートを使用するかを第3図(d)に示す
ようなテーブルで管理している。第3図(d)に示す例
によれば、ある1頁には、シート番号が1番と2番の2
枚の原稿貼付シートに貼付された原稿が使用され、シー
ト番号1番の原稿貼付シートは倍率100%で一括入力さ
れ、その入力範囲はSX1,SY1であり、入力の際の濃度レ
ンジはD1であることが分かる。シート番号2の原稿貼付
シートについても同様である。各原稿貼付シートには、
通常、複数の原稿が貼付されるのであり、各原稿の入力
倍率も異なるのであるが、必ずしも測定の結果得られた
入力倍率の通りでなくとも入力を行うことはできるので
あり、実際、後の倍率変更が70%〜130%程度の範囲で
あれば画像品質に問題は生じないことが確認されてい
る。
また、一括入力サイズは入力を行う範囲を示す値であ
るが、通常、オペレータがセットする際にはX軸方向の
範囲とY軸方向の範囲だけを入力するので、SX1,SY1の
二つの値だけが示されているものである。濃度レンジ
は、スキャナ用原稿貼付シート装置によって、原稿貼付
シートを作成するために必要なデータを得るときにオペ
レータが経験に基づいて適宜設定するようにすればよ
い。
以上のようにしてステップS2の処理が終了すると、次
に、原稿を原稿貼付シートに貼付して画像入力手段1に
セットし(ステップS3)、一括入力を行う(ステップS
4)。一括入力を行うに当たって、画像入力手段1に入
力倍率、入力範囲、濃度レンジ等をセットしなければな
らないが、これらのデータのセットは、入力手段6で所
定の操作を行うことにより、DK4に格納されている第3
図(d)に示すデータを表示手段5に表示し、それに基
づいてオペレータが手作業で行ってもよいし、第3図
(d)に示すデータを画像入力手段1に読み込ませて自
動的にセットされるようにしてもよい。
このように、画像入力手段1に貼付された原稿が一括
して入力、即ち色分解されるが、色分解された画像デー
タは、各原稿毎の画像データとしてではなく、全体とし
て一つの画像のデータとしてDK4に格納されると共に、
表示手段5に表示される(ステップS5)。ステップS5で
表示手段5に表示される画像は、ステップS4で一括入力
した全ての画像であることが望ましいが、一部だけを表
示し、表示手段5の画面上でスクロールさせるようにし
てもよいものである。
さて、原稿は、原稿貼付シートに貼付される際、割付
台紙に指示された通りの配置で貼付されるわけではな
く、また、原稿は入力の際に一括して入力されるから、
各原稿の図形を割付台紙に指示された通りの位置にレイ
アウトするためには、一つの画像として取り込まれた画
像データから各原稿の画像を切り出し、更に割付台紙に
指示された位置に配置しなければならない。そこで、ま
ずステップS6において、表示手段5の画面上においてマ
ウス、ライトペン等を用いて、基準点となる位置を指示
する。つまり、一括入力画像からある原稿の画像を切り
出すには、当該画像がメモリ上の座標でどの範囲に位置
するものであるかが分からなければならないが、DK4に
格納されている一括入力画像の座標はピクセル単位であ
るのに対して、第3図(c)に示される各原稿の座標、
即ち入力範囲の単位はμmあるいはmmであるから、メモ
リ上にある所定の原稿の画像を切り出すについては原稿
貼付シートの座標をメモリ上の座標に変換しなければな
らず、そのためにはメモリ上のある点の座標が原稿貼付
シート上のどの座標に対応するかを指示しなければなら
ない。これがステップS6の意味である。
当該基準点は、一括入力画像中の特徴のある点等の任
意の点でよいが、予め原稿貼付シート上の座標が入力さ
れている点でなければならない。この実施例では、演算
を簡単にするために基準点として原点を指示することに
する。
基準点が指示されると、制御手段3は、原稿番号1番
の原稿の画像を一括入力画像から切り出し、必要に応じ
て変倍処理を行い、当該画像を割付台紙10で指示された
所定の位置に配置する。これがステップS7のメイクアッ
プ処理である。
具体的には次のようである。いま、割付台紙10が第5
図(a)のようであり、11で示す自動車の絵柄が、4点
a(x11,y11),b(x12,y12),c(x13,y13),d(x14,y1
4)(単位はμm、以下同じ)で定まる四角形の範囲に
レイアウトされるものとし、この自動車の絵柄の原稿
は、原稿貼付シート15上で第5図(b)の位置に貼付さ
れているものとする。なお、第5図(a)において、Z
状のマークは文字が挿入される範囲を示す。また、第5
図(b)から、当該原稿は、原稿番号が1番で倍率がα
1であることが分かる。また、図中の2点A(X11,Y1
1),B(X12,Y12)で定まる短形の範囲が入力範囲、即ち
トリミング範囲となるが、当該入力範囲は、スキャナ用
原稿貼付シート作成装置で測定されたトリミング範囲よ
り少し大きめにされている。つまり、原稿貼付シートを
作成する場合には、トリミング範囲は割付台紙10に指示
された通りの大きさとするが、トリミング範囲を多少ず
らしたいという場合も生じるので、第5図(c)に示す
ように、自動的に、縦横それぞれマージンm(μm)を
とって余裕を持たせている。
さて、第2図のステップS6で一括入力画像が表示され
ている画面上でメモリ上の原点とすべき点(PX0,PY0)
を指示すると、制御手段3は、下記の演算式により、第
5図(a)の四角形a,b,c,dの外接矩形の対角の頂点に
対応するメモリ上の位置A′(TX11,TY11),B′(TX12,
TY12)(単位はピクセル)を求め、これら2点を対角と
する短形の範囲を切り出す。
TX11=F1(X11+m)+PX0 TY11=F2(Y11+m)+PY0 TX12=F1(X12−m)+PX0 TY12=F2(X12−m)+PY0 ただし、F1,F2はμmをピクセルに変換する換算関
数、PX0,PY0はそれぞれ一括入力画像上の原稿貼付シー
ト10の原点に対応する点、即ち、ステップS6で指示され
た点のX,Yの座標である。
このようにして、一括入力画像から各原稿の画像を切
り出すことができる。
次に、必要に応じて変倍を行う。つまり、ステップS4
で行われる一括入力は、必ずしも原稿貼付シートを作成
する際に測定した倍率で行われるものではないから、原
稿の絵柄を割付台紙で指示された通りの大きさにするた
めの処理が不可欠である。これが変倍処理であり、測定
された倍率がα1,一括入力の倍率がβ1であるとする
と、制御手段3は、切り出した原稿画像を、α1/β1倍
して変倍処理を行う。この処理は拡縮処理として当業者
に広く知られている処理であるので詳細は省略する。
変倍処理が終了すると、制御手段3は、各原稿の画像
を、第3図(c)の図形データに従って、メモリ上の所
定の位置に配置する。
以上の処理を全ての原稿について行えばステップS7の
メイクアップが完了する。メイクアップが完了した1頁
分の画像データはDK4に格納される。
以上のようにしてページメイクアップが行われるが、
一括入力を行う関係上、画像入力手段に貼付される原稿
は全て同じセットアップで入力されることになり、原稿
によっては色調を修正する必要が生じるものである。そ
の場合には、色調修正が必要な原稿に対しては、予め、
使用するルックアップテーブル(LUT)の番号と共に色
調修正の指示を行っておき、切り出した原稿画像を所定
の位置に配置する際に指定したLUTを通して色調修正を
行うようにすればよい。
以上のようにしてステップS7のメイクアップ処理が終
了した画像データは、入力手段6により所定の操作を行
うことにより、画像出力手段2に出力される(ステップ
S8)。
1頁をメイクアップするのに2枚以上の原稿貼付シー
トを使用する場合には、1枚目の原稿貼付シートについ
てステップS6まで終了したら、次に2枚目の原稿貼付シ
ートについてステップS1からステップS6まで処理を行っ
た段階で、1頁分のメイクアップ(ステップS7)、出力
(ステップS8)を行えばよいことは明らかである。
以上が本発明に係る印刷製版用レイアウトシステムの
1実施例であるが、以上の説明から明らかなように、オ
ペレータは、原稿貼付シートに原稿を貼付し、画像入力
手段1を動作させた後は表示手段5の画面上で基準点を
指示するだけでよいので、非常に操作が容易であり、且
つ負担が少なく、従って、他の作業を並行して行うこと
ができるものである。
次に、第6図を参照して他の実施例を説明する。第6
図は、他の実施例の処理のフローチャートであり、ステ
ップS6の基準点指示までは第2図に示すフローチャート
と同様であるが、その後の処理が異なっている。即ち、
上記実施例では、各原稿の切り出し範囲、即ちトリミン
グ範囲を求め、切り出すと同時にレイアウトを行った
が、この実施例では、各原稿画像を切り出して、一旦各
原稿画像毎にDK4に格納するようにしている。これがス
テップS9の原稿画像分解である。このように各原稿画像
に分解することの利点は次のようである。つまり、画像
処理技術はすさまじいばかりの進歩をみせ、現在では種
々の画像処理のソフトウェアが開発されている。このよ
うな画像処理のソフトウェアは一つ一つの画像イメージ
に対しては有効に機能するが、本発明におけるように一
括入力された画像データに対しては必ずしも有効でな
い。なぜなら、ある原稿画像に対してはある処理が有効
であったとしても他の原稿画像に対しては不利に働くこ
とがあるからである。そこで、本実施例のように一括入
力された画像を各原稿画像に分解するようにすれば、こ
れまで開発されている画像処理のソフトウェアを全て使
用することができるので、各原稿に対して、所望の特殊
効果等の種々の画像処理を任意に施すことができること
になるのである。
ステップS9で原稿毎に分解された画像は、ステップS1
0で所望の画像処理が施され、上記実施例と同様にメイ
クアップされて(ステップS11)、出力される(ステッ
プS12)。
以上のように本実施例によれば、既に開発されている
種々の画像処理のソフトウェアを使用するこのができる
ので、より一層変化に富んだ画像処理を行うことができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例の構成を示す図、第2図は第
1の実施例の処理を示すフローチャート、第3図はデー
タの構造を説明する図、第4図は原稿貼付シートを示す
図、第5図はレイアウト処理を説明するための図、第6
図は第2の実施例の処理を示すフローチャート、第7図
は従来のレイアウトシステムの構成例を示す図である。 1……画像入力手段、2……画像出力手段、3……制御
手段、4……記憶手段、5……表示手段、6……入力手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 春男 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 大森 賢一 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−250452(JP,A) 特開 昭62−247373(JP,A) 特開 昭64−17059(JP,A) 特開 昭57−63534(JP,A) 特開 昭59−116658(JP,A) 特開 昭61−148574(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の原稿を全体として一つの画像データ
    として一括入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段で一括入力された全体として一つの画
    像データを記憶する記憶手段と、 前記一括入力された全体として一つの画像を表示する表
    示手段と、 前記一括入力された全体として一つの画像データから各
    原稿画像を切り出すトリミング処理手段と、 前記切り出された各原稿画像を変倍率データに基づいて
    変倍する変倍処理手段と、 前記変倍された各原稿画像を割付データに基づいて配置
    することにより1頁分の画像データを作成する位置決め
    処理手段と、 を具備することを特徴とする印刷製版用レイアウトシス
    テム
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