JP2708643B2 - 画像読取装置のフィルタ交換装置 - Google Patents

画像読取装置のフィルタ交換装置

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JP2708643B2
JP2708643B2 JP3071752A JP7175291A JP2708643B2 JP 2708643 B2 JP2708643 B2 JP 2708643B2 JP 3071752 A JP3071752 A JP 3071752A JP 7175291 A JP7175291 A JP 7175291A JP 2708643 B2 JP2708643 B2 JP 2708643B2
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exposure light
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿からの反射光を三
原色(青、緑、赤)に色分解する3枚の色分解フィルタ
の他に、例えば感光体の感度や露光バランスを調整する
NDフィルタ(Neutral Density Filter)等をさらに備
えて成る、フルカラー原稿の読み取りとモノクロ原稿の
読み取りとが共に行える画像読取装置のフィルタ交換装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フルカラー複写機には、透明な原稿載置
台上に載置された原稿に、光走査部によって光走査を行
い、この原稿からの反射光を、結像レンズおよび光学フ
ィルタを介して、複数の反射鏡によって感光体上に導く
露光光学系が備えられている。
【0003】そして、フルカラー複写と共にモノクロ複
写が選択的に行える複写機では、原稿からの反射光を三
原色(青、緑、赤)に色分解する青色分解フィルタ、緑
色分解フィルタおよび赤色分解フィルタ(以下、それぞ
れ青フィルタ、緑フィルタおよび赤フィルタと称する)
の他に、感光体の感度や露光バランスを調整するNDフ
ィルタ(Neutral Density Filter)がさらに備えられて
いる。
【0004】そして、フルカラー複写の際には、青フィ
ルタ、緑フィルタおよび赤フィルタが、モノクロ複写の
際にはNDフィルタがそれぞれ使用される。
【0005】これらの光学フィルタは、図9に示すよう
に、原稿からの反射光が結像レンズ51を通過した後の
露光光路の外に、青フィルタ55、緑フィルタ56、赤
フィルタ57、NDフィルタ58の順に4枚共重ねて配
置され、駆動モータ52と駆動モータ52によって回転
駆動される駆動ベルト53とを備えて成るフィルタ交換
装置54によって、順番に露光光路内に個々に交換挿入
されるようになっている。
【0006】上記の複写機でフルカラー複写が行われる
場合において、各色別の分解露光が行われるときのフィ
ルタ交換装置54のフィルタ交換動作を、図10に基づ
いて説明すれば以下の通りである。
【0007】フルカラー複写が行われる場合には、光走
査部によって光走査が3回行われる。先ず、フィルタ交
換装置54によって青フィルタ55が露光光路内に挿入
され(S1)、この後、光走査部によって最初の光走査
が行われ、感光体に原稿の画像に対応した青色成分別の
静電潜像が形成される、いわゆる青色分解露光が行われ
る(S2)。
【0008】この後、フィルタ交換装置54によって緑
フィルタ56が露光光路内に交換挿入され(S3)、こ
れに続き、光走査部によって2回目の光走査が行われ、
緑色分解露光が行われる(S4)。
【0009】さらにこの後、フィルタ交換装置54によ
って赤フィルタ57が露光光路内に交換挿入され(S
5)、これに続き、光走査部によって3回目の光走査が
行われ、赤色分解露光が行われる(S6)。これによ
り、感光体には、原稿の画像に対応した青、緑、赤の各
色成分別の静電潜像がこの順番に形成されるようになっ
ている。
【0010】また、上記の複写機で、2枚、3枚…とさ
らに連続してフルカラー複写が行われる場合、上記のよ
うに1枚目の赤色分解露光が完了した後(S6)、露光
光学系により2枚目の露光が開始されることになる。
【0011】このとき、露光光路内に挿入されるべき光
学フィルタは、青フィルタ55であるため、フィルタ交
換装置54により、露光光路内に一旦NDフィルタ58
が交換挿入され(S7)、露光されることなく直ちに青
フィルタ55が露光光路内に交換挿入される(S1)。
以下、上記と同様にして各色成分別の露光が行われるよ
うになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】尚、上記フィルタ交換
装置54によるフィルタ交換動作は、光走査部による原
稿の光走査が完了した直後に開始され、その後の光走査
部のリターン、さらに光走査部が次の光走査を開始する
までの短時間のうちに完了されなければならない。
【0013】しかしながら、上記従来の構成では、上記
のように連続してフルカラー複写が行われる場合、1枚
目から2枚目、2枚目から3枚目…と次の複写動作に移
行するときに、フルカラー複写には使用されないNDフ
ィルタ58が、一旦露光光路内に挿入されることにな
る。このため、赤フィルタ57から青フィルタ55にフ
ィルタ交換される場合、光走査部がリターンして次の光
走査を開始する間に、赤フィルタ57からNDフィルタ
58、NDフィルタ58から青フィルタ55と2回の交
換動作が必要となり、青フィルタ55から緑フィルタ5
6、緑フィルタ56から赤フィルタ57にフィルタ交換
される場合の2倍の交換スピードが要求される。
【0014】ところが、各フィルタの交換スピードは略
一定であり、光走査部がリターンして次の光走査を開始
する間に、2回のフィルタ交換動作が行える速さに設定
されている。
【0015】このため、上記従来の複写機においては、
フィルタ交換時の動作音が大きく、複写機作動時にフィ
ルタ交換装置から発せられる音により、使用者に不快感
を与えるという問題点を有している。
【0016】また、連続フルカラー複写時の複写スピー
ドをアップしようとすれば、さらにフィルタ交換スピー
ドを速くする必要があり、そうなれば益々フィルタ交換
時の動作音が大きくなる。また、フィルタ交換スピード
にも限界があり、複写スピードはフィルタ交換スピード
によって制限されてしまうので、あまりスピードアップ
は望めない。
【0017】本発明は、上記に鑑みなされたものであ
り、その目的は、フルカラーの画像情報を連続して読み
取る際に、NDフィルタ58を露光光路内に挿入させる
ことなくフィルタ交換を行うことにより、フィルタ交換
時の動作音を抑制して画像読取 装置の作動時の静音化に
寄与できると共に、画像読取スピードのアップを実現で
きる画像読取装置のフィルタ交換装置を提供することに
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像読取装置
のフィルタ交換装置は、上記の課題を解決するために、
原稿からの反射光を三原色に色分解する第1フィルタ、
第2フィルタおよび第3フィルタの他に、第4フィルタ
をさらに備え、各色別の分解露光が終了する毎に所定の
フィルタを露光光路内に個々に交換挿入できる画像読取
装置のフィルタ交換装置において、上記第1フィルタと
第2フィルタとは、露光光路を介して、第1駆動ベルト
上に対向配置されると共に、上記第3フィルタと第4フ
ィルタとは、上記第2フィルタと第4フィルタとが対角
の位置に配置されるように、露光光路を介して、第2駆
動ベルト上に対向配置され、上記第1駆動ベルト表面に
は、該第1駆動ベルトが駆動することによって、第1フ
ィルタに形成された第1突片に当接しながら第1フィル
タを露光光路方向に押し出す第1突起部と、第2フィル
タに形成された第2突片に当接しながら第2フィルタを
露光光路方向に押し出す第2突起部とが形成されると共
、上記第2駆動ベルト表面には、該第2駆動ベルトが
駆動することによって、第3フィルタに形成された第3
突片に当接しながら第3フィルタを露光光路方向に押し
出す第3突起部と、第4フィルタに形成された第4突片
に当接しながら第4フィルタを露光光路方向に押し出す
第4突起部とが形成され、且つ、上記第1フィルタ、第
3フィルタおよび第4フィルタには、常に露光光路内か
ら離脱する方向に力を付勢する手段として、第1付勢手
段、第3付勢手段および第4付勢手段が各々設けられ
と共に上記第1駆動ベルトと第2駆動ベルトには、駆
動する手段として第1ベルト駆動手段と第2ベルト駆動
手段が各々設けられ、且つ、上記第1ベルト駆動手段と
第2ベルト駆動手段との動作を制御する制御手段が備え
られており、上記制御手段は、露光光路内に挿入されて
いる第1フィルタに代えて、第3フィルタを露光光路内
に交換挿入する場合、上記第1付勢手段により、第1フ
ィルタを露光光路内から離脱させると同時に、上記第3
付勢手段による付勢に抗しながら、第3フィルタを露光
光路内に挿入し、露光光路内に挿入されている第3フィ
ルタに代えて、第2フィルタ を露光光路内に交換挿入す
る場合、上記第3付勢手段により、第3フィルタを露光
光路内から離脱させると同時に、第2フィルタを露光光
路内に挿入し、該第2フィルタを介しての露光終了時ま
でに、第1駆動ベルトの第1突起部を第1フィルタの第
1突片に略当接する位置まで移動させ、露光光路内に挿
入されている第2フィルタに代えて、第1フィルタを
光路内に交換挿入する場合、上記第1付勢手段による
付勢に抗しながら、第1フィルタを露光光路内に挿入す
ると同時に、該第1フィルタによって、第2フィルタを
露光光路外へ押し出し、露光光路内に挿入されている第
2フィルタに代えて、第4フィルタを露光光路内に交換
挿入する場合、上記第4付勢手段による付勢に抗しなが
ら、第4フィルタを露光光路内に挿入すると同時に、該
第4フィルタに設けられた押出部によって、第2フィル
タに設けられた当接部を押すことにより、該第2フィル
タを露光光路外へ押し出し、露光光路内に挿入されてい
る第4フィルタに代えて、第1フィルタを露光光路内に
交換挿入する場合、上記第4付勢手段により、第4フィ
ルタを露光光路内から離脱させると同時に、上記第1付
勢手段による付勢に抗しながら、第1フィルタを露光光
路内に挿入するように、上記第1ベルト駆動手段および
第2ベルト駆動手段の動作を制御することを特徴として
いる。
【0019】
【作用】上記の構成によれば、上記第1フィルタと第2
フィルタとは、第1駆動ベルト上に露光光路を介して対
向配置されている。そして、制御手段により上記第1ベ
ルト駆動手段が作動されれば、第1駆動ベルトが上記第
1ベルト駆動手段により駆動される。このとき、第1駆
動ベルトの第1突起部が、第1フィルタの第1突片に当
接しながら第1フィルタを露光光路方向に押し出し、ま
た、第2突起部が、第2フィルタの第2突片に当接しな
がら第2フィルタを露光光路方向に押し出すことによ
り、第1フィルタまたは第2フィルタが露光光路内に挿
入されるようになっている。
【0020】さらに、第1フィルタは、第1付勢手段に
より、常に露光光路内から離脱する方向に力が付勢され
ている。このため、制御手段により、第1フィルタを挿
入する方向とは反対の方向に第1駆動ベルトを回転駆動
するように、第1ベルト駆動手段が制御されれば、第1
フィルタは露光光路外へと離脱するようになっている。
【0021】また、第3フィルタと第4フィルタとは、
第2駆動ベルト上に露光光路を介して対向配置されてい
る。そして、制御手段により上記第2ベルト駆動手段が
作動されれば、第2駆動ベルトが上記第2ベルト駆動手
段により駆動される。このとき、第2駆動ベルトの第3
突起部が、第3フィルタの第3突片に当接しながら第3
フィルタを露光光路方向に押し出し、また、第4突起部
が、第4フィルタの第4突片に当接しながら第4フィル
タを露光光路方向に押し出すことにより、第3フィルタ
または第4フィルタが露光光路内に挿入されるようにな
っている。
【0022】また、第3フィルタと第4フィルタは、各
々第3付勢手段と第4付勢手段により、常に露光光路内
から離脱する方向に力が付勢されている。このため、制
御手段により、各フィルタを挿入する方向とは反対の方
向に第2駆動ベルトを回転駆動するように、第2ベルト
駆動手段が制御されれば、第3フィルタまたは第4フィ
ルタは、露光光路外へと離脱するようになっている。
【0023】ここで例えば、第1フィルタ、第2フィル
タおよび第3フィルタを用いて連続フルカラー複写が行
われるようになっている場合は、各色別の分解露光が終
了する毎に、以下のようにフィルタ交換動作が行われ
る。
【0024】先ず、制御手段により上記第1ベルト駆動
手段の動作が制御され、第1フィルタが露光光路内に挿
入される。そして、この後露光が行われる。
【0025】上記露光終了後、次のように、露光光路内
に挿入されている第1フィルタに代えて、第3フィルタ
を露光光路内に交換挿入する。制御手段により上記第1
ベルト駆動手段の動作が制御され、上記第1付勢手段に
より、第1フィルタが露光光路内から離脱される。これ
と同時に、制御手段により上記第2ベルト駆動手段の動
作が制御され、上記第3付勢手段による付勢に抗しなが
ら、第3フィルタが露光光路内に挿入される。そして、
この後露光が行われる。
【0026】上記露光終了後、次のように、露光光路内
に挿入されている第3フィルタに代えて、第2フィルタ
を露光光路内に交換挿入する。制御手段により上記第2
ベルト駆動手段の動作が制御され、上記第3付勢手段に
より、第3フィルタが露光光路内から離脱される。これ
と同時に、制御手段により上記第1ベルト駆動手段の動
作が制御され、第2フィルタが露光光路内に挿入され
る。そして、この後露光が行われる。なお、第2フィル
タを介しての露光中において、上記制御手段は、第1駆
動ベルトの第1突起部が第1フィルタの第1突片に略当
接する位置まで移動すべく、第1ベルト駆動手段を制御
する。
【0027】このとき、第2フィルタを挿入する方向と
は反対の方向に第1駆動ベルトが回転駆動されることに
なるが、第2フィルタには付勢手段は設けられていない
ので、直ちに露光光路外へと離脱することはなく、第2
フィルタは露光光路内に残されたままである。
【0028】そして、上記露光終了後、次のように、
光光路内に挿入されている第2フィルタに代えて、第1
フィルタを露光光路内に交換挿入する。制御手段により
上記第1ベルト駆動手段の動作が制御され、第1フィル
タが露光光路内に挿入される。このとき、第1フィルタ
と第2フィルタとは対向配置されているので、第2フィ
ルタは、第1フィルタの動作によって露光光路外へ押し
出される。
【0029】この場合、上記したように、露光中に、第
1駆動ベルトの第1突起部が第1フィルタの第1突片に
略当接する位置まで移動されているので、露光終了後、
第1駆動ベルトが駆動されるのと略同時に第1フィルタ
が露光光路内に挿入されていく。従って、第1フィルタ
から第3フィルタ、第3フィルタから第2フィルタへと
交換挿入されるときと略同じ交換スピードでフィルタ交
換を行うことができる。
【0030】以後、上記と同様にして、各色別の分解露
光が終了する毎に、第1フィルタ→第3フィルタ→第2
フィルタ→第1フィルタ…の順で、順次フィルタが個々
に露光光路内に連続交換挿入されていく。
【0031】以上のように、第1フィルタ、第2フィル
タおよび第3フィルタを用いて連続フルカラー複写を行
う場合、フルカラー複写には使用されない第4フィルタ
を露光光路内に挿入することなく、上記3枚のフィルタ
を順次交換挿入することができる。したがって、各フィ
ルタの交換動作は、各色別の分解露光が終了した後、略
同じ交換スピードによって行われる。
【0032】
【実施例】本発明の画像読取装置のフィルタ交換装置の
一実施例として、フルカラー複写とモノクロ複写とが共
に行えるフルカラー・モノクロ兼用複写機に備えられて
いる画像読取装置のフィルタ交換装置について図1ない
し図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0033】本実施例の複写機は、図2に示すように、
上面に透明な原稿載置台1を有しており、この原稿載置
台1の下方には、露光光学系2が配設されている。この
露光光学系2は、原稿載置台1上に載置された原稿3に
光を照射する光源ランプ2aを具備してなる光走査部を
有している。
【0034】また、露光光学系2は、上記の光走査部の
他、原稿3からの反射光を例えば一点鎖線で示すよう
に、受光体としてのベルト状の感光体24上に導く複数
の反射鏡2b…と、露光光路上に配設されて原稿3から
反射された光学像を感光体24へ結像させる結像レンズ
2cとを備えている。
【0035】さらに、露光光学系2は、露光光路上に配
設されて、原稿3からの反射光を三原色(赤、緑、青)
に色分解する第1フィルタとしての青色分解フィルタ
4、第2フィルタとしての赤色分解フィルタ6、および
第3フィルタとしての緑色分解フィルタ5(以下、各々
青フィルタ、赤フィルタおよび緑フィルタと称する)の
各光学フィルタの他に、第4フィルタとして、感光体2
4の感度や露光バランスを調整するNDフィルタ(Neut
ral Density Filter)7を備えて成る、後述のフィルタ
交換装置2dを備えている。
【0036】また、露光光学系2の下方には、4つの現
像槽26〜29と、上記したベルト状の感光体24と、
サイズ別の2個の給紙カセット31・32とが設けられ
ている。さらに、感光体24の出紙方向側には、ベルト
状の中間転写体33、搬送ベルト34、及び定着装置3
5がこの順に配設されている。
【0037】上記感光体24は、第1及び第2ローラ3
6・37により回転駆動されるようになっている。この
感光体24の外周には、上記露光光学系2からの反射光
が照射される側の第1ローラ36の近傍位置に、感光体
24を帯電させる帯電チャージャ38が配設されてお
り、この帯電チャージャ38の近傍における感光体24
の下方には、感光体24上に残留するトナーを除去する
クリーニング装置39が配設されている。
【0038】また、感光体24の上方における中央部付
近に、感光体24と非接触の状態で、前記した現像槽2
6〜29が配設されており、3つのカラー現像槽26〜
28には、イエロー、マゼンダ及びシアン色の各カラー
現像剤が、また、黒色現像槽29には、カーボンブラッ
ク等の黒色の顔料を含む現像剤がそれぞれ収容されてい
る。
【0039】一方、前記中間転写体33は、三つのロー
ラ41・42・43により回転駆動されるようになって
いる。この中間転写体33の一側面には、感光体24の
前記第2ローラ37側が圧接されており、この感光体2
4が圧接された部位における中間転写体33の背面側に
転写チャージャ44が、また、中間転写体33の下面側
に転写チャージャ45及び分離チャージャ46がそれぞ
れ配置されている。
【0040】ここで、上記フィルタ交換装置2dの詳細
について、以下に説明する。
【0041】上記フィルタ交換装置2dは、図1に示す
ように、原稿3からの反射光が結像レンズ2cを通過し
た直後の露光光路上に設けられており、青フィルタ4、
緑フィルタ5、赤フィルタ6およびNDフィルタ7を、
露光光路内に個々に交換挿入できるようになっている。
【0042】上記青フィルタ4と赤フィルタ6とは、結
像レンズ2cを境にして、露光光路の両外側に対向配置
されている。これら青フィルタ4および赤フィルタ6の
下方には、正逆両方向に回転駆動可能な第1ベルト駆動
手段としての第1駆動モータ8と、第1駆動モータ8の
回転ローラと従動ローラ21とに架設され、第1駆動モ
ータ8によって回転駆動される第1駆動ベルト9とによ
って構成される第1駆動部10が配設されている。
【0043】上記第1駆動ベルト9の表面には、第1突
起部9aと第2突起部9bとが形成されている。そし
て、第1駆動ベルト9が第1駆動モータ8により回転駆
動されたとき、上記第1突起部9aが、青フィルタ4の
露光光路側下端部に形成された第1突片4aに当接しな
がら青フィルタ4を露光光路方向に押し出し、また、上
記第2突起部9bが、赤フィルタ6の露光光路側下端部
に形成された第2突片6aに当接しながら赤フィルタ6
を露光光路方向に押し出すことにより、青フィルタ4ま
たは赤フィルタ6が露光光路内に挿入されるようになっ
ている。
【0044】また、上記緑フィルタ5とNDフィルタ7
とは、結像レンズ2cを境にして、露光光路の両外側に
対向配置されている。これら緑フィルタ5およびNDフ
ィルタ7の下方には、正逆両方向に回転可能な第2ベル
ト駆動手段としての第2駆動モータ11と、第2駆動モ
ータ11の回転ローラと従動ローラ22とに架設され、
第2駆動モータ11によって回転駆動される第2駆動ベ
ルトとしての第2駆動ベルト12とによって構成される
第2駆動部13が配設されている。上記第1駆動部10
と第2駆動部13とは、僅かな間隔をおいて並設されて
いる。
【0045】上記第2駆動ベルト12の表面には、第3
突起部12aと第4突起部12bとが形成されている。
そして、第2駆動ベルト12が第2駆動モータ11によ
り回転駆動されたとき、上記第3突起部12aが、緑フ
ィルタ5の露光光路側下端部に形成された第3突片6a
に当接しながら緑フィルタ5を露光光路方向に押し出
し、また、上記第4突起部12bが、NDフィルタ7の
露光光路側下端部に形成された第4突片7aに当接しな
がらNDフィルタ7を露光光路方向に押し出すことによ
り、緑フィルタ5またはNDフィルタ7が露光光路内に
挿入されるようになっている。
【0046】また、青フィルタ4、緑フィルタ5および
NDフィルタ7における露光光路側とは反対側の下端部
には、それぞれ付勢手段としての各々第1スプリング部
材14・第3スプリング部材15・第4スプリング部材
16が設けられており、これらの各フィルタには、常に
露光光路内から離脱する方向に力が加えられている。
【0047】また、赤フィルタ6の露光光路側上端部に
は当接部6bが形成されている。また、NDフィルタ7
の露光光路側上端部には、露光光路内に挿入されている
赤フィルタ6にかえてNDフィルタ7が交換挿入される
場合に、上記当接部6bに当接しながら赤フィルタ6を
露光光路外に押し出すための押出部7cが形成されてい
る。
【0048】また、上記青フィルタ4およびNDフィル
タ7の退避位置よりさらに後方には、例えば発光および
受光素子を備えた光透過型の青フィルタ検出センサ17
およびNDフィルタ検出センサ18が各々設けられてい
る。
【0049】上記青フィルタ検出センサ17は、青フィ
ルタ4における露光光路側とは反対側の上端部に形成さ
れた検出部4bによって発光素子からの光が遮断された
ときに、青フィルタ4が退避位置に存在していることを
検出するようになっている。
【0050】また、上記NDフィルタ検出センサ18
は、NDフィルタ7における露光光路側とは反対側の上
端部に形成された検出部7bによって発光素子からの光
が遮断されたときに、NDフィルタ7が退避位置に存在
していることを検出するようになっている。
【0051】また、上記青フィルタ検出センサ17およ
びNDフィルタ検出センサ18は、図8に示すように、
各検出信号を、制御手段としてのマイクロコンピュータ
(以下マイコンと称する)19に出力するようになって
いる。即ち、マイコン19は、青フィルタ検出センサ1
7およびNDフィルタ検出センサ18からの検出信号に
より、青フィルタ4およびNDフィルタ7の位置を検出
し、予め設定されてい回転方向並びに回転ステップ数に
て第1駆動モータ8および第2駆動モータ11の動作を
制御することにより、各フィルタの位置をコントロール
するようになっている。
【0052】また、上記複写機の操作部には、フルカラ
ー複写とモノクロ複写とを選択的に切換える複写モード
切換えキー、複写枚数の設定を行う10キー、および複
写動作開始キー等の入力キー20が設けられている。上
記入力キー20が操作された場合、入力キー20からの
情報がマイコン19に入力され、マイコン19は、この
入力情報に基づいて第1駆動モータ8および第2駆動モ
ータ11の動作を制御し、フィルタ交換装置2dを作動
させるようになっている。
【0053】上記の構成において、入力キー20の複写
モード切換えキーおよび10キーの各操作により、フル
カラー複写モードが選択されると共に、連続複写を行う
ように複写枚数が複数枚に設定されている場合の上記複
写機の動作を、以下に説明する。
【0054】連続フルカラー複写が行われる場合、図2
に示すように、原稿載置台1上に載置された原稿3に光
源ランプ2aからの光を照射しながら、光走査部によ
り、1枚の複写について光走査が3回ずつ行われる。そ
して、原稿3からの反射鏡2b…を介する反射光は、フ
ィルタ交換装置2dの青フィルタ4、緑フィルタ5およ
び赤フィルタ6により、青・緑・赤の色成分別に順次分
解される。そして、各光走査毎の色成分別の光が、帯電
チャージャ38にて均一に帯電された感光体24に照射
され、感光体24が露光される。即ち、フルカラー複写
の場合、青フィルタ4、緑フィルタ5および赤フィルタ
6が用いられ、NDフィルタ7は使用されない。
【0055】ここで、上記露光光学系2により露光が行
われるときのフィルタ交換装置2dの動作を、図3ない
し図6に基づいて以下に説明する。
【0056】先ず、入力キー20の複写動作開始キーが
操作されたならば、マイコン19は、図3に示すよう
に、所定の回転ステップ数だけA方向に回転するよう
に、第1駆動モータ8を制御する。これにより、第1駆
動ベルト9はA′方向に回転駆動され、青フィルタ4
は、第1駆動ベルト9の第1突起部9aに押し出されて
露光光路内に挿入される。
【0057】この後、光走査部によって最初の光走査が
行われ、感光体24に原稿3の画像に対応した青色成分
別の静電潜像が形成される、いわゆる青色分解露光が行
われる。
【0058】そして、走査部が光走査を完了した直後
に、マイコン19は、所定の回転ステップ数だけB方向
に回転するように、第1駆動モータ8を制御する一方
(図3)、所定の回転ステップ数だけC方向に回転する
ように、第2駆動モータ11を制御する(図4)。これ
により、第1駆動ベルト9は、第3図に示すように、
B′方向に回転駆動され、第1突起部9aは一点鎖線で
示す位置に移動し、青フィルタ4は、第1スプリング部
材14により一点鎖線で示す退避位置に引き戻される。
また、第2駆動ベルト12は、第4図に示すように、
C′方向に回転駆動され、緑フィルタ5は、第2駆動ベ
ルト12の第3突起部12aに押し出されて露光光路内
に挿入される。これにより、青フィルタ4にかえて緑フ
ィルタ5が露光光路内に交換挿入される。上記のフィル
タ交換動作は、光走査部がリターンして2回目の光走査
を開始するまでの間に完了される。
【0059】この後、光走査部によって2回目の光走査
が行われ、感光体24に原稿3の画像に対応した緑色成
分別の静電潜像が形成される、いわゆる緑色分解露光が
行われる。
【0060】そして、光走査部が2回目の光走査を完了
した直後に、マイコン19は、所定の回転ステップ数だ
けD方向に回転するように、第2駆動モータ11を制御
する一方(図4)、所定の回転ステップ数だけB方向に
回転するように、第1駆動モータ8を制御する(図
5)。これにより、第2駆動ベルト12は、図4に示す
ように、D′方向に回転駆動され、第3突起部12aは
一点鎖線で示す位置に移動し、緑フィルタ5は、第3ス
プリング部材15により一点鎖線で示す退避位置に引き
戻される。また、第1駆動ベルト9は、図5に示すよう
に、B′方向に回転駆動され、赤フィルタ6は、第1駆
動ベルト9の第2突起部9bに押し出されて露光光路内
に挿入される。これにより、緑フィルタ5にかえて赤フ
ィルタ6が露光光路内に交換挿入される。上記のフィル
タ交換動作は、光走査部がリターンして3回目の光走査
を開始するまでの間に完了する。
【0061】この後、光走査部によって3回目の光走査
が行われ、感光体24に原稿3の画像に対応した赤色成
分別の静電潜像が形成される、いわゆる赤色分解露光が
行われる。
【0062】さらに、上記赤色分解露光中において、マ
イコン19は、図6に示すように、第1駆動モータ8を
所定の回転ステップ数だけA方向に回転するように制御
し、第1駆動ベルト9をA′方向に回転駆動させること
により、青フィルタ4から離れていた第1突起部9a
(一点鎖線で示す)を、青フィルタ4の第1突片4aに
略当接する位置まで移動させる。このとき、赤フィルタ
6には露光光路内から離脱する方向に力が加えられてい
ないので、赤フィルタ6は露光光路中に残されたままの
状態である。
【0063】そして、光走査部が3回目の光走査を完了
した直後に、マイコン19は、図3に示すように、所定
の回転ステップ数だけA方向に回転するように、第1駆
動モータ8を制御する。これにより、第1駆動ベルト9
はA′方向に回転駆動され、青フィルタ4は、第1駆動
ベルト9の第1突起部9aに押し出されて露光光路内に
挿入される。このとき、赤フィルタ6は、青フィルタ4
の動作によって露光光路外へ押し出される。これによ
り、赤フィルタ6にかえて青フィルタ4が露光光路内に
交換挿入される。上記のフィルタ交換動作は、光走査部
がリターンして2枚目の複写動作における光走査を開始
するまでの間に完了される。
【0064】この後、2枚目の複写動作における青色分
解露光が行われる。そして、以下上記と同様にしてフィ
ルタ交換が行われ、青・緑・赤の各色別の分解露光が行
われることにより、感光体24には、原稿3の画像に対
応した色成分別の静電潜像が青・緑・赤の順番に順次形
成されて行く。
【0065】以上のように、本実施例の複写機の露光光
学系2は、フィルタ交換装置2dの青・緑・赤の3枚の
フィルタを順次交換挿入しつつ、露光することにより、
原稿3のフルカラーの画像情報を、色別に分解しながら
読み取る装置である。
【0066】そして、上記の各静電潜像は、図2に示す
ように、青フィルタ4、緑フィルタ5、赤フィルタ6の
補色である、イエロー、マゼンダ及びシアンの各色の現
像剤を有するカラー現像槽26〜28との対向部におい
て、各現像剤でそれぞれ現像されて可視化され、トナー
像となる。これらの各色成分別のトナー像は、転写チャ
ージャ44にて中間転写体33へ順番に転写される。こ
うして各色成分別のトナー像が順次重ねられることで、
フルカラートナー像が形成される。
【0067】次いで、上記中間転写体33上のトナー像
は、給紙カセット31・32の一方から給紙された転写
紙47が、中間転写体33の下面に密着させられたとき
に、転写チャージャ45により、上記転写紙47に転写
される。この後、分離チャージャ46により中間転写体
33から転写紙47が分離されると共に、搬送ベルト3
4を経て定着装置35へ送られて、転写紙47に転写し
た画像が定着され、フルカラー複写画像として形成され
る。
【0068】以上のように、本実施例の複写機のフィル
タ交換装置2dでは、連続フルカラー複写が行われる場
合において、1枚目から2枚目、2枚目から3枚目…と
次の複写動作に移行するときに、従来のようにフルカラ
ー複写には使用されないNDフィルタ7が、露光光路内
に挿入されることがない。また、各フィルタの交換動作
は、光走査部が原稿3の光走査を完了した直後に開始さ
れ、その後、光走査部がリターンして次の光走査を開始
するまでの間に完了するようになっており、各フィルタ
の交換スピードは、略同じ速さで行われる。
【0069】このため、同じ複写スピードで連続フルカ
ラー複写を行う場合、従来のフィルタ交換装置に比べ
て、フィルタの交換スピードを略1/2にすることがで
きる。従って、フィルタ交換時の動作音が抑制され、複
写機作動時の静音化に寄与できる。
【0070】さらに、例えばフィルタの交換スピードを
従来なみの速さにした場合、連続フルカラー複写時の複
写スピードの大幅なアップを実現することができる。
【0071】また、入力キー20の複写モード切換えキ
ー操作により、モノクロ複写モードが選択されている場
合の上記複写機の動作を、以下に説明する。
【0072】モノクロ複写が行われる場合、図2に示す
ように、原稿載置台1上に載置された原稿3に光源ラン
プ2aからの光を照射しながら、光走査部により、1枚
の複写について光走査が1回づつ行われる。そして、原
稿3からの反射鏡2b…を介する反射光は、フィルタ交
換装置2dのNDフィルタ7を通して、帯電チャージャ
38にて均一に帯電された感光体24に照射され、感光
体24が露光される。即ち、モノクロ複写の場合、ND
フィルタ7のみが使用される。
【0073】ここで、上記露光光学系2により露光が行
われるときのフィルタ交換装置2dの動作を以下に説明
する。
【0074】先ず、入力キー20の複写動作開始キーが
操作されたならば、マイコン19は、図7に示すよう
に、所定の回転ステップ数だけD方向に回転するよう
に、第2駆動モータ11を制御する。これにより、第2
駆動ベルト12はD′方向に回転駆動され、NDフィル
タ7は、第2駆動ベルト12の第4突起部12bに押し
出されて露光光路内に挿入される。
【0075】尚、モノクロ複写の前にフルカラー複写が
行われていた場合には、露光光路内には赤フィルタ6が
残されているが、NDフィルタ7が上記のように露光光
路内へ挿入されるとき、NDフィルタ7の押出部7cが
赤フィルタ6の当接部6bに当接しながら赤フィルタ6
を露光光路外へと押し出す。これにより、赤フィルタ6
にかえてNDフィルタ7が露光光路内に交換挿入され
る。
【0076】この後、光走査部によって光走査が行わ
れ、原稿3からの反射光は、可視域における全波長にわ
たる光が上記NDフィルタ7を透過し、この結果、感光
体24には原稿3における白黒濃度に対応する静電潜像
が形成される。
【0077】そして、上記における静電潜像は、図2に
示すように、黒の現像剤を有する黒色現像槽29内の現
像剤で現像されて可視化された後、転写チャージャ44
にて中間転写体33へ転写される。この後、上記フルカ
ラー複写の場合と同様にして、中間転写体33のトナー
像が転写紙47に転写され、さらに定着装置35で画像
が定着されてモノクロ複写画像が得られる。
【0078】尚、モノクロ複写の後にフルカラー複写が
行われる場合、マイコン19は、所定の回転ステップ数
だけC方向に回転するように、第2駆動モータ11を制
御する一方(図7)、所定の回転ステップ数だけA方向
に回転するように、第1駆動モータ8を制御する(図
3)。これにより、第2駆動ベルト12は、図7に示す
ように、C′方向に回転駆動され、第4突起部12bは
一点鎖線で示す位置に移動し、NDフィルタ7は、第4
スプリング部材16により一点鎖線で示す退避位置に引
き戻される。また、駆動ベルト8は、図3に示すよう
に、A′方向に回転駆動され、青フィルタ4は、第1駆
動ベルト9の第1突起部9aに押し出されて露光光路内
に挿入される。これにより、NDフィルタ7にかえて青
フィルタ4が露光光路内に交換挿入される。
【0079】尚、本実施例においては、青、緑、赤の順
に色別分解露光が行われるようになっているが、どの色
から分解露光されてもよく、順番はこれに限定されな
い。例えば、第1フィルタとして赤フィルタ、第2フィ
ルタとして赤フィルタ、第3フィルタとして緑フィルタ
を用いれば、赤、緑、青の順で色別分解露光を行うこと
ができる。
【0080】
【発明の効果】請求項1の画像読取装置のフィルタ交換
装置は、以上のように、原稿からの反射光を三原色に色
分解する第1フィルタ、第2フィルタおよび第3フィル
タの他に、第4フィルタをさらに備え、各色別の分解露
光が終了する毎に所定のフィルタを露光光路内に個々に
交換挿入できる画像読取装置のフィルタ交換装置におい
て、上記第1フィルタと第2フィルタとは、露光光路を
介して、第1駆動ベルト上に対向配置されると共に、
第3フィルタと第4フィルタとは、上記第2フィルタ
と第4フィルタとが対角の位置に配置されるように、露
光光路を介して、第2駆動ベルト上に対向配置され、上
記第1駆動ベルト表面には、該第1駆動ベルトが駆動す
ることによって、第1フィルタに形成された第1突片に
当接しながら第1フィルタを露光光路方向に押し出す第
1突起部と、第2フィルタに形成された第2突片に当接
しながら第2フィルタを露光光路方向に押し出す第2突
起部とが形成されると共に、上記第2駆動ベルト表面に
は、該第2駆動ベルトが駆動 することによって、第3フ
ィルタに形成された第3突片に当接しながら第3フィル
タを露光光路方向に押し出す第3突起部と、第4フィル
タに形成された第4突片に当接しながら第4フィルタを
露光光路方向に押し出す第4突起部とが形成され、且
つ、上記第1フィルタ、第3フィルタおよび第4フィル
タには、常に露光光路内から離脱する方向に力を付勢す
手段として、第1付勢手段、第3付勢手段および第4
付勢手段が各々設けられると共に上記第1駆動ベルト
と第2駆動ベルトには、駆動する手段として第1ベルト
駆動手段と第2ベルト駆動手段が各々設けられ、且つ、
上記第1ベルト駆動手段と第2ベルト駆動手段との動作
を制御する制御手段が備えられており、上記制御手段
は、露光光路内に挿入されている第1フィルタに代え
て、第3フィルタを露光光路内に交換挿入する場合、上
記第1付勢手段により、第1フィルタを露光光路内から
離脱させると同時に、上記第3付勢手段による付勢に抗
しながら、第3フィルタを露光光路内に挿入し、露光光
路内に挿入されている第3フィルタに代えて、第2フィ
ルタを露光光路内に交換挿入する場合、上記第3付勢手
段により、第3フィルタを露光光路内から離脱させると
同時に、第2フィルタを露光光路内に挿入し、該第2フ
ィルタを介しての露光終了時までに、第1駆動ベルトの
第1突起部を第1フィルタの第1突片に略当接する位置
まで移動させ、露光光路内に挿入されている第2フィル
タに代えて、第1フィルタを露光光路内に交換挿入する
場合、上記第1付勢手段による付勢に抗しながら、第1
フィルタを露光光路内に挿入すると同時に、該第1フィ
ルタによって、第2フィルタを露光光路外へ押し出し、
露光光路内に挿入されている第2フィルタに代えて、第
4フィルタを露光光路内に交換挿入する場合、上記第4
付勢手段による付勢に抗しながら、第4フィルタを露光
光路内に挿入すると同時に、該第4フィルタに設けられ
た押出部によって、第2フィルタに設けられた当接部を
押すことにより、該第2フィルタを露光光路外へ押し出
し、露光光路内に挿入されている第4フィルタに代え
て、第1フィルタを露光光路内に交換挿入する場合、上
記第4付勢手段により、第4フィルタを露光光路内から
離脱させると同時に、上記第1付勢手段による付勢に抗
しながら、第1フィルタを露光光路内に挿入するよう
に、上記第1ベルト駆動手段および第2ベルト駆動手段
の動作を制御する構成である。
【0081】それゆえ、例えば、第1フィルタ、第2フ
ィルタおよび第3フィルタを用いて連続フルカラー複写
が行われる場合、各色別の分解露光が終了する毎に、第
1フィルタ→第3フィルタ→第2フィルタ→第1フィル
タ…の順で、順次フィルタが個々に露光光路内に連続交
換挿入され、フルカラー複写には使用されない第4フィ
ルタが、露光光路内に挿入されることがない。また、各
フィルタの交換動作は、各色別の分解露光が終了した
後、略同じ交換スピードによって行われる。
【0082】このため、同じ複写スピードで連続フルカ
ラー複写を行う場合、従来のフィルタ交換装置に比べ
て、フィルタの交換スピードを略1/2にすることがで
きるので、フィルタ交換時の動作音が抑制され、画像読
取装置作動時の静音化に寄与できると共に、例えばフィ
ルタの交換スピードを従来なみの速さにした場合、連続
フルカラー複写時の複写スピードの大幅なアップを実現
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、複写機の
フィルタ交換装置を示す概略の斜視図である。
【図2】上記複写機の全体構成図である。
【図3】上記フィルタ交換装置の第1駆動部の動作を説
明する概略の説明図である。
【図4】上記フィルタ交換装置の第2駆動部の動作を説
明する概略の説明図である。
【図5】上記フィルタ交換装置の第1駆動部の動作を説
明する概略の説明図である。
【図6】上記フィルタ交換装置の第1駆動部の動作を説
明する概略の説明図である。
【図7】上記フィルタ交換装置の第2駆動部の動作を説
明する概略の説明図である。
【図8】上記フィルタ交換装置の要部の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】従来例を示すものであり、複写機のフィルタ交
換装置を示す概略の斜視図である。
【図10】上記複写機で連続フルカラー複写が行われる
場合において、各色別の分解露光が行われるときのフィ
ルタ交換装置のフィルタ交換動作を説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
2d フィルタ交換装置 4 青色分解フィルタ(第1フィルタ) 4a 第1突片 5 緑色分解フィルタ(第3フィルタ) 5a 第3突片 6 赤色分解フィルタ(第2フィルタ) 6a 第2突片 6b 当接部 7 NDフィルタ(第4フィルタ) 7a 第4突片 7c 押出部第1駆動モータ(第1ベルト駆動手段) 9 第1駆動ベルト 9a 第1突起部 9b 第2突起部 11 第2駆動モータ(第2ベルト駆動手段) 12 第2駆動ベルト 12a 第3突起部 12b 第4突起部 14 第1スプリング部材(第1付勢手段) 15 第3スプリング部材(第3付勢手段) 16 第4スプリング部材(第4付勢手段) 19 マイクロコンピュータ(制御手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿からの反射光を三原色に色分解する第
    1フィルタ、第2フィルタおよび第3フィルタの他に、
    第4フィルタをさらに備え、各色別の分解露光が終了す
    る毎に所定のフィルタを露光光路内に個々に交換挿入で
    きる画像読取装置のフィルタ交換装置において、 上記第1フィルタと第2フィルタとは、露光光路を介し
    て、第1駆動ベルト上に対向配置されると共に、上記 第3フィルタと第4フィルタとは、上記第2フィル
    タと第4フィルタとが対角の位置に配置されるように、
    露光光路を介して、第2駆動ベルト上に対向配置され、 上記第1駆動ベルト表面には、該第1駆動ベルトが駆動
    することによって、第1フィルタに形成された第1突片
    に当接しながら第1フィルタを露光光路方向に押し出す
    第1突起部と、第2フィルタに形成された第2突片に当
    接しながら第2フィルタを露光光路方向に押し出す第2
    突起部とが形成されると共に、 上記第2駆動ベルト表面には、該第2駆動ベルトが駆動
    することによって、第3フィルタに形成された第3突片
    に当接しながら第3フィルタを露光光路方向に押し出す
    第3突起部と、第4フィルタに形成された第4突片に当
    接しながら第4フィルタを露光光路方向に押し出す第4
    突起部とが形成され、 且つ、上記第1フィルタ、第3フィルタおよび第4フィ
    ルタには、常に露光光路内から離脱する方向に力を付勢
    する手段として、第1付勢手段、第3付勢手段および第
    4付勢手段が各々設けられると共に上記第1駆動ベルトと第2駆動ベルトには、駆動する手
    段として第1ベルト駆動手段と第2ベルト駆動手段が各
    々設けられ、 且つ、 上記第1ベルト駆動手段と第2ベルト駆動手段と
    の動作を制御する制御手段が備えられており、 上記制御手段は、露光光路内に挿入されている第1フィルタに代えて、第
    3フィルタを露光光路内に交換挿入する場合、上記第1
    付勢手段により、第1フィルタを露光光路内から離脱さ
    せると同時に、上記第3付勢手段による付勢に抗しなが
    ら、第3フィルタを露光光路内に挿入し、 露光光路内に挿入されている第3フィルタに代えて、第
    2フィルタを露光光路内に交換挿入する場合、上記第3
    付勢手段により、第3フィルタを露光光路内から離脱さ
    せると同時に、第2フィルタを露光光路内に挿入し、該
    第2フィルタを介しての露光終了時までに、第1駆動ベ
    ルトの第1突起部を第1フィルタの第1突片に略当接す
    る位置まで移動させ、 露光 光路内に挿入されている第2フィルタに代えて、
    1フィルタを露光光路内に交換挿入する場合、上記第1
    付勢手段による付勢に抗しながら、第1フィルタを露光
    光路内に挿入すると同時に、該第1フィルタによって、
    第2フィルタを露光光路外へ押し出し、 露光光路内に挿入されている第2フィルタに代えて、第
    4フィルタを露光光路内に交換挿入する場合、上記第4
    付勢手段による付勢に抗しながら、第4フィルタを露光
    光路内に挿入すると同時に、該第4フィルタに設けられ
    た押出部によって、第2フィルタに設けられた当接部を
    押すことにより、該第2フィルタを露光光路外へ押し出
    し、 露光光路内に挿入されている第4フィルタに代えて、第
    1フィルタを露光光路内に交換挿入する場合、上記第4
    付勢手段により、第4フィルタを露光光路内から離脱さ
    せると同時に、上記第1付勢手段による付勢に抗しなが
    ら、第1フィルタを露光光路内に挿入するように、上記
    第1ベルト駆動手段および第2ベルト駆動手段の動作を
    制御する ことを特徴とする画像読取装置のフィルタ交換
    装置。
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